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2013-03-31 (Sunday)

新党大地 石川知裕議員 議員辞職検討

生活の党の小沢一郎代表の資金管理団体「陸山会」による土地購入をめぐり、政治資金規正法違反罪に問われ、1、2審で有罪となり上告した新党大地の石川知裕衆院議員(比例代表北海道ブロック)が議員辞職を検討していることが31日、分かった。

石川氏は同日、取材に対し「議員を続けるか辞職するか、上告を取り下げるか闘い続けるか、後援会などと相談して決めたい」と説明。これまで、議員辞職せずに裁判を続ける考えを示していたが、鈴木宗男代表は上告を取り下げて、公民権停止期間を経た上で、次期衆院選に備えるべきだとの考えを示しているという。

石川氏は先の衆院選に北海道11区から出馬し、比例復活で当選。辞職した場合、新党大地の北海道ブロックで惜敗率が次点だった鈴木氏の長女、貴子氏が繰り上げ当選する見通しだ。

ポッドキャスト『東京ポッド許可局』 第273回

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音源

2013年4月からTBSラジオでのラジオ番組に移行するポッドキャスト番組『東京ポッド許可局』。3月最終週、区切りの配信となった273回は「インターネットの音声コンテンツ配信の歴史」をテーマに局長さんが一人淡々と喋っておりました。そんな中でムネオハウスも一応触れられていたの記録つけときます。該当箇所は25分頃から。

2002年頃ですと「ムネオハウス」というようなムーブメントもございました。こちらのほうですと、同じように「ムネオハウス」という鈴木宗男さんの関連した「ロシア人と日本人の友好の家」の名前なんですけど、このムネオハウスというのはアシッドハウスというハウスミュージックのジャンルの一つだ、ということで、ダジャレから始まり、それが実際に音楽になり様々なバージョンが沢山の人によって作られたりして。

2002年頃ですとこのムネオハウスのムーブメントに乗っかってクラブイベントが東京や京都で開催されたりするというような。インターネット上の、オンライン上のものが、オフライン上に伝わっていくような大きなお祭り、ムーブメントになっていったような形もあります。

最終的には2006年頃ですかね、ムネオハウスムーブメントは既にインターネット上では下火なんですが、実際に鈴木宗男さんがイベントに登場、MCムネオか何かという名前で登場して、黙認のような状態になったと。そういったおかしなムーブメントもインターネットから生まれておりました。

東京ポッド許可局 : 【第273回“東京ポッド許可局”論】 24:57-26:22頃

全体的にWikipedia辺りが原稿の下敷きになってる印象です。

蛇足なんですが、この配信で紹介されたブーム・楽曲は以下の6件のうちムネオハウス以外は全て音源付きで紹介されていました。そりゃ仕方無いですよね。

  1. 桃井はるこ - インパク音頭 (2001)
  2. ちんこ職人(詞)/チンコウタビト(歌・曲) - ちんこ音頭 (2002) ・・・ 番組中では2001年と紹介
  3. ムネオハウス (2002)
  4. バーチャル2ちゃんねらー裕子のテーマ (2002)
  5. 日本ブレイク工業社歌 NBK Eurobeat Version (2003)
  6. いちごあき(詞・曲) / わはむすちょいあ(歌) - おやすみのうた (2004)

ラストに虹裏ネタを持ってくる辺りがゲンプロの人らしいですね。

2013-03-29 (Friday)

ロシアのクナーゼ元外務次官 産経新聞インタビュー / 政府 北方領土交流事業の見直し検討

【モスクワ=遠藤良介】ロシアが日本との北方領土交渉で1992年3月に行ったとされる非公式提案について、ロシアのクナーゼ元外務次官が産経新聞と会見し、「平和条約の締結前に色丹(しこたん)島と歯舞(はぼまい)群島の日本への引き渡し手続を協議する内容だった」と説明した。提案をめぐっては対露外交に長く携わった東郷和彦・元外務省欧亜局長が異なる内容を1月8日付の本紙に証言しており、平和条約締結の時期などで食い違いが残る形となった。

クナーゼ氏によると、提案は当時のコズイレフ露外相と渡辺美智雄外相が会談した際、非公式の場でクナーゼ氏自身が口頭で渡辺氏に示した。核心は日ソ共同宣言(56年)が「平和条約の締結後に引き渡す」としている色丹、歯舞の引き渡し手続や時期について、条約締結に先立って合意しておくことにあったという。

提案では、(1)色丹、歯舞の引き渡し方法に合意(2)平和条約の締結(3)色丹、歯舞の引き渡し(4)日露両国で環境が整ったら残る国後(くなしり)、択捉(えとろふ)両島について協議する−との流れが想定されていた。ロシアが92年に2島の返還を提案し、択捉、国後の継続協議にも含みを残していたことを意味する。

この非公式提案については昨年12月、北海道新聞がクナーゼ氏へのインタビュー内容として報道。92年当時に駐米公使だった東郷氏は、外務省に残るメモを見る機会があったとし、クナーゼ氏の発言に本紙で反論した。

東郷氏によると、ロシア側の打診は(1)色丹、歯舞の引き渡し手続について協議(2)2島を引き渡し(3)2島の解決に倣う形で国後、択捉両島の扱いを協議(4)合意に達すれば平和条約を締結−との内容。国後、択捉について合意できなければ平和条約を締結する必要がないため、北方四島返還を求めるわが国にはより有利な状況だったことになる。

クナーゼ氏は、「露日間のあらゆる合意は政治的なものであると同時に、法的文書に立脚していなければならない。平和条約の締結前に歯舞、色丹を引き渡すことは日ソ共同宣言に反するため、不可能だと考えていた」と反論。「メモを残した人、もしくは東郷氏に誤りがあるのではないかと思う」と述べた。

日ソ共同宣言 日本とソ連の戦争状態終結、国交回復を定めた文書。第9項で「ソ連は歯舞群島及(およ)び色丹島を日本に引き渡すことに同意する。ただし、これらの諸島は日本とソ連との平和条約締結後に現実に引き渡されるものとする」としている。

この非公式提案については昨年12月、北海道新聞がクナーゼ氏へのインタビュー内容として報道。92年当時に駐米公使だった東郷氏は、外務省に残るメモを見る機会があったとし、クナーゼ氏の発言に本紙で反論した。

東郷和彦・元外務省欧亜局長(京都産業大世界問題研究所長) クナーゼ氏の発言に対してはコメントを差し控える。私は(会談について書かれた)メモについて申し上げているからだ。メモは会見の記録で正しいと確信しており、私が見た内容の記憶もはっきりしている。

(当時の)ロシア側の提案は、(平和条約締結後に歯舞、色丹を引き渡すとする)日ソ共同宣言の内容とは異なる。ロシア側は、「共同宣言から譲歩する。だから、日本も(四島一括返還から)譲歩してほしい」という論旨で提案してきたのだろう。

あれだけ踏み込んだ提案を行った背景に、ソ連崩壊とそれにともなう世界情勢の激変があったのだろう。この際に北方領土問題を解決しようという、ロシア側の決意の表れだったのではないか。(談)

政府は29日、北方四島との「ビザなし交流」事業について、3年後をめどに見直す方針を決めた。若い世代の参加を促して北方領土問題について啓発するのが狙いで、4月から関係省庁や北海道、関係団体で構成する実務者チームで具体的な検討作業に着手する。

山本一太沖縄・北方担当相は閣議後の記者会見で、見直しの理由について「もっと戦略的な視点を加え、今やっていることがどう北方領土返還に結び付くのか考え直す時期に来ている」と説明した。今後の検討作業では、交流プログラムの視察中心から対話中心への転換、実施団体の一元化、参加者の固定化解消や学生の参加拡充に向けた選考手続きの変更を主な課題としている。 

これに関し、高橋はるみ北海道知事は同日、「北方領土問題の解決に資するという本来の目的に立ち返った方向性が示され、期待している」との談話を発表した。(2013/03/29-12:05)

2013-03-28 (Thursday)

鈴木宗男&ムルアカ氏 コンビでトークイベントに登壇 / 外務省 北方領土事業で米企業に抗議

[シネマトゥデイ映画ニュース] 新党大地代表の鈴木宗男氏と、ザイール(現・コンゴ民主共和国)出身でかつて鈴木氏の秘書を務めたムルアカ氏が28日、映画『魔女と呼ばれた少女』のトークイベントに登壇、2人の出会いや日本の現地支援について語った。

かつて鈴木氏の秘書を務め、タレント活動でも知られたムルアカ氏。鈴木氏が彼と出会ったのは、オスマン・サンコンの紹介がきっかけだったといい、「アフリカに学校を作ってほしい」と言われた過去を述懐。続けて、「学校は人づくり、そして国づくりにつながるんです。21世紀はアフリカの世紀だと思いました。政治が安定して市場経済が行き渡れば、世界に貢献する地域になると思ったんです」と展望を力説しながら当時を振り返った。

コンゴから帰ってきたばかりというムルワカ氏はそれを聞くと、ケニアやモザンビークを例として挙げ、「鈴木代表や日本の貢献で国が安定しました」という感謝の言葉と共に、「日本は相手の弱みを握って何かをすることはしない。信頼を得てたくさんの国が安定した」と日本のアフリカへの支援を称賛していた。

本作はアフリカの子ども兵問題に焦点を当てた人間ドラマ。コンゴを舞台に、戦争に巻き込まれた1人の少女が希望を持って行動する姿が描かれる。自ら現地を訪れた経験をも持つ鈴木氏は、「映画に出たのはゴマと言う地域なんです」とその知識を披露。当時はルワンダ難民の時代で「20年から25年前くらいでしたかね。そのころは日本にプレゼンス(存在感)があったんですが、今は中国に取って代わられています」と残念そうな表情を見せる。

トーク中その鈴木氏の口からは辻元清美議員や鳩山邦夫議員、鳩山由紀夫元首相の名前が飛び出す場面も。「政治の究極の目的は世界平和だと思っています。協力や援助はできる範囲でやれば良い」と持論を展開した鈴木氏が、「今の政治家は心がなくなっていてだめですね」と彼らを一蹴すると観客から笑いが起こった。

最後に鈴木氏は、映画を踏まえ「現実にこういう場所があることをわかってほしい」とコメント。さらに「日本は不景気だといっているが、まだまだ力がある。日本の支援が大きな力になります」と現地への支援を呼び掛けると、ムルワカ氏も「他人事ではなく、自分のこととして、少しでも行動してほしい」と提案していた。(取材・文:県田勢)

映画『魔女と呼ばれた少女』は、シネマート新宿で公開中

2006年日本公開の映画「ナイロビの蜂」のPRでもコンビで活動されていました。

外務省幹部は28日、北方領土の国後島で地熱発電所建設を行う米国系企業のサハリン・マシナリー社に対し、「ロシアの管轄権を前提にした形で第三国が経済活動に従事するのはわが国の立場と相いれない」と抗議したことを明らかにした。同社は事業を継続する意向を伝えたという。幹部は「米政府とも意思疎通を行っている」と述べた。

2013-03-27 (Wednesday)

菅直人 日本史の教科書に名を残す / 鳩山由紀夫 香港メディアに「尖閣領土問題を認めるべき」と語る

文部科学省は26日、主に高校2年生が14年春から使う教科書の検定結果を公表した。農・工業など専門教科以外の共通教科では132点が合格。10年ぶりに全面改定した学習指導要領を反映し、ページ数は現行(昨春供給)と比べ平均15%増と厚くなり、特に国語と数学は3割増えた。東日本大震災を取り上げた教科書の割合は48%(63点)と、11年度検定(主に高校1年生対象)の24%から倍増した。

(中略)

社会科(地理歴史、公民)の教科書は25点中、地図1点を除く24点が震災と原発事故を記述。「原発推進派」と「脱原発派」の意見を併記してそれぞれの長所と短所を考えさせる政治・経済の教科書や、菅直人元首相について「震災処理の不手際もあって(内閣)総辞職に追い込まれた」とするなど政権評価に踏み込んだ日本史の教科書も。英語でも、放送で避難を呼び掛け続けて亡くなった宮城県南三陸町職員の話などを取り上げ、現代文では原発事故を扱った文学作品も登場した。

(後略)

中国で習近平国家主席、李克強総理の新指導部が発足した。今後、中国と日本との関係はどこに向かっていくだろうか。香港誌「亜州週刊」がこのほど、「中日両国の新指導部が両国関係の改善を促進するかどうか」「中日両国はどのようにして日増しに深刻化する危機を解消していくのか」といった問題について、日本の元首相、鳩山由紀夫氏に話を聞いた。中新網が伝えた。

(中略)

――釣魚島(日本語名称:尖閣諸島)問題が中日関係に影響している。両国とも強硬な態度だ。こうした中、誰が両国関係修復の上で積極的な役割を発揮できるか。

鳩山:今年1月、両国関係が緊迫する中で私は北京と南京を訪ね、両国の緊張緩和に努めた。尖閣諸島問題については両国民が歴史への理解を深めることを通じて結論を出すべきだ。日本では多くの国民がポツダム宣言、カイロ宣言についてあまり知らないが、日本政府は必ず宣言の内容を順守しなければならない。領土問題は存在しないと主張すれば、両国関係の困難さが増すだけだ。

私は、日本が領土問題の存在を認め、その上で改めて解決方法を検討するべきだと考えている。領土問題は存在しないと主張し続ければ両国の対立は激化し、両国にとって無益だ。日本ではこうした考えに反対する人もいるが、私は自分の考えを変えない。

2013-03-25 (Monday)

2002年3月25日公開「季節の外でPro」ムネオハウス特集第5回(ゲスト: Shibu) インタビュー全文

11年前のこのインタビュー音源の文字起こしになります。

前書き
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  • 可読性を高めるため、句読点の付加、重複表現の省略、体言止めの修正等の変更が加えてあります。
  • 脚注は2013年3月時点の情報に基いています。
  • インタビューを受けた方のプライバシーに配慮し、音源の直接公開は当ページでは行いません。

モーリー・ロバートソン (以下、モーリー):

どうせならガラの悪い新宿で人に話を聞きたいな。「季節の外でPro」、今日はムネオハウスの傍観的な立場にいる、ご自身も表現者でいらっしゃるShibuさん、そしてお友達の先輩、そしてShibuさんの妻を交えてお話しをしたいと思います。

Shibu:

宜しくお願いします。

モーリー:

あの、ムネオハウスに接したのはいつが最初でしたか?

Shibu:

あのスレッドが建ってすぐ位ですかね。たまたま別のニュース系のサイトで知って。

モーリー:

1週間くらい前?

Shibu:

1、2週間前ですかね。

モーリー:

それでその後曲は何十曲ぐらいになってます?

Shibu:

今・・・ 僕が知ってる限りだともう60曲近いんじゃないですかね。

モーリー:

かなりの速さで増殖中ですよね。

Shibu:

ええ。やっぱり見ている人間が多い分、そうだと思うんですよね。

モーリー:

今色んな曲聴いてるんですけど、今まで結構繰り返し聴いたのっていうのはどれですか?

Shibu:

繰り返し聴いたのは・・・ やっぱり1番笑ったもので「MURU-CORE」っていう奴で(笑)

--

モーリー:

完成度みたいなものと時事性が絶えずバランスになる、って言うことをShikarabaっていう作曲の人が言ってたんですけど。今のところShibuさんが期待しているのは完成度、音の良さの部分ね、それと時事性、今起こってる事をそのままフォローしてくれるってことの二つがあったときにどっちが大事ですかね?

Shibu:

僕としてはやっぱりネタ重視なんで、逆に曲の完成度の方が僕としては興味ありますね。

モーリー:

それで、曲の完成度に興味がある人として聴いたときにムネオハウスはやっぱり魅力を持ちますか?

Shibu:

そうですね、あのままイベントでかけてもそのままみんな踊り続けてくれるんじゃないかと。それを知らない人達の普通のイベントでかけても、全然違和感無くいけるんじゃないかと。

モーリー:

良い曲が多いってことですね。で、曲の完成度についてもう少し聞きたいんですけど。お互いに誰が作曲家っていうのを把握している人っていうのは何人かしかいないですよね?

Shibu:

極一部じゃないですかね、今回。

モーリー:

するとね。完成度の高い、比較的偏差値が高いとでも言う曲、結構あるよね。そうすると、プロが作ったとしか思えないようなの結構あるんですよ。

Shibu:

あぁ。

モーリー:

それで一部の人は、多分あんまりそこは知らない人だと思うんだけど、「良くてもセミプロ、アマチュア中心なんだから問題は無い」と。問題が無い・・・ 時事性のネタですよね、パクリの部分と、著作権上、名誉の問題が無いとい事の根拠として「どうせアマチュアが大学生レベル作ってんだからいいじゃん。こんなのどうして真剣にするの」なんて言ってるんですよね。

実はどう聴いてもプロが作ってるんですよね。

Shibu:

(笑) それは凄く思います。書き込みなんかを見てても、本当に学生やらそういうのが多いような・・・

モーリー:

子供さんやら

Shibu:

(笑) もうその通りなんですけど。実際作って頂いたものを聴くと「いやそうじゃないだろう(笑)」という気がしてならないです。

--

モーリー:

オートバイが通っています。今朝、3月24日の朝のテレ朝のワイドショーで、僕は見てないんですけど、辻本議員が出て実際に不透明なお金の流れがあったと認めちゃったみたいなんですよ。それに連れて、明日国会、月曜日っていうことで、多分大騒ぎになると思うんですね。これはある意味で鈴木宗男議員へのフォーカスをそっちに寄せていって、議員辞職勧告の問題を棚上げするという作戦も当然与党としては入ってくると思うんですけども。

それに先駆けてですね、今夜日曜日の夜に、J-WAVEで一部かかるんです(笑)

Shibu:

見ました(笑)

モーリー:

そういう今の状況はどう思いますか? 今色んな要素が出ているんですけど、これってどこへ流れていくと思います?

Shibu:

多分、今ムネオハウスで盛り上がってる人達は、明日記者会見をするとなったらパソコンやらテレビの前でいつ放送が始まってもOKなように、多分ネタとして備えている以外にはそんなには政治力は強くないと思うんです。

モーリー:

あの、何人かリーダーシップを採ってる人がいますよね。私見てて、卓球さんに依頼するっていう話が出た段階で[1]、「ほらね、僕が危機管理って言ったでしょ」って部分が出てきたんですけどね。

これ自分の意見を言いますけど、主催者が自分の連絡先付きで、そういう有名なメディア側の人に「これを何とかお願いします」と出した段階で責任者がはっきりするんですね。ということは標的がはっきりするから、これを快く思わない法人あるいは党がですね、その人を狙えばそれで済むって事になるじゃないですか(笑)

つまり顔を出すことで自分をとっても弱くしちゃうのね。顔が出ていない名無しさんであるからこそ強みを持っているムーブメントが、「有名な人に作ってもらおう」「どこかでちゃんと出版しよう」「誰かに出してもらおう」みたいにそっちへ依存心が出てきた途端に、自らのパワーを貶めることになるのよね。凄い矛盾を感じて。

*1 ・・・ 発端はumai bow氏の書き込み。本人は半分本気半分ネタつもりだったようだが、ベタに受け止められたためスレッドは荒れた。参考: 石野卓球に曲を作ってもらおう

Shibu:

それも思いますよね。僕も実際、そこで仲間内で楽しんでれば良いのに何故そこで・・・

モーリー:

どうして形を求めるんですか?

