大島サイクリング

このあいだ話してた、仲間内での旅行記などを少々。
ここだけの話ですが、この仲間の連中、はっきり言ってオカシイです。笑えるオカシサではなく、strangeのほう。「バカかこいつら」と思えるならば、あなたは正常です。
書き出せば止まらないので、長くなります。


むか〜しむかし(あれはそう、ワタクシが高校にあがる直前の春休みだから・・・うん、○○年前か。(←古!))、伊豆大島に行きました。チャリで。
2泊3日で大島を一周しようという、のんびりしたもの。
大島に行くとなると、出発は東京の竹芝か横浜の大さん橋でしょうか。もしくはリッチに空路でなんていう人もいるかもしれませんが、そこはほら、大体が当時高校生の集まりですから、ね。フェリーでしょ。んで、出発の港はやはり竹芝か大さん橋のどちらかでしょう。普通ならば、ね。


さて、当然我々の選択もフェリー。出発地は熱海。・・・・・・熱海?・・・WHY?
その答えは、横浜から熱海まではチャリで行って、そこからフェリー乗ろうよ♪という、実に簡単なもの。
えっ、何でそんなことするのかって?そりゃあだって、ただ行って一周するだけじゃつまらないから♪
おそらく、そんな理由でしょう。若いっていいですね。


早朝に横浜を出発し、一路熱海へ。権太坂とか、なんかお正月の駅伝で聞いたことのある(自分には無関係だと思ってた)難所を越えて、熱海にたどり着いたのがお昼。フェリーにチャリを積んで大島へ出発。そんなに時間はないはずなのに、みんな爆睡。



↑熱海の風景



↑積まれるみんなの愛車



さて、大島一番の港である元町港は島の西側に位置している。2泊3日のつもりで来ているので、当然宿泊地までチャリで移動しなければならない。宿泊予定地は島の南側。なんだ、大島を1/4周すればいいだけじゃないか(←この考えもどこかオカシイ)。


んで、着きました。岡田港に。・・・・・・どこ(泣)
大島には、当然元町港だけではなく、全部で3つの港があるわけですが、岡田港はそのうちのひとつ。もうひとつの波浮港は、漁港だから基本フェリーは行かない。その日の天候、風・海の状況で元町港か岡田港か着く場所が変わるらしい。なのでこの日は岡田港になったということ・・・らしい。その岡田港、場所は島の北側。そう、北側。宿泊地は島の南側なんだ、大島を半周すればいいだけじゃないか♪(←ばか)


冷静にね、ありえなくない?横浜から熱海までチャリで走ったうえに、当初の計画の1/2を初日にこなそうとしてるそんな集団。


でも行かねばならない。じゃないと寝る場所がないから。とりあえず、準備が整ったら出発。道がよく分からないので、同時に出発したバスについていけと走り出す。数秒後、上り坂のためにバスを見失う。まぁ、基本は島の一周道路をたどればいいだけなので、そこに出てしまえばあとは楽。元町港を過ぎ、大島の名所でもある地層の切断面(通称:バームクーヘン)に「おぉ〜」と歓声をあげながらも、ノンストップで通りすぎる(みんな疲れてるから早く宿泊地に行きたい)。ちなみに、フェリーに乗ってからは写真を撮ってくれる人がいないので、この先写真は出てこない。携帯なんて持ってなかったし、持ってたとしてもカメラ機能なんてついてない。そんな時代のお話。


そうこうしているうちに、宿泊地であるキャンプ場へ到着。海に程よく近いため、程よい海風が四六時中吹き付けるそんなキャンプ場。料理する気にもなれず、(元々その予定だけど)インスタントですます。ぺヤングがおいしかった・・・。21時くらいに就寝。


翌朝、目覚めれば10時。もうみんなお尻が痛くてチャリに乗る気にもならず、すべての予定を無視し、UNOで1日を過ごす。うん、こんなのんびりした旅行も時にはいいではないか。


3日目。当初の計画、大島一周を完遂するため(もしくは帰るため)、出発。1日目は島の西側を通ってきたので、この日は東側を走る。出発前の情報では、ほぼフラットな道だと聞かされていたが、目の前に広がる絶望的なアップダウン。さらには誰かの「温泉入りたい」の意見で、三原山の中腹まで登るハメに。まぁでもリフレッシュできたからいいか。帰りはくだるだけだし。


走行中この日のフェリーの発着も岡田港であると、島内の放送で知る。2回ともサブの港とは。このメンバーには何かあるのか。
帰りはさすがに熱海に戻るようなことはせず、常識的に大さん橋を選択。その場で解散。


ほぼ思いつきで始まったこのチャリンコ旅行。この後恒例行事になり、さらに我々を苦しめることになる。
そのお話はまた今度。


でもホントに長いな、この文章。こんなおバカに付き合っていただいたみなさま、お疲れ様でした。