TOKYO SESSION -Rockin' Gambler- 第七夜
TOKYO SESSION 第七夜
フジテレビNEXT
12.9(SAT)23:00-24:00今回は奥田民生、斉藤和義、山内総一郎による、本人セレクトカヴァー&セルフカヴァーという選曲でセッションがスタート。
Vocal, Guiter, Bass, Drumsとパートを曲ごとにチェンジしながらというスタイルで、普段は演奏することのない楽器を担当するスペシャルなセッションとなった。【MC CLAN】
ムッシュかまやつ(Bar Monsieurオーナー)
KenKen(Bar Monsieur 店長)
シシド・カフカ(Bar Monsieurバーテンダー)【第七夜SESSION CLAN】
奥田民生(Vo/Gtr/Ag/Bs/Dr)
斉藤和義(Vo/Gtr/Ag/Bs/Dr)
山内総一郎(Vo/Gtr/Ag/Bs)
見始めてすぐ「あばばばばばば」ってなった・・・・・
始まる前はTOKYO SESSIONのインスタとか見てて「山内スルーっぷり怖い」「斉藤さん連投」「シシド・カフカ連投(出演者ではなく司会者……)」「山内くんがやっと登場したと思ったらそのあと親の敵みたいに斉藤さん連投」とか思ってすいませんっしたー。今年見た映像の中で1、2位を争うような素晴らしい番組でした・・・・・・(1、2位を争ってんのはぴあフェス)
映像でもスルーだったらどうしようと思ったけど、むしろ拾い上げる!みたいな。ありがとうございますありがとうございます。ですよねーあんないい顔して演奏して笑顔見せてきたらたくさん採用しちゃいますよねー。んねー。
山内くんは演奏中ほんっと表情豊かだね。楽器弾いて大好きな先輩達と音楽に身を委ねて嬉しくてしかたがないって感じ。
戦場みたいなピリピリした現場も経験になるというかそれはそれでおもしろいと思うけど、TOKYO SESSIONは番組が素晴らしいシチュエーションを用意してくれて、共演の奥田さんと斉藤さんの音と懐の深さが心地良くて、山内くんが心からリラックスして音楽を楽しめてる感じがして、やっぱりこういうのが嬉しいし、こういうのが好きだ!!!
とにかく見所がたくさんありすぎて。歌や選曲もそうだし、共演者のみなさんの歌や演奏も注目していきたいところだけど、「ギターではああいう感じの人がベースでどういう表現するか」っていうのにものすごく興味があって、初見ではベースの音ばっかり聴いてしまったし、コーラスばかりに気持ちがいったし、山内くんの挙動にかなり目を奪われてしまった。
ギターの人がベースを弾くというのはどういう気持ちなんだろう。同じ弦楽器で運指もイメージしやすそうな気がするけど。山内くんは顔も体も完全にギター弾く人として完成してしまっているのだよね。こういうベーシストってなんか想像し難い。だからなんかとても不思議不思議不思議って思いながら観てた(聴いてた)。エッジの効いてる弾き姿だなと思った。
山内くんが使ってたベース、チューリップみたいな形してるなー、どこのなんていうやつだろうなーと思って「チューリップみたいな形をしたベース」(そのまま)で検索したらあーこれっぽい!みたいなのが出てきた。正式な型式とかはわかんないけどDanelectroというメーカーの「LONGHORN」という種類でしょうか。フォルムがぽっちゃりした猫っぽくてかわいい。
(シシド・カフカ)いらっしゃいませ
(山内総一郎)民生さん!←先に座ってる奥田民生を見て、階段を降りながら
(KenKen)あ!山内先生!どうぞどうぞ。
(山内総一郎)KenKen………あ、初めまして。
(シシド・カフカ)初めましてーシシドです。
(KenKen)二人は初対面?
