食品安全情報blog RSSフィード

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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2017-09-22

[]偽造衛生文書が調査される

Bogus health documents probed

September 21, 2017

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2017/09/20170921_202914.shtml

食品安全センターはブラジルから輸入された冷凍肉(鶏肉の脚や家禽の内臓を含む)の疑惑のある偽造衛生証明書を発見した。

[]リコール:服薬指示の誤表記によりLax-Sachetsを回収措置

Lax-Sachets

Recall - error in dosage/administration instructions

20 September 2017

http://www.tga.gov.au/alert/lax-sachets

TGA検査により、便秘、便通改善薬のLax-Sachetsの包装裏面記載の服薬指示に誤りがあるため回収措置。

[] 杏仁に関する更新情報

Update on apricot kernels

21 September 2017

http://www.foodstandards.gov.scot/news-and-alerts/update-on-apricot-kernels

FSSは杏仁とビターアーモンドの販売に関して食品事業者に対する助言を更新する。Commission Regulation EU 2017/1237 修正規則 (EC) No 1881/2006に関して、生の杏仁中のシアン化水素の最大基準値は20mg/kgという最新の更新によるものである。

杏仁とビターアーモンドに関する更新情報

http://www.foodstandards.gov.scot/downloads/Update_on_advice_on_the_sale_of_apricot_kernels_and_bitter_almonds.pdf

[] リコール:Mishka Mixed Vodka

Recall: Mishka Mixed Vodka

20-September-20171

http://www.foodauthority.nsw.gov.au/news/recallsandadvisories/product-recall-mishka-mixed-vodka

Pinnacle Drinks社は包装上の過失により、開封時グラスボトルが割れる可能性があるとしてMishka Mixed Vodkaを回収措置。製品写真あり。

[]警告文書

  • Eagle Smoked Salmon, Inc. 8/23/17

August 23, 2017

https://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2017/ucm575406.htm

水産食品HACCP規則、食品CGMP違反、不良品、衛生管理の問題

  • Lopez Gonzalez Santana Corporation dba Domel and dba Dermixx 8/28/17

August 28, 2017

https://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2017/ucm575621.htm

CGMP違反、ダイエタリーサプリメント不良品、不正表示の問題

亜鉛キレート、セレン、ビンポセチンやフペルジンの綴りが間違っているとか、信用できない製品であることをアピールしているのだけれど、そういうことに気がつかない人がターゲットなんだろう)

  • MusclMasster, LLC 8/30/17

August 30, 2017

https://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2017/ucm575320.htm

未承認の医薬品、ダイエタリーサプリメントCGMP違反、不正表示の問題

(私はこれで苦しみから解放された、といった類の証言が「未承認医薬品」と判定されている。「個人の見解です」は言い訳にならない)

[]リコール Death Wish Coffee Co.はNitro Cold Brew Cansのネット販売の回収措置を発表する

Death Wish Coffee Co. Announces Recall of Nitro Cold Brew Cans From Retailers, Online Sales

September 9, 2017

https://www.fda.gov/Safety/Recalls/ucm576809.htm

Death Wish Coffee Co.は現製造工程上ボツリヌス毒素の育成につながる可能性があるとしてNitro Cold Brew Cansを自主回収。製品写真あり。

(窒素充填コールドブリュー缶コーヒーという製品の作り方にボツリヌス毒素が生じる可能性があるとしてのリコール。低酸素と非加熱。名称はDeath Wishでパッケージも黒字に髑髏マークだけれど安全を大事にしているとのこと)

[] 卵のフィプロニル情報更新

Update on Fipronil in eggs

21 September 2017

https://www.food.gov.uk/news-updates/news/2017/16553/update-on-fipronil-in-eggs

引き続きフィプロニルに影響受けたオランダとベルギーの農場からの卵を追跡している。

前回の更新情報以来、以下のリストの1商品(ワッフル)が追加回収された。

回収商品リスト

https://www.food.gov.uk/sites/default/files/listofproductswithdrawn21092017.pdf

[]意見等

  • 大豆におけるビフェナゼートの許容残留基準値(MRL)の改訂

Modification of the existing maximum residue level for bifenazate in soya bean

EFSA Journal 2017;15(9):4983 [22 pp.]. 20 September 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4983

申請者から出されたデータは、新しいMRL案を導出するのに十分なものであった。適切な分析方法があり、ビフェナゼートやその代謝産物の、対象とされる日用品における残留を管理できる。報告されている農業慣行に沿ってビフェナゼートが使用される限りは、生じる残留物の短期的および長期的摂取により消費者の健康にリスクが生じることはありそうもない。

  • ペトキサミドについての農薬リスク評価のピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance pethoxamid

EFSA Journal 2017;15(9):4981 [22 pp.]. 20 September 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4981

化合物の本質データ、物理化学的性質、分析方法の分野において、データの不足が認められ、これは、地下水での残留の定義に係る化合物のモニタリング方法に影響する。哺乳類における毒性に関してもデータ不足が認められる。食料や飼料にかんしては、残留の定義が確立され、許容残留基準値も提示されている。しかし、輪作作物などに関してデータ不足が認められる。環境での挙動についても、十分に情報が提供されている面もあるが、水処理の操作が残留物に及ぼす影響などについて、データの欠落が見受けられる。こうした情報不足による諸々の懸念が確認された。

[]グリホサート:BfRは申請者のオリジナル研究を徹底的に審査・精察した

Glyphosate: BfR has reviewed and assessed the original studies of the applicants in Depth

BfR Communication No 028/2017 of 15 September 2017

http://www.bfr.bund.de/cm/349/glyphosate-bfr-has-reviewed-and-assessed-the-original-studies-of-the-applicants-in-depht.pdf

ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、グリホサートの再評価報告書(RAR)に関する問い合わせに対応して、ここで法に定められた手続きを説明する。メディアの個々の報道では、BfRが申請者の認可申請に書かれているグリホサートの評価内容を丸飲みしているのではないかと語られている。だが実際にはBfRは、申請者側に法的に求められている試験と情報が得られた他の関連試験との両方を、自身の責任で丹念に徹底的に審査し、精察した。

分析的なモニタリング方法、毒性学、代謝、残留物評価に関するRARの各項目について、BfRは、申請者が提出した全ての試験報告書と文献を、BfRが科学雑誌中に公表されているものの中から見つけ出した研究とともに精察した。

EUレベルで活性物質とされるものについては、法的に定められた認可手続きの規定において、申請者が試験の概要を提出しなければならないことが明白に示されている。透明性の理由から、BfRは、RARのVolume 3−独自の毒性学的試験−の中で、詳細な試験報告や申請者による評価内容についても概略で説明しているが、自分たちの重要な見解も加えている(イタリック体で)。結果として、BfRと申請者が個別の各試験事例で同じ評価に達したのかあるいは異なる評価に到達したのかを、読者が判断することができる。言い換えると、BfRは法の規定に則って、これらの全ての試験や文献の重要性、科学的品質および妥当性について、自分たち自身で独立した評価を行い、文書として公表しているのである。申請者が提出した試験およびBfRが調査した文献の全てに関してBfRが独立して行った保健衛生評価の内容は、Volume 1で見ることができる

[]小さな硬い砂糖玉による窒息のリスク

Suffocation risk from small hard sugar balls

BfR Opinion No. 025/2017 of 07 September 2017

http://www.bfr.bund.de/cm/349/suffocation-risk-from-small-hard-sugar-balls.pdf

ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、2010年に、大きな硬い砂糖玉が健康にリスクを生じる可能性について、評価を行った(http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2011/08/risk_of_suffocation_for_children_by_hard_sugar_balls-61222.html)。この時、評価の焦点は特に、砂糖玉が(なめることで小さくなり)好ましくない状況で口腔から喉に滑り落ちた場合、気道をふさぐのはどの位の大きさからか、ということであった。児童にとって危険なサイズはおよそ直径40 mmで、このサイズの硬い砂糖玉はまだ大きすぎて飲み込めない。

こうした以前の知見に基づき、BfRは現在、5歳頃からの子供が偶然あるいは意図的に飲み込んで気道が塞がれる結果を招くには、まだ十分大きい小ぶりの硬い砂糖玉のサイズを調べている。特定の状況では、球状物体は、喉の最も低い部分や上食道狭窄部に滑り落ち、そうした場所は通過するには狭すぎるため、そこで引っかかってしまう。この場所で球状の物体が引っかかると、ほとんど完全に、あるいは全体的に気道を塞ぐこととなり、そのため命を脅かす事態になりかねない。このような事故が生じる可能性はとても低いが、そうは言うものの最終的に死に至りうる深刻な健康障害が生じる可能性があるため、問題である。

5歳頃の子供においては、直径が14 mmまでの玉は、そのような場合でも、高い確率で安全だとみなすことができる。この年齢では、このサイズまでの表面の滑らかな球状の物体は、リスク無しに喉の解剖学的「ボトルネック」を通過することができる。

BfRは、より幼い子供については、硬い砂糖玉のサイズに起因するリスクの評価を行っていない。5歳未満の子供には、一般的に、一噛みで砕くことのできない球状のお菓子を食べるのを控えさせるべきである。

硬い砂糖玉についてのさらなる情報は以下のウェブサイトで参照できる。:

・BfRの見解:チューインガムを芯にした硬い砂糖玉による窒息リスク

http://www.bfr.bund.de/cm/349/risk-of-suffocation-through-hard-sugar-balls-with-chewing-gum-core.pdf

・報道資料:硬い砂糖玉による子供の窒息リスク

http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2011/08/risk_of_suffocation_for_children_by_hard_sugar_balls-61222.html

[]学校における緊急用アドレナリン自己注射薬の使用

Using emergency adrenaline auto-injectors in schools

20 September 2017

https://www.gov.uk/government/publications/using-emergency-adrenaline-auto-injectors-in-schools

学校が緊急用アドレナリン自己注射薬(adrenaline auto-injector: AAI)の使用に関連した方針を策定するための指針となる文書が公表された。以下のウェブサイトで配布されている。題名は、Guidance on the use of adrenaline auto-injectors in schools(学校におけるアドレナリン自己注射薬の使用についての指針)。

https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/645476/Adrenaline_auto_injectors_in_schools.pdf (PDF, 438KB, 30 pages)

2017年10月1日から、英国の学校は、アナフィラキシーを起こす恐れがある子供に、自分用のAAIが利用できないあるいは作動しないなどの場合に使用するために、処方箋なしでAAIを購入することができるようになる。

この指針は、緊急用AAIを保持しておくことにした学校が、それを使う上での方針を策定するのに役立つであろう。

[]アレルゲンの表示について

Allergen labelling

May 2017

http://www.foodstandards.gov.au/consumer/labelling/Pages/Allergen-labelling-.aspx

アレルゲンの表示は命を救う

一部の食品と食品成分、その構成要素は、アナフィラキシーを含む深刻なアレルギー反応を起こすことがある。

ほとんどの食品アレルギーは、ピーナッツ、木の実、牛乳、卵、ゴマ、魚、貝、ダイズ、小麦が原因である。食品規準規約(The Food Standards Code)は、そうした原因物質が成分としてあるいは食品添加物や加工助剤の構成要素として存在する場合には、それらの食品のラベル上に表示するようが求めている。

