海猫の棲む入り江 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2016-08-31

7月の読んだ本 まとめ

2016年7月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:3500ページ
ナイス数:3066ナイス

木根さんの1人でキネマ 2 (ヤングアニマルコミックス)木根さんの1人でキネマ 2 (ヤングアニマルコミックス)感想
9本目が業界批判としてなかなか痛快だった。他の話も一話一話は面白いんだが、コミックスでまとめて読むと、マニアの勝手さが浮き彫りになるとこもある。前巻でバック・トゥ・ザ・フューチャー押ししまくった癖に自分はジブリ押しされると嫌だ、とか。いや、そういう気持ちもわかるんだけれども同族嫌悪的に苛ついてしまうんかな?でもマイノリティーでいることに慣れちゃうと、こういう拗らせ方しちゃうし。と、こんな感じで映画以外のこともいろいろ考えちゃうね。
読了日:7月28日 著者:アサイ
世界最後の魔境 群馬県から来た少女GX (VG文庫)世界最後の魔境 群馬県から来た少女GX (VG文庫)感想
面白いとか内容がどうとかよりも、このフリーダムな空気感に浸っているのが楽しいというか。狙ったとような投げやりさが、やけっぱちに近い勢いで繰り出されて読んでる方も妙なテンションになる。あと前作の評判に対する悔しさがにじみ出ているというよりは丸出しなのが可笑しい。作中宣伝してたスマホアプリもやってみようと思ってるし、妹戦記デバイシスも読んでみる気なので、これも思い出した頃にでも続編が出たらちょっと嬉しいかも。
読了日:7月28日 著者:日下一郎
緋色の聖女に接吻を-白き翼の悪魔- (ルルル文庫)緋色の聖女に接吻を-白き翼の悪魔- (ルルル文庫)感想
ダークでインモラルな空気感があってなかなか良かった。これで内容を肉付けしまくって分厚いものを読まされたりしたら、そうとうに好みの作品になりそう。かといってこれで不満というわけではなく、むしろ回想場面を小刻みに挟み込んでコンパクトに語り、ちゃんと感情移入させるテクニックが上手い。予想を裏切る展開もあったことだし最終的な悪役像も恐ろしい。どの登場人物にも主人公と対になる部分があるというのが巧みな配置。
読了日:7月26日 著者:葵木あんね
木根さんの1人でキネマ 1 (ジェッツコミックス)木根さんの1人でキネマ 1 (ジェッツコミックス)感想
漫画としてもシネマエッセイ的にも面白い。木根さんの拗らせっぷりというか、映画に限らずなんらかのマニアやオタクというものはややこしく。とはいえこれを人事として笑えるものではなく私の中にも大いにあるものだから困ったもんだ。こだわりが強すぎるのに映画友達欲しいというのも勝手なんだが、かといって先に友達付き合いがあってその延長で空気読んで引かれない映画を選んで見るってのもなんか違うんだわ。
読了日:7月26日 著者:アサイ
女が、さむらい  鯨を一太刀 (角川文庫)女が、さむらい 鯨を一太刀 (角川文庫)感想
表紙イラストが1巻と対照的な絵面なので、展開的にもこうなるか?と思いきやそうでもなかった。名刀が持ち込まれて、それにまつわる怪事件を主役コンビが解決する。このフォーマットをきちんと固めたというところか。そのぶん今回はチャンバラ場面がほとんどなくてその意味では寂しい。しかし終盤、一気に「転」な展開が入ってきて、引いて終ったので型を繰り返すお話にはならなさそう。せっかくの女剣士が主人公のお話だし、次巻以降は剣の激闘も読みたいですな。
読了日:7月16日 著者:風野真知雄
双亡亭壊すべし 1 (少年サンデーコミックス)双亡亭壊すべし 1 (少年サンデーコミックス)感想
これまでの藤田少年漫画とは、かなり異なる仕様での幕開け。もともと藤田和日郎作品は怪奇ホラーなテイストが強いのではあるが、今回は味付けどころか前面に押し出している。なので初巻からぞわっ!とくる瞬間にだらけ。また人外を描く画力が相変わらずの凄さ。登場人物は謎だらけながらも勢い良く躍動。しかし、今のところはプロローグといったところか。双亡亭という無敵の怪異を描いて次巻からが本題ぽい。お化け屋敷ものになるのはわかるし、タイトル通り「双亡亭壊す」が最終目的なようなので短期決戦タイプの作品か?いずれにせよ次巻待ち。
読了日:7月14日 著者:藤田和日郎
沙漠の国の物語―楽園の種子 (ルルル文庫)沙漠の国の物語―楽園の種子 (ルルル文庫)感想
単純に少女小説を期待し読み始めたら、ファンタジーとして設定や世界観が練り込んで作られていて驚いた。内容にしっかりしたテーマがある。なのに物語が、人物が弾んでないのが大問題。生真面目すぎる文章に場面転換のキレの悪さ会話のセンスがイマイチなどといった点が壁になり、読んでいてあまり楽しくない。ストーリーもドラマもちゃんとあるのに、語り口で損してるタイプの作品。まあこの時点で著者はデビューしたての新人だし、この後の成長込みの大賞受賞作ではあったんだろうな。世界観には魅力あったので洗練を期待していずれ続刊を読もう。
読了日:7月14日 著者:倉吹ともえ
南総里見八犬伝(二) 呪いとの戦い (講談社青い鳥文庫)南総里見八犬伝(二) 呪いとの戦い (講談社青い鳥文庫)感想
いよいよエピソードがあれやこれやと、どんどん展開。整理して語られるのと文章に簡易ながらも安定したリズムがあるおかげで、忙しなさや説明不足を感じることもなく。少年漫画のコミックスを繰るがごとく軽快さ。イラストレーションとの相乗効果がライトノベル的で、特に女装男子キャラの犬坂毛野はかなり萌えた。古風さを出すという方向ではなく、現代的リフレッシュを狙ったリライトといった感じか。それもかなり上手くいってると思います。気になるのは次巻で完結ということ。いまのところ風呂敷広げっぱなしなのであと一冊でいかにまとまるか?
読了日:7月11日 著者:時海結以,亜沙美
さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポさびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ感想
私は男性だしレズ風俗に行くこともありえないけれど、たいへん共感できる内容で面白かった。というかタイトルで興味本位で読んでみたら著者の心の遍歴メインの内容。よくある女性が自分の性体験を赤裸々に自慢気に語る本ではない。赤裸々に描かれるのはあくまでみ精神的なもので、微妙なニュアンスが適確に伝わってきて感心もするし、頭でも理解できる。過去の余裕のない自分を、現在の著者が冷静に観察して描いてる点に不思議な安心があった。絵といい、語り口といい洗練されてますね。これは著者の心がいろいろと整理されてるからでしょうなー。
読了日:7月9日 著者:永田カビ
虹のつばさ (講談社ノベルス)虹のつばさ (講談社ノベルス)感想
古風な児童文学的冒険活劇。設定やシチュエーションの作り込みが素晴らしく、ヒーローと少年と美少女が縦横無尽に活躍。前半のサイレント映画風のコミカルな活劇、後半の航空戦とメリハリが効いている。陰謀とロマンに満ちていてサービス満点。なのに、満腹感に欠ける。大時代な文体はレトロな気分が出て良いのだが、語り口のくどさ鈍重さがスピード感を殺していて、もどかしい。それで展開に新規さが無いからダレてしまう。赤城作品古めの定番料理出してくれるのは嬉しいんだけど、調理法がスマートじゃないのでまあまあ止まりになりがちだなあ。
読了日:7月9日 著者:赤城毅
アップフェルラント物語 (KCデラックス)アップフェルラント物語 (KCデラックス)感想
原作は読んでいるけれどほとんど忘れちゃってるので、こんなに趣向を盛り込んだ作品だったのか!と感心。前半のシンプルな追いつ追われつの活劇パートは、ドキドキハラハラしながらも絵の柔らかさ可愛さがあって、おおらかさが漂う。惜しむらくは、後半風呂敷が広がっていく展開になるにつれ慌ただしくなりテンポが崩れてしまうこと。紙幅に余裕があればより完成度の高いコミカライズになったと思うので、そこは残念。しかしその点を割り引いても、一冊で盛り沢山のジュブナイル冒険活劇として楽しめるしよくまとまっている。原作も読み返そう。
読了日:7月7日 著者:ふくやまけいこ
鉄の処女(アイアンバージン)JUN (St comics)鉄の処女(アイアンバージン)JUN (St comics)感想
表題作は怪力マッチョ美少女萌え漫画。途中、不動明飛鳥了が出てくるけど内容がデビルマンに寄るわけでもなく、サービス的出演。そのかわり内容が膨らむ前に打ち切り的に終っちゃうけどね。石川賢との共作の「UFOから来た少年ムー」もいまいち不発。こういうサイキックSF漫画って永井豪石川賢両者凄まじい傑作が他にあるしなー。
読了日:7月4日 著者:永井豪
Yaiba (Vol.4) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)Yaiba (Vol.4) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)感想
だんだんと道中もの伝奇ロマンになってきた。コメディー色が強いのでドキドキハラハラはせんのだが、このまったりほのぼの感がこの漫画の味なのかもな。
読了日:7月4日 著者:青山剛昌
伊達政宗 (SPコミックス)伊達政宗 (SPコミックス)感想
近年、永井豪が描いてる時代歴史ものは、けっこう手堅い。全盛期の伝奇SF作品群に溢れていた、パッションやインパクトを求めるのはさすがに無理。けれどもベテラン芸で伸び伸びと、描きたものを描いてる様には開放感があった。で、一冊のコミックスであるからどうしてもダイジェスト的内容ではある。が、青年期正宗の人格的変貌に絞ってドラマを作っているし、テンポ良く勢いのある展開。ちゃんとテーマも、永井豪らしい作品になってますね。
読了日:7月4日 著者:永井豪,ダイナミック・プロ
新潮文庫の100冊2016新潮文庫の100冊2016感想
既読18冊。この冊子自体が読み物として素直に楽しめるようになっていて、良いですなー。前のYonda?CLUBみたいに、キュンタでもっと積極的にグッズ展開してほしい。
読了日:7月2日 著者:
ナツイチ 世界をつくろうナツイチ 世界をつくろう感想
なんと既読3冊しかなかった。集英社文庫それなりに読んでるけど、この冊子で扱ってるのはあまり読んでない。
読了日:7月2日 著者:集英社文庫
カドフェス 発見!角川文庫 2016カドフェス 発見!角川文庫 2016感想
既読19冊でわりと読んでた。気分次第で対象本買ってブックカバー貰おうっっと。
読了日:7月1日 著者:

読書メーター

2016-06-30

5月の読んだ本 まとめ

2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:47冊
読んだページ数:8096ページ
ナイス数:4942ナイス

東京湾大海戦 (ジョイ・ノベルス)東京湾大海戦 (ジョイ・ノベルス)感想
タイトルは架空戦記風ではあるが、ほとんど海戦描写すらない。というより実質は歴史改変SFスリラー。そう読むと含蓄あり、皮肉の聞いた展開があって面白い。現代人の描写が書かれた当時の90年代風で、コギャル語が出てきたり気になるがそれ以外は今読んでも通じる内容。ところどころの書き込みには辻真先の博識が感じられて感心する。この構想で分量があれば膨らみが出たと思うものの、これはこれでコンパクトに読めるノベルズ本として楽しめた。示唆に富むテーマがあるわりに未消化で終わってたようにも感じるが、続編があるので読んでみる。
読了日:5月31日 著者:辻真先
村上海賊の娘 2 (ビッグコミックス)村上海賊の娘 2 (ビッグコミックス)感想
テンポよくかなり良く描けているコミカライズだとは思うが、ヒロイン以外の人物にちょっと魅力が乏しい感じ。もう少しユーモアや豪胆さが醸し出してほしいところ。そのへんは私が原作小説をすでに読んでしまっているので、まだ序盤なのにないものねだりをしているせいかもしれない。次の巻は合戦描写が激しくなると思うので、そこで作画家がどれだけ踏ん張ってくれるか期待。
読了日:5月30日 著者:
村上海賊の娘 1 (ビッグコミックス)村上海賊の娘 1 (ビッグコミックス)感想
かなり説明がちでな内容ではあるが、まだベース作りの段階なのでいまのところ仕方なし。むしろ原作序盤を上手く刈り込んで、絵で表現しているところに好感。また、ヒロインがちゃんと漫画のキャラクターとして躍動し魅力的に描けているところも良い。
読了日:5月30日 著者:吉田史朗,和田竜
ネシャン・サーガ〈1〉ヨナタンと伝説の杖ネシャン・サーガ〈1〉ヨナタンと伝説の杖感想
児童書ながらも本の大きさ分厚さにちょっとひるんだが、たいへん読みやすくするすると読み終えた。異世界を旅するワクワク感よりも観念的で教訓めいたメッセージが前面に出た内容。そういう意味では堅牢な良書なんだろうなあとは思うものの、いまいちなにかを啓発されるわけでもなく。なんか合わないなあ。
読了日:5月26日 著者:ラルフイーザウ
アイアムアヒーロー 公式アンソロジーコミック: 8 TALES OF THE ZQN (ビッグ コミックス) (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 公式アンソロジーコミック: 8 TALES OF THE ZQN (ビッグ コミックス) (ビッグコミックス)感想
個性の強い漫画家陣の作家性が爆発しまくってて、面白い。花沢健吾作品は一応下敷きにしてある程度で、あとはそれぞれ独自の切り口がひたすら新鮮。個人的には最初のいちゃラブな話が、好き。
読了日:5月25日 著者:水沢悦子,横槍メンゴ,石黒正数,オジロマコト,伊藤潤二,鳥飼茜,乃木坂太郎,吉本浩二
アイアムアヒーローinOSAKA (ビッグコミックススペシャル)アイアムアヒーローinOSAKA (ビッグコミックススペシャル)感想
…うん、まあ頑張ってる感はあるけどそんだけの話というか。根本は自分の彼女を奪還するという悪い意味でシンプルな話。ゆえにパニックやゾンビが飾りなだけになっているのが大きな問題点。で、画力演出は本家より格段に落ちるしなあ。
読了日:5月25日 著者:
アイアムアヒーロー 20 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 20 (ビッグコミックス)感想
現在のところの最新刊に追いついた。一気にお話がまとまってきたしまだまだ波乱はあるだろうけれども、確実に完結はする漫画のように思う。セカイ系的展開にもなってきたが、これまでの伏線がちゃんとあって、ここまで堂々とやられると感服する。また、私は過去の花沢健吾作品ではルサンチマンに思い入れがあり、アイアムアヒーローでも同じものを描こうという意志が感じられる。バーチャルリアリティとパニックホラーとジャンルはまったく違うのに、核の部分が相通じるところは作家性だなあ。次巻待ち。
読了日:5月25日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 19 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 19 (ビッグコミックス)感想
冒頭の妙に愛嬌のある怪人物が思索しながら、スペインの街をさすらう様は哲学的で味わい深い。またゆっくりとサブストーリーが本筋に重なってきて、そろそろ作品のステージがまた上がりそうな予感。
読了日:5月25日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 18 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 18 (ビッグコミックス)感想
この巻だけはまるで青春ロマンのように読んでしまった。今までにもあったけれど、滅びの世界だからこそみえるきらめきみたいな描写上手いよなー。ここでエンドというのはある意味幸せだけど、当然そうはならないし物語は続く。
読了日:5月25日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 17 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 17 (ビッグコミックス)感想
コロリ隊長、性癖はキモいがカッコイイ。ZQNに対抗する手段の工夫とか、妙に感心する。同じ漫画家でも容姿が近くても英雄とは対照的。
読了日:5月24日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 16 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 16 (ビッグコミックス)感想
な、なんとあっけない…。ここは描写が淡々としているだけに余計精神的にくる。本当につかの間の平穏だったのか。そして変容する世界の禍々しさ、気持ち悪すぎる。しかしどこかで何かを期待しまくっている自分がいる。
読了日:5月23日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 15 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 15 (ビッグコミックス)感想
風景描写が素晴らしいのも当然あるが、破滅的世界が恐ろしかったはずの作品なのに、いつのまにやら憧憬すら抱かせる居心地の良いものに思えてきた。今の展開が比較的穏やかだしつかの間のことなのかもしれないけれど、なにか生きている実感のようなものがある。
読了日:5月23日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 14 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 14 (ビッグコミックス)感想
混浴風呂に入りたいがために銃一丁で命懸けで奮闘するという、熱くて感情移入する展開。いやはや、面構えも立ち姿も男らしくなりましたなあこの主人公。
読了日:5月23日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 13 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 13 (ビッグコミックス)感想
ようやく話が英雄パートに戻ってきたが、なにか不思議な穏やかさ開放感がある。作品がこれまでと別種の魅力を放ちだしたというべきか。会話からも世界観の広がりを感じた。正直ここ数巻読むモチベーションが下がりつつあったものの、またテンションが上がり始める。
読了日:5月23日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 12 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 12 (ビッグコミックス)感想
別パートの話と割り切って読んでいたら本筋と内容とテーマが重なってきた。急ピッチで変化を繰り返すタイプではなく、緩やかなうねりのように上がってくる漫画だなこれ。
読了日:5月23日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 11 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 11 (ビッグコミックス)感想
今回は完全に別グループの話になり正直言って、序盤にあった異常なまでの緊迫感がついに途切れてしまった。だからといってこの漫画がつまらなくなったと言いたいわけでは、ない。作品そのもののステージを大きくするための下地作り段階だと思うので。このへん炸裂するのはまだまだ後だろうし様子見。