(山内総一郎)そうですね。
(シシド・カフカ)ライブは観に行かせていただいた事あるんですけど。
(山内総一郎)ほんとですか!ありがとうございます。
(シシド・カフカ)お話するのは初めてですね。
(山内総一郎)そうですね。
まっすぐ山内くんを見るシシド・カフカ。そうかーフジファブリックのライブ見た事あるんだー。芸能人は誰でも楽屋に遊びに行くわけではないんだね。
(KenKen)俺は韻シストってすごい仲良しの大阪のバンドがいて、TAKUちゃんが(山内くんと)超マイメンで、その流れでちょいちょい。
(山内総一郎)その前にKenKen初めて合ったのはたぶん14才ぐらいの時で。
(KenKen)なんだろう?それよく覚えてない。なんだっけ?
(山内総一郎)俺も19…8、センチメンタルシティロマンスの中野督夫さんのレコーディングに呼んでもらって。
(KenKen)あーーーーーー
(山内総一郎)その時に
(奥田民生)いたの
(山内総一郎)そう、モデルみたいな…人が来たなーと思って。
(KenKen)ほっそりしてましたから、だいぶ(笑)華奢な。
(山内総一郎)その頃から髪の毛長くて。
(KenKen)ロン毛だったロン毛だった
(山内総一郎)ロン毛だって、その時にわーこの人年上だろうなと思ったら
(KenKen)14才ぐらいだった(笑)
(山内総一郎)と、としし(年下)・・・東京すごい!と思った。
(KenKen)あはははは。出てきたばっかりぐらい?
(山内総一郎)出てきたばっかりの時。
と、山内くんが目を剝きながら話してた。笑 なんか今日、山内くんめちゃくちゃ目がデカいな……。
(KenKen)お二人は?
(山内総一郎)事務所の先輩です。
(KenKen)なるほど。初めて会ったのは何年前ぐらい?
(山内総一郎)それは僕、初めて会ったのは、お見掛けしたのは神戸チキンジョージに来てた時に、たまたま知り合いがライブが一緒で、楽屋に遊びに行かせてもらった時に「うーわーやべー、奥田民生だー」と思って(笑)
奥田民生、声を出さずに笑う
(山内総一郎)一緒に行った友達も興奮しちゃって「民生やー!」みたいになって。
(KenKen)呼び捨て(笑)
(山内総一郎)もう呼び捨てになっちゃう。
(KenKen)わかるわかる(笑)
(山内総一郎)まぁそっからまぁ事務所に入って、でも今の事務所に入るきっかけっていうのも、民生さんがいるから入ろうと思って入った事務所なんで。はい。
(奥田民生)んふっ、そうなの?(笑)
(全員)笑 全員が笑う中、真顔の山内
(山内総一郎)そうなんです。
(奥田民生)そうなの。
(KenKen)どんな先輩です?その、イメージしてた感じと。
(山内総一郎)最初イメージしてたのは、やっぱりこう、すごく好きな音楽をこう追求してて、なんのストレスもなくやられてるんだろうな、みたいな(笑)
(奥田民生)笑
(山内総一郎)見える、その当時は見えたんですけど、
(奥田民生)今はわかってるのか(笑)内情をわかってるのか
(山内総一郎)今もわかんないですけど(笑)
(KenKen)知り合えるまでの道のりっていうのがね、逆にロマンになってるんですよね。
(山内総一郎)確かに。
(KenKen)二人でプライベート過ごした事あるの?
