食品安全情報blog RSSフィード

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2016-09-28

[]BfR MEALスタディ―情報と協力

BfR MEAL Study - Information and Cooperation

BfR Communication No. 028/2016 of 6 September 2016

http://www.bfr.bund.de/cm/349/bfr-meal-study-information-and-cooperation.pdf

トータルダイエットスタディ(TDS)は平均的なヒトの食事中の物質の平均濃度を測定するために国際連合食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が推奨する方法につけられた名称である。これにより、健康に有益な物質と好ましくない物質がともに検査される。消費者別平均食品摂取量を確立する摂取研究の情報と組み合わせて、食品からの物質の平均総摂取量は、TDSの助けで、確実に詳細に導出できる。

ドイツ初のトータルダイエットスタディはBfR MEALスタディ(Mahlzeiten für die Expositionsschätzung und Analytik von Lebensmitteln –暴露評価のための食事と食品の分析)と名付けられた。これは加工され、調理された食品の健康リスクを検査する。この研究は全ての範囲の食品を考慮に入れ、一般に食べられている状態で各料理を分析する。これらのサンプルはその後様々な物質グループについて研究所で検査される。添加物や加工により生じる汚染物質に加えて、環境汚染物質、マイコトキシン、栄養素、農薬、動物用医薬品、包装から食品に移行しうる物質が含まれる。物質の平均濃度が地域、季節、生産方法(例えばオーガニックあるいは慣行農法)により個々の食品で異なる度合いも検査される。

トータルダイエットスタディは現在全世界の50か国以上で実施されている。BfRはドイツ連邦食糧農業省(BMEL)からドイツ初のTDSを実施するよう2015年に任命された。この計画はドイツ議会の決議に基づきBMEL基金の支援を受けている。BfR MEALスタディは7年間実施する計画で、個々の物質グループの最初の結果はおそらく2019年に入手できるようになるだろう。この研究データは公共利用ファイルやニュースレターで科学者に利用できるようになるだろう。

協力の選択肢はBfR MEALスタディの目的内で各種分野に存在する。

BfRとの協力機会

BfR MEALスタディは以下の分野でBfRと協力する継続的機会を提供する;

「物質」

BfRが優先していない物質の検査によるBfR MEALスタディの補足。必要であれば問題となる食品カテゴリーの量に関するデータの補足研究と特定食品の追加的な特別サンプリングと検査(TDS メソッド)が行える。現在計画されている物質のリストは公表されている。

「ホットスポット」

特にドイツの地方で重要性のある、含有量が多いため疑わしい食品の補足的なサンプリングと検査(TDS メソッド)。分析により、これに関する市場調査と必要に応じ摂取量調査を実施することがある。

「特定の食事」

例えば母乳、グルテンフリー、「ライト」製品などと、ベジタリアン/ビーガン食品の補足的なサンプリングと検査(TDSメソッド)。これに追加して、当該消費者グループのために摂取量調査が実施されることがある。

「製品」

最も多く消費されている90%の食品属さない製品グループを明確にする補足的なサンプリングと検査(TDSメソッド)。

「科学プロジェクト」

BfRとの科学的な協力によるBfR MEALスタディの補足。BfRに興味深い協力分野の例がいくつかある。

・加工する前の個別の生製品の検査 (外部計画)、加工係数を導出するための貯蔵(BfR MEAL スタディ)や調理後の結果と比較する。

・平均全暴露量を推定するためのヒトのバイオモニタリングのデータとBfR MEALスタディの結果を関連づけること。

・業界と企業が集めた自主管理データを含む、第三者のデータとBfR MEALスタディの結果の比較。

「構造基盤」

情報供給(例えば食品(成分)用の市場あるいは起源データ)、レファレンスサンプルの保存能力あるいはプロジェクトサンプル基地の設定。サンプルの輸送での後方支援。

「分析」

BfR MEALサンプルの検査の入札に参加する。これについての追加情報はBfRで入手でき、BLE(例えば現在計画されている物質リスト)を通して現在入札募集中。

タイムスケジュール

BfR MEALスタディの実験部分は2016年の秋に開始し、さらに2段階に細分化される。中核モジュール、栄養、マイコトキシンは、最初の結果が2019年の中旬に入手できるようにするために、最初の二年間に調査する予定である。加工汚染物質、添加物、包装から溶出する物質は2018年以降に調査する予定である。

計画構想から協力へ

協力計画の種類により様々な協力の選択肢が議論されるだろう。必要なサンプルや入手可能な外部資金などと一緒に、プロジェクトの概要と時間枠をBfR研究調整部門に提出すべきである。競合する申請がある場合、BfRはBfR委員会および/またはMEAL審議会に意見を聞く予定である。提出された申請に応じて適宜決定されるだろう。

BfRのホームページ上のBfR MEALスタディに関する追加情報

報道情報:私達の食べ物に入っているもの:食品危機は将来認知しやすくなる

http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2016/04/what_s_in_your_food__food_related_risks_to_become_easier_to_identify-196457.html

暫定物質リスト

http://www.bfr.bund.de/cm/349/bfr-meal-study-nominated-substances.pdf

フライヤー:BfR MEALスタディ―ドイツ初の食事研究(ドイツ語)

http://www.bfr.bund.de/cm/343/bfr-meal-studie-flyer.pdf

[]2015年オランダの食品関連アウトブレイクの頻度

Incidence of food-related outbreaks in the Netherlands, 2015

2016-09-26

http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Scientific/Reports/2016/september:279256/Incidence_of_food_related_outbreaks_in_the_Netherlands_2015

微生物。本文オランダ語

報告の基準を変更したため前年より件数が増えた

[]全国防災月間2016:準備のパワー

National Preparedness Month 2016: The Power of Preparedness

September 26, 2016

https://www.cdc.gov/media/dpk/injury-violence-safety/2016-npm/national-preparedness-month.html

全てのレベルで準備をしておくことが命を救う。急速に伝染する病気や自然災害、あるいはバイオテロなどの形で公衆衛生の危機は訪れる。いつどこでおこるか常に予想できるわけではないので、全国防災月間を機会に、未知の災害の影響を減らすために今できることについて提示する。

デジタルプレスキット

[]オンライン意見提出システムのユーザーマニュアル発行

User manuals for online commenting system published

27/09/2016

http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/roster/detail/en/c/436614/

メンバーとオブザーバー向けマニュアル

[]FDAは食品表示の「健康的(ヘルシー)」強調表示を再定義する

FDA to Redefine “Healthy” Claim for Food Labeling

September 27, 2016

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm520703.htm

FDAは本日食品表示の「健康的」栄養含量強調表示を再定義するプロセスを開始したことを発表した。「ヘルシー」の再定義は消費者に公衆衛生助言に一致する食品の選択を簡単に速やかにできるようにするための情報とツールを提供し、企業がより健康的食品を開発するよう促すための全体的計画の一部である。

FDAが栄養含量表示としての「ヘルシー」という用語をどう再定義するのか検討している間は、企業は現在の規制上の定義を満たす食品に「ヘルシー」という用語を使い続けることができる。FDAはまたガイダンス文書で説明したある種の基準を満たす製品には規制を強制する意図はないと述べたガイダンス文書も発行した(注)。

各種栄養素についての公衆衛生助言は、2015-2020アメリカ人のための食事ガイドラインや新しい栄養成分表示に反映されているように進化している。例えば健康的な食生活は今や食品群、総脂肪ではなく脂肪の種類に焦点をあて、そして食事に加えられた砂糖にも対応している。また消費者が十分に摂取していない公衆衛生上の懸念となる栄養素も変わってきた。FDAは「ヘルシー」の再定義のために一般からの情報を集めるため「情報募集」も発表した。さらに公聴会も予定している。

