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muneo house information

2013-04-30 (Tuesday)

プーチン大統領 首脳会談で面積等分方式に言及

【モスクワ時事】プーチン・ロシア大統領が29日の安倍晋三首相との首脳会談で、北方領土問題に関し、係争領土の面積を等分して決着を図る面積折半方式に言及していたことが30日分かった。首相同行筋が明らかにした。

プーチン氏は首脳会談で、ロシアが中国やノルウェーとこの方式で領土問題を決着させた経緯を説明。北方領土について具体的に面積折半を求めたかは不明だが、解決法の一つとして触れた可能性がある。

菅義偉官房長官は30日の記者会見で、面積折半方式について「四島が日本に帰属するという前提に立って返還を進めていくのが基本方針だ」と否定的な見解を示した。

これに関し、政府高官は同日夜、「四島の帰属を確認することが基本だ。それができれば2島からの返還でもいい。その先は何十年かかるかもしれない」と述べた。日本政府の基本方針を踏まえ、四島の日本帰属が確認されれば、1956年の日ソ共同宣言に明記された歯舞、色丹両島引き渡しの先行にも柔軟に対応する考えを示したものだ。 

北方領土をめぐっては、麻生政権当時、面積等分論が取り沙汰された。北方四島のうち択捉島上で国境線を引き、その約4分の3をロシアが領有。残りの4分の1と歯舞、色丹、国後の3島を日本領とすれば、面積が等分となる。

ロシアは2004年〜08年までの中国との国境画定交渉で、アムール川などに浮かぶ大ウスリー島など3島の主権をこの方式で解決。10年にもノルウェーとバレンツ海における国境線の画定交渉でこの方式で合意した経緯がある。(2013/04/30-23:00)

2013-04-29 (Monday)

日露首脳会談 共同声明発表 / 新党大地 参院選に浅野氏擁立へ

【モスクワ時事】安倍晋三首相とプーチン・ロシア大統領が29日合意した共同声明の要旨は次の通り。

一、相互信頼と互恵の原則に基づいてあらゆる分野で2国間関係を発展

一、首脳の定期的な相互訪問を含む日ロ首脳レベルのコンタクトを強化。両国外相の少なくとも年1回の交互訪問実施

一、第2次世界大戦後67年を経て日ロ平和条約が締結されていない状態は異常であるとの認識で一致。2003年の日ロ行動計画で確認された問題を、双方に受け入れ可能な形で最終的に解決することにより平和条約を締結する決意を表明。交渉を日ロ行動計画を含むこれまでに採択された全ての諸文書・諸合意に基づいて進めることで合意。両首脳の議論に付するため、平和条約問題の双方に受け入れ可能な解決策を作成する交渉を加速化させるとの指示を自国の外務省に共同で与える

一、安全保障・防衛分野での協力拡大の重要性を確認。外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)の立ち上げ。日本外務省とロシア安全保障会議事務局との定期協議実施。防衛当局間・部隊交流の拡大、テロ・海賊対策を含む新たな協力分野の模索

一、極東・東シベリア地域での協力推進のため、両国間の官民パートナーシップ協議開催

一、国際協力銀行(JBIC)、ロシア開発対外経済銀行(VEB)とロシア直接投資基金(RDIF)との間で「日ロ投資プラットホーム」設立

一、運輸インフラ、都市環境、食品産業、医療技術、医療機器、医薬品に関する互恵的協力の拡大

一、競争力ある価格でのエネルギー供給を含む互恵的な条件での石油・ガス分野のエネルギー協力の拡大

一、文化センター設置協定締結

一、14年を「日ロ武道交流年」と決定

一、核兵器・弾道ミサイル製造を放棄しない北朝鮮の行為を非難。国連安保理決議と6カ国協議共同声明の順守を強く要求。ロシア大統領は、日本人拉致問題の人道的側面に理解を表明し、日朝間の交渉による問題の早期解決の重要性を強調

一、首相はロシア大統領に、都合が良い時期に日本を公式訪問するよう招待(2013/04/29-22:28)

【モスクワ時事】安倍晋三首相は29日午後(日本時間同日夜)、モスクワのクレムリン(大統領府)でプーチン・ロシア大統領と会談した。焦点の北方領土問題について両首脳は、「双方に受け入れ可能な解決策を作成する交渉を加速化させる」として交渉の再スタートで合意。首脳の定期相互訪問や外務・防衛担当閣僚の「2プラス2」創設でも一致した。

両首脳はこの後、共同記者会見に臨み、会談の成果をまとめた共同声明を発表した。日ロ首脳による共同声明は、小泉純一郎首相(当時)がロシアを公式訪問した2003年以来、10年ぶり。

共同声明で両首脳は「第2次世界大戦後67年を経て日ロ平和条約が締結されていない状態は異常」との認識を共有。1956年の日ソ共同宣言や01年のイルクーツク声明など、両国政府が交わした諸文書に沿って交渉を加速するよう、両国外務省に対してそれぞれ指示することを明記した。

停滞していた領土交渉の再開を共同声明に盛り込んだことで、平和条約締結に向け両首脳が政治的意志を明確にした形だ。

領土交渉をめぐり日本側は、「四島(択捉島、国後島、歯舞群島、色丹島)の帰属の問題を解決して平和条約を締結する」ことを基本方針としている。帰属問題が決着すれば返還の時期や形態は柔軟に対応する構えだ。ただ、プーチン氏は日ソ共同宣言に明記された歯舞、色丹両島の引き渡し以上の譲歩はしない意向とみられる。交渉再開で合意したがハードルは高い。

(後略)

新党大地の鈴木宗男代表は28日、岩見沢市内で開かれた同党幹事長代行で同党道10区支部長、浅野貴博氏(35)の岩見沢後援会発会式のあいさつで、「新党大地としてこの夏行われる参院選北海道選挙区に浅野貴博君を擁立したい」と訴えた。出席者は拍手で受け止めるとともに、浅野氏も「北海道の未来のために尽くしたい」と述べ、立候補する決意を明らかにした。

鈴木代表によると、近く支部代表会議を開催し、正式に出馬要請を行うという。

浅野氏は昨年12月に行われた衆院選道10区(岩見沢市など)に立候補し落選したが、同市を拠点に政治活動を続けている。【吉田競】

2013-04-26 (Friday)

新党大地・石川知裕議員 来月辞職へ 鈴木貴子氏が繰り上げ当選 他

生活の党の小沢一郎代表の資金管理団体「陸山会」による土地購入をめぐり、政治資金規正法違反罪に問われ、1、2審で有罪となり上告した新党大地の石川知裕衆院議員(比例代表北海道ブロック)が5月に議員辞職することが26日、分かった。上告は取り下げないという。

石川氏は昨年12月の衆院選に北海道11区から出馬し、比例復活で当選した。辞職に伴い、新党大地の北海道ブロックで惜敗率が次点だった鈴木宗男・新党大地代表の長女、貴子氏が繰り上げ当選する予定だ。

鈴木氏はこれまで、上告を取り下げ、公民権停止期間を経て次期衆院選に備えるべきだと進言。石川氏は後援会から一任を取り付けていた。

既報の通り。

ロシア大統領府報道部は26日、安倍晋三首相とプーチン大統領による29日の首脳会談に向けてコメントを発表、北方領土交渉について「双方に受け入れ可能な解決を見つけるためには、日ロ関係全般を発展させ、互いに敬意を払いながら静かな環境で対話を継続しなければならない」と指摘した。(共同)

2013-04-25 (Thursday)

ロシア副首相 「北方領土要求は無意味」

【モスクワ田中洋之】ロシアのロゴジン副首相は11日、訪問先の極東アムール州で、北方領土の返還を求める日本について「(第二次大戦で)無条件降伏したのだから、今日において新たな(領土)要求をするのは無意味だ」と述べた。ロシア通信が伝えた。今月末の安倍晋三首相訪露を前に「北方四島は第二次大戦の結果、ロシア領になった」という従来の主張を改めて強調することで、日本側をけん制する狙いがあるとみられる。

ロゴジン副首相は「残念ながら、いくつかの国はロシアへの領土要求を放棄していない。私が念頭に置いているのは日本だ」と指摘。「ロシア政府要人が南クリル(北方領土)を訪れた後の(日本側の)非常に感情的で神経質な発言を思い起こすのはもうたくさんだ」と述べた。

ロゴジン氏は民族主義政党「祖国」を設立するなど保守派の政治家として知られる。

ロシアでは、4月28日に日本政府が「主権回復の日」の記念式典を主催することに対し、北方四島や竹島などへの主権をアピールする意図があると警戒する論調が出ている。

首脳会談直前で双方前振りに忙しい状況です。

2013-04-24 (Wednesday)

森元首相インタビュー

森喜朗元首相は24日までに産経新聞のインタビューに応じ、今月末に予定される安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領との首脳会談で、半年から1年の期限で両国外務省に北方領土問題の解決策を検討させることで合意すべきだと主張した。交渉に当たっては、1956(昭和31)年の日ソ共同宣言で平和条約締結後の日本への引き渡しを明記した色丹島、歯舞群島の返還を確保した上で、日露双方が「譲り方」を工夫する必要があると強調した。

プーチン氏は今年2月、首相特使として訪露した森氏に、領土問題をめぐる自らの「引き分け」発言を「双方が受け入れ可能な解決策」と説明した。これについて森氏は、両首脳が外務省に期限を区切って訓令を出し、解決策を模索すべきだと指摘。安倍首相に対し、日ソ共同宣言を「交渉の出発点」とする2001(平成13)年のイルクーツク声明を再確認するよう提案した。

一方、森氏はロシアが日本に期待する極東・東シベリアの共同開発を促進することを通じ、領土問題でのロシア側の軟化を促すべきだとの考えを示した。

ただ、「譲り方」を模索すべきだとする森氏に対しては、「4島一括返還論」の立場から批判が出ている。産経新聞元モスクワ特派員で外交評論家の澤英武氏は「首相は森氏らの2島先行返還路線に乗せられてはいけない。プーチン氏の『引き分け』発言は疑似餌であり、首相は訪露を見合わせるべきだ」と述べた。

2013-04-23 (Tuesday)

北方四島 晴れぬ視界 / ロシア税関 北方領土を日本領と記載した雑誌を押収 他

北方四島(択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島)は1945(昭和20)年夏にソ連軍に占領された。戦後、国際舞台に復帰し、経済力をつける中で「固有の領土」の返還を求める日本と、ソ連・ロシアはすれ違いを続けてきた。安倍晋三首相の訪ロを控え、過去の歩みを振り返る。(松尾一郎、広島敦史、円満亮太、津阪直樹)

朝日の特集ページ。年表の形でまとめられています。

ロシア極東サハリン州のサハリン税関は23日、州都ユジノサハリンスクの空港の荷物検査で今年1月末、北方領土が日本の領土と地図で示された雑誌2冊を日本人男性から押収したと発表した。

同税関は「政治宣伝の資料はロシアの政治的利益を害するもので、持ち込みが禁止されている」と説明。今月18日に行政罰に向けた手続きを開始、雑誌は返還せず廃棄処分される見込みという。

男性はサハリンから札幌に空路で帰国する際、雑誌を押収された。ユジノサハリンスクの日本総領事館は「事実関係を確認中」としている。

同空港では昨年3月にも、北方領土のロシア人島民と日本人の元島民らが相互に行き来する「ビザなし交流」についてロシア側と協議する日本側代表団が、日本外務省発行の北方領土問題の啓発資料などを押収された。(共同)

1月の話。

来日中のロシア極東サハリン州のホロシャビン知事は23日、共同通信などと会見し、29日にモスクワで行われる安倍晋三首相とプーチン大統領の首脳会談で日本側が進展を目指す北方領土問題について「歴史のある問題で、一度に合意することはないだろう」と述べ、解決に至る場合でも協議に長い時間がかかるとの見通しを示した。

ロシアが実効支配し、同州が事実上管轄する北方領土に、日本政府の反対にもかかわらず日ロ以外の企業進出計画が進んでいることについて、ホロシャビン氏は「投資(機会)は全ての友好国に開かれている」とし、問題ないとの立場を強調。

2013-04-19 (Friday)

千島列島沖でM7.2の地震 色丹島で20cmの津波を観測 / 安倍首相 鳩山氏発言への正しい対応は「無視」

【モスクワ時事】19日正午すぎに北海道で最大震度4の揺れを観測した千島列島沖の地震で、インタファクス通信は同日、約1時間後に北方領土・色丹島で最大20センチの津波を観測したと伝えた。また、ロシア非常事態省は住民に死傷者はないと発表した。

米地質調査所(USGS)によると、地震はマグニチュード(M)7.2で、震源地はウルップ島(得撫島)沖の太平洋。この地震の10分後にも付近でM5.7の地震があった。(2013/04/19-19:04)

安倍晋三首相は19日の記者会見で、鳩山由紀夫元首相が1月に中国で「尖閣諸島は係争地」と発言し、政府・自民党などから批判が出たことに関し、「正しい対応は無視することだ」と述べた。 (2013/04/19-17:51)

2013-04-18 (Thursday)

加藤紘一 政界引退へ

昨年12月の衆院選で落選し、去就が注目されていた自民党元幹事長の加藤紘一氏(73)が17日、三女の鮎子氏(33)を後継に指名し、政界の一線から退く意向を示した。県政界で大きな存在感を示し、一時は首相候補にも挙がった大物政治家の「引退表明」に、支援者からは「一つの時代が終わった」との声が漏れた。

(中略)

鮎子氏は鶴岡市在住で、加藤氏の秘書役を務めている。関係者によると、17日の会合に出席した際、「よろしくお願いします」とあいさつしたという。

ただ、同党県連の志田英紀幹事長は「党本部から『世襲する場合は党員の信任を受けるように』と通知が来ている。党員投票を行って公認候補を決定したい」と述べ、3区の公認は党員投票を踏まえて決めるべきだとの考えを示した。

(2013年4月18日 読売新聞)

2013-04-14 (Sunday)

鈴木宗男 石川議員の去就「本人の判断で」 他

新党大地の鈴木宗男代表は13日、政治資金規正法違反の罪に問われて二審で有罪判決を受けて上告し、議員辞職の意向を固めた同党の石川知裕衆院議員(比例代表道ブロック)について「すべて石川さんの判断に任せたい」と述べ、辞職と裁判継続いずれも容認する考えを示した。

札幌市内で開かれた同党の政治資金パーティー後、記者団に答えた。

鈴木氏は「石川さんが裁判をやるなら、その判断でいいし、支えていきたい」と明言。鈴木氏は3月の同党の会合で、石川議員は上告を取り下げ、判決を確定させるべきだとの考えを示していた。<北海道新聞4月14日朝刊掲載>

比例区で大地として獲得した議席なので、石川議員の辞職後は次点だった鈴木貴子氏が繰り上げ当選となります。

新党大地の鈴木宗男代表は13日、札幌市内で記者団に、今夏の参院選について、「日本維新の会とみんなの党は環太平洋経済連携協定(TPP)賛成で、北海道では絶対受け入れがたい。北海道の声を堂々と発信するのも道民に理解を得られるやり方だ」と語り、第3極政党との連携は困難との考えを示した。