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 10 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 10 (ビッグコミックス)感想
少しずつ話の柱が一本一本増えている感じ。そのぶん今のところ展開がもどかしいが、これが太い流れになっていくことに期待する。
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 9 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 9 (ビッグコミックス)感想
台湾編から世界の変貌が描かれたり、一方で主人公が状況に慣れ始めていたり主に変化が描かれるブリッジ的内容。前巻で一旦のクライマックスを迎えた気がするので、ここからどういう方面に盛り上げるか?
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 8 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 8 (ビッグコミックス)感想
ひょお〜!来ました活劇的カタルシス。ここは主観的視点での描写が効果的で実に上がるっ。ショットガンのひたすら連射はかっこ良すぎて、誰ぞ女の子が見てないのがもったいない。
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 7 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 7 (ビッグコミックス)感想
漫画表現の豊かさが作品として頼もしく、読者としては不安さに巻き込まれる。物理的にも抽象的にもヒエラルキーの安定しない感じがなんとも嫌であるし、何かしら主人公に積極的行動を期待してしまう部分もある。
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 6 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 6 (ビッグコミックス)感想
いい感じでユーモアが前面に出てきたなあ。クソ真面目に世界や倫理について論議してたのにモテ話になってニヤける主人公に爆笑。それとゾンビ少女萌え。で、いよいよショッピングモールと定番の展開へとお膳立ては整った。次はどうなるか?
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 5 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 5 (ビッグコミックス)感想
序盤の強烈なショックはなくなってきたものの、恐怖が複合的になってきた。何気ない風景が怖い、群衆が怖い。その上に異変が、怪異が突発的に時には静かに進行する。主人公目線だけでなくマクロな視点の描写がようやく盛り込まれてきたが、ここにもアイロニーやブラックユーモアが漂う。
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 4 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 4 (ビッグコミックス)感想
この巻になっても怖いが女子高生ヒロインが出だしてから、楽しくもなってきた。主人公が男性としても、大人としても頼りないし、かといって自分がこの状況に立たされたらやっぱり頼りないだろうしなあ。それでも破滅的状況に女の子と二人っきりって憧れるじゃん?
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 3 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 3 (ビッグコミックス)感想
タクシーの場面のブラックユーモアが凄まじい。主人公がやたら道徳を守ろうとするのが物哀しく、切羽詰まった感じがした。闇の恐怖、孤独の辛さ寂しさの表現があまりにも豊かで恐ろしく読むながらも、一方で漫画を読む快楽を感じる。女の子が出てくると気持ち的にやすらぎますな。
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 2 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 2 (ビッグコミックス)感想
ひぃ〜めっちゃ怖い!でもってめっちゃ面白い。恐怖の横にもちゃんと日常があって、またその日常がぶっ壊れていく描写がたまらん。絵柄も漫画としても作り込みがリアルなのに、現実感の無さが嫌。もしかしたら主人公同様、崩壊した現実を受け入れたくなくなってしまっているかもだが。
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス)感想
不安と不穏が漂う中、リアルな絵柄で現実と虚構の曖昧さを見せられ、精神的に突っつき回され、最後に恐怖を叩きつけるこの呼吸が素晴らしい。1巻はほとんど予兆で何かがようやく起こるところまでではあるが、良く出来た導火線には発火する前でも魅せられる。
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
引っ越し大名三千里 (ハルキ文庫 と 6-2)引っ越し大名三千里 (ハルキ文庫 と 6-2)感想
現代で言うところの「引きこもりオタク」な侍が主人公。大役を押し付けられて意外な才能を発揮、成長していく様は読みやすく程よくユーモアがあって楽しい。また数々の難関をクリアしていく展開は痛快。欲を言えば、深みがない。主人公以外の人物の描き込みはあっさりすぎるし、重厚な人間ドラマになりそうなところはすっ飛ばしてしまう。終盤はダイジェストめいている。しかしあえて書き込まないことで、ライトなエンターテイメントとしてスッキリ。気持ちのいいハッピーエンドを迎えられると言えよう。これも映画化すると面白いかもねー。
読了日:5月19日 著者:土橋章宏
明治剣狼伝―西郷暗殺指令 (時代小説文庫)明治剣狼伝―西郷暗殺指令 (時代小説文庫)感想
ミッションもの冒険小説定番の内容と展開で、すこぶる好みの作品なのにストレートに楽しめないところがありもどかしい。バックボーンはよく描けているのに、人物描写が薄めで肝心の活劇行に線の太さがあまりない。序盤のセットアップのパートでもうちょっと気分的にノセてほしかった。しかし後半、伝奇的にぐいぐいスケールが大きくなる展開はかなり良い。もっとボリュームがあってもいい作品じゃないかと。そのへんパワーアップした著者の新作が出るようであれば、読んでみたいですね。
読了日:5月19日 著者:新美健
しばられ同心御免帖 (徳間文庫)しばられ同心御免帖 (徳間文庫)感想
外来語、カタカナ、現代的ワードが飛び交うやたらテンションの高い文章。ライトノベルばりのフォントいじり。濃すぎるキャラが奔走するポップでギャグが前面に出ている内容。それでも時代小説として、また捕物帳としての地盤やお話づくりはしっかりしていてちゃんと読ませる。こうなるとむしろそういった型すら破壊ほしいぐらいではあるが、話数を追うごとにノリも良くなるのでそういう意味でも面白い。エピソードを重ねれば重ねるほどキャラの掛け合いや悪ノリが激しくなるタイプの作風と見たので、続刊希望。
読了日:5月19日 著者:杉澤和哉
僕が僕であるために。(1) (ガンガンコミックスJOKER)僕が僕であるために。(1) (ガンガンコミックスJOKER)感想
一週間フレンズ。の後日譚がまず目当てで読んだら、本編も面白かった。設定はよくありがちなのに切り口が独特。モノローグが多いのに感情に溺れてる感じがない。演出も控えめなのに魅力的。ちょっと不思議な味わいがある。まだお話は始まったばかりなので愛着が湧くとまではいかないけれど、まずは絶妙なツカミの第1巻。さてその後の一週間フレンズの方は思ったより短めだったけれど、長谷くんと藤宮さんを見てるだけで幸せなのでこれでいいのさ。
読了日:5月13日 著者:葉月抹茶
田中くんはいつもけだるげ 5.5 OFFICIAL TANAKABOOK (ガンガンコミックスONLINE)田中くんはいつもけだるげ 5.5 OFFICIAL TANAKABOOK (ガンガンコミックスONLINE)感想
かなり読み応えのあったファンブック。というより主人公の田中くんに影響されて私も気怠く読んでいたらしく、細かい設定とか人物像把握出来てなかった。そのへんいろいろと整理出来て良かったです。それに記事が充実してるしおまけ漫画も面白い。冷静に考えたらけっこう登場人物多いし人間関係絡んでるんだよなあ。特に作中あんまり語られないそれぞれのプロフィールがあって興味津々でした。
読了日:5月13日 著者:ウダノゾミ
田中くんはいつもけだるげ(5) (ガンガンコミックスONLINE)田中くんはいつもけだるげ(5) (ガンガンコミックスONLINE)感想
