無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

お昼も

そういえば、もののついでという事で(?)フジテレビの昼ドラを録画して観てみた。凄いな。昼ドラを観るのはたぶんTBSのキッズ・ウォー以来なんだが、この内容を1日30分月〜金毎日、つまり一週間150分という朝ドラを遥かに上回る分量で見続けるなんていやはやなんともはや言葉にならねぇ。

普段低予算の深夜アニメに対して(って言う程観てへんのやけどね)その脚本の荒唐無稽さを微笑ましく眺めさせて貰っているが、あんなもんじゃあない。荒唐無稽なんて言ってすまんと裸足で逃げ出したくなるくらいワンシーンワンカットがトンデモ場面の連続で。その淡々とした編集ぶりから「いやこの半世紀ずっとこうしてますけど何か?」な風格すら感じられた。取り敢えず「最後の昼ドラ」と銘打たれてるからこの枠はこれで終わりなんだけど、このノウハウの蓄積は勿体無いねぇ。どこかで活かしてくんねぇかな。

こんかいきり立った脚本を、大の大人が寄って集って真面目に映像化してくれてるのがまたメタに面白い。演技中に吹き出してNGなんて素振りもみせず実に真剣な芝居ぶりを見せてくれている。自分でも誉めてんのかDisってんのかよくわからねぇがこの枠を見続けて半世紀という方もきっといらっしゃるだろうからこういうのは総てを突き抜けた伝統芸能として観るべきなんだろうな。

その異世界ぶりは朝ドラのそれをも凌駕している。昼ドラのテンプレを貼り付け合わせて本来のプロットまで持っていく強引さは、なるほど、魔法や異世界を素直に使えるラノベの方が遥かに自然でらくちんなのだろうと思わせる。決まった時間枠で有り得ない設定にまで実写で持っていくにはこんな風にするんだなぁと妙に感心してしまっていた。

といっても、強引さが目を引くとはいえちゃんと脚本にはプロットが幹としてちゃんとありそうで一安心。多分、誰が誰に育てられた子かを見極めるのが話の流れの軸になっているようで、そのキーというのがこどもたちの歌う童謡だ。そこでお母さんの"歌い間違い"を継承したこどもが歌う歌を聞いて…という場面が今後も出てくるのだろう。その歌というのが“いぬのおまわりさん”を歌い間違えた"まいごのおまわりさん"でねぇ、、、


、、、て事でヒカルは朝ドラのみならず昼ドラまで観ているのだろうか(笑)。まさかねぇ。でも単なる偶然にしては出来過ぎとるな。やっぱ観たのかな。

或いは、昼ドラがヒカルに主題歌のオファーを出していたのだが断られて…っていやいやいや(笑)。

まぁそんな偶然の一致も面白がれるのも、新曲や新譜のリリースが(時期未定とはいえ)決まっているからで。あと2ヶ月切ったねぇ。


それにしても、あの昼ドラあの続きどうなってるんだろ…たまに観てみようかな…(笑)。