また鈴木氏は「参院は選挙が広い。一日でも(早く)方向付けを具体的なものにしたい」と語り、道選挙区と比例選の両面で候補者擁立が可能か、近く判断する考えを示した。

(2013年4月14日09時49分 読売新聞)

2013-04-13 (Saturday)

石川知裕議員 議員辞職を示唆

議員辞職を検討している地域政党「新党大地」の石川知裕衆院議員(比例代表北海道ブロック)は13日、札幌市で開かれた党の会合で、「参院選のことを考え、私自身、政治決断をしていきたい」と述べ、夏の参院選前に辞職する意向を示唆した。判断の時期については「まだ言う時期ではない」と述べるにとどめた。

石川議員は、小沢一郎生活の党代表の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京高裁から有罪判決を受けて上告している。大地の衆院議員は石川議員1人。同議員は「比例の議席の重みを十二分に心得ている。唯一の議席を持っている私が先頭に立って参院選を戦う立場にあるかどうか、熟慮している」と語った。 

石川議員が辞職した場合、大地の鈴木宗男代表の長女、貴子氏が繰り上げ当選となる。(2013/04/13-17:51)

2013-04-12 (Friday)

TELESCOPEフライヤーアーカイブ【VOL.13】

ムネオハウス的にはLPOのイベントに出たDJがゲスト出演したり、オーガナイザーのNECO-PUNCHさんにはMUNERE'02を開催した新宿Marzを紹介してもらったり、そのMUNERE'02にもDJで参加していたりと色々ご縁があるイベント"TELESCOPE"。今年10年ぶりに開催されるのに合わせて過去のフライヤーがイベントのブログで紹介されていまして、今日が2002年5月にLDPさん(SharpnelのJeaさん)とShikarabaさんが出たVol.13の日でした。

紹介文中で当時の事が一部触れられていたので記録に残しておきます。

(前略)

ゲストDJはロフトプラスワンで300人以上を動員したMUNEO HOUSE Partyより、LDPさん&SHIRAKABAさんが登場。ムネオハウスについてはこちらを参照いただければ分かりやすいのですが、当時のこういった一大音楽ムーブメントに生で触れることができたのは貴重な体験でした。

(後略)

-TELESCOPEフライヤーアーカイブ【VOL.13】 | TELESCOTEN

説明にニコニコ大百科が活用されるあたりに10年の月日の長れを感じます。

なお当時の模様は一部の動画とスレッドに残っていたレポートからも垣間見ることが出来ます。こちらのエントリーからどうぞ。

2013-04-11 (Thursday)

日露外相会談開催

【ロンドン時事】主要8カ国(G8)外相会合出席のため訪英している岸田文雄外相は10日、ロンドン市内でロシアのラブロフ外相と会談、今月末に予定される安倍晋三首相の訪ロに関し、停滞している北方領土交渉の再スタートとしたいとの意向を伝えた。 

岸田外相は、首相訪ロについて(1)プーチン大統領との個人的な信頼関係構築(2)日ロ関係全体の方向性を提示−するなどの意義があると強調。ラブロフ外相は「首相訪ロに強い関心がある」と応じた。

これに先立ち岸田外相は英国のヘイグ外相と会談。ミサイル発射への動きを示す北朝鮮について岸田外相が「挑発行動は北朝鮮の利益にならないことを理解させるのが重要だ」と述べたのに対し、ヘイグ外相はG8外相会合で自制を求める一致したメッセージを出す必要があるとの見解を示した。(2013/04/11-00:09)

安倍晋三首相が28日、ロシアを訪れプーチン大統領と会談する。両国間の深い溝となってきた北方領土問題は動き出すのか。2月に事実上の首相特使として大統領と会った森喜朗元首相(75)と、北方領土返還をライフワークとする鈴木宗男新党大地代表(65)に語り合ってもらった。司会は松田喬和・専門編集委員。【構成・庄司哲也】

−−日本の首相の訪露は実に10年ぶりです。

森 日露新時代の幕開け、関係を構築し直す第一歩という思いで見ています。ただし、性急に結果を求めてはいけない。プーチン大統領と2月に会った時「安倍首相と年に1、2度は会うような関係をつくってください」と申し上げたんです。よほどの問題がない限り大統領は再選を含め10年以上の任期があり、絶対的な力を持つ。安倍さんも政権が安定したら5年はやれるかもしれない。硬直した日露の問題を時間をかけて解きほぐすチャンスなんだから、もっともっと会わなきゃ。場合によっては今年の秋に大統領に来日してもらったらいい。

鈴木 森元首相との会談で、大統領はわざわざ白い紙に柔道場の絵を描いて「ロシアと日本は場外すれすれのところで組み合っている。これじゃ危ない。真ん中に戻ろう」と言った。「真ん中」とは01年3月、当時の森首相とプーチン大統領が出したイルクーツク声明のこと。歯舞、色丹2島の返還を明記した1956年の日ソ共同宣言の有効性を確認するという内容です。

一方、安倍首相も2月28日に国会内でロシアのイシャエフ極東発展相と会い「イルクーツク声明を大切にしたいと思っている。ぜひ大統領にお伝えいただきたい」と明快に語った。2人ともあの声明の重要性が分かっている。だから首脳会談には期待しているし、楽観もしています。

語っておりますのでリンク先でどうぞご確認下さい。

2013-04-09 (Tuesday)

辻元清美名誉毀損裁判 産経新聞の賠償が確定 他

辻元清美衆院議員(52)が東日本大震災後に災害ボランティア担当の首相補佐官に起用されたことを批判した記事が名誉毀損きそんにあたるとして、産経新聞社などに80万円の損害賠償を命じた先月22日の東京地裁判決が確定したことが9日、わかった。

辻元議員、同社側とも控訴しなかった。

産経新聞は2011年3月16日と21日付の朝刊で「辻元議員は阪神大震災の際、被災地で反政府ビラをまいた」などと指摘したが、地裁判決は「記事が真実とは認められない」と判断した。

産経新聞社は控訴しなかった理由について「コメントしない」としている。

(2013年4月9日12時46分 読売新聞)

【モスクワ時事】インタファクス通信は9日、2013年の「ロシアの鳥」に、北方領土などに生息するオジロワシが選ばれたと伝えた。ロシア鳥類保護協会がこのほど決定したもので、ロシア政府が定める「クリール諸島自然保護区」公式サイトで発表された。(2013/04/09-22:12)

2013-04-05 (Friday)

エコカンハウス 光熱費ゼロを達成

引っ越して一か月余り。我が家での太陽光発電など先月のエネルギーの収支が出た。太陽光発電は756kWh、売電723kWh。使用電力は買電とガス発電によって賄われ、太陽光発電の大半は売電している形になっている。料金換算では買電力2202円、売電力30378円、ガス代27718円。ガス発電などでガス代がかなりかかっているが、合計すると458円のプラス。一応光熱費ゼロが達成されている。

もっともこの計算はエコカンハウス独自の計算なので、東電や東ガスの計算と一致するかどうかは今後の検証が必要。

但し独自試算。

2002年4月5日公開「季節の外でPro」ムネオハウス特集第9回(ゲスト: 裏むねむね会 & muneo house info) インタビュー全文

11年前のこのインタビュー音源の文字起こしになります。

前書き
  • 編集点、楽曲の挿入箇所に"--"で目印が入っています。
  • 可読性を高めるため、句読点の付加、重複表現の省略、体言止めの修正等の変更が加えてあります。
  • 脚注は2013年3月時点の情報に基いています。
  • インタビューを受けた方のプライバシーに配慮し、音源の直接公開は当ページでは行いません。

裏むね:

今日のイベントが成功しますように。お願いします。

以上です、委員長!

muneo house info (以下、info):

全ては健全なパロディーとアイロニーの精神で行われているものと記憶しております。もうちょっと大目に見て頂きたい。

以上です、委員長!

-MURU-COREをベースにアレンジした音源-

モーリー・ロバートソン (以下、モーリー):

ハハハッ(笑) 取材班は、鬼子母神の裏にしました(笑)

そして今表の方に回って「こんなに大きいんだ」ということを実感しつつ、あっちには鳥居が連続で一杯建ってますね。どこか座れるところで取材を開始したいと思っております。えー・・・ 「危険 手を触れないでください 鬼子母神」。これは・・・ 放水銃格納庫。なるほど。えー・・・ キャッチボール広場とも言うべき、ケヤキの木であるとか大木、巨木が。樹齢200年という感じであるような場所です。東京に残されている数少ないキャッチボールができる広場。神社の境内。鬼子母神にてお話しを伺いましょう。

あれ・・・!? これまたエッシャーの絵に出てきそうな迷路のように鳥居が一杯並んでいますね。描いてありますね「鬼子母神の公孫樹 樹齢600年以上」はっはぁ。幹の周りは8m、樹高は34m・・・ 切ったのかなぁ。30mはあるそうですね。「雄の木にして成長力を持続」なるほど。雄のパワーを600年持続されている。「これに触れれば」っていう感じの大明神・・・様の近くで話を。

どうですか? マスメディアに参加して?

info:

え、もう緊張で胸がドキドキしています(笑)

モーリー:

ムネオがドキドキ?(笑)

info:

ハイ、ムネオがドキドキです(笑)

モーリー:

ハイ(笑) じゃあ座る場所探しましょう。

--

モーリー:

今日は「裏むねむね会」の裏むねさんとmuneo house infoさんにお話しを伺います。

宜しくお願いします。

裏むね:

宜しくお願いします。

info:

宜しくお願いします。

モーリー:

いよいよ今夜の深夜にイベントがスタートするんですけど、どうなると思いますか?

裏むね:

とりあえず「何かあるかもしれないな」とは思ってます。ただ今の本スレの状態がちょっと荒れてるので心配なんですけど。後はumai bowさんとか宮大工さんにお任せして安心して楽しめると思います。

モーリー:

infoさんは今夜どうなると思いますか?

info:

酒池肉林の宴にならないことだけを祈ってはいますけど。うーん・・・ けが人とか死人とかが出ないでくれれば。それで一番良いんじゃないかと思ってます。そこら辺まで想定します、逆に。

モーリー:

あのお二人ともこのムネオハウスムーブメントというものをね、かなり当初からそれぞれの分担で支えてきましたよね。僕は自分のページからinfoさんのページにリンクさせて貰ってます。

あの、一昨日ぐらいまで宮大工さんが作ってるページだと勘違いしてたんですよ。

info:

そうですよね。なんか書き方がそうだなと思ってたんですよ。

モーリー:

あれが一番ちゃんと頻繁に、しっかりしたページなのね。オフィシャルより。

info:

一番暇なんですよ(笑)

モーリー:

あぁ・・・ だけど結果としてリンクしてたおかげでより多くの人が。あれだけ頻繁に更新して・・・ どういうペースでやってきたんですか?

info:

うーん・・・ 寝て起きて、スレッドチェックして「あ、ネタがある。バーって書こう」大体それぐらいの簡単な気合いですね。個人ニュースサイトはどこも沢山大手がありますから、そういうとこがやっている事ってのをたまに管理人さんが言ってたりするんで、そこら辺を参考にしながらやってます。

だからそんなに大変っていうわけでは無いですね。時間があれば誰でもできることですね。

モーリー:

自宅からやって来たんですか?

info:

ハイ、そうです。

モーリー:

で、裏むねむね会・・・ これが発足したのがいつ頃でした?

裏むね:

えっと元々本サイトの方で、MADニュースとかFlashの、要は面白いものだけを集めてやってたんですけど。

モーリー:

MADニュースってなんですか?

裏むね:

NHKのラジオニュースとかを、なんて言うんですか、言葉を面白おかしく遊びの感じで、例えば・・・

info:

継ぎ接ぎで

裏むね:

そうですね継ぎ接ぎニュースみたいな。

モーリー:

音声を?

裏むね:

そうですね。それがネット上で出回ってたんですけど、そういうものを一杯集めてまして。そのサイトをやってたんですね。で、「2ちゃんねるのテクノ板でこういうものがありますよ」っていうのを教えて頂いて。行ってみて聴いたら面白いと思ったんで。私はどっちかって言うとMADニュースっぽい感覚で載せたんですけども。それがきっかけなんですね。教えていただいたのが最初です。

モーリー:

で、あの、どんどんと大きくなって来ましたよね。入ってくる人もデータの転送量も。それに連れて裏むねさんの役割というのも変わってきましたか?

裏むね:

あくまでも個人サイトで細々とやっていたので、3日でちょっと考えられない転送量を記録してしまった時点で「あぁもうこれは凄い事になってしまったんだな」と思いましたけど(笑) でもなんか逆にもう「これは絶対続けなきゃいけないな」っていう、ある意味使命感みたいな感じを持ってしまったので。大きくなれば大きくなるほどこっちも嬉しいっていう気持ちにはなりました。

モーリー:

infoさんもやっぱり思いのほかの転送量だったと思うんですけど。どこらへんで気合いが入って来たんでしょうか。

info:

そうですねぇ。最初裏むねむね会さんがデリートされて、その次にxreaってところで今100GBさんって名前の方と私もミラーを置いてて、そこで同時にデリートされたんですよ。その時に1日の転送が100ギガっていうときで。

モーリー:

1日100ギガっていうのは、テレビのときもね、相手のディレクターが概念が分からなかったんですけど、100ギガってのは1つのサイトですか?それとも総合で?

info:

あのときのアナウンスだと確かアカウントが2つだったんですね。100GBさんの2つのアカウントを合計して日の転送が100ギガっていうことで。「賠償してもらいますよ」っていう脅し文句を貰っちゃったんですね。

モーリー:

この倍賞の仕組っていうのは、これだけマスメディアでも認知され始めたので、初めてムネオハウスを知りたくてストリームを聞いてる人もいると思うんですね。サーバの仕組みはどういう風になってるんですか?

info:

単純にmp3ファイルをアップして、ご自分のコンピュータの方にDLして聴くと。その間のサーバの負荷ですね、落としてる間の。その間サーバが働くもんですから、沢山落とすことになると、またサイズが大きいと、沢山負荷がかかると。

モーリー:

つまり、プロバイダの方で一定の太さの回線があって、みんなガーッとやってるとその周りのサイトがスローダウンするってこと?

info:

そうですね。

モーリー:

それをサイトの負荷と言うんですか?

info:

サーバと言った方がいいですね、それが入ってる。管理者が悲鳴を上げてデリートかけたり、アカウントを凍結したり。

モーリー:

要するにそれを消しちゃうんですか。ページを。

info:

そうですね。大概全部デリートされます。

--

モーリー:

あそこにいる子供たちとムネオハウスはそんなに変わらない(笑)ような気がして取材をしているんですけど。あの、その後裏むねさんは最初の裏むねむねサイト? が消されて飛び回ってると思うんですけど、最初に消されたのはいつですか?

裏むね:

えっとそうですね・・・ すぐだったと思います。裏むねむね会を作って。

モーリー:

裏むねむね会の最初のレイアウトっていうか、どういう情報が載ってたんですか?

