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09年08月31日 月曜日

[]「四隅の魔 死相学探偵2」三津田信三。

死相学探偵シリーズ第2弾。久々の自腹本。

その方面に明るい人はご存知かもしれないけど、「四隅の間」という儀式があって、真っ暗な四角の部屋で、5人で四隅の角をリレーしながら周り続ける、しばらくしてこっそり一人が抜けてもリレーは継続する…というもの。霊の降臨ですね。キャ。

大学のサークルで「四隅の間」の最中に、一人が亡くなってしまった事件を発端に、過去の噂やら事件やらが明らかになり、その後サークルのメンバーが次々と死んでいく…

前半は本当に怖かった!呪いなのか殺人なのか。

後半に主役の探偵俊一郎君が登場し、事件は解決に導かれるわけですが、後半は全く怖くない!なんてこったい。

ま、基本ミステリーだし、俊一郎君は真相解明がお仕事なんだしで仕方がないんだけれど、前半の怖さが大変良かっただけに、どうにもテンションが下がっちゃって。

それに、以前に比べると俊一郎君が普通の人っぽくて(大人になったというか、世間を判ってきたというか)、キャラクターの面白味がなくなってしまった感じがする…。これもストーリー上仕方のないことなのかしらん?

今後巨悪と戦うことになるんだろうけれど(多分)、そのことは今回全く触れられなかったのもちょっと肩透かし。「合間のエピソード」ってこと?

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09年08月30日 日曜日

[]「世界がぼくを笑っても」笹生陽子

世界がぼくを笑っても

世界がぼくを笑っても

中学2年生のハルトは、父子家庭オヤジ仕事が長続きしなくってギャンブル好き。そんなオヤジに育てられたハルトは小さい頃から苦労してきて、今はすっかり冷めた中学生

前年に学級崩壊があったためにクラス担任は4月から休職、代わりにやってきた臨時教師はヘタレで、クラス全体のモチベーションが急降下…。


中学生の様子が生き生きとしてよかった〜やはり笹生さんはさすがだな、と思いました。ヘタレな担任のオヅちゃんもキャラが立っていて◎。ヘタレっぷりがとても愛らしかった。裏サイトなど、最近アイテムも使っていて、時代に則っているのも目新しかった。ジュニア向けだけど、大人も充分楽しめました。

他人の失敗をあげつらったり、無関心だったり、中学生世界も大人並みに厳しいことが色々あって大変。だけれど所詮子どもなんだよね。意外に大人も使えるんだよってこと、子どもらに知ってもらいたいな。最後緊張する場面もあったけれど、深刻なことにならずに解決に至ったのは、リアルでは日常茶飯事なパターンなのかもしれない、と思ったり。

藍色藍色 2011/01/17 01:38 読了した今でも不安はありますが、このクラス、なんとかなりそうですね。
これがリアルなのかもしれないです

uminokanatauminokanata 2011/01/17 11:13 なんとかなったんだろうな、と思いたいです。先生がヘタレすぎたのがよかったんでしょうね。

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09年08月29日 土曜日

[]「舞い落ちる村谷崎由依

舞い落ちる村

舞い落ちる村

表題作は第104回文学界新人賞受賞作。これと「冬待ち」の2作を収録。

舞い落ちる村」人知れず存在いる特異な村の女性が主人公。その村では、数を数えず、名前を持たず、言葉で意思を通じ合うことをしない。そんな村の生活に馴染めなかった「いち子」は、村を出て大学へ通うことに。

冬待ち大学院生の糸乃は、人間関係が得意ではないが友達はいた…惠子と椎野。惠子は留学して去り、椎野は…。


…これはどうも私にはメンタル的に危険な感じでした。

2つとも、曖昧現実味がなくリアル幻想世界を行ったりきたり。そうするうちに息苦しくなって目が回りそうな、、、。文章がむやみに美しいのが罠。この作家さんはもう読まないかも。

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09年08月28日 金曜日

[]「偽物語(下)」西尾維新

偽物語(下) (講談社BOX)

偽物語(下) (講談社BOX)

いよいよ最終巻、と思いきや、来年あと2冊出すそうで。何はともあれ目出度いことには変わりない。はちくじぃ〜また遭えるんだね!うれしいよ。

えっと、今回は月火ちゃんのお話でした。衝撃の事実が明らかになる非常に重いストーリー…。

しかしその重い展開になるのは、最早三分の二程も過ぎたあたりから。ギャグパートが長いのなんの。面白いからいいんだけど。でもバランスとってシリアスパートも長くして欲しかったなあ〜だって阿良々木君がかっこいいんだもの。