(山内総一郎)たまにでも……
(奥田民生)あのね、ま、飲み仲間なんで、飲むので、呼ばれる訳よ。割とね、トラブルが起きる時に(笑)
(山内総一郎)あはははははは
(奥田民生)たまたま来てて、バンドエイド買ってきてくれる。人が倒れてる、みたいな(笑)。
(山内総一郎)「僕あの、病院ついて行きます」みたいな。
(奥田民生)「ガラスが割れた」「ちょっと血が」とか言って、凹んでるYO-KINGを
(山内総一郎)あははははは
(KenKen)他にどんな方がいるんですかその会は。
(奥田民生)だいたいだからいつもFLYING KIDSの浜ちゃんとか、トータスとか、えーなんだっけ、なんとかの和義とか。
(山内総一郎)なんとか和義さん(笑)
(KenKen)なるほど。音楽の話とかするんですか?そういう時って。
(奥田民生)いや、しない、しない……
(KenKen)逆に全然関係ない話になるんですか。
(奥田民生)楽器ぐらいかな。
(山内総一郎)楽器の話は。
YO-KINGの絆創膏の話、奥田さんが山内本でコメントしてた話だー。
斉藤和義登場
(KenKen)割とこのお二人は、民生さんと和義さんは一緒にいるイメージありますけど、総一郎くん的には……
(奥田民生)でも仕事もしてるでしょ?
(斉藤和義)うん。
(山内総一郎)斉藤さんのツアーでギター弾いた事もあってー
(KenKen)ツアーのサポートメンバーみたいな事?
(山内総一郎)そうですそうです。それこそあの、ま、僕らフジファブリックってバンドでそのーボーカルの志村くんが、ま、旅立って、でーそこからまぁ再開してやってるんですけども、そのー直後ですかね、斉藤さんのツアーに呼んでいただいたりとかして。
(奥田民生)実力派だからね。
(山内総一郎)実力、派(笑)
山内くんが「志村君が旅立って」って表現したのは、この番組の冒頭でKenKenとシシド・カフカがこの店のオーナーであるムッシュかまやつさんが旅に出てなかなか帰ってこないって設定で話をしていた事を受けていて、なんかそういう機転がいいなと思って。(心なしか山内くんがそう表現したあとパァッ…てちょっと明るい顔してたような。いつも直接的な言い方したくなくて淀むもんね)
(KenKen)初めてお互いの曲を耳にする事があると思いますけど、いつ頃?最初に聞いた曲
(山内総一郎)やっぱりこうーあれじゃないですか、テレビだラジオだって聞いて、とか、まぁ父親が音楽やっててドラマーで、でよくCDを買ってきてたんすよ。その中にお二人のCDとかあったりしてて、……民生さんなかったな。
奥田さん、ズルッとなる
(全員)笑
(山内総一郎)民生さん、僕は自分で、自分で買ったんです(笑)
馬鹿正直。笑 奥田さんをフォローしながら奥田さんの肩に触る。山内くんってあんまり人に触れるイメージなかったからソフトタッチ意外だった。笑
(奥田民生)俺(斉藤和義を)初めて見たのがピアノ弾いてたから。だから、なんか、チッて思って。
(全員)笑
(山内総一郎)民生さんそういえばピアノ弾けないっすよねー。
(斉藤和義)俺も全然弾けないけど、その……
(奥田民生)それでデビューしたらいかんだろそしたら
(山内総一郎)あはあはあはあは
(斉藤和義)それでデビューではないけど、あれはたまたまなんとなく
(奥田民生)たまたまって(笑)
(斉藤和義)作っちゃったのがピアノだったから
(奥田民生)ピアノ弾けたらかっこいいなと思うんですよ今でも。でもやっぱ一生無理なんだろうなーと思って。俺はだからピアノ弾くというけど、俺は押してるだけだから。
(山内総一郎)んーふふ…。 ←奥田さんの方を見ながら、鼻にかかった困り笑い(かわいい)
ピアノ……って話してる時山内くんも斉藤さんも机で指がピアノ弾いてんのかわいい。
(KenKen)最初に憧れたギタリストとかいるんですか?