したーんしたーんしたーんに爆笑。ここは絵の脱力感もあって最高。私はスポーツするのめんどくさい人だけどここまで出来んわ。雨の日にもっさりモード宮野も可愛い。巻数を追うにつれひたすら女子力が上がる太田やら、最後の新キャラと田中くんとの絡みが可笑しい。
読了日:5月13日 著者:ウダノゾミ
田中くんはいつもけだるげ(4) (ガンガンコミックスONLINE)田中くんはいつもけだるげ(4) (ガンガンコミックスONLINE)感想
けだるげに過ごすために妙な努力をしている田中くんがちょっとけなげ。一方、1人だけラブコメモードの白石さんの空回りっぷりが可愛い。気持ちはわかるけど今のところお似合いの二人って感じじゃないんだよね。でも頑張れ。いや頑張らないほうが良いのかな?
読了日:5月13日 著者:ウダノゾミ
田中くんはいつもけだるげ(3) (ガンガンコミックスONLINE)田中くんはいつもけだるげ(3) (ガンガンコミックスONLINE)感想
けだるげながらも季節のイベントがあったり、そこはかとないドラマの予感はある。けれども田中くんだけはいつも変わらず。こうなってくるとクールというかもうハードボイルドですな。花火大会から文化祭という展開は、ゆっくり時間が流れている感じがあって好き。
読了日:5月13日 著者:ウダノゾミ
田中くんはいつもけだるげ(2) (ガンガンコミックスONLINE)田中くんはいつもけだるげ(2) (ガンガンコミックスONLINE)感想
2巻も読むのに時間が掛かる。ちゃんと面白いんだけど、田中くんのペースに巻き込まれてページを繰ると異様な眠気が。私はけだるさを体得しているんでしょうか?どっちかというと私の怠け癖が刺激されてる気もするが。けだるそうながらも頑張っている田中くんは偉いのかもね。あと女性キャラはものすごーく元気で、思いっきり行き違ったりしてる様が可愛かったり可笑しかったり。白石さんが少女漫画的に片想いしてるのも、本人が一生懸命なだけに妙にユーモラスな雰囲気が漂う。
読了日:5月11日 著者:ウダノゾミ
田中くんはいつもけだるげ(1) (ガンガンコミックスONLINE)田中くんはいつもけだるげ(1) (ガンガンコミックスONLINE)感想
アニメから入って原作漫画を読む。読んでる間の体感時間がとても長い気がする。主役の田中くんのペースに巻き込まれちゃうからかな?程よく肩の力が抜ける。でもそれだけじゃなくって、女の子キャラが生き生きしてて良いです。特に勝手に動揺しまくってる白石さんが可愛いねー。
読了日:5月10日 著者:ウダノゾミ
侵略!イカ娘 22 (少年チャンピオン・コミックス)侵略!イカ娘 22 (少年チャンピオン・コミックス)感想
最終巻だけど、まったく終わった巻のない22巻。もちろん良い意味で。ただ、ものすごーく長い夏休みが終わったような気持ちだけがある。あと絵とキャラクターの安定感が凄い。特段に尖ったところのない作品なだけに、なんでもない場面からにじみ出る魅力と地力。カラー扉絵が1巻表紙のリニューアルだったり、アニメ第1話の場面を意識したコマがあったり原点を忘れてないのが伝わってきますね。イカ娘はまた新連載が始まったりして良いタイプの作品だと思うし、作者もその気があるようで嬉しい。いつかまた会える日まで、しばしのお別れでゲソ!
読了日:5月7日 著者:安部真弘
一週間フレンズ。7+1 友達ブック。 (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。7+1 友達ブック。 (ガンガンコミックスJOKER)感想
う、うーん。ゆるふわな紙面にピュアすぎる台詞が並んでいる紙面は、いくらないんでも照れくさいです。完結巻読んだ直後でもあったし、こういうのはちょっと間を置いて読むと、振り返りにちょうど良くなるかな?と。今回もカラーイラスト収録は嬉しかったし、なんといっても後日譚。高校生活が閉じられていって開けた未来がある。このエピソードがあってこそ座りがいいし、本当に作品が完結した気持ちになりました。
読了日:5月7日 著者:葉月抹茶
一週間フレンズ。(7)完 (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。(7)完 (ガンガンコミックスJOKER)感想
完結巻。正直、後半の巻は引き伸ばし感があって緊密度が落ちた印象。それゆえに収まるべきところに収まるはずのラストもちょっと弱い。本来はもっとコンパクトにまとまるべき作品だったんだろうな。しかし話数が伸びたゆえに描かれたサブエピソード的なお話は良かったし、膨らみが出たとも言える。すっきり構成されたアニメ版から原作漫画という流れが私的に良かったのか、最後まで興味深く読めた。紙面に漂う清浄な空気感が良かったし、もう一歩踏み込まない加減はもどかしいと言えばもどかしいけれど、それがちょうどいい気もします。
読了日:5月7日 著者:葉月抹茶
一週間フレンズ。(6) (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。(6) (ガンガンコミックスJOKER)感想
長谷くんが空回りしてたり一人相撲状態でちょっと辛いが、まだ高校生だからこその不器用さではあるな。この巻はむしろ過去編というべき中学時代のエピソードの方が読みどころといった感じ。長谷くんと桐生くんの出会いの話が良かったし、藤宮さんと一瞬ながらも初対面する場面も印象に残る。後は次の最終巻次第。
読了日:5月6日 著者:葉月抹茶
一週間フレンズ。5.5 FANBOOK トモダチのキオク。 (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。5.5 FANBOOK トモダチのキオク。 (ガンガンコミックスJOKER)感想
淡いタッチのカラーイラストがとても良い。作者インタビューも興味深い。エピソードの振り返りやキャラクター紹介は5巻までを一気読みしてきた直後なので、あんまり嬉しさがない。これはタイミングの問題でもう少し時間を置いて読み直すと、懐かしいアルバムをめくっている感じが出そう。それでもこれまでの良いおさらいになったので、本編6巻へ。
読了日:5月6日 著者:葉月抹茶
一週間フレンズ。 (5) (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。 (5) (ガンガンコミックスJOKER)感想
あいかわらず面白いけどちょっとつらい展開に入ってきて、最後にドーン!かといって登場人物に誰一人嫌なやつがいないし、この作品のトーンからしてこの後見るに耐えないドロドロにはならないかと。長谷くんがこの試練を乗り越えてくれることに期待。
読了日:5月6日 著者:葉月抹茶
一週間フレンズ。 (4) (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。 (4) (ガンガンコミックスJOKER)感想
文化祭のパートはアニメには無かったのでより新鮮に読めた。二人のイチャイチャ感がまたたまらんですな。展開的にはショッキングなことがあったり不穏な雰囲気も漂ってるけれど、完全に暗くなってしまわないよう留まってるバランスが良いです。
読了日:5月6日 著者:葉月抹茶
一週間フレンズ。(3) (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。(3) (ガンガンコミックスJOKER)感想
この巻で藤宮さんに他の友達が増えながらも、主人公の長谷くんとの仲がより急接近していく流れは微笑ましいやら、ドキドキするやら。それだけに終盤の叩き落とすような展開がキッツいね。次巻へ。
読了日:5月5日 著者:葉月抹茶
一週間フレンズ。(2) (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。(2) (ガンガンコミックスJOKER)感想
2巻の展開もアニメを見て知っているんだけど、それで面白さが目減りしていない。作品の魅力がお話だけじゃないってことだよね。藤宮さんの愛らしさと独特の透明な空気感が心地良い。
読了日:5月5日 著者:葉月抹茶
一週間フレンズ。(1) (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。(1) (ガンガンコミックスJOKER)感想
アニメを放送当時に見ていて好きだったけれど、この原作漫画は初めて手に取る。お話は知っていてもちゃんと面白い。四コマパートが多いのでまたリズムが違うし、空気感も違う。で、漫画でも藤宮さんの可愛らしさにやられる。アニメと比ると漫画の方の藤宮さんは小動物的な雰囲気がある。ふわふわした中にドキドキがあって良いです。続けて読んでいこう。
読了日:5月5日 著者:葉月抹茶
プラチナエンド 2 (ジャンプコミックス)プラチナエンド 2 (ジャンプコミックス)感想
二転三転なんてどころじゃない急展開の連続に唖然呆然。まったく出し惜しみということをしませんな。デスノート序盤のドライヴ感再び。デスノートばりの知略の応酬がすでに猛烈な勢いで叩き込まれる。作品がどこに向かうのか、まるでわからないワクワク感。内容はデスノートを想起させるのに、明らかにデスノートとは反対の地平を目指していることはハッキリ伝わる。全編先が気になって、あっという間に読めた。
読了日:5月2日 著者:小畑健

