鳩山由紀夫首相 領土問題のための会談を申し入れ / 辻元清美応援ビラを郵送した元高砂市議に有罪判決

会談で首相は「北方領土の帰属問題を解決しよう。首脳間で領土問題を本格的に議論したい」と要請。大統領がロシアのヤロスラブリで9月に開かれる国際会議の際の首脳会談に言及したのを受け、首相は6月にカナダで開かれる主要国(G8)首脳会議(サミット)、11月の横浜でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に触れ「この3回、大いに議論しよう」と申し入れた。
これに対し大統領は「領土問題は難しい問題だが、私は逃げるつもりはない」としながらも「静かな雰囲気の下でじっくり協議したい」と述べた。

昨年の衆院選で、特定の候補者への投票などを呼び掛ける法定外文書を郵送したとして、公選法違反に問われた元高砂市議、井奥雅樹被告(44)の判決公判が14日、神戸簡裁であり、白井万久裁判官は罰金50万円、公民権停止3年(求刑罰金50万円、公民権停止5年)を言い渡した。
判決によると、同被告は昨年8月、加古川市議の井筒高雄被告(40)=公判中=らと共謀、衆院選の候補者3人や特定の政党に投票させるため、同市の有権者40人に「政権交代を目指して衆院選の応援に取り組んでいる」などと記した法定外の選挙運動文書を送った。
判決で白井裁判官は「主導的な役割を果たすなど刑事責任は軽視できないが、反省しており、自ら議員辞職している」とし、公民権停止を求刑から2年短縮した。
井奥被告は「判決を受け入れるかどうか、支援者と話し合って決めたい」と話した。

その後に判決は確定しています。