Impress さんの記事。普通の GPU にレイトレ用のモジュールを追加したものだそうな。これまでもハードウェアでレイトレをやるチップ等も色々出てきていたが、全くメジャーに鳴ったものはない気がする。それよりも GPGPU で処理する系の方がある感じだろうか。
今回は、モバイルをターゲットにしているようで、その点も興味深い。その分、最高性能を目指せないので、用途が難しくなりそうだ。通常の GPU レンダリング（ポリゴンライスタライズ？）もできるので、組み合わせて、効果的なところだけレイトレを使う、とかだろうか。
性能は、300MRPS(Million Rays Per Second)、100MDTPS(Million Dynamic Triangles Per Second) という事だが、これがどうなのかも良くわからず。一本のレイ、という単位もなかなかに定義が難しそう。或るレイ((半)直線)と、三角形の交差判定（と、交点を求める？）が 300M 回、1秒間にできる、ということかな？ 基本、空間分割法(BVH 等)を使って、レイと交差するオブジェクトを探索する部分は、どうするんだろう。kd-tree とか実装されている？ そっちが MDTPS かな？ 逆？ この辺詳しくないのなぁ。
どちらにしても、300MRPS ということは 30fps でレンダリングするとすると、10MRay/frame。古 HD だとピクセル辺り 5Ray という感じで、使えそうな感じなんだろうか。全然わからないや。
このチップを使ってどんな絵が出てくるのか、楽しみである。
