辻元清美氏「部屋と秘書官がいないと仕事ができひん」/ 鈴木宗男 刑務所の危機管理に感心する

政治家の「適材適所」について考えさせる例を二つ紹介しよう。
震災後、災害ボランティア担当の首相補佐官に就任した辻元清美氏は、権限をくれと駄々をこねたという。補佐官は官邸の大部屋に席が置かれるのが通例だが、辻元氏は、「部屋と秘書官がいないと仕事ができひん」と要求して、内閣府に震災ボランティア連携室を設置させた。ちょっとした“大臣気分”を味わったのか。

地震発生後、喜連川センターの対応・危機管理体制は見事なものでした。職員、刑務官は直ちに全員集合し、各室異常がないかを確認・点検していました。驚いたのは夕食が予定通り用意され、普段より30分早く配食することで、安心感を与えていたことです。翌12日の朝食も予定通りでした。水道もトイレも通常通り使えましたが、念のため、水道が止まった時の事を考え「バケツ等に水をくむように」との指示がありました。
午後5時過ぎには、今回の地震による安否確認のための手紙発信を1人1通受け付けるとの臨時放送があり、私も午後7時に家内宛てに速達を出すことができました。停電することなく、緊急時の自家発電対応も万全とのことでした。センター長を中心にそれぞれ司々(つかさつかさ)の皆さんが、きちんと連絡をとりあっており感心しました。「勇将(ゆうしょう)の下(もと)に弱卒(じゃくそつ)なし」の感を強くしました。<<