裏むね:

最初は一番最初のスレッドに入っているmp3と、あとは私がムネオハウス始まる前から持っていたムネオさんのFlash。要はムネオさんを素材にした色んな作品を集めてたんですね。

モーリー:

もうあったんですかそういう。ムネオハウスのスレッドの前から。

裏むね:

丁度マキコさんとムネオさんの話題がテレビでずっと独占されてたときに、旬の物だからっていうことで色々教えてもらったり自分で探して全部持ってたんですね。で、一時期公開していたんですけども。一番最初に建った「アシッドハウス=ムネオハウス」っていうものに出会ってから、もう「全部ムネオさんを集めよう!」と思って、「裏むねむね会」っていうページを一つ設けたんですよ。

で、そのページを作って3日で「おめでとうございます!」と(笑) サーバ会社に「頑張って欲しいんですが、この転送量どうなんでしょう」みたいな「いかがなものか」と言われたので、しょうがないから引越しましょうかということで。

今のところ無料サーバを使わせて貰ってるんですが。とりあえず後はデリられないようにちょっとずつ情報を流して、あとはもう細々とやるしかない、と。

モーリー:

今まで恨むねさんは何回ぐらい引越しを?

裏むね:

裏むねむね会になってから最低でも4、5回は引っ越してます。

モーリー:

それはやっぱりそういう警告のメールが来て追い立てられるように引っ越すと。

裏むね:

いえ、一切そういう警告のメールは来ないんですよ。いきなりFTPでも繋がらなくなってしまって。

モーリー:

もう自動的に遮断されて。要するに電気と水道を止められた次の日に引っ越すような。

裏むね:

そうですね(笑)

モーリー:

で、こういう転送量が激増するっていうのはここ数日更に激しくなったんですか?

裏むね:

あのYahoo!さんに載っちゃってからが凄くなっちゃったんですよ。テレビで初めて流れたときにちょっと多いかな、と。一桁でしたけどちょっと増えたかなと思ってたんですが、Yahoo!さんに載るようになってから、今までこれでも多かったのが倍に。1日に8000カウントですか。

モーリー:

それはしかも大容量転送してる8000カウントなんですか?

裏むね:

そうですね。で、もうこれ以上mp3とか大っきいファイルはもう置けないと思ったので消しちゃったんですけど。

モーリー:

でもカウント数は落ちない。

裏むね:

落ちないですね。多分「裏ニュース」[1]のおかげだなと思います。

*1 ・・・ 現実のニュースをムネオハウス調のネタニュースに書き換えたもの。裏むねむね会のメインコンテンツだった。

モーリー:

あ、ニュースをやってらっしゃる。

裏むね:

はい。

--

モーリー:

例えばですね、朝日新聞が取材に来ると言ってますよね。日曜の朝刊ですか載るのは。そうするともう大変な事に。その夜からパンクどころか、電話に虫が詰まっててかけられませんっていうぐらい、来てしまうと思うのね。そうするとやはりWinMXを使って下さいと呼びかける事になりますか?

裏むね:

そうですね。勿論WinMXを是非使ってほしいと思っています。それが管理人にとっても助かりますし、みんなで沢山聴けるようにするためには一番の近道だと思ってます。

モーリー:

WinMXを使う事のもう一つの作用として、使ってる人はホームページに比べて特定しにくいんですか?

info:

MXのサーバによるんですけど。モノによってはアクセスポイントが分かるのもあるんですけど、中には分からないのもあるんで。その場合はほとんど匿名です。

モーリー:

匿名性っていうのは作ってる人が匿名だったり、書いてる人の、ムネオハウスに燃料を注いでいる人達というのか、名無しが中心ですよね。この人達の匿名性があってのムネオハウスだと思うんですが、朝刊で認知されてしまうと「誰が作者なんだ?」っていう事も始まると思うんですね。そう意味でもWinMXはそれをカバーしてくれる感じ?

info:

うーん・・・ それよりは単純に転送量、負荷の問題ですね。それが根本的に解決されるんで。ファイル交換ソフトの方に移行して頂ければ。それが一番重要ですね。

モーリー:

WinMXを作った人はこんな現象が起きると思ってたでしょうか?

info:

まぁないでしょうねぇ(笑) 2ちゃんねるでもたまに奇跡的にまともな使われ方・・・ムネオハウスがまともな使われ方だとは思いませんけど(笑)、昔一回Napsterのときにあったみたいな話は聞きましたけど[2]。だから、作った人がどうだかわかりませんけど、普通MXが使われているのは完全に違法なやり取りですよね。だからそこまで考えてないと思いますよ。

*2 ・・・ 2001年1月に2ch洋楽板でとあるページ上で紹介されていた作者不詳のヘッポコな曲が話題になった際に、スレッド住民がNapster利用してKing Uszniewicz And His Uszniewicztonesの曲である事を突き止めた。「ミャッカムミャッカム」というフレーズが一部で流行した。参考: mimizun.com - 挑戦状

モーリー:

今回のファイルは、例えば宇多田ヒカルや浜崎あゆみを、あんなもの誰が聴くか僕はとんと見当が付かないんですが。mp3にしてまでっていうことね。でも業者かなんかするのかもしれない。夜店で売ったりするような人というか。中国っぽいけど。ただそういうものをあからさまに違法にやっているのと、同じWinMXを使ったりすることでムネオハウスを交換してること、あっちは違法性があるとしてこっちはどうですか? 合法ですか?

info:

うーん・・・ ファイルをやり取りしてる分には合法っていうか、特に触れるとかお咎めを喰らうようなことでは無いと思っています。お咎めを喰らうのであれば曲自体の問題なので。それを共有交換してる分に「お前まで悪だ」と言われる事は無いと思います。

モーリー:

聴いたことによる罪という。

info:

(笑) そういうのはありません!!あるわけ無いじゃないですか!

モーリー:

ハッハッハッハッハッハ

--

モーリー:

今夜歌舞伎町はどうなると思いますか?

裏むね:

ムネオのお面で付けた人で一杯になると思います。

モーリー:

怖い人がやってきてゴルァ?

info:

あー言われるかもしれませんねぇ。そういう場所になっても2ちゃんねらーは「逝ってよし!」と言い返せるかどうか・・・ まぁ無理だなぁ(笑)

裏むね:

(笑)

モーリー:

2ちゃんねらーは優しい人ばっかりな気がするんですけど、どう? しばらく関わってた人として。

裏むね:

一番最初の頃は本当にマターリしてたんですよね。今ちょっと荒れてるんですけど、基本的にはみんな本当に良い人達ばっかりだと思うんですよ。みんなムネオが好きなんだなっていうのは共通してると思います。

モーリー:

なんていうのかな、最初はパロディーの対象だったのがそのうち庇ってあげる対象に変化したと思いませんか?

裏むね:

そうですねキャラクター的に愛着が湧きすぎてしまって、仲間意識の中でみんな聴いてるんじゃないかなと思うんですよね。

モーリー:

で、彼がまた再浮上してくるのを心待ちにしてるって感じ?

裏むね:

それはまた話が別になると思うんですよね。できれば、本当にテクノでデビューしてほしいと思っています・・・ ごめんなさいウソです(笑)

--

モーリー:

彼女は水風船で遊んでいますね。あの、ムネオハウス、無邪気ですよね?

裏むね:

そうですね。とってもはしゃいでますよね。楽しいです。

モーリー:

製品になったら無邪気さはなくなる?

裏むね:

私は冷めると思います。そうなったらもう手を引くと思いますね。

モーリー:

ドラえもんはバリバリ製品だったんですけれども、でも多くの人心に明かりを灯してくれたんだけど、そうは成り得ない?

裏むね:

あのー、私多分ムネオさんに対して愛情が強いんですよ。本当にちょっと好きなんじゃないかなと思うくらい(笑)

info:

ハッハッハッハッハッハ(笑)

裏むね:

実際夢に出てきて付き合ってるんですけど(笑) それから好きになってしまったので、私のものであって欲しいんですよ。で、私のものであってみんなのもので。でもムネオさんは典子さんのものじゃないですか。奥さんのもの。で、あとはもう2ちゃんねらーみんなのものだから、そっからまた離れてしまうと私は諦めます。

--

モーリー:

最後に2ちゃんねるのスレッドで今まで参加してきた人達に何か言ってあげて下さい。

裏むね:

とりあえずみなさん寝不足だと思うんですね。昨日の時点で新しいスレッドが2本立ちましたから。皆さん付いて行くのに必死なんですよね。必死なの大変ですし。あと職人さんがやっぱり一番大変で。それぞれ関わってる人達はなるべくちょっと冷静になってムネオハウスを見直してみる良い時期だと思うんですよ。イベントを機に。それでちょっと落ち着きたい人は落ち着いて、もっと燃えたい人は燃えて・・・ ただまぁ程々にって言うしかないですよね(笑)

モーリー:

みんなずっと仲良くやっていけると思いますか?

裏むね:

うーん・・・ ムネオ好きなら仲良くしたいです。

モーリー:

じゃあまたinfoさんに同じ質問をしますけど。スレッドの方々に何か一言。

info:

スレッド内におけるハードミニマルは絶えて下さい。それだけです。気にしないでください。いちいち目くじら立てないであげてね。

備考

記事起稿日: 2013年4月5日

音源を提供して頂いた皆様に深く感謝致します。

2013-04-04 (Thursday)

2002年4月4日公開「季節の外でPro」ムネオハウス特集第8回(ゲスト: Lucky) インタビュー全文

11年前のこのインタビュー音源の文字起こしになります。

前書き
  • 編集点、楽曲の挿入箇所に"--"で目印が入っています。
  • 可読性を高めるため、句読点の付加、重複表現の省略、体言止めの修正等の変更が加えてあります。
  • 脚注は2013年3月時点の情報に基いています。
  • インタビューを受けた方のプライバシーに配慮し、音源の直接公開は当ページでは行いません。

モーリー・ロバートソン (以下、モーリー):

「季節の外で」は、宗眠したい春。続いて2日目の糞暑い日に、神楽坂の出版社近くでLuckyさんにお話しを聞こうと思います。宜しくお願いします。

Lucky:

宜しくお願い致します。

モーリー:

それであの、Luckyさんは最近宗眠できてますか?

Lucky:

そうですねぇ、宗眠・・・ なかなかスレッドの「宗眠しまーす」っていうのは自分も書きたいなと思うぐらい、宗眠してませんね。えぇ。

モーリー:

要するに宗眠っていうのは、かなり上の方の一連の書込みのスレッドの中で・・・ どういう風に起こったかどうか覚えてます?

Lucky:

あまりその辺は覚えてないんですけど。やっぱり2ちゃんといえば独自の造語ですね、2ちゃん語といわれるような。そういうのがやっぱりコンテンツの中で1つ出てくると、やっぱり良い盛り上がりの1つになりますよね。

モーリー:

実はですね、私、言葉を今日スレッドを調べてきたんですよ。で、要するにムネオさんの記事やムネオさん関連のこのムネオハウスの音楽を、ムネオさん関連と言えるかは分からないけど、ムネオハウスを聴き続けてそういうことばっかり追いかけているうちに、その間に睡眠をしていたのが、睡眠よりもムネオの方が大事になって、とうとう宗男→睡眠→宗男→睡眠が宗宗眠眠になって、宗眠になっちゃうっていう。そういう(笑)

Lucky:

(笑)

モーリー:

でもよく分かる。宗眠は体感してますね。で、会社でいる間も?

Lucky:

はいそうですね、会社にいる間も。インターネットが見れる環境なので、毎日スレッドとポータブルサイト、後はイベントのオフィシャルサイトですね、そちらのBBSなんかをしつこいぐらい見てますね。

モーリー:

このイベント、まぁ日テレで出たことなんかをきっかけに、かなりブレイクをしていて。今日は夕刊フジの記事。これ直接関係無いんですけどなんとなく関係性が臭う記事ありますよね。吉本興業が辻本元代議士を雇いたいと言い始めた[1]。エンターテイメントとして扱いたいっていう、そもそもの発想はムネオハウスにある気がします。

あと確認してないですけど、東スポに載ったんでしたっけ?

*1 ・・・ 4月3日付け夕刊フジ記事「吉本が辻元を救う−常務がラブコール ムネオ似の坂田利夫とコンビ結成か!?」を参照のこと。

Lucky:

東スポに載ったらしいですね。東スポの方も「ムネオハウス」という形で取り扱ったというのを、また2ちゃんのスレッドで(笑)確認させて頂きました。

モーリー:

イベントは既に整理券が超過している感じ?

Lucky:

超過していますね。完全にイベントの方は私じゃなくて宮大工さんとumai bowさんが中心になって動いているみたいなんですけれども。再発行という形で。そちらでもやっぱり結構引きがあるというか、お客さんの集まりが良いと。予想以上ですよね。

モーリー:

お客さんの集まりが良いって言うことよりも、大混乱の一歩手前というか。

Lucky:

そうですよね。パニックですよね、ええ(笑) そういうのは起きそうですね。

モーリー:

(笑) この状況にあってね、宮大工さんとumai bowさんはどういう立場にいると思いますか?

