My Life Between Silicon Valley and Japan このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-05-06

[] 梅田望夫×まつもとゆきひろ対談 第2弾「ネットエネルギーと個の幸福」(前編)

ウェブ時代5つの定理 この言葉未来を切り開く!」,「私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる」(齋藤孝氏との共著)などの著者である梅田望夫氏と,Rubyの作者まつもとゆきひろ氏。2007年末に行われた対談のあとにあがった「話し足りない」との声から,2回目の対談が実現した。ネットエネルギーポジティブに向ける方法,オープンソースの強靱さ,個人が幸福になるためには――ウェブ未来をひらく2人が語り明かす。

(司会:矢崎茂明=日経ソフトウエア編集/高下義弘=日経コンピュータ 構成:高橋信頼=ITpro,写真:室川イサオ)

まつもとゆきひろさんとの対談 第2弾「ネットのエネルギーと個の幸福」(前編)がアップされました。後編は明日。

対談の第一弾(前編後編)の公開から約半年。

はじめのほうで、

梅田 前回,まつもとさんが対談がすごく楽しかったと言っていただいて,僕もうれしかったんだけど,一方でちょっと言い足りなかったこともあったともおっしゃっておられました。語り足りなかったこと,って何ですか。

と尋ねているように、この対談第2弾は、Matz日記にまつもとさんがこう書かれたのが発端で企画されたものです。

あまりに対談が楽しかったので、「もっと話したかったです」とメールしたら第二弾が企画された。というわけで、年が明けたら、もう一度梅田さんと対談することになった。

今度はどんな話をしようかなあ。

僕が聞き役にまわって、まつもとさんの経験の暗黙知を何とか顕在化させ、オープンソースについて何も知らない人にも理解できるような言葉を彼から引き出そうと努力している対話、と言えると思います。

どうぞお楽しみください。

2007-12-28

[] 書かれなかった物語(の一部)

中央公論一月号に掲載された「著者に聞く」に加え、紙面の関係雑誌には掲載されなかった「書かれなかった物語(の一部)」(Web付録)が、あわせて中央公論ウェブ版となって公開されました。

「梅田望夫、『ウェブ時代をゆく』を語る」

です。

 実は、『ウェブ時代をゆく』はロールモデル思考法をテーマとする第4章から書き始めました。

 ロールモデル思考法を陳腐に書くと、当たり前のことだと流されたりしかねない。説得力を持って読者が受け止められるように、冒頭でも末尾でもなく、本の中央に置くことにし、4章の内容を納得してもらうためにその前後に何を書けばいいかを考えて全体の構成を決めていきました。

 執筆の際は、まず分量を考えずに、自分が誰をロールモデルにしてきたかを全部書きました。それだけで原稿用紙で百数十枚分にもなり、そこからぎゅっと絞っていった。主に「ロールモデルにしようと試みたものの、できなかった例」を削りました。たとえば、自分が大組織に勤めていたときの上司との葛藤などです。

 彼は北欧系のアメリカ人で、僕がこれまで会った中で随一の「できる」男。典型的な大組織向きの性格で、オールラウンドに何でもこなせる「CEOタイプ」でした。・・・・・・

聞き手の田中正敏(中央公論編集部)さんの巧みな誘導で、思いがけなく、これまでとは違った話題が広がり、じつは書いたけれど最後に削った話が、この本にはたくさんあるんだよね、という話に展開していった。それが、この「書かれなかった物語(の一部)」(Web付録)につながりました。

「著者に聞く」本編の

「僕はよく楽観的すぎると批判されますが、問題意識としてはまったくオプティミズムではないんです」

とともにお楽しみください。

2007-12-09

[] 中央公論「著者に聞く」、文藝春秋「黄金世代の勉強術」特集

12月10日発売の「中央公論」一月号「著者に聞く」欄で、インタビュー記事が掲載されています。

――・・・・・・なぜ『ウェブ進化論2』を書かれなかったのでしょうか。

梅田ウェブ進化論』を発表した後、多くの編集者から、「一つのカテゴリーを創造しましたね」と言われました。確かに、ウェブに関するテクノロジーを解説した本は新書だけでも大量に出版されましたね。しかし、そういう類の情報はネットにも溢れているわけで、自分にとってはカテゴリーを作ったところでもう終わりかなと。

