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能登のうみやまブシ(西山郷史)

2017年-12月-13日-Wed

『妙好人 千代尼』(法蔵館発売)

09:48

装幀予定。
落ちついた本になる。
眺めていて疲れないのが何より……。

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[帯]雲花風月
   皆入句
徳富蘇峰(とくとみそほう)に、西行(さいぎょう)に
匹敵する俳人と評さ
れた加賀の千代尼。
信心に生きた
念仏者ならではの、
深く、やさしい、
「あるがまま」の世界
を紹介する。

定価:本体1,200円+税
真宗文学 発売:法蔵館

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[帯・後ろ]
目次
はじめに
1 妙好人(みょうこうにん)
 一 妙好人
 二 千代尼句集
2 蜻蛉釣(とんぼつ)り
 一 今日はどこまで 行ったやら
 二 童謡赤とんぼ
 三 子に育てられ−障子の寒さかな
 四 求道の歌−和泉式部
3 聞法(もんぼう)の日々
 一 千代尼の生涯
 二「朝顔に……」「朝顔や……」
 三 三十五歳の旅立ち、聞法の場
 四 親鸞伝承
 五 弥陀ぞ恋しき−蓮如
4 尼素園(にそえん)・千代尼 ※「として」は完成本では省略予定
 一 尼素園・千代尼の誕生
 二 親鸞聖人五百回忌
 三 別院の御遠忌参拝
 四 吉崎詣
5 「安心あんじん)」に生きる
 一 こころ平等
 二 安心、決定心、報謝、領解、改悔
 三 伝説の千代
6 月も見て…
 一 「紙衣」暮らし
 二 蝶−夢のなごり−
 三 辞世 月も見て……
 四 千代尼の句−春・夏・秋・冬−
人名索引
あとがき

装丁者は熊谷博人氏 
氏は江戸文様専門家である
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『江戸文様図譜』
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『和更紗文様図譜』
しかも、キャプション編集長の戸城氏が考えられた(ようだ)。

先月11日のブログに書いてから1ヶ月。
状況は大きく変化。

乞う 
御期待……!

新年号予告みたいになってきた。

セブンネットショッピング・ランキング
全国書店ネットワーク e−hon

※何時発売か?の問い合わせがあったので、奥付けを載せます。
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ここでは1月20日書店予約では1月18日になっています。
本屋さんに予約しておけば、手に入るはずです。

2017年-12月-09日-Sat

三条別院:御煤払い奉仕団−法話−12月16、17日

| 06:51

三条別院御煤払い奉仕団、除夜の鐘修正会のご案内

12月17日(日)9時から12時まで、御本尊親鸞聖人の真向きの御影の御煤を払い、その後、本堂などの清掃をする御煤払い(おすすはらい)奉仕団を行います。
本堂の内陣の清掃ができる希な機会です。また、真宗研究者西山郷史先生による法話(仏教浄土真宗にとって「正月」の意味)もありますので、ぜひお参りください。
参加費は昼食代の500円で、12月14日(木)までにお申し込みください。
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今まで、多くの市町村史、法話などで年中行事を扱ってきたが、
御煤払いが、行く年来る年の境・接点にあたる行事であることを、準備していて初めて知った。
うかつだった、というより、
新たな学び!。

2017年-12月-08日-Fri

『妙好人 千代尼』

| 21:34

建物の傷んだところを直すと、次の傷みや汚れが目につき、直しに切りが無くなる。
それと同じように、振り仮名はどのレベルまでにしようか、難しいのは何度でもつけるようにしようとか、そうしなくてもいいか、など、細かい直しが次々見つかって、先ほどようやく校了

そもそも、この本は、引用法蔵館本と同じく二字下げにし、
句や和歌今様教科書体を用い、とかなり複雑な書き方をした。
仏教俳句、和歌、時代史料など扱う内容が多岐に亘り、
それを中学生からでも読めるように、古文、古文直訳、意訳を適宜用い、
句の古文には振り仮名ならぬ漢字を( )であらわし意味が取れるようにする、等々
で、ずいぶん前田印刷さんに、手間をとらせてしまった。
そのうち、印刷記号の決まりを知らないために生じた直しなどを法蔵館さんから指摘されることもあり、ようやく校了にこぎ着けたのである

それで、人物人名書物などに間違いがないか、ずいぶん確かめたなぁと思いながら、検索自分の名を見ると、
Rakuten市場に3ショップ

妙好人 千代尼
西山郷史 (本・コミック)
販売価格: 1,200円 (税込1,296円)
12 ポイント

など、
book FANには

出版社
法藏館
発売予定日
2018年 01月 18日
内容紹介
石川県松任市が輩出した、江戸時代代表する女流俳人加賀の千代女。
熱心な真宗門徒であった千代の句の背後にひろがる信心世界を、北越風土とともに読み解く。

