食品安全情報blog RSSフィード

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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2016-12-06

[]動物の健康における抗菌剤耐性:抗菌剤の売り上げが下がる中、耐性率は横ばい

Antimicrobial resistance in animal health: resistance rates level off while sales of antimicrobials continue to fall

29/11/2016

https://www.anses.fr/en/content/antimicrobial-resistance-animal-health-resistance-rates-level-while-sales-antimicrobials

抗菌剤への耐性は国際レベルでヒトと動物の重要な健康問題として認識されている。「2015年フランスの抗菌剤を含む動物用医薬品の販売調査」というフランス動物用医薬品庁による報告が本日発表され、この4年以上でフランスの抗菌剤に対する動物の暴露は20.1%減少した。抗菌剤の合理的な利用を勧める国家計画のよい影響を裏付けている。動物由来病原菌の抗菌剤耐性のためのフランス調査ネットワークの報告によると、2015年にいくつかの分野で第三世代セファロスポリン類への耐性が低下し、数年間減少した後、フルオロキノロン類への耐性は横ばいである。だが、ほとんどすべての生産部門で、ほかの抗菌剤への耐性がわずかに上昇する傾向が見られた。警戒のため努力を続けなければならない。

ANSESは本日、国際獣疫事務局(OIE)の本部で動物の健康における抗菌剤耐性についての年一回の科学会議を開催する。この日の議論は国立動物用医薬品局(ANMV)が実施したフランスの抗菌剤を含む動物用医薬品の販売調査の発表、ANSESのリヨンとプルフラガン研究所が調整した動物由来病原菌の抗菌剤耐性のフランス調査ネットワーク(Résapath)の2015年次報告を含んでいる。

2014-2015の抗菌剤の販売監視

抗菌剤の販売管理は抗菌剤耐性に関する評価とリスク管理に使用する重要な情報源の一つである。毎年、ANMVは年次調査を発表している。

全ての種で観察された動物への暴露の減少

2014 と2015年にわたり、販売の平均総量は2011年と比較して28.4%減少し、年間の抗生物質は650トンに近づいた。抗菌剤への動物の暴露の減少は2011年と比較して全ての種で観察されている(牛-9.5%、豚-24.1%、家禽-22.1%、ウサギ-17.8%、ネコと犬-9.5%)。

フルオロキノロン類と新世代セファロスポリン類への暴露

第三、第四世代のセファロスポリン類とフルオロキノロン類は、ヒトのある感染症の治療の唯一の選択肢なのでヒトの医薬品で特に重要だと考えられている。農業、食品、林業の未来について法令で参照された2013年と比較して、フルオロキノロン類と新世代セファロスポリン類への暴露はそれぞれ22.3%と21.3%減少している。

動物由来病原菌の抗菌剤耐性のためのフランス調査ネットワークによる2015年の報告書

Résapathネットワークは病気の動物から取り出した動物由来病原菌についての耐性記録データを集めている。そのため動物の病原菌の抗菌剤耐性を監視し、特定の抗菌剤耐性の出現やその分子メカニズムを検出することができる。Résapathは成長し続け、2015年現在74の研究所が含まれている(2014年には69)。2015年には41,298件の耐性記録が集められた(2014年には36,989件 )。

2015年は重要な抗菌剤に関して:

・第三及び第四世代のセファロスポリン類への最も高い耐性率はおよそ6 〜7%である。子牛、犬、猫、馬科で観察された。他の種では、特に雌鶏と鶏(2.5%)、豚(2.6%)、成牛(2.4%)、七面鳥(1.2%)では、同等あるいは3%未満である。雌鶏と鶏、コンパニオンアニマルでは明らかに減少しており、子牛でもある程度の減少が観察されている。ほかの種ではその割合は低量で安定している。

・フルオロキノロン類への最大耐性率は子牛でみられた(22%)、とはいえ今までの年と比べて安定している。逆に、馬科、雌鶏/鶏、七面鳥は相変わらず低率(5 〜7%)である。

一般に、2015年は安定への傾向が観察された。これらの結果はポジティブであるが、特に家禽のフルオロキノロン類に関しては監視を続ける必要がある。

抗菌剤の賢明な合理的な利用に関する努力を続ける

フランスでは、抗菌剤の合理的利用を促進するために多くの手段が取られている(フランスの抗菌剤の利用において5年間で25%減少する目的で設定された2017年のEcoAntibio計画、農業・食品・林業の未来に関する法令、など)。近年観察された抗菌剤への暴露の減少は抗生物質の合理的な利用について取られた様々な手段のポジティブな影響を裏付けした。

動物用抗菌剤治療でリスク管理についてANSESの具体的な助言:

・予防としての抗菌剤の利用をやめること、

・新世代の抗菌剤(セファロスポリン類と第三第四世代のフルオロキノロン類)の利用を、あらかじめ分野別によく確認し、厳しく監視する特別な状況にとどめておくこと、 ・問題になっている細菌だけを対象とした狭域抗菌剤の利用を奨励する。

コリスチンについて

2015年11月に発表されたコリスチンの最初のプラスミド媒介性の耐性メカニズムを説明した記事は、この抗菌剤の調査強化につながった。2007年まで増加した後、コリスチン暴露は2008年から2011年の間はあまり変わらず、最近4年間以上は減少している。この暴露は2011年と比較して25.3%下落した(投与のすべての種と経路の合計)。

コリスチン耐性を評価するのに使用した方法が限られていたにもかかわらず、過去10年間の状況は感受性の高い系統の割合が明らかに増加し、満足できるものとみなされている。

[]ニュースレター

UPDATE

http://ntp.niehs.nih.gov/update/index.html

発がん物質報告書、NICEATMの活動など

  • FAQとファクトシート

FAQs and Fact Sheets

http://ntp.niehs.nih.gov/about/resources/faq/index.html

2016年11月の更新はRoC

[]ワシントン州での自生GE小麦検出に関する更新

APHIS

Update Regarding Detection of GE Wheat Volunteer Plants in Washington State

Last Modified: Dec 1, 2016

https://www.aphis.usda.gov/aphis/ourfocus/biotechnology/brs-news-and-information/wheat_fact_finding_closed

ワシントン州で遺伝子組換え(GE)小麦が検出された件を徹底的に調査し、USDAのAPHISは調査を終了すると発表した。GE小麦が市販されたという根拠は見つからなかった。

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20160802#p3

(結局何だったのだろう?)

[]評価等

  • 提出された確証データを踏まえたシフルメトフェンの農薬リスク評価ピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment for the active substance cyflumetofen in light of confirmatory data submitted

EFSA Journal 2016;14(12):4635 [20 pp.]. 5 December 2016

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4635

懸念が確認された。

  • Dow AgroSciencesからの遺伝子組換え昆虫耐性ダイズDAS-81419-2の食品及び飼料としての使用、輸入、加工のための販売申請(EFSA-GMO-NL-2013-116)についての科学的意見

Scientific Opinion on an application by Dow AgroSciences (EFSA-GMO-NL-2013-116) for placing on the market of genetically modified insect-resistant soybean DAS-81419-2 for food and feed uses, import and processing under Regulation (EC) No 1829/2003

EFSA Journal 2016;14(12):4642 [23 pp.]. 5 December 2016

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4642

ダイズDAS-81419-2は申請の範囲内で従来の同等品や検査された非GM参照品種と同様に安全で栄養価が高い。

  • GMトウモロコシイベントDAS-59122-7についての新しい優先順位付け情報のリスク評価

Risk assessment of new sequencing information on GM maize event DAS-59122-7

EFSA Journal 2016;14(12):4639 [7 pp.]. 5 December 2016

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4639

2016年7月26日に欧州委員会はPioneerからトウモロコシイベントDAS-59122-7の新しいデータを受け取り、新しいデータを用いてバイオインフォマティクス分析を改訂した。シングルとして、またスタックイベントの一部としてのイベントDAS-59122-7のオリジナルリスク評価は有効なままである。

  • DOW AgroSciences LLCからの遺伝子組換え除草剤耐性トウモロコシDAS-40278-9の食品及び飼料としての使用、輸入、加工のための販売申請(EFSA-GMO-NL-2010-89)についての科学的意見

Scientific Opinion on an application by DOW AgroSciences LLC (EFSA-GMO-NL-2010-89) for placing on the market the genetically modified herbicide-tolerant maize DAS-40278-9 for food and feed uses, import and processing under Regulation (EC) No 1829/2003

EFSA Journal 2016;14(12):4633 [25 pp.]. 5 December 2016

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4633

トウモロコシDAS-40278-9はこの申請の範囲内で、ヒトと動物の健康と環境への潜在的な影響に関して、非GM比較対象と非GMトウモロコシ参照品種と同様に安全である。

  • 全ての動物種とカテゴリー用飲料水の香料として使用する乾燥ブドウエキスの安全性と有効性

Safety and efficacy of dry grape extract when used as flavouring in water for drinking for all animal species and categories

EFSA Journal 2016;14(12):4627 [2 pp.]. 2 December 2016

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4627

以前、飼料に添加する際のこの乾燥ブドウエキスの安全性と有効性についての意見を発表している。安全な食事濃度は設定できなかったが、犬を除くすべての動物種に最大提案使用量(100 mg/kg完全飼料)で安全だと結論した。消費者の安全性の懸念はなく、環境へのリスクもないことが予想され、使用者の安全性については結論できなかった。これらは水への使用にも当てはまる。以前の評価で同定された安全性のマージンを考慮して、飲料水の最大濃度50 mg/Lが犬を除くすべての動物種に安全だとみなされた。有効性の論証は必要ない。

