読んだ本 08年10月4日〜09年1月9日

・20世紀少年 ①〜⑮くらい?


サフラン・キッチン byヤスミン・クラウザー


・リンさんの小さな子 byフィリップ・クローデル


・つまみぐい文学食堂 by柴田元幸


・バーデン・バーデンの夏 byレオニード・ツィプキン


・脳を活かす仕事術 by茂木健一郎



・脳を活かす勉強術 


神隠し by藤沢周平


・神の守り人 来訪編 by上橋菜穂子


・東京夜話 byいしいしんじ


・神の守り人 帰還編 by上橋菜穂子


荒川アンダーザブリッジ ①〜⑤



・リトル・バイ・リトル by島本理生


ナイン・ストーリーズ byサリンジャー 訳:野崎孝


・蒼路の旅人 by上橋菜穂子


天と地の守り人 第一部


天と地の守り人 第二部


・RDG レッド・データ・ガール はじめてのお使い by荻原規子


ナイン・ストーリーズ (Monkey Business) byサリンジャー 訳:柴田元幸


コウケンテツの韓国料理 1・2・3


・忙しい日でも、おなかは空く by平松洋子


・よい香りのする皿 



・転生夢現 上・下 by莫言


・脳にいいことだけをやりなさい! byマーシー・シャイモフ


・茄子 ① by黒田硫黄


・あたらしい朝 ① by黒田硫黄


寄生獣 ① by岩明均


ヒストリエ ①〜② by岩明均


向田邦子の手料理


・遅めの和ごはんと夜ふかしおやつ by根本きこ



・族長の秋 G・ガルシア・マルケス 訳:鼓直


・いやしい鳥 by藤野可織


3月のライオン ② by羽海野チカ


・スローター・ハウス5 byカート・ヴォネガット・ジュニア


・ペンギンの憂鬱 byアンドレイ・クルコフ 訳:沼野恭子


・「脳」整理法 by茂木健一郎


・Monkey Business ②眠り号 


・Monkey Business 3.5 サリンジャー


・腹ペタ・ダイエット 


・3年後のカラダ計画 by槇村さとる



・生で食べる 吉川珠美


・天空聖龍 ⑥ by山口美由紀


(・ウォーターランド byグレアム・スウィフト)
(・ムーンレディの記憶 byカニグズバーグ
(・フィット・フォー・ライフ byハーヴィー・ダイアモンド、マリリン・ダイアモンド)
(・四とそれ以上の国 byいしいしんじ


(計 62冊)

観た映画 08年10月4日〜09年1月9日

・ウォンテッド WANTED


宮廷画家ゴヤは見た


・パーク・アンド・ラブホテル


ハワーズ・エンド by ジェームズ・アイヴォリー


・南から来た女


・ハンコック


雨月物語 by溝口健二


・フラッシュ・ダンス


・僕と未来とブエノスアイレス El Abrazo Partido


近松物語 by溝口健二



・全然大丈夫


・JOY DIVISION


・ブレス


・シルク


パリ、恋人たちの2日間


オール・ザット・ジャズ


アクロス・ザ・ユニバース


チェブラーシカ(四話)


・マーゴット・ウェディング Margot At The Wedding


・King of Tokyo o Filmi



・レッド・クリフ partⅠ


・白い馬/赤い風船 byアルベール・ラモリス


・スルース Sleuth 原作:ハロルド・ピンター 監督:ケネス・ブラナー


ファクトリー・ガール


・月と星 by田淵文子 @下高井戸シネマ


・K−20 怪人二十面相・伝


・大丈夫であるように by是枝裕和


・ペネロピ


永遠のこどもたち 製作:ギレルモ・デル・トロ



(計 30本)

読んだ本 08年6月17日〜10月3日

・王皮(は)璃の天 北村薫


貴婦人と一角獣 トレイシー・シュヴァリエ


・鼻/外套/査察官 ゴーゴリ (光文社古典新訳)


・変身/掟の前で カフカ (同上)


・密会 ウィリアム・トレヴァー


車輪の下で ヘッセ  (光文社古典新訳)


西洋骨董洋菓子店(アンティーク)全4巻 よしながふみ



・図説フィレンツェ 中嶋浩郎


・愛の続き イアン・マキューアン


・蛇の形 ミネット・ウォルターズ


・狐笛のかなた 上橋菜穂子


・オオカミのようにやさしく G・クロス


・運命の馬 ダークリング キャサリン・M・ペイトン


・虚空の旅人 上橋菜穂子


ブラフマンの埋葬 小川洋子


この世界の片隅に(上)(中) こうの史代



・柔らかな頬(上)(下) 桐野夏生


・空飛ぶ馬 北村薫


・夜の蝉


・秋の花


・六の宮の姫君


・朝霧


人のセックスを笑うな 山崎ナオコーラ


・花まんま 朱川湊人


・燃えるスカートの少女 エイミー・ベンダー



・みずうみ いしいしんじ


・絵描きの植田さん


いしいしんじキューバ日記


・回送電車(文庫) 堀江敏幸


・椋鳥日記(未読了) 小沼丹


サルビア給食室の週末ストックと毎日のごはん ワタナベマキ


肉体の悪魔 ラディゲ


砂の女 安部公房


予告された殺人の記録 G・ガルシア・マルケス


・わたしを離さないで カズオ・イシグロ



エレンディラ G・ガルシア・マルケス


(計 41冊)