まで載っている。

真宗の生活は平生なので、言わばすべてが関わってくる。
「あるがまま」をキーワードにしたが、
発売元としては、もう少し絞り込まないとならないのだろう。
松任の俳人・千代女を前面に出している。松任市はご愛敬だが……
「信心の世界」があるので、どこまでも広がっていく−だろう。

総体、おおいなるいのちバラバラにし、レッテル張りをしないと安心できない社会が、現代の持つ、闇だと思っているので、
「あるがまま」は闇を照らすロウソクの灯りとなる言葉であるはずだ。
−これは、カバー、帯を着けた表紙に表現されている−

さらに、
オムニ7−セブンネットショッピング宗教哲学心理ランキングでは
予約9位になっている。

妙好人 千代尼
西山郷史
出版社名法藏館
ISBN 978-4-8318-8768-9
予約発売日 2018年01月18日
プレビュー
5つ星のうち 0.0
ランキング
本・コミック:-位 > 宗教・哲学・心理:78位 > 仏教:10
価格
販売価格 : 1,200円 (税込:1,296円)
ポイント12ポイント

タイトルを決めるのに昨年6月にお会いした販売部長さんの顔が浮かんで来る。

奥付の校正も終わっているので、賀状には1月20日発売と書いたのだが、18日には販売体制に入れるのだろう。

内容

内容には、かなり自信がある、というか、今までの空白(時代、俳句解釈民衆に仏教が広がる具体的様相)を取り上げており、
さらに千代尼伝説の生成まで扱っているので、民俗学としても、かなり重要な、視点を提起し、報告になっていると思っている。
真宗入門、法話テキストの参考にもなるはずである。

あとがき」には次のように書いた。

妙好人・千代尼の紹介は「熱心な真宗信者でした」程度なのです。
それには、理由があり、千代尼を妙好人として見ていくには、
1、彼女の拠った俳諧
2、生きた時代の背景と風土
3、真宗の教えとの出会い
などの観点からとらえなければならず、それぞれが、かなり面倒なのです。

この3点を取り上げたのである。

一度使おうと思っていた柳田国男『生活の俳諧』に出ている

芭蕉の「風吹ぬ秋の日瓶に酒無き日」(『冬の日』)を
「私などは「風吹かぬ」と解し、先生幸田露伴)は「風吹きぬ」だと見て居られた」

を面倒な例に挙げた。


法蔵館さんが関わってくれたので、予約がもう話題になっているようなのだが
たとえ、広く発売されることがなくとも、関係団体資料館学会などには送るつもりで、手はずをととのえていた。

教務所宗派など74箇所、
出版社など21箇所、学会・資料館24箇所、
お世話になった方々・本を送っていただいていた方々126名である。
例えば長浜別院だったらp135〜から「本願寺別院大通寺(長浜別院)」で書いていますと、添え書きをつけ
125名には一人ひとりにできるだけコメントを書いて送るため、B6用紙を買いかなりコメントを書いているところである。

和泉式部話との関係で、書写山にも献呈する。
和泉式部は供飮諭ゝ疇察覆阿匹Α砲硫痢殤太式部−で取り上げている。

結局行けないところへ、本がご挨拶におじゃまするようなものだ。

朝の記事に載せた 朝顔と雪をイメージした表紙は、このブログだけに残っていく。

『妙好人 千代尼』、臥龍文庫経緯

| 08:59

先月11日のブログに、

書店発行の)一般から、お礼を遂げる(自費出版本)に切り替え、
あとがきは、27年前刊の『蓮如真宗行事』、17年前刊の『蓮如上人伝承』以降、
この単著『妙好人・千代尼』の間に、真宗関係で何を書き、何が整理されていないか
さらに奥に社会変化・過疎と、どう関わればいいかの問題提起を流しながら、あとがきも書き終えた。
B6、248ページ。
今月中には出来上がり、書店ではなく、手元に届く(予定)。

と、書いた。

自費出版なので、切り詰め、表紙もあっさり−ただ栞代わりに便利だと思っていた「雁垂れ」という表紙だけは、ちょっと贅沢にして、
印刷屋さんが提示したゴチャゴチャ表紙は避け、教科書と一緒なのだから、と写真のような表紙を選び、
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11月28日刊行
のはずだった。


そこで、関係者に配り、
子供のころから父に連れられて、よく行った七尾のきくざわ書店さんには、並べてもらう手はずを整えた。

あとは、振替用紙を使うため、かなりの枚数を準備した。

この間、あいだに編集者がいないので、本制作に使われる言葉をずいぶん覚えた。
また流通で言えば、本屋さんに並べてもらうには、ISBNがいる。
私が取得した「臥龍文庫」のISBNは間に合わないので、前田印刷さんのISBNを使い……といった具合である

