フジファブリック HALL TOUR 2015 Hello!! BOYS & GIRLS @日本特殊陶業市民会館フォレストホール
名古屋 日本特殊陶業市民会館フォレストホール
開場 17:15 / 開演 18:00
10月中旬頃、チケットぴあで売ってる名古屋の座席を見たら
自分の座席(※FABch最速先行)とまぁまぁ近くて戦慄。
(というかFABchに対しても少し戦慄。笑)
他の土地は見栄え悪くない程度には埋まってた。この名古屋だけが・・・
発売してからだいぶ経ってからって次々とチケットって売れるもんでもないから
厳しいんじゃないかなーとは思っていた。
そしてちょっと心配だった。
目に見えるぐらい埋まってないホールでライブ見た事なくって。
雨の名古屋
日本特殊陶業市民会館には駅から地下道でつながってたんだけど
行きはよくわからなくて地上から行ってしまった。
着いたらショボショボと人がいた。古めかしい建物。
野音で売り切れてたツアーグッズの金澤珈琲買えた。
A DAY IN THE LIFEのLPもまだ売ってた。
最後列は31列まであるんだけど開演10分くらい前で22列目までしか埋まってなくて(うしろから入って確認した)
バルコニーっぽい2〜4階には人が入っていなかった。幕かなんかかけてたのかな。
さ・さびしい・・・
会場も心なしか薄暗くて
SE鳴ってもお客さんがなかなか立たず
とてもおとなしい雰囲気で始まった。
あんまり後ろは振り返らなかったけど、
開演してからしばらく、ちょっと、気になった。
そのせいか最初はちょっと堅苦しく、ぎこちなくなってしまった。
でも、途中から会場があったまる感じがあって、
もうどうでもいいやーと思った。
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セットリストの変更について
やはり野音スペシャルの曲はガラッと入れ替わってた。
サボテンレコード・モノノケハカランダ・打上げ花火・銀河 out
徒然モノクローム・マボロシの街・バタアシ Party Night・赤黄色の金木犀 in
本編の3曲変わるだけで随分ツアーの雰囲気変わるね。
レア曲全部なくなり、いつものド定番セットリストっぽくなった。
代わりに他の今までやってない曲やってくれるかと思ってたよー。
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Green Bird
1曲目くるのわかってたから覚悟してた。
山内くんがこの曲を歌う時の気合い入る感じ、胸を張って風を切る感じが好きだ。
虹
この前GACHIで、全部一人で弾いてた虹、今は仲間がいる………!と思うと急に鳥肌立って泣きそうになった。
山内「今日は足元の悪い中(←噛む)お越しいただいてありがとうございます。」
Small World
Cメロの「銃で撃っても壊れぬロケット〜〜〜〜〜〜」の伸びが半端なかった。
歌ってて自分で気持ち良くなってしまったんじゃないだろうかという程。
robologue
この曲のアウトロほんっと好き。何回でも観たい。
歌う自分を解放する時間があるように、(後ほど出てきますが…)
ギターを弾く自分を解放する時間も与えられたという感じ。
反ったり足折り曲げたりの動きを見るとギタリスト戻ってきた、と思う。
(2009年ぐらいの動きが好きで好きで)
今は曲の最後にセッション的な感じだけど、
今ならばもう思い切ってインストとかやっても大丈夫なんじゃないだろうか。
若者のすべて
ECHO
この前のGACHIから、ものすごくピターッと歌う若者のすべて。
若者のすべてからECHOに移った時、声がふわっと解放されたように感じた。
自分の作った曲でこんなに声変わるのかーと思った。