(注)新しい食事ガイドラインを反映し、1993年の現行の基準では「ヘルシー」を使うことはできないが、脂肪の組成が主に不飽和脂肪酸である場合やカリウムやビタミンDが多い食品には「ヘルシー」と表示しても違法だと取り締まることはしない。食事ガイドラインの改定を反映したもの。

企業向けガイド

Guidance for Industry: Use of the Term “Healthy” in the Labeling of Human Food Products

http://www.fda.gov/Food/GuidanceRegulation/GuidanceDocumentsRegulatoryInformation/ucm521690.htm

  • 食品包装の「ヘルシー」がその意味通りであることを確保する

Making Sure ‘Healthy’ Means What It Says on Food Packages

September 27, 2016 by FDA Voice

By: Douglas Balentine, Ph.D.

https://blogs.fda.gov/fdavoice/

栄養成分表示についての最終規則が発表され、消費者は間もなく製品の一食分やカロリーや添加された砂糖やビタミンD、カリウムなどの追加の栄養情報が見やすくなった食品包装を目にすることになる。市場にはたくさんの食品が溢れ、新しいものや昔からあるもの、あるいはより健康的なものなどがある。情報をたくさん持っている人でも何を買うか決めるのは難しく、特に自分や家族にとってより健康的なものを選びたい場合には。

我々は多くの消費者が、特に初めて買う場合には、栄養成分表示を使っていることを知っている。またしばしば食品の包装には「ヘルシー」「低脂肪」「良い摂取源」のような用語がたくさん表示されている。我々は多くの人が一つ一つの製品の栄養成分表示を詳細に検討する時間がないことも知っている。実際のところほとんどの場合購入の決定は3-5秒と短い時間でなされる。

だから我々は「ヘルシー」という強調表示の定義を見直すことにした。ある種の基準を満たせばこの種の表示は食品の包装表面に使うことができ、消費者は簡単に選択できる。

栄養に関する我々の理解が進化したため、我々は「ヘルシー」の定義を最新のものにする必要がある。例えば最新の公衆衛生助言では今や脂肪の量ではなく脂肪の種類を問題にしている。添加された砂糖が栄養成分表示に加えられた。そして消費者が十分摂取していないビタミンDとカリウムのような栄養素に注目している。定義を更新することでより多くの企業が製品の組成を改訂して「ヘルシー」の用語を使い、消費者により多くの「ヘルシー」な選択肢を提供するようになることを期待する。

我々は「ヘルシー」の再定義を検討し始めたが、全ての答えを持っているわけではない。最初の一歩として、意見募集を行う。

(中略)

我々は「ヘルシー」強調表示の作業を始める一方、他の表示についても最新のものにする方法を検討していく。

SMC UK

  • 小麦、コメ、その他植物への気候変動の影響に関する研究への専門家の反応

expert reaction to research on the impact of climate change on wheat, rice and other grasses

September 28, 2016

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-research-on-the-impact-of-climate-change-on-wheat-rice-and-other-grasses/

Biology Lettersに発表された論文で、気候変動は適応の速度を上回るだろうと予想している

Leeds大学気候影響教授Andrew Challinor教授

この結果は困ったことだ。他の研究でも既に気候変動は我々の食品生産適応速度を超えることが示され始めている。一部の分野では緊急の対応が必要である。

  • 乳腺細胞をアルミニウムで処理したマウスでの発がん性研究への専門家の反応

expert reaction to study of tumorigenesis in mouse mammary cells treated with aluminium

September 27, 2016

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-of-tumorigenesis-in-mouse-mammary-cells-treated-with-aluminium/

Molecular Cancer Biologyに発表された論文がアルミニウム塩化合物がin vitroで培養されているマウスの乳腺細胞を腫瘍細胞のように変えると報告した

Cambridge大学がん疫学教授Paul Pharoah教授

この研究は、制汗剤によく使われている塩化アルミニウムがマウスの乳腺上皮細胞を培養したときにがん細胞に変えることを示した。しかしながら生きたマウスに塩化アルミニウムを注射すると重症免疫不全のある系統でしかがんにならない。より正常なマウスには塩化アルミニウム注射はがんをつくらない。これらの結果は塩化アルミニウムを普通に使う場合の乳がん誘発性についての情報をほとんど与えない。この研究から何かを言うにはたくさんの注意が必要である。

Breast Cancer NowのBaroness Delyth Morgan会長

この研究は実験室で育てたマウスの細胞とマウスでのもので、これまでのヒトの乳がんに関する研究の文脈で判断しなければならない。制汗剤やデオドラントの使用と女性の乳がんについて調べた研究では一貫して関連があるという良い根拠はない。現在の根拠からは女性がこれらの使用について心配する必要はない。しかしながら飲酒を減らすことや健康体重を維持する、運動するなどの乳がんリスクを減らす方法はある。

  • スタチンと他のコレステロールを下げる方法の心疾患リスクを調べた研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at heart disease risk reduction of statins and other cholesterol-lowering methods

September 27, 2016

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-looking-at-heart-disease-risk-reduction-of-statins-and-other-cholesterol-lowering-methods/

JAMAに発表された研究で、スタチンとスタチン以外のLDLコレステロールを下げる方法の心血管系リスクへの影響を調べ、どちらもLDLコレステロールを下げて心血管系疾患相対リスクを下げることにつながった。

Sheffield大学心臓相談医/心血管医学准教授Tim Chico博士

このレビューは新しい試験をしたわけではなく、これまでの研究を比較したものである。食事制限や手術やスタチンや他の薬物による各種LDLコレステロール低下方法についての研究を含む。全体として良くできた解析で根拠の大多数や医学界の見解と一致している。

この研究の重要なメッセージは、心疾患リスクがLDLコレステロールを下げると下がり、下げ幅が大きいほど脳卒中や心臓発作リスクが下がるということである。食事療法でもスタチンでもコレステロールの下がった量が同じなら同じ程度の心疾患削減作用があるが、スタチンの方が食事療法より大きくコレステロールを下げるので全体としてのメリットは大きい。

しばしば心疾患リスクを減らすために食事療法にすべきかスタチンにすべきかという議論がおこるが、それは間違った選択であり実害がある。最良の方法は健康的なライフスタイルと薬物を組み合わせてリスクを下げることである。しかし治療法の選択権は患者にある;医師の役割はバイアスのない正確な情報を提供することである。

Bristol大学臨床疫学教授George Davey Smith教授

このRCTの決定的概要はLDLコレステロールを下げることが重大な心血管系イベントリスクを減らすことを示す。重要なことはそれがコレステロールの低下によるものであり、時に主張されるスタチンの特有の効果のような追加効果によるものではないということである。スタチン以外にもコレステロールを下げる他の方法でもコレステロールの低下が同程度なら同じ心疾患リスクの削減ができる。食事療法はコレステロールがあまり下がらないので効果が小さい。このことは集団レベルでの食生活の改善と、ハイリスクの人には薬物治療という二方面での対策を支持する。