  • エディトリアル:欧州食品リスク評価フェローシップ計画(EU-FORA)

Editorial: The European Food Risk Assessment Fellowship Programme (EU-FORA)

EFSA Journal 2016;14(11):e14111 [2 pp.]. 29 November 2016

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/e14111

EFSAは2017年に開始される欧州食品リスク評価フェローシップ計画(EU-FORA)の詳細を発表した。

  • 鶏肥育用と産卵鳥用飼料添加物としての3-フィターゼ FLF1000の安全性と有効性

Safety and efficacy of 3-phytase FLF1000 as a feed additive for chickens for fattening and laying hens

EFSA Journal 2016;14(11):4622 [15 pp.]. 29 November 2016

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4622

この添加物はKomagataella pastorisの遺伝子組換え系統で作られる3-フィターゼの製剤である。この生産系統とその組み替えられたDNAは最終製品には検出されない。そのため、この生産系統の遺伝子組換えに関してこの添加物に安全上の懸念は生じない。この添加物は飼料に1,000 FTU/kgの用量で鶏肥育用と産卵鳥用に安全である。飼料添加物としての使用に消費者への懸念はなく、環境へのリスクを引き起こさない。鶏肥育用に500 FTU/kg、産卵鳥用に1,000 FTU/kg飼料でフィタン酸塩リンの有効性を増す可能性がある。

[]RASFF Week48-2016

警報通知(Alert Notifications)

中国産ドイツ経由光るタンブラーからの着色料の溶出、米国産ポーランド経由食品サプリメントの未承認物質ヨヒンビン及びフェネチルアミン誘導体、オーストラリア産英国経由カフェイン高含有食品サプリメントの未承認物質フペルジンA及び(おそらく)アレコリン、米国産英国経由カフェイン高含有食品サプリメントの未承認新規食品成分Rauwolfia Vomitoriaの根抽出物・未承認物質フペルジンA及びジメチルエタノールアミン(DMEA)、米国産オランダ経由食品サプリメントの未承認成分(テトラデシルチオ酢酸;3,5 Diiodthyronin (3,5 T2);ベルベリン)、トルコ産ドイツ経由乾燥イチジクのオクラトキシンA(124.5 µg/kg)、英国産シナモンティーのクマリン高含有(27 mg/l)、南アフリカ産ルイボスティーピロリジジンアルカロイド(2371 µg/kg)、米国産英国経由食品サプリメントの未承認物質ヨヒンビン及びβ-フェニルメチルアミン・カフェイン高含有(236 mg/item)並びに禁止成分エフェドラ、カナダ産オランダ経由食品サプリメントの未承認新規食品成分N-カルバミルグルタミン酸・新規食品成分イワヒバ・新規食品成分Thermopsis Ianceolata及びカフェイン高含有(204 mg/item)、米国産英国経由食品サプリメントの未承認新規食品成分アグマチン硫酸・未承認物質ヨヒンビン・1,3-ジメチルアミルアミン (DMAA)・β-アラニン・メチル-シネフリン・カフェイン高含有(3.86 g/100g)、ベトナム産冷凍シロカジキロインの水銀(1.7 mg/kg)、米国産英国経由食品サプリメントの未承認物質アルギニンαケトグルタル酸・1,3-ジメチルアミルアミン (DMAA) (13.32 mg/item)・β-アラニン・カフェイン高含有(554 mg/item)、米国産英国経由食品サプリメントの未承認新規食品成分アグマチン硫酸・新規食品成分クレアチン誘導体(クレアチン-o-リン酸塩)・新規食品成分ハッショウマメ・シトルリンリンゴ酸未承認・未承認物質β-アラニン・1,3-ジメチルブチルアミン(nor-DMAA) (3200 mg/kg)・N-アセチルチロシン及びカフェイン高含有(46381 mg/kg)、スペイン産冷凍メカジキステーキの水銀(2.27 mg/kg)、米国産英国経由食品サプリメントの未承認新規食品成分アグマチン硫酸・未承認物質ヨヒンビン・1,3-ジメチルアミルアミン (DMAA) (270 mg/item)・β-アラニン及びカフェイン高含有(328 mg/item)、キプロス産英国経由脂肪燃焼用食品サプリメントのカフェイン高含有(372 mg/item)、未承認物質シネフリンとカフェインを含む米国産オランダ経由食品サプリメント、米国産英国経由食品サプリメントの未承認新規食品成分アグマチン硫酸・未承認物質ヨヒンビン・シネフリン・1,3-ジメチルアミルアミン(DMAA)及びカフェイン高含有(39173 mg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

バングラディシュ産冷凍生の頭をとった殻付き淡水エビの禁止物質ニトロフラン(代謝物質)ニトロフラゾン(SEM) (3.6 µg/kg)、米国産食品サプリメントの未承認成分(スルブチアミン・シチコリン・アセチル L-カルニン・グリシン プロピオニルL-カルニチン・α グリセリルホスホリルコリン・フペルジンA・DMAE L-酒石酸水素・ヒゲナミン・ビンポセチン・N-メチル-チラミン・ジ-カフェインリンゴ酸塩)及びカフェイン (9.5 g/100g)とビタミンB6 (12 mg/serving)高含有、ロシア産飼料用トウモロコシのアフラトキシン(B1 = 31.65 µg/kg)、セネガル産冷凍メカジキの水銀(1.72 mg/kg)、ベトナム産ウクライナ経由食品サプリメントの安息香酸(E210)高含有、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

ベルギー産キジ用飼料のナラシン高含有(2.874 mg/kg)、米国産ポーランド経由食品サプリメントの未承認物質マグネシウムクレアチンキレート、米国産ポーランド経由アスリート用食品サプリメントの未承認新規食品成分硝酸クレアチン;未承認成分(アセチル-L-カルニチン及びプロピオニル-L-カルニチン)、ドイツ産未承認新規食品ステビアの葉、

通関拒否通知(Border Rejections)

トルコ産パプリカのクロルピリホス(0.089 mg/kg)、トルコ産パプリカのホスチアゼート(0.088 mg/kg)、中国産パスタマシーンからのニッケルの溶出(40.1 mg/kg)及び高濃度の総溶出量(37 mg/dm²)、中国産鋼の調味料入れからの高濃度の総溶出量(103 mg/kg)、エジプト産イチゴのメソミル(0.06 mg/kg)・ジメトエート(0.03 mg/kg)・オキサミル(0.11 mg/kg)、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン(B1 = 44.64; Tot. = 76.93 / B1 = 26.35; Tot. = 122.58 µg/kg)、エジプト産チリペッパーの未承認物質カルボフラン(0.048 mg/kg)、台湾産ゼリー菓子のコンニャク(E425)未承認、トルコ産レモンのクロルピリホス(0.428 mg/kg)、トルコ産イチジクのオクラトキシンA (26.8 µg/kg)、その他アフラトキシン等多数

[]FVO査察報告書

  • ルクセンブルグ―農薬の販売と使用

LU Luxembourg - Marketing and use of plant protection products

30/11/2016

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3714

2016年5月25〜31日にルクセンブルグで実施された農薬の販売と使用に関する公的管理システムを評価するための査察。ルクセンブルグには農薬の販売と使用に関する確立した適切な公的管理システムがある。検査はリスクに基づき時期を定めていて、物質収支を含む農薬販売業者のトレーサビリティと文書検査を得意としている。だが、EUの求める農薬の持続可能な使用への置き換えが著しく遅れている。全ての管理者が同じ基準で作業していないというリスクがあり、いくつか欠点が生じている。

  • チェコ共和国―汚染物質

CZ Czech Republic - Contaminants 30/11/2016

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3709

2016年4月12〜22日にチェコ共和国で実施された食品汚染物質分野での欧州連合規則の実施、特に食品中の硝酸塩・マイコトキシン・重金属・産業と環境の汚染物質に関する規則を評価するための査察。概して、チェコ共和国の食品の化学汚染物質の公的管理システムは効果的だが、企業の管理者のHACCPに基づく評価手順が不十分、サンプリングと分析の信頼性への疑いなどの欠点がある。

[] 2015年農薬データ計画(PDP)年次要約書Q&A

2015 Pesticide Data Program (PDP) Annual Summary Q&A

November 2016

https://www.ams.usda.gov/sites/default/files/media/PDP2015AnnualSummaryQ%26As.pdf

Q:2015年年次要約書の主な結論はなにか?

A:PDP要約書によると、概して、食品の残留農薬は米国環境保護庁(EPA)が設定したトレランスより低く、消費者の健康にリスクとならないということである。

Q:この年次要約書の目的と価値は何か?

A:USDAが毎年発表している農薬データは、規制担当者、科学者、農家、加工業者、製造業者、及び消費者に広く食す食物についての残留農薬の実際の量について重要な知見を与える。EPAは食事リスク評価を行うため、及び食物の残留農薬が安全な水準であることを保証するために、PDPのデータを利用する。

USDAはまた農業の実際と残留農薬の関係をよりよく理解し、USDAの総合的病害虫雑草管理の方針をよりよくするため利用する。USDAは農業方法を改善するため、栽培者と一緒にデータを利用する。USDAは米国から輸出されるものの安全性を示すため貿易相手国とPDPデータを共有する。結果が示していることは、多くの栽培者が総合的病害虫雑草管理において古い農薬の代わりに新しいより安全な農薬を組み込むことに成功しているということである。

Q:成果はどうだったか。

A:2015年のデータ要約書によると、食品に残留農薬が見つかる場合、EPAによって設定されたトラレンスをほとんど毎回下回っている量である。2015年検査された検体の99%はEPAが設定したトラレンスをはるかに下回る残留量で、15%は残留農薬が検出されなかった。設定されたトラレンスを上回る残留物は検体の0.53%(10,187検体中54)に検出され、検体のうち3.9%(10,187検体中394)には検査した特定品目に対してトラレンスが設定されていない残留農薬が検出された。ピーナツバターに関しては、トラレンスを超える残留物も、トラレンス設定のない残留物も検出されなかったことをデータは示している。

Q:いくつの検体が採取されたのか?