役に立つポスターも用意されている。ダウンロード(PDF 418 KB)可能であるし、A2版印刷物を望む場合はinformation@foodstandards.gov.auにメールされたい。

2017年5月25日、表示しなければならないアレルゲン(アレルギー原)のリストにハウチワマメ(lupin)が加えられた。食品企業はこの日から12ヵ月の間に、ハウチワマメを含むあらゆる製品について、アレルゲン表示要件を満たす措置を講じなければならない。アレルゲンとしてのハウチワマメについての詳細はhttp://www.foodstandards.gov.au/consumer/foodallergies/allergies/Pages/Lupin.aspxを参照のこと。

その食品が包装されていなかったり、表示が必要とされない場合(例えば、持ち帰り用食品店で調理され販売されている場合など)は、この情報は、その食品に関連付けて掲示したり、求められたら購入者に提供しなければならない。

ロイヤルゼリーは深刻なアレルギー反応を引き起こすことが報告されていて、まれではあるが、特にぜんそくやアレルギー患者では、命にかかわることがある。ミツバチが産生するロイヤルゼリーを含む食品には、警告文(別項『警告文および注意書き』およびhttp://www.foodstandards.gov.au/consumer/labelling/advisory/Pages/default.aspx参照)を載せる必要がある。ロイヤルゼリーが医薬品として販売されている場合も同じ警告文が必要である。

グルテンを含む穀物には、セリアック病の患者や穀物アレルギーのある人がその製品を見分けられるように、ラベルに表示する必要がある。グルテンを含む穀物には、小麦、ライ麦、大麦、オーツ麦、スペルト小麦およびこれらの穀物の交雑系統(例えばライ小麦)が含まれる。

食品規準規約には、食品の「グルテンフリー」と「低グルテン」を謳う際の要件も含まれている。こうした文言を謳うための要件の詳細は、規約1.2.7 『栄養、健康、関連する宣伝文句』(http://www.foodstandards.gov.au/consumer/labelling/nutrition/Pages/default.aspx)を参照されたい。

亜硫酸塩も、食品1 kgあたり10 mg以上の割合で添加される場合、ラベル上に表示しなければならない。

食品にアレルゲン非表示の疑いがある場合の苦情は、その地区の食品業務実施官庁(http://www.foodstandards.gov.au/about/foodenforcementcontacts/Pages/default.aspx)が窓口となっている。

アレルゲン表示を免除される製品

2016年、食品規準規約は、アレルゲンに由来する特定の食品と成分をアレルゲン表示義務の適用外とするよう変更が加えられた。これらの食品や成分は、小麦、ダイズ、乳製品に対するアレルギーのある消費者にふさわしい方法で加工されているため、安全だと評価されたものである。

他の免除製品同様である。免除製品についての詳細は別項『アレルゲン表示免除製品』およびhttp://www.foodstandards.gov.au/consumer/foodallergies/Pages/Allergen-labelling-exemptions-.aspxを参照のこと。

熟成瓶詰ワインのアレルゲン表示

亜硫酸塩や卵、魚、牛乳、木の実に由来する組成物などの食品アレルゲンは、ワインの製造過程で使用されることがある。これらの物質は、大部分がろ過で除去されるが、ごく少量が残留して最終製品に存在することがある。

これらの食品アレルゲンへの有害な反応に苦しむ人は、2002年以前のブドウの収穫日が表示された瓶詰ワインには、ラベル上にそれらの物質が明示されていないことに注意する必要がある。これは、2002年に食品規準規約が導入される前には、ワイン製造業者はラベル上にアレルゲンを含めて明示することを求められていなかったためである。これらの食品アレルゲンは、清澄剤として使用されているニベ(魚の浮袋から作るにかわ)を除き、2003年以降のブドウ収穫日が表示された瓶詰ワインのラベルには明示するよう求められている。

「含むおそれがある」という文言

ある食品表示では、特定のアレルゲンについて、「ナッツを含むことがあります」といった「含むおそれがある」あるいは「存在するおそれがある」という文言が使用されている。これらは食品製造業者により作成された自主的な文言であり、食品規準規約で規制はされていない。

これらの文言の使用とアレルゲンの二次汚染の管理についての食品企業向けガイダンスは、オーストラリア食品雑貨協会のウェブサイト(https://www.afgc.org.au/our-expertise/health-nutrition-and-scientific-affairs/labelling/)で見ることができる。

追加情報源

アレルギーとアナフィラキシー オーストラリア(https://allergyfacts.org.au/

アレルギーニュージーランド(http://www.allergy.org.nz/

食品企業向けアレルゲン表示ポスター(http://www.foodstandards.gov.au/consumer/labelling/Documents/allergen-poster.pdf

  • 警告文および注意書き(『アレルゲンの表示について』関連)

Warning and advisory statements

December 2015

http://www.foodstandards.gov.au/consumer/labelling/advisory/Pages/default.aspx

注意書き

一部の消費者に健康リスクを引き起こす恐れのある特定の食品や成分については、注意書きを提示しなければならない。

このカテゴリーに該当する食品と成分には以下のものが含まれる:

アスパルテーム―高甘度甘味料アスパルテームを含む食品のラベルには、食品がフェニルアラニンを含んでいることを示さなければならない(まれな遺伝性疾患フェニルケトン尿症の人に有害影響を及ぼす可能性がある)。

・ガラナやガラナ抽出物−ガラナやガラナ抽出物(天然のカフェイン源である)を含む食品のラベルには、食品がカフェインを含んでいることを示さなければならない。

・植物ステロール−添加した植物ステロール(コレステロールの吸収を低減する可能性がある)を含む食品のラベルには、以下のことを示す文言が記載されなければならない:

−その製品を摂取する際には、健康的な食事の一部として摂取すること

−この製品は、5歳以下の子供と妊婦、授乳中の女性にはふさわしくない可能性がある

−植物ステロールは一日当たり3 g以上摂取してもそれ以上の効果を生じない

・カフェイン−添加したカフェインを含むコーラ飲料のラベルには、その飲料がカフェインを含んでいることを示さなければならない

警告文

食品や成分が引き起こす健康への深刻なリスクが周知されていない可能性がある場合は、食品に警告文を付する必要である。例えば、ミツバチが産生するロイヤルゼリーを含む食品は、以下の警告文を載せるよう求められている:

この製品には、深刻なアレルギー反応を引き起こし、特にぜんそくやアレルギー患者では、まれに死亡例を生ずる場合があると報告されている、ロイヤルゼリーが含まれています。

注意書きの全リスト

食品規準規約は、特定の製品に注意書きを付するよう求めている。規約の求める注意書きは、以下の表に記載されている。

(表略)

  • アレルゲン表示免除製品(『アレルゲンの表示について』関連)

Product exemptions from allergen labelling

August 2016

http://www.foodstandards.gov.au/consumer/foodallergies/Pages/Allergen-labelling-exemptions-.aspx

2016年、食品規準規約の規約1.2.3(情報提供要件−警告文、注意書き、申告)は変更され、アレルゲン性原料由来のいくつかの食品や成分が、アレルゲン性表示義務要件を満たさなければならないものの対象から除外されることになった。これらの食品や成分は、小麦、大豆、乳製品に対するアレルギーを持っている消費者に適したものとなるように加工されているため、安全であるとの査定が成された。

現在アレルゲン性表示義務要件を免除されている製品は、以下の通りである。:

・小麦デンプンで作られたブドウ糖シロップ(下限値の規格基準に従う)

・十分に精製された大豆油

・大豆派生品(トコフェロールと植物ステロール)

・小麦あるいは乳清由来醸造アルコール

ブドウ糖シロップは、小麦に関する表示義務の免除の要件を満たすには、検出可能なグルテンの量が20 mg/kg未満でなければならない。

それでもブドウ糖シロップの植物原料を確認したいならどうすればいいのか?

規約では、供給元の名前と所在地はラベル上に記載されていなくてはならず、多くの製造業者は電話番号も提示している。したがって、ラベル上に記載されていない情報を得たい場合、供給元に連絡することができる。

この規約の変更はグルテンフリー表示の要件に影響を及ぼすか?

いいえ。ブドウ糖シロップにおける表示免除は、食品アレルゲンとして小麦を申告することに関する義務要件に対してのみ適用される。

この免除は、グルテンフリー表示の規約が規定する要件には影響しない。「グルテンフリー」という文言を謳うための現行の要件には、食品が、検出可能なグルテン、またはオーツ麦あるいはオーツ麦製品を含まないこと、あるいはグルテンを含んだ麦芽化された穀物、またはそのような穀物製品を含まないこと、という条件が盛り込まれている。

ブドウ糖シロップの生産者は、グルテンがその製品に検出可能な量存在する場合、その製品に「グルテンフリー」と表示できない。

安全性評価と研究

FSANZは、免除を検討する製品について徹底した安全性評価を行い、その過程でオーストラリアとニュージーランドのアレルギー専門臨床医との協議も実施した。

提案書のウェブページ(http://www.foodstandards.gov.au/code/proposals/Pages/P1031Allergenlabellingexemptions.aspx)で全てのリスク評価書を読むことができる。

FSANZは以下を考慮に入れて評価を実施した。:

・入手できる公表済および未公表の研究

・オーストラリアとニュージーランドの実情に基づいた研究から得られ以下の情報を示すデータ:

−製品サンプルの中の残留タンパク質量

−一回の食事による推定暴露量

・最終製品中のタンパク質量削減につながる加工工程

・アレルギー反応を起こさずに摂取できるアレルギー性食品の最大量を示すデータ

協議

FSANZは、表示免除に関するこの提案書を作成するに当たり、パブリックコメント募集を2回行った。私達は評価期間中、食品が関連するアレルギーや不耐症を持つ消費者を代表するオーストラリアとニュージーランドの機関と共に、緊密に協議も行った。

国際的な規制

オーストラリアとニュージーランドでアレルゲンの表示が免除されている4製品は、欧州や世界のその他の地域において、すでにアレルゲン表示要件の免除を認められている。

その他の免除

食品規準規約には、以下についてのアレルゲン表示免除も含まれている。:

グルテンを含む穀物において、当該穀物がビールや蒸留酒に存在する場合

・魚において、浮袋からゼラチンを得て、それをビールやワインの清澄剤として使用する場合

・ナッツに類において、それがココヤシの果実から得られるココナッツである場合

その他

  • 展望 農薬ビジランスに向けて

Toward pesticidovigilance

Alice M. Milner, Ian L. Boyd

Science 22 Sep 2017:Vol. 357, Issue 6357, pp. 1232-1234

ファーマコビジランスと同様の、農薬ビジランスシステムを、という提言

フェーズ4を農薬規制に導入せよ、とのこと

(当然監視するのは環境)

  • 特集:中国の子ども実験

China's childhood experiment

Dennis Normile

Science 22 Sep 2017:

