ロシア 元島民の北方領土墓参を拒否

国後、択捉、歯舞、色丹の北方4島の元島民や家族が4島に墓参りする北方領土墓参事業で、24日に出発を延期していた今年度の択捉島訪問について、ロシア側が20日、外務省に受け入れ拒否を通告した。
北海道はロシア側と協議する姿勢だが、年内の再調整は困難な状況だ。
当初、7月17日に出発予定だったが、ロシア側が7月11日夜、「実施は難しい」と通告してきた。具体的な理由はなく、天候以外の理由で出発が見送られたのは1964年の事業開始以降初めてだった。
道とロシア側で再調整し、今月24日の出発で合意していたが、今回も受け入れ拒否の具体的な理由説明はなかった。7月23〜26日の国後島訪問は予定通り行われている。
(2012年9月21日13時32分 読売新聞)<<