それにしても、ガハラさんがあんなことでいいのかあ?どうにも想像できない。

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09年08月25日 火曜日

[]「トイレのポツポツ」原宏一。

トイレのポツポツ

トイレのポツポツ

予想外の面白さだった。オススメ

お仕事小説というジャンルがあるのかな、中堅食品会社鴨之木製麺に勤務する人たちのアレコレが描かれている。派遣問題、セクハラ問題、キックバックなどがあって、極めつけは偽装。

真面目に働く人たちが、ズルして私腹を肥やしている人たちに駆逐されていく酷い話だけれど、ユーモラスに笑える場面があったりで、それほど憂鬱にはならなかった。そして正義の人らは一旦挫けてもしっかり立ち上がってきて…ラストは感激しました。正しい人が残り、悪は去る。気持ちがよかった。惜しむらくは、悪の報いがなかったことかな。

タイトルは一見ふざけているけれど(ぱっとみ手に取りづらいし、想像した内容が全く別方向だった^^;)、

『社内が乱れてくるとトイレの汚れもひどくなる』

という、掃除のオバチャンの名台詞から来ている。

トイレが人の心の鏡なのか、、、ウチのトイレ掃除しないと。

そういえば、花巻東ピッチャーの彼も、毎日トイレ掃除をしていると聞きました。やはり何かをなす人はトイレも綺麗にしているのかも知れないね。

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09年08月24日 月曜日

[]「まっすぐ進め」石持浅海

まっすぐ進め

まっすぐ進め

素敵な恋愛小説でした。

重荷を背負った美しい女性知的男性が、書店で偶然の出会い、友人を介して再会、そして静かに愛を育んで、二人で重荷を分かち合うことに……。ステキ

何といっても書店の出会いの場面が美しい。そしてラストシーンの場所が、私の知っている所だった!一気に好感度up。あの迷宮のような場所、、、あそこで二人が会話したのかと思うと、めくるめく妄想が止まらなくなりました(笑) 

さて、ミステリー部分。今回も石持さんらしく屁理屈こじつけ全開で、強引に結論に持っていくやりかたは健在でしたが、かなり無理があったような?結局想像の域は出ていない終わり方もスッキリしなくてイマイチでした。でも目標は「事件解決」ではなく、相手の気持ちを楽にすることだったとしたら、これが石持さんの「思いやり」表現目いっぱいなのかも。主人公はもうちょっと感情豊かなほうがもっと素敵な恋愛小説になるんだけれどね〜。

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09年08月23日 日曜日

[]「極北クレイマー」海堂尊

極北クレイマー

極北クレイマー

大学の医局から左遷せれ、悪い噂の多い極北市民病院にやってきた外科医の今中。病院の体制は信じがたく…。

自治体財政破綻問題と、妊婦死亡による産科逮捕事件を軸に、医療が抱える課題てんこ盛りにしたストーリー

あまりに問題提起が多すぎて疲れました。海堂さんは「今の医療を取り巻く状況を一般人にもっと知ってもらいたいんだよー」と思っておられるのでしょうが、こうも怒涛のごとくまくし立てられると少々うんざり。わかりやすく面白いエンタメ仕立てにした方が受け入れやすい気がします。

産科逮捕に至った事件の当事者である妊婦の夫には、感情移入できなかったな。「真実が知りたい」と言っているくせに、結局彼が受け入れる回答は「医療ミス」だけなのだ。なんか馬鹿げている。もっとも私自身がそういう場面に遭遇した経験がないからそう思うだけなのだろうし、著者は医師の立場で書いているのだし。福島で実際にあったあの事件はどうだったのだろう?

それと、マスコミ医師に対する不信感をいたずらに煽っていることは事実でしょうが、不良な医師がいるのも事実なんじゃないでしょうかね。そういうのは書かないのかな。

ともあれ。

とっても面白かった〜そういうことですヨ(笑)次回作も楽しみ。 それにしても世良君、出世しちゃってすごいね。

[][]

何が何って、マクロスF劇場版が、ウチんとこの街じゃ上映されないって、いったいどーゆーこと?

