”ねこふんじゃった...、”その1

  私、アンクルの出しているメールマガジン「クラシック炉辺夜話」で次号に、”ねこふんじゃった”のこと書こうとネットなどいろいろ調べている。先ず、ウィキペデアには、−−猫踏んじゃった、は作曲者不詳、変ト長調または嬰ヘ長調の世界中で親しまれている曲。ピアノ・独奏が基本だが、多数のアレンジやバリエーションが存在する。

 楽譜には、♯か♭が6個も付く(大半の音を黒鍵で出す)ため、非常に複雑に見えるが、実際に弾いてみると単純である。そのためピアノを習う人が最初に練習する曲の一つである。また覚えやすいコミカルなメロディと知名度の高さから、「ピアノを習ったことはないが、この曲だけなら弾ける」という人も多い。−−と出ていた。要するに黒鍵をなぞれば簡単に弾けてしまうのかな?

 もっとも”ねこふんじゃった”というタイトルがついているのは日本くらいで、世界中では、
 犬のワルツ(ロシア)、犬のポルカ(チリ)、蚤(ノミ)のワルツ(ドイツ、ベルギー)、ノミのマーチ(オランダ、ルクセンブルク)、アヒルの子たち(キューバ)、お猿さん(メキシコ)、豚の
)、カツレツ(フランス)、トトトの歌(イギリス、アメリカ)、チョコレート(スペイン)、公爵夫人(デンマーク)、泥棒行進曲(中国)など、まあいろいろ。
 
 ところで、先にもこのブログにネイチャーアートで登場した私の友人で画家・久保田喜正氏は、絵本作家でもある。ポプラ社などから数冊の絵本を出版している。その中に、「マリちゃんの ねこふんじゃった」というのがある。マリちゃんが、ピアノの練習でこの曲を歌いながら弾くと、どうぶつたち、先ずねこさんがふまれていたいいたいとやってくるというのである。それではと、ねこのかわりにぶた、ゴリラなどうぶつの名を変えても、つぎつぎにそのどうぶつがたちが痛い痛いとやって来る。最後に、ママふんじゃったと歌ってしまって、”ああ、たいへん”というところで目がさめるというおはなし。どうぶつたちは、ぬいぐるみやおもちゃ箱にいたどうぶつたちだった。