結論からいえば、まだ本になっていない。
あとがきにも、平成二十九年(二〇一七)十一月二十八日と書いたのに、この日も消した。

近々本になることは間違いないのだが、事情は次回にでも……
この…も、本で使う時は……であることも学んだ。

2017年-11月-20日-Mon

『妙好人・千代尼』、徳龍師

| 20:33

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徳龍師の軸がある、本教寺さん報恩講布教に出向いた。
久しぶりに徳龍師の言葉・字に会える…。
思っていた以上に大幅で、保存状態もいい。
徳龍師については、間もなく刊行される『妙好人・千代尼』(臥龍文庫刊)にも触れている。
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途中の八ヶ川ダム湖。18日
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19日、途中は雪だった。雁がいっぱい羽を休めていた。
冬近し。
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これは、可愛い

2017年-11月-11日-Sat

臥龍文庫・臥龍山ー出版ー

| 08:59

真宗寺院境内に、経堂のあるお寺がある。
報恩講(4日〜8日)の御布教に来ていただいたお寺には、文化財指定されている経巻のある、立派な経蔵がある。

報恩講、満日中に手伝ってもらった親戚寺院には、数百点の文書があり、コピーを取ってある。
その寺院に原文書があるのかどうか?聞いてみたが、世代が変わって数年経つこともあり、あるのかどうかさえ分からない状況のようだ。

次も親戚。
多くの和本があった。一枚づつはがさないないとならないものも多かったが、近世後期から真宗住職がどのような書籍を有して、どう勉強たか調べたものはないので、貴重な資料になるから残すように言っていた。
そこでも庫裡を建て替える時、廃棄したようだ。

ところで当寺の状況は、
旧家の襖(裏張り)約二十枚。
家をしまうので、あるいは置いておいてもどうしようもないので、などの文書や縁起類が数百点?
当寺に伝わって来た和綴じ本は、奥の建物に広げてあり、夏に整理するはずだったが、もう11月
座っている回りさえ、広がる一方で、わやくそだ…。

もうひとつ、わやくそ状態があった。
今確かめてみると、2013年10月、ある出版社関係の人と会うことがあり、教化最前線にいる者としては、このような本があれば助かる、とお話しした。
そのうちのある分野について、本にしようということになった。
それから、得意の文献集めから始まって、
膨大な量の下書きを書き、6万字ぐらいに絞るまでは進んだのだが…、
本にするには編集者と打ち合わせなければならない。

能登の先端にいるものさえ、そこを目標にするのだから、
多分、襖の下張から、よく聞く科研費をもらって成果を本にしなければならないといった類、○○上人○○年記念などを、抱え込み、しかも増え続けているのだろう。

虫干しを片付けることも出来なかった(しなかった)状況で、
能登の方で語ったり、書くことが多いせいもあったのだろうが、今年は一度も編集者と会うことがなかった。
そのうちの、今年は、気づいてみると、あとはお取り越しの日々が続いて終わるのだから、泊まりがけで…は難しい。

このままでは、下書き、さらにその下書き、これからの初稿に備えておいてある書籍類などが、広がりっぱなしのままになる。
意を決して、自分で本にすることにした。

能登に関する本は、かなり出しているが、一地域であっても、真宗ならばベースが全世界だから、今まで本を送っていただいた方々やお世話になった方々にお返しもできる。
一般書から、お礼を遂げる本に切り替え、
あとがきは、27年前刊の『蓮如と真宗行事』、17年前刊の『蓮如上人と伝承』以降、
この単著妙好人千代尼』の間に、真宗関係で何を書き、何が整理されていないか
さらに奥に社会変化・過疎と、どう関わればいいかの問題提起を流しながら、あとがきも書き終えた。
B6、248ページ。
今月中には出来上がり、書店ではなく、手元に届く(予定)。

今までの流れだったら、『妙好人・千代尼とその時代』といった内容だが、
注釈もない、読み物として作ったので、『妙好人・千代尼』。

住職になって27年間の講義などであった、質問
すなわち
親鸞聖人和歌を詠んだのか?、明日ありと思うこころ…は何に出ていて、幼少の聖人の歌と見ていいのか…。

千代の句中、妙好人らしい句は…。
蜻蛉釣り…の句は、どのように生まれたのか…等々についても書いたので、欲しいと思われる方があるかも知れない。
一応、1300円くらいの値段をつけることにし、発行元も考えなければならない

そこで、発行元を、意味も分からず、子供のころから本の裏に押していた判子「臥龍文庫」にすることにした。
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虫干ししている建物には、文学、考古、歴史民俗関係の本が置いてある。
建物そのものも、判事官舎、境内に移ってからは別宅と言っていたが、これからは「臥龍文庫」。略して「文庫」になる。
背後には、臥龍山(城山春日山阿弥陀山)。

私の部屋回り(真宗、仏教郷土史、文書類)は、「書斎」ということになる。

あとは「文庫」と「書斎」の整理整頓…∞。

お朝事を終え、「書斎」に帰ってきたら、掃きだめのー鶴が浮かび、鶴ではない、「たぬき」だ。
昨晩、新聞社からクジラが捕れたのでコメントをと電話がかかり、
先ほどは、イノシシの肉がどうのこうの…、

急あつらえの「文庫」「書斎」より、周りはタヌキ世界が優勢だ。