Shibu:

なんででしょうね? だからどうしてああいう風にメールが行ったのかよく分かんないんですけど。まぁこれは見守っとこうかな、と。

モーリー:

多分、「自分たちは匿名である」と。それが、なんていうのかな、すごい微妙だと思うのね。匿名の人達が匿名のパワーで盛り上がって、それが現実のイベントへと流れ込んで、しかもマスコミから既に取材が入ってるという状態で、やっぱり凄いことだとは思うんだけども。

あと半歩間違えたら舞い上がっちゃうんだよね。で、芸能人化しちゃうんだよね。

Shibu:

そうだと思います。

モーリー:

ワイドショーなんかが追いかけるときでも、容疑者であれ疑惑の方であれ、ポジティブであってもネガティブであってもその人がタレント化してくっていう面、無いですか?

Shibu:

タレント?

モーリー:

タレントとなっていく面。

Shibu:

あぁ、あると思います。

モーリー:

メディアとの関係性の中で。

Shibu:

うんうん。結局メディアの煽りみたいなのがあって、それに伴って普通の芸能人もいつの間にかお笑いやバラエティに出ているような。そういう風な。

モーリー:

そういったメディアの手法というかメディアの権力のあり方はね。青いペンキがあって黄色いペンキがあって白いペンキがあって、それをシンナーに入れて混ぜると全部グレーになるじゃないですか。メディアってそういうところを持ってるんだよね。

Shibu:

あぁ。

モーリー:

タレントなのか議員なのかこの際関係無くって、とりあえず瞬間視聴率へと還元されていくって言うんでしょうかね。

Shibu:

そうですねぇ、うーん・・・ 瞬間視聴率が爆発的に高かったからここまで広がったんだと思いますね、このムネオハウスは。

--

モーリー:

Shibuさんがムネオハウスを聴いて、一番満たされる部分って一体何でしょう?

Shibu:

えっと・・・ 本当に笑いなんですよね。出だしから「ハッハッハ」と笑わしてくれる部分が一番で。でもそのまま普通に流してると曲としても聴けて両方とも満足できるんですよ。普通のアーティストのCD買っても曲としては良いと思うんですけど、笑いはそこまではこみ上げてきませんからね。

その両方を兼ね備えている部分がすごく僕は好きです。

モーリー:

そのインパクトが直接的であるという部分以外にですね、これ非常に現在進行形の「媒体」ですよね、ムネオハウス。

Shibu:

(笑)

モーリー:

「媒体」だと思うけど。

Shibu:

そう捉えるのもありかと思います(笑)

モーリー:

曲がどんどん増えていく事に対する期待も強いですか?

Shibu:

そうですね。でも流石に最近はもう新曲のアップの率もだいぶ下がってきて、職人さんと言われている人達も少しは落ち着いて見守ってる立場になってるのかなと思って。

モーリー:

そういう落ち着いた頃に誰か勘違いして「石野卓球に持ってこう」とか言い出したんだ。

Shibu:

そうなんですよ! そこちょっと間違ってる。

モーリー:

だからひるんじゃダメ。職人は手を緩めずにもっと危ないものをもっとパンクに出せ、と。そういう事になってくるのかな。

Shibu:

そうすればもう少しピークも長続きして、なんとかイベントぐらいまで持つんじゃないかと思うんですよね。

モーリー:

(笑) ちょっとはしたない言い方をすると、ティーンエージャーが成熟した女性を喜ばせてやるんだと言ってのしかかった。1回終わっちゃった。で自信が無くなった。そんな感じしません?(笑)

Shibu:

(笑) うーん、どうでしょうね・・・ でも1回終わった感はありますね。軽く今タバコに火を付けようかなっていう部分ですかね。「さて、どうしようか」と。

モーリー:

中年の強みはね、その時に上手く引っ張り方を・・・ 商売で言う落とし所ですよね。

Shibu:

それはテクニカルな部分ですよね。

モーリー:

まぁテクニックかもしれない。

あとはね、精神構造だと思うのね。マスコミに向かい合うときの危機管理。僕としては独特の言い回しのつもりで言ってるんですけど。要するに、マスコミに関わるとみんなが当事者になってってフワーッと舞い上がっちゃう。で、自分が匿名の仮面であれ、ハンドルネームがテレビで紹介されたりした場合ね、そうすると自分にステータスが身について芸能のオーラを身に纏っちゃうんですよ。そのときに蝕まれちゃうの。何やってたか分かんなくなるんですよ。「自分が有名なんだ」って事が先になっちゃう(笑)

それで今度は有名さにしがみつこうとしてウケそうなネタを狙い始めて、それでアウトなのね。失速して終わっちゃう。いかにして我慢比べができるかなのね。

Shibu:

それは僕もそう思います、非常に。

モーリー:

今、1回その、ラクダのコブがシュルンと、小休止している状態。もしかしたらこれは職人達がより完成度の高い気合いの入った曲を作っているのかもしれないけれども。これから4月5日のイベントまでに、あと10日くらいですかね、その間ジワジワと本格的に盛り上げていくとしたらですね、どういうやり方というか要素が必要になってくるでしょう。

Shibu:

僕は、ずっとこう見守ってきてる立場としては、ムネオさんが最近テレビにも出てこなくなってネタも枯渇気味なんで、次の辻本さんと他のネタを合わせて、曲を作っていくだけじゃなくて別の新しいもので表現くれればなんとか10日くらいは持つんじゃないかなと思いますね。

--

モーリー:

言ってみればムネオハウスのスレッド、掲示板の書き込みの連続なんですけど・・・ 何ていうのかな、書けば必ず参加できるわけですよね。

例えば、テレビの番組のように予めオーディエンスなんだけどバイトだったりした人達が笑ったり拍手したりするっていうのと全然違いますよね。障子一枚の向こうに本人が、作曲者であれ僕であれ、いるわけなんですよね。で、ストリーミング番組を聞いて反応したら、次の日は自分も出ている。

非常に近いんですよ。

Shibu:

近いですねぇ。だからある意味これは初めての書き込みみたいな感じなんでしょうかね、モーリーさんに対する。

モーリー:

書き込みとして関わって。声で書き込んでる感じ?

Shibu:

そうですね。そうしたらレスポンスが返ってきて。「あ、こんな風に返事が返ってくるんだ」と。これから、実を言うと本当はもっと書き込みまくるかもしれません。

モーリー:

Shibuさんの声を聞いて、なんていうかな、比較的今までスレッドでは匿名に近い感じだったんですか? あんまり書き込んでらっしゃらなかったんですか?

Shibu:

ほとんど書き込んでに無いですね。ゼロに近いです。

モーリー:

じゃあROMをしていたShibuさんが、例えばこのストリームでみんな聴いてるわけだな。時間差で、オンデマンドでね。24時間聞ける状態になっているから。

そうすると今度はShibuさんがサブジェクトになってる。それをまた別のROMの人が「あの人は手を挙げてああやってもう出てる」と。どうなるんでしょう?

Shibu:

どうなんでしょうねぇ。でも他にこの後に手を挙げてくる人がいるかと思ったら・・・ たまたま今までインタビュー受けていた方はオーガナイザーさん達やクリエイターさん達なんで、だからそろそろ・・・

ちょっとイヤらしい話ですけど「見てる人達の話も入れたら面白いんじゃないかな」って自分的に勝手に演出してるんですよ(笑) こういうのを入れた方が次に繋ぎやすいんじゃないかなぁと。

モーリー:

じゃ、インタビューを受けることで、却って能動的な、何か見えない布石を置いてるのね。

Shibu:

そうですね。イベントでも盛り上げ過ぎても、ずっとアゲ過ぎてもみんな疲れちゃうんで。手を上げ続けても疲れちゃうんで。

モーリー:

そうですね。

Shibu:

手をこう降ろさしてあげる、休ませてあげる部分も必要だと思うんですね。僕がその部分になれたら。あっ、カッコイイ俺(笑)

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備考

記事起稿日: 2013年3月31日

音源を提供して頂いた皆様に深く感謝致します。

2013-03-24 (Sunday)

日刊ゲンダイ「鈴木宗男もやっぱり「親バカ」」

愛娘を議員にしたい一心で変節?

新党大地の鈴木宗男代表の「親バカぶり」が政界で話題になっている。

コトの発端は今月13日、陸山会事件で控訴が棄却された一件だ。有罪となった新党大地の石川知裕衆院議員は、判決を不服として即日上告したが、判決後の石川の会見に同席した宗男が意外なことを言い出した。

「石川さんの次の選挙を考えたら、無駄な時間を過ごせない」

「ただ闘うだけでなく、将来のために、身を引くことも考えるべきだ」

その上で、「予算案を通すまでは職責を果たしてもらい、その後は、将来を考えてベターではなくベストの判断をしたい」と、予算審議後の上告取り下げを示唆したのだ。

「事前の打ち合わせもなく、会見の席上でいきなりそんな話をされて、石川議員も面食らった様子でした。そもそも、鈴木代表は、断固として闘うべきだと石川議員に言ってきた。無実ならば、最後まで訴え続けなければ政治家としての将来もなくなるという考えです。だから、鈴木代表も自分の裁判では最高裁まで闘ったし、上告が棄却されれば異議申し立てをするほどの執念を見せた。それが突然、石川議員に議員辞職を勧めるのだから、“やっぱり娘を議員にしたいのか”と感じてしまいました」(新党大地関係者)

石川が失職すれば、比例の繰り上げ当選で愛娘の貴子氏が議員になる。公民権停止中の宗男にとっては、娘を通じて国政に深く関与できるという思惑もあるのだろう。

一貫して無罪を訴えている石川が簡単に引き下がるとは思えないが、「外堀を埋められている」と、北海道の地元紙記者がこう言う。

「宗男さんに近いルートから、石川議員が辞職を決意したというような情報が盛んにリークされています。予算成立後の議員辞職が既成事実化されつつある。最終的には石川議員の判断ですが、最近は、すっかり闘う気力を失っているように見えます」

執念の政治家も、娘かわいさに冷静な判断力を失ってしまったか。

2013-03-23 (Saturday)

2002年3月22日公開「季節の外でPro」ムネオハウス特集第4回(ゲスト: 宮大工) インタビュー全文

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前書き
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モーリー・ロバートソン (以下、モーリー):

雨の中桜満開になってしまった東京(笑) 恵比寿ガーデンプレイス、洒落たところ。上から見るとモバイルがぶら下がっていていつ落ちるのか、そして目の前には紫陽花っぽい鉢植えが、S字結腸のような形で並んでいて、あっちには多分人口の泉が、噴水がフワーっとこの一日中ガウスノイズの中で皆さん憩っておられます。目の前に見えるのは巨大な恵比寿ガーデンプレイス。この中には世界のお金を動かしている屈指の、かつてのワールドトレードセンターにも本社を置いていたような証券会社がズラリと並んでいる。

そんな非常にリッチな、周り中が緑と高層ビルに囲まれた恵比寿ガーデンプレイスで、宮大工さんのお昼時間にお邪魔いたしました。宜しくお願いします。

宮大工

宜しくお願いします。

モーリー:

あの、ムネオハウス、今朝方にかけて辻本さんのサンプルなんかが入ったものが3つぐらい追加されていましたね。

宮大工

ハイ、そうですね。

モーリー:

結構早く。

宮大工

そうですね。結構早く出てたみたいなんで。みんなそういう時事ネタは取り入れて、更なる広がりというか。聴いてるユーザーとしては凄い楽しみな感じで広がってると思うんですけど。

モーリー:

あの、ミュージシャンや・・・ なんて言うんでしょう作ってる人や聴いてる人というのは、これによって、日々の最前線のニュース速報をかなり見るようになってると思います?

宮大工

ま、そうだとは思うんですけど。でも多分クリエイティングしている人間ってのは、多分昔からそういうめざといニュースを見つけてくるタイプの人間なんじゃないかなと僕は思ってるんですけど。ただ、それを聴いた人間は多分それで興味を持って番組を見てると思うんですよね。

モーリー:

私実はね、今回のその鈴木宗男議員に関する国会での騒ぎ、だんだんバラエティ化していった辻本さんとのやり取りっていうのは、全く見も聞きもしていなかったんですよ。ずっとなんか他のところにばっかり目が行ってて。それでムネオハウスが出てきて、サンプルとして確認したときに「あぁ、これがムネオさんって人なのか」っていうか。逆に僕は作品で教えられたんですよ。

宮大工

僕の場合は政治に興味があったわけじゃないですけど、わりとテレビをつけっぱなしにするのが好きで。ちょっと2年くらい前から、例の2ちゃんねるの中では、割りと鈴木宗男っていう人は強い個性で人気があったというか、変な意味で注目されてたんですよ。

モーリー:

もう2年も前から?

宮大工

2年位前から。

モーリー:

もうその時は例えばどっかの週刊誌によるスッパ抜きかなんか、既に始まっていたんですか?

宮大工

いや、それは全然無かったんですよ。でも今出てきている情報はほとんど2年前の時点で匿名の方が全部、例えば「鈴木宗男が官僚を殴った」だとかっていう話は全部出てたんですよ。

モーリー:

逆にそしたら今回雑誌が鈴木宗男さんに一番最初に飛びついたときっていうのはね、いわゆるガセネタ覚悟で2ちゃんねるなんかをザーっと探していた記者もいるんでしょうかね?

宮大工

多分そういう方もいらっしゃるとは思うんですけど、多分そこで出てくる情報、今出てきてる情報っていうのは昔から御存知だったと思うんですよ。それが何かのきっかけで次々表に出できたっていうだけだとは思うんですけど。

モーリー:

えっと・・・(むせる) 失礼しました。昨日の時点でインタビューをした作曲者のシカラバさんの言によれば、とにかく今は速報性というか即時性、瞬発力で作曲していて、状態が時局が動いていけば曲もそれに連れて同期して動いていくんじゃないかというような事を言っていましたけど。

宮大工

多分そうだと思うんですよね。時局に連れて曲というのもドンドンドンドン動いていく。それを後から聴いたときに「あぁこういう事もあったんだな」っていう事は分かる、ちょっとアルバム的なもの、写真のアルバム的なものができると面白いなとは思うんですよ。

モーリー:

なんかムネオハウス年鑑みたいな

宮大工

そうですね(笑) ムネオハウスヒストリーみたいなものがそこに出来上がると思うんですよね。

-「K Collage」-

モーリー:

今回のムネオハウスという現象というか既にムーブメントとなりつつあるんですけれども。これは2ちゃんねるという巨大掲示板の中でのやり取りが絶えず曲に対する反応をかなりリアルタイムで返していて、作曲者も2ちゃんねるに造詣のある作曲者ばかりなので、その掛け合いの中で成り立っていますよね。

宮大工

はい。

モーリー:

それでオーディエンス・フィードバックが次の曲をある程度決定するとすら言えると思うんです。非常に即興性が高い。その中で幾つかのスレッドの一つを今朝方チェックしておりましたところ、誰かが妹の小学3年生にムネオハウスの曲を聴かせたら笑っていて、反応が良かった。つまり子供が反応してるって事なんですよ。これどう思います? 子供が反応するっていうのは。

宮大工

子供が反応するっていうことは、間口がものすごく広くて分かりやすいっていう事だと思うんですよ。ちょっとでも鈴木宗男の顔と声を聴いたことのある人間は、もうそれだけでネタを瞬時に理解できるっていうか、「あぁこれは面白い」と。それは音楽がテクノだろうとなんだろうと、多分それは面白いものとして感じ取ってもらえると思うんですよ。僕は作ってるわけじゃないんですけど(笑)

モーリー:

逆にね、僕は最近何度も何度も投機と失敗の波を繰り返してきたITですよね。今やソフトバンクすら危ないと言われていますが。これITの分野に商売として繋ごうとする人が早速出てくるような気がするんです。つまり子供にウケるってことは、需要がそこに見込めるっていう事じゃないですか。何が何でも面白いっていうことで。もしこれを誰か例えば代理店筋の人がIT商売として成り立たせようとすれば、一体どういう風にして品物になるんでしょう。

宮大工

多分品物になるとすれば、作った人に全部許可を取ってCDとして出すとかそういうところだと思うんですよ。例えば石立鉄男さんの声をリミックスしたアルバム[1]っていうのをたまたま昨日何かの雑誌で読んだんですけど、多分そういうのもあるんで、版権が取れればもちろん出来るんでしょうけど。

でも作ってる人間自体はそこになった時点で興味を失っちゃうと思うんですよね。それが商売だとか商売じゃないとかそういうレベルでやってるからこそ、みんなモチベーションを維持できると思うんですよ。

*1 ・・・ 石立鉄男の声をフィーチャーした音楽で考えられるのは、93年に発売された猛毒の2ndアルバム『湘南〜おまえはどこのワカメじゃ!?』か、2002年1月発売カエルカフェのサンプリングボイス集『ISHIDATE TETSUO VOICE』のどちらかだが、時期的におそらく後者。

モーリー:

あの・・・ 良く分かります。と同時にね、これを毒抜きしてね、まぁフグの毒抜きをしたような形で、パッケージにした形でとりあえず有名人の声を全部ラップで、藤原紀香から何から全部やろうぜ、今度はアニメキャラとか。アニメ声優の人ってちょっと飽和してるじゃない?そういう専門学校出てきて。アニメーション学院みたいな(笑) コミケもなんとなく終わってるし(笑)

そうするとその名残りの人達が、例えばときめき(メモリアル)の声でラップをするとかそういう企画物が非常に乱立しやすい状況だなっていう気はしました。

宮大工

まぁでも、今回のムネオハウス・ムーブメントと呼ばれる、僕らが読んでいるものは、彼のキャラクターと声とかそういうものが一致して土台となって出来てると思うんですよ。そこに藤原紀香とかアニメの声優だとかでやっても、そこに何もエスプリの効いたブラックなジョークは何も無いと思うんですよ。

別にムネオを支持するわけでも同情するわけでも批判するわけでも何でもなくて、鈴木宗男というもので遊んでしまおう、と。でもそれが物凄い反面、ダークなヤバイものだとわかっているからこそ、面白いと思うんですよ。ギリギリの線で遊んでるからこそ、みんながどんどん乗っていくっていうところはあると思うんですね。

それが、じゃあ「この声を使って良いですよ」って言う風に初めからやったら、多分きっと「ふ〜ん」っていうだけで終わっちゃうと思うんですよね。あの中では。

モーリー:

良い子のムネオハウス(笑)

宮大工

ええ。

-「muneo again」-

モーリー:

現在、鈴木宗男議員と辻本議員がフォーカスの中心付近にいらっしゃいますよね。これ、いつまでも続くという期待はそんなに出来ないと思いますけど、このムネオハウスというのは例えば、ムネオ議員に対する注目がマスコミや世間で薄れると同時に一緒に衰退するとおもいますか?

宮大工

多分衰退していくっていうよりは、あのお祭りというものに参加している人間は、じゃあイベントが終わったところでドンと花火が上がって「じゃあ終わりです」っていう区切りがあると思うんですよ。

モーリー:

それを期待してやってるわけ?