英国心臓財団医務主任Peter Weissberg教授

心疾患の主要リスク要因はコレステロールの高さで、コレステロール濃度を下げることは将来の心臓発作や脳卒中リスクを下げる効果的な方法である。

この解析はこれまでの知見を支持し、「悪玉コレステロール」を下げることが重要でその方法はなんでもいい。スタチンは安全で効果的な方法であるがコレステロール低下以外の作用によるものではない。この解析の対象の多くはスタチンを使用していて、スタチン以外の方法のうち胃の切除などは普通の患者の選択肢にはならない。スタチンを使用している患者はそれが将来の心臓発作や脳卒中リスクを下げるのに役立っていると安心していい。

その他

  • 研究が助産師の扱う妊娠は有害事象が多いことを発見した−ニュースから

SMC NZ

Study finds more adverse outcomes for midwife-led pregnancies – In the News

September 28th, 2016.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2016/09/28/study-finds-more-adverse-outcomes-for-midwife-led-pregnancies-in-the-news/

オタゴ大学の新しい研究が医師の扱う出産より助産師の扱う出産のほうが有害転帰が過剰であることを発見した。5年間の研究結果がPLOS Medicineに発表された。医師の扱う出産のほうが酸素欠乏、新生児脳症、Apgarスコア低値などを含む有害転帰が少ない。

ニュージーランド助産師会のKaren Guilliland会長は妊娠女性に提供されるケアの種類が違うのでそれがこの知見に関連する可能性があるという。

ニュージーランドメディア報道へのリンク

A Comparison of Midwife-Led and Medical-Led Models of Care and Their Relationship to Adverse Fetal and Neonatal Outcomes: A Retrospective Cohort Study in New Zealand

http://journals.plos.org/plosmedicine/article?id=10.1371/journal.pmed.1002134

(ニュージーランドは基本的に助産師が出産を扱う。助産師会によると1980年代に「医師が扱うことによるたくさんの弊害」のために助産師にシステムを変更した、らしい。助産所で問題がおきて最終的に病院に搬送された事例は助産師、に計算されている。主な原因は何か問題が起きたときにすぐに医療介入できないから、だそう。)

  • 何故金持ちは若さの源が血液中に流れていると信じ、渇望を満たすために何千ドルも使うのか

Why the wealthy believe the fountain of youth flows with blood, and are spending thousands to satiate their lust

09.27.2016 |

http://www.vancouversun.com/life/fashion-beauty/wealthy+believe+fountain+youth+flows+with+blood+spending/12230288/story.html

ギネスブックによると史上最も有名な女性殺人鬼はElizabeth Báthory de Ecsed伯爵夫人で、16世紀に約650人の若い女性を殺しその血を飲み血の風呂に入ったとされる。こんな恐ろしい話で始めて申し訳ないが、最近流行している上流階級の若さと美しさを保つために本物の血液を使うという行為はこの恐ろしい物語にインスピレーションを得ている。幸い21世紀の若返りの泉は殺人を伴うことはない。むしろ自分の血液を魔法の薬として使うことが多い。2013年にKim Kardashianが”Vampire Facial.”というアンチエイジング治療を受けている血まみれの自撮り写真を覚えているだろうか。この治療法は自分の血液を採取して遠心して血小板の多い血漿を作り、それを注射する。約1500ドルの価格である。最近は注射ではなく皮膚に塗るのが流行している。美容業界以外ではアスリートの世界でパフォーマンス強化のため自己血を使っている。

イタリアのEspace Chenotでは医師が血液を100mLほど抜き、それに酸素を混ぜてもとにもどす。記憶力が増し体重が減り免疫が強化されると宣伝されている。

そして超金持ちは今や若い人の血液を使い始めた。この夏Ambrosiaが若い人の血液によるアンチエイジング臨床試験を開始した。参加者は1回につき8000ドル払う。シリコンバレーの億万長者であるPeter Thiel は若い人の血液が寿命を延ばすと信じている。18才の血液を1クオーター(113g?)あたり4万ドルで輸血したと報告している。Vanity Fairも最近金持ちのシリコンバレーのエリート達が若い人の血液を買っているという噂を報告している。

2016-09-27

[]皮も食べられるウリ科の植物のフルトリアホールの輸入トレランス設定

Setting of import tolerance for flutriafol in cucurbits with edible peel

EFSA Journal 2016;14(9):4577 [16 pp.]. 23 September 2016

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4577

提案された0.15 mg/kgでは消費者の健康リスクを引き起こしそうもない。

[]RASFF Week38-2016

警報通知(Alert Notifications)

ウガンダ産エチオピアナスのジメトエート(0.22 mg/kg;0.17 mg/kg)及び未承認物質プロフェノホス(0.022 mg/kg)、トルコ産痩身用食品サプリメントの未承認物質シブトラミン(9.2 mg/item)、中国産香港経由スパゲッティスプーンからの一級芳香族アミンの溶出(0.0118; 0.0115; 0.012 mg/kg)、スリランカ産生のバージンココナッツオイルのベンゾ(a)ピレン(25.2 µg/kg)及び多環芳香族炭化水素(PAH 4: 128.9 µg/kg)、ハンガリー産雑穀粉のアトロピン(23.5 µg/kg)及びスコポラミン(9.5 µg/kg)、スロベニア産生きたイガイの下痢性貝毒(DSP)-オカダ酸(920 µg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

セネガル産煎ったピーナッツのアフラトキシン(B1 = 62.1; Tot. = 92.6 µg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

イタリア産飼料用冷凍豚の臓物(肝臓、肺、腎臓)のスルファジメトキシン(652 mg/kg)、米国産オランダ経由食品サプリメントの未承認新規食品成分アグマチン硫酸、スウェーデン産食品サプリメントの未承認成分(αリポ酸)、ベトナム産冷凍エビのドキシサイクリン(167; >250 µg/kg)、中国産食品サプリメントの未承認販売(マカの根Lepidium meyenii)及び未承認新規食品成分アグマチン硫酸、ベトナム産英国経由乾燥アンチョビの未承認照射

通関拒否通知(Border Rejections)

香港産ゼリー菓子の摂取による窒息リスク及びコンニャク(E425)未承認、モロッコ産チルドノルウェイロブスターの亜硫酸塩高含有(211 mg/kg)、マダガスカル産殻をむいたピーナッツのアフラトキシン(B1 = 302; Tot. = 361 / B1 = 470; Tot. = 587 µg/kg)、その他アフラトキシン等多数

[]豚の尾かじり予防と尾切りを減らすための対応についての会合とウェブセミナー

4-6th October 2016: Meeting and Webinar on Actions to Prevent Tailbiting and Reduce Tail docking of Pigs

http://ec.europa.eu/dgs/health_food-safety/information_sources/events/20161004_tail-docking_en.htm

豚のストレスの少ない飼育の検討

[]新人に賢くなってモダフィニルは避けるよう警告

Freshers warned to be smart and avoid Modafinil

26 September 2016

https://www.gov.uk/government/news/freshers-warned-to-be-smart-and-avoid-modafinil

MHRAは学生に医薬品をオンラインで購入することの落とし穴について強調

大学の新しい年度が始まるにあたり、新社会人や大学生に対して、成績を上げるために強力な処方薬を使用することの健康への危険性について警告する。

MHRAの研究で調査した14%がいわゆる「スマートドラッグ」を一年以内に購入する可能性が示されたことを懸念してこの声明を発表した。

何度も警告しているにも関わらず、モダフィニルやリタリンのような処方薬を誤用することが蔓延している。「認知機能強化剤」の副作用には依存症や心血管系の問題や精神病などがある。処方薬を処方無しに販売するのは違法である。

MHRAは最近若年成人に医薬品をオンラインで購入することの落とし穴について知らせるFakeMedsキャンペーンを開始した。今年これまで約5000の偽または無許可医薬品を販売していたウェブサイトを閉鎖した。国際パンゲア作戦では我々は31000用量以上のナルコレプシー用医薬品を押収している。