A:PDPは総計10,187の検体を検査した。検査した商品は生鮮および加工フルーツと野菜(9,872検体)及びピーナツバター(315検体)である。データは米国の様々な州から一年を通して集められ、検体は米国全体を代表するものである。

Q:子供にとっても買った食品は安全か?

A:はい、PDPのデータとEPAの評価に基づき、いくつかの検体に見られた少量の農薬は健康リスクとはならない。米国食品医薬品局(FDA)は残留農薬は乳児や子供にとって懸念するリスクはないと結論した。

Q:トラレンス基準とは何か?

A:トラレンスは生の農産物1について許容される残留農薬の最大の量である。もし、農薬が作物に使用されれば、EPAは食品中に残っている、もしくは、表面に付着している可能性のある農薬のトラレンスを設定する。トラレンスを設定するとき、EPAは農薬使用に対してヒトの健康や環境に対するリスクを評価するためにハザードや曝露のデータを評価する。様々な食品、水、家庭環境をとおして曝露される農薬に対して、安全な評価を出す必要がある。PDPのデータはEPAの農薬曝露の食事評価における重要な構成要素である。

Q:検体に残留物があるが、EPAによって設定されたトラレンスがない場合どうなるのか?

A:FDAはEPAによってトラレンスが設定されていない残留農薬を含む検体は連邦食品医薬品及び化粧品法違反であると考える。FDAは今後のコンプライアンス活動の参考としてこの情報を利用する。例えば、今後の輸入により厳格な審査をする、標的を絞った検査を行う、輸入警告措置を行ったりするような活動である。2015年データで、FDAはPDPデータを評価し、EPAと話し合い、即時の健康リスクはないと結論を出した。トラレンス基準のない検体の残留物の量は極めて低く、検体全体の3.9%に見られたということを頭に置いておくことは重要である。

Q:検体にEPAのトラレンスを超える残留物があるときはどうするのか?

A:PDPは、FDAとEPA残留農薬の検査についてマンスリーレポートを提出し、検出された残留物がEPAのトラレンス基準を超えるか、もしくはEPAが設定したトラレンスがない場合にはFDAに通知している。PDPの結果が異常なもので、安全性を脅かす可能性がある場合には、FDAとEPAに即時報告される。

Q:PDPは水も検査するのか?

A:PDPは2001年から2013年にかけて自治体のシステムから引かれた飲料の未浄化水と処理済水を検査した。検体は29の州とコロンビア特別区から採取された。PDPはまた、(

2007年から2013年)地下水とボトル飲料水も検査した。PDPの水の調査は予算の制約

のため2013年に中止になった。

Q:なぜ、PDPはグリホサート(除草剤)のような農薬を検査しないのか。

A:USDAとEPAは、EPAのデータの必要性に基づいて、検査する食品を共同で特定する。EPAPDPのデータを使って食事リスク評価を行い、食品の残留農薬は食品安全リスクがないと確認する。残留グリホサートは今のところPDPが検査する農薬ではない。現在、FDAが残留グリホサートを調べるため、とうもろこしや大豆穀物を検査している。FDAのグリホサート残留物検査はEPAが追加のデータを必要とするかどうか決めるのに役立つ結果が得られるだろう。FDAの結果が利用できるようになれば、EPAのデータニーズに合わせて質の高いデータを引き続き提供することを確実にするために、USDAはEPAと話し合うだろう。

Q:EPAPDPデータをほかにどのように利用するのか?

A:EPAは、EPAが設定した基準が、法的に規定された安全基準を満たしている量であることを保証するために、設定された農薬のトラレンスについて現在行われている評価のためにPDPデータを利用する。EPAPDPのデータに基づき、様々な農薬の登録を中止したり、使用の変更をしたりしてきた。さらに、1996年食品品質保護法(FQPA)は、すべての農薬の定期的レビューを命じている。EPAの登録レビュー計画によって、米国で販売されているすべての農薬は、EPAによって登録されなければならない。EPAの登録は、商品の表示通りに使われるとき、ヒトの健康、従業員、または環境に不合理なリスクとならないことを示す科学的データに基づかなければならない。リスク評価能力は進化し、また政治や習慣も変化するので、すべての登録された農薬は、不合理な有害影響にならないという法的基準に沿い続けることを、この登録レビュー計画は保証するものである。

1加工品については、PDPの報告しているトラレンスは、その加工品用の特別なトラレンスが設定されていなければ、生の農産物の基準である。

[]二つの原産国が表示してある魚の話

A Tale of a Fish from Two Countries

Posted by Craig A. Morris, Deputy Administrator of the AMS Livestock, Poultry, and Seed Program, on December 5, 2016

http://blogs.usda.gov/2016/12/05/a-tale-of-a-fish-from-two-countries/

店で売っている魚の同じ包装に「アラスカ産」「中国製」と書いてあるのはどうして?答えは米国で販売されているシーフードの多くは外国産と表示してあるが、一部は実際に米国の海域で捕まえたものだからである。

USDAのARSによる原産国表示計画では、米国の水域で魚を捕まえて外国で加工された場合、産地としてはその外国を表示しなければならない。通常この加工は店舗で販売できるような切り身にして包装するような工程である。しかしその魚が実際にアラスカの海で捕まえたものなら、小売店はアラスカ産と宣伝できる。

[]医薬品の宣伝

Advertise your medicines

5 December 2016

https://www.gov.uk/guidance/advertise-your-medicines

一般および医師向けの医薬品の宣伝についてのガイダンス

処方専用医薬品は一般向けには宣伝できない

MHRAが認可していない医薬品は宣伝できない

一般向けの宣伝には

以下の情報を必ず含めること

・製品名

・もし一種類なら有効成分名

・使用目的

・使用上の注意を読むことの指示

してはいけないこと

・製品概要に記されていない使用方法

・間違った自己診断に繋がる可能性のある文句や写真

・副作用がないとか効果が保証されていることを示唆

・医師や薬剤師に相談する必要がない

・科学者や医者やセレブの薦めを引用する

・その医薬品が他の名前をあげた製品と違う、同じ、あるいはより良いなどを示唆

・ナチュラルだから安全とか有効とか主張

・正常な健康状態が医薬品を使用すると改善する、あるいは使わないと影響される、という

・16才未満に宣伝、プロモーションのために無料サンプルを提供

専門家向けは略

伝統ハーブ医薬品の宣伝

伝統ハーブ医薬品の宣伝には以下の文章を含まなければならない

「伝統ハーブ医薬品は、伝統薬としての長い使用歴にのみ基づいて[登録に基づく一つまたはそれ以上の症状]に使うためのものである」

宣伝には伝統ハーブ医薬品の有効性が証明されていると主張してはならない。例えば「臨床的に証明された」「〜に有効」「速やかに緩和」など。

ホメオパシーレメディの宣伝

ホメオパシー薬の宣伝は伝統使用に基づかなければならない。臨床的根拠に基づくとか有効性を主張してはならない。

以下苦情提出フォームなど

(いわゆる健康食品がいかに好き放題やっているか、ということ)

[]出版物

分子疫学:基本原則と実際

Molecular Epidemiology: Principles and Practices

IARC Scientific Publication No. 163

http://publications.iarc.fr/Book-And-Report-Series/Iarc-Scientific-Publications/Molecular-Epidemiology-Principles-And-Practices-2011

PDFで入手できるようになった

[]禁煙であなたのペットを健康長寿に

Be Smoke-free and Help Your Pets Live Longer, Healthier Lives

Page Last Updated: 09/22/2016

http://www.fda.gov/AnimalVeterinary/ResourcesforYou/AnimalHealthLiteracy/ucm520415.htm

喫煙はヒトに有害なだけではなくペットにも有害である。受動喫煙とサードハンド喫煙のどちらもがペットを傷つける。受動喫煙にリスクのないレベルは存在しない

何故喫煙は有害?

喫煙の私のペットへの影響は?

喫煙の私の犬への影響は?

(犬は呼吸器への影響が大きい。)

喫煙の私の猫への影響は?

(猫は身体をよく舐めるので有害粒子をたくさん摂ってしまう)

喫煙の私のペットの鳥への影響は?

(鳥は大気汚染に感受性が高い)

喫煙の私のペットのモルモットへの影響は?

喫煙の私のペットの魚への影響は?

ニコチン中毒とペット

電子タバコ

誰かの禁煙のためにできることは?