(山内総一郎)ギタリストっていうのに憧れてギター弾いてなかったんで最初は、あの……弾くのが楽しくてやってて、弾いていろいろコピーしてると、これは別格だなと思って好きになったのはジェフ・ベックですね。
(KenKen)あーーー
(山内総一郎)別格というかその
(奥田民生)出来ない
(山内総一郎)出来ない、もう何やってるかわかんないっていうところで、でも歌みたい、二人といない音だなっていうので好きになったのがジェフ・ベックですかね。
手持ちぶさたなのもあると思うけどこういう時山内くん飲み物めっちゃ飲む。笑いながらのさっとテーブル叩いたり、手を叩いたり。セットのカジノのルーレットみたいなところに奥田さんと山内くんが猫みたいに手を掛けてんのがかわいかった。
照明のせいか楽しいせいか(どっちもか)、目が終始キラキラしてた。
山内くんはいつもちょっと恥ずかしそうに話す。物腰がめちゃくちゃ柔らかい。友達とかの前だともうちょっと違うんだろうけど。
山内くんはなんであんなに歯並びいいのに笑ったりする時とかよく口元を手で隠すのだろう。(と思ったら歯むき出しでギャーッと笑ってる事もあるし?)
セッション、はっぴいえんどの選曲について
(山内総一郎)民生さんと斉藤さんと今までいろんな曲やらせてもらったんですけど、そういえば日本のこういうはっぴいえんどとかやった事ないなと思って
(KenKen)やっぱりはっぴいえんど今聴いても素晴らしいですね。はっぴいえんどの魅力って何ですか?
(山内総一郎)やろうと思っても、雰囲気を似せるとかあると思うんですけど、ああはなってるのは見た事ないというか、やっぱり、いろんなアンバランスがあるんだなーと思って。
このコメントすごく好きだー。いろんなアンバランス。
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■ はいからはくち / はっぴいえんど
山内総一郎(Vo/Gtr)
斉藤和義(Bs/Cho)
奥田民生(Dr/Cho)
いきなりエレキの見せ場もあるし、一発目というのもインパクトがあって気持ち良かった。奥田民生と斉藤和義を率いて山内総一郎ボーカルというのが胸熱……。やっぱりギターうめーなー。
「ぼくはーーーーはーーーーっくっちぃっ」って歌い方、山内辞書の中に今までなくて「今、加わった」って感じで新しかった。二回目の同じような部分、はずれたみたいになったけど、力業で押し切った強引な感じがゴロッとした歌に合ってて良かった。
これ、オリジナルとは全然雰囲気違うんだろうなーと思って本家聴いてみたけど、オリジナルの雰囲気を踏襲しつつ山内くんの若い声(歌)が新鮮味を与えてて、それが面白味となっててすごくいいカバーだなーと思った。「間奏!」って山内くんが勝手にぶっこんできたのかと思ってギャギャギャ!ってなってたら、オリジナルに入ってるんだ!間奏ドラムソロ前に「民生さーん」って言ってた。
っていうかオリジナルもめちゃくちゃかっこいいなー。全然現代にそぐう。松本隆さんの歌詞すっごい。(こかこおら、なんだー)はっぴいえんどって有名な曲あるしアーティストもたくさん名前を出してたくさんカバーしてるけどちゃんと聴いた事ないかも。聴いてみようと思った。
山内くんはほんっと、一緒に演奏してる人の顔を見るね。
(演奏が終わったあと)
奥田「やりきった!」
山内「ははは」
(KenKen)あっという間に。
(シシド・カフカ)まさか民生さんがドラムだったっていう
(KenKen)最高っすよ民生さん。ハイハットのタイムがもう、ベーシストにはたまらない。
(奥田民生)手がもうなんか、震えた(笑)
(KenKen)どうでしたか、やってみて。
(奥田民生)いや、あの、思ったより普通に。
(山内総一郎)初めてにしては、っていう。
(KenKen)ほんとに初めて?三人でやるの。
(奥田民生)そうそうそう。
(KenKen)どうっすかカフカ先生。
(シシド・カフカ)たぶん三人でやったとしても、民生さんがドラム、和義さんがベースっていうそのシチュエーションはないんだろうなと思って、なんだろうこの贅沢な感じ。
(奥田民生)この三人だとね、この(奥田-斉藤)逆も出来るっていう。いろいろ出来るから、だからこの三人。
(山内総一郎)俺もドラム練習して、コロコロコロコロ変えれるように。
(奥田民生)買った?ドラム。
(山内総一郎)ミュート付きで家にハットとかスネアとかありますけど。
(奥田民生)へーー
山内くんがドラム買ったって話聞いて奥田さんがなんか嬉しそう。(そうかーお前もかーって感じ?)
