「1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター」五十嵐貴久。

1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター

1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター

1995年、阪神・淡路大震災地下鉄サリン事件があった年。44歳専業主婦の美恵子の家庭にも大事件が起きた。一人息子の真人が高校受験に失敗、中学浪人になったのだ。毎日真人と顔を突き合わせている生活から逃避したい一心で、コンビで働きはじめた美恵子は、ひょんなことからバンドを始めることに……。


面白かった!
1995年当時44歳ということは、今は56歳ですか〜世代は違っているけれど立場が似ているので共感できました。「スモーク・オン・ザ・ウォーター」が演奏したい、という気持ちもよくわかります!あれはカッコいい。カラオケにあるのか、そうなのか。私も歌ってみたいもんだ。
平凡であることに満足していたけど、それだけじゃつまらない、と、一度感じてしまったら。やりたいことがあるのなら。じゃあ、やってみればいいじゃないか、というのは簡単だけど、なかなか一歩が踏み出せないもの。誰かが背中を押してくれればね、かおりみたいに。
1995年の時代背景が非常に懐かしいです。あのとき自分は何をしていたのか、思い出に浸ってしまいました。