…っと、今日ようやっと気付いて腹を立てているのだった。一号んちまで行って観るか、DVDになるの待つかどっちかしかないか。つーか一号んちの街では上映するってとこがまた腹立つ。ウチは観れんでも、一号は観れるってことやんか〜

↑以上八つ当たりでした。なんかエウレカに続いてまたしてもこんなこと…ここってやはり田舎なのね。

そういえば10月開始の『戦う司書』に石田彰さんが出るようで、楽しみ。

藍色藍色 2010/07/09 18:12 本当にこうだったら怖い、
いろいろなことが悪循環になって
本当に必要な医療がないがしろになっているんだなと思いました。

uminokanatauminokanata 2010/07/14 10:30 地方は本当にこんな感じなのかもしれません〜改善するためにどこかが犠牲になるってことなのかな。怖いですね。

09年08月22日 土曜日

[]「宵山万華鏡森見登美彦

宵山万華鏡

宵山万華鏡

祇園祭前夜の「宵山」。こちら側とあちら側が入り乱れて、くるくる回る万華鏡のごとく美しく妖しい世界を描いた連作集。

2つ目と3つ目の話は、森見作品によくある馬鹿話。乙川という謎の男が友人に悪戯するために壮大な計画を云々。『夜は短し〜』のゲリラ演劇の続きになるのか、、、実に面白おかしかった。

他の4つは、幻想的な妖しの世界。『宵山様』に連れて行かれそうになったり、エンドレス宵山から出られなくなったり。まるで怪談のよう。

それら全部が、同じ宵山の一夜にあった出来事。祭りの夜の非日常的な雰囲気がどんどん拡大していって、まるで取り込まれそうな感覚ミラクルマジカルでした。金魚と鯉と提灯とガラス玉と林檎飴と…その他諸々がいっぱいごちゃまぜになった表紙カバーも綺麗!まさにこんな感じの不思議世界

宵山、行ってみたい!本当に赤い浴衣女の子たちが金魚のようにひらひらと走っているような気がしてきた!

藍色藍色 2010/07/23 18:30 日本人ならば誰もがおそらく持っている夏祭りの、
心躍るも切ない情景が詰まっていました。

uminokanatauminokanata 2010/07/26 09:23 夏祭りの季節に読むのにピッタリでしたね。鮮やかすぎる一夜の夢の世界、とても好きな作品です。

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09年08月14日 金曜日

[]「朝のこどもの玩具箱」あさのあつこ

朝のこどもの玩具箱(おもちゃばこ)

朝のこどもの玩具箱(おもちゃばこ)

6つのお話が入った短編集。テーマがあるわけでなく色々混ぜて詰め込んだ…だから「玩具箱」なのかも。

「朝の」は、わからないな〜夕刊に連載だったみたいよ。「こどもの」は、、、えっと、主人公は大人の場合もあったけれども。子どもに読んでもらいたかったのだろうか?読むのは小学生にはチト難しいかも、でも小6ぐらいからいけるんじゃないかな。

6つに共通して「辛いことがあっても力強く生きていくんだ〜」と思わせてくれる内容だったと思います。

以下お気に入りメモ

『がんじっこ』がんじっこは頑固の意。がんじっこで有名なシゲばあさんと、役場職員金池さんの交流。

たまたまお盆に読んだのがピッタリな話だった。いい話だった。ちょっと泣けた。夏休み宿題読書感想文用に中高生が読めばいいと思うヨ。

『この大樹の傍らで』SF地球の汚染が進み居住できなくなって脱出した人類が、新天地でも困難にぶつかり、やがて再び地球に戻ってくる…。と、よくある話ではあるけれども、素直な気持ちで読めて感動した。「森」への憧れが切々と書かれていて、胸が痛くなる思い。地球は大事にしなければ。

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09年08月13日 木曜日

[]「橋をめぐる」橋本紡

橋をめぐる―いつかのきみへ、いつかのぼくへ

橋をめぐる―いつかのきみへ、いつかのぼくへ

深川近辺を舞台にした短編集。6つのお話はそれぞれに橋の名前がつけられている。

じんわり温かい気持ちになる橋本さんらしいお話ばかりでした。さっすが〜。

しかし、いかんせん風景が思い浮かばないというか、深川らしさが感じられないというか。深川に行ったことがないからなのかな…ぶっちゃけ深川でなくってもいいじゃないか?と思ったのでした。。。ごめんなさい。

以下、お気に入りメモ

清洲橋広告会社勤務の友香。近くであった仕事の帰り久しぶりに実家に立ち寄ることに…。

娘を心配するあまり(と思いたい)横暴だった父親と決別していたけれど、そんな父もいつの間にか老いて病床に…というストーリーでして、こういう「年老いた親」の話に私は弱いのだ。ウチの親も見るからに年寄りになってしまって、ま、今はまだ元気なのだけれど、いずれは…などと思ってしまうこの頃。