若者のすべてを歌う山内くんは、「志村の曲を歌う山内くん」の人格になる。気がする。
ECHOは山内くんそのものって感じ。
LIFEツアーで重なって見えた姿、山内くんが歌い込めば歌い込む程その影は消えていく。
山内「メンバーがメンバーにインタビューをした曲をやりたいと思います。
メンバーにインタビューされるってすごくない?」
金澤「すごいよー。この人(加藤)結構掘り下げますよ。」
客:笑
マボロシの街
やっぱり初めて演奏される曲を聴く瞬間ってとても特別なものだなー。
この曲がこんなにエモくなるなんて思わないじゃないですか〜。
この曲の持つ少年っぽい真っ白さに引っ張られて山内くんの歌も無垢な感じに。
とても瑞々しかった。
終わってから山内くんが「いい曲。」
子供みたいに「初めて演った!」って言った。
山内「ほんといい曲が多いんですよー。若者のすべてが出来た時も、みんなでガッツポーズする感じだったんです。「これ良くね?」って。」
山内「名古屋で初めてライブをやったのは・・・・・エル?」
金澤「エル?アポロ?」
山内「アポロだったかな?」
金澤「エルかアポロか分からないけどそのどちらかだったのは間違いないと思います(笑)。」
あとで金澤くんがポソッと「やぱりエルかな。」って言ってた。
山内「その時、しずか〜で、名古屋のお客さんおとなしいって印象あった。」
金澤「あったあった。」
山内「でもある瞬間、急に盛り上がる感じがあった(笑)。その時、受け入れられたーって感じしましたね。……今日、大丈夫ですか?おとなしくない?」
客:笑
山内「(MC)今日は自由やね!」
金澤「最近、自由であろう、と思って。でも、犬とかロープ?綱?手綱?でつながれてるじゃない。」
山内「リードね。」
客:笑
金澤「あれはずしても、そんなに遠くにいかないでまわりでうろうろしてるタイプですよ、僕は。」
金澤「犬といえば、実は先日、犬にかまれまして。」
客:えーーーーー
金澤「膝のあたりを。今も跡が残ってるんですけど。」
客:ええーーーーー
金澤「散歩してる二匹の犬が近づいてきまして。ガブー!って。犬種は恥ずかしくて言えないんですけど。」(と言いつつ言いたげ)
金澤「チワワに噛まれたんです!」(すぐ言った。笑)
山内「えーあのかわいい犬に。」
金澤「名古屋の人は受け入れてくれると思ったので、思い切って言いました!」
客:笑
山内「ベース加藤慎一!」
山内「今日は加藤さん中心に廻ってるね。」
加藤「ライブが?地球が?」
客:笑
加藤「でも犬で話膨らませられないよ?」
金澤「犬で膨らませなくていいから。」
山内「さっきワンッ!って言ってたよね。」(←シャリー)
客:笑
山内「ギター、名越由貴夫!」
名越「ワン。」
客:笑(!!!)騒然
山内「ずるい。」
客:笑
山内「憧れのギタリストがこんな事するなんて……。」
客:笑
山内「ドラム、BOBO!」
(ワンって言わない)
山内「言わんのかい!!!」
山内「孤独を感じるのは、相手がいるからだと思うんです。
相手をいるから感じられる。それって素敵な事だなーと思うんです。
そういう事を歌った、ALONE ALONE ALONEという曲をやりたいと思います。」
真面目な話をする時、落ち着きなくギターのネックの部分ガシガシ握ってた。
バタアシ Party Night
バタアシの後半、おいしょ、という感じでギターを置いておもむろにハンドマイク。
お客さんの目線に合わせるようにステージの上でしゃがんだり四つん這い?になったり
ハンドマイクのコードをムチのようにしならせて楽しそうだった。
加藤さんの肩に手を乗せてじっと顔見ながら歌ったりとか。
やりたいなーと思いついた事全部やってる感じがする。笑
山内くんはいい意味で羞恥心がない。
Girl!Girl!Girl!
火が着いたっぽくハンドマイクのままGirl!Girl!Girl!