Lucky:

そうですね、最初のやる規模っていうのは、逆に人が1人も来ないんじゃないか、来ても30人位じゃないかと。

モーリー:

30人っていう数字出てましたよね。

Lucky:

あの実数はどこから弾き出されたものかっていうのは微妙なんですけど。今までオーガナイズしてきた中で感じ取るのがそれ位だったんでしょうね。

だからその規模で考えていた事がいきなり300人、それ以上1000人来るんじゃないかと、それ位言われてる。じゃそうなったら自分たちは何をしようかと。整理が付かない状況じゃないでしょうかね。

--

モーリー:

ここまで話が広がってくると、かなりチームワークが芽生えていますね。

Lucky:

そうですね。2ちゃんねるじゃなんとなく珍しい光景というか。統制しようとするものを皆さん嫌うんですけど。自由奔放にやりたいというスタイルを出したいのに、1つの目標に対して忠実に混乱を起こさないように、茶々を入れないように仕事を進めているというのはすごい奇妙な感じがします

けど。これが2ちゃんねるのもう1つの良いところっていうのが出たんじゃないかなとは思います。

モーリー:

ドキュメンタリー作家の中野不二男さんっていう方がいるんですけど[2]、彼は第二次世界大戦中の日本人の心理というものをしばらく追跡していた時期がありまして。彼の通訳兼運転手を10年前位にやった事があったんですね。

*2 ・・・ Wikipedia - 中野不二男

Lucky:

(笑)

モーリー:

話を聴いたことがあったんですけど。彼はね、日本の第二次世界大戦における敗因というのは、日本側は精神論で、アメリカはあくまで合理的に、消耗戦の戦争の原理、つまり1日にどれくらいの飛行機や弾薬が消費されているかを考えついて、合理的に進めた。

一方日本の精神論者、所謂大本営がアメリカを真珠湾で攻めてそのまま一気にアメリカを乗っ取ってしまうと思い込んだ理由というのは、アメリカを視察した日本の官僚だとか軍関係者が「アメリカ人はみんなてんでバラバラでだらしがない」で「自分に意見ばっかり言っている」って言ってた。

Lucky:

2ちゃんねるみたいな感じですよね、今の。第二次大戦中の日本の軍部が見たアメリカ。

モーリー:

つまり第二次大戦前のナメてたアメリカ。

Lucky:

そうですね。舐めてるアメリカの姿。それがまさに2ちゃんねるって言っても良いんじゃないかと思えるようなお話しですね。

モーリー:

なんか、バスケットボールって、あんまりやった事ないんですけど、見ているとみんなブラブラして(笑) その都度自分の何をやれば良いかが、隙間を埋めるようにサッと誰かが入って行きますよね。あんまり縦社会じゃないというか。

そういう第二次世界大戦時のスクランブルのかかったアメリカに例えても良いし、バスケットボールチームのような。どんどんどんどんみんなで即興的な統一した流れを作ってますね。

Lucky:

そうですね。それがやはり今回のパーティーですよね。まぁ緊急事態ですよね、いわば。30人しか集まらないと思えていたようなものに300人、もしかしたら1000人とか膨れ上がった人間が来てしまう。じゃあこのパニックをどう回避しようか。

ムネオハウスっていうムーブメントっていうのは、曲が出来ていく、ジャケットが出来ていくそういうムーブメントと、イベント、お祭りとしてのムーブメントとの2本の柱が今走ってると思うんですよ。その1本の柱は、イベントがなければ何事もなく頂点を迎えて緩やかに下っていくようなもの、そういうムーブメントだと思うんですけども。イベントの方は目標が見えているんですね。

その目標に対して皆さんがパニックが起こらない、良いイベントを終了させよう。きちんとした祭りを上げたい。その祭りの過程を見たい。祭りの終末を見たいという盛り上がりの期待感がこういうスクランブル状態になってるんじゃないかなと、私は思うんですけど。

--

モーリー:

ここまで認められると、ムネオハウスは違った意味合いや違ったチャレンジを社会に叩きつけている事になりますか?

Lucky:

いろんな提示っていうのはできると思うんですよ。実際、名も無き音楽の作家さん、職人さんですよね、そちらが勝手にサーバに上げる。それを「こういう曲が出来たから聴いてくれ」と。それをみんなが勝手にDLして聴いて、色々批評する。「面白い」「面白くない」「これはこういうネタの方が良い」そういう声が出ながら曲が集まってアルバムになる。それでアルバムのジャケットはどうしようか。そうしたら「ジャケット俺が描けるから描くよ」と。そういうのが上がってジャケットが出来て、印刷品質のものまでアップされる。

モーリー:

ポイントで。

Lucky:

そのポイント、ポイントでそういうものが出てきて、ひとつの区切りになって。じゃあもう1回スタートに戻ってまた発進しよう。じゃあ10曲目で区切りだから、ここでまた区切って新しく始めてみよう。

そういう時に、話を戻しますけど、楽曲の提供であったりとかジャケットの提供、それをCDに直せる、モノとして残せるような形にして提供するっていうのは、商業レベルでも使えるんじゃないかっていう風に思うんですよね。このムネオハウスが商用で使える使えないっていうのは別だと思うんですけど、ハイ。

モーリー:

吉本興業の辻本代議士に対してマネジメントしたいと手を挙げたということは、なんか暗示的にムネオハウスが商用に耐える資源としてみなされているような含みは感じられます?

Lucky:

吉本興業さん自体が色んな物のエンターテイメントとして楽しめるんじゃないかという提案の1つとして、ムネオハウスというものが耳に入ったときに、代議士さんもキャラクターの立った人ならば、十分世間にエンターテイメントとして使えるんじゃないかと言う風な判断からこういうものが来るんだと思いますね。

モーリー:

ただし、さっきの比較に戻るんですけどね。言ってみれば元々はカオスとかガウスノイズのようにみんながてんでバラバラな、遊軍的な、北部同盟[3]というのもちょっとおかしな言い方だけど、「みんな適当に何でもやっちゃえ」みたいな人達が、急に団結した結果の強みっていうのが今回出てるわけですよね。

これに対してあくまで吉本のスタイルというのはこれマスゲームじゃないんですか?

*3 ・・・ 時期的にこの北部同盟はアフガニスタン紛争時の反タリバン政権勢力を指すと思われる。参考: Wikipedia - 北部同盟 (アフガニスタン)

Lucky:

そうですね。元々パワーを持っている。今ムネオハウスに関わっている人一人一人っていうのは全然普通の人ですし、パワーを持ってるというものでは無いですよね。いきなり吉本興業さんでしたら。テレビというマスメディアを使った展開っていうのもできますし。

モーリー:

マスメディアで一番強いとも言われてますし。

Lucky:

そうですね。

モーリー:

吉本に逆らえる人はテレビの世界にはいないと言われてます。

Lucky:

それでしたら良いところ良い時間枠で、キャラの立ったものを放送できるっていう強みってのはありますよね。こういうインターネットみたいなアンダーグラウンドな世界で動くのとは全然違った。

モーリー:

ただ、マスゲーム型の吉本興業がムネオハウスに手を出して、例えばここの関連で動いている人達に上手く個人的に接触してね、引っこ抜いたり。あるいは「君は覆面のままで良いから」と言って、アレンジャーや作曲家として、デザイナーであるとかを抜いて作ったとしますよね。それはこのインタビューシリーズの初期の頃に出てきた宮大工さんが言ってた事だと思うんだけども、「さぁこのサンプルをどうぞ使って良いですよ」っていう「良い子のムネオハウス」になっちゃうんじゃない?

Lucky:

その「良い子のムネオハウス」をやったときにじゃあ誰が食い付いてくるんだ、と。

モーリー:

その他一般の90%の人口とか。

Lucky:

そうですよね(笑) 一般の人はクリエイティブなところを刺激されるかというと、すごく刺激されないと思うんですよね。

与えられたものをそのまま食べてるだけじゃ物足りないっていうところからこういうムネオハウスみたいな事ってのは出ていると思うんですよ。自分たちで勝手に加工できる、やりたい放題できるっていうメリットがあったのでこういうムーブメントになったんだと思いますし。

モーリー:

そうすると・・・ 質問の仕方が微妙になってくるんですが、ムネオハウスっていうクリエイティビティを支えたり発揮したりする事で利益が生じる事があってはいけないとおもいますか?

Lucky:

私はそれはあってはいけないと思いますね。ムネオハウスっていうの自体はダジャレですから。それをどれだけ自分の中で盛り上がって。対価を求めないってことは自分の盛り上がりですよね。マスターベイションみたいなものですよね。自分が気持ちよければ良い。そこに更に周りが付いてくれば、もっと大きなものになって、今のムーブメントみたいになるわけですよね。

モーリー:

一時、お言葉をLuckyさんに返すようなんですけど、マスターベイションっていうのはムネオハウス以前のガウスノイズであるところの2ちゃんねるなんじゃないでしょうか。

Lucky:

あ、確かに。そこで発散してるものなのかもしれません。

モーリー:

つまり初期衝動はそうだったのかもしれないけど、今はスクランブルが掛かっていて、何らかの変異が起こってるわけですよね。この状態は良いわけでしょ?

Lucky:

そうですね。良いように動くとは思うんですけど。実際これはイベントがあるからこういう風な事が起きるわけで。じゃあいろんなメディアが食い付いてきて、これを商用で使おうとしたら、まず職人さん達の引き抜きであったりとか、ジャケットをやるデザイナーさんの引き抜きが始まったりするわけですよね。

その時に、その人達が抜けていけば抜けていくほど体制が分かれていきますよね。メディアに擦り寄った側がメジャーになって好きになる人もいれば、「俺は昔のアレが好きだったんだ」と。「今のメジャーなのは見てらんない」とか言うような人も出てくるわけですよね(笑)

--

モーリー:

Luckyさんが今まで一番心奪われた作品はどれですか?

Lucky:

やっぱり「dj battle」がすごい良かったんですけど、その後5枚目の「Usodayo」とか、あれはバックグランドの声の加工の仕方であったりとか曲の展開とかすごい完成度が高いなぁと思って。あそこは最高峰だなと思ったときがありました。

モーリー:

ジャケットは?

Lucky:

ジャケットは2ndが大好きですね。ムルアカさんとの顔。イラスト調のタッチのやつですね。あれがすごい好きです。

モーリー:

最近、音もジャケットも洗練の傾向が・・・ ていうか変な話、マスコミでブレイクするのとほぼ時期を一つにして、マスコミの紹介の水準を上回る作品が出てきつつあるのよね。

Lucky:

そうですね。それまでのちょっとバタ臭いっていうか、インディーズっぽい、アングラっぽい流れより、洗練された曲っていうのが。逆に自分としては寂しいところがあるかなぁと。商用にすぐ乗っちゃうかもしれないっていうレベルのものが出来てしまったっていうのが、商用も喰い付きやすいところなんでしょうね。

モーリー:

あの、カリスマティックな関係のボーカリストだった人が、バラエティショーの司会者になる、そんな感じ。

Lucky:

あ、そういう感じですね。牙抜かれちゃったみたいな(笑)

--

モーリー:

ムネオハウスがこれだけ急速に、本当に爆発的に、ファイル転送を通じて、それとスレッドとの絡みですよね。幾つかの要因がありますよね。目に訴える視覚の方面、聴覚、活字っていうかスレッドだよな(笑)

Lucky:

そうですね(笑)

モーリー:

マルティメディアの展開を最初からしたのよね。あの、ADSLとかそういう環境に激しく依存したものだと思います。

Lucky:

そうですね。今一番環境的に、昔の336とか、ちょっと前の56であったりとか・・・

モーリー:

何なんですかサンサンロクとかゴーロクとかって。

Lucky:

転送速度なんですけど。56k(bps)であったりとか33(kbps)ぐらいの。

モーリー:

ISDN以下?

Lucky:

そうですね。今言われるところのナローバンドですよね。それの8倍〜10倍、それ以上の接続環境があると。そうなると2-3MBのファイルだって3分とかで落とせるわけじゃないですか。1曲3分で落とせるのと1曲30分掛かって落とすのでは、やはり広がり具合は全然。

モーリー:

それで先ほど言った、ちょっと腹黒い系のITの「音楽ダウンロードで君もデビュー」会社ね。幾つか代表者に会ったことあるんですよ。であんまりに意識低いんで、エンガチョ(笑)

Lucky:

(笑)

モーリー:

しちゃって(笑) 絶対関わってあげないみたいな。それでね、その時代ってISDNが最速だったの。だから1曲を根性でえっちらおっちらDLして、しかも電話代 + 従量制の通信費 + 課金、三重に収める奴がいるんじゃないかっていう期待のもとに作られたモデルだったからあっという間にポシャったのよ。ザマァ見ろだったんだけどね。

Lucky:

ええ。

モーリー:

でも、今だとあっという間に。速いときは、うちはADSL8Mなんですけど、1MBが1.5秒ぐらいかな。

Lucky:

速いですね。自分ところは下りだと600(kbps)位なんで。それでも昔に比べたら凄い早かったんで気楽にDLできますし。すぐ落とそうと思って、自分の中が盛り上がってる間に落ちてきて、それを聴いて大笑いして、またレスを返すと。そういう早いレスポンスが返せるんですよね。

モーリー:

だからインフラ全体が質が上がっていることが、ムネオハウスを支えるマストの部分ですよね。

Lucky:

そうですね。やはりインフラが整ったっていうのが、ブレイクスルーを早くしたっていうのはあると思います。

モーリー:

それから物理的な部分で。CDを焼いてる人。CDを焼く速度も上がってるということもやっぱり隠れた要因でしょうか。

Lucky:

そうですねぇ。CDを焼くっていうのはやっぱり大量生産になっちゃうんでしょうけど。個人で焼くレベルでも今まではCD-DAだとどうしても等倍で焼かないと音飛びしちゃうとか音の劣化が激しいとか言われているんですけど、4倍、8倍、10倍とかで焼いても普通に聴ける。そうなるとやはり気軽にCDも作れますし。そういうのが大きいと思います。

モーリー:

より細かい要因になるんですけど、例えばiPodのようなmp3プレーヤーの普及も絡んでるとおもいますか?

Lucky:

そうですねぇ。やはりmp3プレーヤーはPCと連動して使えますんで。今楽曲がmp3で配信されてますよね。それを直接自分で編集してマイ・ベストで毎日通勤で聴けると。そうなるとやはり音楽が身近になりますよね。

--

モーリー:

これだけ転送速度が早いと、かつてISDNの時代というのはね、曲をDLする待たせ時間が大変だったから、リアルオーディオのストリーミングで行こうとか。あとQuicktimeもISDNのレベルでなんとかして小さな映像を動画を届けたいと。あんまりナローバンドだとQuicktimeは上手くいかないような・・・ ボロボロですよね。音なんか変なエイリアス起こして、ガリガリになるし。ところがブロードバンド化し始めますと、ファイルのDLもとても早いし。例えば映像作品を15コマ/秒ぐらいで動かしていても、相当の大きさのものを・・・ 今はフラッシュが中心だけども、例えばノンリニア編集でQuicktimeムービーとかを作っても、今だったら見るに耐える速度で。

Lucky:

スピード自体は問題ないと思います。そうなると作る技術者の問題になってきたりするんでしょうけど。実際Premiereとかの動画ソフトですよね。

モーリー:

After Effectsとか。

Lucky:

そういう感じで(笑) 今Flashが一番軽いからナローバンドの人も安心して見せれるっていうとこもあるのであれを使うんでしょうけど。それ以外でもやっぱり映像ですよね、そちらを使ったPVとか、自分で作り出す人が出てきてもおかしくない。

モーリー:

見ていて、今のところは音楽とちょっと軽めのPVのフラッシュという感じがするんですけど。これやろうと思えばね、TVのソースをサンプリングしたりVJしたりして、レンダリングをかけてしまえば、TVの動画そのものをVJ素材にしてしまえるとか。今は静止画コラージュじゃないですか。それを動画コラージュにあっという間に出来るというか。あの日テレの奴見ました?

Lucky:

見ました。あれはすごく笑えましたよね。フラッシュとカット割りは一緒なんですよね。

モーリー:

一緒なんだけど・・・ あれ多分ね、僕取材を受けたときに隣にノンリニアのAvid[4]の編集室があったのね。だからAvidでやったんじゃないかなと思うんだけど。

*4 ・・・ アビッド社のノンリニア映像編集システムの事。参考: Wikipedia - アビッド・テクノロジー

Lucky:

なるほど。そうなるとやはり、なんでしょうねぇ、本格的なものができると。

モーリー:

職人的立場の言い方なんですけど、あれって見てて程度とか甘く無かったですか? 全部なんかクロスフェードとかディゾルブばっかりて。もっとフラッシュってガガガガガッって尖ってるのに、そういう尖った編集が無くて不満に思わなかった?