宮大工

多分そうだと思うんですよ。で、みんな何を期待して参加しているかっていえば、少なくとも僕自身は、それをやって「無名だけども俺はこれをやったんだぜ」っていう自己満足的な、「名を残してやろうぜ」的なものだと思うんですよ。結局ダラダラ続けたって、「あぁ〜なんか終わってるのにまだやってる」っていう風に見られるのはすごくイヤーンな感じがするんですよね。

モーリー:

これはね、言ってみれば、昔で言うとフランスのその絵とか文学の人達が・・・ アバンギャルドですよね、前衛というのは。前衛ってそれこそマルクス主義から出てきた言葉なんですけど、そういういろんな思想性をある種の純粋さ、そしてまさに仰ったエスプリや、少しダークなウィットですよね。そういうものでこしらえているものをかなり遅れて世の中がそれにキャッチアップしたり、さっき出てきた、想定した藤原紀香のような商品化する動きが後から遅れて来るんですよね。

ですけど今、かなり激しく曲もどんどん作られている。そしてレスポンスの状態も、1000個で一杯になる掲示板のスレッドがすぐにどんどんチェンジしていく。沸騰してる状態ですね。

これを例えば同じ電波であっても、アナログ空中波に依存している、あるいは空からのBS波に依存しているテレビやラジオの媒体がね、追っかけたとしてもやっぱり一拍ずれるんじゃないかな、あるいは一小節ずれるんじゃないかなと思うんですよ。

宮大工

それはもう絶対あると思うんですよ。インターネットが出てきた時からリアルタイム性だとか、ユーザーと直でコミュニケーションできるとか、そういう事を言われ続けてきた最大のメリットっていうものはそこにあるんで。例えば、それを既存のメディアの方々が拾ったとしても、やっぱりそれをメディアに対するユーザーに投げる→レスポンスがある→そのレスポンスに対して何かを返す、っていうスパンが圧倒的に長いと思うんですよ。

で、その頃になってしまうと、最初に突っ走ってた人間は「もうつまらん!」となっちゃうと思うんですよ。「次のネタを探そうぜ」っていう感じだと思うんですよね。

モーリー:

電波メディアの特性として、一回くっついてトリモチとなるまで凄い時間が掛かりますよね。例えば瞬間的に何人かが面白いからって言うんで、感覚を、エスプリを理解した人がグワッっと集まるっていう事はテレビはあり得ませんから。数字が最低でも2-3%いかないとニュースは成り立たないし。ていうことは、一応理解して位置付けをして論説委員を言う事を決めた後でないとゲーム開始にならない。

ところが、電波の特性として一回お祭りを開始すると、結構執着してなかなか・・・

宮大工

離れないですね。

モーリー:

離してくれませんよね。そこら辺が瞬間湯沸し器とはかなり違うわけですよ。

で逆に、今のニュース速報を今日の日付で見ていますとね、野党が一致して自民党を攻撃していたのが鈴木議員だったんですけど、辻本議員の疑惑が出てそれを刑事告発を自民党が反撃する、となった途端に野党側が一丸とならなくって。

例えば共産党は社民党を批判し始めてますよね。

宮大工

ええ。

モーリー:

で、言ってみればこれ政治的な駆け引きの点で言うと、この隙に野党は「第一党の良い子ちゃんになろう」としている。とにかく流動的なんですよ。

何を言いたいかというと、こういう風に、ムネオハウスがね、製作した方の、本人達の意図とは離れて、そういった野党同士、あるいは野党対与党の素材として一回電波に乗ったときに利用できる、キャッチフレーズ化できるような素材として結構潜伏してるんじゃないかなと思うんですけど。

宮大工

多分それはあるでしょうね。ムネオハウスっていう大変面白い素材があって、それを何かしらに使おうとする国会議員の中でもかなり尖った人達が使ったら、それはそれで面白いとは思うんですよ。

モーリー:

例えばね、次の選挙のときにね、みんな非常にウルサイじゃないですか、けたたましく。同じdB量でやるんだったらウーファー付けてDJが廻してるわけ。廻しながらそれに合わせて若手議員が「おー私はー!」とかいってやっちゃって、そこにダンサーが付いてるとか。そういう今考えたらバカとしか思えないけど、でもムネオハウス流行ると政治の駒として切れるわけですよね?

宮大工

それは多分あると思うんですよ。これは大まかにしか言えないんですけど、僕は昔ちょっと携わった議員さんがいて、その中の企画として「選挙カーに乗ってラップで議員の名前をひたすら連呼する選挙運動をしよう」とかっていうのもあったんですよ。ただ多分それは受け入れられない土壌があるとは思うので、それは無理だと思うんですよ。

例えばDJの人が乗ってガーガーじゃあリミックスしたものを流しても、理解してもらえないと思うんですよね。選挙に行く人って僕らみたいな若い人からおじいちゃんおばあちゃんまでいるわけじゃないですか。で、おじいちゃんおばあちゃんが理解するにはある程度厳しいものがあると思うんですよ。DJがリミックスっていうのは。

モーリー:

ただ投票率っていうのは電車の中吊りを見てると、50代から70代が結構高いですよね、投票率は。

宮大工

ええ。

モーリー:

ですからこの人達は放っておいても政治参加してくれる部分があるじゃないですか。それはとりあえず各党における固定票って考えて良いと思うのね。

で、問題で政局を流動化させる、つまり誰かどっかの政党なりどっかのメディアを利する現象として、これを利用しようと思ったときに、若い人たちの政治への興味、バラエティ的なきっかけで良いんですけど「とにかくこれは投票率を上げるポテンシャルがある」と誰かが見た場合、なんか変わってくるような気がするんですよ。

宮大工

そしたら多分やるでしょうね。そうしたらもっと大掛かりな力になると思うんです

モーリー:

代理店も入ってくるし。

宮大工

代理店も入ってきて、テレビの中で載せて、DJ呼んで、今こういう・・・

モーリー:

ムネオパレード?(笑)

宮大工

(笑) 浦安の埋立地みたいなところで、電飾の山車に乗ってみんな街を練り歩くみたいなそういう物凄いバカバカしい。

モーリー:

上半身ハダカになっちゃって気持ち良いみたいな。

宮大工

そういうのやったら、僕はそれはある種の物凄いブレイクスルーだとは思うんですけど。

モーリー:

でそんなブレイクスルーをね、与野党がテレビで流行ったからという理由で、与野党が若者の得票を浮動票を関心を買おうとしてそういう賭けに出た場合、例えばそこでゲイの政党が興って、そこを勝っちゃうっていうのあるわけ。

つまり若い人だったらゲイの人の視点に結構なびくじゃないですか、政治としては。

宮大工

でもそれってものすごく一発的なものだと思うんですよ。例えば振り返ってみれば、青島幸男が都知事に当選してその後支持率があったかっていうとNOですよね、結果的に見て。

で、その後に反動として、僕は好きですけど、実務的な石原さんが受かって、それをガシガシやるから都民が支持してるっていうのがあると思うんですよ。

じゃあ物凄いパレードが起こったとして、それは一発的なものだと思うんですよ。

モーリー:

ハッハッハ(笑)

宮大工

で、僕は若いですけど、自分と同じ世代とかもうちょっと若い世代、更に上の世代っていうのは、そんなにアホでは無いと思うんですよね実際。更に団塊の世代とかそのちょい下ぐらいは、実際世間の厳しさ、不況の厳しさを肌身で感じてると思うんですけど、若い人は若い人なりに勿論自分が就職できないとか給料上がらないとかってところで感じてると思うので。

それがダイレクトに跳ね返って来ない限り、当然一回目の当選の手段としてとかはあると思うんですけど、その次は続かないんじゃないかなと思うんですよ。

--

モーリー:

まさにその利益や不利益を肌身で感じる・感じないっていうのは、政治参加のモチベーションとして大きく左右しますよね。それで、なんていうのかな、もう一つの見えない浮動票の要因としてね、20代-30代の人というのは、特にITに携わってる人なんかはね、結構こき使われてると思うのね。例えばウェブデザインのソフトウェアや、Illustrator、PhotooShop、Flash、Dreamweaver、全部使えるのに「この程度の金かっ!」ていうの、あるじゃない?

ところがそれが直接政治や政党と結びつかないということで、それが例えばネットの遊びや追いかけに始まった部分で、自分の利益不利益や鬱憤や希望と、ラップかなんか知らないけどハウスを通じてどこか直結した実体感があった場合、彼らの投票するしないに関わらず、政治的な意識というか何か覚醒するものはあるでしょうか。

宮大工

いやそれは、興味を持つとは思うんですよ。例えば小泉さんが内閣になって、今までよりも違うメディアっていうかテレビの中でも違う時間帯、若者向けとか主婦の方向けだとかっていうものに関して、広まった、オンエアされて窓口が広がったように、テレビを見ないインターネットだけでも良いよっていう人の中にも広がってくるとは思うんですよ。だから間口が広がるっていう意味では、僕はそれは凄い素敵な事だと思うんですね。

モーリー:

例えば、民主党のようなところからね、「これはチャンスだ」と。民主党の場合損になっても良いからちょっと投機してみるっていうこと時々やりますから。

例えばシミュレーションでこういうのが好きな人達を特定のターゲットとして、世論を瞬発的な投票で、バーチャル投票にしよう、そして世論を自分たちのモノとして計るというような事を始めた場合、今仰ってたテレビも見ないでインターネットだけは見るっていう人達に対する訴求力を増すでしょうか? そういう政党の方針が出たとしたら。

モーリー:

訴求力を増すかどうか、やってみないと分からないと思うんですけど、そういう大っきなパイの中で、テレビも見ないで政治にも関心を持たないでインターネットだけしてる人間に対して何かしらの博打を打つってのは、物凄い費用対効果の面では悪いんじゃないかなと思うんですよ。僕個人の意見としてですよ。

モーリー:

うんうん。

宮大工

だから、やるかどうかは別として。でもやったら面白いとは思うんですよ。それは昔から言われている政治のインターネット利用だとか、そういう面ではとても面白いと思うんですね。

モーリー:

政治そのものは面白くないけど、痛烈なパロディーは大好き、と。お笑いなら小学生でも付いてくるわけですよね。ここらへんを政治的な資源として、政治側は、あるいはメディア側は考えるのでしょうか。それとも今ある投票の割り当てをなぁなぁで、一番二番っていう風に、とりあえずそれを維持していきたい。連立与党の考え方ね。「寄り合い所帯で良いからこのままみんな寝てくれていれば良い」という風なの。

どっちなんでしょうね意識としては。

宮大工

意識としてはみんな、政権を持ってる人は「寝てくれてた方が良い」と思ってると思うんですよ。じゃあ例えば、ハウスが好きでそのエスプリを理解できる人間が同じように利益団体の人と集票力があるかって言われたら、それは後ろの、利益団体の方が圧倒的に集票力はあるわけじゃないですか。そういう意味では振り向かないっていうか、腰を入れてやろうとは思わないと思うんですよ。でもそこに何かしら新しいメッセージ性を打ち出せて、自分の、党の広報をできるのであれば、それはもちろんやると思うんですよ。

モーリー:

あの、ちょっとまた政治とレイブ・ハウスシーンの結託というようなシナリオで、ちょっとくどいお訊ね方をするんですけど。ドイツのLove Paradeが観光収入としても大きいとして、ついに政府が観光としてEndorse(支援)してしまいましたよね[2]。で、それにつれてドイツのどっちかって言うと右寄り、新ナチ党にも少しシンパシーのある人達が「これは新たなドイツの民族音楽だ」っていうような発言をして、ハウスの中でもジャーマントランスは多少右傾化していったっていうか、政治と密接に結びついたという話を聞いたことがあるんですけど[3]

要するに、人が沢山集まって、それを動員していくという事は、ある意味での大衆扇動の力になると。だからイコール政治だっていうような。そういう理屈がヨーロッパでは結構あるみたいなのね。勿論それはトルコ人が一杯入ってきて、それに対する不安だとか、全然状況は違うんですけど。

全く状況が違うこの今の日本で、そういう風に、例えばムネオハウスのようなものが引き金になってね、これがそういう・・・ 分かんない・・・ みんなの今やってる意識とは全然関係と思うんだけど、右傾化をもたらすとか、玉突きのように予測出来ないビリヤードで雪崩を打つっていう事考えられますか?

*2 ・・・ 元々政治的デモ行進と申請されるため行政が開催を断ることが出来なかった側面がある。その上で1996年から2000年頃まではベルリン市側も支援していた。
*3 ・・・ 過去のAtari Teenage Riotのアレック・エンパイアのインタビューに同じ趣旨の発言が確認できるらしい。情報求む。

宮大工

いや、それは考えられないと思うんですよ。例えばムネオハウスが流行ったから、それがすぐハウスだとかテクノだとかに政治に結びついて右の方に寄っていくとはあんまり考えられないんですよ。じゃあどうなれば、例えばムネオハウスが発展して自民党ハウスっていうジャンルができれば、それはあるかも・・・

モーリー:

G-HOUSE(笑)

宮大工

G-HOUSEみたいなのが(笑) できればそれはあると思うんですけど。でも実際作ってる人間達は、いや僕が代弁しても分かんないですけど、そんな事は何も考えずにただボールをボーンと投げて「そのあとは知らん!」と。反応は、例えば「この曲は良かったです」とか「ここはあーした方が良いんじゃない」とか「こーした方が良いんじゃない」っていうものに対しては物凄い興味を示すっていうか、やってて面白いと思うんですけど。

じゃあ自分が投げた玉がどう大きくなって転がっていっても多分「それはもう自分とは関係ないよ」って思うと思うんですよ。

モーリー:

あの発信している、作ってる側の人にはね、ある意味で2つの多少矛盾した要求が突き付けれていると思うんです。一つはあくまで果てしなく限りなく無責任に笑いを最大限に取る方向で行くこと。しかし、その笑いが深くキリで刺すように深く行くためには、やはり時事性を相当に把握して今の状態にマッチした辛辣さが必要だから、逆に政治意識も作家は無意識にせよ皮膚感覚で、エスプリですよね、

宮大工

ええ。

モーリー:

エスプリはとっても強烈に求められるから、ただ無責任に作ってるだけだったら学芸会っぽいっていうか低いと思うのね。それがこれだけ盛り上がるのは、やっぱり政治意識が作曲側の中に、普通の投票者の政治意識とは違うところ? マスコミとは違うところで、自分を軸とした反骨が感じられるからこそ盛り上がってるんじゃないでしょうか。

宮大工

そこはそう思うんですよ。で、僕が一番足りないなって思うのは、笑いっていうものが凄い足りないと思うんですよ。

モーリー:

それは世間一般に。

宮大工

世間一般に対して。僕わりと結構バカバカしい事が好きなんですよ。本当に「お前そんな事やってどうすんだよ」みたいな「それやらないだろ」っていう事やっちゃうようなアホな事が好きなんですよ。

例えば、今ちょっとテレビをそんなに時間が無いんで見て無いからもしかしたらずれてるかもしれないですけど、昔、例えば10年前とか6年前とか、割りとバカバカしい番組ってあったと思うんですよ。例えばテリー(伊藤)さんが作ってたASA-YANになる前の「浅草橋ヤング洋品店」[4]だとか、最初の頃の「元気が出るテレビ」[5]とかっていうのは物凄くバカバカしい事を一杯やっていて。

そういうのが段々と切り捨てられてっていうか、世間の中で興味を失っていって、どんどん予定調和的な、楽屋落ちネタ的な笑いになっていったっていう事が。別に僕はお笑いが専門なわけでもなんでもないですけど(笑)、笑いっていうものが上品じゃなくなってる感じがするんですよ。

*4 ・・・ 名物企画は「中華料理戦争」、「江頭グランブルー」、城南電機宮地社長と大塚美容外科石井院長による「所有のロールスロイスのエンブレムに綱をくくって綱引き対決」等。参考: Wikipedia - 浅草橋ヤング洋品店
*5 ・・・ 「最初の頃の」と注釈が付くのは「ダンス甲子園」「ボクシング予備校」等の企画がヒットした以降は感動路線へシフトしたため。

モーリー:

仰ってる事は良く分かります。テレビ・電波メディア全体が、マスメディア全体なんですけど、そういう訴える生々しさ。確かに失速してますよね、ここ数年間特に。

それであるTVのプロデューサーに先週ムネオハウスが始まった後で聞いた話なんですが、今やテレビの番組というのは広告主の都合だけで動いていて、広告と広告の間の時間をいかに無難に事無く埋めるかだけが主要課題になって、要するに視聴者じゃなくて広告主のために作ってる番組をやっている。

もしそれが前提として正しければ、まぁ裏話なんですけど、お笑いは痛烈であればあるほど「ヤバさ」を帯びてきますよね。広告主を怒らせる事が最高の笑いじゃないですか。「この後に流れる広告は狂牛病に関連してます」なんて言って流したら、見てる人はギャハハだけど、(広告主は)すぐに降りちゃいますよね。全員降りますよね。でもそれが際どいわけじゃない? それを削がれるから面白くない。つまりそこに一種のスパイラルを感じるんですよ。

宮大工

そうなんですよね。そのスパイラルを多分みんな感じてると思うんですよ。「最近のテレビはつまんない」って。

モーリー:

インターネットのせいじゃないよね? インターネットのせいでテレビがつまらなくなったのでもないし、インターネットのファイル交換のせいでエイベックスのCDが売れなくなったって言ってるけどそうじゃないと思うんだよね。

宮大工

あれは絶対オカシイと思うんですよ。作リ手の側が責任を最初から放棄して、後付の理由を出してやっても、全くユーザーにとっては説得力も何もないわけで。そのCDを聴いて本当に聴きたい人だとか、車の中で聴きたい奴はわざわざパソコンで変換するよりも3000円出して買いますよ多分。よっぽど貧乏なら別ですけど。

パソコン持ってファイル交換できる奴が3000円持ってないと僕は思わないですから。

モーリー:

(笑)

宮大工

ええ。

モーリー:

じゃテレビの失速についてはどう思われますか。例えばお笑いに始まる。どうしてこんなになってるんだろう。

宮大工

やっぱりそれはテレビ業界というものが違う意味で洗礼されてきたと思うんですよ。

モーリー:

洗練されてきた。

宮大工

洗礼されてきた。

モーリー:

せん・れい

宮大工

洗礼されてきたと思うんですよ。昔はある程度手探りの状態で「ここまでは行けるだろう」「ここまでは行けるだろう」ってところから、どんどん「いやそこはダメ」「アレはダメ」「コレはダメ」っていうものがどんどん狭まっていって。結局僕の個人的な主観としてはつまらない方向にどんどん行ってると思うんですよ。

で、その反動として、ムネオハウスみたいな、もうめちゃくちゃヤバそうな、肖像権とか著作権はどうなっとるねん、っていうもので遊ぶ事に対してもの凄いムーブメントが起こる感じがするんですね。

モーリー:

非常に興味深い視点だと思うんですけど、言ってみればこれは本来テレビが深夜帯にやるべき事なんでしょうか。

宮大工

そうだと思うんですよ。昔の深夜番組って・・・

モーリー:

もっと怖かったですよね。

宮大工

もっと怖かったですよね。

モーリー:

俺も怖いのやってたよ(笑)[6]

*6 ・・・ モーリー・ロバートソン氏は1994年10月-1995年3月放映のフジテレビ土曜深夜の番組『Revolution No.8』の司会をしていた。

宮大工

(笑) たまに年に一回ぐらい凄い事やったりするところもあるんですけど。例えばその鳥肌実みたいなヤバイ人がいきなりテレビに出てきて、あんなネタをやっちゃうとか、大川興業が出てきて物凄い時事ネタをやっちゃうとか、そういう事をたまにやったりするんですけど。

でもそういうのが多分恒常化できるところがインターネットだと思うんですよ。

モーリー:

あとインターネットというのは、速度もそうなんですけど、皮膚感覚と言い切れるのかどうか分からないけど、距離近いですよね。対話の中で成り立っているから。テレビっていうのは100万人が見ていた番組であれば、100万人の視線がその瞬間空中波に一点に釘付けになって、横の対話は仕組みとして無いわけじゃないですか。

そこら辺も、テレビから、どちらかっていうとムネオハウスっていうのをね、本来のテレビが回復してるっていう見方では全然なくって、むしろ大道芸に戻ってるような気がするのね。