MHRAの上級政策マネージャーLynda Scammellは言う:「あなたは大学で「スマートドラッグ」や「認知機能増強剤」を薦められるかもしれないがその中には医師の処方でのみ使われる強力な医薬品かもしれない。モダフィニルは特定の病気の治療用に認められているもので試験の成績をあげるためのものではない。健康をリスクに晒さないように。処方薬を処方無しで販売するのは違法で、それらを販売しているウェブサイトは違法行為を行っている。賢くなってオンラインで医薬品を購入することで健康をリスクに晒さないように。そしてあなたの奨学金を犯罪者に渡さないように。」

[]無料のワークショップがウェリントンの業者に新しい食品法を理解する助けとなる

Free workshops help Wellington businesses with new food law

27 Sep 2016

http://mpi.govt.nz/news-and-resources/media-releases/free-workshops-help-wellington-businesses-with-new-food-law/

10月3日月曜日にMPIがワークショップ開催

事業者が守るべき項目についてナビゲーションするウェブツールも紹介

Where Do I Fit?

http://mpi.govt.nz/food-safety/food-act-2014/where-do-i-fit/

[]気候変動やその他の世界的課題に対応するために農業を変えていく

Transforming agriculture to address climate change and other global challenges

26 September 2016, Rome

http://www.fao.org/news/story/en/item/435876/icode/

FAOの農業委員会は食糧安全保証と持続可能な発展を達成するための革新に焦点を絞る

農業部門は全ての人のための栄養と食料を得るためだけではなく気候変動や抗菌剤耐性等の世界的課題に対応するためにも自己変革が必要である、José Graziano da Silva FAO長官は言う。隔年開催しているFAOの農業委員会(COAG, 26-30 September)でのスピーチ。

[]サバ中毒−シンガポール(第2報):タイ産、ツナ缶、リコール

Scombroid fish poisoning - Singapore (02): ex Thailand, canned tuna, recall

2016-09-26

http://www.promedmail.org/post/4516815

Date: Mon 26 Sep 2016 Source: EpiCore Global Surveillance Project [edited]

このリコールにヒトの中毒事例が関与するのかどうかの疑問に答えるため、我々はEpiCore サーベイランスプロジェクトのメンバーに連絡をとり以下の回答を得た。

2015年にタイ産ツナ缶詰でオーストラリアでサバ中毒事例があった。今回はヒトでの事例はなさそうだが、シンガポールではサバ中毒は法的に報告義務のある疾患ではないため、報告がないから事例がないとは言えない。

(中毒であることに気がつかないでいる人は日本にもたくさんいると思うけど)

[]拡大リコール:表示されていない処方薬のため全ロットの"Rapidcuts Shredded"カプセルをリコール

Expanded recall: All lots of "Rapidcuts Shredded" capsules recalled due to undeclared prescription drug

September 26, 2016

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2016/60392a-eng.php

塩酸ヨヒンビンを含む。NPN 80041658

(ttp://www.muscle-elite.com/detail/3411.html

へんな日本語)

[]腸内細菌は「危険な」体脂肪に関連するかもしれない

Behind the headlines

Gut bacteria may be linked to 'dangerous' body fat

Monday September 26 2016

http://www.nhs.uk/news/2016/09September/Pages/Gut-bacteria-may-be-linked-to-dangerous-body-fat.aspx

BBCが「ヒトの便の細菌組成が体内の危険な脂肪の量に影響するかもしれない」と報道した。この記事は双子の便検体と各種肥満指標を調べた英国の研究に基づく。便中の異なる種類の細菌が少ないヒトは肥満である可能性が高かった。この関連は内臓脂肪で最も強かった。また一卵性双生児は二卵性双生児より便中細菌の多様性が類似していた。便中細菌と内臓脂肪に明確な関連があるとしても細菌の多様性がどう体脂肪に影響するのかはわからない。さらなる研究が必要である。

バランスのとれた食生活と活動的ライフスタイルが健康体重維持に役立つ。

[]ODSの鉄ワークショップとビデオキャスト

ODS Iron Workshop & VideoCast Sept. 28-29

https://events-support.com/events/NIH_Iron_Workshop

https://ods.od.nih.gov/Research/Iron.aspx

鉄過剰を避けつつ鉄不足に対応するには、についてのワークショップ

不足するのは妊婦と乳幼児なのでスクリーニングと補充が必要になるが最良の対策が何なのかについてはまだ研究が不足している。途上国での対策が米国にそのまま適用できるはずもない。

[]企業向けガイド:食品施設登録における食品カテゴリー使用の必要性と食品カテゴリーの更新(2016版)

Guidance for Industry: Necessity of the Use of Food Product Categories in Food Facility Registrations and Updates to Food Product Categories (2016 Edition)

Page Last Updated: 09/26/2016

http://www.fda.gov/RegulatoryInformation/Guidances/ucm324778.htm

いくつか更新

[]日本産輸入食品の放射能検査の結果

検査実査課/輸入食品政策課 2016-09-23

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=33561

2016.9.9.∼2016.9.22

[]説明資料(「福島産の食品を6年間400t以上輸入」報道関連)

輸入食品政策課 2016-09-20 

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=33498

連合ニュース、国民日報など9月19日『日本福島産食品6年間400t以上輸入』報道内容に対して次のように説明します。

食品医薬品安全処は福島産を含む全ての日本産食品に対して毎輸入時ごとに放射能精密検査を実施して放射能汚染のない安全な食品だけを国内に輸入している。

放射能精密検査結果で放射性汚染物質(セシウムヨウ素)が微量でも検出されれば輸入を遮断している。

また、福島産食品は福島の食品製造会社が加工した食品であって該当の製品の原料が福島で生産されたということを意味することではない。

[]残留農薬基準を超過した穀類加工品製品の回収措置 

食品管理総括課 2016-09-23 

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&seq=33566

食品医薬品安全処は京畿道の食品等輸入・販売会社が輸入・小分け・流通したオート麦製品から残留農薬であるグリホサートが基準(0.05mg/kg)超過検出(0.23mg/kg)されたため該当の製品を販売中断及び回収する

[]食品医薬品安全庁、米の無機ヒ素の基準新設 

畜産物基準課/汚染物質課 2016-09-12 

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=33419&cmd=v

食品医薬品安全処は米の安全管理を強化するために米の無機ヒ素基準を0.2ppm(mg/kg)以下に設定すると9月12日発表した。

今回の基準設定は2013年から2015年まで国内流通米の無機ヒ素含量(0.01~0.16ppm)を調査してリスク評価結果を反映したものである。

参照に新設された基準は国際食品規格委員会(Codex)、EU、中国などと同様で、日本とアメリカは米の無機ヒ素基準を設定していない。

※ アメリカは米を含む離乳食について無機ヒ素0.1mg/kg以下管理

○乳幼児が食べる離乳食やお菓子など米を原料に使う加工食品は米含有の割合によって今回設定された基準が適用される。今後の実態調査によって無機ヒ素基準設定を検討する計画である。

※ 離乳食中米含有量が50%の場合、無機ヒ素基準は0.1ppm適用

食薬処は国内流通米の無機ヒ素含量実態調査及び危害性評価結果我が国の国民の無機ヒ素リスクは懸念しなくてもよい水準とし、韓国国民が毎日米飯を食べても安全な水準だと説明した。

