それなりの滝 0048山形004


滝名称:それなりの滝(それなりのたき) Sorenari falls
所在地:山形県米沢市(やまがたけんよねざわし) Yonezawa City Yamagata prefecture  
滝落差:1メートル
滝 幅:1メートル
河川名:
その他:峠の茶屋庭園内
駐車場:あり
難易度:★★☆☆☆(国道から狭い道を進むので★一つ追加です)
訪問日:2013年5月22日


奥羽本線山形線)峠駅前、峠の茶屋の庭園にある人工の滝、水を供給しているパイプが見えているのは御愛嬌です。



いつもの案内図です。



2013年5月22日現在、峠から滑川温泉・姥湯温泉方面は、災害復旧工事の為、一般車両は通行止めになっています。
滑川温泉・姥湯温泉をご利用の方には、峠駅から送迎バスが出ています。



JR峠駅。
中央の小屋が待合室。
カエルの鳴き声と日差しに暖められたトタンがたてる、軋み音しかしません。
ここに一人でいると、世界に取り残されたんじゃないかと錯覚します。

ホームを福島寄りの末端から振り返って撮影。
明り取り用の波板からこぼれる光がこの空間を演出しています。

福島方面、左からスイッチバックの引き込み線、上り線、下り線。
もともと、このスノーシェッドはスイッチバックのポイントを雪から守る目的で設置されていましたが、山形新幹線の開業に合わせてスイッチバックが廃止になり、シェッド内に駅が移転して現在に至っています。

待合室です。
この辺りの山岳の玄関口ですので、登山シーズンにはそれなりに乗降者もいるようです。
訪問した時は、前後に2時間間隔が開いている時だったので、誰もいませんでした。

奥羽本線の時刻表、一日6往復。
普通列車はこの程度の本数ですが、実はこの路線、主役は別にいます。
ホーム手前の警報機が鳴り始め、トンネルの奥の方から主が近づく音が聴こえてきました。

山形新幹線の巨体が風のように現れました。
東北新幹線と連結で走っている時と比べ、余力を残して走行しているので、驚くほど静かです。
待合室と比べると圧倒的なスケールの違いが感じられます。

間髪いれずに米沢を発った山形新幹線が颯爽とホームに滑り込んできます。
薄っぺらなホームと新幹線の巨体のミスマッチ。
上下2本の新幹線を堪能したので、旧駅の遺構を目指し、移動開始。


反対側に残された遺構に移動しました。
この風景を見た時に思った事は、人間が急にいなくなった世界の話。



引き込み線の末端は隧道になっています。
この部分には、錆びたレールが残されています。
よく見ると、ポイントの可動部分には、油が挿してあるようで、今でも動かす事ができそうな感じがしました。

突き当たりから、振り返って撮影しています。



峠駅前の峠の茶屋。
お店の左横に庭園があり、それなりの滝はそこにあります。


店内に入ってみると、数人のお客さんがいました。

冷たくておいしい峠の力水です。

お土産用の峠の力餅を購入。


当初の目的地は、峠駅経由滑川大滝だったので、少々残念でしたが、峠駅が堪能できたので、満足な旅路でした。


滑川方面の通行止め地点にて。

同じ人に見えますが、右側はダークサイドです。