鈴木宗男関連裁判 元林野庁長官への民事訴訟 敗訴確定

受託収賄罪などで実刑が確定し服役した新党大地代表の鈴木宗男衆院議員が、自身の公判でうその証言をされたとして元林野庁長官に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(大谷剛彦裁判長)は29日までに、鈴木氏の上告を退ける決定をし、鈴木氏敗訴が確定した。決定は28日付。
1、2審判決によると、北海道帯広市の製材会社「やまりん」が国有林の不正伐採で受けた行政処分をめぐり、元長官は公判で「随意契約で同社の損害を取り戻させるよう、鈴木氏から働き掛けを受けた」と証言した。
1審東京地裁は、他の林野庁関係者らと証言が一致しており、虚偽とは認められないと判断。2審東京高裁も支持した。(共同)
[2014年10月29日19時17分]<<