読書メーター

2016-04-17

3月の観たDVD まとめ

3月の鑑賞メーター
観たビデオの数:5本
観た鑑賞時間:400分

映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!(Blu-ray特装版)映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!(Blu-ray特装版)
長編アニメとCGアニメの中編、短編の三本立て。どれもカボチャをモチーフにしたお話なので統一感はある。「キュアフローラといたずらかがみ」は一種の実験アニメみたいなもんでしょうか?「パンプキン王国のたからもの」はどうしても尺の関係かドラマ展開が薄いし間合いもタメがなくて変なところがある。三本立て仕様の割りを食った感じ。そこさえ割り切れば十分面白いが。「プリキュアとレフィのワンダーナイト! 」はCGならではの異化効果やギャグ、可愛らしさもあってこれが一番楽しかった。時間的にもちょうど良いし、バラエティーがある。
鑑賞日:03月22日 監督:座古明史,宮本浩史,貝澤幸男
風光る剣~八嶽党秘聞 [DVD]風光る剣~八嶽党秘聞 [DVD]
藤沢周平の原作「闇の傀儡師」を読んだきっかけに鑑賞。もともとの小説は長めで波乱に富んでいるから、2時間強のスペシャルドラマよりは連続ドラマの方があっていたように思う。それでも時間内にほとんどのエピソードは拾ってまとめてある。しかし、感心出来るのはそこだけでテンポは平板、殺陣はユルユルで凡庸な仕上がり。忙しい展開なのは仕方がないとしてもメリハリさえしっかりしていればだいぶ違ったのではないかと。原作小説のおさらい的にはちょうど良かったのではあるけれど。
鑑賞日:03月17日 監督:
ハートキャッチプリキュア!【3】 [DVD]ハートキャッチプリキュア!【3】 [DVD]
相変わらず絵のカッコよさ、お話の可愛らしさ、アクションのメリハリなど絶妙なブレンド。特に9話の演出が繊細で見入るものがある。
鑑賞日:03月11日 監督:
ジュラシック・ワールド ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]ジュラシック・ワールド ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]
一作目のように恐竜が出てただけで驚けるわけでもなく、スピルバーグの息を飲むクリフハンガー演出の連打もなく。んで登場人物が事態を収拾するどころか後先考えない行動して最悪になっていくからサスペンスもあまりないわけでして。まあ人間ドラマ側から見ると感心しないが、怪獣映画的に見るとなかなかテンションが上がる。恐竜テーマパークをちゃんと見せてくれる前半はワクワク。そして数種の恐竜が入り乱れての最終決戦は、コンビネーションの見せ方が素晴らしく燃えるし男泣き的興奮。恐竜映画で人間より恐竜が立ってるならそれでもう良し。
鑑賞日:03月09日 監督:
日本巖窟王【NHKスクエア限定商品】日本巖窟王【NHKスクエア限定商品】
全23話と長丁場ではあったがたいへんに面白く、各話必ず最後に引きがあるので次々と見てしまう。大元のモンテ・クリスト伯が好きなので鑑賞したら、換骨奪胎が適切であり、原作にとらわれすぎもせず時代劇ならではの飛躍が滅法面白い。人間関係入り乱れるお話なのに、スッキリ見せる展開が素晴らしい。各登場人物も適材適所の配役で躍動する。西洋と東洋の伝奇ロマンが見事に融合。惜しむらくは最終話が忙しいので、余韻に欠けること。エピローグだけであと一話欲しかった。とは言え娯楽性は抜群で画面の時代性もむしろ味がある。なかなかに痛快。
鑑賞日:03月07日 監督:

鑑賞メーター

2016-04-16

3月の読んだ本 まとめ

2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:4289ページ
ナイス数:3399ナイス

アニメ監獄学園を創った男たち (ヤンマガKCスペシャル)アニメ監獄学園を創った男たち (ヤンマガKCスペシャル)感想
これアニメ放映前に読めたら凄い予告漫画としてインパクトあったかも。いや、現在読んでもインパクトあるけどさ。島本和彦「燃えよペン」の嵐の転校生アニメ化のエピソードを思い出した。漫画としての見せ方演出も島本作品に似てますね。どこまで事実かフィクションかわからんけど、おそらく誇張表現が派手すぎるのが作ってるぐらいで、だいたいは事実な気がする。思い返しても強烈な面白さのアニメだった。作中の鈴村健一のように私も二期切望しております。それと平本アキラの原作漫画は未読なのでいずれ手にとってみよう。
読了日:3月31日 著者:ハナムラ
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (9) (ガンガンコミックスONLINE)私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (9) (ガンガンコミックスONLINE)感想
web連載で内容は知っていたけれども、修学旅行編は単行本でまとめて読むと面白さ倍増。自由行動の話が今までありえなかったオチがついてハートウォーミング。これでもこっちも成長したな、と思いきや次の二人部屋の話のえげつない態度に爆笑。ぜんぜん成長してねえっ!それでも友人が増えたことによってこの辺りから漫画の方向性がちょっと変わってきたよな。この作品なりにドラマチックにはなってるし。私的にはヤンキーの吉田をもこっちがキレさせる展開が好き。あと小宮山にはもうちょっと親切にしてやれよ、といつも思う。
読了日:3月23日 著者:谷川ニコ
ハイキュー!! 3 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 3 (ジャンプコミックス)感想
バレーボールってこういうスポーツだったんかいっ!と、今更知ることがたくさん。そういう情報の部分も面白いけど今のところドラマチックに上り調子の展開が続いて気持ちがいい。いつまでもこういう流れというわけにはいかんし、かといって面白さを持続させにゃーならんだろうしどう持っていくのか?続刊に期待。
読了日:3月23日 著者:古舘春一
てーきゅう10 (アース・スターコミックス)てーきゅう10 (アース・スターコミックス)感想
ひたすら女の子がボケまくるしかないが、妙な中毒性がある。しかし以前の登場したキャラが出てきてもまったく思い出せない。
読了日:3月23日 著者:ルーツ
てーきゅう9 (アース・スターコミックス)てーきゅう9 (アース・スターコミックス)感想
あまりの本筋の無さに、過去出てきたらしきキャラが出てきてもなんだか記憶が曖昧だし、マジかネタかボケかわからんし、読み終わったら漫画の内容もよく覚えとらんしと、まあこういう感じで脳みそが柔らかくなるけど楽しいのでそれで良いんです。
読了日:3月23日 著者:ルーツ
てーきゅう 8 (アース・スターコミックス)てーきゅう 8 (アース・スターコミックス)感想
ひたすらボケっぱなしギャグ。アニメ見慣れてると読むテンポが難しい。
読了日:3月22日 著者:ルーツ
おそ松くん (1) (竹書房文庫)おそ松くん (1) (竹書房文庫)感想
赤塚漫画は後のかなりぶっ飛んだ作風のものしか読んだことないので、おおらかな雰囲気が逆に新鮮。といっても当時はこれで攻撃的だったのかもしれないが。時事ネタをちょいちょい入れてあってわかるものと、わからないものがあったり。「地球は青かった」がよく出てくるのはガガーリンか。バナナとコレラで検索してみたら当時そういう騒動があったらしい。チビ太とかイヤミやら脇キャラが出てこないので、この段階はまだエンジンが掛かる前なんかな?
読了日:3月22日 著者:赤塚不二夫
Go!プリンセスプリキュア オフィシャルコンプリートブック (Gakken Mook)Go!プリンセスプリキュア オフィシャルコンプリートブック (Gakken Mook)感想
Go!プリンセスプリキュアは全編とても面白かったので各話おさらい出来るのがありがたい一冊。ヴィジュアルが値段のわりに充実しているのが嬉しいし、各設定も読める。一番興味深いのはやはりスタッフインタビューで、かなり手探りしながら作っていたのがわかった。その上でいろいろ工夫したようで、そのへんの苦労がちゃんとアニメーションとしての面白さに反映されてましたなあ。来年の今の時期には魔法つかいプリキュア!のオフィシャルコンプリートブックが読めるといいね。
読了日:3月22日 著者:
精霊の守り人 3 (ガンガンコミックス)精霊の守り人 3 (ガンガンコミックス)感想
完結巻。怪物ラルンガをめぐるアクション描写が漫画ならではの迫力。原作小説を読んだ直後にこの漫画版を読んだが、十二分に読み応えがあった。同じ話を繰り返し読むにしても小説には小説の、漫画には漫画なりの表現があって楽しめる。また藤原カムイが漫画表現の地力を見せてくれたのも素晴らしい。明日から放映が始まるドラマ版が映像表現ならばこその魅力があるとなお嬉しい。そしてアニメ版も評判良いようなのでいずれ鑑賞しよう。
読了日:3月18日 著者:藤原カムイ,上橋菜穂子
精霊の守り人 2 (ガンガンコミックス)精霊の守り人 2 (ガンガンコミックス)
読了日:3月18日 著者:藤原カムイ,上橋菜穂子
精霊の守り人 1巻 (ガンガンコミックス)精霊の守り人 1巻 (ガンガンコミックス)感想