あ、そっかKenKenさんはベーシストだった。今日は三人ともベース弾いたけど、ベースに対してシビアな目で見てたんだろうか、と思ってちょっとドキッとした。笑
山内くんは終わった後さっきの席に戻ってくる時ベース抱えてて、話してる間もずーっとなんかつま弾いてる。楽器抱えてると落ち着くんだろうな
(KenKen)この店、セッションしていただいた方々にバンド名を付けていただいてるんですよ。毎回毎回。今日だけの即席でもいいですけど。
(山内総一郎)これ、やれるんじゃないですか。
(奥田民生)いや、やれる。今回ちょっとこの、偶然・・・・(三人の服が)茶系なんでね。
(シシド・カフカ)ほんとだ(笑)
(山内総一郎)茶色い。
(奥田民生)バンド名……(笑)付けるの好きでしょ(笑)←斉藤さんの方を見ながら
(斉藤和義)いや、そう、まぁ、まぁ(笑)……じゃあまぁ秋だし、「クリ」ですかね。
(奥田民生)笑
(山内総一郎)あははは。
(斉藤和義)クリッ!!!って
「和栗」「栗」「クリ」「くり」ってみんな口々に(笑)
(KenKen)くりですか?表記はどうしますか?漢字ですか?ひらがなですかね?
(斉藤和義)・・・カタカナの方がちょっとエロくていいかな。
(山内総一郎)ははははは・・・ダメでしょそれ(笑)。
「クリ」「クリで」「クリです」「クリ」「こんばんは、クリです」ってまたみんな口々に(笑)
(KenKen)じゃあ決まったところで次の曲ちょっと
(奥田民生)クリ和義が
(山内総一郎)クリ和義(笑)クリ山内、クリ奥田(笑)
バンド名かわいい・・・・・・・
すごいなこういうのがサッと出てくる斉藤さん。
(その前に話に出てきてたドキドキ中毒って名前も最高だった)
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■ スローなブギにしてくれ(I want you)/ 南佳孝
斉藤和義(Vo/Gtr)
山内総一郎(Bs/Cho)
奥田民生(Dr/Cho)
最後「おまえが欲しい〜」って斉藤さんが狂おしく繰り返すところで山内くんもコーラスで何度も歌うんだけど、とにかくベース弾いてんのが楽しいのか、めっちゃニコニコしながら「おまえが欲しいー」って歌ってて色気とかなんもなくて笑った。部活っぽい。
演奏終わって最後、斉藤さんと目が合ってる感じなのいいな。(斉藤さんがちょっと恥ずかしそう)
これも松本隆さん作詞。幅広い!
■「3」はキライ! / カリキュラマシーン
奥田民生(Vo/Ag)
斉藤和義(Ag/Cho)
山内総一郎(Ag/Cho)
それぞれかぶる帽子を選んだりしてるところから映してて、始める前の会話、「ギブソンって感じだ〜」とかギター談義に花咲かせてんのニヤニヤしてしまう。チラッと弾く音がすでに良いしフレーズがフジファブリックの(山内くんの)音だなー。
前奏で最近よくやる山内くんのトレモロ奏法。美しい……。
すごい物哀しい歌だ。三人のユニゾンもハモりも心地良くて綺麗。山内くんは低い声。メインは当然奥田さんの声だよね?幼くて高くてきれいで一瞬誰の声かと。
(KenKen)改めて、音楽との出会いについて聞きたいなと思うところがありますが
(山内総一郎)始めようと思ったのは、自分でギターを弾いて、コードGだったんですけど、Gジャランッて弾いた時に、「あっこれは」と思って、自分で出来るっていう感動と、この先これをやっていきたいっていうなんかこう。
(KenKen)それはいくつぐらいの時?
