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muneo house information

2012-11-30 (Friday)

党首討論会で候補者名を読み上げた鈴木宗男に公選法抵触との指摘 / 各党党首の11年の政治資金公開 / 松山千春 「娘に泣かれて」出馬断念

新党大地の鈴木宗男代表は30日、日本記者クラブが開いた党首討論会の中で、同党が衆院選小選挙区に擁立を予定する候補者名を列挙した。うち1人について名前を挙げた後に「どうぞお願いします」と続けた。公選法は公示日前の選挙運動を禁止している。総務省は「公選法違反と断言はできないが『お願いします』と言っており、抵触する可能性はある」としている。

鈴木氏は討論会の最後に「北海道が良くなれば日本が良くなる」との発言に続けて個人名に言及。具体的に投票を求める言い方はしなかった。

鈴木氏は受託収賄罪などで服役して公民権停止中で、公示後も選挙運動を行うことはできない。

そのときの映像。

聞いててアレ?っと思いました。

鈴木宗男氏が公選法抵触で騒がれるのは2回目。"前科"として2005年の衆院選で当時未成年だった貴子氏が選挙応援を行なっていた件がありますが、そのときは結局お咎め無しで終息しました。

    【党首】    【収入】
自民  安倍晋三   19,266
大地  鈴木宗男   11,701
国民新 自見庄三郎  10,753
維新  石原慎太郎   8,906
改革  舛添要一    5,045
民主  野田佳彦    4,567
みんな 渡辺喜美    1,616
日本  田中康夫      976
公明  山口那津男     862
社民  福島瑞穂      824
未来  嘉田由紀子     662
共産  志位和夫        0
    【その他】
未来  小沢一郎   25,867
維新  橋下徹    11,197

(注)敬称略。単位は万円。1000円単位を四捨五入。鈴木、石原、嘉田、橋下各氏は自身が代表を務める政治団体、それ以外は国会議員関係政治団体の収入合計。関係団体間の献金は収入から除いた。(2012/11/30-17:16)

ということで鈴木宗男氏に関しては本人分の収入ではありません。

デビュー35周年を迎えた歌手、松山千春(56)が29日、東京国際フォーラムで全国ツアーの東京公演を行った。

親交の深い鈴木宗男前衆院議員(64)が代表を務める新党大地・真民主からの出馬を常にささやかれていたが、実現しなかった。その理由について、妻と長女(26)に出馬の可能性を話した際、長女から「歌ってるお父さんが好きだもん」と号泣されたことを明かし、「分かった分かった」と抱きしめ、断念したという。

また、「スピードスケートで金銀銅を取り、離婚した清水宏保君が出るんで。今回もまた、私は(地元の北海道)足寄で投票です」と話した。「日本未来の党」に合流した小沢一郎氏(70)については、「自分の“未来”を心配された方がいいですよ」と笑わせた。

公演は新曲「伝言」など22曲を披露し、5000人を魅了した。(サンケイスポーツ)

ではそういうことで。

アシッドたんぱ大放送で「ムネオハウスは鈴木宗男への愛がない」と言われる

90年代ナードコアシーンの最重要人物の一人で現在はTBSラジオでレギュラー番組まで持っている高野政所氏がホームグラウンドであるACID PANDA CAFEから放送しているUstream番組「アシッドたんぱ大放送」。ディスク百合おん氏をゲストに迎えた11/25配信の第12回のトークパートでナードコア話の流れからムネオハウスへの言及がなされてました。

(好きなモノをよりヤバく格好良くするのがナードコアという流れから)

百合おん: ナードコアがちょっとやっぱりブームが終わった後に、ムネオハウスっていうの流行った。

一同: ハイハイハイハイ。

政所: あの鈴木宗男っていう代議士がいて、

百合おん: で、僕はあまり好きじゃなくてそれが。

浮き輪: それこそニコ動の黎明期ぐらいの感じがしてたんだっけね。

百合おん: やっぱもちろんそれムネオハウスってうのは、鈴木宗男はちょっと斬新な発想ではあるかもなのかもしれないんですけど、あんまりフレーズとしては面白くないんですよ。やっぱ鈴木宗男の発言が。

政所: 言ってることとかね。

百合おん: はい。であんまり僕は興味が無かったんですよね。

政所: ようはムネオハウスっていう建物があったから、ハウスミュージックと合わせよう、みたいなだけだったんだもんね。

百合おん: で、それをみんないっせいにガーッって同じようなネタでやって。

浮き輪: いろんな人があのネタでやってた?

政所: そうそう。結局あれやってた奴等って別に昔からナードコア作ってた奴じゃないんだよね。

一同: はい。

政所: 何人かは参加してたかもしれないけど、でもそれって思想がやっぱ全然違くて、彼奴等は自分がテクノとか作ってるけど普段陽の目を見ないから「ムネオのハウスの流れに乗って出しちゃおう」みたいな感じで、宗男に対する愛がない。

百合おん: あー愛が無いってのはそうですね。

政所: 俺とかやっぱり百合おんは全然・・・

百合おん: もう大好きケオリ! (会場笑)

政所: ケオリ大好きだし、俺も吉幾三さん超好きだし

百合おん: 本当にリスペクトみたいな

政所: やっぱそこが大事だと思うんですよ。ナードコアと呼ばれるか呼ばれないか。

百合おん: あのーそのときにおれがすげー痺れたのが、そのときメルマガかなレオパルドンさんがやってて、「○○オハウス作りました」みたいな感じで、配信してたんすよ。

政所: やってたけ俺そんなの?

百合おん: そうなんですよ。「○○オハウス始めました」ってなってて、俺ちょっとショックウケて。「うわ、ムネオハウスをついにレオパルドンが作った終わった」と思って聞いてみたら、あの水野晴郎のハウスで、

一同: ハハハハハ。

百合おん: ハルオハウスっていうので

政所: やってたけ俺?

百合おん: いや、それを配信してて。もしかしたらあの他の重虎さんかも。そのときにさすがだなぁと。

政所: まぁあとだから、俺がハウスをやるんだったら、新日本ハウスですよ。吉幾三さんの。

百合おん: 吉幾三の。

政所: そこなんだよやっぱナードコアって。

浮き輪: 住み慣れた我が家に

政所: 住み慣れた我が家に

政所: あれだよね、だからやっぱり「そいつのハウスを出せ」みたいな。

百合おん: ちょっとやっぱりそこは

政所: ムネオハウス借りてんじゃねーよお前っていう。

浮き輪: おれ・・お前のハウスを出せっていう。

政所: そうそう。マイハウスだよ本当に。カモナマイハウスだよ。

(会場爆笑)

政所: まぁだからむしろ「うち来る?」 みたいな感じ。

一同: なるほどね。

政所: っていう事だと思うんですよ。

百合おん: それでやっぱり「いやぁ〜裏切らないなぁ」って思って感動しました。

政所: 有難うございます。

百合おん: やっぱちょっと変化球というか、今ちょっとストレートに流行ってるカルチャーに対して、ちょっとやっぱ投げかけるっていうのも、一個スタイルとしてあるなぁと。

(以下現代はカウンター=ひねたセンスが成立しにくいという話へ)

ACID PANDA CAFE: アシッドたんぱ大放送 #12 ゲスト:ディスク百合おん 25:40-28:00頃

記事のため該当部分だけ文字起こしを行いましたが、「ナードコアの対象への"愛"とはどういうものなのか」は前段の流れを聞かないと分からないので是非音源でご確認下さい。というか神回すぎて冒頭から飛ばしどころ無し。「高校生のときにsuzuki-ryuって曲出しといたこの話の振り方ですか、DJスギノヤさん(ディスク百合おん氏の昔の名義)」ってツッコミが野暮なレベルです。特に「No Disco City」の作者がIKZOマッシュアップを語る下りは爽快すぎて感動モノ。

ただ、これは高野さん達にとっての「"自分たちがやってきたナードコア"のスタイルとムネオハウスの違い」の話でして、あの世代の総意というわけでは言えないんであります。ここ数年は政所さんやBUBBLE-Bさんのナードコア関連発言が多くそれがソーシャルウェブの勢いで拡散して見かける事が多いのですが、特に放送中に「流行りのアニソン持ってきてドコドコつけた」と言われてたようなSHARPNEL、八卦商会辺りからのJ-Coreの流れはまた脈々とあって、そっち側からの史観もあるでしょう。また犬死になんかの後期ナードコアシーンを回していた人達もまた別の見方をお持ちのことと思います。

とはいえ「愛がない」と斬って捨てられるのは政所さんのような当時のシーンを引っ張ってた人だけなので非常に痛快でありました。

あともう一つ触れておきたい大事なところがこちら。ナードコアの音源にどうやって触れるかという話題の中の発言です。

百合おん: 本当これは気をつけないといけないのが、ニコニコ動画でナードコアって検索してもろくなの出てこないんで

政所: ナードコアじゃねぇからあれは、っていう

百合おん: それを聞いちゃうと、ちょっと違う方向に行ってしまう。

ACID PANDA CAFE: アシッドたんぱ大放送 #12 ゲスト:ディスク百合おん 37:08-37:20頃

ムネオハウスにナードコアタグがついてるくらいなので、これは超マジです。本物のナードコアはお金を出さないと手に入りませんよ。

買おう!ナードコア

補足1

冒頭から話題に出て来るディスク百合おん氏の曲DJ KAORIネタの曲はこれ。ディスク百合おん「ディィジェェケオリィィズガァァバァァ」

10:30頃から「最近のネタを小手先で手癖で作ってチョイチョイと」「YouTubeで何百万ヒット」と言われているのはこの曲以外考えられません。BUBBLE-B feat. Enjo-G「Enjo-Gのぽぽぽぽ〜ん」

2001年の「ぞっこんバーベキュー」以来作られた両氏の楽曲が詰まったアルバム「レジャーヤクザは君に語りかける」は今年4月に発売されました。千歳飴のような味わいのアルバムです。

11:00頃からの吉幾三氏の話で出てくるレオパルドン「No Disco City」(97〜98年頃)とIKZOマッシュアップブームの元凶・全農連P「ポリ幾三」(08年)。

そんな全農連Pがニコニコ動画のシーンを評した2012年のTweet。

20:30頃からのサンプリングの話で政所さんが「『ぶっ潰してやる!』って言葉しか残らない」と言っているのはこちら。レオパルドン「ゼロ装置」

24分頃から賞賛されているコロッケのモノマネ(五木ロボット含む)。

28:30頃からの「石野卓球さんを憎むようになり、つい数ヶ月前にそれが治った」というのはSHOP33繋がりで石野卓球氏との共演の話。

いい話すぎ。

「流行りのアニソン持ってきてドコドコさせた曲」は沢山あるので割愛します。

ちょっと昔ですが当時の世代の人の証言。ナードコア的なものを支えた90年代の状況と併せて述懐されていています。政所氏や百合おん氏が「ヤバい」と評していた事に対応するのが、ysano氏がこの文章で言う「肥大化した内輪受け」と言って良いでしょう。

(2012-12-03追加) 高野政所さんが昔に更新していたページの復刻版。ビリー・チョウの馬殴り、蹴撃手(キックボクサー)マモルなんかに喰い付くセンスに共感できたら楽しいと思います。あとここに載ってるバギーパンツの件は2003〜4年ごろに政所さんがロフトプラスワンで開催していた「ダサ外人」イベントの源流だったと記憶しております。DJ急行さんが同時期に同じ箱でやってたバカ映像イベントとはまた別の流れ。

(2013-04-06追加) 2002年にレオパルドンがリリースしたアルバム「ホームラン番長」に新日本ハウスネタが収録されています。タイトルもそのまま『新日本HOUSE』。

補足2

2010年の記事にも載せてありますが参考として。2ch音MADスレッドにあったニコニコ動画の世代とその前の世代の意識の違いについて、端的にまとめた書き込み。

316 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日:2010/01/11(月) 17:14:04 ID:QnuXAICf0

90年代ナードコアは"他人とネタが被ってる"時点でもうダメ。能なし、パクリ扱いだった。

だから他人と同じネタを使う事はほとんど無かったし、誰もやってない新しいネタを見つけるのが当然だった。


90年代末〜00年代初期、東芝クレーマー事件以降のWebのネタリミックス文化では、ネタは被ってても"他人の曲使ってる"時点で能なし、パクリ・劣化コピー扱いだった。

