社民党 兵庫県での候補者擁立を断念

社民党兵庫県連が、今回の衆院選小選挙区での候補者擁立を断念したことがわかった。
同県は衆院議長も務めた土井たか子元党首の地元。県内で候補者を立てないのは旧社会党時代を含めて初めてとなる。
社民党県連によると、擁立を検討していたが、資金や組織力の不足から、27日の常任幹事会で断念を決定した。北上哲仁幹事長は「党を必要とする市民に申し訳なく、残念だ」と話している。
小選挙区制導入後、同県内で社民党は党勢の退潮傾向が続いた。土井氏も2003年衆院選小選挙区で敗れ、比例選で復活当選したが、05年の衆院選では比例単独で落選。同年、09年と別の候補者を選挙区に立てたが、議席獲得に至らなかった。
(2012年11月28日12時10分 読売新聞)<<