IPv6時代のプライバシー

高木浩光さんの日記をたまに拝見しています。
なんでも、MACアドレスがわかればそのNICなりAPの物理的な所在・場所がわかってしまうんだそうです。
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20071105.html
「ううそれはいやだなぁ」って思ってしまいましたが、そういえば私はFON_APでMACアドレスをまき散らしており、そんな人間が吐く言葉ではないなぁとも思ったり。
まいずれにしても、MACということはLayer2、つまり隣接したポイントトゥーポイント(NICtoNIC)でしか流通しないアドレスのはずだしまいいかうちは田舎だし近くまでこないとMACわかんないよねーとか思いつつ、
高木先生推奨のHotFixをLibretto L5と、意味不明に自宅据え置きPCにも当てたから、昔拾ったMACを別のところでまきちらすこともないよなー、とりあえず安心してみようと思った次第。

ところが。

IPv6IPアドレスは128bitsあって、その下位64bitsあたりは一般にMACアドレスが振られるんじゃなかったかなそう言えば。
http://ja.wikipedia.org/wiki/IPv6
IPはLayer3だからルーターを越して世界中に流通するわけだから、IPv6が普及した暁には、少なくとも自宅ルータのWAN側MACアドレスは、いやいや下手すればルータを越して自分のPCなりのNICMACアドレスが、世界中にだだ漏れになるわけですな。
となると、少なくとも自宅ルータの物理的所在地がわかっちゃうってことかな?
家庭内IPも今のようにプライベートアドレスじゃなくてすべてグローバルになったら、無線LANのAPの物理的場所はおろか、自宅内据え置きPCやIPv6を使う家電の位置も特定できちゃうのかな?
・・・まそもそも、IPv6のことはよく知らないし、イーサネットや無線AP以外の、MACアドレスを利用しないLayer2上でのIPアドレスIPv6でどのように振られるのかもわからないのでなんですが・・・
ちょっと勉強する必要がありそうではありますね。