だから自作曲が当然だった。既存曲にネタ乗っけるだけのトラックは大して評価されなかった。


00年代初期〜中期のFla板動画文化ではネタかぶりで曲も借り物でも"映像演出まで被ってる"時点で能なし、パクリ・劣化コピー扱いだった。

オリジナリティのあるストーリーや演出が評価されて、他人を真似た奴は「○○劣化」と呼ばれて揶揄された。


で音MADだ。ネタかぶりOK、他人の曲使うのOKというか当たり前、更に他人の演出の使い回しOKで2007年頃から今までずっとやってきている。

新しい風を吹き込む奴は評価されるのは当然だけど、少なくとも全部借り物みたいな作品でもとりあえず貶められたりはしないよね。


良いか悪いかは別にして、とりあえずネタもの創作の現場における価値観はそういう風に推移してきていると感じるね。


以上、年寄りの戯れ言でした。

[YouTube@2ch] 【音MAD】音系MAD総合スレッド27【音声MAD】 (dat落)

2012年末時点でも、ニコニコ動画で見られる状況はこの書き込みの通りだと感じます。

2012-11-29 (Thursday)

鈴木宗男 再審請求 新証拠に「尋問シナリオ」他

受託収賄など四つの罪で実刑判決が確定し、服役した新党大地代表の鈴木宗男元衆院議員(64)が29日、東京地裁に再審を請求した。弁護団は、検事が証人尋問の際に作成したとされる「尋問シナリオ」など8点を無罪の新証拠としている。

記者会見した鈴木氏は「間違った権力行使で人生を狂わされた私以外の人たちのためにも頑張りたい」と述べ、弁護人の弘中惇一郎弁護士は「検察側証人が記憶に反し、検察のシナリオ通りの証言を強いられていたことが判明した。これは確定判決をゆるがす重要な証拠だ」と指摘した。

始まりました。

民主党の壊滅的敗北と予測され、大物議員の落選危機説が囁かれるなど、“大波乱”が予想される今回の衆院選。総理経験者であっても、危ない立場だという。

原発事故への対応ミスから、評判を著しく落とした菅直人前首相(東京18区)。野党時代から10回連続当選、30年間負けなしと、選挙では抜群の強さを誇ってきたが、今回はかなり際どいという。

「自民党から出る土屋正忠さん(70才)は、2005年まで地元の武蔵野市長を6期22年も務め、相当強い支持基盤を持っています。前回は落選しましたが、雪辱に向けて3年間、着々と準備を重ねてきたので、菅さんはかなり危ない」

と、政治ジャーナリストの細川珠生さん。菅前首相はここ数回の選挙はほとんど夫人に任せきりで、地元に入るのは数える程度だった。ところが今回は、地元の夏祭りの盆踊りや青空市、小中学校の学芸会や運動会などにも積極的に参加。そこには、こんな裏事情もあるようだ。選挙分析の第一人者で政治ジャーナリストの野上忠興さんは、こう分析する。

「普通なら、前の総理は応援で他の選挙区を回らなくてはいけないのに、まったくお呼びがかからない(苦笑)。ビール箱でつくった手作りの台に立ち、“原発ゼロ”と書いて必死に辻立ち演説をしているようですが、落選の危機にあることは間違いない」

※女性セブン2012年12月13日号

「ムネオハウスイベントのおかげでエロゲシナリオライターになった」という方

ニコファーレでの党首討論会で鈴木宗男氏がハッスルされていた影響で、ツイッターのTL上でもムネオハウス関連のTweetが多数見受けられました。その中の一つ。

4回あったイベントのどれなのか気になったのでダメ元でツイッター上で聞いてみたところ、

とのご回答を頂きました。東京の最初のイベントという事なので2002年4月5日の「MUNEO HOUSE Party」ですね。

シナリオライターとしての名義は別で非公開ということなのでどの作品なのかはわかりませんが、この世のどこかにムネオハウスのイベントが無かったら生まれていなかったエロゲー達があると分かっただけでも大収穫です。

教えて頂いたкoizumi δyuusukeさんの御厚意に深く感謝致します。有難うございました。

2012-11-28 (Wednesday)

新党大地・真民主 新党大地に党名変更 / 選挙公約発表

新党大地・真民主は28日、党名を「新党大地」に変更すると総務省に届け出た。地域政党時代の名称に戻した形で、鈴木宗男代表は同日のTBSテレビの番組で、真民主を削ったことについて「その方が分かりやすい」と説明した。 

真民主は、民主党を除籍された松木謙公前衆院議員らが加わって以降使っていた。

新党大地は28日、衆院選向け公約「新党大地の誓い」を発表した。消費増税や環太平洋連携協定(TPP)への反対、原発ゼロ実現を掲げ、「第三極」の一部勢力が結集する新党「日本未来の党」への協力姿勢を明確にした。

原発ゼロに向けた方策として、鈴木宗男代表が人脈を持つロシアの天然ガスを代替エネルギーとして活用することを提唱。政治改革では、国会議員歳費の3分の1とボーナス全額カットや、衆院定数100、参院115削減を打ち出した。 

このほか、冤罪(えんざい)防止策の一環として、検察庁特捜部の廃止や判事と検事の交流人事の廃止を盛り込んだ。(2012/11/28-21:41)

連合新潟は27日、臨時の執行委員会を開き、新潟5区に立候補を予定している民主前職の田中真紀子文部科学相を推薦ではなく、「支持」にとどめることを正式決定した。22日の定例の執行委では全6区のうち、田中氏の推薦問題で結論が出ず改めて協議するとしていたが、26日の連合新潟の地域組織である中越地域協議会の幹事会で「支持が妥当」との結論が出たのを踏まえ決めた。

斎藤敏明会長は「連合との関わりが薄く推薦の判断には至らなかった。ただ、民主を応援する立場として応援態勢はしっかり作るということだ」と説明した。

2012-11-27 (Tuesday)

社民党 兵庫県での候補者擁立を断念

社民党兵庫県連が、今回の衆院選で小選挙区での候補者擁立を断念したことがわかった。

同県は衆院議長も務めた土井たか子元党首の地元。県内で候補者を立てないのは旧社会党時代を含めて初めてとなる。

社民党県連によると、擁立を検討していたが、資金や組織力の不足から、27日の常任幹事会で断念を決定した。北上哲仁幹事長は「党を必要とする市民に申し訳なく、残念だ」と話している。

小選挙区制導入後、同県内で社民党は党勢の退潮傾向が続いた。土井氏も2003年衆院選の小選挙区で敗れ、比例選で復活当選したが、05年の衆院選では比例単独で落選。同年、09年と別の候補者を選挙区に立てたが、議席獲得に至らなかった。

(2012年11月28日12時10分 読売新聞)

2012-11-26 (Monday)

新党大地 鈴木貴子氏の出馬を正式表明

新党大地・真民主の鈴木宗男代表の長女、鈴木貴子氏(26)が26日、北海道7区からの出馬を表明した。

北海道釧路市で記者会見した鈴木氏は、出馬理由に同党後援会からの要請を挙げ、「育ててもらった皆さんに恩返ししたい」と語った。また、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加反対に加え、「北方領土返還はライフワークとして取り組みたい」とした。

世襲批判には「父が鈴木宗男なのは紛れもない事実だが、政治家鈴木貴子の父や母は7区の皆さんだ」とかわした。鈴木氏は北海道帯広市生まれで、釧路市の小学校を卒業。カナダ・トレント大を卒業し、NHK長野放送局ディレクターとなった。NHKには辞職願を提出したという。

(2012年11月26日20時53分 読売新聞)

一方鈴木宗男氏は公民権停止中のため選挙期間内はマイクが握れなくなってしまうので、今メディアに出まくっています。

2012-11-25 (Sunday)

辻元清美 野田首相と支持を訴える

12月16日投開票の衆院選に向け全国を遊説中の野田佳彦首相が25日、大阪府高槻市のJR高槻駅前など府北部で街頭演説。大阪を活動拠点とする日本維新の会について「混ざっていってよく分からない色になった第三極に未来を託せるのかが問われる選挙だ」と訴え、太陽の党との合流で政策を相次いで修正した維新の対応を痛烈に批判した。

一方、首相は「実現できなかった改革を前に進めるのか、既得権益としがらみに軸足を置いた政治に時計の針を戻してしまうのか」と述べ、自民党との対決姿勢を鮮明にした。

JR高槻駅前での街頭演説で、首相は大阪10区から立候補を予定している前衆院議員の辻元清美氏とともに民主党への支持を訴えた。駅前ロータリーだけでなく、駅から商業施設につながる歩道橋も聴衆で埋まり、民主の“顔”としての首相への関心の高さをうかがわせた。

2012-11-24 (Saturday)

森元首相 来年1月訪露へ

森喜朗元首相が来年1月にも訪露する意向を固めたことが23日、分かった。首相訪露を前に、プーチン大統領の北方領土などをめぐる考えを探るのが狙い。森氏は首相親書を携えた特使としてではなく「古い友人」として訪露する考えだが、12月16日投開票の衆院選後に誕生する政権の方針によっては特使として訪露する可能性もある。

森氏は産経新聞の取材に対し、今年3月にプーチン氏が海外メディアとの会見で、北方領土について「引き分け」を目指す考えを示したことに触れ、「『引き分け』っていうのが、何を考えて言ったのか探る必要がある。それを首相に伝えることが大事だ」と強調。ただ、「政府の代わりに交渉という気持ちはさらさらない」と述べた。

森氏は首相時代の2001年、歯舞(はぼまい)、色丹(しこたん)2島返還と、領土問題に北方4島が含まれることを確認したイルクーツク声明にプーチン氏とともに署名した。森氏は首相退陣後もプーチン氏と交流を重ね、「プーチン氏と一番親しい日本の政治家」(外務省幹部)とされる。

プーチン氏も今年6月に野田佳彦首相、7月に玄葉光一郎外相と会談した際、「ところでヨシ(森氏)はいつ来るのか」などと森氏の訪露を促していた。

森氏は今月26日に訪露し、プーチン氏と会談する予定だった。しかし、12月めどで合意していた野田首相の訪露が延期されたことに伴い、森氏の訪露も中止されていた。

2012-11-23 (Friday)

新党大地 4選挙区での公認候補を発表 / 辻元清美 ヤジを浴びる / 連合新潟 田中真紀子推薦せず

新党大地・真民主は23日、12月16日投開票の衆院選で北海道1区にスピードスケート五輪金メダリストの清水宏保氏(38)を擁立するなど新たに道内の4選挙区での公認候補擁立を発表した。

札幌市で記者会見した清水氏は「2日前に決断した。選挙は五輪と似ている。誰よりも覚悟はあるし、やっていける自信もある」と決意表明。鈴木宗男代表は「数は少ないがきらりと光る候補を用意した」と説明した。

清水氏は北海道帯広市出身。1998年の長野冬季五輪スピードスケート男子500メートルで金メダル、1000メートルで銅メダルを獲得した。現在はタレントとして活動している。

また、北海道3区に美容健康研究家の町川順子氏(53)、4区にオウム真理教事件でカウンセラーとして活躍した認知科学者の苫米地英人氏(53)、10区に同党所属の浅野貴博前衆院議員(34)を擁立することも発表した。8区から出馬予定の新党「国民の生活が第一」の北出美翔氏(26)の推薦も決めた。

会見には、歌手で新党大地の有力支援者である松山千春氏も同席。鈴木氏の後援会が7区への擁立を求めている鈴木氏の長女でNHK職員の貴子氏(26)については、松山氏が調整していることを明らかにした上で「少しずつ前に進んでいる。遠くならないうちに結論がもらえると思う」と話した。

衆院解散から1週間。すでに走り始めた選挙戦では、2009年の前回選挙で民主党の政権公約マニフェスト)の実現を訴えて当選した前議員らが「後始末」に追われている。

同党に対する有権者の批判は強く、激しい“逆風”は慌ただしく離党した前議員にも吹き付けている。

「力不足や経験の浅さを、皆様に率直におわびします」。野田首相の衆院解散表明から一夜明けた15日、新潟で選挙区から出馬予定の前議員、黒岩宇洋氏は、早朝から新発田市内の街頭に立ち、通勤客に頭を下げた。最近は民主政権の成果も強調するようにしているが、「支持者から『なぜ応援しないといけないのか』と言われることもある」とこぼす。

民主党は衆院解散後も各地で「政策進捗報告会」を開き、マニフェストについて説明と謝罪を続けている。17日、高松市内で報告会に出席した江田五月参院議員は「マニフェストはウソの代名詞」「町で『民主党はウソつき』と罵詈雑言を浴びせられる」と厳しい表情で反省。18日の金沢市での報告会では、批判の言葉に対し、蓮舫参院議員が「努力していきたい」と懸命に訴えた。

