高校のクラブも多様化

 以前、多様化について次のように書いたことがある。−− 書店へ行くと、実にさまざまな雑誌が出ているのにびっくりする。ありとあらゆる分野の種類の雑誌が並んいる。これが意味するものは、人々の関心、価値感、興味といったもの、あるいは学問分野がそれだけ枝別れし、多様化してきたことのあらわれだろう。

 豊かな社会の証左であろうし、こうした傾向は人口が増加し、時代が進み、通信・交通が極度に発達し、いわゆる都市化が進むにつれ、また一個人の側面からみれば、学歴が進み成長し、その仕事、さまざまな関わりも含め、交流範囲、情報の取得交換範囲が広がるにつれ顕著になるものと思われる。

2、3日前、近くの高校(母校でもあるが)の文化祭に行った。私が高校に通ってた**年前頃、今から思えばほんとうベーシック・オースドックスなものしかなかったが、当節は、高校のクラブ・同好会活動も実に様変わり。その頃からは思いもよらぬクラブがずらり。

 曰く、家庭生活愛好会、華道部、棋道部、クイズ研究会、鉄道研究会、特撮ヒーロー研究会、漫画研究会、推理SF小説研究会、落語研究会等々。音楽関係も、メイン(?)な音楽部のほか、ギター部、軽音楽部、吹奏楽部、アコギ部(?)と枝別れ、スポーツも昔はなかったダブルダッチ部、ダンス部、ソフトテニス部、フットサル部も出来ている模様。これはもちろん社会全般の多様化の投影でもあろう。写真、近隣のF高校の文化祭より、「鉄道研究会」の展示。