[]ASAはオステオパスに新しい広告ガイダンスを発行

ASA issues new advertising guidance for osteopaths

2 December 2016

https://www.asa.org.uk/News-resources/Media-Centre/2016/Insight-ASA-issues-new-advertising-guidance-for-osteopaths.aspx#.WEY_8NP_paQ

今週ASAは一般オステオパス評議会と協力してGOsC登録のある4800人以上のオステオパスに新しいガイダンスを送った。このガイダンスは妊娠女性、子ども、赤ちゃんなどへの宣伝文句に関するもので、こうした患者に何が宣伝でき何ができないのかを例示する。

一部の症状へのオステオパシーの有効性には根拠があるが、妊娠女性、子ども、赤ちゃんに特有の症状(つわり、成長痛、夜泣きなど)の治療ができるという根拠は今日まで入手できない。

ガイダンス本文

Osteopathy: ASA review and guidance for marketing claims for pregnant women, children and babies

November 2016

https://www.asa.org.uk/~/media/Files/ASA/Reports/Osteopathy%20-%20ASA%20review%20and%20guidance.ashx

「赤ちゃんをリラックスさせる」、は可で「出産が赤ちゃんにとってトラウマ」、は不可とか。

(バーストラウマって一体どこが発生源の嘘なんだろ)

[]論文

  • 遺伝子編集で数週間早く花が咲き熟すトマトができた

Gene editing yields tomatoes that flower and ripen weeks earlier

5-Dec-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/cshl-gey_1120216.php

Nature Genetics

  • 新しいLEDディスプレイライトはミルクの味を改善するのに役立つ、Virginia Techの研究者が発見

New LED display lights help improve taste of milk, Virginia Tech researchers find

5-Dec-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/vt-nld120516.php

ミルクは蛍光灯の光に暴露されるとリボフラビンが酸化し風味が変わる。通常使われる透明プラスチック容器だと2時間でこの反応がおこる。新しいLEDライトだとミルクの味はより好ましく維持できる。遮光容器だと風味は変わらない。Journal of Dairy Science.

  • 抗生物質、睡眠薬、オピオイドはよく処方されるが患者にはほとんど利益がない

Prescribing antibiotics, narcotics, and opioids is common but little benefit for patients

5-Dec-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/acop-pan112916.php

Annals of Internal Medicineに発表された米国内科学会(ACP)による研究は、抗生物質の過剰使用、余命が限られている患者への苦痛を緩和しない積極的治療、慢性痛治療、ダイエタリーサプリメント、が医師により最もよく行われている価値の低い治療法であろう。5000人のACP会員医師に調査した結果。多くの臨床ガイドラインではこれらの使用はしないよう薦めているが、医師は続けている。何もしないよりは何かをしたいという内因性動機付けが反映されている可能性がある。

  • 長期低頻度喫煙は死亡リスクの増加と関連

Long-term, low-intensity smoking associated with increased risks of death

5-Dec-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/tjnj-lls120116.php

1日10本以下の喫煙でも生涯死亡リスクはタバコを吸わないヒトより高い。JAMA Internal Medicine。「この結果は喫煙には安全な量はないというさらなる根拠を提供する。全ての喫煙は禁煙対象にすべきである」

  • 「ベビーブーマー」は薬をやっている:娯楽目的の大麻使用が50才以上の成人で増加している

'Baby boomers' on dope: Recreational marijuana use is on the rise among adults over 50

5-Dec-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/nyu-bo120216.php

Addictionに発表。大麻の使用が若い世代のみであるというのは誤解でベビーブーマー世代はその前のどの世代よりも薬物使用率が高い。これまでの高齢者は薬物はリスクが高いと考える傾向があったがベビーブーマーは大麻のリスクを低いとみなしている

  • 遺伝子改変ヤギはアレルギー反応の少ないミルクを作るかもしれない

Genetically altered goats may produce milk that causes fewer allergic reactions

5-Dec-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/w-gag120516.php

乳中のアレルゲンであるβラクトグロブリンを欠き、代わりにヒトアルファラクトアルブミンを発現するヤギを作った。The FEBS Journalに発表。

  • 低コストのワセリンで赤ちゃんを湿疹から守る

Protecting babies from eczema with low-cost Vaseline

5-Dec-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/nu-pbf120516.php

JAMA Pediatricsに発表された研究によると、7つのよく使われる保湿剤はハイリスク新生児の湿疹予防に費用対効果が高い。最も安価なのはワセリン(petroleum jelly)。

その他

Mushrooms and Vitamin D

by Berkeley Wellness | December 05, 2016

http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/nutrition/article/mushrooms-and-vitamin-d

キノコはビタミンDを合成できる唯一のベジタリアン食品である。実際キノコに含まれるのはエルゴステロールと呼ばれる「プロビタミン」あるいは前駆体で、日光の紫外線に暴露されるとビタミンDに変換される。しかし市販の栽培キノコはほとんど全てが暗闇で栽培されていてビタミンD含量は無視できるほどしかない。一方野生のキノコは、特にアンズタケ、マイタケ、アミガサタケは日光に暴露されているので通常ビタミンDが豊富である。2009年以降一部の業者がキノコに収穫後紫外線ランプを短時間あてたビタミンD強化キノコを作っている。通常それらには「UV処理」「ビタミンD豊富」と表示されている。Monterey Mushrooms社のような企業のD強化キノコは少し高いが3オンス当たり最低400IUのビタミンDを含む。UV処理はキノコを黒くしたり他の栄養素に影響したりしない。

キノコの作るビタミンDはD2で、一部の天然にビタミンDを含む動物由来食品に含まれるD3ではない。ミルクなどの強化食品や多くのサプリメントはD3を含む。これまでD3と比べてD2は人体での利用度が少ないと考えられてきたが、最近の研究ではD2もD3と同じくらい効果があることが発見されている。ベジタリアンは動物由来でないという理由でD2を好むことがある(D3サプリメントは羊毛のラノリン由来)。

あなたのキノコのビタミンDを増やす

過去10年。科学者はキノコに相当量のビタミンDを作らせるのには日光あるいは特別なランプ由来の紫外線は少しでいいことを発見してきた。3オンスのキノコに直射日光を15分あてるだけで季節にかかわらず200-800IUできる(RDAは600-800IU)。貯蔵や調理の後でも最低90%は残る。丸ごとの傘が開いていないマッシュルームはあまりDを作らないがスライスしたものは良く作る。もし自分でやるなら、傘の内側を日光に当てよう。マッシュルームは少し色が変わったりかんそうしたりするかもしれない。

基本

もしあなたがキノコが好きならUV照射したもののほうがより多くのビタミンDを得られるが、ビタミンが必要ならビタミンDサプリメントの方が簡単で安価かもしれない。

  • Northern Riversで「金の液体」需要が増加し骨スープbone brothシェフは喜色満面

Bone broth chefs all smiles as demand for 'liquid gold' increases in Northern Rivers

http://www.abc.net.au/news/2016-12-06/bone-broth-chefs-all-smiles-as-demand-for-liquid-gold-increases/8078810

Northern Rivers牛肉乳業農場の息子たちPeter FlemingとAndy Pierceは15年以上レストランで働いて食品製造業に鞍替えした。現在週に2000リットル以上の骨スープを作っていて来月にはさらに2倍になると予想されている。今や骨スープはニッチ市場ではなくなった。

主にニューヨークとロンドンで関心が高まっている。

骨スープは通常のスープとは作り方が違って、より長期間、じっくり調理して栄養やミネラルを抽出する。普通のスープよりゼラチンが多く、健康によいとされる。食べ方は普通の方法ではなく、驚いたことにスムージーや野菜ジュースに入れて飲んでいる。オーガニック骨スープの需要が増加したため原料のオーガニック牛の価値もあがっている。

人々はネットで検索して骨スープが健康に良いという情報を得ている。

彼らにとっていまや骨スープは液状の金である。

(ラーメンでも健康的とか言う?)

  • CHOICEがミロのフィットネストラッカーに標的を定める

CHOICE takes aim at MILO fitness trackers

December 6, 2016

http://www.9news.com.au/health/2016/12/06/11/15/choice-takes-aim-at-milo-fitness-trackers

消費者団体CHOICEが食品大企業ネスレがミロの缶にフィットネストラッカーをつけて販売することで"健康に気をつかっているふりhealthwashing"をしていると批判する。

ネスレはMILO Championsブランドの発売にウエアラブルフィットネストラッカーの流行に乗った。CHOICEは砂糖が50%も入っている飲料を売るのにリストバンドをつけるのは怪しいマーケティング手法だという。ジャンクフードを食べても運動すればよいというメッセージを送っている、と。

ネスレの広報はこのリストバンドを使うことで子どもの運動量を増やすのに成功したのに批判されるとは残念だといっている。

'Worst drug-safety crisis in history': Opioid carfentanil claims 15 lives in Alberta

Dec 05, 2016

http://www.cbc.ca/news/canada/edmonton/carfentanil-15-albertans-die-1.3882656

違法薬物市場で出回っているオピエートはかつてないほど毒性が高いことは間違いない

フェンタニルの100倍強力なオピオイド、カルフェンタニルがアルバータの15人の死亡と関連し、この地方に出回っている、と地方政府が言う。

最初の死亡は夏の後半、それから14人。依存症の患者を治療しているエドモントンの公衆衛生医は、この拡大スピードに驚いている。

2016-12-05

[]FSAIはアイルランド広告基準局と協力して、アイルランド市場における食品広告の基準を向上させる

Collaborates with the Advertising Standards Authority for Ireland to Improve Standards in Advertising of Food in Irish Marketplace

Wednesday, 30 November 2016

https://www.fsai.ie/news_centre/press_releases/advertising_code_marketing_terms_30112016.html

