和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

一月のゆめみ会

1月は成人式や各種新年会があるので着物の勉強会「ゆめみ会」は28日に開催。
1月ももう終ろうといういう時期に初顔合わせである。


寒い時なので菜の花を添えてみる。
花瓶は備前




この日のテーマは「着物の文様」
タツに入り暫し勉強会。
それはそうと皆さんの着物姿を拝見。







それぞれの思いをもって着られたに違いないのだが、写真を見ると自分のうまくいかない所が分かるはず。
特に室内であっても余りに丈が短いと子供っぽくなるので注意を要する。
今後の参考にされたし。
付け下げや訪問着が多かった。
私は暖かな紬を選んだ。




滅多に最近では着ない青を基調とした紬。春もうすぐの思いを込めて。
真綿の紬なのでとても暖かく、格子に織った反物を更に大胆に染めた凝った着物であるのだが、若い時ならいざ知らず今ではほとんど袖を通さない。

帯は「早蕨」の柄。
「早蕨」は年が行ってからの柄行で締めると地味さが妙に目立つ。
着物の縞の染めの太さが大胆なので帯は控えめにと思ってチョイス。
現・人間国宝の二塚長生氏の手書き。
ただこの帯自体は人間国宝の認定以前、まだ二塚氏の不遇時代の時に購入したものだった気がする。
帯締めは「早緑(さみどり)」。
春らしくこの色目をどうしても使いたかったので。





どの方々も着物の文様に真剣に取り組む二時間であった。
この方々の一生懸命さに頭が下がる。
とかく身を飾ることに終始し、色だの柄だの自分の好みだの、更に流行に走りやすい着物の世界だが、着物の歴史や成り立ちにまで話が及び真剣に取り組まれていた。

この方々は一年間学び終えるころには恐ろしい位に知識を付けられているに違いない。
身にまとった着物の華やかさとは裏腹に真剣な表情で取り組まれているのを見るにつけ、多くの着物ファンの方にもぜひこんな地道な活動を知ってもらいたいと切に願った私である。

次回2月の着物の勉強会「ゆめみ会」は「日本の色」について。




さてさて・・・・我が愛すべき能面・・・「小面」や如何に。(笑)



裏面に色を塗る。一度だとこんな感じ。



何度か重ね塗りをしてこれくらいで止めた。





ちょっと
 「濃い?」
 「いや?」

毎日能面に話しかけている私。
はたから見るとちょっと怖いかも。

次は表への彩色・・・・お待ちあれ。

最期に散歩途中で見つけた鳥さんたち〜。




上からスズメ、ヒヨドリシジュウカラアオサギ・・・

シジュウカラは早い動きでかなりぼけている。ご容赦を。
アカハラジョウビタキのメスも見たのだが完全にピンボケ・・・又いつか挑戦するね〜♪