宮城県のレース鳩 国後島で発見される / 田中真紀子のせいで外交委運営が止まっていると産経新聞

ウラジオストク共同】3月末に青森県むつ市を出発点に約300キロ南の宮城県北部をゴールに行われたハトのレースで、1羽が“コース”を大幅に外れた北方領土国後島で見つかり、同島を実効支配するロシアの国営メディアで報道されて話題を呼んでいる。
レース主催者の「日本鳩レース協会」仙北連合会の相沢秀一事務局長=宮城県大崎市=によると、3月26日のレースにハト約1600羽が参加。うち約7割はその日のうちに宮城県北部の鳩舎に帰還した。
一方、3月28日に出発点から約480キロ離れた同島内で弱ったハト1羽を保護。足輪の情報から、このハトがレースに参加した1羽と判明。

衆院外務委員会が今国会召集後、一度も開かれていない。きっかけは先の臨時国会における田中真紀子委員長の委員会運営。しかも田中氏は、開会に向けて努力するどころか、野党側に恫喝(どうかつ)まがいの圧力をかけるありさまだ。
北朝鮮の「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイル発射予告という課題や、法案、条約案の審議という課題が棚上げされたままとなり、真紀子氏の姿勢は国益の観点から問題になりかねない。
「公明、共産、社民さんは委員会を開いたほうがいいと思うんでしょ。知恵を出してくださいよ!」
先月29日、真紀子氏は外務委の野党理事に電話でこうまくし立てた。
外務委が休業を続ける発端は、昨年12月9日の臨時国会にある。日本とペルーの経済連携協定(EPA)などの批准承認案について野党が「審議時間が足りない」と採決の見送りを求める中、真紀子氏は職権で開会を強行、自民、公明両党などが欠席する中で採決した。先に採決した参院では両党も賛成していた案件だったため、野党はそっぽを向いたのだ。
先月23日になって、公明党の仲介で民主、自民両党が開会への協議を始めたものの、自民党北朝鮮のミサイル問題を審議するため野田佳彦首相の出席を要求すると、民主党が難色を示し、平行線となっている。
この間、真紀子氏の「仕事」は、先月6日に突然、外務省関連施設の視察を各党理事に呼びかけたのを除けば「大した働きかけはない」(関係者)という。
ところで、外務委には、審議テーマによっては田中直紀防衛相の出席もある。現時点で野党側から直紀氏の出席要求はないが、真紀子氏が開会への指導力を見せないと、同氏は夫婦の「共演」を避けようとしている、という見方も出かねなくなる。<<