『亥之堀橋』銀座バーテンダーだった主人公、今は妻の実家深川で小さな店を持つ…。

相手の気持ちを読むのが上手い〜こういうマスターのいる店でシミジミ呑んでみたいな。

永代橋世田谷で暮らすのに一生懸命過ぎてすれ違ってしまった両親。小学生の千恵は夏休み深川の祖父の家で過ごすことに…。

これはいかにも深川っぽいのかな?引退してすっかり控えめで寂しげな爺さんだったのが、ラストは茶目っ気たっぷり、力強く感じられたのが良かった。

藍色藍色 2010/07/22 11:31 やさしくて、時々ギュっと切なかったです。
心の描写がしみました。

uminokanatauminokanata 2010/07/22 14:26 橋本紡さんの作品は、いつも優しさがいっぱいで素敵です。マスターの話が印象的でした。

09年08月12日 水曜日

[]「傍聞き」長岡弘樹。

傍聞き

傍聞き

ミステリー風味のあったかいお話が4つ。表題作は第61回日本推理作家協会賞短編部門受賞作。

読みやすく優しい人情物でしたが印象は薄いかな〜この方は初読みですが、しばらくするとお名前も忘れてしまいそうな雰囲気。もっとインパクトが欲しかった。それと納得できない点もチラホラ。

以下メモ

『迷い箱』刑務所を出所した人の社会復帰を手伝う更生保護施設で働く女性が主人公。ずっと気がかりだった人物が行方をくらまし…。

どんなに心を尽くしても気持ちが伝わらないことがあるもどかしさ。でも続けていればいつかきっと報われることもあると信じていたいよね。

『899』消防署員の独身男性が主人公。自宅アパートの隣に住む子持ちの女性に恋をして。その女性宅が火事に!

乳児虐待を含みちょっと重いのだけれど。結末は、、、これでいいの?みたいな。私的には虐待も職務怠慢も許せないよん。

『傍聞き』夫に先立たれた女性刑事が主人公。思春期の娘とのやり取りが良かった。お母さんは自分子供のことを信じてあげなくっちゃいけないなあ…はぁ。

『迷走』救急車に搭乗する救急救命士が主人公。婚約者女性交通事故車椅子生活。加害者医師で…。

これは、、、いけないと思います。なんだか納得いかないけれども、結果的にキッチリ仕事してるからいいってことなのかな…。ま、フィクションだし、いいか。

藍色藍色 2009/11/24 17:05 小粒で派手さはないけど、
「人情噺」と言いたくなるような短編集でしたね。
続巻も少し期待です。

uminokanatauminokanata 2009/11/26 17:20 藍色さん、こんにちは。
「傍聞き」効果は確かに有効かもしれません。私も一度実践してみたいな、と思いました。

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09年08月11日 火曜日

[]「憂鬱ハスビーン」朝比奈あすか

憂鬱なハスビーン

憂鬱なハスビーン

第49回群像新人文学賞受賞作。気が滅入る話。共感はできなかったけれども気持ちはわかるし面白かった。

有名塾で戦い中学受験を勝ち抜き、やがて東大卒業一流企業就職重要仕事を任されたものの…。今は専業主婦、夫も東大卒弁護士、高級マンション住まい。なのに全然満たされない、鬱屈した日々。

ハスビーンは「Has been」で「かつては何者かだったけれどもう終わってしまった人」の意だそうで。主人公の千本松凛子はずっとエリートコースで今でも申し分の無い暮らし…と思うのは傍から見ているからなのだろうなあ。本人は挫折から立ち直れず、かといって他の幸せを見つけようともしない。プライドが高くて不平不満ばかり。他人のせいにスルナヨ,オイ。

明るい未来が見える結末でもない話のどこが面白いのかっていうと、不器用で変わりたくても変われずに延々と不満をいい続けているのが、どこか庶民的な感じがして良かったのかも。生き辛さがヒシヒシと伝わってくる…それはエリートでなくとも同じだもんね。凛子には「こんなことではいけない」と今後は前向きに生きて欲しいし、私も我が身を振り返るべきなのではないかと思われ。エヘヘ。

それにしても、夫の人がすんごくいい人だ。奥さんのどこに惚れてるのか謎。

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09年08月10日 月曜日

[]「廃墟建築士三崎亜記

廃墟建築士

廃墟建築士

これはよかった!この何ともいえない奇妙奇天烈摩訶不思議世界観三崎さんの作品特有で、まったくもって心地よい。ありえない設定なのに、リアルに感じられるんだよね〜実に見事。