Lucky:

そうなんですよ。逆にシュールさが出ないっていうか。そのまま動画をキレイなコマで流されると、どうしてもガガガガっていう切るっていう、アレが。

モーリー:

だから興味深いところが2つあったのね。1つはそうやって丸まっていく姿があたかも「良い子のムネオハウス」を暗示しているみたいだった。もう1つは、なんだっけな・・・ 忘れちゃった。ゴメン、1回止める(笑)

--

モーリー:

はい、何となく思い出しました。多分言いたかった事はこうだと思います。要するにFlashのガガガガッていう急激な動きですよね、ノンリニアな激しいカット、そういうモノのほうがムネオハウスのような企画性というか相性が。VJっぽいっていうの?

Lucky:

そうですね。VJっぽいっていうか、やはり音楽とシンクロした動きが。

モーリー:

思い出したゴメン(笑) 清美議員の言葉がシンクロした動画流れてませんでした? つまりオリジナルのソースを日テレが持ってるから、彼等しかできない事だったわけで。

Lucky:

ですよね(笑) ムネオハウスのサンプリングされてるものと元の動画が一緒に流れているという。

モーリー:

著作元が反撃(笑)

Lucky:

反撃ですよね。最後アナウンサーが「こちらで画像を編集して作ったものです」って言ったのも、その辺もあると思います。

モーリー:

「こちらがそもそも著作権を持っていたものです」って言いたかったのかもしれないね。

Lucky:

主張したかったのかもしれませんね。

モーリー:

だけど、逆に言うと、職人さんの中にはもしかして仕事でAvidやAfter Effectsの編集やウェブデザイナーとか手掛けている人もいるわけで。最近のちょっと高度な方のVJソフト、例えばMotion Diveよりも上級ソフトになってくると、レンダリングオプションなんかあったりするんですよ。

だから、例えば動画をまるごと動いたままサンプリングして、それをダダダダダっという風に出すことも可能なんじゃない?

Lucky:

なるほど。じゃあそういう技術まで使えてかつサイズも抑えられれば、今までずっと言ってるブロードバンド配信ですね、それに載せてまた1つのブレイクスルーになると思いますね。

モーリー:

ブロードバンド配信でのみ可能になるオルタナティブなラジオというかテレビという事?

Lucky:

そうですよね。今まででしたら独立のミニFMみたいな世界が。ミニTVですよね。電波を使わないテレビみたいな感じになって。動画を中心とした。じゃあこの動画を見てまた書込みしたらリアルタイムなコミュニケーションが取れると。そういう形になっていくんじゃないかなと。それは凄い広がりが出てくるんじゃないかなっていうのは思うんですよね。

モーリー:

媒体が第一次の爆発、要するに社会に認知される、そしてそれによる目新しさの混乱。これが多分祭りと共に1回収束すると思うんですけど。その後でですね、一種の課題みたいなものが見えてくるような気がするんですよ。今WinMX中心ですよね。っていうのはmp3を載せるとデリートがかかるっていう。

Lucky:

そうですよね。Yahoo!のブリーフケースでも・・・

モーリー:

ヤフ鰤(笑)?

Lucky:

ヤフ鰤ですよね、所謂(笑) それも結構ヤバいみたいですよね。

モーリー:

Yahoo!は自分たちでカテゴリに登録しておきながら、メディアそのものは削ってるわけ?

Lucky:

そうなんですよね。だから担当してる人の差が出てくるんじゃないかなぁ。

モーリー:

あぁ分かった。下の方の人は「やれ!やれ!」で、上の方の孫正義さんに近ければ近いほど「けしからん!」と。

Lucky:

転送量がかかっちゃうっていう。今までのカテゴリ作ってリンク貼るだけだったら転送量はそんなにかかりませんよね。でもファイルを置いてそれをDLする、そのまま聴かれるとなると、転送量がかかっちゃう。そういう問題も出てきているんじゃないかなぁ、なんていう憶測は出てきますよね。

モーリー:

じゃあ、そういう次の物理的なインフラとかシステムのハードルが起こってきたときにね、そこに対して企業で手を挙げてくるところが出てくると思うんです。既に新しいリンクの中で、CD-R社が一個本社ホームページから僕のところにリンクしてるんですよ、ムネオハウス関連で[5]。それはAppleの「Rip. Mix. Burn」[6]ってあったでしょ。あぁいう感じ。「これからは新しい世代が自分たちでmp3を自在に使いこなすんだ。このムーブメントに乗り遅れるな。そこで我が社のCD-Rを買え」(笑)

*5 ・・・ モーリー氏のサイトへのリンクだったため、どこの企業がやっていたか確認取れず。
*6 ・・・ 2001年のAppleが展開したiTunes広告のキャッチコピー。参考: Wikipedia - List of Apple Inc. slogans

Lucky:

なるほど(笑) 販促に繋げようという形ですね。やっぱり商売ですから、お金につながる事を。こういうホームページ使った事で一番悩みの事は、どうやってお金を取るかっていうところで。ホームページは元々助け合いみたいなところから出てるんで、無料が当たり前。i-modeは逆に同じコンテンツなのに月額300円払わなきゃいけない。

そういうスムーズにお金が取れる仕組みができているのに、ホームページというかインターネットじゃ出来ない。そこのところを突きたいんでしょう。

モーリー:

infoseekのバナーを100回ぐらい見てる人いると思うんですよ今回(笑)[7] それって告知効果あると思う?

*7 ・・・ infoseekの無料HPサービス「iswebライト」を使ったミラーサイトが多かったため。同サービスは2010年10月で終了した。

Lucky:

どうでしょうねぇ。そういうのはあるものだと思ってるから、目に入らないから、広告効果としては非常に薄いと思います。

モーリー:

頭の中でモザイクかかっちゃってるんだよね(笑)

Lucky:

そうなんですよね。勝手に切った映像が見えるっていう。

モーリー:

そうするとね、ケーブルテレビの発想に近いのかもしれないけれども、例えば光ファイバーを敷く上でこういったシーンというのはプッシュするコンテンツに足り得るんでしょうか。それともやっぱり無法すぎるでしょうか。例えばNTTが見た時に。

Lucky:

あぁどうでしょうねぇ。ムーブメントとしてはすごいアンダーグラウンドな事かもしれませんけど、やっぱり楽曲を作ってそれを流してそのジャンルが盛り上がるっていうのは何にもオカシイ行為では無いと思いますし。企業が食いついてきて、じゃあ「良い子のムネオハウス」にして(笑)「みんなで儲けよう」という発想になるのもおかしくはないと思います。

モーリー:

ムネオハウス放題で月々1000円とかの光ファイバーサビス。

Lucky:

そんなサービスができるかもできませんよね、極端な話。

モーリー:

WAP[8]かなんか使った屋内ファイバー無線、みたいな?

*8 ・・・ 携帯電話のデータ通信方式、Wireless Application Protocolの事。参考: Wikipedia - Wireless Application Protocol

Lucky:

(笑) そうですね、そういう。あとは屋外に出た時も。

モーリー:

モバイルで車の中でも新幹線の中でもムネオハウスが聴けますとか(笑)

Lucky:

そんな感じで。それをメディアとしてどこかが一つ握って配信する。

モーリー:

吉本が?

Lucky:

そうですよね(笑) そうしたら・・・

モーリー:

吉本Yahoo!みたいに合併したりね。資金繰りの問題で。

Lucky:

それで儲かれば動くんでしょうね。ええ。

モーリー:

そしたらYBBじゃなくてYYBになりそう(笑)

--

モーリー:

ムネオハウスに関わっている当事者っていうのは、「2ちゃんねる meets マスメディア」ということで、非常に緊張感を感じていると思います。これが参加者にとっては大きな事件なんですね。

一方で国際社会、外の世界では、アラファトさんがピストルを持って議長室に立てこもってる状態で、凄いことになってますよね[9]。しかもそこにフランス人のリーダーが入っている平和団体が入って人の盾を作ってアラファトを守っているとか。それをイスラエル軍が威嚇発砲しただの、日本人もちょっと撃たれたとかそういうニュースが流れていて、凄いことになってるんですよ[10]

例えばそういう政党に属さない団体が、ムネオハウスにヒントを得て真似する可能性ってある?

*9 ・・・ 2001年よりイスラエル軍に議長府が包囲され、軟禁状態にあった。
*10 ・・・ 2002年3月31日よりISM/国際連帯運動のメンバー50名が議長府に入り人間の盾を形成。参加していた日本人女性がイスラエル軍の銃撃で負傷した。

Lucky:

どうなんでしょうねぇ。元々言ってるように政治的な意図の全くないパロディーのものなので。じゃあそれを利用してメッセージを載せようとなったときに、今まで聴いてた人はどんな反応を示すかっていうのが全然分かりません。

モーリー:

私の嗅覚みたいなもんなんですけど、ヨーロッパの人ってこういうのを使って与党を批判したり、イスラエルの問題を面白おかしく流すようなコラージュ、ムネオハウスの形式を真似た、でも意図は政治的な指摘あるいは糾弾みたいな媒体が流れたときに、面白がってワーって沸騰するような気がする。

Lucky:

その辺は国民性であったりとかお国柄の違いが出ちゃうんでしょうね。国情に不安がある、政治に対して民意で何か言いたいというときにそういう音楽を・・・

モーリー:

言わせてもらえない。アラブ圏だったら新聞の編集長が虐待されるわけですよ。ちょっとでも時の為政者というか支配者側に批判的な事を書くとすぐ焼き討ちにあったり銃撃されたり凄いわけね。熱いわけ。

Lucky:

ですからそういうときにムネオハウスのみたいな形で、アンダーグラウンドで批判するものであったりとかを世界に向けて流して、外から国を懐柔してもらうみたいな感じになるっていうのもあるかもしれませんよね。

モーリー:

ポルポトテレビ?[11]

*11 ・・・ ポル・ポト派がカンボジア国内で行なっていた地下ラジオ放送になぞらえていると思われる。政権批判、UNTAC批判等のメッセージが流されていた。

Lucky:

ポルポトテレビで(笑) でもまぁ極端な話、ここまで考えている人ってのはモーリーさんぐらいしかいないんじゃないかって思うくらい、ムネオハウスに関わっている人は自分たちの祭りをしてただ消化してるだけのような気がするんですよね(笑)

--

モーリー:

えー、日本社会は放送・報道はNHKを頂点として、電波はヒエラルキー構造があります。そして出版社、新聞側にも大手がいて、そしてマイナーがいて。あんまり違わない事を、ちょっと違うんだけども本質的に相容れないぐらいの葛藤というのは放送や活字媒体の中には無いんですね。だからある意味で日本スタイルなんですけど、みんなで示し合わせる。

例えば、与党に三党が寄り合い所帯で、お互いだいたいの事においては口裏を合わせる。この口裏を合わせる、つるむっていう方式が採用されているのね。で、何が言いたいかっていうと、そうすることによってメジャーを作り上げる。そしてそれぞれの媒体、報道であれ政治的な意思決定であれについて独占するわけですよね。そういう形態っていうのは日本社会のあっちこっちで定着してるわけだな。戦後五十年以上。

それに対してムネオハウスのスタイルっていうのは水平方式で、何がどう起こっても不思議じゃないし。加えてですよ、報道の独占、それは確かにチャンネルはいくつもあるしNHKと民放とで別れますよ。だけども事実上そっちで仕切っているものに対して、それをくすねてきて別の形に出し、それを延べ20万人の人が見たりするっていう事は、自分たちの意図を超えたところで独占に対する挑戦なんですよ。

その反動というか影響を考えた事ありますか?

Lucky:

私自身はそういう影響を考えた事は全然無いですね。ですけれどもこのムーブメントが広がっていくにつれて色んな事を考える人が当然出てくると思いますし。

私自体考えると、ムネオハウスというものはじゃあ何なんだと? と。最初はムネオさんの発言を中心に作ったものがムネオハウスと呼ばれたものなんですけど、だんだんムネオさんもメディアに出てこなくなって素材が無くなってくる。じゃあ素材の使い回しで、音楽的なクオリティの高いものができているんだけど、じゃあムネオハウスとしてはどうなんだっていうのが、私の悩みというか。だから音楽シーンとしてのムネオハウスなのか、何かの大きな運動、ムーブメントとしてのムネオハウスなのか、どっちなのか悩んでるんですね。

モーリー:

似たような立場に10年前ですけどパブリック・エネミーが立っていたのかもしれません。

Lucky:

ええ。パブリック・エネミーなんかも普通にラップをやってるだけのミュージシャンっていうのか、それとも反体制というか。今の政府であったりに対してずっとメッセージをずっと投げかけてる感じっていうのもありますしね。

モーリー:

スパイク・リーはまさにそういう意味で"職人"に匹敵する立場なのかもしれない。スパイク・リーが「Do the Right Thing」[12]でベッドフォード・スタイベサントというニューヨークの地区、郊外のちょっと貧しい部分で、黒人vs白人の暴動が起きるんですよね、ピザ屋さんで。そのときのサントラが「Fight the Power」だったんですよ。それから2年後ぐらいだったかな、「マルコムX」[13]を録るんですね。今度は大きなお金を集めてきて。「Do the Right Thing」がヒットしたので。その後で社会的にアフリカ系アメリカ人の意識がグワっと高まって、ロドニー・キング事件があったときに、それをテレビが煽った事もあって、ロス暴動へと発展した経緯は覚えてますよね[14]

*12 ・・・ 89年公開。参考: Wikipedia - ドゥ・ザ・ライト・シング (映画)
*13 ・・・ 92年公開。参考: Wikipedia - マルコムX (映画)
*14 ・・・ 参考: Wikipedia - ロス暴動

Lucky:

ええ。

モーリー:

変な話、何年か前の映画のサントラだったのにも関わらず、ロス暴動の間中、黒人系のFM曲は「Fight the Power」を流してたらしんです。

Lucky:

それと、本当同じようなケースになってもおかしくないだけのコンテンツの洗練された魅力っていうのはありますよね。この曲自体が盛り上がって政治意識が上がる人もいるかもしれませんし。また今の政治家、国会に変な動きがあったときに、聴いてる若い世代・・・ 多分10代後半から20代の方が聴いてると思うんですけど、そこが政治に対してモノ申すっていう。

モーリー:

30代も一杯聴いてるような気がする。書込み見てるとそんな気がする。

Lucky:

(笑)

モーリー:

だって家族サービスしてるんだもん。車を洗いながら聴いてるとか。

Lucky:

そうですね。私ももう30代に近いんですけど(笑) 政治意識というのにまで繋がる可能性もありますよね。逆に全然繋がらないかもしれない。

モーリー:

あのね、ここで僕が気付かされている事なんですけど、まさにさっきLuckyさんが仰ったお国柄の違い、ヨーロッパだったらこういったものはもっと激しい政治性を帯びて、それもジョークとして流通する。それに対して、日本の場合は、あくまで政治性が無いんだと主張するけど、すればする程マスコミが政治的な、社会的な事件へと持っていく図式もちょっと見えてますよね。ところが思うにね、日本のお国柄とやらが一番異端的なんじゃない? 珍しいんじゃない?