アイルランド食品安全局(FSAI)とアイルランド広告基準局(ASAI)は、食品に関する広告用語の使用が消費者に誤解を与えないことを目的として、ガイダンスを作る協力をしてきた。このアイルランド食品安全局(ASAI)によって刊行されたガイダンスは、広範囲にわたる食品業界の協力により、アイルランド広告マーケティングコミュニケーション基準であるASAIの規約第8項を補足することになる。この第8項は、特に食品とノンアルコール飲料の広告に関係しているものである。

FSAIガイダンスノートは、食品製造業者、小売業者、フードサービス事業者によって使用される、特定のマーケティング用語が、消費者に誤解を与えないようはっきりした意味を伝えるということを保証するという点で、ASAI規約を補完するものになるだろう。

このガイダンスはフードビジネス業者が食品に関するマーケティング用語を使用するとき、遵守すべき一般的な法的要件を示し、また、アイルランド市場において食品の説明をする際、次の特定のマーケティング用語の使用について食品業界に統一の合意されたガイダンスを示すものである。

・職人/職人技

・農家

・伝統的な

・ナチュラルな(Natural)

フードビジネス業界は、可能な限り早期に、食品に使われるマーケティング用語が関連する法律やガイダンスに含まれている情報に準拠することを確実にすることを目標とすべきである。しかし、最低限、2016年12月以降、販売、提示および広告宣伝する食品表示にこのガイダンスの情報が適用される。

ASAIのCEO、Orla Twomey は次のように言う。

“この分野のFSAIガイダンスノートは、マーケティングコミュニケーションにおいてこれらの用語の使用に関する判定の際、ASAIと独立クレーム委員会にとって有益な助けとなるであろうことを喜ばしく思う。ASAIの取り組みは他の規制機関と一緒に市民や広告業界のためにベストな成果を出そうと活動することである。マーケティングコミュニケーションは、すべての人々の利益のために、決して誤解を招くことがないようにしなければならない。”

FSAIのCEO、Pamela Byrne博士によるとこのガイダンスは、食品マーケティング用語が不正に使われ、消費者に誤解を与えないことを確実にするために大きな役割を果たしASAIによるガイダンスの一リソースとしての受け入れは、この過程において歓迎すべき一歩を加えることとなった。

さらにByrne博士は次のように言う。“消費者は確信をもって食品を購入する権利があり、食べる食品の表示が正確かつ誠実なものであることを信頼する権利がある。フードビジネス業界もまた、定義のないマーケティング用語で食品の真の記述が曖昧にされない、ということを信じられなければならない。ASAIに対して、リソースとしてのガイダンスノートの受け入れを歓迎する。マーケティング用語は、デザインにより、消費者にある商品を買うよう惹き付けるためにそこにあり、食品業界におけるビジネス発展の不可欠な要素である。しかし、正しくない使われ方をすると、誤解を招く可能性がある。小さい製造業者は主要な大量生産の食品と自分たちの商品とを区別するために、マーケティング用語に頼るのである。“

アイルランド広告基準局(ASAI)は、広告業界を財源としており、公共の利益において、マーケティングコミュニケーション、つまり、広告、プロモ―ショナルマーケティング、およびダイレクトマーケティングの高い基準を促進する責任がある。ASAIの目的は、すべての商売上のマーケティングコミュニケーションが‘合法、適切かつ誠実で真のもの’であることを保証することである。

ASAIは誰からであろうと、マーケティングコミュニケーションが規約を違反している可能性に対する指摘を受け入れる。アイルランド広告マーケティングコミュニケーションの基準であるASAI規約の全文(第7版)の参照は以下のURLから入手可能である。www.asai.ie.

マーケティング用語の使用に関するFSAIガイダンスノート(https://www.fsai.ie/publications_food_marketing_terms/

(悪質な宣伝をするのは中小規模の業者である場合が多いことをわりと明確に言っている。質では勝負できないのでナチュラルとか伝統とか言うのだろう。)

[]USDA PDP

2015PDP年間まとめ

2015 PDP Annual Summary (pdf)

November 2016

https://www.ams.usda.gov/sites/default/files/media/2015PDPAnnualSummary.pdf

PDPの第25回年間要約を発表。

99%以上がEPAの設定したトレランス以下の残留農薬だった。

15%からは検出されなかった。トレランス超過は総検体数10187のうち54(0.53%)で、そのうち18が輸入、36が国産だった。トレランスが設定されていない物質が検出されたのは3.9%で、394検体。そのうち259が国産、129が輸入で6が不明。

なおトレランスが設定されていない物質(作物と農薬の組み合わせがないだけで変なものが検出されているわけではない)のうち0.01ppm以下の検出濃度のものが相当あるが、0.01ppm以下の濃度はFDAにより“規制上の意味はないnot of regulatory significance”とみなされている

(Q & A等はあとで

これが環境系のニュースサイトになるとこんなふうに報道される

新しいUSDAのデータは85%の食品に残留農薬があることを示す

New USDA Data Shows 85% of Foods Tested Have Pesticide Residues

Nov. 23, 2016 09

http://www.ecowatch.com/usda-pesticide-exposure-2105041546.html

残留農薬が検出されなかったのはたった15%

「ショッキングな数のトップ小売店がミツバチに有害な農薬を使って作った食品を売っている」)

[]アルコールの公衆衛生への負荷:根拠のレビュー

The public health burden of alcohol: evidence review

2 December 2016

https://www.gov.uk/government/publications/the-public-health-burden-of-alcohol-evidence-review

このレビューはアルコールの公衆衛生への影響とアルコール管理政策の有効性を調べた

アルコールによる経済負担は年GDPの1.3から2.7%のコスト

(プレスリリースを伴っていないようだ)

  • SMC UK

PHEのアルコールエビデンスレビューへの専門家の反応

expert reaction to phe’s alcohol evidence review

December 2, 2016

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-phes-alcohol-evidence-review/

Stirling大学アルコール研究講師Niamh Fitzgerald博士

本日PHEが発表した報告書は英国におけるアルコール関連の有害影響負担をどうすれば減らせるのかについてのよく考えられたしっかりした解析である。価格のコントロール、入手しやすさやその他アルコールの宣伝規制が健康やその他の有害影響を減らすだろう。残念ながら英国政府はこれらの根拠は一貫して取り上げてこなかった。新しい政権が健康のために立ち上がるチャンスである。

Newcastle大学薬物の使用と政策と実施教授Peter Anderson教授

疑いようもなくこの報告は世界のアルコールに関する公衆衛生のゴールドスタンダードである。PHEはこれを公表したことを称賛されるべきだ。問題はこれを実行することで、アルコールの有害な使用はもはや許容できないということを社会的常識にしていくことである。政府はこの報告を無視できない

[]ニュースレター

HPR volume 10 issue 42: news (2 December)

Updated 2 December 2016

https://www.gov.uk/government/publications/health-protection-report-volume-10-2016/hpr-volume-10-issue-42-news-2-decembe

・英国抗菌剤使用と耐性サーベイランス計画第三年次報告

サーベイランスと一般・専門家のキャンペーンへの参加が向上、初めて抗生物質の年間総消費率が減った。しかし最後の砦となる抗生物質の使用が病院で増加し続けている。

[]FDAはメニュー表示遵守日を2017年5月5日のメニュー表示執行日にあわせる予定

FDA to Align Menu Labeling Compliance Date with the Enforcement Date for Menu Labeling to May 5, 2017

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm531538.htm

[]コーデックス栄養部会50周年

50 years of the Codex Nutrition Committee

04/12/2016

http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/roster/detail/en/c/456505/

今年はCCNFSDUの50周年である。

1965年に欧州調整委員会が新しく欧州食事委員会European Committee on Dietetic Foodstuffsを作るよう提案した。1966年に最初の会議をドイツで開催した。その時の議題は「グルテンフリー」食品、「母乳を与えている母親、乳児、高齢者のための食品」、「ボディービル用食品」などである。現在の名称になったのは1987年。

[]論文

  • 先住民のシーフード摂取量は全国平均の15倍

Indigenous seafood consumption 15 times higher per capita than national averages

2-Dec-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/nfp-isc112316.php

日本財団NereusプログラムのPLOS ONEに発表された研究

世界の1900以上の先住民コミュニティのデータベースを作ってシーフード摂取量を年210万トンあるいは世界の漁獲量の2%と推定。沿岸の先住民は一人当たり年74kgのシーフードを食べ、世界平均は19kg。

  • 研究が2015年の世界のがんと死亡を推定

Study estimates global cancer cases, deaths in 2015

3-Dec-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/tjnj-seg120116.php

JAMA Oncologyにオンライン発表されたGlobal Burden of Disease Cancer Collaborationによる新しい報告では、2015年の世界のがんは1750万例、死亡は870万。死因の2番目である。

重要な知見として

・がん症例は2005年から2015年の間に主に人口の加齢により33%増えた

・世界的には生涯のがんになる確率は男性3人に1人、女性4人に1人。

・世界的に最も多いがんは男性は前立腺がんで160万人、がんによる死亡で最も多いのは気管・気管支・肺(TBL)がん。

・女性は乳がんが事例(240万)でも死因でもトップ

・小児がんは白血病その他新生物、非ホジキンリンパ腫、脳と神経系のがんが多い

(それでもタバコを売るという)

Palytoxin-Containing Aquarium Soft Corals as an Emerging Sanitary Problem.

Pelin M, Brovedani V, Sosa S, Tubaro A.

Mar Drugs. 2016 Feb 4;14(2).