韓国の国民1人当り米摂取量は一日平均170g(米飯一椀は約100gに該当)で、米から摂取する無機ヒ素はPTWIの13%水準である。

※ 暫定耐容週間摂取量 (Provisional Tolerable Weekly Intake、PTWI): 一生の間毎週摂取しても健康に有害な影響が現われない量で、無機ヒ素は‘9.0μg/体重kg/週’である

食薬処は今後も米の無機ヒ素汚染度の調査を持続的に実施して国民の無機ヒ素暴露量を周期的に再評価して基準を合理的に管理して行くと発表した。

(EFSAのBMDL01は0.3 〜 8 µg/kg 体重/日でJECFAはBMDL0.5を 3,0 μg/kg体重/日。韓国はPTWIなのか)

その他

  • 心理学者は有名な学習関連行動を再現できない

Natureニュース

Psychologists fail to replicate well-known behaviour linked to learning

Ramin Skibba 26 September 2016

http://www.nature.com/news/psychologists-fail-to-replicate-well-known-behaviour-linked-to-learning-1.20659

「ブロッキング効果」を再現しようとして何度も失敗していることからその作用域に疑問

(パブロフの実験にまで遡る)

  • ワクチンにグリホサート?心配な保護者が知っておくべきこと

Glyphosate herbicide in vaccines? Here is what concerned parents should know

Andrew Porterfield | September 20, 2016

https://www.geneticliteracyproject.org/2016/09/20/glyphosate-herbicide-vaccines-frightened-parents-know/

反化学物質団体Moms Across Americaが子ども用のワクチンから微量のグリホサートを検出したと発表し、FDAやCDC、EPAなどにこの除草剤の許可を取り消すよう文書を送付した。この報告はNatural NewsやMarch Against Monsantoや Vaccine-Injury Infoなどの各種反GMO団体が取り上げ消費者活動家Erin Brockovichまでもが取り上げて恐怖を増幅した。問題の「研究」は論文ではなくピアレビューはなくMicrobe Inotech社というグリホサートの精密分析能力のない企業が行ったものである。さらにMoms Across Americaは自称研究者のAnthony Samselに追加の研究を依頼したという。彼は科学の専門能力はなくこれまで無数のインチキ研究を行ってきた。モンサント社はこの研究に対して「用いられた試験法は水の簡便検査法で追加試験が必要かどうかを決めるためのものである。ワクチン用ではない」と述べている。ELISA法はppbレベルのものを正確に測定するようなものではない。Moms Across Americaは既に否定された母乳中にグリホサートが含まれるという主張でも同じ方法を用いている。

(関連文書へのリンク多数なので参考として。豊洲の件も見慣れた光景。世界中で繰り返される分析の悪用。無知なのではなく、知っててわざとやってるよね)

Rate of Opioid-Dependent Babies Doubles in US

September 26, 2016

http://www.livescience.com/56267-opioid-dependent-babies-united-states.html

新生児離脱症候群の率が2008年は1000件当たり2.8だったのが2013年は7.3になった。2013年の新生児離脱症候群と診断された赤ちゃんは27315。

JAMA Pediatrics.

Rates of Neonatal Abstinence Syndrome Amid Efforts to Combat the Opioid Abuse Epidemic

http://archpedi.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=2556200

  • Johnson and Johnsonはさらに多くのベビーパウダーがん訴訟に直面

Johnson and Johnson Faces More Baby Powder Cancer Lawsuits

September 26, 2016

http://stlouis.cbslocal.com/2016/09/26/johnson-and-johnson-faces-more-baby-powder-cancer-lawsuits/

ヘルスケア大企業に対して数百万ドルの判決が出たことでさらにベビーパウダーのタルクで卵巣がんになったと主張する女性が訴訟をおこした。既に二つの裁判で7200万ドルと5500万ドルが要求され同社は控訴しているが裁判は手強い。Onder法律事務所によると1800人ほどが訴訟をおこし合計3500になるだろうという。Johnson and Johnsonの弁護士であるJohn Beisnerはタルクとがんに科学的関連はないと主張する。

  • 反ワクチンの母親が子どもが病気になって心変わり

Anti-vax mum changes her mind after children fall ill

September 27, 2016

http://www.9news.com.au/world/2016/09/27/10/10/anti-vaccination-mum-regrets-decision-when-children-fall-ill

シカゴの教師Kristen O’Mearaは反ワクチン派だった。彼女は読むべきだと思ったものは全て読みよく勉強して自分の調査結果を信じていた。しかし3才の娘が病気になって、全てが変わった。娘はロタウイルスに感染し彼女や夫にもうつった。「私は子どもをリスクに晒した。もっと両サイドを調べていたら。私は間違っていた。」

反ワクチン主義者の心変わりは子育ての自己中心的な側面を顕わにする

Anti-Vaxxer's Change of Heart Reveals Selfish Side of Parenting

By Joe Vince (Patch Staff) - September 26, 2016

http://patch.com/illinois/chicago/anti-vaxxers-change-heart-reveals-selfish-side-parenting

Kristen O’Mearaが9月20日のNew York Postに書いたことは反ワクチン文化の有様を示す。40才の彼女は「私は権威を疑う「自然主義」の家庭で育った」と書く。それが彼女に子どもができたとき、反ワクチンの信仰を育てた。そして彼女はそのことで他の親より優れていると感じていたことを認めている。「予防接種をしている親たちは私のような特別な調査能力が無くて疑問を抱かずただ盲従しているだけ」と。子育てソーシャルメディアサークルの中でカーストの上位を獲得するのが目的のようだった。O’Mearaは予防接種をすることで親友を失ったという。子育ては競争ではない。今や子ども達に全ての予防接種をしたO’Mearaは自分にできる最良のことをした、良い親である。

(最近こういうニュース多い。これまで反ワクチンを煽ってきたメディアが掌返ししている。日本みたいに間違った報道を続けるよりましなのかもしれないけれど。)

  • 田舎と都市部の女性の母親の死亡率と周産期アウトカム

Maternal morbidity and perinatal outcomes among women in rural versus urban areas

Sarka Lisonkova et al.,

September 26, 2016 First published September 26, 2016, doi: 10.1503/cmaj.151382

http://www.cmaj.ca/content/early/2016/09/26/cmaj.151382

地方の方が母親の死亡や重大な合併症が多い。新生児の重大な病気も多い。

2016-09-26

[]国連で、世界のリーダーが抗菌剤耐性に対応する

At UN, global leaders commit to act on antimicrobial resistance

21 September 2016

http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2016/commitment-antimicrobial-resistance/en/

本日世界の指導者達が抗菌剤耐性感染症の拡大に歯止めをかけるためにかつてないレベルの注目をするよう合図を送った。

[]第71回国連総会、抗菌剤耐性に関するハイレベル会議でのEU健康食品安全コミッショナーVytenis Andriukaitisのスピーチ

Speech by EU Commissioner for Health and Food Safety Vytenis Andriukaitis at the 71st UN General Assembly, high-level meeting on antimicrobial resistance

New York, 21 September 2016

http://europa.eu/rapid/press-release_SPEECH-16-3147_en.htm

[]世界の主導者が抗菌剤耐性対策のため国連に集う

World leaders gather at UN to address antimicrobial resistance

21 September 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/160921

EFSAは抗菌剤耐性対策に貢献し続ける

動画や資料等

[]FSA主任科学アドバイザーが抗菌剤耐性の課題について概要を説明する

FSA Chief Scientific Adviser outlines the challenges of Antimicrobial Resistance

21 September 2016

http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2016/15523/challenges-of-antimicrobial-resistance