街頭演説でも厳しい声が上がる。さいたま市で17日、枝野幸男経済産業相が「『優良可』で優を付けてくれとは言いませんが……」と民主政権の実績を訴えると、「ろくな仕事をしてない」「ふざけるな」などと罵声が上がった。大阪府内で17日、菅前首相と街頭演説に立った前議員の辻元清美氏は「民主党を見捨てないで」と声を張り上げたが、聴衆のヤジはやまなかった。

(2012年11月23日14時51分 読売新聞)

来月4日公示の衆院選で、連合新潟は22日、新潟市西蒲区で開いた執行委員会で、新潟5区から民主公認で立候補する予定の田中真紀子氏を支持し、他の1〜4区と6区の民主公認の5人を推薦する方針を固めた。今月末に5区の地元の連合中越地域協議会と最終協議をした後、連合中央執行委員会で、正式に決定される。

この日の執行委で斎藤敏明会長は、20日に衆院解散後初めて長岡市の田中氏事務所で面談したことを明らかにした。斎藤会長は、前回選で田中氏が連合の推薦を返上したことに触れ、「今後、連合との関係をどうしていくのか」などと尋ねたところ、田中氏が「(3年前は)申し訳なかった。おわびします」と謝罪したという。

連合新潟によると、候補者の支援には、▽推薦▽支持▽何もしない−−があり、推薦の場合には候補者と政策協定を結ぶが、支持は協定は結ばず、有権者に支持を訴えるにとどまる。

今月に入り、民主党県連側から田中氏推薦要請に関する申し出があり、連合側が対応を検討していた。連合側は「全6区で民主党を応援していきたい」としながらも、前回選での組合員の混乱は大きく、地元組合員の理解は得にくいとして「推薦ではなく支持という形で支援し、地元の理解を得たい」とした。

委員会後、取材に応じた斎藤会長は「田中氏と今後もよく話し合いながら、連合のことを知っていただき、地元との対話を深めてほしい」と話した。一方、推薦要請があった新潟2区から社民公認で立候補予定の渡辺英明氏については、民主党支持を理由に推薦しないことを決めた。【山本愛】

2012-11-22 (Thursday)

田中真紀子文科相 「風邪ひきそう」を理由にノーベル賞授賞式欠席 / 新党大地 鈴木貴子氏&清水宏保を擁立 他

田中真紀子文部科学相は22日の閣議後記者会見で、山中伸弥京都大教授に医学・生理学賞が授与されるノーベル賞の授賞式(12月10日、スウェーデン・ストックホルム)に出席しない意向を明らかにした。

ノーベル賞で日本人受賞者が出た場合には、文科相が授賞式に出席するのが通例。田中文科相は「(山中教授夫妻からは)自宅に電話もよくいただいている。(授賞式出席は)光栄なことだが、風邪も引きそうだし、個人的に親しく話ができればそれをもって最大の光栄だと思っているので参りません」と述べた。(2012/11/22-11:56)

ちょうど選挙期間中ですし。

【釧路】新党大地・真民主の鈴木宗男代表は21日、衆院選道7区(釧路、根室管内)に長女でNHK職員=長野放送局勤務=の鈴木貴子氏(26)を擁立することを決めた。複数の大地関係者などに伝えた。近く正式に発表する。

貴子氏はカナダ・オンタリオ州のトレント大卒。鈴木代表の釧根連合後援会が貴子氏擁立を求めていた。

道7区は自民党前職の伊東良孝(63)、民主党前職の仲野博子(53)=比例代表道ブロック=、共産党新人の佐々木亮子(52)の3氏も立候補する予定。<北海道新聞11月22日朝刊掲載>

男子スピードスケート500メートルの五輪金メダリストでタレントの清水宏保氏(38)が、衆院選(12月16日投開票)に出馬する意向を固めたことが分かった。

関係者らによると、北海道帯広市出身の清水氏は、鈴木宗男氏(64)が代表を務める政党「新党大地・真民主」の公認を受け、小選挙区と比例代表ブロックで重複立候補する見込み。

清水氏は、1998年の長野五輪で金メダルを獲得、現役引退後は、テレビ朝日系情報番組「モーニングバード!」でコメンテーターを務めるなどタレントとして活躍中。高い知名度に注目した鈴木氏が互いに親交のある歌手・松山千春(57)を通じてラブコールを送ったという。

同党本部広報は「まだ何も決まっていない」としているが、早ければ23日にも正式に出馬表明する見込みだという。

文部科学省の大学設置認可制度を見直すための有識者検討会議の初会合が21日開かれ、財務状況の透明化など認可の審査をより厳しくする新基準づくりに向けた議論がスタートした。

検討会議は1カ月後をめどに提言をまとめる方針だが、再来年春開学を目指す大学への具体的な新基準を適用は難しいとみられる。

田中真紀子文科相はあいさつで秋田公立美術大(秋田市)など3大学の認可をめぐる混乱に触れ「私はトラブルメーカーと思われたが、自立した日本人をどう育てるかを考えたい」と問題提起の意義を強調した。

会合では、大学側に財務情報公開を徹底させ、大学の建物や敷地面積を広くさせるなど、基準の見直しを求める意見が相次いだ。

田中文科相は今月2日、認可制度を抜本的に見直すとして秋田公立美術大と札幌保健医療大(札幌市)、岡崎女子大(愛知県岡崎市)の新設不認可を表明。反発を受け撤回した。

総括の一言。

2012-11-21 (Wednesday)

鳩山由紀夫 政界引退を表明 / 新党大地・真民主 民主党と交渉決裂

民主党の鳩山由紀夫元首相(衆院北海道9区)は21日夜、北海道苫小牧市で記者会見し、12月16日投開票の衆院選には出馬せず、政界を引退する意向を表明した。鳩山氏は、消費増税や環太平洋連携協定(TPP)推進など、野田佳彦首相が掲げる主要政策には従えないと判断、引退を決めたことを明らかにした。

会見に先立ち、鳩山氏は党本部で首相と会談し、「さまざまなことを考え抜いた揚げ句、立候補しない決断をした。政界を引退し、第三の人生を歩みたい」と表明。首相は「民主党結党以来、党勢拡大に努め、政権交代の先頭に立つなど多大なる貢献に心から感謝する。元総理、元代表の決断を重く受け止める」と応じた。

衆院選に当たり民主党執行部は、党方針に従うと誓約する公認申請書への署名を求めている。これについて、鳩山氏は会見で「公認をもらい戦うことができないと判断し、政界引退を決断した」と説明した。 

また、鳩山氏は「政権交代の時、主張していたことが今の民主党の考え方になっていない」と首相の党運営を批判。党本部で首相と会談した際には、消費増税をめぐる党分裂に触れた上で、「もっとしっかり、包容力をもって行動してほしい」と求めたことを明らかにした。

北海道9区の後継候補に関しては「党本部が何らかの候補を考えているのではないか」と指摘、選定には関わらない考えを示した。

今後は、首相経験者として沖縄の米軍普天間飛行場(宜野湾市)移設や平和外交の確立に尽力する考えを強調した。普天間移設をめぐっては鳩山内閣で迷走し、結局は自民党政権時代の同県名護市辺野古への移設に逆戻りしたが、鳩山氏は会見で「辺野古を主張している限り前に進まない。『最低でも県外』との言葉が事実になっていくよう協力していきたい」と語った。(2012/11/21-21:20)

2009年8月の衆院選で政権交代劇の主役を担った民主党の鳩山由紀夫元首相が衆院選不出馬を決めたことは、民主党政権の衰退の象徴といえる。政権を混乱させてきた鳩山氏の不出馬を、党内は衆院選への好材料と受け止めているが、自民党からは冷ややかな声が聞かれた。

民主党執行部は、党の一体感欠如に対する世論の批判を踏まえ、衆院選候補に対し、党議に沿った行動を誓約させる公認申請書の提出を義務付けた。消費増税や環太平洋連携協定(TPP)への反対姿勢を崩していない鳩山氏は、申請書への署名に応じなかった。

党公認を得られなくても、鳩山氏には無所属で出馬する道はある。不出馬を決めたのは「選挙に勝てないというのが一番の理由」(閣僚)とみられている。鳩山氏の地盤の北海道9区で自民党は、スピードスケート五輪銅メダリストで知名度が高い堀井学元道議の擁立を決めており、鳩山氏の苦戦が伝えられていた。

鳩山氏は10年6月の首相退陣時に次期衆院選不出馬を表明。しかし、その後にこれを撤回し、党内外から強い批判を浴びた。結果的に不出馬となったことで、民主党内では「うれしいニュース。間違いなく衆院選に追い風になる」(閣僚)との本音も漏れた。

これに対し、自民党幹部は「見え透いた話だ。こんなことで有権者が惑わされるとは思えない」と淡々と語った。(2012/11/20-23:39)

戦況分析と自民の反応。

民主党北海道(道連)と新党大地・真民主の選挙協力協議が20日夜、決裂した。

荒井聰代表と鈴木宗男代表が、札幌市のホテルで会談したが、新党大地側が11、12区以外にも道内4選挙区で候補者を擁立する方針を崩さず、民主側と交渉の打ち切りを申し合わせた。民主は、不出馬を周辺に伝えた鳩山由紀夫氏(65)の道9区に加え、道11、12区の対応を、公示までの2週間で迫られることになった。

交渉決裂後、荒井、鈴木両氏は共同で記者会見し、荒井氏は「大地が党方針として追加の候補者擁立を決めたので、党同士の選挙協力は理屈として合わない」と決裂の理由を説明。鈴木氏は「大地は力がないと軽く見られたところもあった。民主側とは大きな認識の差があった」と話した。

(2012年11月21日16時47分 読売新聞)

鈴木貴子 鈴木宗男娘の闘い 新党大地 〜北海道〜

鈴木宗男非公式サイト、現在は「新党大地 鈴木宗男を見守る会」とのタイトルが付いてるページの管理人ともっち氏がYouTubeにアップしていました。短い動画の冒頭で中小路マサミ氏作の「LUV北海道」が流れます。

備考

記事起稿日: 2013年9月24日

2012-11-20 (Tuesday)

鳩山由紀夫 不出馬の意向 / 鈴木宗男講演会 長女貴子氏の出馬を要請 他

民主党の鳩山由紀夫元首相は20日、来月16日投開票の衆院選に出馬しない意向を関係者に伝えた。野田佳彦首相が消費税増税や環太平洋連携協定(TPP)推進などへの賛同を候補者公認の条件としていることに反発した。近く党執行部に伝達する。

鳩山氏は衆院本会議採決で消費税増税法に反対し、党員資格停止3カ月の処分を受けた。今回の衆院選では民主党から出馬する意向を表明する一方、原発再稼働やTPP交渉参加に反対する考えを示していた。

首相は19日、民主党公認候補の条件について「私の所信表明演説や党代表選公約に掲げたことから大きく逸脱する話はおかしい」と強調。

09年の政権交代の象徴だった鳩山由紀夫元首相が、民主党政権の混迷の3年余りを象徴する形で衆院選不出馬に追い込まれた。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で迷走し、わずか9カ月で退陣。国会議員を辞めると言っては撤回し、菅直人前首相の内閣不信任決議案に賛成する構えを見せたり、野田佳彦首相が政治生命を懸けた消費増税法に反対したり。民主党政権が国民の信頼を失った責任者の一人であることは間違いない。【田中成之、念佛明奈】

自民党の石破茂幹事長は20日夜、記者団に「首相を辞めたときに議員を辞めると言っていた人が辞めただけだ。ここまで判断を先延ばしした理由が理解できない」と語った。

鳩山氏は10年6月に退陣を表明した際、記者団に「首相の影響力を行使し過ぎてはいけない。次の総選挙に出馬しない」と明言したが、わずか半年後、地元後援会の会合で「次の衆院選でも行動をともにさせていただきたい」と撤回した。

普天間移設問題では09年衆院選の際に「最低でも県外」と公約したが果たせず、沖縄県民の反発を招いた。同年11月に来日したオバマ米大統領に「トラスト・ミー」(私を信じてほしい)と言った後も迷走を続け、後の政権は日米関係の修復に追われた。

自民党の菅義偉(すが・よしひで)幹事長代行は「『最低でも県外』と決めたのは、民主党そのものだ。野田首相には、鳩山さんを外交の党最高顧問に据えた責任がある」と民主党の外交失政を批判。公明党幹部は「日本外交の破綻のきっかけを作った張本人だ。国益上、辞めてよかった」と突き放した。