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4771986/

最も強力なマリントキシンの一種であるパリトキシンとその類似体はPalythoa ソフト珊瑚、 Ostreopsis渦鞭毛藻, Trichodesmium 藍藻などに発見されている。ヒト暴露で最も懸念されるのはフードチェーンに入ることであるが、近年アクアリウムのソフト珊瑚への吸入、経皮、目の暴露が増加している。そのレビュー。

(毒のある海の生き物は結構いるのに食用として売ってしまう事例も増加傾向と聞いた。市場に出回らない魚を売ることを良いこととして薦めている風潮があるらしい)

Association between Aflatoxin M₁ and Liver Disease in HBV/HCV Infected Persons in Ghana.

Afum C, Cudjoe L, Hills J, Hunt R, Padilla LA, Elmore S, Afriyie A, Opare-Sem O, Phillips T, Jolly PE.

Int J Environ Res Public Health. 2016 Mar 29;13(4):377

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4847039/

アフラトキシンの毒性についてあまり知らない人が多く教育の必要性がある。

(肝疾患のある人の方が食べものを自分で調理するのではなく配偶者などの家族の女性に作らせている割合が高く、女性達がカビの生えているものを取り除いていない可能性という記述がある。女性蔑視のためまともに教育受けさせていないせいなのか意図的に食べさせているのかわからないけれど。)

その他

  • 「栄養」バー:それが実際に提供するもの

'Nutrition' Bars: What They Really Deliver

by Jeanine Barone | December 02, 2016

http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/food/article/nutrition-bars-what-they-really-deliver

我々は皆便利なものを享受している。忙しい人たちにとって栄養バーは答えだろうか?パワーバー、エネルギーバー、スポーツバー、朝食バー、シリアルバー、スナック、グラノーラバー、栄養バーなど名前はいろいろだが、この小さなバーは巨大ビジネスである。2014年の売り上げは55億ドルという。一部の製品は「低グリセミック指数」「高タンパク」「低炭水化物」「グルテンフリー」「オーガニック」などのバズワードで宣伝されているが、それは消費者の期待するものだろうか?必ずしもそうではない。いくつかの事実を挙げよう。

栄養バーには何が入っている?

砂糖。ハチミツや糖蜜、ココナツシュガー、タピオカシュガーなど健康そうに聞こえるかもしれないがただの砂糖である。ものによって含量が異なる

タンパク質。多くは10-15g、主に乳タンパク、一部は肉が主要源である。大豆やナッツ類、コオロギなどもある

脂肪。植物油でもココナツオイルやパーム油は飽和脂肪。

繊維。通常3-5gの食物繊維を含み10-15g含むものもある。多くは添加したもの。

ナトリウム。製品により5mgから250mgまで

添加物。多くの製品にビタミンやミネラルが添加されているため、不必要なマルチビタミン/ミネラル錠剤のような製品になっている。健康上のメリットが無いあるいは疑問のあるミツバチ花粉、スピルリナ、緑茶、麦葉などのようなスーパーフード成分を含むモノもある

完璧な栄養バーなど存在しない。買う前に表示を比較しよう。しばしばナッツやレーズン、果物、プレーンヨーグルトなどのほう安価で健康的である。

  • 臨床環境理論と方法論に関する不利な裁判判決

Quackwatch

Adverse Court Rulings Related to Clinical Ecology Theories and Methodology

Stephen Barrett, M.D. revised on November 23, 2016.

http://www.quackwatch.org/01QuackeryRelatedTopics/mcslegal.html

いまや裁判所の意見は化学物質過敏症(MCS)の診断や概念には科学的根拠が無く、そのような概念に基づく専門家の証言は認められるべきではないという明確な合意がある。

裁判の判決の事例多数掲載(ABC順)

(そういえば最近あまり聞かないかも)

  • FDAが規制計画を後退させたため疑わしいラボ検査が生きながらえる

Dubious lab tests get reprieve after FDA backs off regulatory plan

Sunday, 27 November 2016

http://www.sfsbm.org/index.php?option=com_easyblog&view=entry&id=1160&Itemid=649

最近のFDAによる、新しい政府を待ち、実験室で開発された検査(LDT)の規制ガイダンスの最終化を一時停止するという発表は、インチキ検査でいかがわしい治療を行っている疑似科学プラクティショナーを喜ばせている。

LDTはナチュロパスドクターやカイロプラクター、ライム病提唱者、統合医療医などが存在しない病気を「診断」し「治療」し何百ドルもの不必要なダイエタリーサプリメントを販売するするための便利な道具になっている。プラクティショナーには医学的検査を指示する合法的な権限はないが、患者に市販の検査をするよう言うことはできる。インチキ検査は保険が効かないので患者は自費で検査する。

2014年にFDAはLDTの規制枠組み案を発表すると言っていたがインチキプラクティショナー達から反対されていた。

(検査はしないよりしたほうがいいというのは非常に大きな間違い、これが食品でも医療でも蔓延っていて最大の課題のひとつ)

  • World Action on Salt & Health

http://www.worldactiononsalt.com/

新しい国際調査は世界的朝食シリアルブランドの砂糖と塩の量が大きく異なることを明らかにする

NEW International Survey Reveals Huge Differences in the Sugar and Salt Content of Global Breakfast Cereal Brands

http://www.worldactiononsalt.com/less/surveys/2016/190129.html

英国は減塩ではリードしているが砂糖はまだまだ。

ケロッグとネスレ、ジェネラルミルズのシリアルが対象で、インドやパキスタンはあるのに日本は入っていない)

  • 加工肉と家禽にがん警告表示を強く求める

Cancer Warning Label Urged for Processed Meat & Poultry

December 1, 2016

https://cspinet.org/news/cancer-warning-label-urged-processed-meat-poultry-20161201

CSPIはUSDAにベーコン、ハム、ホットドッグなどの加工肉製品に、消費者に情報提供するため直腸結腸がんリスク増加と関連するという警告表示を要求する

IARCの知見を引用して規制請願を提出した。

(CSPIはいつも警鐘を鳴らすけれど、対象が天然物でも一貫していることだけは評価できる)

  • もしあなたがほんとうに地球を救いたいならオーガニック食品を買うのを止めよ

Stop buying organic food if you really want to save the planet

Insight 30 November 2016  By Michael Le Page

https://www.newscientist.com/article/mg23231022-900-stop-buying-organic-food-if-you-really-want-to-save-the-planet/

近所のスーパーマーケットに行ってあなたの食べるものによる環境影響について何を選んだらいいか迷う。運が良ければシーフードにMSC認証があるのを発見する。農業は世界中の温室効果ガスの排出で2番目に大きいものであるが農業由来の温室効果ガスを減らす方法は考えるのが難しい。常に地元産のほうがいいと思うかもしれないが必ずしもそうでもない。もし地元産のものが温室で暖房して作られたものなら、遠くから運んできた方がまだいい。「オーガニック」表示は環境影響を考えるなら買わない方が良い。野生生物を助けるには単位面積当たりの収量の少ない有機栽培は好ましくない。また温室効果ガスの排出量も有機栽培のほうが慣行栽培より多い。問題は買い物の時に知る方法がないことだ・・

以下New Scientistへのログインが必要

  • ホメオパシーレメディは効果があることを証明する時?

Time For Homeopathic Remedies To Prove That They Work?

December 2, 2016

http://www.npr.org/sections/health-shots/2016/12/02/504004506/time-for-homeopathic-remedies-to-prove-that-they-work

間もなくホメオパシー製品の包装は科学的根拠がないと言うようになる。

(現在の表示。FDAに評価されていないという注意書きがあるものの、明確に治療効果を謳っている)

FTCが取り締まりを開始するのがいつからなのかは明確ではないがホメオパシーコミュニティーは規制に不満

ただホメオパシーの愛好者は科学的根拠がないと表示されたらますます喜んで使うだろうと予想されている。

  • ‘Vaxxed’監督Andrew Wakefield:反ワクチンムーブメントがDonald Trumpの勝利で活性化

‘Vaxxed’ director Andrew Wakefield: Anti-vaccine movement galvanized by Donald Trump’s win

December 4, 2016

http://www.inquisitr.com/3766446/vaxxed-director-andrew-wakefield-anti-vaccine-movement-galvanized-by-donald-trumps-win/

Andrew WakefieldがSTATのインタビューでDonald Trumpの勝利に興奮していると表明している。「とても嬉しい、Donald Trumpは製薬企業のいいなりにならない。」「Donald Trump:ワクチンは自閉症の原因」

Donald TrumpがCDCのトップに誰を選ぶかに注目が集まっている

コンシューマーラボ

Product Review: Alpha Lipoic Acid Supplements Review

Initial Posting: 12/2/16

https://www.consumerlab.com/reviews/Alpha-Lipoic_Acid_Supplements/alphalipoic/

17製品を調べた。100mgあたりの値段は3セントから41セントまで

  • ポスト真実の世界で、どうやって集団思考に勝つか

NatureニュースQ & A

How to trump group-think in a post-truth world

02 December 2016

http://www.nature.com/news/how-to-trump-group-think-in-a-post-truth-world-1.21056

意見が属する集団の象徴なら、我々の脳は信仰を強化するために働く、とDan Kahanはいう

2016年の米国大統領選挙は、信仰はパッケージになる傾向があることを強力に再確認させる。一見関係のなさそうな立場が、集団の強力なシンボルとなっているため塊になることがある。New HavenのYale法科大学院で法律と心理学を教えているDan Kahanは言う。そして信じ続ける必要があることが、人々の認識と根拠の評価をさらにゆがめる。Dan KahanにNatureが集団親和性と認知バイアスの現実世界への帰結、そしてその解決のための研究、についてインタビューした。

