◆ 夏のパプリカ

(追記)一条ゆかりさんが登場していた番組を見ましたが(といっても、最後のほうだけですが)締め切り間際は大変そうでした。でも、あの生活は憧れるかも。三十年間書き続けてるのは伊達じゃないと思いました。
昨日は酔ってました。今日も飲むぜ! というようなお花見の予定だったのですが、ひとりがその後バイトだそうでノンアルコール。いや桜はきれいだったなー。風が強くて食い物とか飛ばされそうになりましたが。ちょっと食べた後はゲーセンへ行きました。ビシバシやってたので手が痛くなりましたよ。
放送系への就活やってる友人はぎりぎりまで進級できるか分からなくて、まだあまり進んでないとか。でも、しゃべりのプロを目指すという夢があっていいな〜。学校(大学に非ず)では面白い課題に取り組んでいるようでうらやましい。まあ聞いてるだけの私は楽しくても、本人は大変なんでしょう。
院に行く予定の友人の話は新鮮でした。文系の私にゃ理系の大学なんて別世界ですし、ましてや院なんてねえ。私の生活スタイルとはぜんぜん違うんだろうな。
そんな世界を読書で味わっときましょう。


森博嗣夏のレプリカ (講談社文庫)講談社,2000


このシリーズも七冊目。前作(→感想)と対をなすような時系列なので、今回は偶数章のみです。トリック的にはあまり関係はありません。
萌絵ちゃんのご学友である杜萌ちゃんが主人公になるのかな。そんな彼女が誘拐劇に巻き込まれるところから物語は始まります。かなり妙な結末を迎えてしまうのですが。
百ページあたりまで犀川先生コンビはでてきません。刑事である西畑と杜萌ちゃんが序盤は彼らの代わりみたいな役割を。ある意味、最近では丸くなってきてしまった萌絵ちゃんよりも杜萌ちゃんのほうがシャープで非人間的な感じを受けます。いい味をだす理系学生キャラですよ。
蛇足ですが、犀川先生曰く「ある意味」とは意味がないの意味だとか。終盤の先生登場あたりからはいつものノリですが、今回はわりと異色な印象を受けました。
最後の最後はちょっと驚きました。トリックのせいではなく、早とちりのせいですが(汗)
そうそう、今までもwebの日記を紙媒体で出されたことのある森さんですが、現在もやっている模様。森さんのブログ「MORI LOG ACADEMY」四年ぶりに復活したそうです。初めて森さんの日記を読んだのですがすごく面白いです。三月末の「何故続けているのか」では、十分稼いだのになぜまだ書き続けるのかについての考えも。