今回は、建築物テーマにした4つの物語

以下メモ

『七階闘争』七階での事件が多発、結果市内の七階を撤去することが議会で決定した……。

問題の根幹は全く無視したまま「禁止してしまえばいい」と短絡的に考える風潮の比喩かと。突如嫌がらせに転じる近隣住民が恐ろしく、人の浅はかさが身にしみた。それにしても七階撤去って、この発想は一体全体どこからわいてくるんだろう…三崎さんは天才。

廃墟建築士廃墟芸術性が一般的に認められている世界で偽装廃墟が発覚、社会問題に。廃墟建築士である主人公は、真摯な態度で廃墟に向き合う……。

いわずと知れた偽装問題ですが、何より廃墟の持つ美しさや癒し効果が現実のごとく感じられたのが素晴らしい。

図書館図書館調教し、野生の図書館の魅力を公開……。

またこれも、すごい思いつき。ヒロインは「バスジャック」の「動物園」の方ですね。「夜の図書館イベント」はウチの近所でもやっているけど、これとは全然違うよ。←当たり前!

『蔵守』いつ現れるかわからない「略奪者」から蔵を守るため、蔵守は存在する……。

「なぜ」とか「どうして」とか、そんなことは関係なく、ただただひたすらに蔵を守り続ける姿勢に心打たれるものがあった。使命を全うするということはこんな感じなのだな。

藍色藍色 2009/11/24 17:14 奇妙な世界観が相変わらず魅力的ですよね。
それぞれのドラマに惹かれました。
夜の図書館イベント、行ってみたいです。

uminokanatauminokanata 2009/11/26 17:30 三崎さんのシュールな作風は気持ちいいですね。
図書館の夜のイベント、ウチの近所でやっているのは、大人向けの朗読会のようなもの、らしいです。参加したことはないのですが。

09年08月09日 日曜日

uminokanata2009-08-09

観てきた〜

edonohimawariedonohimawari 2009/08/09 21:40 おー!!さすが有言実行カナタん。
どでかいと感動するんだろうなあ。
あ、地震怖かったね。

uminokanatauminokanata 2009/08/10 17:21 すっげー疲れました〜今日は燃え尽きております。詳細を書く気力がありません。。。
地震は、気づかなかった。そちらはかなり揺れたのかしら???

edonohimawariedonohimawari 2009/08/16 21:03 地震は私の体感が大きかったのか、周りは「そんなでも・・・」という反応。
火曜またよろしくですぅ♪

uminokanatauminokanata 2009/08/17 03:52 さすがに静岡の地震の時は気付いたよ!びっくりしたなあもう。
最近地震がやたらと多いねえ。

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09年08月04日 火曜日

[]「演じられた白い夜」近藤史恵

演じられた白い夜 (Jノベル・コレクション)

演じられた白い夜 (Jノベル・コレクション)

演劇合宿のため山荘に集まった男女8人。配られた台本は孤島での連続殺人推理劇。そのストーリーをなぞるように次々と殺人が……。


劇中劇があって2つのお話が楽しめるつくり。孤島と雪山。両方とも非常に淡々として暖かみは全くなく、静かに憎悪が流れている。ミステリーとしてはまあまあかな。

雪崩って簡単に起こせるものなのかな?ちょっと疑問。

10年前の作品の復刊だそうです。

[]「六月の夜と昼のあわいに」恩田陸

六月の夜と昼のあわいに

六月の夜と昼のあわいに

短編集。「絵」と「詩」と「小説」の組み合わせ。

これは、、、感想が難しい。恩田陸らしさを凝縮したような作品か。漠然として曖昧イメージ重視。じっくりと味わうべきなのかもしれないけれど、時間がなくって一度ずつしか読めなかったのが残念。

そんな中で『窯変・田久保順子』は、はっきりしたストーリーを持ちオチもつけているので、やけに印象に残りました。

藍色藍色 2013/07/09 16:20 私はこれ、あんまり好きじゃないです。
残念な一冊でした。

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09年08月03日 月曜日

[]「カラスの親指」道尾秀介

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

40代詐欺師コンビ、武沢とテツさん。二人とも、闇金融がらみの悲惨な過去を持ち、家族を失っている。その時の経験が、騙される人間から騙す人間への転機に。

しかし、二人の住むアパート放火されたことから、武沢が仕返しをしたことがあった闇金融の復讐を恐れて……


前半は、闇金人生を奪われたキツイ内容の話。後半はそいつらに仕掛けた手に汗握るコン・ゲーム

そしてラストに、おまちかねの大どんでん返し

ああ、これは確かに道尾秀介さんの作品です。充分に楽しめました。ミステリーというより、家族お話だったかな〜。最後にテツさんが「詐欺師なんて……」のくだりがヨカッタ。詐欺師が主人公の作品ですから、ややもすると詐欺師がかっこよく思いがちになったところに釘を刺されました。やっぱり人を騙すのは悪い。

