鈴木宗男 パネルディスカッションに参加 / 林野庁長官を提訴

受託収賄などの罪で実刑が確定し、収監を控える鈴木宗男衆院議員(62)も参加し「特捜部は『何か(事件を)やらないと存在価値がない』という誤った認識のもとで無理な事件をつくる」と指摘。「これは大阪だけでなく検察全体の体質。だからこそ各地で冤罪が起きている」と述べた。佐藤前知事も同様に批判した。

受託収賄などの罪で実刑が確定した鈴木宗男衆院議員が15日、自身の一、二審で事実に反する証言をされたとして、伴次雄元林野庁長官に3300万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴した。
訴状によると、北海道帯広市の製材会社「やまりん」が国有林の不正伐採で受けた行政処分について、伴元長官は「林産物購入の競争参加資格が停止となった間の損害を随意契約で取り戻させるよう鈴木氏から不正な働き掛けを受けた」などと証言した。
鈴木元議員側は「事務所の面会記録やほかの林野庁関係者のメモなどの客観的証拠と明らかに異なる内容」として「偽証を基にした実刑判決が確定して衆院議員の地位を失い、政治家として致命的な打撃を受けた」と主張している。

新たな裁判がまた一件。