(アメリカでは医療社会化制度(国民皆保険のような)は悪・銃を持つことは基本的人権・気候変動は神話、というのが一つのパッケージ、とのこと)

itohitoh 2016/12/05 20:47 「化学物質過敏症」については、相変わらず医療関係者として平久美子氏などが積極的に情報発信してます。最近は、ネオニコチノイド系殺虫剤との関係で色々と危機感を煽ってるようです。昨年行われた日本自然保護協会主催のネオニコチノイド系殺虫剤等に関するシンポジウムに参加しましたが、後半は本山直樹氏が吊し上げられるような状況になり、その雰囲気に異常さを感じてきました。

2016-12-02

[]USDAは肉と家禽製品の栄養成分表示改訂を提案

USDA Proposes Revisions to Nutritional Fact Panel for Meat and Poultry Products

Dec. 1, 2016

http://www.usda.gov/wps/portal/usda/usdahome?contentid=2016/12/0253.xml&contentidonly=true

FDAの最終栄養表示規制に並行してFSISも肉と家禽製品の栄養成分表示の改訂を提案する。60日間パブリックコメントを募集する

[]WHO紀要

Bulletin of the World Health Organization

Volume 94, Number 12, December 2016, 861-936

http://www.who.int/bulletin/volumes/94/12/en/

・食品と栄養摂取に関する世界データベース

世界の多くの国ではしっかりしたデータが無く食習慣の評価はあまり行われていない。ほとんどの場合国や家庭の支出や供給をもとに推定されていて実際の摂取量は把握されていない。また同じ集団でも個人により異なる。また個人の摂取量を調べてあっても異なる国でのデータを比較できるような標準化はされていない。そのような状況の下、2010 Global Burden of Diseases研究の一環として、入手可能なデータを集めてGlobal Dietary Databaseを作った。その説明。

[NHS] レビューが最新のビタミンDの公式ガイダンスに疑問を提示

Behind the headlines

Review questions recent official vitamin D guidance

Thursday November 24 2016

http://www.nhs.uk/news/2016/11November/Pages/Review-questions-recent-official-vitamin-D-guidance.aspx

“‘時間の無駄’とされたビタミンD錠剤は最新の研究によると、むしろ‘有害‘になりうる”と、The Sunは報じている。しかし、見出しにかかわらず、新しい研究はされていない。

この記事は、論文審査のある、BMJに掲載された、既存の証拠のレビューによるもので、最新の政府のビタミンD補充に関する助言に対して疑問を投げかけている。

今年7月、英国公衆衛生庁(PHE)が英国のすべての人々は秋冬に一日10mcgのビタミンDのサプリメントをとることを検討すべきだと推奨した。また、さらにビタミンDレベルが低いリスクが高い人々は一年中を通して、サプリメントをとるべきだ、と推奨している。

英国公衆衛生庁が憂慮していることは、人々の中には、ビタミンD生成を刺激する日光にあたることが少ないことと、ビタミンDの少ない食生活の組み合わせにより、欠乏症として知られる、ビタミンDの非常に低い状態になる可能性がある、ということである。

ビタミンD欠乏症は、骨がもろくなり、痛みを伴い、骨折しやすくなる、骨軟化症といわれる状態を含め、様々な合併症を引き起こす可能性がある。

この報道の根拠は何か

オークランド大学とアバディーン大学の研究者は、ビタミンDサプリメントについてPHEの推奨の根拠に疑問を提示するレビューをBMJに発表した。

研究者らが述べていることは、ビタミンDに対する十分な質の高い研究が多くあるにもかかわらず、ビタミンDサプリメントの摂取だけで骨折や転倒のリスクを減らしたり、骨の強度を改善したりする証拠はない、ということである。

介護施設に入居するビタミンD値が非常に低い高齢の女性を含む、カルシウムとビタミンDサプリメントを与えた2つの研究においては、確かに骨折の減少は見られた、という。

しかし、介護施設に入居していない人々においての研究では、結果は同じではなかった。

著者はまた、骨や筋肉の健康以外の、ビタミンDのほかの可能性のある効果についての報告に目を通し、結果、一貫した効果はないことがわかった。

レビューの著者は根拠の検索方法を示してはいないので、これは系統的レビュー(研究者がすべての利用できる適切な証拠を踏まえたレビュー)ではなく説話的レビュー(研究者が主張を裏付ける証拠に焦点を当てたレビュー)であると考えるべきである。

系統的レビューは、 “証拠としての重み”がより大きいと考えられる。

BMJは、英国公衆衛生庁の栄養科学部長、Louis Levy博士による、“返答の権利”の記事を載せている。Levy博士が指摘していることは、“ビタミンDは脂肪分の多い魚、赤身肉、レバーおよび卵黄”を含めた、数種類の食物にしか含まれておらず、食事からのみ必要分を摂取するのは簡単でない“、ということである。

また、“アフリカやカリブ、及び南アジア出身の肌の色が黒い人々は、夏に日光から十分なビタミンDを得ていないかもしれず、一年を通してサプリメントをとることを考えるべきであるかもしれない。”と述べている。

ほとんどの専門家は、ビタミンDの摂取量不足リスクのある人々はビタミンDのサプリメントをとることが効果的であるだろうと、意見が一致している。

ビタミンD欠乏症とは?

ビタミンDは健康な骨や筋肉を作るのに重要である。重症ビタミンD欠乏症は子供の骨の奇形(くる病)、大人の骨軟化症を引き起こす可能性がある。

しかし、ビタミンD欠乏症の定義は何なのか、一日にどのくらい摂取すべきかについての科学的な論争はたくさんある。

7月、PHEは、肌に日光を浴びるとどのくらいビタミンDがつくられるかよくわかっていないので、誰もが一日に10mcgのビタミンDを食事から摂取することを目標とするべきであると発表した。

ビタミンDの多くは日光によって皮膚で作られる。しかし、冬場は英国の日光量の量は、ビタミンDを作るには弱すぎると考えられている。

ビタミンDは食物の中にもある。サーモン、サバ、ニシン、及びイワシの様な脂質の多い魚、赤身の肉、卵および朝食のシリアルやファットスプレッドにもビタミンDが加えられ、含まれている。

ビタミンDはどのように影響するのか?

もし、あなたがビタミンD欠乏症のリスクがないなら、食事と夏場の日光の組み合わせからで十分足りているだろう。

こちらで、皮膚がんのリスクなしに日光からビタミンDをとる方法を見てみよう。(http://www.nhs.uk/Livewell/Summerhealth/Pages/vitamin-D-sunlight.aspx

PHEは大人が秋冬に一日10mcgのサプリメントをとることを検討すべきだと言っている。一方、BMJの著者は、この勧告は多くの人々にとって不必要だと言っている。

しかし、10mcgは害がないように思えるし、個人の選択になる。マルチビタミンサプリメントからビタミンDを摂っていないかどうかも同時に確認すべきである。

次のグループの人々はビタミンD欠乏症のリスクが高い可能性がある。

・あまり外出しないひと。例えば、介護施設に住んでいるような人々。

・外に出るとき、肌の大部分を覆う人々

・アフリカ、カリブ、南アジア人種で黒い肌を持つ人々。

PHEはこれらの人々は、一年中サプリメントをとるべきだと推奨している。PHEはまた、妊娠女性、乳児、4歳以下の子供も、毎日サプリメントをとるべきだと言っている。

結論

では、誰が正しいのか?BMJレビューの著者の主張である、理想として、食事と適切に日光を浴びること組み合わせによって必要なビタミンDをすべて摂取できるということは確かに正しい。

彼らはまた、ふつうのビタミンDの値の人々がサプリメントをとることで効果があるという証拠はない、という点で正しい。

しかし、我々は理想世界に住んでいるわけではない。事実として、多くの英国の人々は、不健康な食生活であり、食生活はビタミンDが不足し、日光を十分に浴びていないのである。

賢明な選択は、推奨されるようにビタミンDのサプリメントをとることを考えることだが、同時に血中のカルシウムが蓄積する(高カルシウム症)を引き起こす、ビタミンDの過剰摂取の可能性にも注意するべきである。

高カルシウム症の危険な兆候や症状は食欲減退、吐き気、倦怠感、多尿である。

[] 公示

  • MS Bionic, Inc.は Megajex Natural Male Sex Enhancer Dietary Supplementを全国で自主回収

MS Bionic, Inc. Issues a Voluntary Nationwide Recall of All Lots of Megajex Natural Male Sex Enhancer Dietary Supplement

November 29, 2016

http://www.fda.gov/Safety/Recalls/ucm531176.htm

FDAの検査でタダラフィルシルデナフィルを検出。

  • Ultimate Body Tox は、Ultimate Body Tox PROが表示されていないシブトラミンを含むとしてリコール。

Ultimate Body-Tox Issues a Nationwide Voluntary Recall of Ultimate Body Tox PRO Found to Contain Undeclared Sibutramine

November 30, 2016

http://www.fda.gov/Safety/Recalls/ucm531190.htm

FDAの検査で表示されていないシブトラミンが検出された。

[]大麻合法化と規制に関する専門委員会の委員長と副委員長からの声明

Statement from the Chair and Vice-Chair of the Task Force on Cannabis Legalization and Regulation

November 30, 2016

http://news.gc.ca/web/article-en.do?mthd=advSrch&crtr.page=1&crtr.dpt1D=6676&nid=1162819

