たびら昆虫自然園は昆虫標本も凄かった その3(2016 0703)

7月3日。
長崎県平戸市たびら昆虫自然園の昆虫標本紹介シリーズ最終回。
一番好きなコガネムシを。

国内外の綺麗なコガネムシがいっぱい詰まった箱もあり大興奮。
光沢や色のグラディエーションが好きな理由。
日本産カナブンでも色彩の個体差があり樹液に止まっているのをじっくり見るのも楽しい。

標本箱で気に入った個体を撮影したので紹介。


何とも言えない色合い。


透明感のある深い緑。良く見ると光の当たり具合で色合いが変わる。


濃いブルー。フクエアオカナブンもストロボたくとこのような色になるが標本箱で見るそれは地味―――なほぼ黒っぽい青。
箱の中でこんなに青くはない。この種類はさすがである。自分で取りたいなあ。


この色合いも素敵。


これも緑系。より深い緑。若干青みも感じた。美しすぎるのだ。

[番外編]
これらの標本を堪能できただけでも素晴らしいのに、今回はさらに凄い展開に。

じっくりと標本を観察、撮影に没頭していた私だが、子供たちはお土産を見たり、図鑑を見るため先に標本室から退室していた。
そんな中、子供たちが私を呼びに来た。

何と、虫の先生(場内を案内してくれた人とは別の方)と何故か仲良くなった子供たち。バックヤードに案内されていたのだ。
長崎の離島を含めた昆虫の話で4人が盛り上がり、倉庫に置かれている標本などリクエストに応える形で色々と出してくれたのだ。
まずはこれ。


各地のセンチ、オオセンチコガネ。
興味深い産地がたくさんありこれだけでも1時間以上は見ておきたかった。
が、そんなに時間もなく
矢継ぎ早に、マイマイカブリ、クワガタなどを見せていただき、興奮の中でこの施設をあとにした。
本当に昆虫好きにはたまらない施設だ。よ。ここはお奨め。