「ほとんど見たことがない」 ⇒ 「1割は発達障碍」

斎藤環氏は、数年前までは

 ひきこもり事例を20年*1、2000人以上みてきたが、発達障碍はほとんど見たことがない

とおっしゃっており(参照)、これは業界内で際立って批判的な態度表明だったのですが、


最近のラジオでは、「全体の一割は発達障碍」という発言をされているようです。

 見過ごされてきた発達障害の人は一定数いるだろうとされていますが、この割合は精神科医によって判断が分かれるところで、3割以上いるという人もいれば、私のように1割ぐらいだと言う人もいます。 ひきこもり問題を考える TBSラジオ「Dig」テキスト化 Part.3

たいへん大きな立場の変更です。


私は「ほとんど見たことがない」という斎藤氏のお立場を自説の励みにしていたので、この変更にどういういきさつがあったのか、気になります。



*1:「1986年ごろから」とのお話だったと思います。