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2018-03-24

覚え書:「売れてる本 Lily 日々のカケラ [著]石田ゆり子」、『朝日新聞』2018年03月04日(日)付。

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売れてる本 Lily 日々のカケラ [著]石田ゆり子

売れてる本

Lily 日々のカケラ [著]石田ゆり子

2018年03月04日

■「ラクで美しいものはない」

 手のひらを眺める美しい横顔。自分の手相の生命線か結婚線、それとも爪の健康状態をチェックしているのか……意味深な巻頭の写真から引き込まれる『Lily』。年齢を超越した透明感と美しさで同性の憧れを集める石田ゆり子さん。「『結婚して初めて一人前』という考え方は古いと思う」「結婚していない働く女性たちは(わたしも含めて)働くことで社会に還元している」といった言葉に、ドラマ「逃げ恥」のセリフと同じく、共感し励まされる女性は多いでしょう。

 率直なのも石田さんの魅力。ぬいぐるみ多めの部屋の写真を公開したり、SNSのプライベート写真はすっぴんに見えて実は違う、とさらっと明かしたりしています。ナチュラルメイクを取ったら、もしかして私たちと変わらないんじゃないか?と親近感を抱かせますが、たぶんそんなことはありません。まず、後ろ姿からして美人(水泳で鍛えた程よい筋肉)で、かなり美容と食事に気を使っています。毎朝、指をセンサーにして顔全体をチェックし、弾力や乾燥具合から足りない成分を補給。ピラティスで自律神経を整え、白湯(さゆ)を頻繁に飲む。豆乳はほぼ毎日。おやつがわりに煮卵を食べて、スイーツが欲しい時はヨーグルトで満足。そして眠りに入る時は笑顔で、眉間(みけん)のシワを防止!(試そうとしたけれど無理でした)。エッセー序盤では「ラクで美しいものはない」という格言を放っています。

 「精神的衛生」を保つためには自分の中の子供と対話したり、「自分を筒状の、トイレットペーパーの芯のようなものだと想定する」自己流マインドフルネスを実践している石田さん。自立して趣味も良くて外見も内面も保たれ、世界観を確立。もはや完全人間の域です。下手な男性が近づく隙がないですが、猫が手を吸ってきたり、犬に指をなめられたり、動物たちと相思相愛です。かわいい猫や犬の写真も満載で、もはや売れる要素しかありません。

 辛酸なめ子コラムニスト

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 文芸春秋・1944円=6刷20万部 18年1月刊行。タイトルは本名の百合子から。妹で同じく俳優の石田ひかりが姉を呼ぶ愛称も「りり」。特に40代女性の購入者が多いという。

    −−「売れてる本 Lily 日々のカケラ [著]石田ゆり子」、『朝日新聞2018年03月04日(日)付。

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