原作小説を再読した機会に漫画も再読。まったく小説通りな印象で今のところ忠実なコミカライズ。そして漫画ならではの魅力もちゃんとあり、異世界の風景や風俗など細かい部分の描き込みに雰囲気がある。また水の表現やアクションシーンが素晴らしい。次巻へ。
読了日:3月18日 著者:藤原カムイ
精霊の守り人 (新潮文庫)精霊の守り人 (新潮文庫)感想
再読。あれ?こんなにアクション激しい内容だっけな。まあとにかくお話を忘れてたおかげで、まっさらな気持ちで楽しく読めた。活劇としてもファンタジーとしても面白く、なぜ以前の自分が一冊目以降読もうとしなかったのかわからない。ちょい説明過多なのが気になる、ぐらいしか言うことがない。んでこのあたりの設定も後々シリーズとして効いてくるんだろなあ、と。ということで今回は続けて読んでいこう。
読了日:3月18日 著者:上橋菜穂子
闇の傀儡師〈下〉 (文春文庫)闇の傀儡師〈下〉 (文春文庫)感想
下巻もたいへんに面白く、派手な筋立てで意識して伝奇ロマンを書いているにしても最終的に藤沢周平らしい小説として結実。読み終わってみると活劇よりもしっとりした人間ドラマが印象に残る。また背後にあった陰謀が徐々に見えてくる不気味さにも味があり、「闇の傀儡師」というタイトルの秀逸さも染みてくる。ただ逆に考えれば藤沢作品としては装飾過多にも思えてしまう。やはりシンプルな内容の方がこの筆致は引き立つような気がする。資質が伝奇向きの人ではないし、これ一作のみというのも納得。いろんな意味で屹立した作品ではあった。
読了日:3月17日 著者:藤沢周平
お父さんお母さんのためのプリキュア新聞 2016年♡春号お父さんお母さんのためのプリキュア新聞 2016年♡春号感想
ここ数年この時期に、プリキュア新聞で新作の予習をしてオフィシャルコンプリートブックで前作の復習をするのが恒例になってきた。創り手側の今後の展望が興味深い。今やってる映画も気になるけどなかなか観に行く勇気がでないのよな。記事も充実してたので良かったように思います。Go!プリンセスプリキュア オフィシャルコンプリートブックの方が近々出るのでそちらも楽しみ。
読了日:3月16日 著者:日刊スポーツ新聞社
NHK放送90年 大河ファンタジー 「精霊の守り人」SEASON1 完全ドラマガイド (エンターブレインムック)NHK放送90年 大河ファンタジー 「精霊の守り人」SEASON1 完全ドラマガイド (エンターブレインムック)感想
ドラマ鑑賞のための予習に。この本に収録のフォトやTVの番宣を見る限り、とても面白そうではあるが、やはり本放送を見ないとなんとも言えない。でも出来うる限り良質な作品になっていることに期待。それと原作シリーズ序盤しか読んでないから弾みをつけて、全巻読んでしまおうと思案中。
読了日:3月16日 著者:
闇の傀儡師〈上〉 (文春文庫)闇の傀儡師〈上〉 (文春文庫)感想
藤沢周平にしては珍しい派手な伝奇活劇。そして人物の造形や配置、文章の豊穣さしなやかさは逆に藤沢周平らしい。設定が大きいのに細部の地に足の着いた描写が絶妙。これによって全体に緊張感や焦燥感が漂う。敵の八嶽党ははっきり全貌を見せず、時に誰が敵やら味方やらわからなくなる展開は上質のサスペンススリラーのごとし。上巻はまだ抑え気味に思うが、現段階でたいへん面白いのでこの勢いのまま下巻へ。
読了日:3月16日 著者:藤沢周平
遺恨―鬼役〈4〉 (光文社時代小説文庫)遺恨―鬼役〈4〉 (光文社時代小説文庫)感想
シリーズ4冊目にして良い感じにユーモアが漂ってきたし、ホームドラマ的な雰囲気も楽しい。収録4編それぞれに味わいが違ってなかなか面白かった。地道に一定の間隔で読むのには最適なので、この後もシリーズを追っていきたい。
読了日:3月12日 著者:坂岡真
黄金の剣士 島原異聞 (招き猫文庫)黄金の剣士 島原異聞 (招き猫文庫)感想
かなり大きい仕掛けを複数盛ってあって、これ一冊で全部やるの?と疑問ではあったがやっぱり全部展開はしなかった。それでも一定の満足感があるのは、コンパクトに上手く語れていてこの一冊でもまとまりがあるから。でも、大きなお話のほんの前哨戦までで終わってるのは間違いないわけで。続編があれば、こういうタイプの時代小説も少ないので応援したいが、続編出るかなー?
読了日:3月11日 著者:近藤五郎
影姫参上〈上巻〉 (コスミック・時代文庫)影姫参上〈上巻〉 (コスミック・時代文庫)感想
謀略で身分を追われた者が、長い雌伏を経て復讐するという巌窟王パターン。冒頭から波乱万丈のエピソードを次々と繰り出し、凄まじい勢いで展開するのでかなりの勢いで読めた。定番のパターンとは言いながらも細部にはオリジナリティーがある。しかし上巻3分の2過ぎたぐらいになるとどうにもテンションが下がる。各登場人物の魅力の無さが原因で、島田一男は初読みなのではっきりとは言えないけれど、そういう描写が苦手なんでしょうか?影姫に今で言う「萌え」的な描き込みがあってヒロインとしての輝きがあれば求心力も出るのだが。まあ下巻へ。
読了日:3月7日 著者:島田一男
女が、さむらい (角川文庫)女が、さむらい (角川文庫)感想
勝手に連作の捕物帳的な内容と予想して読んだらまったくそうではなかった。剣豪小説風であり伝奇ロマンのようでもある。あえて現代のモチーフを平気でばんばんぶち込むのが風野作品らしいし、それをユーモアでくるんで納得させるのも著者らしい。腕は立つが実戦ははじめたばかりというヒロインの成長とラブロマンスは今後確実に楽しめそう。面白そうなドラマの第一話までといったところでこの巻は終わるし、本題は次巻を待つとしか言えない。しかし仕込みはしてあるし、著者の手腕には大いに期待しているのでやはり続きは楽しみだ。
読了日:3月2日 著者:風野真知雄

