司馬遼太郎の講演を聴く

私事で少しだけ東京に来ている。
今回の機内で聞いたのは司馬遼太郎の講演。
「飛行機という会場」
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20061010/p1
という文章で書いたように、機内で講演を聴くというのは絶対おすすめの時間のすごし方だ。新潮CD講演「司馬遼太郎が語る」(全8巻)
http://www.shinchosha.co.jp/mediashitsu/shiba/index.html
をすべてiPodに入れて出かけたのだが、サンフランシスコから飛行機が飛び立ち、食事をして、少しうたた寝をして、一時間から一時間半の講演を三つ聞いていたら、もう東京だった。その三つの講演とは、

司馬遼太郎が語る第五集 日本人と合理主義 司馬遼太郎(約74分)
1977年静岡にて行なわれた講演「日本人と合理主義」を収録。思想・宗教・イデオロギーにとらわれない日本人の合理的な気質を語る。

司馬遼太郎が語る第六集 私ども人類 司馬遼太郎(約73分)
1991年亜細亜大学で行なわれた講演「私ども人類」を収録。鉄の伝来が日本の国の成り立ちに与えた大いなる影響を語る。

司馬遼太郎が語る第七集 キリスト教文化と日本 司馬遼太郎(約65分)
1990年同志社大学で行なわれた講演「キリスト教文化と日本」を収録。日本人とキリスト教の関わりを通して日欧文化の差異を語る。

どれも素晴らしく面白かった。今日これからアメリカに、そしてネットの世界に帰る。サンフランシスコへの帰途は、飛行機に乗るのが夕方だし、疲れ果てているので、講演を聴く力はほとんど残っていないのだけれども。