退陣後は小沢一郎元代表(現「国民の生活が第一」代表)と連携し、自らが否定したはずの「首相の影響力を行使」して後継政権を揺さぶり続けた。これに対し、民主党執行部が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を踏み絵に「鳩山切り」も辞さない構えを見せたことが衆院選不出馬につながった。

石破氏は「マニフェストに賛同できない者を公認しない方針は、政党として評価すべきだ。政策の一致した純化された集団として政界再編の一つの核になることは、それはそれで望ましいのではないか」と皮肉った。

民主党内では、政権交代に導いた功労者の「退場」に複雑な反応が広がった。「党をかき回した揚げ句、離党したくても受け皿がなくなった」(中堅議員)、「首相までした人が晩節を汚した」(政務三役経験者)など冷ややかな声の一方、鳩山代表時代の00年に初当選した議員は「自身で勇気ある決断をした。選挙では応援にも来てもらい、みんないろいろな思いがある」と顔を曇らせた。

(後略)

各方面の反応。

鈴木宗男釧根連合後援会の小船井修一会長は19日、釧路市内で記者会見し、12月4日公示の衆院選道7区に鈴木氏の長女でNHK職員の鈴木貴子氏(26)を擁立するよう、東京都内で鈴木氏と典子夫人に要請したことを明らかにした。鈴木氏は回答を留保しており、24日に釧路、根室、中標津で開かれる後援会拡大役員会までに結論を出すとみられる。小船井会長は貴子氏の将来性、政治センスなどを評価する後援会の声が圧倒的に多かったことなどに触れ、地盤維持や党勢拡大のために7区からの出馬が不可欠であることを説明した。

今回「ロックアウト」について、自らも収監経験を持つ新党大地・真民主代表の鈴木宗男氏がコメント。

クールながらもジョークを飛ばしながらミッションを遂行してゆくヒーローに対し、鈴木氏は「500人の凶悪犯を相手に1人で一発勝負しようと考え闘う。その姿に男の生き様を感じた」と感嘆の面持ち。そして、「私は映画を観て勇気が出た。戦ってないと運は来ない、戦わないと道は開かない。私自身、映画を観て絶対にめげない、あきらめないという気持ちがさらに強くなった」と主人公の姿から勇気をもらった様子で、再審請求への意欲を見せていた。

12月16日の衆院選投開票まで、あと26日。政党が乱立する中、有権者は混沌(こんとん)とする政治を誰に託すのか。注目の選挙区の情勢を緊急ルポする。第1回は福島第1原発事故の対応が問われる菅直人前首相(66)の東京18区=武蔵野市、府中市など。民主党政権に逆風が吹き荒れる中、生き残りをかけて、なりふりかまわぬ選挙戦を展開している。

多くの買い物客でにぎわう日曜日のJR吉祥寺駅前。昨年8月の首相退任から初となった地元での街頭演説では、街宣カーの上からではなく、高さ40センチほどの縁の上に立ってマイクを握った。指揮を執った原発事故の対応を振り返り、胸を張るように約1時間の熱弁。ただ、聴衆は150人程度で、罵声も声援もなくやや、しらけムード。首相だった2010年夏の参院選では、同じ場所に数千人が詰めかけており、地元での“菅離れ”を印象づけた。

「初心に戻って街頭演説や朝夕の駅頭もやってほしい」。地元票集めに奔走する民主党市議らは菅氏に対し、切実な思いをぶつけた。菅氏も「次は厳しい選挙になる。一に戻ってやりたい」と強い危機感を口にした。

東京に25ある小選挙区のうち、05年の郵政選挙で民主党が議席を獲得したのは、わずか1区。それが「18区」。逆に、09年の政権交代を実現させた衆院選では「21」と押し返した。この間、有権者が抱いた民主党政権への反発は強烈で「オセロのように一気に入れ替わる可能性も否定できない」(都連関係者)。加えて、菅氏には原発事故への対応のまずさから、リーダーシップを疑問視する声も上がり、逆風は2倍。民主党にとっては“首都最後”の牙城すら崩されかねない状況だ。

菅氏の留守を預かる伸子夫人も支援者回りを進めている。党所属市議によると、菅氏への反発は若者ほど強いため、年配者を中心に票の掘り起こしに重点を置く。「伸子さんはかつて民主党を除名処分された議員にも“危機的状況なので、恥をしのんでお願いに来た”と頭を下げてきた。相当危ないんだろう」(党外の市議)。解散前までに掲示していた政治活動用ポスターも「原発ゼロ」を前面に出し、名前と党名はやや控えめ。当選10回の首相経験者とはいえ、生き残りをかけて必死だ。

2012-11-19 (Monday)

辻元清美 "原発ゼロ"で戦う選挙戦

(前略)

「どうか皆さん、民主党を見捨てんといて下さい。頼みます。誰が原発作ったんや。自民党やんか!」

17日、大阪府高槻市のJR高槻駅前。大阪10区から党公認で立候補する予定の前議員辻元清美氏は、土砂降りの雨の中、ひときわ声を張り上げて「原発ゼロ」を訴えた。隣には菅前首相。「菅さんが何をしてくれたんや」とヤジが飛んだ。

菅首相時代、辻元氏は首相補佐官として東日本大震災の対応にあたった。原発事故対応が後手に回り、世間の批判を浴びた菅氏との街頭演説に、辻元氏は何の迷いもなかったという。

「原発事故と直接向き合ったのは菅政権だけ。その体験を通して、原発ゼロ社会を目指すという思いは本物だから。原発再稼働をどんどん認める自民党には任せられへん」と話す。

(後略)

2012-11-18 (Sunday)

連合新潟 田中真紀子からの推薦の要請に「会ってから決める」

連合新潟の斎藤敏明会長は17日、衆院選(12月4日公示、16日投開票)で新潟5区から立候補予定の田中真紀子氏=民主党=の推薦について「ご本人とお会いして、考えを聞いた上で決める」と話した。連合新潟の会合で明らかにした。田中氏は前回選挙で「自由な立場でいたい」などとして連合の推薦を返上し、反発を呼んでいた。

斎藤会長によると、今回は田中氏から推薦の要請があったという。斎藤会長は「(前回も)会って話をすれば分かってもらえたこともあったのでは」と双方に行き違いがあったとの認識を示した。その上で「面会し、推薦か支持か、何もしないのか決めたい」とし、推薦をしない可能性も示唆した。【小林多美子】

2012-11-16 (Friday)

衆議院解散 / 鈴木宗男の再審請求 遅れる見込み / 馳浩 田中真紀子を怒鳴りつける

野田佳彦首相が16日行った記者会見の要旨は次の通り。

本日、衆院を解散した。政治生命を懸けた社会保障と税の一体改革を実現する際、「近いうちに国民に信を問う」と言った約束を果たすためだ。決められない政治が続いてきた。その悪弊を解散することで断ち切りたい。(政治を)前に進めるのか、政権交代前に時計の針を戻して古い政治に戻るのかどうか問われる選挙だ。

五つの政策分野で訴えたい。第一は、社会保障だ。財源に消費税を充てるこの改革をやり抜く。この一線は決して譲ることはできない。

二つ目は、経済政策の軸足をどう置くかの選択だ。自民党は、国土強靱(きょうじん)化計画の下でこれからの経済を語ってくると思うが、従来の公共事業をばらまく政策で日本が再生するとは思わない。国益を守ることを大前提として、守るべきものは守り抜きながら、環太平洋連携協定(TPP)などの経済連携を推進していきたい。

三つ目は、エネルギー政策の在り方だ。脱原発依存の方向感を持つ政党が勝つのか、従来のエネルギー政策を持つ政党が勝つのかが問われる選挙だ。四つ目は、外交安全保障だ。大局観を持って、冷静に現実的な外交安全保障政策を推進する姿勢を堅持したい。強い外交と言葉だけ踊っても意味はない。五つ目は政治改革だ。世襲政治家が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)する古い政治に戻ることがあってはならない。

−一体改革で協力を得た自民、公明両党との選挙後の連携は。

選挙結果がどうなっても3党で合意しているのだから、共同で責任を取っていかなければいけない。

−自民党の安倍晋三総裁がインフレ目標を設定しての無制限の金融緩和を唱えていることについては。

仮に政府が金融政策の具体的な方法や目標を定めていくという主張であれば、中央銀行の独立性との関係で問題が出てくる。デフレを脱却し、経済を活性化するため、政府と日銀が緊密に連携しなければいけないのは間違いない。日銀の独立性も担保しながら、適時果断に判断してもらうのが望ましい。

−衆院選の勝敗ラインは。

まず(民主党が)比較第1党になることが大事だ。(2012/11/16-22:29)

(前略)

<検察が偽証強要の動かぬ証拠>

「一連の事件では、鈴木前議員に不利な証言をした証人らが後になって次々と『検察にムリヤリ言わされた』などと暴露している。具体的には、検察側は証人にあらかじめ脚本を渡して出廷前にひたすら暗記させ、記憶と全く違う内容にもかかわらず、『法廷ではこう言え』と迫ったのです。検察が法廷で偽証を強要するなんて犯罪です」(司法ジャーナリスト)

検察の偽証強要疑惑は以前から指摘されているが、伝聞の域を越えなかった。

ところが、弘中弁護士は検察官が作った“偽証脚本”を入手したという。弘中弁護士に確認すると、「集めている証拠の中のひとつ」と認めた上で、こう続けた。

「今は(再審請求に向けての)作業中で、メディアに明かせることはない。再審請求は(当初予定の11月中よりも)少しずれ込むと思います」

“ブツ”が出たきた再審請求の行方は見モノだ。

高裁以来先日の元林野庁長官相手の地裁判決まで偽証を主張しても尽く退けられてるんですが、さてどうなんでしょうね。

(前略)

確かに年内解散の噂はあったものの、この日の野田首相の解散宣言は、どう見ても“やけっぱちな印象”だ。その謎を永田町関係者は、こう解説する。

「決断したのは、12月のロシア訪問が中止になったからでしょう。トップ会談をして北方領土問題に一定の解決の筋道をつけ、それを手土産に信を問うつもりだった。それが駄目になったんだから…。ロシア側の関係者から聞きましたが、プーチン大統領は、2島先行返還と平和条約締結について『交渉の門戸は閉じていない』というスタンスだったそうです」と明かす。

2島とは歯舞島、色丹島のこと。確実に返還されるというところまでまとまっていたわけではないが、少なくとも交渉することにはロシア側も前向きだったという。しかし、野田政権の死に体ぶりを察知したロシアが訪ロの延期を求めていた。なくなるかもしれない政権と話すことではないからだ。

過去に北朝鮮へ訪問して拉致問題を解決した上で解散という計画が、ご破算になったことを本紙も報じたが「訪朝計画のロシア版ということ。2島先行に異論はあるでしょうが、だからこそ信を問う理由になり得ました」と前出の永田町関係者。

(後略)

もはや誰も止められない。12日の衆院予算委員会で馳浩衆院議員(51)の怒号が響いた。馳氏は大学不認可問題で田中真紀子文科相(68)を追及したが、なんと真紀子氏はヘラヘラと薄笑いを浮かべ、のれんに腕押し状態。歩み寄ろうとする馳氏に対して、真紀子氏は最初から最後まで心を許すことはなかった。

馳氏が「田中大臣とは長い付き合いで、よく知っている」と政治家同士よくある社交辞令を発すると、真紀子氏は「馳さんとはそんなに親しくない」とピシャリ。このひと言で一気に不穏なムードに包まれた。

馳氏は、7日の衆院文科委員会で真紀子氏が「新しい大学設置基準を作って、3大学もそれで審査する」との意見を、最後には「3大学は現行制度でやる」にひっくり返したことへの説明を要求した。

すると真紀子氏は「馳さんの思う通りになったんですよ。よかったじゃないですか〜。よくなかったんですか〜」と小ばかにしたような表情をみせた。

怒りを押し殺す馳氏は「ここまで開き直られるとは思わなかった。3大学にはちゃんと謝罪したのか。電話一本でも入れたのか」とさらに追及。しかし、真紀子氏は閣僚席でニヤニヤ。さすがの馳氏も「笑っている場合じゃないですよ!」ブチ切れたのだ。

まともなコミュニケーションがとれない状態といえる。そんな真紀子氏が朝鮮学校無償化にまで暴走しそうというから大変だ。

民主党関係者は「そもそも北朝鮮と国交を結んでいないのに、なぜ朝鮮学校の無償化が議論されるのか不思議だ。順番が違う」と指摘。こんな意見も真紀子氏には届かないだろう。

