菅直人 2011年のメールマガジンの記述をめぐり安倍首相を名誉毀損で提訴 / プーチン大統領 サハリン訪問 他

民主党菅直人元首相は16日、安倍晋三氏(自民党総裁、首相)が東京電力福島第1原発事故への菅内閣の対応を批判したメールマガジン記事に事実誤認があり、名誉を傷つけられたとして、記事の削除や謝罪を求める訴訟を東京地裁に提起した。菅氏が同日、衆院議員会館で記者会見して明らかにした。
訴状によると、安倍氏は2011年5月20日付のメルマガ記事に、同原発事故の初動対応に関し「海水注入をとめたのは菅総理だった」「海水注入は菅総理の英断とのウソを、側近は新聞・テレビにばらまいた」などと記載した。
これに関して菅氏は会見で、「いずれの事実も虚偽。重大な名誉毀損(きそん)だ」と主張。訴えでは、(1)記事のバックナンバーからの削除(2)謝罪記事の2年以上の掲載(3)慰謝料1100万円の支払い−を求めた。
首相経験者が現職の首相を提訴するのは極めて異例。メルマガ掲載から2年以上が経過し、参院選(21日投開票)の期間中のタイミングで提訴したことについて菅氏は「今回の選挙からネット選挙が解禁された。何度も(間違いを)指摘したのに無視し、選挙期間に入った今日まで掲載し続けている」と説明し、「国民に誤った情報を流し続けている」と安倍氏を批判した。
これに対し、安倍氏側はコメントを出していない。 (2013/07/16-19:10)

吉田元所長が死んだタイミングでこれ。

ユジノサハリンスク相内亮】ロシア大統領府は15日、プーチン大統領が16日にサハリン州を訪問し、同日中に東シベリア南部の都市チタに移動すると発表した。北方領土は訪問しない見通しとなった。
タス通信によると、大統領はユジノサハリンスクで州の発展に関する会議に出席する。会議には主要省庁やロスネフチ、ガスプロムなどの企業の幹部も参加する。
会議後、大統領は極東を管轄するロシア軍東部軍管区が13日からサハリンやオホーツク海などで実施している大規模軍事演習をユジノサハリンスク近くの演習地で視察し、その後チタに向かう。<北海道新聞7月16日朝刊掲載>

【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は16日、訪問先の極東サハリン州での会合で、北方領土を対象とする中央政府の開発プラン「クリール(千島)諸島社会・経済発展計画」(2007〜15年)について、計画期間の延長を検討する考えを明らかにした。地元からの延長要請を承知しているとした上で「議論しよう」と呼び掛けた。タス通信が伝えた。
プーチン大統領北方領土問題の「引き分け」による最終解決に意欲的とされ、4月の安倍晋三首相訪ロ時の首脳会談で平和条約交渉の再スタートで合意したばかり。ただ、今回の発言は、現時点でロシアが事実上支配しているとの立場に変更がないことを改めて示した形だ。 
この会合で、地元サハリン州のホロシャビン知事はプーチン大統領に対し、発展計画を25年まで10年間延長することを提案。さらなるインフラや交通網の整備だけでなく、現行計画の進行の遅れも念頭にあるもようだ。(2013/07/16-22:49)

【モスクワ時事】ロシア国防省は15日、核ミサイルを搭載可能なTU95戦略爆撃機2機が同日、日本海上空で飛行訓練を行ったと発表した。外国の領空を侵犯していないと主張しているが、日本の航空自衛隊機と韓国空軍機の緊急発進(スクランブル)を受けたことを明らかにした。防衛省も飛行を確認し、スクランブルで対応したと発表した。
飛行訓練は、プーチン大統領の12日の「抜き打ち」の命令により東部軍管区(司令部ハバロフスク)で13〜20日に実施されている陸海空の緊急軍事演習の一環。全体では兵員16万人、航空機・ヘリコプター130機などが参加しており、ソ連崩壊後で最大規模の演習とされている。 
ロシア国防省によると、TU95はアムール州のウクラインカ空軍基地を出発し、7時間15分にわたり飛行。防衛省の発表では、朝鮮半島沖から日本列島に沿って日本海を北上し、北海道沖からロシアの沿海地方に向かった。ロシア参謀本部オホーツク海でも飛行したとしているが、この2機かどうかは不明。
ロシア国営テレビは15日、ウクラインカ基地での準備や、飛行中のTU95の機内の様子、スクランブル機の映像を放送した。(2013/07/16-06:19)<<