Vol. 357, Issue 6357, pp. 1226-1230

中国には発展する沿岸部と貧しい内陸の間に大きな経済格差がある。その経済的格差が小さい子どもの育て方にも影響する。都市部の中流階級は両親と子どもの密接な相互作用を含む現代的子育てを行っているが、田舎では気がつかないうちに子どもの発達に必須の社会的知的刺激が欠ける。両親が出稼ぎに行っていて教育レベルが低く現代的子育てをあまり知らない祖父母が育てている場合にはさらに悪化する。スタンフォード大学の経済学者Scott Rozelleはこのバランスの悪さを改善しようと小さい子どもを育てている田舎の祖父母に介入する実験を行っている。子どもの早期発達の専門家は3才以下の子ども達の家庭での効果的子育てがその後の成績や成人してからの健康のお膳立てをすると信じている。

  • 父親が、蒸気に満ちたブルックリンの浴室に一人で放置して1才の赤ちゃんが死亡

Baby, 1, dies after father leaves him alone in steamy Brooklyn bathroom: sources

September 15, 2017

http://pix11.com/2017/09/15/baby-1-dies-after-father-leaves-him-alone-in-steamy-brooklyn-bathroom-sources/

慢性の咳を治そうとして蒸気のある浴室に放置することを含む自己流の治療法で1才の子どもが死亡した。他にレモンと砂糖と水の混合物も与えている。死因は調査中。

Brooklyn boy dies after father left him near hot running shower

http://www.nydailynews.com/new-york/brooklyn/brooklyn-boy-dies-father-left-hot-running-shower-article-1.3498239

お湯だけのシャワーを出しっぱなしにしてそばにベビーカーを置いた??

2017-09-21

[]砂糖の削減とより広範な組成変更:中間レビュー

Sugar reduction and wider reformulation: interim review

14 September 2017

https://www.gov.uk/government/publications/sugar-reduction-and-wider-reformulation-interim-review

砂糖の20%削減の目標に向けた進行状況のレビューと次のステップ

カロリー、塩、飽和脂肪削減についても。

[]世界の健康における米国の将来の役割についてのインタラクティブリソース

Interactive Resource on the Future Role of the United States in Global Health

http://resources.nationalacademies.org/infographics/usglobalhealth/index.html

2017年春にNASEMが発表した報告書の内容についての動画やインフォグラフィクス等

かつて米国が援助した国が今は重要な貿易相手国になっている。当然日本も入る。

世界の健康状態が良くなることは国の安全保証にもなる。

(トランプ大統領の下での気合いの入った提言。こういうところがアメリカの偉大さ)

[]クロアチアの全国成人食品消費調査

Croatian National Food Consumption Survey on Adult Population

18 September 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/1297e

2011年秋から2012年夏にかけて、EFSAの指針に規定した手法に基づいて実施。18〜64歳の2,000人を標本集団とした。2001年の国勢調査に基づいて選択された被検者と対面して、連続しない2日と週末の1日について、それぞれの24時間のことを思い出してもらい、聞き取りを行った。聞き取り調査は外部委託されたが、調査員の訓練はクロアチア食糧庁により行われた。データベースは後になって作成され、集められたデータの分析のために先進的なソフトウェアに組み入れられた。

国家の食品消費データは、暴露量の査定のためだけではなく、住民の栄養状態を把握するためにも非常に重要である。クロアチアにおいては、このようなデータが得られるのは初めてのことであり、科学団体や他の機関もデータに興味を示している。また、この調査は、食事の品目についての国家的データベースを立ち上げ、食品消費データベースを拡大させ、集められたデータを保存・分析するソフトウェアを開発するための機会を提供する。

その他

  • 親の年齢と子どもの遺伝的変異を調べた研究への専門家の反応

SMC UK

expert reaction to study looking at parental age and genetic mutations in children

September 20, 2017

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-looking-at-parental-age-and-genetic-mutations-in-children/

natureに発表された新しい研究で親が高齢だと、特に父親が、子どもの新たな遺伝的変異が多いと報告した

Kent大学遺伝学教授Darren Griffin教授

この論文はその範囲とサイズと徹底ぶりで印象的なものである。デノボ(新たな)変異の率が父親の年齢が高くなるほど高いという主な知見は、配偶子のDNA傷害感受性の性質を反映している。精子は男性の生涯にわたって作り続けられ、全体として分裂回数が多く、分化した後のDNA傷害修復機能は限定的である。一方卵は女性の年齢が高くなると染色体全体のエラーがおこりやすくなる。これはここ数年発表されてきた仕事と一致するが、この研究はこれまでで最も包括的なものである。これだけの規模で男性と女性の違いを直接比較したものとしては私が知っている限りこれが初めてである。このことの進化における特徴も興味深い。説明されているメカニズムはヒトとその近縁種に特有のようである。

エジンバラ大学遺伝と分子医学研究所MRCヒト遺伝学ユニットMartin Taylor教授

しばしばDNAの突然変異はランダムだと思われているがそうではない、それは偏りのあるサイコロである。この仕事が説得力をもって示したように、母親と父親のサイコロは違う。

この研究で報告されている新しい突然変異の多くが父親由来であるが、最もびっくりする新しい知見は高齢母親の卵でおこる追加の突然変異である。

精子を作るにはDNAが継続して複製されているので父親が年をとるにつれて変異の率が上がるのは予想されたし知られてきた。最近になって母親の年齢による影響も、それほど劇的ではないが同じようなものがあることも示されてきた。これは、女性の卵のDNAの複製は彼女が母親の胎内にいたときにおこり、高齢になっても一般的にコピーされないので驚くべきことである。この新しい論文は高齢母親の余分な突然変異の多くは、そして多分ほとんどは、同じDNA鎖に同時におこっていることを示す。

