コハクチョウのPちゃん、ふくちゃん、白鳥湖へ戻る

 さる16日、安曇野は北穂高の狐島田圃コハクチョウのPちゃん、ふくちゃんが保護飼育されているビニールハウスの前を通ったら、2羽、いるはずのPちゃん、ふくちゃんの姿がない。(写真・上)、2006年と7年に羽根を骨折して飛べなくなり、ここに保護されてからもう7〜8年経つ。田圃の主の堀内さんのおじいさんが餌をやり保護をして来たものである。

 2羽とも死んだのか、家に帰ってアルプス白鳥の会のスポークスマンのIさんに電話で聞いてみた。長い間世話をしていた田圃の持ち主の堀内さんが高齢になった故か、これ以上めんどうを見切れないのでなんとかしてほしいと連絡があったのだという。会で協議した結果、白鳥湖へ持って来る、戻すことになったようだ。白鳥湖西湖には、すでに羽根を切断したのぶちゃんが1年以上生活した実績があり、大丈夫と踏んだのだろう。

 先日、白鳥湖へ立ち寄ったら先住ののぶちゃんに加え、元気なPちゃんとふくちゃんを確認した。(写真・下)7、8年のビニールハウス、オリの中の生活からまた自然に戻ったのである。たとえ飛べなくても、キツネなどの天敵がいたとしても広々とした自然の中の生活の方がいいに決まっているだろう。1日1回くらいは、白鳥の会で少量ながら餌もやっているようだ。