「21 twenty one」小路幸也。

21 twenty one

21 twenty one

「21世紀になった年に21歳になる21人」
中学の同級生だった21人。卒業してからもずっと変わらず仲間のまま10年がたったとき、うち1人が自殺した。残された20人が、彼の死の原因について考え悩んで自分を責めながら、通夜の日に集合する…。


中学のときの友人っていいもんだけど、ずっと変わらず仲間でいるのは難しいしありえないだろう〜と思うわけで。なのでこれは夢物語。でももしこうだったら本当に楽しくて心強くって、生きていくのが多少なりとも楽になるかもしれない。
だから彼らのことが本当に羨ましかった。
大人になり、それぞれが変わっていって仲間が仲間でなくなる危機も抱えながら、それでもずっと一緒であって欲しいと願っていた晶君の気持ちを思うと、辛くって泣けた…。でもやっぱり晶君はバカヤロウだな。