卵で染色体が切れると、時々修復されて小さな変異の傷跡が残るようにみえる。10程度の染色体領域では偶然で説明できるより遥かに多い傷跡があり、そこが特に壊れやすいあるいは修復しにくいことを示唆する。

(以下略)

シェフィールド大学男性病学教授Allan Pacey教授

UCL分子神経科学教授John Hardy教授

  • 今日の科学ニュースと情報

Science News and Information Today

September 20, 2017

http://www.journalism.org/2017/09/20/science-news-and-information-today/

アメリカ人の大多数は科学ニュースを一般紙から得ているが多くの人は科学について正しく事実をえるには専門情報源という

Pew研究センターの新しい研究によると、ほとんどのアメリカ人は科学ニュースを見るのは月に2時間以内で、それらは探して、ではなくたまたま目に入ったから、である。全体として約1/3の36%が週に数回科学ニュースを読み、10人中3人が能動的に探し、17%は両方する。

ソーシャルメディアユーザーはソーシャルメディアで見る科学ニュースを概ね信用していない。

活発な科学ニュース消費者のコアグループはニッチな情報源を追跡して科学活動に参加している傾向がある

(いろいろおもしろい調査)

  • 学会がセクシャルハラスメントを科学的不正と定義

Scienceニュース

Scientific society defines sexual harassment as scientific misconduct

By Maggie KuoSep. 20, 2017

http://www.sciencemag.org/news/2017/09/scientific-society-defines-sexual-harassment-scientific-misconduct

米国地球物理学連合(AGU)が先週採択した新しい方針によるとセクシャルハラスメントは科学的不正の一形態。

  • 道具を使うサルがタイの魚介を脅かしている

Tool-using monkeys threaten shellfish population in Thailand

Sep. 19, 2017

http://www.sciencemag.org/news/sifter/tool-using-monkeys-threaten-shellfish-population-thailand

タイのKhao Sam Roi Yot国立公園公園のしっぽの長いマカクが牡蠣やカニやカタツムリを石を使って砕いたり開いたりして食べている。その結果牡蠣のサイズが70%小さくなった。もしこのままサルが食べ続けるとこの島の食糧は枯渇するだろう。そしてそうなったらサルは道具の使い方を忘れるだろう

  • ワシントン州立大学の研究者がよく使われている除草剤が世代を超えて健康に影響することを見る

WSU researchers see popular herbicide affecting health across generations

20-Sep-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-09/wsu-wrs091817.php

アトラジンが孫とひ孫の病気と関連

PLOS ONEに発表されたMichael Skinner教授のラットでの研究論文。

妊娠ラットにアトラジンを与えると子どもに体重減少以外の影響はないが孫とひ孫の精子と乳腺腫瘍に影響する。

Atrazine induced epigenetic transgenerational inheritance of disease, lean phenotype and sperm epimutation pathology biomarkers

http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0184306

非近交系の妊娠ラットに25 mg/kg body weightを腹腔内投与。

(タイトルだけでSkinnerだってわかる。三世代影響を主張しているのは他にビンクロゾリンとDEET。相変わらずオリジナル系統動物で投与濃度も方法も観察された影響の大きさも書いてないのにアメリカ人の健康が害されていると印象づけるプレスリリース。もっとちゃんとした実験では再現できなかったという報告は無視するんだ。しかも痩せるのならアメリカ人にとってはむしろ喜ばしいのでは?)

  • 食品偽装報告書2017

Food Fraud Report 2017

https://www.nfumutual.co.uk/foodfraud

我々の報告書は消費者の食品産業への信頼が低下していることを明らかにした

2000人以上の消費者を対象にした調査で、33%の人が5年前より製品や販売者への信頼が低下したと言い、増えたのはたった9%。

目立った食品偽装事例が消費者の信頼や行動にどう影響したかを探った報告。

  • 妊娠中のフッ素暴露と子どものIQ低下を関連させる研究に対して研究者らが注意を呼びかける

Researchers urge caution over study linking fluoride exposure in pregnancy to lower IQs in children

September 20, 2017

http://nationalpost.com/health/researchers-urge-caution-over-study-linking-fluoride-exposure-in-pregnancy-to-lower-iqs-in-children

反フッ素活動家がこれを「フッ素議論における史上最大の機会」と呼んでいる。保健政策の専門家と、著者らの一部も恐れている

またEHP。

Prenatal Fluoride Exposure and Cognitive Outcomes in Children at 4 and 6–12 Years of Age in Mexico

https://ehp.niehs.nih.gov/ehp655/

2017-09-20

[]健康のために、水銀を歴史にしよう

IPCS

For Health, Make Mercury History

22 September 2017

http://www.who.int/ipcs/assessment/public_health/make-mercury-history/en/

水銀に関する水俣条約が約4年前に採択され2017年8月18日に発行した。2017年9月24-29日に最初の会合COP1が開催される。9月22-29日は「水銀週間」イベントが行われる。

[]世界は抗生物質を使い果たしつつある、WHOの報告が確認

The world is running out of antibiotics, WHO report confirms

20 September 2017

http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2017/running-out-antibiotics/en/

本日WHOが発表した報告書は、開発中の新規抗生物質が不足していることを示す

[]RASFF Week37-2017

警報通知(Alert Notifications)