2012-11-15 (Thursday)

新党大地・真民主 「民主党との選挙協力困難」と伝える

民主党北海道の岡田篤幹事長は15日、札幌市内で記者会見し、新党大地・真民主の鈴木宗男代表から「民主党本部との選挙協力は難しい」と伝えられたと明らかにした。鈴木氏は野田佳彦首相が環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加に前向きな点に触れて「民主党本部との連携は基本的政策で大きな課題がある」と述べたという。北海道で地域レベルの協力をするかどうかは、鈴木氏が17日までに民主党北海道に回答する見通しだ。

■あす衆院解散、来月総選挙

■粛々とやる ■当然のことだ  ■大義がない

野田佳彦首相の「解散宣言」で急転直下、16日の衆院解散が決まった。12月4日公示、16日投開票の短期決戦。道内でも事実上、選挙戦の火ぶたは切って落とされた。

「いつ解散、総選挙してもおかしくないと思って準備してきた。粛々とやるだけだ」。民主党北海道(道連)の岡田篤幹事長は、こう冷静に受け止めた。

ただ、厳しい選挙戦が予想されるなか、課題も山積している。環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加は道内で反発が強いが、野田首相は衆院選での争点化を目指している。岡田氏は「首相の意向一つで決まるものではない。党内議論が必要だ」とし、15日にも道内選出の国会議員が野田首相に、交渉参加への反対を申し入れる予定だ。

道内の12小選挙区のうち、新党大地・真民主が現職を抱える11、12区は公認候補を決めていない。両党が選挙協力するかどうか、結論が出ていないからだ。

大地の鈴木宗男代表は、協力に向けた民主との協議を打ち切る考えを表明したが、14日の党定例会では正式決定しなかった。道連は大地の出方を待っている状態で、岡田氏は「解散しても返事がなければ、こちらから確認し、早急に対応していく」とした。

(中略)

突然の解散表明への反発もあった。大地の鈴木代表は「1票の格差是正と定数削減を今国会で実現しないで解散を口にした野田首相にびっくりした。『集団自殺行為』だとの声を民主党はどう受け止めるのか」との談話を発表した。

(後略)

ムネオハウスをかける秋葉原のお店

ツイッターから。世間は解散モード、鈴木宗男氏本人も積極的にメディアでPRしてる状況なせいか、こんな感じで思い出してしまう方も一部にいらっしゃるようです。

10年前ですよ。さすがに知りもしないでしょう。

そんな中、このお店の事を指していると思われるツイートもありました。

2012-11-12 (Monday)

鈴木宗男 小沢一郎高裁無罪判決でコメント / 大学不認可問題 認可書受け渡される

(前略)

新党大地・真民主の鈴木宗男代表は同日、無罪判決は「当然の結果」とする談話を発表。この中で、「国策捜査は私の時でやめてほしい、終わってほしいと願っていたが、たびたび繰り返される検察の暴走とも言うべきやり方に憤りを禁じ得ない」と検察を厳しく批判した。 

(後略)

来年4月の開学が正式に決まった札幌保健医療大(札幌市東区)を運営する学校法人の吉田松雄理事長は12日夕、同大で記者会見し「本当に身の引き締まる思い」と心境を語った。

吉田理事長は同日午前、文部科学省で板東久美子高等教育局長から認可書を受け取った。

田中真紀子文科相の判断で大学新設が一時不認可とされただけに、「受験する学生や父母の皆さんにようやく報告できる」と表情を緩める場面も。その上で、3年制の専門学校から4年制の大学となることを踏まえ、「教育の質の向上は簡単にできるものではない」と厳しい表情を見せた。

認可された8日付で学長に就任した稲葉佳江氏は「注目を浴びてしまったことで、どのような教育をし、どのような看護師を輩出していくのか、ずっと見守られる」と自らの気を引き締めるように、緊張した面持ちで語った。(2012/11/12-21:32)

2012-11-11 (Sunday)

新党大地 民主党との選挙協力を否定

新党大地・真民主の鈴木宗男代表は10日、札幌市であった日本地方政治学会の講演で参加者の質問に答え、次期衆院選に向けた民主党との選挙協力について「やるべきでない」と否定的見解を示した。衆院北海道11、12区に元民主所属の現職2人を擁する大地は、民主と選挙協力を模索し協議してきたが、決裂の可能性が高まった。

鈴木氏は「大地は増税、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)、原発には明確に反対。この3点は堂々と政策を掲げていく」と主張。野田佳彦首相がTPP交渉参加方針を示したのを受け、「TPP議論がこれだけ出る中では民主との協力はやるべきではないと思う」と述べた。

その後、支持者らの勉強会「大地塾」でも「TPPは北海道では大方の人が反対だ」と理解を求めた。【山下智恵】

発言元の講演会は先日の維新の会批判と同じです。

2012-11-10 (Saturday)

鈴木宗男 日本維新の会を批判

新党大地・真民主の鈴木宗男代表は10日、札幌市で講演し、日本維新の会に関し「環太平洋連携協定(TPP)に賛成だ。北海道の実情を知らない。日本全体を知っているかというと、自分たちの考えに特化しすぎている」と批判した。

鈴木氏は、3日に大阪市内で会談した日本維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事が「全国政党は比例票を取るために、小選挙区に出さなければならない」と北海道でも候補擁立を進める考えを示したことを紹介。鈴木氏は「お互いのホームグラウンドを大事にしながら協力すべきだ。無駄なエネルギーを使わない方がいい」と伝えたという。(共同)

[2012年11月10日23時36分]

2012-11-09 (Friday)

新閣僚資産公開 田中真紀子3億円超 / 国後島のメンデレエボ空港 夜間発着可能に

野田第3次改造内閣で新たに入閣した前原誠司国家戦略担当相ら8閣僚が9日、10月初めの内閣発足時の保有資産を公開した。家族分を含めた総資産は田中真紀子文部科学相が3億1340万円でトップ。今回対象外の野田佳彦首相と留任閣僚、官房副長官と内閣府副大臣からそれぞれ“昇格”した長浜博行環境相と中塚一宏金融担当相を含めても1億円以上は田中氏だけだった。首相らの分を合わせた総資産の平均は4404万円となった。

(後略)

ロシア航空当局は9日までに、北方領土・国後島の古釜布(ロシア名ユジノクリーリスク)郊外にあるメンデレエボ空港で8日夜から夜間の離着陸が可能になったと発表した。

同空港では、北方領土を含む千島列島(クリール諸島)のインフラ整備を行う社会経済発展計画に基づき滑走路延長や新ターミナル建設などの改修工事が行われている。発光信号システムの設置により夜間の離着陸が可能になったという。

ロシア航空当局は「航空サービスの質を高めることになる」と説明、北方領土のロシアの実効支配が着実に強まっている。

同空港には今年7月に国後島を視察したメドベージェフ首相の搭乗機が離着陸した。(共同)

2012-11-08 (Thursday)

大学不認可問題 三大学に認可伝達 / 12月の日露首脳会談 ロシアから延期要請

文部科学省は8日、田中真紀子文科相がいったん「不認可」と判断した秋田公立美術大(秋田市)など3大学に対し、新設を認可することを電話で正式に伝えた。大学設置・学校法人審議会の答申通りの決定に戻り、3大学は来春開学で正式に決着した。

田中氏は7日の衆院文部科学委員会で「現行制度にのっとり適切に対応する」と当初の方針を撤回することを表明。すみやかに認可を正式決定するとしていた。

他の2大学は札幌保健医療大(札幌市)と岡崎女子大(愛知県岡崎市)。大学側から「12月に推薦入試ができるように今週中には認可してほしい」との声があった。

文科省幹部によると、8日午前に省内の決裁が終わった。電話での伝達となり、書面でも新設認可を通知する方針。

(後略)

藤村修官房長官は8日の記者会見で、田中真紀子文部科学相が秋田公立美術大(秋田市)など3大学の新設を不認可と判断しながら認可に転じた問題について、「閣僚として間違ったことをしたとは多分誰も受け止めていない」と述べ、田中氏の辞任の必要はないとの認識を示した。

(後略)

野田佳彦首相は8日午後の衆院本会議で、3大学の新設認可をめぐる田中真紀子文部科学相の発言で混乱が生じた問題に関し、「設置認可(の仕組み)の見直しを通じて、大学の質の向上を図っていくことが重要な課題だ」と述べ、新たな認可基準を検討するとしている文科相を擁護した。竹内譲氏(公明)への答弁。(2012/11/08-17:01)

田中真紀子文部科学相が来春開学予定の3大学をいったん「不認可」とした問題で、笠浩史副大臣は8日の記者会見で「大学関係者や受験生らに心配を掛けた。申し訳ない」と謝罪した。

既に来春開学の認可を電話で伝えたが、秋田公立美術大(秋田市)と岡崎女子大(愛知県岡崎市)の関係者には、9日に文科省で書面を交付する。札幌保健医療大(札幌市)への交付は12日。

大学設置認可の在り方を見直すため、来週にも発足する検討会議については「新設の必要性、学生確保や経営の見通しを厳しく見ていく。年内に一定の方針を示したい」と述べた。

野田佳彦首相が12月に予定していたロシア公式訪問が、来年1月以降に延期される方向になった。プーチン大統領の健康問題というロシア側の事情とはいえ、北方領土問題進展の糸口をつかみ政権浮揚につなげようとした野田政権にとって痛手なのは間違いない。年内の衆院解散・総選挙が取りざたされる中、ロシア側は、民主党政権の行方を見極める思惑もあるとみられる。

日本政府関係者によると、ロシア側が「来年1月後半に延期してほしい」と要請してきたという。9月にロシア・ウラジオストクで行われた日露首脳会談では首相の年内訪露で合意していたが、その後、プーチン氏に健康不安説が浮上し、10月のトルコ訪問、11月のインド、ブルガリア訪問などを12月に延期。ロシア側の外交日程が窮屈になっている。

日本政府には、沖縄県・尖閣諸島を巡る中国との対立が続く中、早期の首脳会談で日露の関係強化をアピールする狙いもあった。しかも、訪露が1月後半にずれ込んだ場合、通常国会の日程と重なり、野党から「解散先送り」と批判されかねないため、日本側は当初ロシアの提案に難色を示したが、最終的に延期を容認した模様だ。【吉永康朗、モスクワ大前仁】

2012-11-07 (Wednesday)

大学不認可問題 一転認可で決着

■「1週間内に撤回を」

札幌保健医療大(札幌市東区)の新設不認可が6日、事実上見直しとなった。田中真紀子・文部科学相は「新しい基準のもとでの審査」と述べたが、新基準がいつできるのかは不透明だ。大学関係者は7日、不認可撤回を文科省に直接申し入れるが、来春の開学に向けた準備期間は残り少なくなっている。

札幌保健医療大の運営母体、学校法人「吉田学園」の吉田松雄理事長は6日、不認可を言い渡された秋田公立美術大、岡崎女子大(愛知県)の関係者と今後の対応を話し合うため上京。同日夜、東京都内で合同会見を開き、これまでの田中文科相の対応を批判した。「われわれは現行制度のもとで進めてきたのに、田中大臣が『現行制度では認可できない』というのはものすごくおかしな話。全く意味が分からない」

田中文科相が言う「新基準」についても「憤りも憤り。信じられない話で全く納得できない。あれではグレーゾーンに引っ張り込もうという感じかなと思った」と語気を強めた。

入試の準備が進められ、本来なら11月は願書を配布する段階となっているはずだった。吉田理事長は来春開学のタイムリミットとして「(撤回は)これから1週間以内でないと、かなり厳しい」。推薦入試の日程などから逆算したといい、「即刻、1週間以内に回答を出してくれなければ訴訟も辞さない」とした。

中には「私はどうなるんですか」などと泣きながら電話してくる受験生もいたという。吉田理事長は「そういう受験生に納得してもらえる材料がない」。

この日、大学予定地にある吉田学園の大学設置準備室は終日、予備校関係者や報道陣からの問い合わせに追われた。新設のため5千部作製した大学の願書は、まだほとんど段ボール箱の中に入れられ積み上げられたまま。いまも毎日数件、ホームページを通じて資料請求の申し込みが寄せられるという。

不認可問題は、6日の道議会保健福祉委員会などでも取り上げられた。

「看護師不足のなか、影響をどう受けとめているのか」。そうただす道議たちに対し、道側は「将来の看護師の供給に極めて大きな影響がある」「再考を文科省に強く申し入れしたい」などと答弁した。7日には道幹部も上京、文科省に対する学園側の不認可撤回申し入れに立ち会う予定だ。