あと、闇金は絶対イカンネ。

[]7月のまとめ。

前月比約400ページ増。頑張りました。


7月読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3988ページ

廃墟建築士廃墟建築士
読了日:07月30日 著者:三崎 亜記
演じられた白い夜 (Jノベル・コレクション)演じられた白い夜 (Jノベル・コレクション)
読了日:07月27日 著者:近藤 史恵
六月の夜と昼のあわいに六月の夜と昼のあわいに
読了日:07月25日 著者:恩田 陸,杉本 秀太郎
カラスの親指 by rule of CROW’s thumbカラスの親指 by rule of CROW’s thumb
読了日:07月24日 著者:道尾 秀介
三匹のおっさん三匹のおっさん
読了日:07月22日 著者:有川 浩
こいしりこいしり
読了日:07月21日 著者:畠中 恵
うつくしい人うつくしい人
読了日:07月20日 著者:西 加奈子
霊降ろし霊降ろし
読了日:07月17日 著者:田山 朔美
ネコソギラジカル 下 (講談社文庫 に 32-9 西尾維新文庫)ネコソギラジカル 下 (講談社文庫 に 32-9 西尾維新文庫)
読了日:07月13日 著者:西尾 維新
きりこについてきりこについて
読了日:07月10日 著者:西 加奈子
詩羽のいる街詩羽のいる街
読了日:07月07日 著者:山本 弘
龍神の雨龍神の雨
読了日:07月03日 著者:道尾 秀介
シンデレラ・ティース (光文社文庫 さ 24-1)シンデレラ・ティース (光文社文庫 さ 24-1)
読了日:07月01日 著者:坂木 司

読書メーター

[]

今日誕生日でございました。ケーキとかそれらしいものは一切ないんですけど、ま、そんなのは別にいらないんで。多分今週末にお台場ガンダム見に行くんではないかと思われます。

プレゼントはちょっと前に自分で買ってきました。近所の「新製品が安い○○○○○」で。前から欲しかったのです。

TWINBIRD LEDベッドライト ホワイト LE-H222W

TWINBIRD LEDベッドライト ホワイト LE-H222W

熱くないし、タイマーが付いているところが決め手ですね!本読みながらでないと眠れない私にはもってこい。今まで何度朝まで蛍光灯付けっぱなししたかしれませんが、これからは大丈夫

edonohimawariedonohimawari 2009/08/03 16:08 ハッピーバースデイかなたん!!
君の夏が来たぜ!(チューブみたいだな)
明日よろ♪

uminokanatauminokanata 2009/08/03 17:16 アリガトアリガト!夏だね〜♪
アレがアレしたのでガンダム見に行くぜ━━━━━♪

seiitiseiiti 2009/08/03 20:02 ご生誕おめでたうございます。LEDベッドライトとはなかなかよさげなアイテムですね。私も欲しくなってしまいました。私も蛍光灯つけっぱなしで寝ちゃう派なもので(笑)。

uminokanatauminokanata 2009/08/04 04:55 せいいちさん、ありがとうございます。
このライトはなかなか良いですヨ。もっと安価なLEDクリップライトは多種あったのですが、やはりスリープスイッチは魅力でした。

藍色藍色 2009/11/11 17:05 コン・ゲームものでも、やっぱり予想以上の面白さでした。
8月3日がお誕生日。おめでとうございます。夏女だったのですね。私は未だにメジャーにならないハロウィーンの10月31日です。
そしてお台場ガンダムいかがでした?。地方在住なので見に行けなくて。期間限定だったのでしょうか。残念です。

uminokanatauminokanata 2009/11/14 05:02 読後感も良かったですね。道尾さんはやはり面白いです。
ガンダム、見てきました〜感動しました。8月9日にちっちゃいですが写真を載せております。ちょっとだけ動く瞬間があったのですが、思わず「おおお!」と声に出してしまいました。見に行けてよかったです。
私も地方在住ですので、かなり「わざわざ」行ってしまったクチです(笑)

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