Lucky:

ですね。「世界の常識は日本の非常識」って言われるくらいの。日本の、良いように言えば独自性ですね。

モーリー:

つまりこういった政治パロディーネタが「政治性がないんだ」「社会性が無いんだ」って主張する根拠そのものが日本の特殊性なんじゃない?

Lucky:

ですよねぇ。こういうもので茶化して政治家が悪いから辞職しなさいっていうムーブメントに持って行きたい、と思わない方がカッコイイと思って作ってるっていうのもあるんですよね。

モーリー:

スカしたい、と。

Lucky:

ううん・・・

モーリー:

それがある意味でパブリック・エネミーのスタンスと、環境も違うんだけど、発想の原点が違う気がします。

Lucky:

そうですね。やはりもうパブリック・エネミーと一緒に考えるっていうのは絶対無理でしょうね。根本的な、黒人として今まで生活してきた中で受けた・・・

モーリー:

陵辱っていうか。絶対良くならないもん。黒人の生活って。殆どの人にとって。

Lucky:

それを我々日本人で、

モーリー:

ぬるま湯(笑)

Lucky:

不況だって言ってもご飯食うお金には困らないし、快楽を求めるものはそこら中に転がってるし。

モーリー:

ですよね。

Lucky:

それだけの差はあると思います。ですから私は見えない階級で縛られてる人間だったらこれを政治運動の一つに使って何かやってやろうっていう発想になるかもしれませんよね。

モーリー:

レゲエにしても、ジミー・クリフにしてもボブ・マーリーにしても。

Lucky:

ええ。その辺も自分の今までの階級社会みたなところから解き放たれるために音楽を使って行ったわけですよね。

モーリー:

ヒップホップにしろ何にしろ、ハウス・・・ デリック・メイでしたっけ? 誰だっけハウス始めた人? ゴメン、あんまよく分からない(笑)

Lucky:

私もちょっと・・・(笑)

モーリー:

あぁん、みなさんゴメン(笑)

要するにビートものの、テクノ全般を扱ったドキュメンタリー映画を去年観たんですけれども、その中で出てきたのが、デトロイトの生みの親側の人が、80年代のデトロイトは荒涼たる風景でアフリカ系アメリカ人にとっては全くノーフューチャーな世界。未来が良くならない。だから別のビートの、ちょっとサイエンス・フィクションな世界へと逃避したい。その衝動が初期の機械的なビートには凄く共鳴しあってたんだってことを言ってましたよ[15]

*15 ・・・ 98年公開のドキュメンタリー映画『Modulations』の中でホアン・アトキンスやデリック・メイがこの旨の発言をしている。

Lucky:

なるほど。そういう押さえつけられたものとビートがクロスオーバーしたときに、凄い物が出来上がる、ブレイクするっていう。ムネオハウスに対してはそれだけの一緒に共鳴できるような物ってのはなかなか無いと思うんですよね。

モーリー:

共通の「やられた!」っていう感じとか。悔しさみたいなのが。

Lucky:

停滞感、濁った何かが。「これを解き放ったら我々は素晴らしい世界に行けるのに」っていうような感覚も無いんですね。やはりダジャレのお遊びですから。ハイ。

--

モーリー:

Luckyさん最後に、ムネオハウス、お祭りが2日後にあるんですけど。そこをクライマックスとして、その後どうなったら良いとおもいますか? 個人的に。

Lucky:

個人的には今回イベントに関わった人以外がシーンを盛り上げていく。イベントをやるにせよ。あとは音楽に還元する、ですよね。今までハウスミュージックって言われるものであったりとか、テクノと言われるものを耳にした事がなかった人が、こういう形で耳に入って来てるわけですから。テクノの人口を増やすっていう意味でも良いムーブメントになったんじゃないかと思うし、これからもなる可能性が非常にあると思います。

モーリー:

テクノにしろヒップホップにしろ、「マルコムX」を含めた白人黒人の葛藤なんかが背景になって育ったっていうそもそも発祥がありますよね。レゲエなんかも、一説によるとね、AM放送でルイジアナやテキサス周のカントリーが、ジャマイカは、キューバの横にある島なんですけど、そこで入ると。それを真似しているうちにレゲエが出来ちゃったらしんですよ。裏打ちで。そこに思想性を持ち込んだ時点で爆発して独自の音楽になったんですね。

で、僕が拘っているのは、そもそもヒップホップ、テクノ、ハウスの動きっていうのは、そういう社会性、階級の問題、矛盾に対して解放を求める精神的な運動の面があるのね。なのにヒップホップやハウス、テクノの、形の、耳障りの部分をスコーンとそこだけ衣のように入れて、そこに政治家をコラージュして「政治性はありません」って言ってるわけ?

Lucky:

うーん(笑) やっぱりネタですよね。今まで代議士さんでキャラクターの立った、ハマコーさんであるとか沢山いたんですけど。やっぱり「ムネオハウス」というものが出た、そこがもう全てなんですよね。ですから今は一人歩きしてるところがあるんで、じゃあこれを色んな形の音楽とごった煮に並べて色んな物から昇華されて「ムネオハウス」というジャンルが出来てもおかしくないですし。そういう伸び方ってのもあると思います。

備考

記事起稿日: 2013年4月4日

音源を提供して頂いた皆様に深く感謝致します。

2013-04-03 (Wednesday)

2002年4月3日公開「季節の外でPro」ムネオハウス特集第7回(ゲスト: 1774) インタビュー全文

11年前のこのインタビュー音源の文字起こしになります。

この音源の一部が2002年4月15日に放送されたJ-WAVENOMAD CITY ザ・モーリー・ロバートソン計画』で使われ、その編集のされ方・使われ方に対するスレッド住民の反応、及びインタビューされた1774さんの感想がスレッドに残っています。合わせてご参照下さい。

前書き
  • 編集点、楽曲の挿入箇所に"--"で目印が入っています。
  • 可読性を高めるため、句読点の付加、重複表現の省略、体言止めの修正等の変更が加えてあります。
  • 脚注は2013年3月時点の情報に基いています。
  • インタビューを受けた方のプライバシーに配慮し、音源の直接公開は当ページでは行いません。

モーリー・ロバートソン (以下、モーリー):

とーっても暑いイベント3日前の東京都内。またもやブクロでムネオハウス関連者にお話しを訊こうと思います。今日お話しを訊く相手は1774と書いて「イチナナシ」さんです。どうもこんばんは。

1774:

こんばんは。

モーリー:

1774さんはこういう取材を受けるのは久しぶりですか?

1774:

すごく久しぶりなんですよ。

モーリー:

最後に受けたときはどういった内容だったんですか?

1774:

あの、放送部だったんで。

モーリー:

放送部? ほほー。 じゃ放送部でマイクに向かって喋って。校内放送?

1774:

そうですね。

モーリー:

キンカンコン♪カンコンキコン♪ そのときを思い出してやれる?

1774:

「5時45分になりました。まもなく下校の時刻です。」

モーリー:

上手いじゃないですか。この調子で(笑) あの1774さんが最初にムネオハウスに触れたのはどういうきっかけでした?

1774:

一番最初のスレッドが建った朝に実は会社からこっそりとROMをしておりまして。

モーリー:

2ちゃんねるを。

1774:

はい(笑) で当時テクノ板に私は常駐していたんですけど「アホなスレがあるな」と、発見しまして。で、覗いてみたら丁度>>1が叩かれているところだったんですね。

モーリー:

>>1っていうのは最初の発言者の鈴木元祖1みたいな人?

1774:

そうです。鈴木元祖>>1さん。一番最初の発言者の。

モーリー:

あの人なんか最近アホの坂田みたいなのに徹してますね。

1774:

凄くカワイイので好きです。私ファンです(笑)

モーリー:

そうなんですか。それを見て実際に曲が上がってくるまでの時間差はどういう風に関わってたんですか?

1774:

曲が上がる前に数日あったんですけど、その間に・・・ 駄スレだったんですね正直。そしてそれをネタとして盛り上げていく人達が出て来まして・・・

モーリー:

それでなんて言うか・・・ あ、まだアガってる(笑) 大丈夫ですよ。アガっていいの。だって、アレじゃん。個人放送だし。あ、でも個人放送でも放送部に比べるとサンショーシュー・・・ゴメン(笑) 参照数が。こっちもアガってきた(笑) 参照数が多いんだよね。

よし、じゃあ一息入れて2人でリラックスしてもう1回。

--

モーリー:

さぁお互いアガっています。再度チャレンジをして個人発信をしましょう(笑) 1774さんこんばんは。

1774:

こんばんは(笑)

モーリー:

1774さんはかつて学内放送放送班でやっていらっしゃいました。そのときの夕方の時報を言ってみて下さい。

1774:

「4時45分になりました。マク・・・まも・・・」あああ(笑)

モーリー:

マクロメディア?(笑) もう一回いこう!

1774:

「4時45分になりました。まもなく下校の時刻です。」

モーリー:

良いですね。「荷物をまとめて帰りましょう」という感じで。えっと、2ちゃんねるのスレッドには当初から関わってらっしゃったんですよね? テクノ板の方で。それで、ざっと見渡して今は17〜18だっけ?

1774:

今・・・、17ですね。

モーリー:

すごい数。もうすぐ2万発言に達するところじゃないですか。こんだけ大きくなって、しかもマスメディアの方で露出が始まって。どうですかこれを見渡して?

1774:

なんかもうガラスの向こうから世界を見てるようか感じになってきちゃってるんですよ。

モーリー:

当事者っていうよりも、何か動きがあってそれを傍観してる感じ?

1774:

余りにも周りのスピードが速すぎて付いて行けなくなって来つつあったりとか。自分達がやっている事と周りの時差みたいなものが感じられてきて。

モーリー:

その「自分達」っていう意識も、ドライアイスが昇華して気化しちゃうみたいに、どこまでが「自分達」か分かりづらくなる部分ないですか?

1774:

時々一つにグッとまとまる事があるんですけど。

モーリー:

特に外からの圧力、外圧があったときに、急に内部で?

1774:

そう。何かがあったときには急に「俺達は!」っていう気概が出てきちゃうんですよね。

モーリー:

例えばTBSで「ムネオ"ラップ"」として紹介されたときに、自分が侮辱されたように怒った人が一杯いた。

1774:

私も怒りました(笑)

モーリー:

やっぱり本当に悔しかったですか?

1774:

あれは圧力みたいなものを感じましたね。「マスコミ弱いよ!」みたいな。

モーリー:

マスコミがどうしてムネオハウスをムネオ"ラップ"と言い換えなくてはいけなかったのか。勘でも良いんですけど、どうしてだったと思いますか?

1774:

2つあると思うんですよ。1つはムネオハウスっていうもの自体が、本物のムネオハウスのですね。本物と言って良かどうかも分からないですけど。

モーリー:

施設兼宿泊所の方ですね?

1774:

ええ。そちらの方のムネオハウスと混同しないようにするというのが一つ。もう一つはやはりあの・・・ ハウスミュージックっていうのがマイナーなんでしょうね。

モーリー:

まりマスコミの方で"ハウス"と言ってもそれをウケてくれる人が一般にいないから、それに配慮して"ラップ"という言葉だったら認知されてる、という風に思った。

1774:

そうですね。ラップだったらパラッパラッパーみたいなゲームもありますし。

モーリー:

他の力で取り上げられたようなそんな感じだったんですか? 何が犯された気がしたんだろう?

1774:

ムネオハウスとハウスミュージックを掛けて、洒落でムネオハウスっていう音楽が生まれたんですよ。なのでもう、スレッドを一から否定されたような感じがするんですよ(笑)

モーリー:

スレッドにアイデンティティがとっても強いわけですよね。

1774:

もう既に生き物のような気がします。

モーリー:

あぁ、家族のような。

1774:

そうですね。時々波が来たり静まったりとか。

--

モーリー:

マスメディアの、特にテレビやラジオ、新聞の大メディアね。権威を持ってて政治家と対等な立場、あるいは提灯持ちの立場にあるメディアの方が全くインターネットを捉える事ができない。

だから取材するときも、取材しているディレクターや記者さんがチンプンカンプンになってるんじゃないかなと思うのね。

1774:

だから無法地帯になっていて、こちらも遊びやすいというのも今まであったんですけど。急に注目されるようになって、気を使わないといけなくなって来たのかなという流れがやっぱりあります。

モーリー:

TBSに続いて日テレという風に、テレビではかなり大きめの朝のワイド番組なんかで全国に露出してしまいました。

その結果、2ちゃんねるで読んだり書いたりしている今までの対話というのは何か変わりました?

1774:

そうですね・・・ 今度のイベントの主催者側の方々とかは発言に気をつけているんじゃないかと思います。無難な事を・・・

モーリー:

無難な発言が目立つようになった?

1774:

そうですね。私もあまり荒れると「みんなちょっとマッタリしようよ」と水を刺したり。

モーリー:

マスコミがいなかったら面白がって荒らす方?

1774:

いえ、そうでもないんですけどね。新曲も聴きたいですし、やっぱり板が荒れていると作者さんの方も出しにくいんじゃないかっていう。

モーリー:

なんかマスコミに対してスレッドが読まれてるっていう意識があると、全員がマスコミ人的になってく? なんか歪みが生じるような気がする。

1774:

うーん、そうですね。もう既にコテハンの皆さんっていうのは・・・ 何て言うのかな、アイドルみたいになって来ちゃってますし。私はそれは別に良い事でも悪い事でもないと思いますけど。

ただ、それで注目されてる事ってのを忘れないでほしいんですね。

モーリー:

誰に?

1774:

勿論名無しの人達にも、あとマスコミの人達にも。名前が出てるってだけで注目されますから。だから・・・ あんまり不用意な発言とかしてると、名無しの人達に叩かれます。実際そういうことがあります。

--

モーリー:

ムネオハウスが、悪用されるっていうのかな、本来の健全なアイロニーとパロディーの範疇を超えた使い方をされるかもしれないと思いますか?

1774:

そうですね・・・ 私が最近心配しているのが、ムネオハウスっていうジャンルが注目されてきて、ムネオハウスっていうのが一つの素材になってきてしまっている。

で、そのムネオハウスの曲っていうのを、きりぶみ(?)って言うんでしょうかね、政治団体とか街宣車を走らせている人達ですね。あの方達とかが・・・

モーリー:

オフレコ? (笑)

1774:

(笑)

モーリー:

オフレコー

--

モーリー:

あのマイクが向けられても緊張しなくて良いと思うんだけど。どうですか不自然かな? 自分の声が収録されてコンピュータに乗ってブロードキャストされると思うと緊張とか。

何が緊張するんですか?

1774:

・・・ 分かんないです(笑)

モーリー:

(笑) ただアガるの?

1774:

そう・・・うーん・・・

モーリー:

だってさマイクが止まってるときってすっごく一杯喋るのに、スイッチ入れると。もしかしたら今(録音が)まわってないかもしれないじゃないですか。

1774:

まわってないかもしれないんですけどね。この空気が・・・

モーリー:

あ、僕がじっと訊いて「取材!」っていう雰囲気?