(芳垣文子、小林直子、熊井洋美)

◇田中文科相を批判

秋田公立美術大の来春の開学を不認可にした田中真紀子文部科学相が6日の会見で、「新基準でもう一回審査する」と発言、方針を見直す姿勢を見せた。しかし、この発言に対し、秋田市の穂積志市長は「時間稼ぎとしか思えない」と一蹴し、引き続き現在の基準での認可を求めていく考えを示した。

田中文科相の会見を受け、穂積市長は市長室前で8分間取材に応じた。終始、怒りの表情で、「これまでの取り組みを変えるつもりはない」と強調。「我々は基準をクリアできるように1年間努力してきた。新基準が後から来て、今の姿に照らし合わせるのはルール違反だ」と憤った。さらに新基準について「専門家や政党の意見を積み上げて初めてできるもの」として、「早急に小手先で新基準をつくるというのは批判をかわす手法であり、教育のトップとしてふさわしくない」と批判した。

"新基準"を一蹴。

田中真紀子文科相が秋田公立美術大などの開設を不認可としたことについて、秋田県議会は7日、即時撤回を求める意見書を与野党全会一致で採択した。

意見書は「東北・北海道で唯一の公立美術系大学として大きな期待が寄せられており、審議会の認可答申を大臣が覆すのは唐突でまさしく暴挙」と指摘。「受験希望者らの心痛は筆舌に尽くし難く、到底承服できない」と批判し、直ちに不認可を撤回するよう求めた。(2012/11/07-16:05)

田中真紀子文部科学相による3大学の新設不認可問題で、岡崎女子大を新設する予定の学校法人「清光学園」(愛知県岡崎市)の長柄孝彦理事長ら3大学トップが7日、東京都内で民主党の輿石東幹事長や自民党の安倍晋三総裁らに面会し、即時撤回に向けた要望書を手渡した。愛知県の大村秀章知事も同行し、午後には文科省に申し入れる。

長柄理事長によると、輿石幹事長は「前向きに検討したい」と返答したという。安倍総裁は報道陣も取材する中で「政治、大臣の気まぐれによって学生の人生が大きく狂う。野党としてきちんと対応する」と述べた。

田中文科相の発言が、当初の不認可から「新しい基準で判断する」「不認可処分にはしていない」などと変遷している中、長柄理事長ら一行は「詭弁(きべん)だ。文科省から電話ではっきり不認可と言われた。裁判対策の自己防衛だ」「あくまで現在の基準での認可を求める」と話した。

(中日新聞)

田中真紀子文部科学相は7日の衆院文部科学委員会で、3大学の開校を不認可とした理由を問われ、「不認可処分はしていない。しっかりとした会見の場で申し上げておらず、誤解を生んでいる」と強調した。

質疑を行った自民党の下村博文議員は、田中文科相が新党結成を表明した石原慎太郎前都知事を「暴走老人」と表現したことから、「文科相は今や暴走大臣だ」とやゆ。現行ルールで申請された3大学は現行基準で審議すべきだとし、不認可の即時撤回を求めた。

これに対し、田中文科相は「大臣が政策的に判断する余地が学校教育法で認められている」と強調。「大学設置認可の在り方を抜本的に見直すことは喫緊の課題で、3大学も新基準で判断する」と繰り返し、議論は平行線をたどった。(2012/11/07-13:12)

ここまでが今日午前の部。

田中真紀子文部科学相は7日午後の衆院文部科学委員会で、来春開学を目指す秋田公立美術大(秋田市)など3大学に対する「不認可」に関し「現行制度にのっとり適切に対応する」と語り判断を覆して一転、新設を認める考えを表明した。

文科省は近く正式に通知。6日間の迷走の末、大学設置・学校法人審議会の答申通りの決定に戻り3大学の来春開学が決まった。自民党など野党は、大学関係者や行政に大きな混乱を招いたとして文科相の資質を問題視しており、政治責任の追及を強めそうだ。

田中氏は記者団に「(大学)設置の在り方の見直しは、かなりの方が賛成していると分かった」と翻意を説明した。

ここで白旗宣言。

田中真紀子文部科学相が3大学の新設を不認可とした「政治判断」は7日、1週間ももたずに全面撤回へと追い込まれた。不認可撤回を要望するため文科省を訪れていた3大学の関係者は、急転直下の展開に驚いた様子。認可の見通しに安堵(あんど)する一方、「(認可の)紙をもらうまで緊張を緩めない」と不信感をにじませた。

同日午後、関係者は文科省で笠浩史(りゅう・ひろふみ)副文科相に面会し、「今週中の認可」を強く求めた。同じ頃、衆院文部科学委員会では田中文科相が「不認可撤回」を表明。面会を終えた関係者は、報道陣からの情報で大臣発言を知った。

「いつ? 本当? 認可って言ったの?」。岡崎女子大を運営する予定の学校法人「清光学園」の長柄(ながら)孝彦理事長は驚きの表情を見せた。「30年間、答申を受けて不認可の実例はなかった。突然不認可とされたショックを想像してくださいよ。ようやく元に戻った」と胸をなで下ろした。

札幌保健医療大の設立準備を進める学校法人「吉田学園」の吉田松雄理事長は「『勝った』の一言。文科省に勝った」と宣言。「大臣の言葉は重い。一言一言を考えて言ってほしい」と注文をつけた。

秋田公立美術大の設立を申請していた秋田市の穂積志(もとむ)市長は、入学希望者に向けて「動揺したと思うが、美大に来てほしい。推薦入学など準備に入って、迷惑をかけないよう対応しないといけない」とコメント。ただ、認可の文書が来なければ推薦入学の募集ができないとして「ぜひ文面をもらいたい」と強調した。【石丸整、小林洋子、苅田伸宏】

振り回された人達の反応。

「今回(の騒動が)逆にいい宣伝になって4、5年間はブームになるかもしれない」

田中真紀子文部科学相は7日、不認可としながら一転して新設を認めた秋田公立美術大(秋田市)など3大学について、首相官邸でこう語った。不適切な発言との批判が出そうだ。

3大学への認可通知は「事務的に(行う)」とし、突然の不認可判断に始まる今回の混乱について自ら大学側に説明するかは明らかにしなかった。

いったんは不認可とした判断については「私には日本の教育のあるべき姿についてイメージがあり、文科相を拝命して(役所の)中からだったらブレークスルー(突破口)をつくれると思った」と説明した。

さらに「(大学の)経営者が代わって、借金ができたりしないように応援しないといけない」とも指摘した。

振り回した人の反応。

田中真紀子文部科学相が秋田公立美術大(秋田市)など3大学の新設を一旦不認可とした問題で、自民党の石破茂幹事長は7日、田中氏の罷免を要求した。田中氏はこの日、与党からも批判を浴びた。だが官邸サイドは混乱が拡大してもほおかぶりを続け、機能不全ぶりを露呈した。この問題は田中慶秋前法相の辞任などで弱体化している野田政権にとって一段の打撃となるのは確実だ。

「田中氏は石原慎太郎前東京都知事を『暴走老人』と言ったが、今は『暴走大臣』だ!」

7日の衆院文科委員会で自民党の下村博文元官房副長官は田中氏をこうこき下ろした。田中氏は「3校も世間も誤解している。現時点では不認可処分は行っていない」と釈明した。

下村氏が「ごまかしてもダメ。公の場で平気でウソをつくことは考えられない」と批判すると、田中氏は「事務方が真意をくみ取れずに、記者に対して不認可の処分を行うとの説明をした」と責任を押し付けるありようだった。

民主党の輿石東幹事長は6日、田中氏と会談し「3大学側が現行制度で認可に向け手続きを進めてきたことをとらえてほしい」と丁寧な対応を要請していた。にもかかわらず自らの正当性を繰り返す田中氏。

7日の民主党文科部門会議では鈴木寛座長が「子供や若者の学ぶ権利を脅かしている懸念を抱いている」などと、与党としては異例の身内批判を展開した。

事態の悪化に対し、官邸サイドの動きは鈍かった。というのも、野田佳彦首相や藤村修官房長官は1日に田中氏から不認可の事前報告を受けていたからだ。田中氏は6日の記者会見で、首相からの「そのまま進めてください」、藤村氏からの「大変結構なことだ」との発言を“暴露”した。

藤村氏は7日の会見で「権限はあくまでも大臣にあるといつも言っている」といらだちを隠せず、1日の田中氏とのやりとりについては「大きな話はしたが、中身は細かく言わない」と語るだけだった。

あまりの混乱ぶりに官邸サイドは7日、重い腰を上げ、田中氏に認可を指示した。特例公債法案など重要法案をめぐる駆け引きが激しさを増す中、これ以上、野党に攻撃材料を与えたくないためだが、これで自民党が納得するはずはない。

石破幹事長は田中氏が一転して新設を認可する考えを表明した後、記者団に対し、「これ以上閣僚を続けることがあってはならない。(首相は)罷免すべきだ。任命した首相の責任も当然厳しく問われる。『認可したからいい』とは絶対ならない」と強調した。

暫く続きそうです。

2012-11-06 (Tuesday)

大学不認可問題 田中真紀子文科相 "新基準"での審査を示唆 他

田中真紀子文部科学相が秋田公立美術大(秋田市)など3大学の新設を不認可とした問題をめぐり、文科省は5日、大学設置認可の在り方を見直す新たな検討会議を近く発足させる方向で調整に入った。3大学を不認可にしたことの適否について話し合うことも想定している。

事実上の救済策として来春の開学に道を開く可能性が出てきたが、最終的に田中文科相が方針転換に踏み切るかは不透明で、省内の調整には曲折も予想される。

ほかの2校は札幌保健医療大(札幌市)と岡崎女子大(愛知県岡崎市)。

日付変わってすぐの記事。今日の前振り。

■入試目前で受験生困惑

田中真紀子・文部科学相の新設不認可決定を受け、来春の開学を予定していた札幌保健医療大(札幌市東区)の運営母体である吉田学園が5日、記者会見し、取り消しを求める訴訟など法的手段も検討していることを明らかにした。同様に不認可を受けた秋田公立美術大、岡崎女子大と6日に東京で合同会議を行い、7日、文科省で撤回を求める予定だ。

5日の記者会見では、吉田松雄理事長が険しい表情で文書を読み上げた。「看護基礎教育の質的向上と、研究機能の整備や充実の必要性を考えて3年前から準備を進めてきた。今回の不認可決定は到底承服できることではない」

学園側では開学に向けた準備で、既存の施設の改修や広報のパンフレット製作などを含め、すでに約5億円の費用を投じているという。今月末から12月初めにかけて推薦入試を予定していたため、鈴木隆・大学設置準備室長は「受験生のことを考えると一刻も早く撤回してもらいたい」と強調した。

また田中文科相の不認可決定について、吉田理事長は「大学の質の低下などの問題と、私たちの大学の認可とは切り離すべきだ。大臣の発言は整理がされていないと感じる」と批判。「どう考えても理不尽な決定。納得のいく説明があるまで、旗は降ろさない」と強い口調で語った。

田中真紀子文部科学相が岡崎女子大(愛知県岡崎市)など3大学の新設を不認可とした問題で、同大の設置を目指す学校法人清光学園の長柄(ながら)孝彦理事長が6日、愛知県庁で大村秀章知事に事態解決への協力を要請した。大村知事は7日にも文科省へ直接抗議に出向く考えを明らかにした。

長柄理事長は、今回の問題によって大学の募集活動や入試の準備を停止させていることを明らかにし「法治国家としていかがなものか。編入志望や受験志望の学生に謝罪してもらいたい気持ちもある」と田中文科相の判断を批判、法的措置をとる可能性も示唆した。大村知事は「大臣の思いつきで学生の思いがねじ曲げられる。必ず撤回させる」と協力を約束した。【駒木智一】

田中真紀子文部科学相が札幌保健医療大(札幌市)など3大学の新設を不認可とした問題で、同大を設立予定の学校法人吉田学園の吉田松雄理事長は6日、自民党の文部科学部会に出席し「今回の決定は到底承服できない。場合によっては訴訟を起こす」と強い口調で述べた。

田中文科相は2日、大学の設置認可手続きを厳格化するとして、諮問機関「大学設置・学校法人審議会」による新設認可の答申を覆し、札幌保健医療大、秋田公立美術大(秋田市)、岡崎女子大(愛知県岡崎市)を不認可とした。