それに、『ウェブ進化論』で提示した枠組みを変えなければならないような大きな出来事は、その後も起きていないと思います。ユーチューブもフェースブックも、同じ枠組みに埋め込めます。次に大きな動きがあったときには、僕よりずっと若い人が「決定版」を書いてくれればいい。

・・・・・・

梅田 ・・・・・ 僕はよく楽観的すぎると批判されますが、問題意識としてはまったくオプティミズムではないんです。きちんと読んでもらえれば、そのことが分かると思います。

同じく12月10日発売の「文藝春秋」一月号「黄金世代の勉強術」特集で、「ウェブは知識の宝の山」という文章を寄稿しています。

・・・・・・

ここで簡単に、私のウェブ利用術を紹介しよう。著書の中でグーグルのすごさを紹介してきたので、私はグーグル愛用者と思われることが多いのだが、実際はあまり使っていない。多種多様な分野について調べるときには検索サイトであるグーグルは有用だが、私のように「情報分野の最先端」と興味の対象が特化している場合には、選び抜いたブログを読む方がずっと効率的だからである。

ブログの書き手は日記のように、毎日、情報を更新するのが普通である。しかも、それを読んだ人々が毎日コメントを書き込んでいく。知の先端の人が書くブログには、自ずと高いレベルのコメントがつくことが多い。注意して見ていると、今、ウェブ上の色々な場所(ブログ)で、非常に高度な議論が同時進行していることに気がつくだろう。

・・・・・・

そもそもウェブが最も役立つのは、何か知りたいテーマがあるときの「カリキュラムづくり」においてである。

・・・・・・

あとは雑誌のほうでどうぞ。

[] 読売新聞(12/9)に茂木健一郎さんの書評が掲載されました。

茂木さんが書いてくださった書評は、いずれウェブでも読めるようになると思うので、そのときにまた改めてお知らせします。

2007-12-08

[] ウェブ・リテラシーを身につける方法

最近、当社のメンバーを中心にネット上で面白いことをやろうという企画が盛り上がっています。

そんな最中、「ウェブ時代をゆく」が発売され、全員が読みました。その結果、ウェブ・リテラシーがメンバーの中で最も高い私に、「梅田さんの言う、ウェブ・リテラシーを私達にコーチして」という使命が生まれました。折角なので、考えたことをブログで公開しようと思います。(とは言っても、私の知識も大学時代に趣味的に取得した能力なので、凄く中途半端な知識が多いのですが…)

なお、日本人ウェブ・リテラシーの向上のためにも、私の考える方法に対してプラスとなる意見をお持ちの方は、コメントなりトラバなり怒涛の勢いでやっていただけると。

という書き出しで始まった「ウェブ・リテラシーを身につける方法ver0.1」。「頭で理解すること」と「体で感じること」で、まずは「親しむ」ことを主眼におき、やさしく丁寧な解説が続きそうな予感を抱かせる第一回でした。

ついさっき、その続編(第二回)「ウェブ・リテラシーを身につける方法ver0.2」がアップされました。実際に社内でおこなった勉強会の結果が報告されています。こうした輪が広がっていくことは、著者として何よりも嬉しいことです。

そこで、今回の提案は具体的な目標の設定です。早速結論からドーンといきます。こちらです。

ウェブにはあまり詳しくないけれど「ウェブ・リテラシーを身につけたいな」と思う人たちは是非、この連載を読むといいと思います。

そしてこんな積極的な提案まで書かれています。

本記事を閲覧している皆様への質問と提案

一緒に日々色々と語り合っているメンバーにウェブ・リテラシーを身につける方法を提供する、という目的で始まったこの企画なのですが、先日勉強会を実際に行っているうちに、「これって需要があるなら、色々な人を呼んで勉強会開いたら面白いんじゃないかな」ということを思いつきました。

はてなスターも数頂いていることですし、それなりに需要があるのかも、という予測の元、読者の方に質問が2つあります。

1. もし勉強会を開催するということになったら興味ありますか?

2. Web関連、IT関連の会社に勤めている方で一緒にこのコンテンツを考えていただける方はいませんか?

興味がある方が10人以上いて、お手伝いしていただけるというお声掛けを1人でもいただけたら、本当に勉強会開催します。また、皆様の周囲に興味がありそうな方がいらっしゃいましたら、お声がけ下さい。とりあえず、12月末頃までマッタリと募集してみようと思います。

いつか僕も遊びにいくよ。