宮大工

そうですね。そんな感じはしてるんですよ。だから僕が思うのは、テレビ自体もつまらないし、政治をやってる人にもうちょっと笑いが欲しいなって思うんですよ。

例えば、それは国民性の違いだとか、国民の笑いの理解度とかもあると思いますけど、ブッシュさんがプレッツェルを詰まらせたっていう、あれが本当か嘘かどうかはともかくとして、詰まらせて倒れたっていう次の日に、「よく噛んで食べなさい」っていうメッセージと一緒にプレッツェルを配ったっていうのは、それはベタですけど、日本の政治家には出来ないエスプリの効いたジョークだと思うんですよね[7]。あえてそれを笑いにして、誤魔化すじゃないですけど、しちゃうっていうのが。そういうのがもっとあった方が良いと思うんですよ。

*7 ・・・ 2001年1月14日、フットボール観戦中にプレッツェルを喉に詰まらせ気絶、顔を怪我し話題となった。後日、ブッシュ大統領本人がエアフォースワンの中で「よく噛んで食べるように」とのメッセージを付けてプレッツェルをスタッフに配った。


モーリー:

あのリミックスの中の一つにですね、たしか桃井かおりが出ている「ええじゃないか」を使った奴かな?[8] 「ええじゃないか ええじゃないか ええじゃないか」っていうのがあれ多分「ええじゃないか」の映画[9]から採ったんじゃないかと思うんです。

*8 ・・・ ubartamarの曲「ええじゃないか」の事。一時期1stアルバム収録作品という扱いで流通した。
*9 ・・・ 1981年の映画。桃井かおり主演。参考: Wikipedia - ええじゃないか (映画)


宮大工

多分そうですよね。あれ誰もムネオハウスの人が作ってないんですけど、あれがいつの間にか紛れ込んだんですよね。


モーリー:

でも僕凄いねタイムリーだと思って。「ええじゃないか」っていうのは、大道芸のようなみんなで道端の中で大混乱の中で騒ぎながら、なんとなく痛烈な幕府の批判を、黒船に対して無策だった事に対してやった、みたいな事を良く言われていますよね。

宮大工

ええ。

モーリー:

で同時に、それこそムルアカさんの出身地である旧ザイール、今のコンゴなんですけど、ああいった西アフリカ、東アフリカの国では、今でも吟遊詩人、大道芸人の楽器を手にした吟遊詩人が、時の時事評を文字が読めなかったりする人のために歌って歩くそうなんですね[10]。で、本当に悪い政府になってくるとそういう人達を弾圧するっていう話を聞いたんですよ。だから現地ではそれが、大道芸が歌で政治批評を展開してる事実があるみたいなんです。そういうのと妙に共鳴するなムネオハウスは、って思いました。

*10 ・・・ エチオピアの吟遊詩人・Azmari/アズマリがそれに当たる。参考: コトバンク - アズマリ とは

宮大工

それは多分作ったときは誰もそんな事思ってなかったと思うんですけど、今結果的に、まだ終わってないですけど、振り返ってみるとそういったものも多分に有るんじゃないかなって僕は思うんですよ。例えばユーザーの反応を見て曲を作っていく、でまたそれを見て曲を作っていくっていうのは、例えば路上でミュージシャンが即興で何か曲をやってて、リクエストしたからそれに応えるっていうのものにもの凄い近いと思うんですよね。その感覚に近いと思ってるんですけど僕は。

モーリー:

路上のミュージシャンっていうのは大抵弟か友達か小さい子供なんかがいてですね、靴箱を持ってグルグル回ってみんなからお賽銭を徴収してもらったりするんですけど、ムネオハウスを作ってる人達に、非常に違法性もあると自分たちで認めているんですけども、その創作性に対してですね、利益を還元する仕組みなんて考えられませんか?

宮大工

いやぁどうでしょうねぇ。利益を還元する仕組みっていうのは。多分みんなこれでガメつく儲けようとは思ってないと思うんですよね。

モーリー:

ムネオハウスで一発。ムネオハウス長者(笑)

宮大工

多分無いと思うんですよ(笑) 変な意味で「ムネオハウスで一発当ててやるぜ」っていうやつは多分あそこに出さないと思うんですよ、曲を。で、何かしらそれで収益を還元できるのであれば、僕は作品が生まれた2ちゃんねるっていう場所に還元すべきだと思うし。僕らは回線使用料っていう形でプロバイダーには払ってますけど、2ちゃんねるというものに対して何もお金を払ってないわけで。例えば去年の8月にあの2ちゃんねるが潰れるかもしれないっていう騒ぎがあったんです[11]

*11 ・・・ 2001年8月25日の2ちゃんねる閉鎖騒動。参考: jp.blogs.com - 2ちゃんねる閉鎖危機...その時、可能性を信じて人々は立ち上がった!(2001年)

モーリー:

売りに出したときですか?

宮大工

そうです。売りに出したのは多分ネタだと思うんですけど、主催者のひろゆきさんの。ただその中でお金が無いのは事実で、なんとかしてお金に変えたいと。で、あそこにいるみんなっていうか、2ちゃんねるに、本当に住み着いてるっていう言い方は変ですけど、いる人間は、何か機会があればお金を出しても良いと。それが何か形があれば、対価として払っても良いよっていう風に思っている人間は多分一杯いると思うんですよ。あの時の反応を僕は傍から見てて「あ、みんなわりと良い奴なんだ」と。

モーリー:

あのね、取材をして回ったところ、みんな良い奴すぎて困っちゃった(笑)

宮大工

(笑)

モーリー:

なんか暗いこと、暗い笑いはあるんだけど、あくまで上品なエスプリなんですよ。インテリなんですよ。本当に腹黒いこと考えてそうな人がいなかったねぇ。

宮大工

なんで、例えばもし還元できるのであれば、じゃああのCDを曲でmp3で聞けるけども、じゃあ聴けない人のためにCDでまとめて、2ちゃんねるの運営会社に・・・

モーリー:

Amazon?

宮大工

(笑) 売ってもらうとか。で、利益として、収支を明確にしてくれるんであれば、2ちゃんねるのサーバ運営費に充ててくれ、っていうのは僕は個人的にはそれは有りじゃないかなと思うんですよ。ただ僕は実際曲を作ってるわけじゃないので(笑) 僕はただサイトを自分のできる範囲で作ってみんなをサポートしてるだけなので、それは皆さんの意見があると思うんですけど。僕はもし収益を還元するんであれば、そういう方法はみんなが納得して誰かの利益になるわけでもなく、それは後々自分達に戻って来るっていう意味では良いと思うんですよね。

モーリー:

なるほど。それすごく魅力的な収益モデルだと思うんですね。チューニングを加えていくと、多分決済サーバなんかを導入した凄い事にも成り得ると思うんです。そうなった場合、2ちゃんねるがメディアとして肯定されるわけですよね。偶発的なものではなく。そうするとフランスやドイツにある反体制のアングラ新聞ってあるじゃないですか。毎日のようにパロディを流したりする。で、日本のスポーツ新聞っていうのはどっちかっていうと最終的にはどっかに迎合している雰囲気があったり、芸能界の御用聞きだったりするんだけど。俄然そうじゃなくて、遊軍的な新聞っていうのかな、そういう存在に2ちゃんねるは利益を得る事でなったりしますか?

宮大工

いや、それは多分無いと思うんですよ。

モーリー:

あくまでもああいう無法地帯のような。

宮大工

無法地帯だと思うんですよ。多分それが魅力だろうし、それがなくなった瞬間にみんな離れていっちゃうと思うんですよ。例えばここは左的な発言をしてはいけません、右的な発言をしてはいけませんっていうのは、

モーリー:

所謂エディトリアルですよね。社説みたいな。

宮大工

それって、ものすごく本末転倒だと思うんですよ。あそこを作ったっていうのは「あらゆるものに縛られずに自分の言いたいこと言っていこうぜ」っていうところが原点だと思うんですね。いやそこが原点かどうか全然分かんないですけど(笑)

モーリー:

(笑)

宮大工

だからそういうことで発展してきたんで、そこが何かしらの権威を持つっていうのは、みんな考えてないと思うですよ。結果としてそれは付いてくるかもしれないけど。中にいる人間は、例えばあそこは2000万アクセスとかあるわけじゃないですか、その結果としてそれが生まれるわけであって、じゃあ2000万人が同じ意見を持ってるかっていうとみんな2000万の意見を持ってると思うんですよ。だからそれはあり得ないと思うんですよ。

-「Sougou shosha」-

36:20

モーリー:

それでは最後に宮大工さんにお聞きしたいのですが、今そのムネオハウスの流れ、爆発しつつあります。どこに行ったら面白いとおもいますか? どこに行って欲しいですか、個人的に?

宮大工

個人的に最後の締めとしては、ロフトプラスワンに物凄い列が出来て、列がテレビに取材されて「なんなんだあれは?」と。でももうその時には全部終わっている、っていう(笑) 僕の中ではムネオハウスらしいっていう。誰かが鈴木宗男のお面を被って、涙の会見をして終わりみたいな(笑) 最後までジョークで終わりっていうのが面白いと思います。

モーリー:

一拍置いて次のジョークがあったら良いですか?

宮大工

まぁあれば良いと思うんですけど。多分あそこに来てる人間だとか作ってる人間だとか参加してる人間ってのは、何がしらみんなお祭りが好きなんですよ。多分、鈴木宗男の前は田代まさしのお祭りに参加してたりだとか、次に違う祭りが行われてたらそこに行って、また新しい、テクノでも何でもないもしかしたら全然違う形が生まれるかもしれないし、そういうのをみんな見たいと思うんですよ。そこに向かって「俺も何かしたい、参加したい」っていうところだと思うんですね。

モーリー:

ワッショーイってやつですか

宮大工

(笑) ワショーイってやつです。彼等・・・、僕もそうなんですけど(笑)、2ちゃんねるの人が言うところの「祭だワッショイ」っていう奴ですね(笑)

--

モーリー:

引き続きガーデンプレイスの回廊を歩きながら話を聞いています。日本には予定された笑いしか結局今のところ無いですよね?

宮大工

そういうことだと思うんですよね。じゃあ「この人イジってくれ」「ここでドンと笑って下さい」とか。ただイジったりとかイジメたりとかそういうの。

モーリー:

力関係が予め決まった笑いしか欲しくないですよね。日本のマスメディアとか。

宮大工

それって凄いつまらないなぁと思うんですよ。「この人イジっちゃダメですよ」っていうのをイジるからそれが面白いと思うんですよ。

モーリー:

もともと政治の面でもディベートや議論、反対意見を封殺することにはみんな長けているけど、反対意見を取り入れるのはすごくアレルギーあるんじゃないかな。

宮大工

そういうのがまだ下手くそなんですね多分、日本人って。それが海外から、全く別個のところから来たら、良い物として受け入れるんですけど、それが身近なとこから出ちゃうと受け入れられないんでしょうね。

モーリー:

あのMr.ビーンをやってるローワン・アトキンソンはね、大変な反社会活動家らしいんですよ。凄い与党が嫌いで、とにかく与党をこき下ろすためなら何でもやるっていうことで有名な人で[12]。イギリスではそれで支持されているんだけども、日本だとスラップスティックとしてのみ彼を認識してますよね。

*12 ・・・ 欧米におけるコメディは時の政権や公権力を当然のようにSatire/風刺の対象にする。Mr.ビーン以外のローワン・アトキンソンの諸作品でも行われているが、これを持って「大変な」「反社会活動家」と言うのは難しいと感じる。

宮大工

多分そうですよね。日本で言うところの志村けん的な位置付けだと思うんですよ。日本人には「あぁMr.ビーンの人はイギリスの志村けんみたいな感じなんでしょ」っていう。僕は志村けんは好きですけど、ちょっとそういう位置付けはちょっと違うのかなっていう。

モーリー:

所ジョージ、志村けんという大御所さん達は、どっちかって言うと予定調和の上で大御所になったっていう、そういう取引きがどっかであった感じですよね。

宮大工

そうですよね。

モーリー:

話によると所ジョージさんは最初社会派の暗いフォークを歌っていて[13]

*13 ・・・ 真面目なフォークの体裁でふざけた内容を歌っていただけで暗い社会派と言われるようなものでは無かったはず。情報求む。

宮大工

凄い暗いフォークを歌ってて、でもその中にちょっとウィットに富んだ笑いがあったんですよ。僕凄い好きで最初の頃聴いてたんですけど。

モーリー:

それってもしかして「光る風」[14]から「がきデカ」[15]に移ったときのあれかな?

*14 ・・・ 1970年に「週刊少年マガジン」上で連載された漫画。山上たつひこ作。非常に重苦しいテーマの社会派SF作品。
*15 ・・・ 1972-1980年に「週刊少年チャンピオン」上で連載されたギャグ漫画。同じく山上たつひこ作。スラップスティック・コメディの草分け的作品。参考: Wikipedia - がきデカ

宮大工

(笑) そういう革命的な流れかもしれませんね(笑)

モーリー:

がきデカ凄いっすよね。

宮大工

そういうある種エポックメイキングなものかもしれないですね。

モーリー:

今日山の手に乗って恵比寿に来るときに「練馬変態クラブ」[16]っていうのを思い出して。あの荒涼とした何も無い団地っていうか、当時の中にね、「練馬変態クラブ」を見出した山上は凄いなとか思ったんです。

*16 ・・・ 『がきデカ』に登場するブリーフ一枚の男性三人組。文字通りの変態。

宮大工

(笑)

モーリー:

本当のユーモアってそういう事じゃないの、って?

宮大工

そうだと思うんですよね。「イジっちゃいけないものをイジる」っていうのはやっぱり醍醐味だと思うんですよね。

モーリー:

もしかして、僕はあんまり造詣無いんだけど、西洋で、西ヨーロッパでも、SMとかもそういうエスプリに関わってくるんでしょうか?

宮大工

まぁでもSMも洗練されていくとそうなるんでしょうね。でもそこまでのものは誰も求めてないと思うんですけど。

モーリー:

ただ気持ちいい(笑)

宮大工

多分そうだと思うんですよ(笑)

-「dj battle」-

備考

記事起稿日: 2013年3月31日

音源を提供して頂いた皆様に深く感謝致します。

2013-03-22 (Friday)

辻元清美 産経新聞を相手取った名誉毀損裁判に勝つ / 択捉島で食糧難 他

産経新聞の記事で名誉を傷つけられたとして、民主党の辻元清美衆院議員が産経新聞社などに3300万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟の判決が22日、東京地裁であった。斎藤清文裁判長は名誉毀損を認定、80万円の支払いを命じた。

判決によると、産経新聞は平成23年3月16日付と21日付の朝刊で、辻元氏が阪神大震災の際に「被災地で反政府ビラをまいた」などと指摘する記事を掲載。斎藤裁判長は「ビラの記載内容は反政府活動を意味していない」などと判断した。

産経新聞社広報部の話「当社の主張が認められなかったことは遺憾です。判決内容を検討し、今後の対応を考えます」

【ウラジオストク=西村大輔】北方領土・択捉島で、貨物船が流氷に阻まれて今月2日から入港できない状態が続いている。商店の生鮮食品の商品棚はがらがらだ。肉や乳製品などを断つロシア正教の「大斎期」が18日に始まったばかりだが、20日付の地元紙「赤い灯台」は「ロシア正教徒だけでなく、全住民が断食を守らざるを得ない」と伝えた。

択捉島では、主な食料品はサハリン島からの貨物船輸送に頼る。悪天候や流氷の影響で船が着岸できないことはよくあるが、3週間近くも途絶えることは珍しいという。日本の気象庁によると、サハリンから北方領土の間のオホーツク海の大半がびっしりと流氷に覆われている。ノーボスチ通信によると、今年の流氷の面積は昨年よりも2割程度広いという。

「赤い灯台」紙は、中心都市・紗那(クリリスク)のほとんど商品がない商店の写真を掲載し「(大斎期に慎む)肉や卵、乳製品がないのはいいが、(食べてもいい)野菜や果物までないのは残念」と記している。ただ、島内には穀物やパスタ、缶詰の備蓄があり、直ちに飢餓に陥る状態ではないという。

【モスクワ=佐々木正明】ロシアの富裕層や大手企業が租税回避地タックスヘイブン)として多額の資金を預けているキプロスの金融危機をめぐり、メドベージェフ露首相は21日、北方領土を含む極東地域に、税制上の優遇措置が受けられるオフショア金融センターの創設を検討するよう政府に提案した。

キプロスの銀行預金のうち、ロシア企業などが預けている総額は全体の3分の1を占める。首相は同センターの創設で「資金が(ロシアに)戻ってくるかもしれない」と語り、創設地域として「サハリン(樺太)やクリール諸島(北方領土と千島列島)など(極東には)ふさわしい場所がある」と述べた。

2002年3月22日公開「季節の外でPro」ムネオハウス特集第3回(ゲスト: Shikaraba) インタビュー全文

11年前のこのインタビュー音源の文字起こしになります。

前書き
  • 編集点、楽曲の挿入箇所に"--"で目印が入っています。
  • 可読性を高めるため、句読点の付加、重複表現の省略、体言止めの修正等の変更が加えてあります。
  • 脚注は2013年3月時点の情報に基いています。
  • インタビューを受けた方のプライバシーに配慮し、音源の直接公開は当ページでは行いません。

-「Sougou Shousha」-

モーリー (以下、モーリー):

「季節の外でPro 特集ムネオハウス号」を続けてお届けしております。今日はカリスマティックな一曲である「Shikaraba」、今までアップされた初期の曲の中でかなり上位の方で素人の人が聴いたときに印象が強く残る一曲ですけれども、それを始めとしたムネオハウスの曲をどんどん製作していらっしゃるShikarabaさんにお話しを聞いてみようと思います。

どうもこんばんは。

Shikaraba:

こんばんは。どうも、宜しくお願いします。

モーリー:

急なお願いのインタビュー、ありがとうございました。

Shikaraba:

いえいえ・・・ あ、緊張しております・・・

モーリー:

あ、そうですか(笑) 大丈夫です。緊張して下さい(笑) 飲み物もありますので。お代わりして良いですから。えっとShikarabaさんはムネオハウス、最初に作曲しようと思い立ったきっかけは何でしたか?

Shikaraba:

実はこういうネタものが結構大好きで。ここでちょっと激白暴露しちゃいますけども、ちんこ音頭[1]とかその辺でもちょっと参加しておりました(笑)

*1 ・・・ 2002年1月、2ちゃんねる「お祭り板」発祥の祭。 参考: ちんこ音頭ポータル

モーリー:

(笑) なんか良く喋りますよね結構(笑) ちんこ音頭っていうのは・・・ あのこれ結構一般の方、例えば電波のラジオを聴くような意識のレベルの人も聴いてるので、そこの御解説からお願いします。

Shikaraba:

そうですね・・・ いやちんこ音頭についてはちょっと避けようかと思ってたんですけれども、これ聴く人達ってみなさん2ちゃんねらーが多いかと思うので一応ネタとして持ってきた部分なんですけども。

ちんこ音頭っていうのはそれの元の曲があるんですけども、ボイスだけ別にしたものがアップされてまして、それをネタにちょっと作曲をくっつけてリミックスしたりとかできるようになってるんですけれども・・・ 私がやったのはその2stepバージョンなんですよ。

モーリー:

(笑)

Shikaraba:

まぁそういうことなんですけど。

モーリー:

そのお作りになった2stepバージョンの曲はネットで落として聞くことができるんですか?

Shikaraba:

ええ上がってると思います。どちらかでミラーされて。

モーリー:

(笑)

Shikaraba:

私自身は上げてすぐデリートされました(笑) 上げると大体アクセスがすごくなっちゃうので、直ぐに・・・ あ、思い出しました。ちんこ音頭だけはアップローダがあったので、そこにアップしたら確か補完されてまして。それはもう大丈夫だったんですけど。

モーリー:

これは例えばYahoo!のようなサーバとかBIGLOBEのような大手サーバが自動的に転送量を監視していて、急激なダウンロード件数があると自動的にデリートするっていうそういう仕組があるんですか?