3大学の関係者は文科省に撤回を求める方針を明らかにしていた。

藤村修官房長官は6日午前の記者会見で、田中真紀子文部科学相が審議会答申を覆して3大学新設を不認可とした際、事前に野田佳彦首相らに報告していたことについて「何か具体的な権限の了解を求めるということではなかった」と述べ、官邸は判断に関与していないとの認識を示した。

その上で、認可の是非について「文科相が最終判断することだ。私や首相が権限を持ってする立場にはない。文科相の下で適切に判断される」と重ねて強調した。(2012/11/06-12:00)

ここまで前日までの流れを受けての反応

田中真紀子文部科学相が秋田公立美術大(秋田市)など3大学の新設を不認可とした問題で、田中文科相は6日、閣議後の会見で、「今の大学設置認可の仕組みのもとでは新設を認めることはできないが、見直し後、新しいルールを作り、新たな基準に照らして改めて判断する」と述べ、年内にも改めて新設を認める可能性を示唆した。

田中文科相は事実上の軌道修正を図った形で、いったんは不認可とされた3大学は一転して、来春に開学できる可能性も出てきた。

会見で、田中文科相は「大学の乱立に歯止めをかけて教育の質を向上させたい。これが私の真意だ」とこれまでの主張を繰り返し、いったんは会見を打ち切ったが、すぐに「補足説明をする」と再開。

3大学について「全部、不認可ということではない。年内にできれば一番いい、早めに結論を出したい」と述べ、改めて審査して、認可する可能性を示唆した。

また、「近く(新しい大学設置認可の)審議会を立ち上げ、新基準を設ける。3大学はこの基準に照らして審査する」と述べた。

"新たな基準"に照らしての年内の再審査を表明。

田中真紀子文部科学相がいったん不認可とした3大学を新たな基準で審査すると発言したことについて、大村秀章愛知県知事は6日午後、「全く承服できない。来年4月の開学に間に合わない」と批判した。3大学には、県内の岡崎女子大が含まれている。

同知事は「文科省の決めた手続きにのっとってやってきたのに、(文科相が)自分で決めたルールを持ち出すのは法治国家としておかしい」と強調。「文科相は大臣の資質がない」と痛烈に批判した。(2012/11/06-17:17)

状況は変化したものの、不認可とされた3大学側は「法的措置も検討している」としており、行政訴訟に発展した場合、専門家からは「文部科学省は不利」との見方が出ている。

大学新設を目指す学校法人や自治体などは、3月末までに文科相に申請。文科相は大学設置・学校法人審議会に諮問する。

設置審は大学設置基準などに照らし教育課程や財産状況などを約7カ月間かけて審査。学長や理事長の面接、学校施設の実地調査なども複数回行う。途中で問題点があると分かれば、「審査意見」を法人側に伝達、答申までに「補正申請」で改善させて認可されるよう図る。

最終的に審議会が不認可と判断した例もあるが、有識者が専門的な判断をしていることなどを理由に不服申し立ての制度はない。文科相が答申を覆すことも「想定していなかった」(文科省幹部)。

行政法に詳しい立命館大法科大学院の斎藤浩教授は「答申を覆すのなら、法律に基づく明確な理由が必要。それがなければ訴訟で反論が難しい。『文科相が判断すること』という理屈は通らず、田中真紀子文科相の決定は裁量権の逸脱だ」と指摘している。

「ちょっと誤解を与えたらしいので」…。3大学の新設不認可決定を維持したままかと思わせた田中真紀子文部科学相の6日の会見は、「補足説明」により一転して、3大学救済の可能性があることが判明。ドタバタぶりにも、田中文科相は笑顔も見せながら、どこ吹く風だった。

−−3大学新設不認可で波紋が広がっている。改めてその真意

「かねがね、大学を設置する仕組みに問題があると思っていた。文科省は事前規制から事後チェックにかじを切った結果、いろいろな大学が新設された。少子化の中で経営難で立ち行かなくなっている大学がたくさんできている。大学の乱立に歯止めをかけて、教育の質を向上させたい。これが私の真意だ」

−−進路を確定させ、進路を変えられなくなりそうな学生もいるが

「群馬県の堀越学園は創立8年間で40億円も借金を作って、幼稚園から高校までの生徒が路頭に迷うケース。第2の堀越学園を出していいとは誰も思っていない」

−−3大学を不認可にした理由

「設置審(大学設置・学校法人審議会)は基準に照らすだけで、それを認めるかどうかは大臣がすることだから、今までの古い形でのやり方で決まったものは認め難いということ」

−−3つの大学には何か落ち度があったのか

「個別の大学のことは考えていないし、落ち度があるかも分からない」

−−判断について事前に総理や官房長官から了承を得ているか

「了承というか、『大変結構なことで私もかねがねそう思っていた』ということは官房長官の答えだったし、総理からは『そのまま進めてください』というお言葉をじかに頂いた」

(会見終了。いったん退室した後、戻る)

「ちょっと誤解を与えたらしいことに気付いたので…。皆さんが関心のある3大学は見直し後の新基準に照らして改めて判断する」

−−(不認可)撤回ということになるのか

「それももう一回今、民主党とも話をしている。皆の知恵を借りながらやっていきたい」

次の総選挙は落選確実

<「脱原発」の旗手とは笑止千万>

都知事選の「脱原発」の統一候補として菅直人前首相の名前が急浮上している。

本人は「全く考えていない」と出馬を否定。しかし、ブログでわざわざ〈都知事選でも脱原発に賛成か反対かが争点になる〉〈東京都の電力を何で賄い、熱エネルギーの効率化をどう進めるかは都知事選の争点だ〉と語っているため、まんざらでもなさそうなのだ。

「首相を辞めた後の菅さんは、『脱原発』にのめり込んでいる。というより、それしか自分をアピールする手段がないのでしょう」(民主党関係者)

菅は最近「脱原発」を題材にした著書を出版。全国紙にこれでもかと広告が掲載されている。福島原発事故当時の最高責任者が事実を明らかにすることを否定はしないが、結局は国会事故調などで「A級戦犯」とされたことに対する“言い訳”の書だ。

 事故対応のマズさで地元選挙区(東京18区)での支持もガタ落ち。次期衆院選の世論調査では自民党候補にトリプルスコアで惨敗というデータもある。異例の首相→都知事転身で再び表舞台へとでも考えていておかしくない。

「『菅直人』は、自公に対する庶民の政治という観点で、過去の都知事選で何度も名前が挙がってきた。『知事選イコール菅』の下地はあります。ただ、菅さんに『脱原発』を言う資格があるのか。事故後、辞任するまで半年あった。本気で『脱原発』なら、最高権力を持っていた首相の時に、その道筋をつくれたはずです。現実主義者の菅さんのことですから、いまは『脱原発』を利用できると思っているのでしょう」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

5日、民主党の輿石幹事長は都知事選に独自候補を立てる考えを示した。落ち目の菅は、もはや都知事選にすがりつくしかないか。

2012-11-05 (Monday)

大学不認可問題 7日に直訴・各校は法的手段も検討 / 12月の日露首脳会談 ロシアと調整進まず

田中真紀子文部科学相が新設を不認可とした秋田公立美術大、札幌保健医療大、岡崎女子大の3大学関係者が、7日に文科省を訪れ、不認可の撤回を求めることになった。田中文科相に面会を求め、直訴する方針という。秋田公立美術大の開学をめざす秋田市が、5日に開いた緊急会議の後に明らかにした。

同市はこの日、田中文科相が不認可を撤回しない場合、行政不服審査法に基づく対抗措置がとれるかどうか、市の顧問弁護士と相談していることも明らかにした。

会議では、採用を内定している教員の処遇や4年制大学への移行に合わせて学生募集を見合わせている公立美術工芸短大の募集再開について話し合った。現在4割近くまで進んでいる施設の増改築工事は、続行することを決めた。

田中真紀子文部科学相が大学3校の新設を不認可とした問題で、岡崎女子大を開校する予定だった学校法人清光学園(愛知県岡崎市)の長柄孝彦理事長が6日、愛知県公館で大村秀章知事と面会し、不認可を撤回させるよう協力を要請した。

長柄理事長は「われわれは手続き通りにやってきた。(大学の質低下とは)分けた形で議論してほしかった」と不満を述べると、大村知事も「こんなことで子どもたちが悩まされるのは言語道断だ」と応じた。

3大学側は7日に文部科学省を訪れ、直接撤回を求める予定。

大村知事は5日の記者会見で「裁量権の逸脱で認められない。速やかに謝罪し、撤回してもらわなくてはいけない」と田中文科相を批判。7日にも文科省を訪れ、抗議するとしている。

[ 2012年11月6日 11:33 ]

田中真紀子文部科学相が秋田公立美術大(秋田市)の新設を不認可とした問題で、設立を申請していた同市は5日、行政不服審査法に基づく行政不服審査申し立ての検討を始めたことを明らかにした。一方、不認可とされた他の2大学とも連携し、7日午前にも文科省を訪れて田中文科相に撤回を求める。

秋田市の石井周悦(しゅうえつ)副市長は「時間が限られている。今できる法的手段を検討し9日までに決めたい」と話した。このほか、採用予定の教職員や建築中の校舎工事、現在の秋田公立美術工芸短大の募集などの懸案も9日にも結論を出すという。【仲田力行】

藤村修官房長官は5日午前の記者会見で、2013年度に予定していた3大学の新設を田中真紀子文部科学相が不認可とし、地元で反発が相次いでいることに関し「専ら田中氏の判断だ。文科省に聞いてほしい」と述べ、首相官邸としては静観する姿勢を示した。

田中氏は2日、大学設置・学校法人審議会の答申と異なり、札幌保健医療大(札幌市)、秋田公立美術大(秋田市)、岡崎女子大(愛知県岡崎市)の新設を不認可とした。

自民党の安倍晋三総裁は5日朝のTBS番組で、田中真紀子文部科学相が大学設置・学校法人審議会の答申を覆して3大学を不認可としたことについて、「既に決めたことをこんな形で急に変更するのは間違っている」と批判した。自民党が政権復帰した場合の対応に関しては「もう一度審議はし直すが、こんな急転換はしない。(開校を)認めていくべきだ」と強調した。

安倍氏は田中氏について「異常な行動をするめちゃくちゃな人。日々言うことが違うし、うそを平気で言う」とも語り、閣僚としての資質に疑念を呈した。

石破茂幹事長も5日、党本部で記者団に「今回認めなかったそれぞれの大学について、なぜなのかきちんと説明する義務が文科相にはある」と、田中氏に説明責任を果たすよう求めた。(2012/11/05-12:41)

野田佳彦首相が12月に予定しているロシア訪問に暗雲が立ち込めている。日本の国内事情を見透かしたロシア側が日程調整や成果文書作成を渋っているという。野田首相は政権に居座っているが、事実上の「死に体」状態のため、「首脳会談を行う意味がない」と判断しているようなのだ。野田首相や民主党の存在が、日本外交の障害となりつつある。

関係者によると、野田首相の訪露に向けた日露次官級協議は先月19日、都内で行われた。日本からは、外務省の斎木昭隆外務審議官(政務担当)らが、ロシアはモルグロフ外務次官らが出席した。

日本側は、野田首相の訪露日程の調整と、訪問時に成果文書を作ることを提案したが、ロシア側はこれらに明確に答えず、「(首脳会談よりも)いつ衆院解散をするのか?」「プーチン大統領はかなり忙しい」と語ったという。

外交関係者は「ロシア側は、次期衆院選が近く、民主党政権が下野することを知っている。年内解散の可能性も把握していて、『退陣間近の首相に訪問されても意味がない』『人気取りに利用されたくない』『政権交代後の新首相に来てほしい』という考えのようだ。現状では、野田首相の訪露は実現しないのではないか」と語る。

野田首相の訪露は今年9月、ロシア・ウラジオストクで開かれたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議に先立ち行われた日露首脳会談でも話された。野田首相が「12月にロシアを訪問したい」との意向を表明したところ、プーチン大統領は「歓迎する」と応じていたが、単なる社交辞令だったのか。

自民党の安倍晋三総裁は10月31日の衆院代表質問で、「一度、解散を約束した政権は、その存在自体が政治空白だということを肝に銘じていただきたい」と語ったが、まさに、野田首相の存在が日本外交に空白を生み、国益を害しているのは間違いなさそうだ。

2012-11-04 (Sunday)

鈴木宗男 維新の会との連携探る / 樽床沖縄・北方担当大臣 北方領土を初視察 / 大学不認可問題 続報

新党大地・真民主の鈴木宗男代表が3日、日本維新の会の幹事長を務める松井一郎大阪府知事と大阪市内のホテルで会談し、次の衆院選に向け連携できる政策を探る考えで一致した。松井氏は選挙協力では「一緒に戦うのは難しい」との認識を示したという。鈴木氏が4日、東京都内で記者団に明らかにした。