1774:

うーん そうかも・・・ 気ぃ使いかもしれないですね。

モーリー:

あの・・・ 誰に気を使ってらっしゃるんですか?(笑)

1774:

うーん・・・ 分かんないですけど(笑)

モーリー:

良いねぇ。すごい正直な性格が出てて。なんか「ヨロシイ!」って感じ(笑) すごく真面目な方ですね。

1774:

あ、真面目らしいです。

モーリー:

でもさ、「真面目なのにどうして2ちゃんねるにいるの?」っていうよりも「真面目だからこそ2ちゃんねるに行った」感じ?

1774:

面白い人多いんですよ。私がネタを作ったりとか、前の人からネタを継いで膨らまして返すと、もっと大きくなって返ってくるんですね(笑) 1スレとかそんな感じだったんですけど。

モーリー:

そういう距離・・・ 結構、至近距離って感じ?

1774:

やりとりが面白くて。みんなでネタを作り上げていく感じが好きです。

モーリー:

(沈黙) 失礼な言い方はしたくないんですけど、それはどっちかって言うとクローズドな世界でこそ「そこの住人」っていう感じなんでしょうか? ある一定の数の、意識の凄く近くにいる人達同士のやり取りが好きっていう事ですか?

1774:

うーん・・・ やっぱり2ちゃんの人って結構そういう傾向あると思うんですよ。新入りさんとか厨房って言われてれるちょっと常識の無い人達とか凄く叩くじゃないですか。

閉鎖性っていうのは否めないですよね。

モーリー:

「何故閉鎖的になるのか」に興味があるんですよね。しかも同じスレッドにいる人達がお互いを排他主義と罵り合って、結局二人とも凄く傷ついて出てったり、発言しない側に回るとか。そういう現象がこの1万以上あるスレッドをずっと眺めてくるとあって、可哀想な気にもなっちゃう。

俺なんかは、違う立場から言わしてもらうと、本当に匿名というか本当にイッちゃってる人に随分今までやられてるんですよ。

1774:

叩かれたんですか?

モーリー:

叩かれたどころか付きまとわれたり、家に直接来たりとか。

1774:

あ、怖い。

モーリー:

凄いよ。それこそ法的な処置をしないと止まらない人もいるし。本当にイッちゃってる人。「これはクレージーだわ。他の名前を付けようが無いわ」っていう位。

色々家族の事情かなんががあったのか知らないけど、自分の影の部分を「ハイ、どうぞ」って手土産に持ってくる人もいるし。名前の出てる人みんな多かれ少なかれあるんですよ。それを良く有名税と冗談で言われたりしますけど。中には凶暴なのもあるし、かなり体張るんだよね。

だからそうなってきちゃうと、匿名性に対する考え方が随分変わるの。

1774:

まぁぬるま湯って言われたらぬるま湯なんですけど、コテハンになる、固定のハンドルを持つっていうのはリスクと責任を持たなくなるといけないと思うんですよね。

私はそういうのがダルくなってしまったので、ほとんど名無しでいるんですけど。

モーリー:

じゃあ、ダルくならない範囲であればやり取りをずーっと続けてる。軽いのかな? コテハンじゃない状態で良いやり取りが続くっていうのは。楽しい感じ?

1774:

もうやめられないですね。

モーリー:

やめられない?

1774:

エクスタシー(笑)

モーリー:

エクスタシー! はぁ(笑)

--

1774:

今回の祭りにしても、あと2ちゃんの掲示板によく言われる閉鎖性にしても、みんな多分ずっと同じ夢を見ていたいんですね。

モーリー:

どんな夢?

1774:

うーん・・・ 自分の楽しい世界をずっと続けて行きたいみたいな。

モーリー:

なんかさ、マイホームっぽいな(笑)

1774:

(笑) 結構マイホーム主義の。

モーリー:

まとめるとこういう事ですか? 片方ではかなり激しく攻撃したり、言いたい放題っぽくやっていて、普通の対話で言うと破壊的な発言をするのに、全体は・・・

1774:

叩くっていう事自体も、多分自分の世界を壊されるから、それに対しての拒否反応だと思うんですよ。

モーリー:

あのね、素人が見ると叩く行為が破壊的に見られるんですけどそうじゃないんですか?

1774:

守る行為なんだと思います。

モーリー:

守る行為なの?

1774:

多分。

モーリー:

自分の何か世界を? 要するに後から来て話についていけないとか話の腰を折っちゃう人? が・・・

1774:

空気が読めない人

モーリー:

空気が読めない人が自分たちのせっかく作った場を汚すから、それに対するアレルギーとして叩いてるんですか?

1774:

「もうお前ウルサイよ。出てけよ!」ってなっちゃうんだと思いますけど。

モーリー:

え、じゃあそれは一日中勤め人の方がゴザで朝から待ってる、あんな感じ?

1774:

かもしれないです。そこに酔っ払いが入ってきて「おっさんもう帰っていいよお前」っていう。

モーリー:

それが「逝ってよし!」って事なんですか?

1774:

そうだと思いますよ(笑)

モーリー:

ええええ!悲しすぎるぐらい、みんな真面目じゃーん! 友達が欲しくてやってるのみんな!?

1774:

「友達要らない」とか言いながら(笑)

モーリー:

あ、「友達要らない」っていうのは、子供が構ってもらいたくて悪い事するみたいに、「そんな事は無いよ。僕が友達になってあげるよ」って言ってもらうのを待ってるって感じ?

1774:

そうですねぇ。「友達になるよ」って言われても「うるさいヽ(`Д´)ノウワァァァン!!」って。AAですか。

モーリー:

「ヽ(`Д´)ノウワァァァン!!」ですよね?

1774:

そう「ヽ(`Д´)ノウワァァァン!!」の顔文字を貼って(笑)

モーリー:

(笑)

1774:

もうこねーよ、と。

モーリー:

で、ずっとそのままROMってるんでしょ。「もう来ない」って言って。うわっ!

1774:

で、また別の名無しのふりをして。

モーリー:

いやぁー 自作自演!?

1774:

自作自演ですね。

モーリー:

そうか。正体見たり・・・ 友達欲しがり!

1774:

(笑) 私そんな事しないですよ(笑)

モーリー:

ハッハッハッハッハ! そうか。そういう面が。それだとね、今までのちょっと矛盾した幾つものスレッドの中にある傾向が読める気がする。そういうアングルから見ると。

1774:

喧嘩をしながらも、他のスレッドでは仲良しこよしだったりすることってあると思うんですね。

モーリー:

なんか「トムとジェリー仲良くケンカしな」みたいなやつ?

1774:

相手が誰かっていうのが分からないから、他のスレッドで目茶目茶喧嘩してても多分、そうだよなぁ・・・と。

モーリー:

じゃどうぞこっちに座りましょう。えっと、っていうことは片方で・・・ ゴメンちょっとこんがらがって来ちゃったの。面白いんだけど。

つまり人を叩くときは本気でグワーっとまくし立ててるじゃない? でもやり返されたりすると、その都度傷ついてる事にならない?

1774:

うーん・・・ 多分お互いに傷つけあってるんだと思いますけど。ROMってる方も気分悪いですしね。

モーリー:

それで、わざわざ切ってそれが治癒していく様を味わって「あぁ生きてるんだ」って感じ?

1774:

あっ・・・ そうかもしれない。

モーリー:

あとね、こっちのスレッドでは匿名同士だから、もしかしたらあの時喧嘩したかもしれない人と名無し同士でまた仲直りするっていうか・・・ 癒すの?

1774:

「分かるよ。禿同」とか言っちゃうんですね。

モーリー:

あのさ、良くない夫婦のパターンでDVって最近良く出てるじゃない?[1] で、時々家庭内暴力の、ドメスティックバイオレンスでね、出てくるキーワードで「共依存」って言葉、御存知ですか?

*1 ・・・ DV/ドメスティックバイオレンスが日本社会で広く認識されるようになったのは2001年頃から。流行語大賞にもノミネートされた。

1774:

「共依存」、良く知ってます。

モーリー:

「共依存」って簡単に知らない人のために説明すると、要するに殴りあう事で愛を・・・確かめ合うの?

1774:

あと、憎み合ってるのに一緒にいないと生きていけない状況・・・ 精神依存ですね。

モーリー:

で、精神依存してて相手無しで自分が何も決定できなくなってるから増々憎い。その憎しみが変な愛みたいに増々大事になる。

1774:

なんかこう歪みながら。

モーリー:

それ2ちゃんじゃん!

1774:

歪んでるんだ(笑) ・・・愛?

モーリー:

(笑) 顔文字で「愛」って作って良い?

1774:

どうぞ(笑)

--

モーリー:

真の追跡ドキュメンタリーになってきました。一服して頂きながらお話しを引き続き。まぁね、時間を掛けてリラックスを勝ち取るっていうのもね、マスメディア的ですけどドキュメンタリーの手法としてあるんですよ。

で、こういう生の、面と向かった具体的なやり取りとね、2ちゃんねるの中で1774さんが良くやってらっしゃる気の利いたネタの提供、随分違いますか?

1774:

うーん、そうですね・・・ 普段気の利いた事って現実世界であんまり言わないじゃないですか。特に日本人は。「キザな奴」とか「考えすぎな奴」とかって言われちゃう。

でも結構練ったネタとか、脊髄反射的なボケとかツッコミとかっていう、そういう普段出来ない事ができるのがすごく楽しいですね。

モーリー:

あの・・・ しばし絶句して考えたんだけど、例えばそういう2ちゃんねるで1771さんと同じような事を感じてる人結構一杯いるような気がするんですよ。その人達が集まって共同体というか、社会を作るっていうか仕事が一緒になるとか、それで代用出来ないの?

1774:

あ、でも私の隣の席の人2ちゃんねらーなんですよね。この間こっそり会社でROMってるの見てしまいました。勿論本人には言ってません。

モーリー:

となりのトトロ、となりの2ちゃん。それで隣の人と、例えば2ちゃんねるでやるのと同じように「禿同!」とか言って。会社で。

1774:

2ちゃんねるの言葉は現実の言葉じゃないですから、使えないです。

モーリー:

それは言ってみれば記号・呪文を通じて、本当じゃない世界に入るっていう事?

1774:

うーん、そうですね。そうかもしれない・・・ それ上手い表現ですね(笑)

モーリー:

上手い?・・・ 作家だもん(笑)

1774:

(笑)

モーリー:

俺は頭の中でいつもイッちゃった事考えてるから、2ちゃんねる入らなくても自分の中で天国への扉が開けられるかもしれないよ(笑)

1774:

でもそれを人に伝えるというよりも、自分で再確認するためかもしれない。自分のイッちゃった考えを掲示板に書いて。

モーリー:

ほぉ。作家とかマスコミとか部隊に立つ人っていうのは、それを自分から外に出して循環あるいは還流させる、感動という形で。

それに対して2ちゃんねるに行く人というのは、相手に「そこまで届けズブッ!」ってやらずに、寸止めで終わらせる礼儀みたいな感じ? 暗黙の取引というか。

1774:

うーん・・・ 私実は2ちゃんあんまり深く関わって無いんですよ。テクノ板と575板にちょこっといるぐらいで。

モーリー:

575板は何するとこですか? 名前で分かりそうだけど。

1774:

あの、短歌と俳句の・・・

モーリー:

ハッハッハッハ(笑) じゃあそれを、さっきの言い方の延長線上で言うと、本当の世界じゃないから許される短歌としてやってるんですか? それとも「これで自分を磨いて出版したる!」 と。

1774:

いやもう、あくまでも趣味というかネタですね本当に。前衛俳句とかってあるんですよ。

モーリー:

でもさ、それを世の中にぶち撒けるっていう喜びって思いつかないの?

1774:

それはちょっとはありますよ。じゃなかったら表に出す事は絶対無いと思いますし。

モーリー:

つまり2ちゃんねるは「ルート2」みたいな感じなのかな。「ルート2」ってのはどういう事かというと、二つ垂直に、お互いに相容れない部分があって、その間を取ると、対角線が「ルート2」になるじゃないですか。直角二等辺三角形か(笑) それでなんて言うか、半分表に出てるけど、まだ半分の足はプライバシーの内っていう擬似空間なの?

1774:

あぁ・・・ プライバシーを隠しているからできる事

モーリー:

そうだよね。アーティストっていうのはプライバシーもへったくれも無くって、プライバシーそのものが私小説的に現実に人に晒される事になりますよね。

1774:

そうですね・・・ 匿名性で守られてるからできるアートとかあります。やっぱり。

モーリー:

ただその、話がグルグル回っちゃってるんですけど、匿名性であるが故に気が大きくなってお互いを傷つけ合いまくる、と。知っててやる人もいるわけじゃない。なのに、自分がやられると今度は傷つくわけだ。

匿名であるが故にもっと傷ついてるわけじゃない。違う?

1774:

うーん・・・ でも相手が匿名だから相手を憎むこともできなくて・・・

モーリー:

半憎み? 半熟憎み・・・ ルート2(笑) っていうかiとかっていう数字ありますよね。ルート-1みたいな。存在しない虚数っていう。実数・虚数(笑)

1774:

虚数の世界なんですかね。

モーリー:

虚なの?

1774:

いや・・・ 実に見える虚?

モーリー:

あの、下らないメタファーを重ねていくと、ルート-1を二乗と-1になって実数になるんですよ。じゃあ人と人とのコミュニケーションで掛け算で-1が出るの?(笑)

1774:

マイナスが・・・ でも、うーん・・・ おやつみたいなもんなんでしょうね。

モーリー:

あぁ・・・ あのね・・・ やっぱり分からんわ。

--

モーリー:

とっても暑かった4月2日。池袋のたまたま誰もいない時間帯の公園で1774さんにお話しを伺っています。じゃ、最後に質問しますね。ムネオハウス、どうなったら一番気持ち良いですか?

1774:

今もう90曲ぐらい曲が上がってる状態なんですけれども、やっぱり新曲どんどん聴きたいですし。やっぱり鈴木宗男さんにテレビに露出して頂かないとネタが続かないので、面白い政治家の方々の面白発言を待っております(笑)

モーリー:

ムネオさん以外の人でもこれは続きますか?

1774:

うーん・・・ キャラクターが強烈な政治家さんっていうのがあんまり多くないような気がしますんで。やっぱり強烈な政治家さんに出て頂かないと。我々もつまらないんで(笑)

モーリー:

政治家じゃなくても強烈であれば良いですか?