Shikaraba:

いや多分管理者さんが・・・

モーリー:

人間が?

Shikaraba:

多分ですけれども。アクセスが集中してるところに多分数字か何か出てて、そこが一杯になるとそこが怪しいと見に行くと思うんですね。そこに違法性のあるファイルがあると多分消しに行くんじゃないかと思うんですけど。はい。

モーリー:

わかりました。であの、今日はムネオハウスが同様の雪崩を打ち始めているので、ムネオハウスのコンテンツについて集中的にお話しを聞いていくと思うんですけども。お作りになったShikarabaさん本人としてね、鈴木宗男議員や辻本(清美)さんのあの声、あるいはソースはNHKだったりとか色々あるんですけど、普通の建前だとしますと大人社会的に言うと、何十にも・・・ あの、なんていうの・・・、違反がありますよね、これ。

Shikaraba:

あ、そうですね。それ分かっててやってるので・・・

モーリー:

(笑)

Shikaraba:

あの、何と言いますか、サーバに上げるときもなるべく匿名にできるように偽名でサーバを借りたりとか。そういう事の連続ですね。

モーリー:

要するにIdentityをEncrypt(暗号化)されてるような。

Shikaraba:

そうです。そういうことですね。

モーリー:

(笑) 分かっていてやってる、ということでですね、あの、まぁこういう物に対しては、自主性が今回・・・ 例えばそのちんこ音頭は聴いてないのでこれから僕も勉強してちんこ聴こうとおもうんですけど(笑) ムネオは聴いたところですね、僕のラジオの世界の同業者の人達もそれを聴いてやっぱりすぐに飛びつくようなネタだったんですね。

それでなんというかラジオ的な直感で、特にFMで働いている人の直感としては、これはすごく面白くて、東スポか何かに出たらきっと一面に載って、2日以内に表から消されるだろうなっていうような、そういう直感がなんとなく働くんですよ。

Shikaraba:

そうですね。私もそう思います。

モーリー:

それで、ある意味でこれそういうデリート覚悟で、短い期間に瞬発的に出すという、そういう意識で最初から作る感じですか?

Shikaraba:

そうですねぇ・・・ いやあ、でもそうかもしれないですね。なんか話題性に乗って参照数を稼ぐっていうのが目的なんですよ。私とか多分他の方もそうだと思うんですけども。それで多く聞かれて悦に入るみたいな、そういう部分ですよね。

-「sondu miriu」-

モーリー:

例えば、じゃあ10年以上前の海賊電波みたいなものと比較して見たいんですけども、かなり構造とか背景、環境が違ってますよね。海賊電波っていうのは、例えば郵政省認可を持っていないのに、放送を例えば山手の中にいる人に流したりとか。あの原宿から山手線の中に向けて流した海賊ラジオの話とか昔聞いたんですけど。

で、そういうのって結局当局が取り締まったらそれで終わりじゃないですか。それに対して今回は、デリートがかかってもそれをmp3等の形で配給し続ける方法っていうのはあるんですよね?

Shikaraba:

そうですね・・・ とにかく一度でもアップすればそれを聞いてくれた人が大体ミラーしてくれたりとかMXで共有してくれたりとかっていう。それにもうほとんど自分なんかは頼ってまして。サーバーの知識とか私は逆に低いので、そういう方達に本当におなが・・・ お願いっていう感じですね。

モーリー:

見えない人とコラボレーションをしてる感じ?

Shikaraba:

あぁそれは・・・ そういう意識は強いですね。ハイ。

モーリー:

ちょっと結社的な匂いが(笑) フリーメーソンな雰囲気というか(笑)

Shikaraba:

いや全然そんなことないですね、ハイ。

モーリー:

あのね、Shoutcastにもムネオハウスのチャンネルが今追加されていまして。

Shikaraba:

あぁ、ハイ。

モーリー:

さっき確認したらあったんですけど。Shoutcastっていうのはmp3ファイルをどうするんでしたっけ? ご存知でしたか?

Shikaraba:

えーっと多分あのmp3のストリーミングの方式で、m3uだったかな、そういう拡張子を持ったものがそういう扱いを可能にしてるんだったと思いますけども。

モーリー:

Shoucastのサーバーの大きいものはアメリカやヨーロッパにいくつもありますよね。そうすると今からそういう人達がそういう国々に拡散した場合、さしあたって当該議員の政党あるいはNHK、JASRACなどが追いかけてきたところで、サイバースペースにもう既に拡散してしまっている状態だと言えますか?

Shikaraba:

そうですね・・・ そうですけれども、2ちゃんねるの今情報がまだ外側にほとんど出ていないので、それをどういう風に共有していくかっていう事だと思うんですけども。まだその一般性からしてまだ、あの・・・ まぁお遊び程度だと思うんですよね。

ただ、もっと広めて遊びたいっていう反面、サーバーで共有してくださってる方の事を考えると。参照数が思いっきり増えてしまうと圧迫がかかっちゃうんですよね。そのことが心配で、まだちょっと情報をあんまり広めていいものか、それとも今の現状で楽しんでいった方がいいか、っていうところのちょっと今瀬戸際のところにあると思います。

モーリー:

そうすると、これを例えば従来のサーバで参照するという。公式というかな、表だった方法以外の、例えばピアツーピアみたいなテクノロジーを使って。なんて言うんでしょうね、Encryptするような。そういう方法論を考えたり名乗り出たりする人はいますか?

Shikaraba:

あー、ちょっとあんまりわからないですね。私の知識だと。

モーリー:

そうすると今のところ、Shikarabaさんの意識としてはとにかく曲をドンドンと作っていく。そしてその曲をアップして、後は世の中に任せるという、そんな感じですか。

Shikaraba:

そうですね。違法性を楽しんでいるところが多分にあるので

モーリー:

(笑)

Shikaraba:

それだけですね。もう違法じゃ無くなったり合法化された時点で私は興味失うと思いますので、その辺は結構重要なんじゃないかと思います。

-「Shikaraba」-

モーリー:

あの、先週までは、鈴木宗男議員が非常にその時の人で、ムネオハウスというのがシャレから出てきたんですけども、一転週刊新潮がムネオさんを糾弾していた側の辻元清美議員をなんか疑惑を取り上げるような、完売を狙っているような雑誌の出し方をしてますよね、今(笑)

そうすると、今度はそれから飛び火して、キヨミさん等を素材になったMixも出てくる可能性はあるんですか?

Shikaraba:

私が作った2曲目の「Sougou Shousya」という曲ですね。それは一応それを扱ってて・・・ あ、キヨミさんのMixっていう意味では扱ってないですけど。まだその今・・・

モーリー:

今の疑惑や社民党の土井たか子さんが釈明というか、疑惑を強く否定している部分あるじゃないですか。そういったサンプルもこれから取り入れて新たな作品というのは考えられますか?

Shikaraba:

そうですね・・・ その答弁次第ですね。それがいかに面白くコラージュできるかできないか、っていうところが扱うかどうかの線なので。ネタとして面白く無かったら、例えばですけども加藤(紘一)さんが離党した時にも一応ネタはあったわけですけども、ネタとしての面白さっていうのは無いわけなんですよね。

でも、ムネオさんがなぜこんなにネタとして扱えるかっていうと、彼が面白いっていう、そこの一点なんですよね。だから彼が憎いとか憎くないっていうのは全然関係なくて、その一点に集中されてるというだけですね。

モーリー:

あの、これは例えばビジュアル面もあるんでしょうか。声以外に。

Shikaraba:

多分にあると思います、ハイ(笑)。

モーリー:

(笑) あの、彼をその例えばVJの観点で、鈴木議員をあのなんというかトリーメントっていうか加工処理するときに、ビジュアルアーティストというのはどういうところに刺激をそそられるんでしょうか?

Shikaraba:

そうですね・・・ これ多分私とかそれ以外のクリエイター以外の、雑誌社とか新聞社とかも、ほとんど面白おかしく扱おうとする人、皆さんと同じ意識じゃないかと。だから、それが真実かどうかっていうのも一切こちらでは分からない、判断できないところなので。そのネタがいかに面白いかどうかっていうことで。変な顔かどうかっていう部分とか、いかに真剣に怒ってるるかどうかっていう部分は一番おもしろく映る部分だと思うんですよ。

あと例えば、いかに辻本さんみたいに追求しまくってあんな事言ってたのにこうなったみたいな。多分ヤラセだと思うんですよ。

モーリー:

どの点がヤラセだと思われます?

Shikaraba:

私がヤラセだと思ったのは「次あなたがこうなったらどうするの?」っていうの多分ぶつけてきただけだと思うんですよ。だから彼女自身が本当に疑惑を持ってるかどうかこちらは分からないですけれども、多分やらせの匂いがプンプンするなっていう、それだけだと思います。

-「muneo-go」-

モーリー:

続いてShikarabaさんの音楽制作の作業環境について伺ってみたいと思います。SOHOのような環境で作曲されているんですか?

Shikaraba:

そうですね。仕事ではSOHOみたいな感じにもしてるんですけど、コンピュータの中だけで作ってます。Cubase[2]というソフト使ってまして。マッキントッシュなんですけど。それでネタを取り込んで、それでとりあえず曲を作って、それにネタを切り貼りという感じで作っております。

*2 ・・・ 独Steinberg社製の音楽制作ソフト。このインタビュー時点での最新版はCubaseVST/32 5.1。参考: Wikipedia - Cubase

モーリー:

素材は例えばテレビの中継から一回DATかMDに録られるんですか? それともコンピュータにそのまま生を録音してるとか。

Shikaraba:

ネットの放送局、ネットラジオでは無いんですけど、RealVideoのビデオを置いてあるところに、衆議院とかのサイトにもあるんですけど、そういうところのネタをちょっと拝借して、それをそのままAIFFに変換して。

モーリー:

あ、そういうことは、リアルストリームをMDかなんかに録音するんですか。それともリアルメディアを直接上手いこと落とすんですか。

Shikaraba:

上手く落とす裏ワザがあるんですけれども。

モーリー:

ハッハッハ 知らなかった(笑) なんか僕のリアルメディアもあっちこっちに既にアレしてるんですよ。だから分かってる人がやってくれてるんで。僕は嬉しんですけど。でも例えばリアルメディアを落としたときに一度圧縮かかってますよね。これを一回膨らますんですか? AIFFに。

Shikaraba:

一曲目の「Shikaraba」のときにはそれを膨らまさずにやったらちょっとなんか誰の声か分かんなくって失敗だったなって思う部分が一箇所あるんですけれども。一番最新の曲の「Stranger」のときにちょっと膨らましてみたんですよ。ノーマライズかけたら丁度ビットは低くても、膨らました事によってちゃんとビットが膨らむので。同じ音量にしたときに丁度良い感じになったので、皆さんもこれからもし作るときは一度ノーマライズをかけたネタで並べて切り貼りした方が良いと思います。

モーリー:

あの、ノーマライズっていうのスゴイ細かいことを、僕も音楽やってるんで聞きたいんですけど。mp3なんかに書き出されるときにね、えっと、100%ノーマライズで書きだしてますか? それとも少し絞った方がいいでしょうかね。

Shikaraba:

そうですね… すごく尊重したいネタっていいますか、そういうときにはもう絶対ノーマライズはかけないことにしてるんですね、私自身は。ただまぁこういう「流れで作っちゃえ」なもの、どうでも良いものとは言いませんけど、作品として即効性を感じているものについては、ノーマライズが非常に可能かなと思うんですけど。もしあの厳密にやりたいとしたら、私の場合はゲインを上げるようにしてるんですね。

モーリー:

ふーん。

Shikaraba:

それで音処理を完璧に追い込むという感じですね。

モーリー:

Cubaseだと中にダイナミクスのコンプとかリミッターその他入ってますよね。あとなんか変なEQみたいなの。あれなんかも多用されてるんですか?

Shikaraba:

多用してます。

モーリー:

一回コンプかけると元に戻らないでしょ?

Shikaraba:

そうですね。元ネタを取っておく感じですねその場合は。試したいっていうとき。

モーリー:

じゃあ要するに非破壊編集の鬼なんだ(笑) Non-Distructive・・・風味?(笑)

Shikaraba:

そうですね・・・ なんといいますか、ネタが元に戻る/戻らないっていうのはエフェクタのスイッチをON/OFFでできるので、ええ。よっぽど変えちゃった後に戸惑わないために元ネタを取っておくっていうだけの話なんですけれども。

モーリー:

で、元のその取り込みなんですけど。そういう中継のリアルメディアなんかをゲットしたときにね、何を基準にどの部分を摘んで引っ張りだしていますか?

Shikaraba:

それはどういう意味で?

モーリー:

例えば答弁がガーっと流れてるのをまずファイルで落とされますよね。で、そのShikarabaさんはそこからワンショットのサンプルなんかを抜いておられると思うんですけども。ずーっと聞いて決めるんですか? 「これかな?」っていう風に。

Shikaraba:

そうですね、何度も何度も聞いて・・・

モーリー:

うわぁ大変だ(笑) ドキュメンタリーみたい(笑)

Shikaraba:

面白いと思ったところを摘むんですけど。で、直感性とか結構重要なので、サラっと聴いたときに覚えてるネタっていうのは頭のなかにメモっておいて、それを何度も聞いて。やっぱり笑えるかなっていうのを全部摘んで、それで編集かけてますね

モーリー:

それでその、元ネタをまずちょっと多い目に抽出されると思うんですけど、今度はそれを組み合わせる段階? いわゆる作曲段階ですよね、どういう手順でやってらしゃいますか? それに非常に僕興味があるんですけど。

Shikaraba:

本当はシカラバなりの企業秘密なんですけど、曲をまず完璧に作っちゃいます。

モーリー:

バックトラックを。

Shikaraba:

バックトラックですね。声を、声ネタを載せるっていうことを考えて100%までは持ってかなくても80%ぐらいの雰囲気で作って。後で声ネタを入れたときに100・・まぁ120%ぐらいにいけるように、そういうテンションで作っています。

モーリー:

ふーん。

Shikaraba:

それでネタの話・・・ そうですね ネタはどういう風にするかって言いますと、まず完璧に曲を作った後に、ネタをリズムに合わせて切ったり貼ったりして、まぁ昔のラップミュージックみたいな作り方なんですけど。

モーリー:

たとえばReCycle[3]なんかも使うんですか?

*3 ・・・ スウェーデンPropellerhead Software製のループ作成ソフト。参考: Wikipedia - ReCycle!

Shikaraba:

ReCycleは面倒くさいので。

モーリー:

面倒くさいですよね(笑)

Shikaraba:

ええ。使わないです。

モーリー:

(笑) 自分の目と手でって感じ?

Shikaraba:

そうですね。Cubaseの場合ですとオーディオトラックも全部普通のMIDIのトラックと同じように切り貼りできるので、なるべく細かくいじれるように1/16ぐらいまでに細かく出来るようにしておいて、それで切ったり貼ったりして。で、タイミングがどうしてもちょっと後ろにズレたり前にズレたりしてるものがあるんで、それは一回オーディオファイルを開けて、前にチョチョチョっとずらたりとかっていうのを細かくやってます。

モーリー:

結構手わざと自分の耳を頼りに。職人芸っていうか。あの、Cubaseのマニュアルを開けるとね、なんだっけねM-PointとかQ-Pointとかっていうの、あんなの使ってますか?

Shikaraba:

そういうのあったの覚えてるんですが、使ってないです。

モーリー:

(笑) やっぱり。あれすごい良い機能だと思うんだけど、本読んでるとすげぇなぁって、デモとかスゴイと思うんだけども、あれ本当に使えてる人何人いるんだ? ってよく思っちゃう(笑)

Shikaraba:

多分8割以上使ってないと思います、機能の。

モーリー:

それでまず曲のレイアウトを全体にされている雰囲気を今伺ったんでんすけど、それに対してやっぱ仕上げっていうかポストプロダクションの部分で、いろんなプラグインを使ったりされるんですか?

Shikaraba:

そうですね。マッキントッシュ、私使ってるのG3なので、G4になるとまだ結構いろんなことできるんだと思うんですけれども、ある程度やると結構・・・

モーリー:

死にますよね?

Shikaraba:

そうなんですよ。赤ランプがついちゃって音切れが結構発生が厳しくなるので、そういうときには最初にエフェクタかけて聴くんですけど、切りながら重ねていったりとか。結構そういう騙し騙し作ったりしてます。

モーリー:

素晴らしい職人芸でいらしゃいますね(笑) あのG3にこだわっている理由は? だいたい今Cubase使ってる人ってもうG4以外いけないとまで言われてるんじゃないかぁ。

Shikaraba:

そうですね・・・ まぁ「買えない」っていうの一つと、あとは最近ノートパソコンでPowerbookの方もG3にしたんですけども、これ買った時点でちょっとG4諦めざるを得なかったっていうのも。ハイ。

モーリー:

あぁ。

Shikaraba:

で、両方で作って共有したりとかして。それで作ってますんで。

モーリー:

なるほど。それでとにかくそれを最終的に色々と自分のワザをかけてですね、Anonymous(匿名)でアップしちゃう。で、反響が返ってくるというかな、その時点で一回自分の中で完結しますか? それともその後反響が返ってくるとまた次やろうっていう風になっていきますか?

Shikaraba:

そうですね、「Shikaraba」アップした時点で一回終わったんですけれども、その後また続々と他のアーティストの方が上げてくれたので、それがもう楽しくて、また次作を作っていって。自分でもこう「Shikaraba」っていう風に書込みのネームを書くんですけど、それだけで書き込んでると絶対ウザくなる人が出てくると思うんですよ。だから匿名さんで書いたり、煽ったりとかいうこともちょっとだけしてます。

--

モーリー:

あの、ネットは意識がお互いに共鳴しあっている、もしかしたら非合法趣味の人達が共鳴しやすい、コラボレートしやすい空間ですよね。あの、Shikarabaさんご自分が作った曲をね、他人といろんな形でコラボレーションに持って行きたいなんて考えてらっしゃいますか?

Shikaraba:

そうですね・・・ 実際共有して作れたら面白いかな、とは思ってるんですけど。

モーリー:

例えばそれはオーディオとビジュアルでも良いんですけど。

Shikaraba:

あ、そういうのはアリですね。十分に。それをネタになんか作ってくれる人がいたら嬉しいです。

モーリー:

今のところ実現性が高いのは、多分Quicktimeのビデオ描き出すのよりもFlashかな。Flash一番お手頃ですよね。僕あんまり良く知らないんんですけど、VJのソフトっていうのは例えば「Shikaraba」っていう曲を読み込んで、ダダダダーッとリアルタイムで描き出したりできるんですか?

Shikaraba:

VJソフトでもできますよね。VJソフトだとQuicktime・・・ 私マッキントッシュ専門なんで、Quicktimeをいっぱい取り込んで、それをスイッチングしたりとかっていう方法で描き出したりとかはできるんですけど。でも厳密にやるんだとしたらPremiere[4]とかそういう・・・

*4 ・・・ 米Adobe Systems製の映像編集ソフト。参考: Wikipedia - Adobe Premiere

モーリー:

Final Cut Pro[5]とか。

*5 ・・・ Apple社製のMacOS用映像編集ソフト。参考: Wikipedia - Final Cut Pro

Shikaraba:

そうですね。その辺のソフトちゃんと使ってやった方が良いんじゃないかなって思うんですよ。

モーリー:

うちもFinal Cut Pro使ってますよ。ただレンダリングが問題なんだけどね。NT機があるんですよ。NT機を仕事で使うんですけど、それがきっかけでWindowsに手を触れるようになったんですよ。なかなか良いもんですよWindowsは(笑)

Shikaraba:

Windowsも私持ってるんですけども、どうもやっぱりインターフェースが慣れないんで、2:8ぐらいの割合でしか使ってないですね。

も;あと、さっきちょっと出かかった質問なんですけど、例えばCubaseのセッションありますよね、いわゆるマルチトラックのファイルとCubaseのセッションを一つのフォルダにして100Mぐらいで誰かと共有しあって、Rocket Network[6]みたいな、あんな雰囲気でこれ展開したいと思ったことあります?

