『STAR DRIVER 輝きのタクト』8話

STAR DRIVER 輝きのタクト』8話の感想を。


面白い。面白すぎ。
物語の最初のターニングポイントになりそうなこの8話をしっかり振返っておきたいとこです。


イカ刺しサムの物語の閉幕
冒頭は意外にも、ヘッドとサカナちゃんのシークエンスから。
サカナちゃんこと気多の巫女を解放するヘッド。巫女の頬を伝う涙。
まるで、ウテナの影絵少女のように、本編を投影する挿話として語られたイカ刺しサムの物語の考察はまた今度。


○ぎこちない三人の関係
スガタは目覚めたものの、ぎくしゃくした空気が漂う三人。
タクトはカナコとルリに指摘されてそこに気付く。
ふたりが声を合わせた「してる。」は、同級生っぽい雰囲気でよかったです。


綺羅星十字団総会
ザメクに握りつぶされたサイバディ、第一フェイズの力を第二フェイズに利用する作戦、優先事項としての第三フェイズへの移行など物語の方向性をさらりと示唆。
続くカタシロとヘッドの会話
「またお前の手をすりぬけていったのか・・・」に続き、映されるタクトの父が書いたという絵。
「彼女達は自由だった最初からね」
とストーリーの肝になりそうな伏線が張られる。


○夕暮れのバスの社内
今回最も印象的なシーン。
ケイト・ワコの絡みも新鮮ながらお互い下の名前で呼びあう間柄だったり、新キャラが大事なシーンでさらっと登場したり。
バスで乗り合わせるこの四人が、四方の巫女なんだろう(?)と想起させる画作り。
しかも、巫女は互いの存在を知らないってのはちょっと驚きだった。
この社内のシークエンスはメチャメチャいいですね。
ラスト、サカナちゃんが降りる時、「お元気で」「お元気で」「元気でね」と声をかける。
もし、三人が巫女なら島の外に出ることは叶わない。
幸か不幸か一人島を去る彼女に、知ってか知らずか送り出す三人。
心鷲掴みにされた。


○タクトとスガタの対決
タクトはスガタが実は誰のことも本気で向き合っていないとぶつかっていき、余所者のお前に自分達の気持ちが分かるかとスガタはやり返す。
スガタ「身の程を思い知らせてやる」
マジ、ラスボスの台詞や・・・と吹きだしそうになったとこでゼロ時間へ移動。


先週の予告で見たザメクは実は、ペーシェントでした。なんてこったい。
今回の戦闘は今までで最高の立ち回りでしたね。
スピード感、臨場感、立ち回りの見易さ、どれも熱が入っていて、最高に燃えました。
「本当に不器用だな、島育ちの田舎者」「うるさいぞ、余所者」


タクトとスガタの確執は解消され、次回からはメインに絡みそうな新キャラ登場。
アスカ・ショックのように、強烈なインパクトと人気を期待してます!!


綺羅星