(山内総一郎)14歳とか……中二中三ぐらいですかね。
(KenKen)なんか、初めてコピーした曲とかあります?
(奥田民生)バンドでコピーしたのは、Day Tripperとか。
(KenKen)おー
(山内総一郎)ん!デーンデデデデー♪(リフ歌う)
(奥田民生)それが出来たからっていう、それを弾けたから。
(山内総一郎)そう弾けたって思わせるリフ…の強さってありますよね。
(KenKen)絶対大事だよね。
(シシド・カフカ)リクエストがありまして、セルフカバーを聞きたいなと。
(山内総一郎)僕のバンドの曲で、若者のすべてって曲がありまして。
(KenKen)なぜこの曲を?
(山内総一郎)この曲はあの、まぁ、斉藤さんや民生さんと、あのー、ま、この曲を一緒にやった事はないです
(奥田民生)ないです
(山内総一郎)ないんですけど、あのー、ボーカルの志村君が旅立った時に、その後ライブをやったんですね。あのー彼の地元富士吉田で、えーと富士Qハイランドのサウンドコニファーってご存じですか?そこでいろんなボーカルの人に出ていただいて、その時にもお二人にも出ていただいて、そういう、まぁ、昔っからこうよく知っててくれる先輩と、まぁ自分達の志村君も含めてのこう、フジファブリックを全部知ってくれている人達と、この曲やりたいなと思って。
(KenKen)僕はちゃんとはたぶん志村君とはお会い出来なかったんですけどあまり、どんなアーティストだったですか?
(山内総一郎)………いやままバンドメンバーからすると、あー、まぁ、あの、変わったヤツだなっていうのが一番(笑)あるんですけど逆に聞いてみたいですね、斉藤さんとか民生さんとかに。
(奥田民生)いやーやっぱりなんか、とにかくそのー、こ、個性っつーんですか、まぁ、代わりのいない感じというか、強烈に持ってましたから、曲にしても、声にしても、すごい才能の塊でしたよ。
山内くんの志村の話聞いてる時の奥田さんの困り眉と拗ねたみたいな顔。(子供みたい)
奥田さんの言葉、強烈だったな…。いつも茶化したりする奥田さんが真っ正面から志村の事話してたの。それ聞いて、ああ、そうだな・・・・・と自分の中で改めて刻みこまれた感じ。
その言葉を隣で聞いてる時の山内くんは、何・・・・思ってんのかな・・・・みたいな。普通の人なら「そうだねーあの人は強烈な個性を持った才能の塊だねー」でいいかもしれないけど、山内くんは、フジファブリックのボーカルだから。
個性。代わりのない。強烈に持ってる。曲も声も。才能の塊。
その言葉は山内くん自身にも返ってきてるんじゃないかなー・・・
いつか、こういう並びで山内くんの作った曲やるところ、見たいなと思った。
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山内総一郎(Vo/Gtr)
奥田民生(Bs/Cho)
斉藤和義(Dr)
やっぱりあの曲を印象付ける最初の鍵盤の音のインパクトはすごいんだなと、なくて、改めて思った。
