■

桂遊生丸『かしまし 2―ガール・ミーツ・ガール (電撃コミックス)』メディアワークス，2005

宇宙院との接触から女の子になってしまったはずむの物語の二巻目。特殊な設定はそこだけなのに新鮮で面白い。幼なじみの真価を発揮させてとまりが、はずむに心を向け始めやす菜に宣戦布告したりと楽しいな〜。二人の間で行ったり来たりと揺れ動くはずむの行方も気になるところ。自分の状況とも折り合いをつけなきゃいけませんしね。あと、一瞬だけとはいえ明日太がはずむとの関係について悩んでくれてよかったよ。
それにしても、元が男だと思うと水着姿に飛びついて問題ないのか自分の良心が気になります。今は女だからかわいいと思っちゃってもいいですかね。だって、はずむの怖がってる表情とか浴衣姿でのはじける笑顔を見せられたら、きゅんときて当たり前だと思うし。……ああ、欲望に素直なはずむのお父さんの行動を手本にすればいいのか。
同著者・類似バッチ