*6 ・・・ 音楽制作ソフトから直接音源ファイルをオンラインで共有できるサービス。日本では「ASTRO SESSION」の名称でImpressの子会社であるリットー・ミュージックが2001年12月サービス開始、2003年3月サービス終了。参考: 藤本健のDigital Audio Laboratory - 第59回:オンラインセッションを実現するネットワークサービス〜Rocket Network〜

Shikaraba:

RocketのデモみたいなDMが入ってたんで、ちょっと試したいなとは思ってたんですけど、それがもし自分の中で反応が良ければ、今後ちょっと取り入れる感じで考えてみますね。

モーリー:

お聞きの皆様にご説明しますと、CubaseというShikarabaさんも僕も共に使っている音楽作成ソフトがあるんですけど、これは様するに色んな音をハードディスクに録音していって多重録音をかけるソフトですね。

で、特殊なファイルの形式、方式で様々な多重録音のトラックを管理していくんですけれども、これを丸ごと人と共有する仕組みが関連会社から出ていて、それがRocket Networkと言われております。日本では確かImpressだったかな・・・ Impressでしたよね、がバックアップしてやってるけど。

ただあれRocketの仕組みはビジネスモデルにちょっと一個問題があって。大容量転送すると比例でお金がかかるんですよ。

だから100GBなんていった日には月に30万払うことになるとか恐ろしい課金が来るんで、ちょっと今のRocketには手を出さない方がいいよね。こういう熱いネタは。

Shikaraba:

そうですね・・・いまのでちょっと興味を失いました・・・

モーリー:

ハッハッハ やめろって言ってるんじゃなくって(笑) P2Pとか使ってね、Rocketと同じような事を例えばCubaseの人達同士か、ADSLだったらできるんじゃないかなとか。

Shikaraba:

そうですね。そういうアイディアだけ拝借するってのはアリですね。

モーリー:

ACID[7]のファイルだったらもっと楽ですよね。ACIDっていうのは圧縮かけまくって結構ザラザラで汚いファイルと綺麗なファイルを並行して管理してくれるので、さっき冒頭に出た再圧縮とかそういう問題を一切、「汚くてイイ」って割り切っているのがACIDなんで、もしACIDを使われた場合は今のようなアレはかなり楽になりますよ。

*7 ・・・ 米Sonic Foundry製ループシーケンサー。参考: Wikipedia - ACID (DTMソフト)

Shikaraba:

あぁ、そうだと思いますよ、私も。

モーリー:

はい。続いて、今作ってる曲は主にスレッドを立てた人達の間で沸騰してるんですけど、どういうタイミングで、外の世界の一般の人達に聞いてもらえたら良いと思っていますか?

Shikaraba:

そうですね・・・こちらから働きかけてそれでなんか流行るよりも、向こうから気づいてもらってそれで自然に流行っていくのが良いかなと思います。それはもうあのサーバ心配してるっていうのは、知らせた人が「サーバ圧迫をどうするつもりだ」と叩かれるという現象があったんですけれども、それだけが心配なので。

で、気付かれちゃった場合はもうそれはもうしょうがないんじゃいかっていう、そういう割り切りもできますので。

モーリー:

あの、私素人っぽい質問で恐縮なんですが、MacのOS X Serverっていうのを立てると、自宅にもし8MのADSLがあった場合ね、自分の家がサーバになることができるんじゃなかったでしたっけ? そういうシステムを使う人とか出てこないんでしょうか。つまり自分の家からやっちゃう。100GBだろうがなんだろうが。

Shikaraba:

そうですね・・・自宅サーバが作れれば良いのかもしれないですね。私もちょっとその辺あんまり疎くて分からないです。

モーリー:

ねぇ、聞いてみたいところですよね。これだけP2PでGnutellaだMorpheusだって大騒ぎしてるのに、それぐらい出てきても良いような気はするんですけども。

Shikaraba:

ただ、アクセスが100GBとか

モーリー:

一日にね、

Shikaraba:

はい。聴いたことも無いようなそういう転送量を聴くと。

モーリー:

まるで・・・ あのAkamaiって知ってます[8]? あの、CNNとかのリアルメディアのコンテンツを全部Akamaiのサーバに一回飛ばされて、そこから送られてくるらしいんですよ。Appleも。AppleのページもQuicktimeのショーケースとかあるでしょ。あそこで押すとショーケースでPerfectな何か流れてくるじゃないですか。あれ全部Akamaiのサーバに呼びに行ってるらしいんですね。

で、そういう大100GBとかテラバイトを扱えるのはAkamaiってアメリカの会社にあるから、これって個人がAkamaiをやらなきゃいけないって事ですよ。

*8 ・・・ 米Akamai Technologies。世界最大のCDN事業者。参考: Wikipedia - アカマイ・テクノロジーズ

Shikaraba:

そうですね。ええ。そういうのあると良いですね。

モーリー:

あのね、OS X Serverはお安くて手頃ですよ(笑)

Shikaraba:

あ、そうですね(笑)

モーリー:

古いG4でもできますし、OS XのServerはすごく安くて、ストリーム数は結構、うん、タダ。

Shikaraba:

あ、そうですね。それは取り入れたいですね是非。

モーリー:

皆さん、OS Xオススメです。それで、これ最後の方の質問になるんですけど・・・ 今お店に人入って来ちゃったからど忘れしちゃったハッハッハ ごめん(笑) 何聞きたかったんだっけ・・・

そうだイベントがありますよね4/7に。そこにもお出になりますか?

Shikaraba:

ええ、一応出させて頂く方向に有るみたいです。ハイ。

モーリー:

その時までに、今から2週間ぐらいですかね、今から2週間の間にね、今既にこうなっているじゃないですか。どうなっていると思いますか?

Shikaraba:

そうですね。個人的にはもっと盛り上がっていて欲しいというのが正直なところです。

モーリー:

その盛り上がりは今のスレッドの同心円上の盛り上がりですか? それとも例えばマスコミ、FMラジオがそれを流しちゃうとか、そうすると一気に広がると思うんですけど、そういう事件があっても良いですか?

Shikaraba:

どうなんでしょうねぇ。ちょっと微妙ですね。このままだと多分・・・ どうなんでしょう平行線を辿るか、それとも、もっと参入者がどこかで聞きつけて来るんだったらもっと盛り上がれると思うんですけど。

当日までにもう少し何か爆発度が必要なのかもしれないですね。

モーリー:

今のところムネオハウスのシーンといえるのは、まぁシーンのような状態になっているんですが、ムネオハウスシーンというのは僕の印象だと、コンテンツが牽引している。つまりShikarabaさんのような方の曲次第で、クオリティが上がってるんですよ。本当にDJ頼みなんですね。オーガナイザーやその他のサポートの人達や会社が勿論参入できるもんじゃないですから。仕掛けや仕組みっていうもの? パブリシティについてのそういうものが全然感じられないのね。みんなすごくナイーブで。で、曲だけはどんどん鋭くなっていってる(笑)

Shikaraba:

そうですね。私もそう思います。ネタ自体が多分かなり重要なポイントだったりするので。ムネオネタだけだと多分もうそろそろ、ムネオさん自身もちょっとしぼみかけているので、もっといろんなところから持ってこないといけないので。一つの提唱として私が書き込んだ事は、政治ネタ一般を扱うことがもうムネオハウスっていう事にしたらどうだっていうことを書いたんですけど。

んー・・・ みなさんどうでしょうか、って感じなんですけれども。

モーリー:

あの・・・ 多分それについての明確な答えを視覚化っていうかビジュアライズできるのはもしかしたらクリエーターだけかもしれないなって僕思ってるんです。

つまり、ムネオハウスっていうのは「あったらどう?」っていうのはスレッドでみんな「そんなの面白くないよ」って誰かが言ったら、文字だけだったらそうじゃないですか。ところが曲があって「すごい!」ってことになった事で雪崩を打ったわけでしょ?

だからこれってちょっと、プレッシャーをかける言い方になるかもしれないけど、例えばShikarabaさんのようなちょっと分かってるクリエーターの方がどんどんと先を行って、清美さんなら清美さん、(田中)真紀子さんなら真紀子さん、久米宏さんなら久米宏さんという風に、ガンガンネタを出して行くしかないんじゃない、これって。

話し合いで次の方向性出てこないと思うよこのグループは。

Shikaraba:

あぁ。そうなのかもしれないですね。私もやっぱり先にやった人がどれだけ面白いと思えるものが出せるかどうかだと思います。ええ。

--

備考

記事起稿日: 2013年3月31日

音源を提供して頂いた皆様に深く感謝致します。

2013-03-20 (Wednesday)

2002年3月20日公開「季節の外でPro」ムネオハウス特集第2回(ゲスト: umai bow) インタビュー全文

11年前のこのインタビュー音源の文字起こしになります。

前書き
  • 編集点、楽曲の挿入箇所に"--"で目印が入っています。
  • 可読性を高めるため、句読点の付加、重複表現の省略、体言止めの修正等の変更が加えてあります。
  • 脚注は2013年3月時点の情報に基いています。
  • インタビューを受けた方のプライバシーに配慮し、音源の直接公開は当ページでは行いません。

--

モーリー (以下、モーリー):

モナさんに続いてumai bowさんに現状を語ってい頂こうと思います。umaibowさんはこの先やるかもしれないムネオハウスのイベントの指揮側に立たれてるんですね。ハイ、じゃ宜しくお願いします。

umai bow:

宜しくお願いします。

モーリー:

えっと今は昨日のインタビューから丸一日が経過しているんですけど、その後ムネオハウスを取り巻く状況っていうのはどうなっていますか?

umai bow:

そうですね。特に大きな変わりというのは無いんですけども、イベントのスタッフが続々集まりつつあるという事ですね。通常であれば自分の友人とかその紹介なんですけど、今回は全てインターネットを通じて立候補してきた方が多いんです。例えば今回私が「イベントをやるよ」って言ったときに「じゃあ私はDJをやります」「じゃあVJをやります」「VJは出来ないけど映像なら作ります」という人とか。「曲も提供できます」という人とか。色々だったんですね。

モーリー:

そういう色んなスキルを提供する人達っていうのは、どうですか、今のところの接触で、結構技能のレベルは高そうな人が多いですか?

umai bow:

その辺はマチマチだと思います。ただ一つ驚いたのは、ウェブサイトを作るとなったときに、「これこれこんな感じで」って言ったときにですね、その半日後にはすぐアップしてくるんですね。

モーリー:

じゃあかなり早く動いてくるということで。なんでそんなに早いんだと思いますか?

umai bow:

なんでなんでしょうねぇ? 凄い早いですよみなさん。本当に仕事が早いです。

モーリー:

例えば、掲示板の書き込みの中にね、明らかにプロをくぐったと思しき人がフライヤーの印刷の仕方について、そんな甘いんじゃだめだ、と。本当にやるんだったら印刷屋に持ち込むときにRGBじゃなくてCMYKじゃないと、そういう発言があってね。なんか本気になってる技能者いるんだなぁと。

umai bow:

そう思います。

モーリー:

なんていうかな、主導的な役割というか色々とアップやコンテンツ提供を真剣にやってる人に、イベントとして、例えば数百人に膨れ上がったときに、やり通せる人材がいると思いますか?

umai bow:

どうなんでしょう。多分基本的にみんな素人だと思うんですね。ただ素人なんですけど凄く深く突っ込んで研究してる人とか趣味でやってる人とかが多いので、そのレベルというのはかなり高いと思いますね。

--

モーリー:

umai bowさんにお話しを訊いています。あの、イベントの実現はどこらへんぐらいまで具体化していますか?

umai bow:

とりあえずまずDJは5人中4人まで決まっています。VJは2人候補のうち1人は確約ですね。その他箱のほうも全て整いましたし。あとは広報活動に専念にするのみというところですね。

モーリー:

あの広報活動に専念する暇もなく、マスメディアがこれを大騒ぎにした場合、逆にどこでイベントをやるか隠す必要が出てくるかもしれないですね(笑)

umai bow:

そうですねぇ・・・ でも「来るならいくらでも来い」という気持ちでいますから。

モーリー:

今のところの自分の中で浮かんでるイベント規模っていうのはどんな感じでイメージされていますか?

umai bow:

一応動員の目標は100人ですね。ただ、私イベントの計画っていうのは前にも経験があるんですけど、「来るよ」って言ってる人の中で実際に来るのは5〜6割程度なんですね。今回もあまり深く期待はしないでやってるんですけど、ただこれが何らかの形でマスメディアに載った場合はちょっと化けるかなという気もします。

モーリー:

で、掲示板の発言や対話の中からイベントにまで盛り上がるってのは結構稀な事だと思うんですけれども、マスコミとか度外視して今の延長上でやった場合100人に達成したとしますね。どういう内訳で人来るんでしょう? クラバーとか良くクラブに行く人以外の人も一杯来そうな気がするんですけど。

umai bow:

そうですね・・・ 今回は元々の発信が2ちゃんねるなので、そちらの方からの動員が多いんじゃないかなと思います。でも私自身はクラブに行く人間なのでクラバーの方にも宣伝しますので、今回の内訳っていうのはちょっと読めないですね。本当に雑多な人達が集まるんじゃないかと。

モーリー:

クラブ初めてとか「なんでこんなに音が大きいんだ」っていうような人もかなり来ちゃうんでしょうかね。

umai bow:

そういう人も来ると思いますね。書き込みの中にも「クラブに行ったことありませんけど行ってみようと思います」という人がいましたから。そういう人にも是非来てほしいなぁと思いますし。

モーリー:

今はデスクトップ上でムネオさんの声なんかをフィーチャーして色々パロディーが流れているんですけど、これを実際に大きな音量でフロアで踊るっていうことが目標になるんでしょうか。

umai bow:

一応それを目指してやっています。今回はムネオさんの声をネタとして音楽を作ってるわけなんですけど、それでも曲を作ってる人っていうのは元々真面目に曲を作ってる人達なので、ちゃんと踊るに値するクオリティの曲だと思うんですよね。

--

モーリー:

ムネオハウスのこの様々な風刺の効いた痛烈な作品ですね、これは実際の政治家やニュースの論説委員のデスクが聴く可能性も意識しながら作られたものなんでしょうか。

umai bow:

うーん、そうですね・・・ 私は直接曲を作った側じゃないんでその辺は分からないところではあるんですけど、多分意識はしていないんじゃ無いかと思います。

モーリー:

その点なんか無邪気さというか純真さがあるんでしょうか?

umai bow:

それに溢れてますね(笑)

モーリー:

(笑)

umai bow:

非常に溢れてます。

モーリー:

だから言ってみれば良い意味でナイーブだから、僕が公開質問状みたいなのを投げてね「危機管理してますか?」って訊いたのは、ミーハーの立場で遠くから政治家に野次を言うのは楽なんだけど、その事務所から反撃が来たときにどうするのかな、っていうのがあって。これに対してマスメディアであるとか報道、政治家、当事者達に気づかれて反応がもしあった場合、どういう反応が来ると思いますか?

umai bow:

うーん・・・ 僕が思ってる部分では、別に文句を言いようの無いところなんじゃないかなと思うんですよ。「鈴木議員を馬鹿にするのは止めなさい」って今更そんな事言ってくる事もないんじゃないかと思うんですよ。まぁもしそんな事があったするんであれば、「ハイやめます」位しか言いようが無いですけどもね。これが実際訴訟に持ち込まれるかどうかっていうのは・・・ 僕は持ち込まれないと思うんですけどね。

モーリー:

あの、一種鈴木議員や加藤(紘一)さんがスケープゴートにされてるっていう意見ありますよね。あっちこっちで。で、スケープゴートというものがどう機能するかというと、本人がどこまで核心に近いかに関わらず派手で目立つと。パフォーマンスとしてね。その人達が悪あがきしてみんなが「あいつは往生際の悪い奴だ」と。特に働いてる人は自分の影の部分、嫌な上司とかを投影してですね、憎んだり蔑んだりすることで「ザマァ見ろ」とカタルシスを得る。そうすることで今の現与党の中にある問題のすり替えになっているっていう意見がある。ま、これは皆さんの間でもそういう意識はあると思うんですけど。

ただ僕がふと思ったのは、一応新しいじゃないですかムネオハウスって。洒落も効いてるし。そうすると逆にそれを叩く事がメディアパフォーマンスとして誰かを利する事になりやしないかな、と。

umai bow:

うーん・・・

モーリー:

要するにスケープゴートを嘲笑っていた人達が今度はスケープゴートにされると。

umai bow:

はいはいはい。その可能性もあるかもしれませんけど、そうしたら素直に引き下がりますね、私は。

モーリー:

(笑) 例えばイベントだったら、イベントやる前にイベントやる箱に毎日電話が掛かって来るようになったりとか。そしてお店の人が「怖い」というような事言っちゃった場合は、やっぱり引き下がるしか無いですか?[1]

*1 ・・・ 新宿ロフトプラスワンがイベント開催を誘致した/出来た理由の一つには、日頃から絶えず政治系のイベントへの脅しを受けているため、その対応力が高かった点が挙げられる。

umai bow:

そうですね・・・ あくまでこれ遊びでやってるんであって、もしそれが誰かの迷惑になるようであるんであれば、私はイベントは止めても良いかなと思いますね。ただ曲自体はいつまでも残りますから。

モーリー:

そうですよね。伝送してるのをカットする事は出来ないですから。

umai bow:

そうですね。そういった意味でのムーブメントはいつまでも続くんじゃないかと。

モーリー:

あの、これ昨日モナさんとも話し合ってた内容なんですけど、不器用な叩き方を、例えば真っ先に放送に関わってる人の直感で考えると、これにクレームを付けるのはまず最初に国会を中継したNHKや民放局。「あれはうちの放送の部分だ」と。「だから著作権・送信権はうちにある」というのが一つ。あるいは名誉毀損で議員本人達がなんだかんだと言った場合ですね。

ただそれを言うことによって、それまで2ちゃんねるの存在すら知らなかった人達が、そういうニュースでカバーされた事で逆にムネオハウスの宣伝を結果としてすることになるんじゃない? っていう(笑)[2]

*2 ・・・ 後年このような現象を"Streisand effect"(ストライサンド効果)と呼ぶようになった。 参考: Wikipedia - ストライサンド効果

umai bow:

そうですね。それもあると思います。

モーリー:

つまりマスメディアがそれをエセ正義で叩いて初めてブレイクするムネオハウス(笑)

umai bow:

(笑) それもあり得るでしょうねぇ。ですからどのような形であれ、私としては他の人に、また自分のスタッフに迷惑が掛からないのであれば続けられる部分は続けたいと思いますし、それがダメなんであればあっさり引き下がろうとは思います。

モーリー:

そこら辺は随分潔い、善良な部分を感じますな(笑)

umai bow:

そうですかね(笑)

モーリー:

あの、だいたい掲示板の書き込みの中ではみなさん無頼漢肌な方が多くて、ともすればかなり苛烈な中傷誹謗を展開するのに、みんなに個々に会うとね、勿論書き込みの主はもしかしたら前に出てこないのかもしれないけど、2ちゃんねるで書いてる人って事でこうやってお会いするとね、凄くなんか正義を思ってるような気がして意外なんですよ(笑)

umai bow:

そうですか。私自身は2ちゃんねらーってわけじゃ無いんですよ。たまたま今回ムネオハウスが載ってたので、そこだけに深く出入りするようになっただけであって。普段はどちらかと言えば掲示板はYahoo!の方を良く見てるんですよね。そこだと2ちゃんねるとは全く雰囲気が違って、荒らしのような人達もいないわけなんですよ。

ただ今回のこのイベントをやろうと思ったのは、前も言った通り完全に遊びであるという事ですよね、何かの反体制の側に回ってるとかそういう主張とは全然違うんですよね。なもんで、それが叩かれたんであれば別にそれはいつ止めてもいいかなと。

モーリー:

潔い(笑)

-「muneo-go」-

モーリー:

2ちゃんねるの外部の人がムネオハウスをまぁ・・・ マスコミを想定しているんですけど、取り上げたり批評というか議論したりするときは、そこにどの程度の政治批判や社会意識があるのかみたいな事がかなり問題というか論点になってくると思うんですよね。言ってみればこれは風刺的なマスコミを超えたメディアと成り得るのかという図式。そっちを気にする人が出てくると思うんですよ。

で、どうでしょう、あそこに関わっている人達っていうのは、国会や政党政治に対して強烈な不信感を持ってると言えますか?

umai bow:

多分そっちの方に話を持って行ってしまうと大きく的外れになっちゃうんじゃないかという感じはします。みんな純粋に鈴木宗男議員という人のキャラクターを楽しんでいると思うんですよね。横からみたらただ単純にそれだけの事っていう感じがしますね。そう言ってしまうと元も子もないのかもしれませんけど(笑) 多分世間はそっちの方に話を持って行くと思うんですよ。でもそれは曲を作っている当人とかまた活動している私達にとってはいささか的外れなところかなっていう事だと思いますね。

モーリー:

あの、製作をしたり楽しんでいる人達の中でどこが今一番面白さの中核にあるんでしょうか? あえて言うなら。

umai bow:

どれだけ鈴木議員の面白おかしい言葉をサンプリングできるかっていうところだと思いますね。それと言葉と曲をどれだけマッチさせる事ができるかっていうところが腕の見せ所という感じに見えますね。

モーリー:

えっと・・・そうだな・・・ この動きに、今の直感なんですけど、寿命はあると思いますか?

umai bow:

あると思います。あるとすれば鈴木議員の辞職か逮捕。そこで大っきな花火が上がってそれでおしまいかなと。

モーリー:

それであっけなく(笑)

umai bow:

はい。私自身、このイベントを二度三度と続けるつもりは無いんです今は(笑) 一回みんなで集まって曲を披露してワーッと騒いでもうお仕舞いで良いんじゃなっていう。今の時点で曲を作ってる人も「いつまでもやってもしょうがないよね」っていう事は何度も聞くんですよね。

モーリー:

じゃあ彼等としてはなんというか興味深い音声っていうそんな感じなのかな。要するに今の時事の中で、自民党なり今まで日本がやってきたバラマキ行政とか色々ありましたよね、そういう前の世代の。50年間の繁栄を支えてきたスケープゴートなり灰汁出しなりとかそこら辺に対する笑いというのは無くて、どっちかって言うとちょっと田舎っぽいおじさんの口調、言ってみれば原宿の画面なんかに出ているオヤジの顔を貼りつけたCGでパラパラを踊ってる[3]。あれと似てるんでしょうかね?

*3 ・・・ 2000年頃に都内の街頭モニターで流れていた「Oyaji」の事。2000年11月にCDとVHS/DVDがリリースされている。参考: Sony Music - N.W.O (NEW WAVE OYAJI)

umai bow:

そうですね多分それに似たものだと思います。どれだけこちらを笑わせてくれる事を言ってくれるかっていう。その部分ですね。それに飽きたときに、みんな曲は作るのは止めると思いますね。

-「Stranger」-

備考

インタビュー全文追加日: 2013年3月31日

音源を提供して頂いた方々に深く感謝致します。

2013-03-19 (Tuesday)

2002年3月19日公開「季節の外でPro」ムネオハウス特集第1回(ゲスト: モナ研) インタビュー全文

11年前のこのインタビュー音源の文字起こしになります。

前書き
  • 編集点、楽曲の挿入箇所に"--"で目印が入っています。
  • 可読性を高めるため、句読点の付加、重複表現の省略、体言止めの修正等の変更が加えてあります。
  • 脚注は2013年3月時点の情報に基いています。
  • インタビューを受けた方のプライバシーに配慮し、音源の直接公開は当ページでは行いません。

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モーリー・ロバートソン (以下、モーリー):

いきなり春の風が吹き始めたブクロで、この世の中に勃発した現象の当事者の皆様に少しずつお話しを訊いていこうと思います。今日まず最初にインタビューをしたい相手というのは、ムネオハウスの発信源のすぐ近くにいらっしゃる・・・

モナ研:

横で見てるだけ(笑)

モーリー:

横で見てるだけのモナさん。どうもこんにちは初めまして。

モナ研:

初めましてこんにちは。

モーリー:

えーっと僕がモナさんのサイトを見たのが12時間位前だったのでかなりスピーディーな出会いになってるんですけど、このムネオハウスという一つの現象が起こっています。ムネオハウスとは一体何なのか、どういう風にして起こってきたのかをモナさん自身の言葉でご説明下さい。

モナ研:

ムネオハウスはほとんどお遊びの延長線がいつの間にか大事になってしまった感じで。特に現象というかなんというか・・・。自分はただサイトを立ち上げてるだけなので、横で見ててここまで曲がどんどん上がっていくのも凄いな、と。

あとカバーアートも凄い勢いで出てますので。逆に一体誰が作ってるんだろうかって見てる本人から驚く位のペースで進んでるってのが現状ですね。

モーリー:

そうですか。えっと、ムネオハウスっていうのは鈴木宗男議員が北海道の北の端っこにある島に、通称「ムネオハウス」と呼ばれる施設を建てた。それが疑惑の中に入っていた事が国会の証人喚問で出てきた事。

で、ムネオハウスという言葉に、一種のシャレ・・・

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モーリー:

・・・ですよね。それに端を発して、じゃあハウスのミュージックでムネオさんの声を始めとした音楽を作ってはどうかと。そういうアイデアが最初に出たのはどこで出たんですか?

モナ研:

もともと2ちゃんねるのテクノ板というところがありまして、そこの中のスレッドで「ムネオハウス=アシッドハウス」というような冗談みたいな感じで立ってたんですけど。最初はもう「ふざけるな!」っていう感じで煽りばっかり食らってたみたいなんですが。

モーリー:

すみません。この番組を聴いてる人ってあんまり2ちゃんねるに詳しくないんですよ。「煽り」っていうのはなんですか?

モナ研:

「煽り」というのは、単に「何ふざけた真似してるんだ!」というのを文面で、ともかく馬鹿にしたりとか。よく2ちゃんねるの書き方で、テーマを立ち上げた人は1番っていう番号がつくので、例えば「>1の母です」という風に母親口調で馬鹿にしたりとかするんですよ。それを一般的に「煽り」とか言うんですけど。

それで、たまたま立てた人がそのまま幾つか煽られるというか馬鹿にされる展開で進んできたんですが、ある日実際に曲を作った人が現れて、たまたまその曲を取り上げたサイトがありまして。そちらはsawadaspecial.com[1]というかなりオタク系の情報で有名なサイトで、その方のサイトから凄い勢いで波及していって。

その後小康状態になったんですが、新曲が出てまたsawadaさんが取り上げて。徐々に取り上げたところから動きが始まって、次から次へと新曲が登場していって。

最初スパンが短かったんですけど、ここ2〜3日でほとんどアルバム1枚分ぐらいが簡単に完成していくようなペースに上がってきているのが現状ですね。

*1 ・・・ http://sawadaspecial.com 1999年スタートの個人ニュースサイト。2月27日付の最初のムネオハウス記事で「Intro」と「Shikaraba」をミラー配布。

モーリー:

ドンドンと増殖をし続けているムネオハウス。そのムネオハウスとは一体どういう曲調なのか。ここで1曲デモをかけてみますので、皆さんご堪能下さい。

-「dj battle」-

モーリー:

どうですか、ムネオハウス。結構イってると思いますけど。ここでちょっと2ちゃんねるの事情というもの、内情というものにも少し言及してお話しを伺いたいと思います。ハイ。

モナ研:

あんまり詳しくは無いんですけど(笑) 実際のところ2ちゃんねると一口に言ってもあれだけ膨大な掲示板があって・・・

モーリー:

1日1600万PV[2]っていうの書いてありますよね。

*2 ・・・ ソースはこの時期のBIG-server.comのバナー広告「2ちゃんねるの1日1,600万PVを支える Big-Server.com」。

モナ研:

そのくらいですね。その中でも実際見てるだけと書いてる人はまた・・・ 書いてる人はもっと少ないと思うんですけど。そこで沢山網羅されてる情報の中でも*****(聞取不能)でも分からない展開にもなってるんですが・・・

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モナ研:

そこで実際にこれだけ面白いスレッドっていうかテーマを見つけてくる人がいて、その人が多くの場合ニュースサイトっていうネット上の面白い情報を集めてくるサイトを運営してまして。そこのサイトの人が、自分もたまにやるんですけど、2ちゃんねるの面白い情報を見つけて「ここの書き込みは凄く面白い」ってみたいに。例えばそれが記号で描いた絵であったり、画像貼り付けであったり、おかしな情報であったり。わりかしタイムリーなものばかりなんですけど。

その中で取捨選択されてる中で、更に面白いものとしてこのムネオハウスが。特に音楽っていうインパクトがあるものが****(聞取不能)ありましたのでブレイクしちゃったんじゃないかなぁと思いますね。

モーリー:

それで、実際に聴いてみてインパクトがあった人がかなりいるんじゃないかと思いますけども、こういった楽曲、それからそこに入っているのは本物の議員の声だと思うんですけど、これはどういう風にして議員の声をどこから採ってどういう形で曲にしているんですか?

モナ研:

これはちょっと比較的簡単というかよくあるパターンなんですけど、例えばテレビの録画をしておいて、その録画した音声だけを出力してパソコンに取り込むんです。その取り込んだ音声を元にして曲をあわせるって事ができますし・・・

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モナ研:

もう一つ最近多いのは、テレビ見れなくてもストリーミングで国会の中継をしていたり・・・

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モナ研:

もしくはテレビ局のニュースサイトでストリーミングでニュースを流してるサイトがありますので、そちらから音声を引っ張ってくるんですね。

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モナ研:

その音声を元に編集して、更に自分で曲調をアレンジしたりすると面白いんですけど。

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モーリー:

言ってみればニュースや報道ソースのリッピングに近いことだと思うんですよね。かつては宇多田ヒカルのCDからリッピングするっていう事が一つのエッジだったのが、今や報道ネタそのもの(笑)。

で、僕も音楽を作ってるんですけど、非常に興味深いなっていうか刺激を受けた部分っていうのは、言ってみれば音楽的なループを抜いてきて、それでリミックスをかけてるんじゃなくて、所謂音楽として意図されていない国会の答弁ですよね、やりあいとか。これを音楽にするという過程が。どういう遊び方をしてるんだろう? と。

モナ研:

必ずしも本当のプロが参入しているっていうんじゃなくて、本当に面白いからみんなで参加してるっていうような。音楽だけじゃなくてグラフィックに関しても皆さん面白おかしく使っていて。段々それが真面目にプリンタブルできるような高度のものも出来ていたりという感じに。

短期間で作ってる人のスキルも凄い上昇するんじゃないか、っていうのはありますね。

-「Shikaraba」-

モーリー:

ムネオハウスというのはもう産声を上げてから間も無くして爆発的な勢いで、曲もこの数、そしてそれを参照する人達のページビューがどんどんと増えております。

で、この雪崩を打っている現在の状況なんですが、これを形にしていくというような、そういった動きがあるんでしょうか?

モナ研:

形というか・・・ これはちょっと流れが面白いんですけど。ちょっと前にエイベックスがコピーコントロールCDとか出して[3]「ネットでみんなが曲を配布するから規制かけちゃダメだ」っていう風に言ったんですけど、逆に面白いのはムネオハウスの場合はダウンロードしたり、俗に言うネット上の共有っていう、WinMXみたいなソフトがあるんですけど、そのソフトを使って落とした人の多くが「これをCDにしたい」って言う人が多いんですよ。

*3 ・・・ エイベックスによるCCCD商品の発売は2002年3月から。

モーリー:

あのムネオハウスっていうのは分散した人達の色々な力が結集している雰囲気があるんですけれども、例えば仕切りというか運営というか、そのように中枢となるようなコアとなるグループの人達は・・・ 例えばパーティやレイブで言ったらオーガナイザーですよね。こういったタイプの人達は手を挙げ始めていますか?

モナ研:

曲のところではほとんどいませんね。

今イベント企画してるところがあるんですけど、そちらの方は主要メンバーが固定しているようですけど、曲の方に関しては全体的にみんなが言った意見がそのまま反映されて、アルバムの収録はここまでとか。特に3枚目に関しては当初3枚でおしまいという話があったみたいで、それで17曲くらいまで増えちゃったんですけど。「10曲で区切って、それであったら4枚目作った方が良いんじゃないか」っていう話に流れてしまって。

あとはもう曲の並びがあるんですけど。基本的に並べ方についてはリリース順であったりとかして「このジャンルはここだから1と2は入れ替え」ってのは無いんですよ。逆に最初固定したもので後はみんなでそれぞれ楽しんでという形で。

モーリー:

更に総合サイトが、ミラーもあるんでしたっけ?

モナ研:

ええ。

モーリー:

その総合サイトの元のサイトとミラーの方のサイトで、リンクの一つには素材が一杯出ているサイトっていうのがありますね。ここには国会の答弁がかなりの長い時間でいろんな形で、5分や10分ぐらいのmp3ファイルとして公開されているんですけど。

こういった素材をDLしてまたリミックスをかけたり作曲したりする人っていうのは増えそうですか?

モナ研:

そうですね・・・ 立ってるのがテクノ板というところと、更に2ちゃんねるのカテゴリにDTMと言って音楽作成する掲示板があるんですけど、こちらの方からもどんどん参入してる方がいますので。

多分素材さえ上がればあとは勢いがどんどん続くんじゃないかな、ってのはまだありますね。

-「Muru-Core」-

モーリー:

ムネオハウス爆発中です。これからもどんどんとヒット数、そして参入者の曲の数、分散してそれを載せているサイトの数もどんどん増殖していくかと思いますが。

私思うに、これあと一歩で、例えばYahoo!ニュースのようなマスコミに隣接したところが気がついてですね、記事になるんじゃないかという気がするんですけれども。

それが起こったときにどうなるかと思いますか?

モナ研:

多分変わらないと思いますね。特にムネオハウス自体に参加している人のほとんどが政治的意図なんてのはほとんど無くて、単に「面白い話題だ」「これは面白い素材だ」「楽しめる」というところが基本になってますから。

よくテレビとかでやってるムネオ応援ソングってのを昔TBSかなんかがデッチ上げた事件あったみたいですけど[4]、ああいうような勘違い系では無くて、もうちょっと・・・ どうなんでしょうかねぇ。本当にムーブメントっていうかみんなが面白おかしくやれるっていう感じぐらいまでで、多分勘違いした人がこれが政治だなんだと言っても無視されるだけで終わると思います。

やっぱり来てる人がほとんど大人というか遊び慣れた人が多くて。今掲示板の中の話題が5番目まで移行してるんですけど、その中でも他から変に荒らしに来てる、荒らしというか変なこと書いてる人が現れるんですけど、もう片っ端から無視するんですね。逆に音楽を聴いてる人はそもそも遊び慣れてるし、そういう雑音にも強いというのが傍から見てて「あぁ凄いな」という風に。

ですからメディアの人が大騒ぎして勘違いした記事を書こうが、「ここは自分たちでもっと楽しもう」っていう展開になると思いますね。

*4 ・・・ 3月5日付け日刊スポーツ記事「TBS悪ノリ“宗男応援歌”ヤラセ疑惑 」を参照のこと。

モーリー:

あの・・・ どうでしょう、自分達の楽しみ方っていうのは政治性はあんまり無くて比較的無邪気だと思いますか?

モナ研:

無邪気と言うよりももう少しブラックな感じですね。

特にムネオ氏が離党したときの曲層が面白かったのが、最初にセンセーショナルに作った人がいたと思ったら、逆に泣いている会見をすごく面白おかしいメロディを載せるような人が現れたりとかする。それが上手い形で重なっていくので。特に3rd収録になってる楽曲自体が面白いのが、離党に関して解釈がマチマチであって、「あぁ可哀想」な感じかなっていうのと「やっちゃった♪ やっちゃった♪」っていうようなノリがあって。

そこのコントラストを見ると凄い面白いと思いますね。

モーリー:

勘違いのマスコミの取材というのは来るとは思うんですが、多分僕が記者だったらするだろうなっていうのが(笑)してて。ある段階でこれがテレビニュースであるとか新聞に載った段階で、これは政治性を、社会性を、時事である以上帯びてくると思うんですよ。で、それに対してすぐに幾つか適応できる条項っていうのが浮かぶんですけど。

一つは送信権? 送信可能化権ですよね。NHKからサンプルを抜いた場合はNHKの著作権に抵触している。そして個人の名誉及び肖像権でしょうかね。そしてサンプリングを他の曲から抜いてきた場合はその曲の著作権等々が。

そういう正規のルール適応で、例えばサーバの会社に圧迫をかける等。もしくは、まぁ自民党がそこまで真面目に取り合うかはともかくとして、例えばサーバの会社、BIGLOBEならBIGLOBEにこれを遮断しなさいと書類を送りつける等。色んな事が考えられるんですけど、そうなったときの危機管理はお考えですか?

モナ研:

危機管理というのは2つありまして。まず一番目というか死活問題なんですが、ムネオハウスの楽曲を置いている、俗にミラーと言って本来作った作者さんのところに負担がかかるので、自分のサイトに楽曲を置いて紹介するっていう方法があります。ここのところの転送量が1日で通常のサイトの数百倍じゃ済まないくらいになってどんどん閉鎖されるという展開になりました。

これがもう目の前の危機という事になりますし。

モーリー:

物理的なものですよね。

モナ研:

そうですね。更に法的な物になってくると・・・ 「冗談をどこまで許してくれるんだろう」っていうところになってくるんですが。

送信権という風なのは言われてしまえばそうかな、っていうのはあります。だけど肖像権なんて言ったときに新聞社、例えばスポニチとかzakzakのサイトを見てると、思いっきりムネオ氏の顔をネタにした写真を一杯置いておいて、あれが果たして許されてじゃあ個人で冗談でやったらダメなのか、じゃあマスコミだったら好き放題やって良いのかって言うと、それはさっきの「オマエモナー」っていう話になっちゃうんですよ。

マスコミだったりだとかスポーツ紙だったら無邪気にはしゃいで好き放題他人をやっちゃって良いのかと。一般的にそういう叩かれる人ってのは私人でなくむしろ公人で。例えば、そうですね・・・ これも叩きのネタになっちゃうんですけど、よく小林よしのりさんが漫画の中で凄い有名人をボコボコに描く事があるんですけど、あれも禁止になっちゃうんですよね[5]。「俺の顔を描いちゃいけない」っていう風になっちゃって。

じゃあ全てそういうパロディーを死滅させて良いのかっていうと、それもなんか器量が無いなぁって気がしますね。

*5 ・・・ 実際に小林が名誉毀損で訴えられた事例: Wikipedia - 上杉聰 #名誉毀損裁判

モーリー:

あの今は亡き新潮社の写真週刊誌の走りのFocusなんですけど、末尾のページにマッド・アマノさんって写真家が色んなコラージュを何年も作って[6]。やっぱり裁判も何回かあったみたいですね[7]

*6 ・・・ マッド・アマノ『広告狂の時代』。1981年からFocus休刊の2001年最終号まで連載。
*7 ・・・ マッド・アマノ氏関連裁判の一例: Wikipedia - パロディ事件

モナ研:

マッド・アマノさん、実は昔薬害エイズ訴訟のボランティアやってたときに座り込みのときに本人と会ったことがあるんですけど(笑)

うーん・・・ 裁判になると言っても、逆にそこで自分が情けないっていうのを晒しちゃうような気がするんですよね。

モーリー:

どう情けないっていうこと?