ブルガリア産有機ゴボウの鉛及び禁止物質DDT (0.027 mg/kg)、イタリア産赤ブドウのクロルピリホス(0.65 mg/kg)、オランダ産インコ用配合飼料のブタクサの種高含有(160 mg/kg)、ポーランド産リンゴのクロルピリホス(0.093 mg/kg)、スウェーデン産乳児用粉ミルクの鉄高含有、香港産五香粉のアフラトキシン(Tot. = 10.21 µg/kg)、スペイン産解凍メカジキロインの水銀(1.48 mg/kg)、ドイツ産杏仁抽出物カプセルのシアン化物高含有(6083 µg/kg)、ドイツ産原料ポーランド産ゼオライトとベントナイト粉の鉛(12.8 mg/kg)及びアルミニウム(46300 mg/kg)高含有、米国産英国経由食品サプリメントの未承認新規食品成分ホホバ種子、ポーランド産卵が原因と疑われる食品由来アウトブレイク、スペイン産冷凍ヨシキリザメ切り身の水銀(1.7 mg/kg)、イタリア産調理済小麦粒のオクラトキシンA (9.9 µg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

アルジェリア産チルドイセエビの水銀(0.66 mg/kg)、ポーランド産低温殺菌された卵液のフィプロニル(0.041 mg/kg)、中国産乾燥クコの実の未承認物質カルボフラン(0.032; 0.06; 0.06 mg/kg)及びプロパルギット(0.12 mg/kg)、イタリア産卵のフィプロニル(0.53 mg/kg;0.013 mg/kg;0.18 mg/kg;0.026 mg/kg;0.15 mg/kg;0.041 mg/kg)、イタリア産生鮮卵液のフィプロニル(0.023 mg/kg)、中国産緑豆の未承認物質ジチオカルバメート(5.3; 7.9 mg/kg)、スペイン産解凍キハダマグロロインのヒスタミンが原因の食品由来アウトブレイク(766 mg/kg)、ポーランド産チルド卵のフィプロニル(0.036 mg/kg;0.069 mg/kg)、ベトナム産冷凍カイヤンフィレの水銀(1.2 mg/kg)、スリランカ産生鮮メカジキの水銀(1.33 mg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

オランダ産ベルギー経由利尿食品サプリメントのビタミンB12高含有、ブルガリア産卵のフィプロニル(0.027 mg/kg)、フランス産カカオバターの着色製剤の着色料タートラジン(E102) (5087.2 mg/kg)・着色料サンセットイエローFCF(E110) (12520.9 mg/kg)・着色料ポンソー4R/コチニールレッドA (422.6 mg/kg)高含有及び着色料グリーンS(E142) (318.6 mg/kg)非表示、ドイツ産冷凍春巻きのフィプロニル(0.049 mg/kg)、産出国不明食品サプリメントの未承認新規食品成分フーディア(Hoodia gordonii)、英国産;米国産食品サプリメントの未承認新規食品成分アグマチン硫酸、米国産食品サプリメントの未承認新規食品成分フーディア(800 mg/item)、スペイン産チーズコーティングの未承認物質デヒドロ酢酸(E265) (1.75 %)、米国産食品サプリメントの未承認新規食品成分イカリソウ、オランダ産低アレルギー性粉ミルク(代用乳)の不溶性不純物、イタリア産卵のフィプロニル(0.054; 0.56 mg/kg)、フランス産冷凍オムレツのフィプロニル(0.014 mg/kg)、

通関拒否通知(Border Rejections)

中国産揚げ鍋バスケットからのマンガンの溶出(2.4 mg/kg)、インド産竹のハンドルのステンレススチール製サラダサーバーからのニッケルの溶出(0.5 mg/kg)、中国産鉄製キッチンナイフからのクロムの溶出(0.3 mg/kg)、ボリビア産ピーナッツのアフラトキシン(B1 = 52; Tot. = 69.92 µg/kg)、ドミニカ共和国産ソースのエチレンジアミン四酢酸カルシウムニナトリウム(E385) (CDEDTA)及びピロ亜硫酸ナトリウム(E223)未承認、その他アフラトキシン等多数

[]PFOAの水質基準提案

Proposal for water quality standards for PFOA

19 September 2017

http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Common_and_Present/Newsmessages/2017/Proposal_for_water_quality_standards_for_PFOA

PFOAは既に使用されていないが分解が遅いため地表水に入る可能性がある。慢性暴露基準は魚へのPFOA蓄積を考慮している。安全濃度として48 ng/Lを計算した。この値はヒトや野生生物が生涯にわたって魚を食べても安全である。

フードチェーン移行

水棲生物への生態学的影響をもとにした水質基準ではフードチェーンの影響にとって保護的ではない。PFOAは水棲生物には毒性が低いが魚を介してフードチェーンに入ると問題になる可能性があるからである。そのため生物濃縮データが必要だった。

モニタリングデータとの初期比較ではオランダの地表水ではこの安全基準値を超えていないことが示されている。

デュポンが2012年にPFOAの代わりに使うことにしたGenXについては魚での蓄積データがないため同じ方法では水質基準が導出できない。

[] 論文

Contribution of opioid-related deaths to the change in life expectancy in the US

19-Sep-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-09/tjnj-coo091517.php

JAMA に発表された研究によると、2000-2015年の間に米国の寿命は全体としては延びたが、主にオピオイドに関連する薬物死が寿命を短くするのに寄与した。

米国では2000-2015年の間に薬物中毒死が2倍以上になりオピオイドが関連する死亡は3倍以上になった。2000-2015年の間に寿命は76.8才から78.8才に2年伸びたがオピオイド関連死で0.21年失われている。

  • 寿司の崇高な秘密(動画)

Sushi's sublime secrets (video)

19-Sep-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-09/acs-sss091917.php

ACSの動画シリーズ

寿司の化学(コメと魚と海藻に含まれる成分と寿司の歴史)