観た映画 08年6月17日〜10月3日

・歌うつぐみがおりました


・エコール


・JUNO


エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜


・アース


潜水服は蝶の夢を見る


ヤーチャイカ


・歩いても 歩いても


・つぐない


・ミネハハ



汚れた血


スピード・レーサー


ダーウィン・アワード


インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国


・中国の植物学者の娘たち


アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生


人のセックスを笑うな


ジェイン・オースティンの読書会


・接吻


ラスト、コーション(何度目?)



チェブラーシカ(4作?)


崖の上のポニョ


Jの悲劇


細雪


タカダワタル的ゼロ


・ベガスの恋に勝つルール


・4ヶ月と3週間と2日


ダークナイト


ラフマニノフ ある愛の調べ


散歩する惑星



スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー


・その名にちなんで


・ヴィーナス


幻影師 アイゼンハイム


デトロイト・メタル・シティ


テラビシアにかける橋


・幸せになるための27のドレス


奇跡のシンフォニー


・おろち


(計 39本)

風邪をひける贅沢


久しぶりの、THE 風邪!という感じの体調不良。


連続くしゃみによる体力消耗と、


とめどなくあふれる濃い鼻水と、


悪寒と、節々の痛み、発熱。



これが出現したのは、内定者交流会の2日目。


前日から、緊張と、強烈な浮いてる感じと、


自分ではどうにもできない的外れな言動に悩まされ、


2日目のメイン、内定証授与式が終わったあたりから


心理的ストレスが限界に達したのか変調を感じ始め、


お昼ご飯が済んだとこから、猛烈な連続くしゃみが勃発。


血の気がひき、悪寒が始まり、めまいと発汗で、


完全に風邪の症状に。


ふらふらになりながら、なんとか、部屋にたどりついた。



その2日間の交流会の前には、ようやく家が売れ、


父親の借金返済のめどがついたところ。


ほんとうに長い長い努力が報われたところだった。


交流会の翌日からは、なにひとつとして予定が入っていない。


(するべきことは、たくさんあるけれど。)


(バイトもこれから探さなくてはならないけれど。)


ひくべくして、ひいた風邪、という気がする。


ここで、休んでおけ。と。




一生懸命、目の前の課題に取り組んでいれば、


人生は自分のものとして、進んでいく。


意味を獲得していく。


迷いながらも、不信感にあえぎながらも、そうしてきたんだと思う。


ここで、少し休んだら、また次の希望へと向き合う。




今、一番必要としているのは、自信をもって、瑣末なことをこなしていく勇気。


自分を守らずに人と向き合う、やわらかい心。


とくに、ダイエットの重要度、高。


(身体的コンプレックスの緩和)



交流会でものすごく深く実感した。

松本にて

ひさしぶりに、一週間も滞在していた。


光にみちた、松本の夏。


クーラーもなく、ネットにもほとんどふれず、


ただ祖母を手伝って働き、昼寝し、


母の蔵書を探って児童文学の世界につかり、


もらいものの採れたて野菜を一日三食たっぷり食べて、


夜はたたみの匂いをかぎながら、早く寝る。



東京から持っていった本は、受けつけなかった。


児童文学しか、どうしてもだめだった。


そういう心になっていた。


帰省するとき、いつもうすうす感じていたけど、今回は顕著だった。


守られていて、そのすべての重みを引き受けなくてはいけない。


「諦観」や「皮肉」の入る余地のない、まっすぐすぎる目を


維持しなくてはいけなくて、


まっすぐさから、希望から、逃れられない。



読んだのは、『オオカミのようにやさしく』(G.クロス)と、


『運命の馬 ダークリング』(ペイトン)と、


『狐笛のかなた』(上橋菜穂子)だった。


とくに、『運命の馬・・・』は、感動がさめやらず、


一晩中眠れなかった。



どうして、メロドラマや「おしん」になってしまわないのか不思議なのに、


うさんくささやこびは、ツユほどもなくて、


ひたすらよりよい未来へと向かう物語に流れる


想いや動きのすべてが、サラブレッドの輝く筋肉と対応しているようだった。


ああ、こういうところで、私は呼吸ができるんだ、と思った。


ひとつひとつの言葉に、がてんがいき、


教えられ、「これでいいんだ」と安心し、


求めていた生き方が、深いところから思い出されてくる。



どの登場人物も魅力的で、「本当に悪い人」にすべての


責任をおっかぶせるような妥協がいっさいなくて、


ひとまわりして、一抹の不安を感じてしまうくらい


未来を輝くものとして描けるようになっている。


希望の純度が増している。


無為な時間がおしくて、動かせるところをすべて使って、


働きたくってたまらないくなってる。


ふしぎ。



『オオカミ・・・』でも、やっぱり


同じように、明るいものを「思い出す」感じがあった。


心がふるえるほどの、人への、人生への、愛情が再来。


ただ、こちらは、ぼっかりと「理解不能」の部分が


解消されないまま残ってしまう。(主人公の父親)