モナ研:

これはあくまで一例なんですけど、例えば辻本さんの場合だと国会の答弁なのに「お母さんに話すように」「ど忘れ禁止法」とか「疑惑の百貨店」とか誰がどう見ても名誉毀損というか酷い話なんですけど、そう言っておきながらさぁ自分がうそ臭いと言われたら逆切れしてこれは名誉毀損だって言うのはどうかな、と。

そういう意見は出てもおかしくないし、自分が言ってるんだったら逆にそれが戻ってきた場合に途端に「私は被害者だ!」って言ったら、じゃあ「あなたは今まで何言ってたんですか?」ってツッコミを食らってもおかしくないですよね[8]

*8 ・・・ 当時はまだこのような状況を「ブーメラン」と形容する事は無かった。ネット上でこの表現が定着するのは2000年代後半から。

モーリー:

あの、最終的に日本の出版ですとかメディアの話になってきますと、どうしても避けて通れないのは、特に中で働いてる人の視点から言いますと、力関係というのがありますよね。最終的に確かに理屈上は対自民党で「オマエモナー」と言い返せるんですけど、実際自民党相手に裁判をして勝てると思う一人だけの人というのは少ないんじゃないでしょうか。

モナ研:

・・・ ケツまくって逃げるんじゃないですかねそのときは。「知りません」「ハイ削除しました」で終わりですね。まぁそのときは終わりは終わりなんですけど。

ただ、これだけ多くDLされたんであればこのムネオハウスっていうのはデジタルデータとして延々として残るものになってしまってますから、止めたところでもう止まらないと思いますね。そういう禁止するとかしないとかそういう次元じゃないですから。

ほとんどその自分たちの感情みたいなもんで、「あぁ変だな」「うそ臭いな」っていうのを具体的なデータにしたのがこれだと思ってますし。そうなってくるともう思想統制するしか無くなっちゃいうんですね。「私に疑問をも持ってはいけません」「私は議員です」って言うとそれは独裁じゃないかっていう話になりますよね。

モーリー:

あるいはマスコミの側で、所謂見えない糸というのかな、非常に巧妙な自己思想統制みたいなのやることもありますよね。腰となる核心に各紙新聞が示し合わせたように触れなかったりとか。

そこら辺に言ってみれば下半身をむき出しにしたムネオハウスという楽曲が流通し始めている感じがするんですけど(笑)

モナ研:

でも今時メディアの内容を信じる人はほとんどいませんね。多分新聞の内容を関しても「あぁ嘘だな」と。メディア自体は全然戦後から進歩していないので、昔の大本営と一緒で「ワーッ!」って言ったら右も左も「ワーッ!」って言うんですよ。

特に一番2ちゃんねる見てて面白いのが、スポーツ中継でオリンピックだったりW杯とかの時に民放の放送は見たくないってい人が多いんですよ。自分も良くあるんですけど、例えば先日やってたF1かなんかで訳の分からないタレントの人が延々訳の分からない話をしていて、見ていて気分を害しちゃうんですよ[9]。あとその人がギャーギャーはしゃいでて全然レースじゃないじゃないか、と。こっちは集中してみたいのに、というのがあったりとかして。

同じように一時期すごく叩かれたのが、日テレかどこかのキャスターの人が「ゴール!ゴール!ゴール!ゴール!ゴール!」って延々騒いでて、せっかくのゴールシーンが全部台無しになっちゃってのがあったんですよ[10]。その時もすごい拒否反応を示して、「こんなんだったらNHK見たほうが良いんじゃないか」とみんな拒否反応を示すんですよ。テレビの方は絶叫アナウンサーって大喜びして紹介してたんですけど、視聴者はほとんどはこんな奴の顔なんか見たくないってのはあったんですよ。「こいつなんか出てきた番組なんかスポンサーにクレーム付けてしまえ」とかという状態だったんで。

だからほとんどメディアの方が視聴率が取れているて言ってても、ほとんどの人は真に受けているかといえば全っ然受けてないと思いますね。

*9 ・・・ 2002年3月3日にフジテレビが放送したF1オーストラリアグランプリ中継に菊川怜と松岡充が出演していたとの記録が残っている。参考: Wikipedia - F1グランプリ#ゲスト・その他の出演者
*10 ・・・ 2000年9月14日シドニーオリンピック・サッカー日本vs南アフリカ戦中継での日本テレビ船越雅史アナウンサーの実況のこと。

モーリー:

あの、実際に現実の世界に住んでいる人と、もう一つの現実であるメディア、芸能界に住んでる人っていう風に完全にデバイドが出来ているとは確かに思うんです。そして、例えばエイベックスの社長さんが最近発表された中に、歴代の赤字をエイベックスは経験していて、しかも浜崎あゆみさんに去年は40%、今年は10何%収入を依存していて。そういった曲がmp3でタダでやり取りされている事が自分たちの減収減益に直結してる、と[11]。で、これと同じ事を言っているのがアメリカのレコード協会のRIAA。Napsterを潰そうとしてるんですけど[12]、判事さんが最近Napster側の言い分を認め始めて、もしかしたらなんだかんだ言ってRIAAって不透明なことしてるんじゃない?って言ってますよね。

*11 ・・・ 2002年3月期決算発表に伴うインタビュー等での発言と思われるがソース見当たらず。
*12 ・・・ Wikipedia - Napster

モナ研:

それは自分も良く追ってましたので。基本的に片方の権利を一方的に認めてしまうと、もう片方は押されるだけで。じゃあ極端な話アメリカの特許を抑えたら全てこっちのもんだって一時期ゲーム会社に難十億も訴訟したとか、あんな馬鹿な展開になっちゃうとは思いますね。

モーリー:

例えばNapsterから端を発して、Morpheus[13]とかGnutella[14]とかのクローン、ファイルを共有するユーティリティが出てきてるし。確かWindowsのXPやMacのOS10もその機能を一部吸収してるんでしたっけ? P2Pという形で。

*13 ・・・ Wikipedia - Morpheus
*14 ・・・ Wikipedia - Gnutella

モナ研:

メッセンジャーの方で送れます。あれは1対1になるんですけど。Windowsメッセンジャーちょっと制限があるんですけど、相手に対して直接ファイルを送る事ができますので。今までみたいにメールで送って、「メールチェックしたら凄く大きいのあった」って困るよりは、「今から大きいの送りまーす」って言って待ってるだけで落ちてくるんですよ。それを使えばほとんどスルーして行ってしまうって形になりますね。

モーリー:

つまり公的な戦いだと力関係があって裁判所に行った段階でもう形上負けたようなものであると。そしてマスメディアも自分たちの側に多分立たないだろうということが予想されますよね。そうなったときに、でもP2Pだと禁止しようが何しようが続いていくと。そういう感じでしょうか?

モナ研:

そうですね。結局のところ昔からそういう風に極端な思想が走って、それが独裁して、でもどっかでそれが崩れていってまた誰かが行って、っていう繰り返しがずっと続いているんで。

多分今変わったと思ってる、例えば元貸しレコード屋さんで今大っきなダンス音楽作ってるとこあるんですけど、あそこの方も今回のコピーガードで「完璧だ!」と思ったら全然評判が悪かったっていうぐらいですから。多分頭で思ってるだけじゃないですかね。誰も「勝った!」って言ってる人の手を上げてはないですから。横でせせら笑ってるって位じゃないですかね。生暖かい瞳で見てるっていうか。

モーリー:

なるほど。

-「Sougou Shousha」-

備考

記事起稿日: 2013年3月31日

音源を提供して頂いた皆様に深く感謝致します。

2013-03-18 (Monday)

鈴木宗男 党会合でも石川議員の上告に難色を示す / 馳浩 PWF会長を勇退

新党大地の鈴木宗男代表は17日、札幌市内で開かれた党の会合で、政治資金規正法違反の罪で二審で有罪判決を受け、上告した同党の石川知裕衆院議員(39)=比例道ブロック=について「小選挙区で勝っているなら石川さんの判断でいいが、新党大地としての議席だ」と述べ、代表として近く上告取り下げを促す意向を示した。

判決が確定すれば石川氏は失職、公民権が3年間停止され、期間中は公職選挙に立候補できなくなる。

鈴木氏は会合後、記者団に「判決は不当だが、最高裁は上告を棄却するだろう。司法判断には1年ぐらいかかり、次の総選挙が3年後だとすると出馬できなくなる」と予想。「石川さんの政治家人生を止めるべきではない。次の選挙に出られる体制を取るのがベストの選択だ」と述べた。<北海道新聞3月18日朝刊掲載>

「大地が比例で獲得した議席だから」というところがミソ。

17日の全日本プロレス東京・両国国技館大会で馳浩衆院議員(51)がPWF会長の座を勇退することを表明。次期会長に5月11日、日本武道館で引退する小橋建太(45)を指名した。

馳氏はメーンの3冠戦前に「認定証を読むのは今日が最後になります」とあいさつ。続けて「小橋! あとは頼んだよ」と呼びかけると、本部席で観戦していた小橋は一礼して応じた。馳氏は「馬場さん亡き後の全日本の火を消してはならない。今回がいい区切り。馬場さんに少しは恩返しできたかなと思ってます」と話した。

小橋が4代目会長に正式就任するのは、引退後となる見込み。武藤敬司会長も本紙に小橋の就任案を提唱しており、鉄人の5・11以降の動向に注目が集まる。

馳浩氏はPWF(Pacific Wrestling Federation; 太平洋沿岸レスリング連盟)会長職を2007年から務めていました。3代目。

2013-03-16 (Saturday)

鈴木宗男 石川知裕議員の上告に"待った"

生活の党の小沢一郎代表(70)の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪に問われた、元秘書の石川知裕被告(39=新党大地)ら3人の控訴審判決公判で東京高裁(飯田喜信裁判長)が13日、控訴を棄却した件で、鈴木宗男氏(65)が意外な言葉を口にした。石川氏は上告したが、宗男氏は「次の選挙を考えたら無駄な時間を過ごせない」ときっぱり。一体なぜ?

東京高裁は一審判決の石川氏に対する禁錮2年、執行猶予3年を支持。同日夕に石川氏は会見を開き「不服として上告しました」と戦う意向だ。同席した新党大地代表の宗男氏も「上告したというので最後まで戦った方がいい」と賛同…したと思ったら違った。

「ただ『戦え』で強く出ても将来のためにならない。予算案を通すまでは職責を果たしてもらい、その後は将来を考えてベターではなくベストの判断をしたい」(宗男氏)

どういう意味なのか。キーポイントは刑が確定した場合、公民権停止が執行猶予と同じ3年となる点だ。会見後の宗男氏を直撃すると、「私の経験からいって最高裁ではひっくり返らない。上告して今年の夏以降に却下となったらどうにもならん。次の衆院選に出られない」と激白した。

宗男氏が想定する次期衆院選は2016年夏の衆参W選挙だという。この選挙に石川氏が出馬するためには、今年の参院選前までに判決が確定していなければならない。

「投票所で名前を書いてもらわないと忘れられて政治生命は終わる。前回は相手(中川郁子氏)に同情が集まったが、次は石川に集まる。将来を考えれば、夏前に取り下げるのもひとつの判断。石川も分かっていると思う。現実的な考えだと思いませんか?」(宗男氏)

無罪を信じる石川氏にとっては難しい判断となりそう。石川氏が議員辞職となった場合は宗男氏の娘、貴子氏(27)が繰り上げ当選となる。

2013-03-15 (Friday)

松山千春復興コンサート もう一つの目的

フォーク歌手・松山千春(57)の復興コンサートには、隠された“もう1つの目的”があった。

東日本大震災から丸2年を迎えた11日、松山をはじめ、元かぐや姫の南こうせつ(64)と伊勢正三(61)が宮城・仙台サンプラザホールで復興支援合同コンサート「あの日をわすれない2013〜春一番コンサート」を行った。

収容人数2200席に立ち見が出るほどの盛り上がりを見せ、キャンセル待ちも1000人超。被災者たちはつかの間のひと時を楽しんだようだが、今回のコンサートはそれだけが目的ではない。実は“イベンター救済策”でもあったのだ。

「大震災が発生する前には、当地で加山雄三や森山良子、小田和正がコンサートを行う予定だったんですよ。ところが、震災ですべて中止。チケットの払い戻しや、会場のキャンセル料などでイベンターは約1億円の損害をこうむってしまった」(関係者)

歌手が被災地でコンサートを開催しようとしても、イベンターが動けなければ意味がない。そこで3人がイベンター支援のために立ち上がったというわけだ。

「普通、チャリティーコンサートと言えば、収益金を被災地に寄付しますが、今回はイベンターに寄付しました。もちろん3人はノーギャラ。今年は被災地で40本のコンサートを予定していているので、この寄付金を今後の資金に充てるんです」(同関係者)

松山は「大震災に襲われたときは驚きと恐怖、そして悲しみでいっぱいだった。それから2年のこの日にジョイントコンサートができてうれしく思う」とコメントした。今後も被災者を楽しませながら、コンサート開催の地ならしを継続していくつもりでいる。

2013-03-14 (Thursday)

ページビュー11年目記録

当サイト11周年。以下、旧トップページ(http://remus.dti.ne.jp/~yomo/index.html)の月別PV。

  • 2012年03月 216
  • 2012年04月 194
  • 2012年05月 203
  • 2012年06月 137
  • 2012年07月 192
  • 2012年08月 162
  • 2012年09月 149
  • 2012年10月 181
  • 2012年11月 231 衆議院解散
  • 2012年12月 238 総選挙
  • 2013年01月 110
  • 2013年02月 98

*ACR アクセスログ解析ver3.5調べ

更新ゼロ。ユニークユーザーは平均で2〜4hit/dayといったところでした。0hit/dayもちょいちょい。

次にはてなダイアリーの月別PV。

- UniqueUsers 旧ページから PV 全体 PV News以外 PV トップ
2012年03月 294 76 1103 772 204
2012年04月 561 56 1514 767 125
2012年05月 428 67 1580 996 133
2012年06月 343 32 1111 576 97
2012年07月 417 50 1336 696 94
2012年08月 415 45 1139 528 61
2012年09月 449 42 1028 380 55
2012年10月 309 70 1117 695 64
2012年11月 555 78 2046 1126 184
2012年12月 1577 53 4040 1617 200
2013年01月 331 36 1386 957 72
2013年02月 352 41 1004 554 45

*Google Analytics調べ

解散総選挙効果で11-12月に数字が増えていますが、それ以外を平均するとユニークユーザーは25hit/day前後で推移していました。こちらはニュース記事の参照がPVの半分程度を占めています。ムネオハウス関連の記事にたどり着く人は月に数人位です。音源落とすだけならmuneohouse.netさんとか他の方が早いですしね。

補足

過去のページビュー記録はこちら。

2013-03-13 (Wednesday)

宇和島でソメイヨシノが開花

本日、宇和島市より開花宣言が出ました。福岡と並んで日本最速の開花日です。

2013-03-11 (Monday)

松山千春 仙台で復興支援コンサート開催

フォーク歌手松山千春(57)元かぐや姫の南こうせつ(64)伊勢正三(61)が11日、仙台市の仙台サンプラザホールで東日本大震災復興支援合同コンサート「あの日をわすれない2013〜春一番コンサート」を行った。

冒頭1分間の黙とうを行い、出演者それぞれがヒット曲や名曲を披露した。同コンサートは昨年に続いて2回目の開催。千春は、満員になった2200人収容の会場を見渡し、「2年前は驚きと恐怖、悲しみでいっぱいだったけど、こうして正やん、こうせつとコンサートが出来ることをうれしく思っている」と言葉をかみしめた。

同コンサートは「安価で被災者にライブを楽しんでもらいたい」をコンセプトに、収益金を次の被災地コンサートの資金にする意向で、関係者は「今年は被災地で40本のコンサートを予定している」と話す。

今月13日には岩手県民会館で千春、伊勢正三、由紀さおりらの出演で開催され、15日には福島・郡山市民文化センターで千春、伊勢、八神純子らが出演して行われる。

[2013年3月11日21時19分]

2013-03-06 (Wednesday)

森元首相 「入り口で条件付けるな」

森喜朗元首相は6日のBS朝日番組で、ロシアが不法占拠している北方領土の返還のあり方について「お互いに(北方四島を)どう使っていくかとか、いろんなやり方がある。入り口でいろいろな条件を付けるから議論が始まらない」と述べ、特定の案にこだわらずに日露両国による柔軟な協議が必要との認識を示した。森氏は2月に安倍晋三首相の特使としてプーチン露大統領と会談した。

2013-03-05 (Tuesday)

安倍首相 訪露を正式表明

安倍首相の施政方針演説など政府4演説に対する代表質問が5日午前、参院本会議でも始まった。

安倍首相は「本年のしかるべき時期に日本の首相として10年ぶりにロシアを公式訪問する予定だ。ロシア訪問を日露関係の発展に新たな弾みを与えるものとしたい」と述べ、ロシアを訪れる意向を正式に表明し、北方領土問題の解決に強い意欲を示した。ロシアへの首相公式訪問は2003年の小泉首相以来となる。

首相は答弁で、「日露関係を全体として発展させていく中、北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結すべく、ロシアとの交渉をねばり強く行う」と述べた。

安倍政権の経済政策「アベノミクス」については「景気は弱さが残るものの下げ止まっている。最近株価の回復も見られる。国民生活に経済成長の恩恵が幅広く行き渡るようにする」として、雇用創出や所得増などにつなげたい考えを示した。

(2013年3月5日11時59分 読売新聞)

2013-03-04 (Monday)

馳浩 衆院予算委員会筆頭理事から事実上更迭

自民党は4日、衆院予算委員会の馳浩筆頭理事を事実上更迭し、遠藤利明次席理事を昇格させる人事を決めた。先に成立した2012年度補正予算の審議日程に関し、民主党に譲歩を重ねたことなどが問題視され、筆頭理事を交代。馳氏は、党が新設する20年夏季五輪の東京招致推進本部長に充てる。 

一方、同日の衆院予算委理事懇談会で、自民党は13年度予算案に関する麻生太郎財務相の提案理由説明を6日に行うことを提案したが、民主党が7〜12日までの基本的質疑を要求して折り合わず、引き続き協議することになった。(2013/03/04-20:43)

2013-03-03 (Sunday)

菅直人 新居をエコカンハウスと命名

エコ住宅の我が家を「エコカンハウス」と呼ぶことにし、時折エコカンハウス報告を載せるつもりだ。

窓などの断熱性能を高くし、換気も床下の地中熱を利用する省エネ住宅。雨水を貯めるタンクもあり、庭への水やりや断水時には水洗トイレにも使える。

発電は太陽光発電と都市ガスによる燃料電池発電、つまりエネファームとのダブル発電。今のところ消費電力以上の発電があり、売電している。しかしガスの使用量がどのくらいになるかなど、まだデータが集積しておらず、効果の判断はこれから。