1774:

うーんどうなるんでしょうねぇ。それはムネオハウスのスレッドの流れ次第ですね。私もどうなるか全然予想がつきません。

モーリー:

それじゃあ一番最後に、放送部にいた頃のあの夕方のチャイムをもう一回お願いします。

1774:

「まもなく下校の時刻です教室やむ・・・」あー(笑)

モーリー:

もう一回行こう。

1774:

噛んじゃった(笑)

モーリー:

大丈夫。俺も番組の収録で噛むから。ハイ。じゃせーの・・・

1774:

「逝ってよし!です。」

備考

記事起稿日: 2013年4月3日

音源を提供して頂いた皆様に深く感謝致します。

無能ハウススレッド 最後の書き込み

本日書き込まれた"塩キャラメルおばさん"のコピペ荒らしを最後に、後日DAT落ち。

2013-04-02 (Tuesday)

夕刊フジ「自殺外務省キャリアと宗男氏の浅からぬ因縁」

東京・恵比寿にあるマンションで1日、内閣情報調査室内閣参事官のA氏(50)が練炭自殺しているのを発見された。このA氏、外務省のキャリア官僚でロシア問題の専門家として知られ、新党大地の鈴木宗男代表とは激しいバトルを繰り広げていた人物だった。

1日午前7時50分ごろ、恵比寿南3丁目のマンション一室の風呂場で、A氏が倒れているのを119番で駆け付けた救急隊員が見つけ、間もなく死亡が確認された。

風呂場は内側から目張りがされており、練炭がたかれた跡が見つかった。A氏は母親と同居しており、別の部屋には「中に入らないでください。死んでいます」との置き手紙があった。警視庁渋谷署ではA氏が自殺したとみて、調べている。

A氏は外務省のキャリア官僚で、国際情報統括官などを歴任。鈴木氏が1996年5月に、北方領土・国後島を訪問した際、同行したA氏が鈴木氏に殴られたと騒動になった。

この件について、A氏は「全治1週間」の診断書を出したが、鈴木氏は事実が違うなどとして、政府に対する質問主意書などで対抗していた。

外務省関係者は「A氏はやり手として知られていた。あの鈴木氏相手でも引かなかった。ロシアの専門家で、安倍晋三首相のロシア訪問(4月末)でも活躍したはず。心身の不調でもあったのか。正直驚いている」と語っている。

2013-04-01 (Monday)

2002年4月1日公開「季節の外でPro」ムネオハウス特集第6回(ゲスト: m39) インタビュー全文

11年前のこのインタビュー音源の文字起こしになります。

前書き
  • 編集点、楽曲の挿入箇所に"--"で目印が入っています。
  • 可読性を高めるため、句読点の付加、重複表現の省略、体言止めの修正等の変更が加えてあります。
  • 脚注は2013年3月時点の情報に基いています。
  • インタビューを受けた方のプライバシーに配慮し、音源の直接公開は当ページでは行いません。

モーリー・ロバートソン (以下、モーリー):

今時癒される喫茶店なんて、少ないよな。東京に数少ない、しかも品川駅のすぐ近くにあるという癒され憩いの場所にて、m39さんを取材いたします。

ムネオハウス、急激に進んでいますね。今どうなってますか?

m39:

どうなってるというか・・・ まぁここ数日新曲がガンガン増えて、ジャケットもガンガンできて、いわゆる職人さん達がもう大々的に盛り上げている。

あとまぁ、インターネットでニュースサイトが取り上げたり、最近だとラジオやテレビなどのマスメディアも取り上げつつある。

もう単なる職人のお遊びから始まったムーブメントが世間を巻き込んだ物凄い事になってる、そういう状況ですね。

モーリー:

あの、例えば代議士の方で、このストリームも含めてインターネットを初めて体験しておられる方がいると思うんですよ。どういう風な印象を受けてると思いますか?

m39:

どうなんでしょうねぇ? まぁムネオさん本人はまぁ見ててそんな良い感じしてるかどうかってのは分かんないですけど。

ただ今回ネタにされてない代議士の方が逆に「自分もなんかやったらこうされるのかな」っていう変な危機感は持ってるんじゃないんですかね。

モーリー:

(笑) その、彼らのね・・・ まぁ例えば代議士さんが「自分の名前でハウス作られたくないなぁ」と恐々としている、そんなイメージがあったとしてね、彼らのそういう恐れ方というのはこのムーブメントの趣旨とはズレるんじゃないんですか?

m39:

そうですね・・・ まぁ趣旨は我々はただ単にそのムネオハウスっていう言葉とアシッドハウスっていうのをもじったもので遊んでるだけ。それで政治家が、彼らがどう思ったとかで、我々は関係ない話で。我々は我々で楽しくやってるだけのことですからね。

モーリー:

その「我々」という人たちが、お互いに最初から合意がね、ある程度広く有る部分でやっていた部分が、こう外に向かって窓というのか、向こうから入ってくるものでもありこっちから出て行く窓でもあるんですけど、そういったものが開かれてしまった感があるんですけど。

m39:

そうですね・・・ そこまでこっちの、要は職人やその曲を聴いて楽しんでる側は、そこまで深く考えてやってるかどうかってのはまた別問題ですよね。

だから今回特にマスメディアにどう取り上げられるかってのも興味あるところなんですけど、楽しんでる側と、いわゆるネタにされてる側、それを取り上げて報道する側の思惑がみんな三者三様でバラバラというのが今回のムーブメントの中で面白い部分かなと思ってますけど。

モーリー:

大手のテレビで取り上げらているのを見て、例えば今回当事者の議員やその近くにいる人、例えば政策秘書なんかがね、「なんかすごい事なってる」って驚いて報告するという、こういうパターンが考えられるんですけども。なんていうのかな・・・ 彼らも一種の驚きだと思うんですよ。「なんでこんなものが」「済んだ事なのに」(笑)

m39:

ずっと続いてる(笑)

モーリー:

それで逆に、2ちゃんねるのスレッドの中でこれに関わっている人もマスの露出をすることによって、例えばTBSなんかが取り上げたときにね、「それは不本意だ!」っていう風に、かなり自分達の思惑と違う方向にこれが動いてる気がするんです。

どうですかその辺?

m39:

どうなんでしょうね・・・ TBSがどういう思惑で今回のものを取り上げたかっていうのもちょっと私は理解できない部分があるんですけど。

まぁ、そのいわゆるリスナーというか、2ちゃんねる側からしてみれば、もうその「ムネオ"ラップ"」という紹介のされ方はいかがなものか、という感じはありましたけど(笑)

モーリー:

コーヒーが来たのでここで休憩します。

--

モーリー:

ムネオハウスはマスコミに接することで動揺したり変質したりしていますか?

m39:

えっとですね・・・ 一部の人は変質してるようなところも見受けられますけど、基本線はもうそのままサイトにも書いてある「パロディーとアイロニー」。もうこれだけは、これは崩れてないですね。あともちろんこれは崩れちゃいけない事であると思ってますけど。

モーリー:

「パロディーとアイロニー」、ある種これを確信犯的に、ギリギリまで作者やスレッド、関係者達は・・・ ハッハッハッハ(笑) 持って行ってるような気がするんですね(笑) で、こう今の押している限界というのは、マス社会、マスメディアね、著作権をとやかく言う人、肖像権、名誉の問題を言う代議士の方、その方達の許容量を既に超えているでしょうか?

m39:

そうですねぇ・・・ もともとアンダーグラウンド的に発生したものが、もうマスメディアに出た時点である意味もう許容量は超えてるとは思うんですね。

2ちゃんねる関係で言いますと年末にあった「田代まさしをニューズウィークの表紙にしよう」[1]。あれも結局マスメディアに紹介されて「組織票があった」みたいな形でニューズウィークから潰された形になってますけど。最終的にアンダーグランド的に発生したものは、マスメディアに潰されるようなのが今までの伝統と言ったらちょっと言い方オカシイですけど、そういう流れありますよね。

ただ今回は面白いのが、その、今週末ですか、イベントありますけど。それがもうムーブメントのピークになると思うんですけど、そこのピークでどデカい打ち上げ花火ってのを作って、その後は真っ白になって消えてしまうものなのか、細々と生きていくものなのか、そこは私はちょっとまだ先の事は分かりかねますけど。

まぁなんにせよこのムーブメントでマスメディアに紹介されて盛り上がった中でイベントがある、っていうのはスゴイ面白い流れじゃないかなとは思っています。

*1 ・・・ 参考: Wikipedia - 田代祭

モーリー:

更に、作品がですね、アップロードされたりファイルが転送して共有されたりしてますね。そうすると、元々曲を作った人なり、今まではどっちかって言うとイベントの主催者側にいた人が「さぁこれで祭りは終わったんだ」と言っても、その人達から今度は友達へとどんどんと拡散していく限り、ファイルは劣化しないですよね

m39:

そうですね。

モーリー:

ムーブメントは勝手に続くという可能性は考えられますか?

m39:

そうですね。それも考えられますけど、個人的にはイベントでどデカい打ち上げ花火で終わって、で何事も無かったように終わってしまうのが面白いんじゃないかなっていう気はしてます。

--

モーリー:

初期のスレッドの参加者へのインタビューでも繰り返し訊いた内容をここでm39にもお訊きたいんですけど、ムネオハウスムーブメントの危機管理は大丈夫なレベルですか?

m39:

正直言って「分からない」っていうのが私の今の気持ちですね。

先日イベントのいわゆるスタッフといわれる方と打ち合わせ、飲み会あったんですけど。結構スタッフやるような人は元々が、ちょっと目立ちたいと言ったら言い方おかしいかもしれませんけど(笑)、そんなところがあって。「もしテレビなり何なり来るんだったらどんと来い!顔出してインタビュー受けてやるよ」みたいな、けっこうメジャー感ある人が沢山いる感じを受けたんですね。

で、そういう流れがある。まぁその人達は危機管理と言ったところで「自分たちが楽しんでいるんだ。それで文句あるか!」っていうところも若干あるとは思うんですよ。

モーリー:

「文句あるか!」と開き直る危機管理。

m39:

ですね。ただまぁ現実問題「文句あるか!」と開き直ってオッケーなのかどうなのか。もちろん法律上いろんな問題あるのは、引っかかりそうなのはもう目に見えてるわけですし。

ただ元々がアンダーグランドなんで「そんな事で正直オドオドしてやってられるか」っていうところもあるんじゃないかな、っていう気はするんですよね。

モーリー:

あの、「祭りが終わればきっとまたアンダーグラウンドに戻れるよ」そういった意見もなんか見え隠れしている気がします。スレッドの中には特に。

一方でマスメディアにここまで露出をされ、これからももっと露出されると思うんですが、そうなってくるとアンダーグラウンドに戻るも戻らないもなく、変質してしまうんじゃないんですか?

m39:

そうですね・・・ 変質というか、先程も言いましたけど私の理想はイベントの後になくなる。なくなるっていうのはオカシイですけど、まぁ祭りの後の静けさ、その知る人ぞ知るみたいな形で細々続くのが理想といえば理想かなっていう気がしますね。

--

モーリー:

m39さんが今まで出てきたムネオハウスの動画及び音楽の中で一番好きだったのはどれですか?

m39:

一番好き? やっぱり初めにハマったというか気に入った曲という意味では「dj battle」。あれがまぁネタ的にタイムリーだった事もあって、あれがハマリましたね。でまぁ後はもう、有名所で言えば・・・ ム・・・

モーリー:

「MURU-CORE」(笑)

m39:

ですね(笑) 初期の曲は曲のクオリティが云々っていう、短いとか色々話が出たりしてますけど、やっぱり初期衝動的な部分が一番詰まってるのは、やっぱり1stアルバムの曲なんじゃないかっていう気がしますね。

モーリー:

なんか物凄い速さで5年間で解散する寿命を持ったカリスマティックなバンドの初期からブレークする瞬間を見ているような、妙な4コマ漫画を見てる感じしますね。

m39:

そうですね(笑) もともとは「アルバム3枚で終了」ってという話だったのが、いつのまにかもう既に8枚目ですからね。もしかしたらイベントまでにアルバムがまだ2枚、3枚できるのかなっていう気もする勢いですよね。

モーリー:

m39さん個人としては、曲が初期衝動の、まぁ言ってみれば素人っぽさ? 無形の状態へと逆戻りしてほしいですか? もっとプロで洗練されたものが出てきても良いですか?

m39:

アリアリですよね。そのバランスがとれているところに行っちゃっても良いし、曲と凄く融合してるものが出てきちゃってもいいし、曲とコラージュっていうか声ネタがバラバラなんだけどとりあえず面白い、笑える。それは楽しみ方で色々あって良い気がしますね。

モーリー:

マスメディアの側の人は・・・ 自分たちが放送した報道した元の素材となった声ですよね、議員の声。それからムネオハウスムーブメントを断片的に取り上げたテレビやラジオ。こういったものが再利用、サンプリングして、次の曲に組まれる、組み込まれれる。そして場合によってはアナウンサーやコメンテイターの声も次の曲として入ってる。こういう状態にかなり驚愕すると思うんです。

m39:

あぁ、はい。

モーリー:

これから先、そういう方向にもムネオハウスは突然変異し得るんでしょうか。

m39:

実際にもうそういう曲もありますからね。「声の周波数がどうのこうの」っていう歌ってる曲もありますし[2]。でもそれはさっきも言いましたけどアリアリで。ネタとしては面白ければオッケーと、いう感じでは無いでしょうか。

*2 ・・・ 「180Hz to 330Hz(4th-01)」の事。

モーリー:

マスコミ側のフィードバックを想定せずにやっている雰囲気なんですよ。あのm39さんのこれまでの言い方から僕が察するんですけど。マスコミ側がどう来るのかは出てきた後で無いとわからない、ってことなんですけど。彼らとのやり取りというかあるいはプレッシャーがよりこの先具体的で生々しくなってくるような気がするのね。

そういった時にムネオハウスはそれによって変わりますか?

m39:

そこまで続くのかな? っていうのが正直なところですね。まぁ権力に潰されてしまうっていうのはちょっと終わり方としてはスゴイ寂しい終わり方なんですけど・・・

モーリー:

カッコイイんじゃなくって?(笑)

m39:

(笑) そうですねぇ。まぁでも伝統的には潰されてますよね。ただ潰されるんであったら、イベントが潰されちゃうような感じの流れですよね。もうここまで来たんだったらイベントだけは何としてもやりたい。イベントした後はもう潰されても仕方ないかな、っていう気はしてるんですけど。

モーリー:

イベントだけは守りたい。

m39:

守りたいって、そんなカッコイイもんじゃないんですけど。やっぱ祭りは最後に神輿かついでワショーイってやってナンボだっていう。それだけですね(笑)

備考

記事起稿日: 2013年4月1日

音源を提供して頂いた皆様に深く感謝致します。

Yahoo!ブリーフケース サービス終了

2013年3月31日を持ってサービス終了、Yahoo!ボックスへと移行しました。

2002年当時はムネオハウス関連のファイル倉庫として人気になったり、よっぽど困ったのかmp3ファイルに極端な速度制限をかけてみたり、でも拡張子イジったら簡単に回避出来たりの面白仕様だったりで話題になったりお世話になったりしたYahoo!ブリーフケース。ファイル倉庫として使われていたアカウントは2002年の早い時期に大分削除された他、2008年12月の有料会員専用化に伴う無料アカウントの消滅の際にほとんど死滅しましたが、一部Yahoo!プレミアム会員またはプロバイダーにYahoo!BBを契約されていると思わしき方のアカウントが最近になってもひっそり生きていました。

Yahoo!ボックス移行後のファイルは設定をすれば公開状態になるそうですが、放置されていたであろうファイル郡にアップロード者の方が気付いてくれるでしょうか。