自分の生きるべき世界の、核心にあるものが、


何年もかけて近づいたり遠ざかったりしているうちに、


だんだんわかってきている。



もしかしたら、この胸のうちに湧いてくるものを


形にあらわす努力を、勇気を持って、し続けたら、


もしかしたら、もしかしたら、なにか書けるかもしれない、と、


心のかたすみで思い始めている。



よけいな力がぬけてきていることも、今回よくわかった。


そして、それに比例して、他者の評価もあがることも。


世界との、和解が進んでる。


捨てたもの、あきらめたもの、泣きながら必死で受け止めたもの、


いつのまにか鍛錬してたもの、それらによって、


どろどろだった目が洗われたのか、


会った瞬間、人に視線が届くのを感じる。


何も知らない人に、ほめてもらえる。



まだまだ、これから乗り越えなくてはならないこと


たくさんあるけれど、問題の質・量変わらなくても、


ちょっとずつ楽になっている。


つまり、強くなってる。耐性ができてる。


逃げずに引き受ければ、それでも笑ってる今の方向を


自信もって歩いていけば、きっともっといろんなものが見えてくる。


「書ける」自分に近づいていく。



「その時」が来たら、迷わず踏み出せるように、


できる限りの力で、研ぎ澄ましていこう。



もう、できるだけ、目を曇らせないですみますように。


ひとりで東京にいると、あの光の世界から、すこし遮断されている気がする。

無理にではなく、綾を織ろう。


でも、守れるものなら、あの輝ける光を、守ろう。


いつでも、手のなかにおいておきたい。


オオカミのようにやさしく (世界の青春ノベルス)

オオカミのようにやさしく (世界の青春ノベルス)


運命の馬ダークリング (世界の青春ノベルズ)

運命の馬ダークリング (世界の青春ノベルズ)


狐笛のかなた (新潮文庫)

狐笛のかなた (新潮文庫)

最近のこと


・Mちゃんと下高井戸で会った。


おいしい珈琲とタルト・シトロン。


そのあと同じく、ひとつ屋根で暮らした仲間たちと合流し、


吉祥寺でごはん。


和んだー。




・信号待ちをしていたら、


突然、異国の風が吹きぬけた。


と思ったら、


派手なモールで飾られたタイのタクシーが、


後ろ姿に「THAILAND」を主張しながら


走り去っていった。


立方体のキッチュなボディ、


四方の窓にはガラスがなく、


ある意味、オープンカー。


風をびゅんびゅん感じて走ってました。


この季節にすごくよさそう。


当たるかも!



・たくさんの人が団子となって行き来する


渋谷駅の階段の真ん中に、


へびいちごがひとつ落ちていた。


踏まれてもいなかった。




・電車の中、ああ、この場にへたり込み


もう二度と立ち上がらずにすめば、と


願いたくなるような気分のとき、


目の前に立ったサラリーマン風の男性の首元から、


まごの手が突き出ているのを発見。


(「手」が上。)


まじまじ見つめれども、・・・うん、やはりまごの手。


理由は見当もつかないけれど、


どんなに見ても、どうあがいても、


その人はまごの手を背中にさしていて。


なぜか涙が出そうに、ほっとした。



・父のこと、気持ちを保ち、


長女らしく、社会的責任をはたそう。


収入をたたれ、人のすねをかじり、


借金はふくれあがるいっぽうで、これから一生過ごす人。


やるせなさが、どうにもつのる。


ストレスからは、フリーになれない。


「経験をプラスに変える」などということを、


意図してやったらうさんくさいけれど、


あきらめたり、ひねたりすれば、目が枯れる。


受け止め、なんとか生き延びるしかない。


いつか、真剣なまなざしで、言い訳せずに、


自分の責任を一身にひきうけ、


清く美しく生きる人に見えたらいいな。


自覚はせずとも。



「良心に恥じないでいられるようになる」のが、


この9ヶ月の目標だった。


試練を越えよう。


ダイエットが、とても大事。




長崎週末まで、伸ばす。



読みかけの本たち

車輪の下で (光文社古典新訳文庫)

車輪の下で (光文社古典新訳文庫)


密会 (新潮クレスト・ブックス)

密会 (新潮クレスト・ブックス)


それは私です

それは私です


読了した本

図説 フィレンツェ―「花の都」二〇〇〇年の物語 (ふくろうの本)

図説 フィレンツェ―「花の都」二〇〇〇年の物語 (ふくろうの本)


観た映画


ヤーチャイカ


・歩いても 歩いても


・つぐない


・ミネハハ

ミネハハ 秘密の森の少女たち [DVD]

ミネハハ 秘密の森の少女たち [DVD]