FSAの主任科学アドバイザーであるGuy Poppy教授が最新科学報告書を発表した。これは抗菌剤耐性(AMR)の背景にある科学について検討しこの問題における食品の役割についての最新知見を提示した。

この報告書はニューヨークの国連本部でのAMRに関するハイレベル会合の開催に合わせて発表された。

Guy Poppy教授は言う:抗菌剤耐性はより多くの感染症の治療が困難あるいは不可能になることを意味する。2050年までに世界中で年1000万人の人が死亡すると推定されている。FSAの仕事は食費に関連する消費者保護で、そのため抗菌剤耐性問題における食品の役割が問題である。この問題は不可避であるが遅らせることはできる。我々は食品のサプライチェーン全体での取り組みが必要である。

以下報告書やインフォグラフィックス等

[]高齢者の転倒予防

Older Adult Fall Prevention

September 22, 2016

https://www.cdc.gov/media/dpk/healthy-living/injury-falls-older-adults/older-adult-falls.html

毎日毎秒米国では高齢者が転倒している。高齢アメリカ人にとって、病気や傷害の最大の原因は転倒である。

[]フロリダ保健当局がWynwoodのジカ対応を報告:空中散布が地元での伝染阻止に役立った可能性を根拠が示す

Florida health officials report on response to Zika in Wynwood; evidence shows aerial spraying likely helped interrupt local transmission

September 23, 2016

https://www.cdc.gov/media/releases/2016/s0923-zika-aerial-spraying-wynwood.html

地上での殺虫剤散布を徹底しても感染が広がり続けたが、空中からの成虫と幼虫の両方を標的にしたナレドとBtの散布を始めてからは流行が急速に止んだ。

MMWR

Local Mosquito-Borne Transmission of Zika Virus — Miami-Dade and Broward Counties, Florida, June–August 2016

Early Release / September 23, 2016 / 65

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/65/wr/mm6538e1.htm?s_cid=mm6538e1_w

(これは日本にとっても重要な知見。ほんの初期なら地上での殺虫剤散布ですむかもしれないが現地で拡大し始めたら空中散布。それが手遅れになると打つ手が無くなる。殺虫剤散布反対という人たちが何か言うだろうからそれに手を拱いていると被害が拡大する。自治体の力量が問われる。)

[]TGAが毒物基準について意見募集−ペントバルビトンを含む

TGA consultation on Poisons Standard—including pentobarbitone

25 September 2016

http://apvma.gov.au/node/20696

TGAが毒物基準の改訂案に意見募集を開始した。注射用ペントバルビタール(ペントバルビトン)の誤用が報告されているため分類の格上げが検討されている。この変更により処方薬あるいは処方動物用医薬品のSchedule 4からモルヒネのような規制対象薬物であるSchedule 8に変わる。意見は9月22日から10月20日まで。

[]毒物基準改定案に意見募集

Consultation: Proposed Amendments to the Poisons Standard - ACCS and ACMS meetings, November 2016

22 September 2016

http://www.tga.gov.au/consultation-invitation/consultation-proposed-amendments-poisons-standard-accs-and-acms-meetings-november-2016

2016年10月20日まで意見募集

アバメクチンとPegbovigrastim含む

  • 毒物基準改定案に意見募集

Consultation: Proposed Amendments to the Poisons Standard - Joint ACCS and ACMS meeting, November 2016

22 September 2016

http://www.tga.gov.au/consultation-invitation/consultation-proposed-amendments-poisons-standard-joint-accs-and-acms-meeting-november-2016

2016年10月20日まで意見募集

ペントバルビタール、大麻、EGF

[]喫煙のエピジェネティックな特徴

Epigenetic Signatures of Cigarette Smoking

Roby Joehanes et al.,

CIRCGENETICS.116.001506

http://circgenetics.ahajournals.org/content/early/2016/09/14/CIRCGENETICS.116.001506.abstract

16のコホートの2433人の現在喫煙中、6518人のかつて喫煙していた人、6956人の喫煙したことのない人の血液由来DNAのIllumina BeadChip 450Kアレイを用いたゲノムワイドDNAメチル化評価のメタ解析。喫煙に関連して統計学的に有意に異なるメチル化をされるのは1405遺伝子。

喫煙はゲノム全体のメチル化に広範な影響を与える−禁煙しても多くの場所に長期間残存する

[]IARCは世界がん研究宣言を支持する

IARC endorses World Declaration for Cancer Research

22/09/2016

http://www.iarc.fr/

がん研究世界宣言

The World Declaration for Research on Cancer

http://worlddaycancerresearch.com/declaration/?lang=en

[]おむつとおねしょシートの組成の調査:リサイクルに関連するリスクの可能性

Exploration of the composition of diapers and incontinence pads; : Potential risks associated with recycling

2016-09-16

http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Scientific/Reports/2016/september:281211/Exploration_of_the_composition_of_diapers_and_incontinence_pads_Potential_risks_associated_with_recycling

赤ちゃんや成人は大量のおむつを使う。オランダでは毎年約1億6000kgのごみがでる。循環型経済原則によりゴミの量を減らし再利用する必要がある。RIVMはゴミの組成と環境に入ったときのリスクについて初期評価を行った。情報が少ないものの、未使用のおむつの成分が土壌に入ったときに負の影響があるとみなす理由はない。但し吸収剤は簡単に分解されない。糞尿中の医薬品成分や微生物がリスクを決める。

[]食品中残留農薬:2016年四半期報告書

Pesticide residues in food: quarterly monitoring results for 2016

8 September 2016

https://www.gov.uk/government/publications/pesticide-residues-in-food-quarterly-monitoring-results-for-2016

第一四半期報告書

17食品476検体を調べMRL超過は27検体。ただしチーズ(プロセス)18検体と加工生鮮果物2検体の塩素酸の知見は違反とは考えない。

健康影響の可能性があるのはレタス(ジチオカルバメート13.65mg/kg)と桃(ジチオカルバメート3.01mg/kg)。

今回塩素酸について、農薬以外の発生源を考慮してMRLのレビューが必要かどうかの根拠を得るために検査をした。EUでは除草剤としての塩素酸ナトリウムの使用は認められていない。塩素酸の由来としては食品の微生物学的安全性確保のための塩素ベースの殺菌剤処理の可能性が高い。MRLはこれらを考慮する必要がある。現在全ての食品にデフォルトのMRL 0.01mg/kgが適用されている。

[]褐変しないリンゴの非規制対象状態決定拡大申請

Petition to Extend Determination of Nonregulated Status to Non-Browning Apple

Sep 23, 2016

https://www.aphis.usda.gov/aphis/ourfocus/biotechnology/sa_environmental_documents/sa_environmental_assessments/petition_extension_16-004-01p-osf-apple

Okanagan Specialty Fruits 社のArctic® Fuji。

[]FSAIは国の肥満政策と行動計画を歓迎

FSAI Welcomes National Obesity Policy and Action Plan

Thursday, 22 September 2016

https://www.fsai.ie/news_centre/press_releases/obesity_policy_and_action_plan_22092016.html

FSAI長官Pamela Byrne博士は本日国の肥満政策と行動計画2016-2025は肥満と過体重の多さに対応する重要な政策であると述べた。これは多くの対策からなる分野横断的アプローチを定めている

Obesity Policy and Action Plan

http://health.gov.ie/wp-content/uploads/2016/09/A-Healthy-Weight-for-Ireland-Obesity-Policy-and-Action-Plan-2016-2025.pdf

