B級グルメ列伝:東京都国分寺市編 らーめん武道家 囗 −くにがまえ−








午前中、勤務先の千葉の短大の新年度の講師説明会があったので、土曜日は朝早くから外出。ただ、ニュースでも話題になった通り、強風で電車がストップしたり、緩行運転で、早めに済んだにもかかわらず、なかなか東京へ戻ることが出来ませんでした。

当初は、神田かお茶の水あたりを散策しようと考えていたのですが、夕方からは仕事がひかえているので、途中下車はお預け。最寄り駅の国分寺まで戻ったのですが、いつも利用するようなお店で遅い昼食をとることには忸怩たるものがありましたので、少し歩いてみると、新しくできたラーメンやさんを発見。

……ということで、「らーめん武道家 囗 −くにがまえ−」さんのお世話になることに。

券売機で「ラーメン」(650円)を選んで、「麺・味の濃さ・あぶら」は「かため・こいめ・多め」でお願い!

基本的にいわゆる「家系」(武蔵家)ラーメン。
スープは、濃厚な白湯豚骨をベースに鶏油を浮かべた家系の豚骨醤油。

スープの味わいはまさに「凝縮」「濃厚」という言葉がふさわしい肌触りですが、たんに「濃い」とか「強烈」というわけではなく、なかなかマイルドな仕上がり。醤油も利いているようで、まあ、これは年のせいかもしれませんが、少ししょっぱいかなとは思いつつ。。。

麺は、平打ちの太目のストレート、思った以上にモチモチとした食感に驚きました。ちなみにデフォルトメニューの「ラーメン」のトッピングは、チャーシュー、ほうれん草、ネギ、海苔というオーソドックスな組み合わせ。

さて……。
ここの特色は、ライス(50円)がおかわり自由というもの。写真にはとっておりませんが、このライスとお漬物(たぶんきゅうりのキューちゃんだと思います)が食べ放題。

店内に入ったときは、高校生が5−6人、若い男性が二組いらっしゃいましたが、みなさん、おかわりされておりましたw

さすがに私はそこまではできませんでしたが、わりと大きくもってくれた白飯とキューちゃん、そしてラーメンで満足したことはいうまでもありません。

全体として「コストパフォーマンスの高さ」に驚きです。
濃いめの味付け、そして食べ放題のライスとおつけものの組み合わせは、若い人が「はらへったー、がっつりたべたいなー」っていうときに最適なお店ではないかと思います。

お近くに立ち寄りの際は是非。

あ、そうそう、わすれていましたが、入店すると、なぜか「ッせーい!!!!」っと割れんばかりの元気のいい挨拶で出迎えてくれます。

私はびっくりしましたが、まあ、心の準備をしてはいってください(笑)

■ らーめん武道家 囗 −くにがまえ−
東京都国分寺市本町2-2-9
営業時間:11:00〜15:00 17:00〜23:00
定休日:無









覚え書:「時流底流:警察の番号利用に懸念 清水雅彦日本体育大準教授(憲法)」、『毎日新聞』2012年3月31日(土)付。

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時流底流:警察の番号利用に懸念
清水雅彦日本体育大準教授(憲法

 個人識別番号利用法案(マイナンバー法案)17条には個人番号など個人情報を第三者に提供することを制限する例外として「刑事事件の捜査」(11号)が明記された。住民票を持つすべての人を対象にした個人番号の導入は、精確な所得の把握と、増大する社会保障費の抑制が名目だった。操作の例外扱いは、個人情報の収集に力を入れる警察が便乗利用しようとしていると考えるべきだ。
 1982年に誕生した中曽根政権にまでさかのぼる新自由主義改革は、一部の勝ち組と多くの負け組からなる格差社会を生み出した。従来型の犯罪者だけでなく、高齢者のおにぎりの万引きに象徴されるような食べていくための犯罪増加の恐れを想定し、警察はだれもが犯罪者になり得る社会に備えた新たな治安対策に踏み出した。94年、警察嬢に生活安全局を設置し、ソフト面では警察が住民と連携して行う防犯パトロール、ハード面ではマンションや駐車場などあらゆる場所での監視カメラの設置などだ。
 これに加えて、力をいれているのが個人情報の収集だ。微罪でも注意にとどめず刑事事件として取り締まれば顔写真、指紋などを集められる。番号制は、警察にとっても使い勝手のいいシステムになる。個人番号情報保護委員会のチェックも受けない。ICカードの個人番号カードは本人確認のための身分証として提示を求められるだろう。
 憲法はそもそも国家権力を縛るために作られた。ところが今日の社会では、縛られる側の国家が国民を縛ろうとする逆転状況が生まれている。秘密保全法案は、国家秘密法(廃案)になかった「公共の安全・秩序の維持」を含める。同法案は、国家の側のプライバシーを認めると同時に国民の知る権利を侵害するし、マイナンバー法案は、国家に国民の個人情報を知る権限を認めて国民のプライバシーを侵害する内容で、国家と国民の関係を180度転換させてしまう危険性がある。
    −−「時流底流:警察の番号利用に懸念 清水雅彦日本体育大準教授(憲法)」、『毎日新聞』2012年3月31日(土)付。

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