気負う気持ちは置いといて、張らない声で丁寧に伝わってくる歌い方、大人っぽくて好きだ。山内くんの若者のすべての歌い方は毎回違う感覚があるけど、今回のは「民生さんと斉藤さんと一緒にやる」というところにすごく大きな意味があったんだと思う。山内くんが何回も言っていた、「全部、知ってる人達」との。
予告映像を観た時、サビの「最後の」の「さい」に力を込めるやり方が志村歌いだなぁと思ってた。
奥田さんの最後のコーラスとベース演奏がめちゃくちゃエモかった。奥田さんの熱い気持ちを感じたような。そしてあんなに叫んでるのに決してボーカルを邪魔はせず。不思議。
そして演奏終わった後のなんとも言えない山内くんの幾重にも感情が重ねられたような笑顔。この人こういう顔するよなー。っていうかこういうところだらけでこの人構成されてる気がする。
■ ずっと好きだった / 斉藤和義
斉藤和義(Vo/Gtr)
山内総一郎(Bs/Cho)
奥田民生(Dr/Cho)
この曲について、「好き。俺大好き。」って。ほんと山内くんて好意とかを素直に口にするよなぁ。あんな屈託なく言われたらたまらんだろうなー。
山内くんが「ツアーの時にあの(コーラスの)パートやってたんです」って言ってたけど、フーーーーーってコーラスがめちゃくちゃきれいで聞き惚れた。笛みたいな澄んだ音。楽器みたい。
すごいな、曲が終わるたびあんな笑顔で見てくんのか・・・。
席にまた戻ってきて
(奥田民生)俺のピークは過ぎた。
(KenKen)いやいやいやもうちょっとやってくださいよ(笑)
(奥田民生)だんだんあのー酒もまわってますし。すげー酔っぱらってる。
(KenKen)どうでしたかお二人とやって。
(山内総一郎)………感慨深いですよね。あのーいろんな事を知ってくれているお二人なので、演奏の上手い下手とかじゃなくて、あのーそういう感じ……
(斉藤和義)下手っていう事ですかそれは。
(山内総一郎)いや(笑)
(奥田民生)上手い下手じゃないって事は、それは
(山内総一郎)そういう事ではなくて(笑)
(斉藤和義)上手くはないって事ですね。
(山内総一郎)そういう事ではないです。……………良かったです(笑)。
(全員)笑
奥田民生 アルバム「30」について
(山内総一郎)買いに行ってましたから。
(KenKen)PUFFYとかの
(KenKen)アジアの純真の歌詞はどうやって思い付いたんですか?
(奥田民生)あれは井上陽水さんが俺の仮歌を、そのまま言葉にしただけなんだけどね。「ヘインアフリン〜」って歌ってるのを、「北京 ダブリン……」(笑)そのままなぞったんだって言ってました。「そうやって歌ってるでしょ」って言うから、「歌ってない」って(笑)。
(KenKen)21年目にしてその(笑)ずーっと気になってた。
(山内総一郎)仮歌がああいう節回しやったんですね。
(奥田民生)俺は仮歌ララララとかじゃなくて、なんか発声を発しようとするから。その音に合ったね?
アジアの純真の歌詞秘話おもしろい!!