君の白い胸まで滑り込みだね〜で手をかざして客席のぞき込むような動き。
「愛を込めてる〜」でコード握る左手力む感じで愛を込めてた。
名古屋のGirl!Girl!Girl!は温泉みたいだな、と思った。
茹だった感じ。(会場の空気も、歌ってる人の表情も。笑)
たのしい!
野音の時もっと混ざれーと思っていたので、望んでいた雰囲気。
ごった煮の幸福感。あれはあれでいいの。
しかし、ということは、Girl!Girl!Girl!のギター弾く姿は野音で終了……?
それはそれで惜しいような。早すぎるハンドマイク化。笑
歌い終わった後、
山内「ハンドマイク楽しーーーー!」
客:笑
山内「ギタリストとしてデビューした時は、桜の季節でギターを弾いていた時は、
こんなふうになるとは思ってもみませんでした・・・・・。」
客:笑
確かにあの頃のバリバリギター弾いてる山内くんに「将来この曲ハンドマイクで歌っから。」って言って
Girl!Girl!Girl!渡しても「はぁ?」だろうな。
夜明けのBEAT
○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○
後ろに点在しているこういうライトが柱をくるくるまわったり。
シンプルだけどいろんな表現が出来て、かわいい照明。
Magic
「オーオーオー」で山内くんが手を振ってたら
腕からボガライトがはずれて落ちそうになるのをギリギリキャッチ。
あれはずれやすいね。
山内くんが腕に着けてる赤いボガライト、電源みたい。
ライブでアンコールまで終わってアンプの光が消えたらほんとに終わりだなーって感じて寂しい。
ああいう感じ。光が点いてる間だけ音が鳴っている、生命維持装置みたい。
アンコール
ツアーグッズ着用 山内:白地にグリーン文字T 金澤:パーカー 加藤:黒地に白文字T
BABY
アンコールでツアーT着てこの曲歌ってると、
ただ普通の兄ちゃんが家でアコギ掻き鳴らして自作の歌歌ってるみたいに見える。
(それが良い)
赤黄色の金木犀
この曲のチェンジ、嬉しかったなー。
秋、っていうかもうほとんど冬だけど、季節感感じて。
物心つかぬまま聴いた曲を物心ついた今、再び噛みしめながらじっくり聴けるしあわせ。
LIFE
最近よく最後に歌うからエンディングの曲みたいに聞こえてきた。終わりを告げる明るい曲調がちょっと寂しい。
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ライブっていうのは、客席も込みでライブなんだなーという事を感じた。
ステージの上が素晴らしければそれでいいんだけど、やっぱりそれだけじゃないなぁ。
フジファブリックはいつも通りの熱いライブ。
客席がどんな状況であろうと変わらないんだね。
きっと、ものすごく悔しかっただろうけど。
東京だけは人が集まるけど、地方だと人が集まらないというのは
まぁまぁ名の通ってる他のアーティストでもそういう傾向が顕著な気がする。
だからといって東京ばっかりになったら困るし
いつまでも地方でライブやり続けて欲しいし
ライブハウスとホール、両方出来るアーティストであって欲しいし。
金澤珈琲
パッケージが想像以上に凝っていてオシャレで、
ダンク式コーヒーバッグの作りもとてもしっかりとしていて、
コーヒーもフカフカに入っていて、丹精込めて作られている事に感動した。
噛みしめながら入れたので、少し濃いめに仕上がった。
これでライブ明けの月曜の仕事も乗り切る事が出来た。
(ダンク式よりドリップバッグの方が調整しやすいかもしれない…。)
SET LIST
Green Bird
虹
Small World
夢みるルーザー
シャリー
徒然モノクローム
キノウ
robologue
若者のすべて
ECHO
ALONE ALONE ALONE
マボロシの街
バタアシ Party Night
Girl!Girl!Girl!
夜明けのBEAT
Magic
星降る夜になったら
夜明け前
en1.BABY
en2.赤黄色の金木犀
en3.LIFE