浅川マキ死去報道にマスメディアの地位低下を感じた

俺が浅川マキ死去の情報を聞いたのは昨日の朝、twitter上で。その情報源として短縮urlが貼られたブログは既に記事が削除された後だった。googleでニュース検索してもyahooのトップニュースにアクセスしても情報が無いし。半信半疑ながらもマスメディアの情報が無いのはガセネタか、もしかしたら報道できない理由があるのかとか。どっちにしろ面白い事だとか思いながら少しずつ情報の推移を見守ることにした。

昼頃になってようやくマスメディアのサイトから情報があった。ああ、やっぱり亡くなったんだって思いつつ、ほぼ半日間、マスメディアからの情報が無かったのはなんで?って考えた。twitterが先行した間は政治家や大物芸能人と絡んで死んでいたのかとか勘ぐった。けどその後、なんのためらいもなく報道されたのは単にマスメディアが情報を掴んでなかったからなのだ。

で、twitterとかで先に情報が広がりマスメディアが慌てて裏を取って情報を流す。今回はそんなプロセスを経たのではないか。

マスメディアはネット情報網の隆盛に対し「一次情報はマスメディアが握っている」と自分たちの立場を強調していたけど、なんて事は無い。今回はネットメディアにあっさり出し抜かれたことになる。これからそういうことが増えるだろう。一次情報をネットに握られ、その解説をアルファブロガーたちに牛耳られた。最後の砦は裏取りぐらいか。けど、それもネットで完結する日が来るような気もする。マスメディアは一体どこに自分たちの価値を見いだそうとしているのやら。

例えば記者クラブがオープンになったりすると肝の部分の第一報はtwitterで、なんてことがこれからもどんどん増えるだろう。事故の報道なんかも同じだ。

今回の一次情報はどうやらmixi日記らしい。下記のリンクはmixi内に直接飛びます。
ての字さんの日記 | 浅川マキが死んだ夜

ただ、デマも同じようなスピードで伝搬するんだろうな。そこは気をつける必要がある。

ご冥福をお祈りします。