PUFFYに対する山内くんの「無敵の二人」って表現すごく素敵。
■ イージュー★ライダー / 奥田民生
奥田民生(Vo/Gtr)
山内総一郎(Bs/Cho)
斉藤和義(Dr)
山内くんのコーラスが別の人の声みたい。奥田民生のボーカルと相性いい。
最後に演奏お願いします、っていって三人が持ち場に移動する時、みんな残りのお酒をグビグビ飲んでんのおもしろかった。
■ やつらの足音のバラード / かまやつひろし
奥田民生(Vo/Ag)
斉藤和義(Vo/Ag)
山内総一郎(Vo/Ag)
素晴らしい曲ですね。歌詞確認しちゃった。
「なんにもない」に歌ってる人の年輪が出る歌だね。
山内くんが歌うパートの歌詞、アンモナイトやブロントザウルスが出てきたりするの、山内くんが歌うと無垢な感じに響く。山内くんが歌う自然の風景もいい。
上手い人同士なのに殺し合わず、人に合わせるのも上手い人達。
斉藤さんの小指にスライドバー。
最後に山内くんがギターでひと味加えるのが好きだー。
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画像綺麗だし、セットも凝ってるし、世界観があって。最後の歌の時、映画のエンディングみたいにスタッフロールが流れるのもすごく素敵だった。
私は音楽が好きで、誠実に音楽と向き合ってる人が好きで、そんな誠実に音楽と向き合ってる人を大切にしてくれる音楽番組に出会うととても嬉しくなる。こういう音楽番組を地上波でやれる状況だったらいいのにな。
というか「クリ」、ありなのではないかと思った。なんか思ってたベタな感じではなくて、新しい風が吹いていた。なんかベテラン同士の組むユニットにありがちなこなれた空気がないのがいいな!と思った。山内くんがもう少しドラムの技術を修得したら、もっといろんな形でまわせておもしろいのではないだろうか。実際活動とかライブとかになったらいろいろ大変な気もするけど(アーティスト側もだけど、ファン側も……)ちょっとおもしろいなと思い、番組発クリの誕生を嬉しく思った。
TOKYO SESSION 第七夜
12.9(SAT) 23:00-24:00 ROCK!!!
主役は音
音楽と自由を愛する全ての大人たちに捧げる
今まで観たことのない最新型セッション番組
風だらけのTOKYO CITY
廃墟の街には紫のケムリが立ち込め、サイレンが鳴り響く
忘れられたGood Old Rock'n'Roll
音に飢えたミッドナイトギャンブラーたちは
転がる石のように地下へと潜った
彼らを迎えるのはSPEAKEASYな秘密のアジト
ロックを愛するバーテンダーが
音楽フリークたちの来店を待っている
さぁ、今夜もヤツラの足音が聞こえてきた
「風変わりなBAR Monsieurへようこそ!」
地下に佇む怪しげなBAR Monsieur
扉を開けると外からは想像できないくらいだだっ広い空間
カウンターの中には店長KenKenとバーテンダーシシド・カフカ
選ばれし者のみが入店を許されたそのBARでは夜な夜な音楽話に花が咲く
「せっかく皆さんお揃いなんだし、なんか演ってよ!」
立ち上がりフロアの楽器に向かう酔いどれ客
リズムがひとつになったらTOKYO SESSIONの始まりだ
東京は夜の0時
今回は奥田民生、斉藤和義、山内総一郎による、本人セレクトカヴァー&セルフカヴァーという選曲でセッションがスタート。
Vocal, Guiter, Bass, Drumsとパートを曲ごとにチェンジしながらというスタイルで、普段は演奏することのない楽器を担当するスペシャルなセッションとなった。
【MC CLAN】
ムッシュかまやつ(Bar Monsieurオーナー)
KenKen(Bar Monsieur 店長)
シシド・カフカ(Bar Monsieurバーテンダー)
【第七夜SESSION CLAN】
奥田民生(Vo/Gtr/Ag/Bs/Dr)
斉藤和義(Vo/Gtr/Ag/Bs/Dr)
山内総一郎(Vo/Gtr/Ag/Bs)
【第七夜SESSION NUMBER】
TSRG-0041「はいからはくち」(はっぴいえんど)
TSRG-0042「スローなブギにしてくれ(I want you)」(南佳孝)
TSRG-0043「「3」はキライ!」(カリキュラマシーン)
TSRG-0044「若者のすべて」(フジファブリック)
TSRG-0045「ずっと好きだった」(斉藤和義)
TSRG-0046「イージュー★ライダー」(奥田民生)
TSRG-0047「やつらの足音のバラード」(かまやつひろし)
<ムッシュかまやつ コメント>
「20世紀のロッカーは、Live Fast Love Hard Die Young!!
だったと思う!!
21世紀は、ロックを骨まで愛して行き抜け!!みたいに思う!!」