パソコン・ネットと私・その3、80年代半ば過ぎ、ネットの世界に!

 80年代半ば過ぎ、ひょんなことから始まったばかりのネットの世界にのめりこむことになった。インターネット以前に約10年続いたパソコン通信である。ひょんなことというのは、最初のねらいは、始まった株式のネット取引をしてみたいということであった。

 日本におけるネット通信は、電電公社の通信回線開放(1985年)から始まったもので、それ以前は法的にもできなかたようである。一旦、ネットにはまり込むと熱中するのは早かった。アメリカのパソコン通信ネットワーク、コンピューザーブなどにもアクセスし、なんか時代の最先端を行っているような気分もした。自分にとってなにより端末とかパソコンに対する気後れが、すっかり払拭されたのは大きかった。

 今や言葉は悪いが、猫も杓子も老いも若きもインターネットの時代、もちろん多くの女性も。こんな時代が来るとは当時からは思いもよらなかった。私もネット仲間と1人でも女性ネットワーカー(こんな言葉自体がはや死語化しているかも)を増やそうと、パソコン通信講習会など必死でいろいろ画策していたのがなつかしく思い出される。

 写真は、私が持っているパソコン通信参考書のひとつ、1988年発行。