日記

統合失調症とちょっとアートの備忘録。

抗うつ剤をやめてから

抗うつ剤ジェイゾロフト)をやめてから、一日8時間以上眠れなくなった。
そして現在は6〜7時間睡眠で日中快適に活動出来て、とてもハッピーな日々を過ごしている。



私は抗うつ剤を9年近く飲み続けていて、
今年の5月にやめてから、一か月間くらいは以前の記事にも書いた、
http://d.hatena.ne.jp/unaao/20180512/1526127355
気分の落ち込みや不眠やビリビリ感などで落ち着かなかったが、
それが落ち着いて、平常に過ごせるようになると、
過眠ができなくなった。



今までは8〜10時間の睡眠で、
疲れるような出来事があると16時間寝続けることもあったし、
昼寝を3時間しても、その日の夜になるとちゃんと眠れた。
そんな生活を10年近くやってきたから、
8時間以上眠れなくなって調子がくるってしまった。
ちょっと疲れたのでいつものように3時間ほど昼寝をした日、
夜になっても寝付けないことがあって、そのことに気づいた。



そしてある日、早朝に起きなければいけない用事があって
朝の5時前に起きた。
眠かったが起きれたので、動きだしてみると、
これは感覚的な印象でしかないのだが、
この体の感じからすると、早起きを続けられそうな気がする!と思った。



それで5:30に起きることを続けてみることにした。
夜は23時までには寝るようにした。
感覚的に思ったことは当たっていて、この生活を始めて数週間だが
日中きちんと活動できるし、今までよりも頭がクリアな感じがするし、
やりたいことはできるしで、いま、すごく幸せだ。
(絵の制作の都合で、現在は25時〜8時で就寝に変えた)



私はやりたいことが多くて、描きたい絵もいっぱいあるから、
一刻でも長く絵を描いていたくて、
もっと起きていられればもっと描けるのに、と随分悩んでいた。
今まで実はけっこうつらい状態だったのだということに元気になって気づいた。
こんなに日中眠くないし、頭がクリアでいられるのか!
元気な状態と比較ができるようになって、
今まで自分はしんどい状態で頑張ってたんだ、と認められるようになった。



このように認められることで得られる安定感は大きい。
今までは自分は怠けものだ、とか、何こんなにできないんだろう?もっと頑張らなきゃ、と思うことが多かった。
なんのことはない、身体も心も元気になれば、私は言われなくたって、家事もするし絵も描くのだ。



私は主治医が何回か変わっている。
眠りすぎで困っています、と相談したことも何回かある。
今までの主治医のなかで、「眠れないよりはいいから」と言う人が数人いた。
不眠=再発の兆候、だから、眠れなくなることには敏感だけれど、
眠りすぎについてはあまり対応してくれない。
再発を抑えることが最重要で、眠れているならむしろ安心、という印象をうけた。



しかし、こんなに快適に日々を過ごせている喜びを感じると、
もうちょっと何とかできなかったのだろうか?と思わなくもない。
私は妊娠のために薬を調整し、変薬・減薬し、現在の主治医になってさらに減らしたらこんなに元気になった。
妊娠というイベントがなくて、薬の調整がなかったら、
眠いし頭が重くてだるい、という日常を死ぬまで一生やっていた可能性もあるわけで、
考え込んでしまうものがある。



出産したらまた状況も変わるだろうから、
何とも言えないけど、
とにかく今は毎日幸せでしょうがない。
身体が動いて頭が働くってこんなに幸せなこと!!
とりあえずは出産までの数か月、この幸せをかみしめようと思う。