経時変化

創作童話 博士(はくし)が100にんいるむら*1より。

 100にんのはくしがうまれたら、8人がゆくえふめいしぼうしています。
 はくしをもちながら、あすへのきぼうをうしなったのです。
 (中略)
 にほんのじさつりつは10まんにんあたり24にんていどです。
 でもでも、はくしたちは100にんのうち8にんがふめいまたはしぼうです。
 10まんにんあたり8000にんです。
 とうきょうとだったら、人口1200万人ですから、960000にんです。
 (中略)
 じっさいにまいとし1000にんのはくしが
 しんだりゆくえふめいになっています。

私に、「大学院に入って研究者になったらいいのに」と言ってくださる方は何人かいらっしゃいます。
今の私は全くの無所属で、しかしそれでも関係性の中で≪当事者性≫を生きている。 それは「不登校・ひきこもりの当事者です」というのみではなく、関係性の中を生きている以上、私はそれに応じた流動的な当事者性を生きている。
私がこれから何らかの機関や組織に属することになったら、それは「ひきこもり当事者が仕事をしている」というのみではなく、そういう経歴を持つ人間がリアルタイムの新たな当事者性の中に巻き込まれていく、ということでしょう。



*1:via id:contractio:20050504#p1