MACアドレス2つで所在を特定できてしまう時代

最近とても話題のこの記事。

2つのMACアドレスで自宅の場所を特定される場合

さて、この6月下旬にGoogleがとったという対策はいかなるものか。これは、上記Elie Bursztein氏のブログにも書かれていたように、2個以上のMACアドレスを送信しないと緯度経度を返答しないという対策のようだ。このことは私も実験により確認した。

 しかし、この方法は完全ではない。2007年5月27日の日記の脚註10に以下のように書いた。

また、仮に上記の対策をとったとしても、1つの家庭に2個以上のMACアドレスの機器がある場合(例えば、FONルータを設置しているとそれだけで2個のMACアドレスが使われる)もあり、その2個ともが何らかの理由で他人に知られることとなった際には、この対策でも不完全ということになる。

高木浩光@自宅の日記 - Wi-FiのMACアドレスはもはや住所と考えるしかない

MACアドレス2つなんて、簡単にわかっちゃうよなぁと思った次第。

実感としてどうなのか?

実際にWindowsのバッチファイルを作成し*1MACアドレス2つ入れてみたが・・・
果たして、高木氏が例で示しているMACアドレスで実験したところ、たしかにGoogleから記事にある通りの所在情報が返ってきました・・・
なんつうかあれですね、ブラックボックス化した端末が勝手に住所割り出すのと違って、手打ちして確かめてみるとそのとんでもなさを実感した次第。
Googleすごいな正直引いてしまう。まずSSIDには_nomapいれなきゃ。それとも有線に回帰する?うーそんなことを考えてしまう。

*1:高木氏の記事ではスクリプトを直接明示してないけど・・・