My Life Between Silicon Valley and Japan このページをアンテナに追加 RSSフィード

2007-04-03

[] 大企業の今後、そこでの適性、それと「好きを貫く」こと

僕もモノを書くプロだし、ブログも4年以上真剣に書いているわけで、どういうテーマでどういう書き方をするとどういう反応が返ってくるか、というのはだいたいわかった上で、わざわざこういう一連のエントリーを書いているつもり。ブログだから本と違って「勢い」を重視していて、そのほうが物議をかもすこともできるから、そのほうが面白いだろうということも含めて。一部のコメントに対する答えになるかどうかわからないけど、けっこう真剣に若い人たちの「かなり広い層」のことを考えながら書いているということは、ここで表明しておく。

ウェブ進化論」の中で、日本という国は「いったん属した組織を一度も辞めたことのない人たち」ばかりの発想に支配されていて、それが問題だということを書いた。一連のエントリーコメントのどこかで、「大企業に向く」要素って、「日本教育システムで生き残る条件によく似ている」と書いていた人がいたが、じつは全くその通りで、日本という国は、上から下まで、そういうピラミッド構造がしっかり出来上がっているから息苦しかったのであり、例の諸条件にあまりあわないけれど本当は才能や潜在力のある人が生き難い社会になっていると僕は思っており、そこを何とかしなければという思いが強い。

どちらかというと、才能や潜在力が日本社会システムゆえに封じ込められているのではないかと思われる人達に向けて、「好きを貫く」ことの重要さを伝えたいと思ってもいる。茂木さんとの共著「フューチャリスト宣言」でも詳しく議論したのだが、やっぱりウェブ進化は、個を強くする、個に力を与える方向性を持った革新技術だ。自分の中に「好き」の核さえできれば、かなりのところまでは一人で突っ走っていける。そういうインフラがすべての人に開かれようとしているわけだ。ならば、大企業・大組織で長くやっていける適性(これまでの日本社会で強く求められていた適性)があまりない人達でも、何か「好き」の核を見つけることができれば、僕らの世代にはなかった可能性が開けるのではないかと思っている。

一方、大企業の今後を考えるに、日本大企業だってグローバル競争という激変の中で、その中はとんでもなく大変なことになっている。たとえばトヨタは素晴らしい会社だが、トヨタで働くのは本当にきついと皆が言う。一般的にいって、ウェブ進化によって大組織がすぐにどうこうなるほど大組織ももろくはないが、小回りのきく新しいことは個や小集団の生産性ネットのおかげでおそろしく上がったため競争しにくくなり、やはり大組織は大組織ならではの強み、「巨大」ゆえにできることにフォーカスしていく傾向が強くなるだろう。そうなると、大企業適性を強くもたない、組織親和性の低い人達が淘汰される傾向が強くなる。その条件がこれから厳しくなっていくのだろうと思う。これは日本企業経営の変化を間近で見続けている実感でもある。いまは大組織に勤めている人でも、特に「Whatへのこだわり」がかなり強い人の場合「好きを貫く」ことで全く違う可能性も開かれていくのではないか。

そんなことが、一連のエントリー(これからも続く)の背景にある僕の問題意識だ。

冷静に。冷静に。 2007/04/03 10:18 どうしても気になったので……。
「あえてやっている」つもりなら某2ちゃんねるのみなさんだって同じという構造はご理解されているのでしょうか?
同じレベルまで降りていって批判するってのは得策でないかと。
結局、誰一人自分を客観視できていないという一点においてお互い(彼岸と此岸の区別が曖昧な)日本人的なのかな。

7stara7stara 2007/04/03 15:17 なんか、本を書いているみたいで、ちっともweb2.0じゃないぞ。これなら、はてなの質問コーナを使って、若い人から質問してもらって、梅田さんが答えられる限り、どんどんさばいていった方がいいな。将棋のさばきって知っているよね。今の進め方は、まったく勝負がない状態で論評しているだけ。角道を開けと書くだけで終わってしまうことを、なんか、ちょーーー難しく書いているだけ。それと、質問を受け付けるにあたって、若い人が質問するとき、梅田さんに対して、例えば、1000ポイントを支払う予定があり、結果、このくらいの答えなら20ポイントですと、しっかり払わせること。梅田さんは、よい質問を選べばいい。で、自分のブログで紹介したら3倍返しすれば? 単純に、コミュニケーションが一方的すぎるんだよね。

7star7star 2007/04/03 15:31 http://deztec.jp/design/07/03/23_service.html

徳保さん、カッコイイ。

でも、カケキンがないのが残念だ。

質問したい若い人はいるし、もっと質問した方ができた方がいいし、質問できる環境があった方がいい。それが、大好きな人や尊敬できる人に質問を投げかけられるだけで終わってしまってもいい。ま、リクエストともいうけど。若い人たちに、読む力を有しているのは限られているのが現実なんだな。

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