白水滝 0008福島006


(08.04.20)奥に写っているのは、砂防ダムです。ショウジョウバカマが滝を見つめています。

(10.05.23)前回とデジカメが変わり、広範囲が写せるようになりました。

(08.04.20)最初の訪問時は、甲子道路開通前でした。あり得ない場所に国道の看板が見えています。
所在地:福島県西郷村
滝落差:10メートル
滝 幅:3メートル
その他:
駐車場:あり
難易度:★★☆☆☆(登山道の一部が崩落しています。)
訪問日:
 1、2008年4月20日
 2、2010年5月23日

白水滝は、阿武隈川の源流、白水沢にかかる滝です。
周囲は、深山でもあり、急峻な山肌が沢に迫り、柱状節理の岩盤とも相まって、遊歩道の崩落、落石が見られます。
また、この場所は、2008年9月21日に甲子道路の甲子大橋、甲子トンネルが開通するまで国道に指定されていて、登山酷道と呼ばれていました。
国道事務所がネタを提供しているとしか思えない有名な看板もここにありました。


・周辺の様子・滝へ至る道中の状況

(10.05.23)以前は、向かって左側にあった大黒屋が新しい建物になって右側に建っています。
大黒屋の前を通って、奥へ進みます。

(08.04.20)この間を抜け、更に奥へ。旅館の渡り廊下のようですが、れっきとした国道です(当時)。

(08.04.20)この細い橋が、国道です。これを見た後に竜飛の階段国道を訪れたので、ずいぶんと整備された道だなと、思ってしまいました。
竜飛は唯一の階段国道をうたっていますが、こちらは階段酷道なので、別物ですね。
正面右の砂防ダムが白水沢で、この場所で阿武隈川に合流しています。
さて、この橋は、阿武隈川の源流を渡っています、橋の途中で左を向くと…

(08.04.20)阿武隈川最上流の三連砂防ダムが轟音を轟かせ、飛沫を容赦なく浴びせかけてきます。
デジカメが飛末で壊れるのではないかと、ひやひやします。
正面を向いて歩くと、左側だけ轟音でバランスを崩しそうになります。

(08.04.20)廃道ファン、酷道ファンにはおなじみですね、木の棒に取り付けられた国道の看板です。
左に通っているぬかるんだ微妙な登山道が当時の国道289号線です。

酷道をゆく 日本全国の「酷い国道」を走る!! (イカロス・ムック)

酷道をゆく 日本全国の「酷い国道」を走る!! (イカロス・ムック)

この本で、この場所を知り、甲子道路が開通すると撤去されるので、それまでに必ず行こうと思っていた場所でした。

(08.04.20)これは、国道事務所の人が、ネタにしようとわざとやっているとしか思えない。

(08.09.21)甲子トンネル開通当日の様子。ただの棒になってしまいました。
時間が遅かった事と、強い雨が降っていた事で、大分暗い写真になってしまいました。

(10.05.23)2年後のようす。前回より、道の荒廃が進んだ気がしました。棒は、跡かたもなくなりました。

(08.04.20)国道との交差点です。振り返って撮影。国道は、九十九折れで、上に向かっています。
路肩が崩落しないように石垣を積んである辺りが、さすがは国道です。

(08.04.20)分岐の先は、いきなり荒れます。酷道でもやはり、国道ですね。岩の尾根を回り込むあたりが川に向かって崩落していて、非常に危険でした。

(10.05.23)一番危険な部分を滝側から、通行するときは、慎重に。

(08.04.20)滝の前には、一輪のショウジョウバカマ。滝を見つめています。

(10.05.23)

・アクセス

甲子大橋袂から、奥甲子温泉方面へ、温泉の駐車場から、少し下った所に、駐車スペースがあります。
または、新甲子温泉から、旧国道からもアクセスできます。