会談で鈴木氏は、国民の生活が第一の小沢一郎代表が「中央集権打破で第三極がまとまるべきだ」と連携を呼びかけていることも伝えたが、松井氏は「政策などで大きな隔たりがある」と難色を示したという。

樽床伸二沖縄・北方担当相は4日、北海道根室市を訪れ、納沙布岬や洋上から就任後初めて北方領土を視察した。この後、樽床氏は同市内で記者会見し、「(北方領土は)近いと率直に思った。車中からも国後島がずっと見えたが、そこには行けない元島民の思いをひしひしと感じた」と感想を語った。 

樽床氏は、今年度から北方四島とのビザなし交流に使用されている船舶「えとぴりか」に乗り込んで視察。船上で元島民と懇談した。(2012/11/04-18:31)

樽床氏は視察後の記者会見で、元島民らが旅券や査証(ビザ)なしで北方4島を訪れる「ビザなし交流」について、「より効果的で、より有効な形ができないかという問題意識を持っている」と述べ、あり方を見直す考えを示唆した。ビザなし交流を巡っては、「領土問題解決につながる成果が出ていない」といった指摘が元島民などからあがっている。

■「決定自体誤り」

田中真紀子・文部科学相による開設不認可を受け、来春の開学を予定していた札幌保健医療大学(札幌市東区)の関係者は3日、学校説明会の中止作業などの対応に追われた。同様に不認可となった他大学とも連絡をとりながら、決定の撤回を求めていく方針という。

同大学ではこの日、予定していたオープンキャンパスを急きょ中止とした。11月中に推薦入試を予定していたことから、出願方法などについて説明する予定だった。模擬授業や個別相談などの準備もしていた。

前日の不認可の決定後、運営母体の吉田学園の職員が手分けして申込者に連絡、中止を伝えた。送迎を予定していたJR札幌駅北口では3日、参加者が事情を知らずに来てしまう可能性があるため、職員が大学名ののぼりを立てて約1時間半待機した。訪れた参加者はいなかったという。

3日午前8時半ごろには、子どもが参加予定という米国在住の保護者から「本当に中止なのか」と問い合わせの電話が入った。事情を説明し、東京にいたこの参加予定者は札幌行きを取りやめたという。

大学設置準備室の鈴木隆室長は「(決定は)撤回していただく。不認可自体が誤りだと考えています」と厳しい口調で語り、不認可の撤回に向けて動き出す構えだ。同様に不認可の決定を受けた秋田公立美術大、岡崎女子大(愛知県)ともやりとりしながら、今後の対応を進めていくという。

鈴木室長によると、これまでの調査などから募集定員100人の3倍以上の志願者を見込んでいた。入学希望者にどのような形で事情を説明するかは「検討中」としている。

(芳垣文子)

田中真紀子文部科学相が秋田公立美術大の新設を不認可とした問題で、同大への移行を目指している秋田公立美術工芸短大(秋田市)の樋田豊次郎学長が4日、記者会見し「大変理不尽で、とても乱暴だ」と述べ、不認可の撤回を求める意向を示した。

同短大のアンケートでは北海道と東北の高校生900人以上が美術大への入学を希望していたと説明し「生徒の学び、活動するチャンスをつぶしてしまう。そこに一番怒りを覚える」と強調した。

同短大は、美術大へ編入を希望していた在校生32人向けの説明会を早急に実施する。来年度の新入生募集については、年内をめどに結論を出す予定だ。

樋田学長は同時に不認可とされた札幌保健医療大(札幌市)、岡崎女子大(愛知県岡崎市)とも連携して撤回を求める考えを示した。

2012-11-03 (Saturday)

山崎拓 旭日大綬章を受章 / 大学不認可問題 3大学が連携して撤回を求めていく方針を確認

「国家、公共に功績があるとの判定をいただき、身に余る光栄だ」。旭日大綬章を受章した山崎拓自民党元副総裁(75)は喜びをかみしめるように語った。

35年間の国会議員在職中、特に印象に残っているのは中曽根内閣の官房副長官として首相外遊に随行し、首脳外交の醍醐味(だいごみ)を目の当たりにしたこと。会談内容を記者団にブリーフする役割を一手に担った際、「首脳会談のどの部分を発信することが国益に資するかに心血を注いだ」という。

薫陶を受けた故渡辺美智雄元副総理から日越友好議連会長を引き継ぐなど、アジア外交に積極的に取り組んできた。それだけに最近の日本外交に対する危機感は強く、「水面下のパイプで解決する議員外交が今は全く機能していない」。政治家が選挙を気にしすぎて「内向き」になっていることが背景にあるとみており、議員外交の活性化を期待する。

小泉政権で自民党幹事長として連立与党内の調整に汗をかいた経験から、停滞する現在の政治についても「根回しする人材が質も量も乏しいのだろう」と手厳しい。

政治信条は「可能性を信じる」。次期衆院選に出馬しないと先に表明したが、独自の人脈を生かしながら政治活動は続けるつもり。「あと5年ぐらいは在野の政治活動家として日本の役に立ちたい」と気力は衰えていない。(2012/11/03-09:12)

田中真紀子文部科学相が大学新設の申請があった3件を不認可とした問題で、不認可とされた秋田公立美術大、札幌保健医療大、岡崎女子大(愛知県)は3日、3大学が連携して田中文科相に不認可の撤回を求めていく方針を確認した。

岡崎女子大の開学をめざしていた学校法人「清光学園」(同県岡崎市)では3日の理事会で、「あくまで4年制大学の開設はあきらめない」との方針を確認。当面、募集要項を請求したり、説明会に参加したりした高校生に個別に連絡し、対応にあたる。

また、運営する岡崎女子短大のインターネットのホームページに、今月末に予定していた4年制大学の入試が実施できなくなったことをおわびする「お知らせ」を掲載した。

田中真紀子文部科学相が秋田公立美術大の新設を不認可とした問題で、秋田市の穂積志市長は2日、不認可の撤回を求め来週にも文科省に緊急要望すると明らかにした。穂積市長は緊急の記者会見を開き「審議会が認可する答申を行ったにもかかわらず、田中文科相が覆す決定をしたことは承服できない」と強調。「文科相の考え方ひとつで変えられるのは、行政の継続性を逸脱する」と指摘した。

[2012年11月3日8時31分 紙面から]

田中真紀子文部科学相の突然の方針転換で設立が不認可とされた秋田公立美術大。来年4月の開学を前提に準備を進め、4日にはオープンキャンパスを開催する予定だったが、職員らは構内の垂れ幕を急きょ撤去するなど中止の対応に追われた。穂積志市長は大学設置を引き続き目指す考えだが、開学までの準備が長引けば税金で賄う費用も膨らむ。市や大学、高校など関係者からは「あまりにも突然だ」と怒りと困惑の声が上がった。【仲田力行、坂本太郎】

秋田公立美工短大に通う2年の女子学生(19)は「驚いた。開校の準備が整いつつあったのに。理由の詳細が知りたい。編入や入学を希望している生徒への対応はどうなるのか」と話した。同短大付属高等学院2年の女子生徒は「大学になると聞き、学習面で頑張らなければと意欲が高まっていた。残念というよりも、驚きが大きい」と話した。

高校生の進路にも不安を与えている。市大学設置準備室は「設置認可申請中」と注記した大学概要を県内の各高校に配布。県内各校は来年4月の開校は既定路線として進路指導していた。

市大学設置準備室によると、昨年11月に東北、北海道の高校2年生6665人を対象に実施したアンケートでは、同大受験を考えていたのは907人と約14%に上る。

仁賀保高の藤田悟教頭によると、同高コンピューター・グラフィックスデザインコースの生徒2人が進学を考えていたという。藤田教頭は「生徒の意欲がそがれる。進路の選択肢がいきなり減らされるのは大きな損失だ」と驚いた様子だった。

大学設置のための費用は、昨年度と今年度当初予算ベースの費用を合計すると約7億7062万円。開学が遅れれば、さらに膨らむ可能性がある。着任予定だった教職員などの処遇も決めなければならず、穂積市長は「問題はこれから出てくる」と述べた。

市に4年制化を答申した有識者委員会の委員を務め、大学設置委員の経験もある県立近代美術館長の河野(こうの)元昭・尚美学園大大学院教授は田中文科相の不認可表明について「就任したばかりなのに急な路線変更」と憤る。少子化時代に大学が増えすぎ、財政が悪化しているなどの指摘にも「正論だがそれはこれからやるべきこと。前の大臣のままだったら認可されていたのでは」とおさまらない。「一番迷惑を被ったのは進学しようと準備していた高校生と短大から編入しようと思っていた学生では」と話した。

自民党の石破茂幹事長は3日、田中真紀子文部科学相が3大学の新設を不認可としたことに関し「なぜ認めないのか見識を述べる必要がある」と述べ、国会で追及する考えを示した。

同時に「いかなる根拠に基づくのか、法的瑕疵があったのかなど、思い付きでないということをきちんと述べない限り誤った政治主導だ」と指摘した。神戸市で記者団の質問に答えた。

2012-11-02 (Friday)

田中真紀子文科相 来年4年開校予定3大学の新設認めず

田中真紀子文部科学相は2日、閣議後の記者会見で「大学設置認可の在り方を抜本的に見直す」と述べ、認可を厳格化する方針を示した。また、大学設置・学校法人審議会が1日に来春の開学認可を答申していた秋田公立美術大、札幌保健医療大、岡崎女子大(愛知県)の3件の4年制大学を不認可とした。文科相が審議会答申を覆したのは、省内に資料が残る30年間で初めてで、極めて異例の判断。

学校法人が大学を開校したり学部を新増設したりする場合、文科相は審議会にその可否を諮問し、答申を受けて決定する。田中文科相は全国に4年制大学が780(国公立181、私立599)校あることに触れ「大学教育の質が低下している。そのために就職できないことにもつながっている」とし、当面は新設を認めない方針を示した。今後、検討会を設け、メンバーの多くが大学の学長や教授で占められている審議会の在り方を見直す。

1日に答申された学部の開設(16件)、大学院の開設(13件)は答申通り認可した。【石丸整】

田中真紀子文部科学相が秋田公立美術大の新設を認可しないとしたことについて、同大への移行を目指していた秋田公立美術工芸短大の戸田郁夫事務局長は2日、共同通信の取材に「今初めて聞いた。びっくりした」と驚いた様子。

「学生の進路に関わる問題だ。どういう形での不認可か、理由が何なのか状況を確認した上で、今後は学内で協議して方針を決めたい」と頭を抱えた。

秋田市の大学設置準備室の大内一史さんは「今は情報を整理中。コメントできない」と対応に追われていた。

田中真紀子文部科学相が新設を認めないと発表した札幌保健医療大の設置準備室(札幌市東区)では2日、報道各社からの電話応対に追われた。担当の男性は「残念だ。急な話なので、対応がまだ決まっていない」と困惑した様子だった。

来年4月開校の予定で、文科省からの認可の連絡を待って年内に学生募集を始める予定だったという。担当者は「2年以上、準備をしてきた。これからどうなるか分からないので準備は続ける」と話した。

田中真紀子文部科学相が岡崎女子大学(愛知県岡崎市)の新設を認めなかったことについて、同大を新設予定の学校法人清光学園の長柄孝彦理事長は2日、運営する岡崎女子短大(同市)で記者会見し「悪い点を指摘されたなら分かるが、そうではないので理不尽さを感じる」などと憤りを口にした。

同学園は今後の対応について、高校生への周知を急ぐとする一方、文科省に対しては「いろいろな形があるので、検討したい。大学の開設を諦めたわけではない」としている。

長柄理事長は会見の冒頭で「すべての設置基準をクリアして認可の知らせを待つばかりだったので、大変驚いている」と述べた。また「一部教育機関で不適切な運営がなされていることは承知している」と指摘。その上で「これは経営に当たる人物そのものに問題があり、今回のような基準の見直しで解決するものではない」と話した。

清光学園は、すでに約2億7000万円の予算を組み、備品の購入に充てるほか、新たに教員も雇用する予定で、学生にも先月開催した説明会で広報したという。長柄理事長は「雇用についても今後教員と話し合いたい」としている。

岡崎女子大は「子ども教育学部・子ども教育学科」の1学部1学科(定員100人)を設置し、学生を募集する予定で、来年度の開校に向けて準備を進めていた。