覚え書:「折々のことば:668 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年02月16日(木)付。
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折々のことば:668 鷲田清一
2017年2月16日
そこに所属しているという意識から、そこを自分が所有しているという意識に変わったとき、共同性は排他性へと変質する。
(星野智幸)
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つまり「つながりを持てることが喜びだったのに、どこまでが仲間かという線引きが始まる」のだと、作家は言う。他の人たちと思いを共有しているという感覚は、自分は疎外されているという負の感情を癒やすが、同じその「物語」を共有しない人々の排斥へと容易に裏返る。「新潮」1月号に寄せた文章「一瞬の共同性を生きる」から。
−−「折々のことば:668 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年02月16日(木)付。
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http://www.asahi.com/articles/DA3S12798217.html