一生涯に渡って予防的に、子どもや家庭を中心に。

野菜や果物を多く摂る健康的食生活の勧め、母乳、運動

一番重要な対策がポーションコントロール(一回分の量を減らせ)

砂糖入り飲料課税等はこれから検討する、カロリー表示や広告規制も選択肢

[]警告文書

Warning Letters

  • Zo Skin Health Inc. 8/29/16

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2016/ucm521019.htm

  • Sarkli Repechage Ltd 8/18/16

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2016/ucm520655.htm

  • Tata Harper Skincare 8/1/16

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2016/ucm521011.htm

  • Ageless Aesthetics 7/18/16

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2016/ucm511929.htm

いずれも化粧品の宣伝が未承認新規医薬品

(バイオテクノロジーで得られたEGFが皮膚を再生するとかコラーゲン産生を促すとか。何故食品だと嫌われる難しそうな専門用語っぽいものが化粧品だと歓迎されるのか)

[]洗浄用製品のGM化合物が「強力なアレルゲン」

Behind the Headlines

GM chemicals in cleaning products are 'potent allergens'

Thursday September 22 2016

http://www.nhs.uk/news/2016/09September/Pages/GM-chemicals-in-cleaning-products-are-potent-allergens-study-finds.aspx

Daily Mailが遺伝子組換え酵素のアレルギー誘発性に関する研究について「家庭用製品に使われているGM酵素は「強力なアレルゲン」」と報道した。研究者らはGM酵素に常に暴露されている食品、飲料、化学、洗剤、医薬品業界で働く労働者813人の血液を採取しその1/4弱から抗体を発見した。最も多く検出されたのはアルファアミラーゼ(stainzyme)とパンクレアチニンの抗体で、これらは主に洗剤や家庭用品に使われている。しかし抗体があったからと言ってアレルギーであることの証明にはならない。研究者らは134人の労働者を調べてその約1/3に鼻水や目のかゆみ、息切れなどのアレルギー症状があることを発見している。これらの労働者に一回だけの検査でこれら酵素への暴露がアレルギーの原因であることの決定的証明にはならない。さらにこれらの労働者は平均的な人より暴露量は多い。従ってこれらの知見は一般人にとって直ちに懸念とはならない。しかしながらこれらの知見の妥当性が証明されればさらなる規制が必要かもしれない。

(GMかどうかは関係なく、タンパク質入り粉末洗剤は吸入ハザード。もっともほとんどの「酵素パワー」はGMだけど。)

[]「肥満遺伝子」のある人も減量できる

People with 'obesity gene' can still lose weight

Wednesday September 21 2016

http://www.nhs.uk/news/2016/09September/Pages/People-with-obesity-gene-can-still-lose-weight.aspx

Daily Telegraphが「肥満遺伝子が減量に影響しないことがわかったので言い訳にはできない」と報道した。これは遺伝的変異のために太りやすい可能性のある人でも食事制限や運動や薬物治療などでそうでない人と同じくらい減量できることを示唆した研究を報道したいくつかのニュースのうちの一つである。FTO遺伝子変異は過体重または肥満に影響すると考えられる97の遺伝的変異のうちの一つである。FTOは肥満と最も強い関連があることが示されていて、2コピーの変異のある人は平均3kg重く肥満である可能性が1.7倍である。

この研究では8つの各種減量計画に参加した9563人のデータを含む。結論としてFTO変異は減量には影響しない。さらに特にFTO変異の人に他の人より効果的な減量法はない。FTO変異を調べる意味はほとんどない。

[]FTCは白髪を予防あるいは元に戻すと宣伝していたサプリメント販売業者に対する略式判決で勝訴

FTC Wins Summary Judgment against Marketers of Supplement That Claimed To Prevent or Reverse Gray Hair

https://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2016/09/ftc-wins-summary-judgment-against-marketers-supplement-claimed

地方裁判所判事がCOORGA Nutraceuticals 社とその社長Garfield Cooreに対してダイエタリーサプリメント“Grey Defence”の白髪を予防あるいは元に戻すという宣伝を禁止する判決を出した。消費者への返金$391,335を支払うことも命じられた。

(白髪予防効果が証明されたものなんかない)

その他

  • 国連が多剤耐性菌に宣戦布告−専門家の反応

SMC

UN brings the battle to superbugs – Expert Reaction

September 22nd, 2016.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2016/09/22/un-brings-the-battle-to-superbugs-expert-reaction/

昨日のハイレベル会合の後、国連加盟193ヶ国全てが多剤耐性菌対策に協力することを誓った。

SMCは以下の専門家のコメントを集めた

(略)

  • Facebookのカップルが病気を治すために30億ドルを約束

Natureニュース

Facebook couple commits $3 billion to cure disease

Erika Check Hayden 21 September 2016

http://www.nature.com/news/facebook-couple-commits-3-billion-to-cure-disease-1.20649

Priscilla ChanとMark Zuckerbergが病気の治療や予防のために有名な科学リーダーのドリームチームをリストアップし10年間で30億ドルを約束

Scienceでも

Q&A: Can Facebook billions stop disease? This neuroscientist aims to find out

By Jocelyn KaiserSep. 21, 2016

http://www.sciencemag.org/news/2016/09/qa-can-facebook-billions-stop-disease-neuroscientist-aims-find-out

  • 科学の1%:研究の世界で如何に収入の不平等が悪化しているか

Nature特集

Science’s 1%: How income inequality is getting worse in research

Corie Lok 21 September 2016

http://www.nature.com/news/science-s-1-how-income-inequality-is-getting-worse-in-research-1.20651

トップ科学者の収入は増加し一方その他は遥かに及ばない

ジニ係数で表現した収入の不平等は公務員や企業よりアカデミアが大きく分野ではライフサイエンスが大きい

科学は金持ちだけのものか?給料の実際、等。

日本のこともちょっと書いてある。

  • 大量生産されるレビューに懸念

Mass production of review articles is cause for concern

Monya Baker  21 September 2016

http://www.nature.com/news/mass-production-of-review-articles-is-cause-for-concern-1.20617

生命医学における大量の質の低いメタ解析や系統的レビューが価値のある研究を埋もれさせ科学者を間違った方向に導く可能性

The Milbank Quarterlyに発表されたカリフォルニアにあるStanford大学のJohn Ioannidisらによる報告によると、科学解析のゴールドスタンダードである系統的レビューとメタ解析が「不必要で誤解を招く、矛盾した大量の系統的レビューやメタ解析で」価値を失いつつある。明らかに欠陥のあるレビューが流行していることに気がついたIoannidisは、その問題の定量を試みた。PubMedの「系統的レビュー」と「メタ解析」タグのある論文を1991年から2014年まで解析した。この間年間論文数は2600%以上増加していた。同時期の論文数の増加は年間153%である。(グラフ有り)

最も顕著に増加していた−2014年の総数の34%−のは中国人の著者による遺伝的関連研究でその多くは偽陽性の高さを考慮していなかった。

増加の原因は引用や論文数を増やそうとする、あるいは企業による宣伝ツールとしての使用だとIoannidisは考えている。

(中国には業者もいるし、ほんとひどい時代。)

  • UFOの盛衰

The rise and fall of the UFO

September 22, 2016

Posted on behalf of Daniel Cressey

http://blogs.nature.com/aviewfromthebridge/2016/09/22/the-rise-and-fall-of-the-ufo/

20世紀半ばはUFOの全盛期だった。目撃証言は多く有名な雑誌にも掲載された。宇宙人に会ったという詳細な報告も多数発表された。それらの書籍(集合的狂気‘collective lunacy’の記念碑として)のレビュー。今やカメラの進化によりUFOを信じている人たちにとって証拠がないことがますます大きな問題になっている。

  • IARCのグリホサート分類について

On the International Agency for Research on Cancer classification of glyphosate as a probable human carcinogen.