池田菊苗のグルタミン酸の発見とMSGに関する根拠のない噂がたくさんあること、もとりあげられている。

  • ヒンズーの式典で使われる赤い化粧粉末に安全でない量の鉛が含まれる

Red cosmetic powder used in Hindu ceremonies contains unsafe lead levels

19-Sep-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-09/ru-rcp091917.php

米国で販売されていてヒンズーの宗教的文化的儀式で使われる化粧用の粉末であるシンドゥールSindoorに鉛が含まれる。ラトガーズ大学の研究者らが調べたところニュージャージーで販売されていたものの83%、インドで集めたものの78%が少なくとも1.0マイクロg/gの鉛を含む。一方それぞれ19%、43%はFDAの化粧用粉末の規制値である20マイクロg/gを超過する。American Journal of Public Healthに発表。

(黒いのに比べると少ないけど)

  • 日本の食品データは福島の放出と最近日本で観察された甲状腺がんの増加に関連があるという主張に疑問を提示する

Japanese Food Data Challenge the Claimed Link between Fukushima’s Releases and Recently Observed Thyroid Cancer Increase in Japan

Georg Steinhauser et al.,

Sci Rep. 2017; 7: 10722. Published online 2017 Sep 6.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5587547/

ドイツの研究者らによる報告

最悪シナリオでの保守的推定でも甲状腺がんが増加する線量にははるかに及ばない

  • 2013-2016年、福島第一原子力発電所事故の立ち入り制限区域に住んでいた黒毛和牛の病理学的所見

Pathological findings of Japanese Black Cattle living in the restricted area of the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant accident, 2013-2016.

Sasaki J et al.,

Anim Sci J. 2017 Aug 4. doi: 10.1111/asj.12873.

避難区域の4つの農場の51頭の黒毛和牛に放射線の影響は見られなかった

その他

  • フィプロニルを含む215000個の卵がPlovdivで見つかった

215,000 Eggs Containing Fipronil Were Found in Plovdiv

September 19, 2017, Tuesday

http://www.novinite.com/articles/183389/215%2C000+Eggs+Containing+Fipronil+Were+Found+in+Plovdiv

フィプロニルを含む215000個の卵がPlovdiv(ブルガリア)の倉庫や店舗で見つかった、と地域の食品安全担当部長, Kamen Yankovが発表。卵は押収して破棄されている。取引業者は知らなかったため罪に問われないが生産者は罰せられる

  • 砂糖税議論は政府の苦し紛れを強調

Sylvia Jeffreys: Sugar tax debate highlights government's desperation

By Sylvia Jeffreys

8:48pm Sep 19, 2017

http://www.9news.com.au/national/2017/09/19/20/29/sylvia-jeffreys-sugar-tax-debate-highlights-government-s-desperation

Malcolm Turnbull首相がチャンネルナインに出演して砂糖税提案について議論を拒否

  • オピオイドの過剰使用は増加を続け、オタワはとうとうこの危機に対応を急ぐ

Opioid overdoses keep rising, and Ottawa finally gets moving on the crisis

By David Reevely  September 19, 2017

http://www.ottawasun.com/2017/09/19/reevely-opioid-overdoses-keep-rising-and-ottawa-finally-gets-moving-on-the-crisis

火曜日にオンタリオ政府が発表した新しい数字によるとオピオイド過剰使用による救急訪問が年76%増加した。

臨時の監視下での薬物使用場所をオープン

  • がん患者はより高度な技術だけではなくより良いケアが必要

Natureコメント

Cancer patients need better care, not just more technology

19 September 2017

Richard Sullivan, C. S. Pramesh & Christopher M. Booth

http://www.nature.com/news/cancer-patients-need-better-care-not-just-more-technology-1.22644

最新の医薬品と技術でがんを治療するのはお金がかかるが世界的な生存率を改善しないだろう、と警告

多くの低から中所得国ではがんの治療を受けようと道に何百人も行列を作っているのはよくあることで、治療可能ながん患者が化学療法は受けられるが放射線や手術は受けられないのもよくある。一方豊かな国では新規医薬品の開発や新しい技術が推進されているが、最良の見積もりでも持続不可能である。

我々は過去15年間40ヶ国ほどで臨床研究者として働き国のがん対策について1ダース以上の研究を行ってきた。我々の経験と20年以上に渡って集めた疫学やその他データは、がん対策がうまくいっていない国は政治的、経済的、社会的原因でそうなっている。

世界中の1600万人のがん患者の生存と福祉を改善するには、研究者、医師、政策決定者、患者団体は教育、スティグマ、訓練、スタッフに集中して正しいときに正しい患者に正しいケアが行われるようにしなければならない。

(以下豊富なデータ)

コストを考慮せよ

三つの大きなシフト

・世界的に考え方を変える メディアの誇大広告が新しいほうが良いに違いないという認識を増加させている

・人的資本と社会資本に投資せよ

・説明責任の基準とシステムを実装せよ

  • P値の「画一的」閾値に批判

Natureニュース

'One-size-fits-all’ threshold for P values under fire

Dalmeet Singh Chawla 19 September 2017

http://www.nature.com/news/one-size-fits-all-threshold-for-p-values-under-fire-1.22625

科学者が統計学的に有意な知見をより難しくする提案に反論

7月に発表されたP値の閾値を低くするよう呼びかける提案に対して9月18日に88人の研究者からなるグループが、学者が特定のP値を使うことを正当化するほうがより良い解決法だろうという。

研究者らはP値の閾値を下げるとますます発表されない論文が増えることを心配する。(結果がネガティブだと発表しない)そうではなく、研究者が実験をする前にその実験にとっての閾値を選択してどうしてそれが正当なのかを説明すべき、という。

(いずれにせよ現状のP<0.05なら有意だとしてハッキングする使い方は問題があるという認識は一致。)