読書メーター

2016-01-02

12月の読んだ本 まとめ

2015年12月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:3358ページ
ナイス数:3942ナイス

バンドーに訊け! (文春文庫)バンドーに訊け! (文春文庫)感想
当時は本の雑誌を購読していて、収録の書評をだいたいリアルタイムに読んでいたはず。20年以上前のだから取り上げてる作家にしても現役だったり、すでに消えていたり。なんだか無情だのう。書評のはずなのに私事がやたら書いてあってまるでエッセイ集のようにも読める。それゆえになんだか切ない情感が漂う。その切なさが他人事ではないのは当時これに影響されて読んだ本がたくさんあるからか。書評家・坂東齢人としてもっと活躍してほしかった。パソコン通信で本の情報やりとりしてるって羨ましかったね。今ここで私がやってるのも同じことかな?
読了日:12月30日 著者:馳星周
女賞金稼ぎ 紅雀 血風篇 (光文社文庫 か 51-4 光文社時代小説文庫)女賞金稼ぎ 紅雀 血風篇 (光文社文庫 か 51-4 光文社時代小説文庫)感想
うっひょー、これは面白い!小気味よい快作。復讐ものとして勘所押さえまくりだし、展開がキビキビしている上に捻りがあってグイグイ読ませる。退屈する瞬間がない。序盤はヒロインの造形が弱いかと思ったが、後半ひたすら行動を描くだけで立てるなど小憎らしいほど上手い。派手な見せ場が二段構えであったり、アクションメインかと思いきやミステリー的な伏線や仕掛けも丁寧で小技が効いてる。サービス満点の痛快娯楽復讐活劇。今から来月発売の続刊が楽しみで仕方ない。ベテラン作家の別名義だそうだが確かに手練の味わいと巧さ。
読了日:12月23日 著者:片倉出雲
神子上典膳 (講談社文庫)神子上典膳 (講談社文庫)感想
剣豪小説、冒険活劇、ある種の仕掛け、といろんな要素が入ってるし、各パーツ上質ではあるが、一冊のまとまりで考えるとカタルシスが弱い。剣戟場面の殺気は素晴らしいが勝敗がぼやかされる展開が多い。活劇としては主人公の造形がぼんやり焦点があってないので盛り上がらない。なんでそうなちゃってるのか?は終盤で腑に落ちて、ああなるほどではある。でもこれ、ここにいたるまでの展開をモヤモヤさせる効果になってないか。仕掛けとしては面白いんだけどさ。初期作品なので光るものがあってもまだ炸裂していない、といったところか。
読了日:12月23日 著者:月村了衛
魔法少女まどか☆マギカ[魔獣編] (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女まどか☆マギカ[魔獣編] (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)感想
安心と安定のハノカゲ氏によるまどマギコミック版。絵や演出が素晴らしく、アニメ版を上手く取り込んでいて、所々オマージュ的な場面や台詞の挿入も適切。魔獣の造形や見せ方がたいへん面白い。あとアクションやバトルシーンがほんとに上手くなったなあ。ということでヴィジュアル的には隙がないが気になるのは内容。戦う相手が魔女から魔獣に変わっただけの語り直しなだけに思えなくもない。それでも十分に読ませるから良いが、より高みを目指してほしいところ。1巻は土台で、ここから新しいドラマを作ろうという意志は感じられるので2巻待ち。
読了日:12月15日 著者:原案:MagicaQuartet,漫画:ハノカゲ
このミステリーがすごい! 2016年版このミステリーがすごい! 2016年版感想
国内外ともにベストテンどころかベスト20で読んでる本が一冊もない。かといって何かを読んでみようという気にもあまりならず。今のところ読書の興味がミステリーに向かってないようだ。まあ、いずれミステリー読みたくなったときの参考にはなると思う。
読了日:12月12日 著者:
この時代小説がすごい! 2016年版この時代小説がすごい! 2016年版感想
作家や出版社の2016刊行予定を知ることができるのはたいへん有難い。今年も自分なりに時代小説は読んできたものの、こうしてムックを見てみるともの凄い出版量。なんとなく忍者ものが復権してきている気がする。充実のブックガイドになっているかと思います。おかげで読みたい本が増えたけど、それより手元にある積読をじっくり片付けていかんとなあ。
読了日:12月10日 著者:
ワイルド7R(2) (マンサンコミックス)ワイルド7R(2) (マンサンコミックス)感想
冒頭の古都京都を舞台にしたバイクアクション、後半のショッピングモールでの大活劇など絵の密度、構図、発想はさすが望月三起也で目をみはる。しかしワイルド7として期待するものが足りなさすぎて、もにょる。描き下ろしコミックス一冊ではそりゃ無理な話なんだけれど、7人のキャラが立ってこそワイルド7だと思うし。あと一転して反撃に出るパートが短すぎるのでカタルシスが弱い。それでも新作が読めるのは嬉しいことではある。飛葉ちゃんが一歩引いてバックアップで、大悟が前面に出ているのは上手く世代交代してる感じがよく出ていて良いね。
読了日:12月10日 著者:望月三起也
死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々(2)(少年チャンピオン・コミックス・タップ!)死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々(2)(少年チャンピオン・コミックス・タップ!)感想
独特の現実感を揺らめかせる感覚が良いなあ。心をぐらつかせ抉るような話もあればほのぼのもあり、超現実にすっ飛んでいくようなのが混ぜこぜに収録してあるので妙な不安定さがある。しかもあの手この手で表現されるのでクラクラしてしまう。そして読後感は、なんだか切ない。
読了日:12月9日 著者:阿部共実
進撃の巨人(18) (講談社コミックス)進撃の巨人(18) (講談社コミックス)感想
決戦前の前哨というべき内容。それでもドラマは濃く、いまだ新たな謎も提示されページを繰る手は止まらない。それぞれの思いが決算的に語られる一方、爆笑の食事シーンもあって可笑しいやら初期の展開を思い出して懐かしいやら。ラストスパートに向けてキリキリと引き絞られているのがひしひしと伝わる巻。いよいよこの作品そのものが決着を迎えようとしている。ここからどれだけ爆発力を見せるか見守りたい。早く続きを!
読了日:12月9日 著者:諫山創
ハイキュー!! 2 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 2 (ジャンプコミックス)感想
1巻であったスポーツ漫画だから苦手意識はすでに消え、素直に漫画としてすごぶる面白い。コンビ誕生劇から一気にチームの結束に持っていくドラマ展開に加えて、試合展開の痛快さ。人物の出し入れや彫り込み、変化や成長の描き方が滑らか、かつしなやか。著者の手腕がしたたか。
読了日:12月8日 著者:古舘春一
ハイキュー!! 1 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 1 (ジャンプコミックス)感想
単純にスポーツものがそもそも苦手ジャンルなのでなかなか乗れなかったが、反目していたしていた二人が組んで試合を始めてからの展開に一気に飲まれた。歯車が噛み合いかけたか?ってところで引きになったので次巻が気になる。バレーボールのことを排球というのもはじめて知った。
読了日:12月8日 著者:古舘春一
囀る鳥は羽ばたかない 1 (H&C Comics  ihr HertZシリーズ 129)囀る鳥は羽ばたかない 1 (H&C Comics ihr HertZシリーズ 129)感想
いろんな意味で濃厚な内容で、読むのに時間が掛かった。と、いうより濃密な時間を過ごしてしまったということか。構成が素晴らしく人物描写人間関係堅牢な建築物の土台が組み上げられるがごとし。キャラクターの立ちようも良く、やはり中心人物になる矢代の屈折した造形が素晴らしい。ヤクザ社会という装飾もたいへんよろしく、そこはかとなく漂う暴力がスパイスとして効いている。まだお話としては土台固めの段階と思うので、ここからのドラマ展開がどう乗っかていくのか大いに期待したい。
読了日:12月8日 著者:ヨネダコウ
どうしても触れたくない (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 26)どうしても触れたくない (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 26)感想
トラウマや人生の重みに怯えつつも互いに向き合う心理描写はなかなかに絶妙。終盤の揺さぶりようがたいへん上手い。ときおり入る淡々とした情景描写にも情感があって良い。
読了日:12月6日 著者:ヨネダコウ
村上海賊の娘 下巻村上海賊の娘 下巻感想
上巻の陸戦も濃かったが、下巻は怒涛の海戦描写が圧巻。もはやしつこさすら気持ちの良いぐらい。上巻後半で活躍少なかったヒロインが暴れまくりでスッキリ。それ以上に敵方も暴れに暴れまくりで、荒々しい山車祭りに放り込まれたがごとき臨場感。人物のアクションとリアクションがそのまんま推進力になっている点では実に映画的な小説。上下巻併せて考えるとストーリーはいたってシンプル。ひたすら活劇やユーモア描写が分厚い。こんなのが今、猛烈に読みたかったので抜群に楽しかった。気持ち的なタイミングが合ってないと胃もたれしたかもだが。
読了日:12月4日 著者:和田竜
酒天童子酒天童子感想
独特の枯れたようで温かみのある文章が摩訶不思議な世界を生みだしており、たいへん読み心地良い。短編集のようで、まとまりのある長編としても楽しめる。古典に触れる楽しみと、現代的な時代伝奇小説を読む楽しみが両方あってお得感あり。内容だけではなくイラストや装丁の雰囲気も素敵で、書籍としての仕上がりが上々ですね。
読了日:12月4日 著者:竹下文子
薄桜鬼 壱 (ビーズログ文庫)薄桜鬼 壱 (ビーズログ文庫)感想
元のゲームや、アニメの方はまったく知らず読んでみたがまずはけっこう面白い。キャラの掘り下げが弱いし、各エピソードが軽いとは思うけれどもノベライズという枠を考えるならば適切な加減にも思える。伝奇的趣向の盛り方がちょっと楽しい。このへんが後々膨らんでいくんでしょうか?
読了日:12月4日 著者:矢島さら

読書メーター