Tarone RE.

Eur J Cancer Prev. 2016 Aug 22. [Epub ahead of print]

NCIのRobert TaroneによるIARCのグリホサート評価の欠陥についての指摘。IARCは都合の良い論文のみを選んだだけではなくさらにそれらの論文の中の都合の良いデータだけを選んでいる。例えばある解析では雌のマウスで発がん性がないことが明確だったので雌のデータだけを排除している。

  • Good Thinkingの疑義により慈善団体委員会(英)が代替医療団体の方針をレビューする

Good Thinking Society

Charity Commission to review policy on alternative health charities after challenge by Good Thinking

Sep 20 2016

http://goodthinkingsociety.org/charity-commission-to-review-policy-on-alternative-health-charities-after-challenge-by-good-thinking/

先週Good Thinkingの代理人弁護士が慈善団体委員会に対して命を救う方法としてホメオパシーを主張している団体を慈善団体として登録することへの疑義を提示した。金曜日に委員会から返事があり2017年7月1日までに見直しを完了するという。Good Thinking Societyはこれを歓迎する。

(反ワクチン団体とかが含まれる)

  • オレゴン司法長官はGNCの告訴にDMAA、オキシロフリンを追加する

Oregon AG Adds DMAA, Oxilofrine to GNC Complaint

by Steve Myers -  September 20, 2016

http://www.naturalproductsinsider.com/blogs/insider-law/2016/09/oregon-ag-adds-dmaa-oxilofrine-to-gnc-complaint.aspx

オレゴン司法長官Ellen Rosenblumの修正された告訴によるとGNCがオレゴンの違法取引法違反で販売していた化合物リスト(BMPEAやピカミロン)にDMAA、オキシロフリンを追加する。訴えによるとGNCはFDAが2013年5月から6月のGNCのアリゾナ倉庫の査察で約3000のDMAA含有製品を押収したのを知っていながらオレゴン州等他の州に製品を出荷して販売していた。

  • クリーブランド地域で1日に7件の致死的過剰使用

In one day, 7 fatal drug overdoses in Cleveland area

September 26, 2016

http://edition.cnn.com/2016/09/25/health/cleveland-drug-overdose-deaths/

土曜日にオハイオ州のCuyahoga 郡で7人が薬物過剰使用で死亡し、公衆衛生警告が出された。この郡では8月だけで52人の薬物過剰使用による死亡がおこっている。2016年の死亡者は350人で年末までには500人と予想されている。昨年の2倍。原因はヘロイン、フェンタニル、カルフェンタニル

  • 2050年までに全てのアルコールが「2日酔いにならないアルコール」に置き換わるかも、とDavid Nuttがいう

'Hangover-free alcohol’ could replace all regular alcohol by 2050, says David Nutt

Katie Forster |Friday 23 September 2016

http://www.independent.co.uk/life-style/health-and-families/health-news/hangover-free-alcohol-david-nutt-alcosynth-nhs-postive-effects-benzodiazepine-guy-bentley-a7324076.html

アルコールのポジティブな影響を真似するが有害影響はおこさないようデザインされた'alcosynth'(新しいタイプの合成アルコール)が普通のアルコールにとってかわるだろう、とDavid Nutt教授が言う。彼はこれまで90ほどのalcosynth化合物の特許を取得している。Nutt教授らのチームは脳でアルコールと同様の作用をする化合物を探索している。

(特許なので秘密だって。2日酔いがイヤなら飲む量を減らすだけでいいような気がするんだが)

  • がん患者はあまりにも大きな希望を抱いて新薬の治験に参加する

Cancer patients sign up for trials of new drugs with too high hopes

By Laura Donnelly, Health Editor

26 September 2016

http://www.telegraph.co.uk/news/2016/09/26/cancer-patients-sign-up-for-trials-of-new-drugs-with-too-high-ho/

Royal Marsdenの研究によると、新しいがんの薬の試験に参加する患者はその実験的治療で救われるという非現時知的な期待を抱いている。実際には第一相試験の反応率は4-20%で(動物実験では効果がある)、参加者(標準療法に反応しない進行がん患者)の平均生存期間は約6ヶ月である。Cancerに発表。

  • オーストラリア人の食事は考えられていたより悪い、CSIRO の研究が示唆

Australian diet worse than originally thought, CSIRO study suggests

September 26, 2016

http://www.news.com.au/lifestyle/food/eat/australian-diet-worse-than-originally-thought-csiro-study-suggests/news-story/2b55affbb7bdaf14a82ec5d64761722c

2016 CSIRO Healthy Diet Scoreは12ヶ月に渡る86500人の成人の食習慣を描く。昨年は100点満点中61点だったが調べる人を二倍以上にしたら59点に下がった。

男性56に女性60で女性の方がいいが3人に1人がグルテンや乳製品や肉などの何かを避けている。あなたの点数が知りたければcsirodietscore.comに。

  • 「再現性」は何を意味するのか?

What do we mean by “reproducibility”?

Sep 13, 2016 |By Stephanie Wykstra

http://www.stats.org/what-do-we-mean-by-reproducibility/

ここ数年、多くの科学分野で「再現性の危機」が議論されている。心理学の分野では再現性プロジェクトの一環として100の研究を再度行う検討が行われ生命医学分野ではAmgenが53の「画期的」前臨床がん研究を再度行ったところ同じ結果になったのは6つしかなかった。研究の信頼性への懸念が増す中でNIHが報告の透明性の向上により再現性を上げようと呼びかけている。

信頼性と透明性の向上の努力は尊重すべきだが議論はしばしば混乱する。「再現性」の意味が専門分野により異なる。経済学者のMichael Clemensは社会科学の文献の中で70以上の違った意味で「再現性」が使われていることを同定した。

方法の再現性methods reproducibility、結果の再現性results reproducibility、推論の再現性inferential reproducibilityの三つの再現性について。

  • 製品レビュー:セントジョーンズワートサプリメント

コンシューマーラボ

Product Review: St. John's Wort Supplements Review

9/2316

https://www.consumerlab.com/reviews/St_Johns_Wort/stjohnswort/

検査に合格したのはたった40%、強度は2万%以上違う

10製品を調べて6製品は不合格。ヒペリシン含量は0.11mgから2.6mgまで、ヒペルフォリンは0.13mgから36.4mgまでと大きく異なる。

  • フランスがプラスチックの皿やカトラリーに「さようなら」という

Scienceニュース

France says ‘au revoir’ to plastic plates and cutlery

Sep. 19, 2016

http://www.sciencemag.org/news/sifter/france-says-au-revoir-plastic-plates-and-cutlery

ピクニック好きには残念だが、フランスはプラスチックのカップや皿や器具を禁止する最初の国になる。Washington Postが報道した。プラスチックは壊れにくく動物が食べものと間違えて生態系に影響する。またポリ袋を作るのに何百万バレルもの石油を使い気候変動にも影響する。この法が2020年に発効すると、生分解性材料を50%以上含むもののみが使用でき、2025年までにはそれを60%に増やす。

(コメントたくさんついている。陶器や金属も生分解はしないし作るのに二酸化炭素はもっと多く排出する、とかストローの代用品は難しいのではとか。フランスらしいといえばそう)