「サウンド・オブ・ミュージック」('13/8/15マチネ)

サウンド・オブ・ミュージック


††キャスト††
マリア 江畑晶慧
トラップ大佐 深水彰彦
修道院長 秋山知子
エルザ 八重沢真美
マックス 勅使瓦武志
シュミット はにべあゆみ
フランツ 南圭一郎
シスター・ベルテ 山本貴永
シスター・マルガレッタ 矢野侑子
シスター・ソフィア 西浦歌織
ロルフ 岸佳宏
リーズル 若奈まりえ
フリードリッヒ 大平遼羽
ルイーザ 森重実穂
クルト 河内光
ブリギッタ 大森未来衣
マルタ 伊藤心菜
グレーテル 宿口詩乃

男性アンサンブル
玉真義雄/柳隆幸/五十嵐春/野村数幾/小松貴行/佐藤幸治/荒井孝/諏訪友靖

女性アンサンブル
長寿真世/松尾千歳/兼田怜奈/小島由実子/吉田絢香/渡部真理子/辻奈々/小林貴美子



名古屋公演へ行って参りました。
名古屋と言えば、昨夏ウィキッドで貰ったパスポート。
イベントの告知は無かったけど、スタンプくらいは何処かにあるだろーって思っていました。
今回はザルツブルク入国、とわくわくしていたんですが、スタンプは見あたりませんでした。
残念ー。


久しぶりに見ると、やっぱり曲がいいですねー。
オープニングの修道院のシーンは大好きです。
今回は、修道院(シスター)のシーン(歌)は全部よかったです。
ところどころ、残念な部分もありましたが、総合するとやっぱりいい作品でした。

この日は、歌イベントもあったのですが、珍しく参加せずに帰ってきました。
それは、イベントに参加してしまうと感動の余韻がなくなってしまう気がしたからです。
参加者が非常に多かったのも理由の一つですが。
しかも、参加手続きしているお子さま達のお衣装とヘアスタイルが…凄すぎて(^^;;
いわゆる盛髪ですか? ティアラまでつけていらっしゃる。
ティアラにみあうドレスも着用。
そのままディズニーランドへ行くなら「かわいー」ですけど、劇場だとひきますよね?
え? そうでもありませんか?


以下、個別感想。
■マリア
江畑さんのマリア。
どうしてもイメージできなかったんですが、第一印象は「可愛い」でした。
エルファバ、アイーダと塗った江畑さんしか見たこと無かったので、素顔がどんなだかわかっていなかったと。
でも、歌もエルファバの「自由を求めて」とか、ドスの利いた重低音が印象的でしたから、マリアって…と思っていたのです。

実際に拝見して、ちょっと内気なマリア、という印象を持ちました。
今まで拝見したマリアが、お日様みたいだったとしたら、もうちょっとしっとりした感じのお月様みたいな感じ。
つまみ食いはお上手でした。食べ物には目がないマリア?

歌は、高い音はどうかな?と思っていましたが、あまり気になりませんでした。
ただ、全体に地声が強くて、SOMだとちょっと浮いてしまう感じです。
マリアには、クラシック風の発声が似合うんだなーと思いました。


■大佐
強面です。
見た目が海軍大佐らしくてよいです。
でも、エーデルワイスは、断然、村さんがいいな。
「アンコール」の時のマックスとの絡みがよかった。
マックスに害が及ぶのを心配する大佐と、「いいんだ」ととどめるマックス。
二人の友情が見えて、とってもよかったです。


修道院
いつも通り素晴らしかったです。
1幕ラストは、何度でも聴きたい。
もちろん、2幕ラストも大好きです。
「私のお気に入り」もいいなあ。


■シスター・ベルテ
キャスト表を見るまで気づいてなかったけれど、山本貴永さんでした。
いや、すっごくよかったですよ。
声は、もちろん、鈴を転がしたような美声です。
そして、堅物っぽい感じもよく出ていて、役にぴったりだと思いました。
エルファバとグリンダの共演ですね。


■シスター・マルガレッタ
東京以来の矢野さんーvv
「あの方」と聞いてびっくりする顔がかわいいです。
ほわほわとあったかくて、大好きです。


■マックスおじさん
軽妙で、でも、「僕の立場も…」という時の重みがあって。
毎回、マックスおじさんに泣かされています。
マックスおじさんも大好きだ!


■ロルフ
うーーん、そうですね。
ラウルの時みたいに苦手ではなかったですけども。
初々しさがないです。
「感謝の花束」で斎藤洋一郎さんのロルフを見た直後だったので、どうしても比べてしまいまして。
正直、ロルフとリーズルの場面は、「感謝の花束」の方が好みでした。


■子役さん達
身長、揃えられなかったんでしょうか。
まず、それが残念。
フリードリッヒとルイーザの身長がほぼ同じとか逆転とかなら、まだ許せますが。
フリードリッヒよりクルトの方が身長が高いって…だめでしょ?
その他の子ども達も、身長が同じくらいで、もうちょっと考えて欲しかったなー。
そして、グレーテルは、まだまだ演技ができてない感じでした。
ちっちゃいから仕方ない? だとしたら、これまでの東京、大阪のグレーテルって偉かったのかーって思ってしまいました。

残念だったのは、主に子役さん絡みでしたが、クルトには今回も泣かされましたし、フリードリッヒの「グバーーーイ」もまずまずでした。
また、しばらくしたら、見に行きたくなってしまうかもしれません(^^)