Anne McLellan委員長とMark Ware副委員長が以下のような声明を発表した

委員会が作業を完了したことを発表する。

我々の報告書は現在翻訳中で、両方の言語のものができたら大臣や一般向けに公表される。翻訳が終了するのは12月半ばと予想される

[]イミダクロプリドの再評価について意見募集

Consultation on Imidacloprid, Proposed Re-evaluation Decision PRVD2016-20

2016-11-29

http://www.hc-sc.gc.ca/cps-spc/pest/part/consultations/_prvd2016-20/index-eng.php

意見募集の一環として2016年12月15日にウェブセミナーを行う

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20161124#p1

[]CFIAはカナダの食品表示について第三段階の意見募集を開始する

The Canadian Food Inspection Agency Kicks Off Third Phase of Public Consultations on Food Labelling in Canada

December 1, 2016

http://news.gc.ca/web/article-en.do?nid=1164079

意見募集は2017年2月28日まで

[]論文

  • 米国の公衆は食品科学について分裂している

US public divided over food science

1-Dec-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/prc-upd112816.php

Pew研究センターの新しい調査によると、アメリカ人の食べ方が、個人の食べ方が食品と健康の関連についての信仰を反映するため、社会的、経済的、政治的摩擦の種になった。

新しい食品に関する分断は、オーガニックと遺伝子組換え食品の健康影響をどう評価するかに象徴される。1480人のアメリカ成人を調査したところ55%はオーガニック栽培された製品のほうが慣行栽培より健康的だと信じていて、両者に差はないと言う人は41%だった。

一方アメリカ人の39%はGM食品が他の食品より健康に悪いと考えていてGMと非GMに差がないという人は48%で、10%はGMのほうが健康によいという。

GM食品問題を深刻に考えている人は16%程度で、そのように感じる人はGM食品が健康に悪いと考えている可能性が高い。

さらに米国成人の18%は健康的で栄養のある食生活に特に注意しているという。この人達はオーガニック製品の方が慣行栽培された製品より健康的だとみなしている可能性が高い。

さらに若い人の方がオーガニックの方が健康によいと考える傾向が高い。GMが健康に悪いと考えるのも若い人の方が多い。

アメリカ人の31%ほどが社会的集まりのホストをするときにゲストが特別な種類の食品を要求することは少なくとも幾分かは迷惑だと言う。こうした感覚は健康的な食だろうとGMが心配だろうと関係ない。

多くのアメリカ人は健康長寿には健康的食生活と運動が重要だと信じているが実際の行動はそれとは一致しない。

健康と食事に関する矛盾するニュースが溢れていることについては、61%が常に新しい研究が理解を深めるから、と答えたが37%は食品と健康に関する研究は信用できないと答えた。

矛盾する研究についての報道への対応はその人の科学知識のレベルに依存する。科学知識のレベルが低い人は約47%が矛盾する研究から健康的な食生活が何かを知るのは難しいと回答したが科学知識の高い人は8%だけで、92%は健康的食生活の中核は変わっていないし良くわかっている、と回答した。

GM食品の研究をしている科学者への信頼は限定的である。科学知識の多い人は科学者を信頼している率が高い。

Alcohol intake associated with increased risk of melanoma

1-Dec-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/aafc-aia112916.php

Cancer Epidemiology, Biomarkers & Preventionに発表された研究によると、アルコール摂取は白人男女の侵襲性悪性黒色腫リスクの高さと関連する。全アルコールの摂取は1日1杯あたり14%の悪性黒色腫リスクの高さと関連した。白ワインが1日1杯あたり13%のリスクの高さと関連しビール、赤ワイン、リキュールは有意な影響はなかった。

  • ボディービルダーのナチュラルオイル注射に懸念

Concerns over bodybuilders injecting natural oils

1-Dec-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/b-cob113016.php

BMJ Case Reportsに報告された症例。25才の男性が数ヶ月間右腕が痛く動かないため来院した。超音波で調べたところ若い人には珍しい三頭筋破裂と、腕の筋肉に多数の嚢胞があった。彼はこれまでボディービルを4年間やっていてジムに週三回通っていた。彼は筋肉の見た目を良くするためにココナツオイルの注射などを行っていた。処方されたものではないインスリン、ビタミンB12注射、ステロイド、プロテインサプリメントを自分で摂っていた。これらの結果、発作や感染などの多数の有害反応をおこし一部は手術を必要とした。三頭筋破裂の修復手術は成功したが、彼は理想のボディイメージを達成するために安全でない行為を続けた。

ボディービルダーのステロイド使用はよく知られている。他にごま油やクルミ油、パラフィンなどのナチュラルオイルの使用も可能性がある。アラブや中東ではインターネットでナチュラルオイルをそのような目的で使うことはよく見られるが医学文献には情報がない。

ナチュラルオイルを自分で注射する事例の公式の報告は氷山の一角であろう、と医師は説明している。

(ボディービル業界は変なモノが流行るなぁ)

  • 調子が悪い時には「たくさん水分をとる」という助言にはあまり根拠がない

Not much evidence behind advice to 'drink plenty of fluids' when unwell

1-Dec-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/b-nme113016.php

BMJ Case Reports。59才女性が再発する尿路感染を治そうとして水を飲みすぎて低ナトリウム血症になった症例。

  • 自家製ハーブティーの混入物が女性を命に関わる状態にした

Mix-up over homemade herbal tea puts woman in life-threatening condition

1-Dec-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/b-moh113016.php

BMJ Case Reports。ハーブティーを作るのにコンフリーの葉と間違えてキツネノテブクロを使い、嘔吐、動悸、頭のふらつきで救急に来た63才の女性。友人から不眠にはコンフリーのハーブティーがいいと薦められ、地元の市場でコンフリーの葉を買ってお茶にして飲んだ。その数時間後から症状が出はじめた。不整脈だったが標準血液検査は正常だった。

特に春はコンフリーとキツネノテブクロは間違えやすい

論文に写真有り、pptスライドでダウンロードできる

Comfrey herbal remedy causing second-degree heart block: do not be outfoxed by digitalis

http://casereports.bmj.com/content/2016/bcr-2016-216995.full

(コンフリーも発がん性のピロリジジンアルカロイドを含むので薦められない)

  • プラズマザッピング工程でトランス脂肪のない大豆油製品ができる

Plasma-zapping process could yield trans fat-free soybean oil product

1-Dec-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/pu-ppc120116.php

Purdue大学の研究者らがトランス脂肪を作ることなく大豆油を水素添加して固化する工程を開発した。

その他

  • ダム建設がメコンの漁業を脅かす

Dam-building threatens Mekong fisheries

Richard Stone

Science 02 Dec 2016:Vol. 354, Issue 6316, pp. 1084-1085

ラオスやその近傍諸国が電力のためにメコン川やその支流にダムを建設することが食糧安全保証の危機となる。影響を減らすための方法が検討されている。

  • 何故テキサスが反ワクチンの主要戦場になっているのか

Scienceニュース

Why Texas is becoming a major antivaccine battlefield

By Kai KupferschmidtDec. 1, 2016

http://www.sciencemag.org/news/2016/12/why-texas-becoming-major-antivaccine-battlefield

テキサスのBaylor 医科大学の感染症研究者Peter Hotezは貧しい国の住血吸虫症などのような遠い国の子どものワクチンについて心配するのが主だった。しかし今は家の近くの子ども達の心配をしている。テキサスで予防接種をしていない学童の数が急速に増加している。不祥事をおこした反ワクチンの医師Andrew Wakefieldがテキサスの首都オースチンに店舗をひらき、政治的活動委員会がワクチン関連法案に圧力をかけているのだ。今やテキサスが反ワクチン運動の中心になっている。テキサスはまだ予防接種率は高いが、親の個人的信念によるワクチン拒否が2003年の2300から今年は既に44000になった。

Hotezには自閉症の娘がいて、Wakefieldによる保護者の恐怖をくいものにするやりかたには個人的にも関係がある。そしてDonald Trumpも何度も自閉症がワクチンのせいだとtwitterやインタビューで言っているのも心配の種である。

  • 不正行為の申し立てがマイクロプラスチックと魚の幼生についての論文を巡っての諍いに

ScienceInsider

Misconduct allegations fly in spat over paper on microplastics and fish larvae

By Martin EnserinkDec. 1, 2016

http://www.sciencemag.org/news/2016/12/misconduct-allegations-fly-spat-over-paper-microplastics-and-fish-larvae

Fredrik Jutfeltと Josefin Sundinが、 Scienceの6月3日号に掲載されたホットな環境問題についての論文を読んだとき、二人の研究者は直ちに何かがひどく間違っていると感じた。二人ともこの研究を行ったスウェーデンのUppsala大学の研究フェローであるOona Lönnstedtを知っていて、Lönnstedtがマイクロプラスチックが魚の幼生を害することを示したとする実験を行ったと言っている頃にGotland島のAr研究ステーションにいた。Jutfeltはノルウェー科学技術大学の准教授で、SundinはUppsala大学のポスドクで、二人ともLönnstedtがこんな複雑な実験をできたはずはないと信じている。

それから3週間ほどして二人はUppsala大学に「研究不正についての強い疑い」をもっていると報告し調査を要請した。彼らの文書は最初Retraction Watchに8月に掲載され、カナダ、スイス、オーストラリアの5人の科学者の署名があった。

今週Scienceがこの論文について「編集者による懸念の表明」を発表した。Lönnstedtとその管理者であるUppsala大学のPeter Eklövが結果の背景にある全ての生データを提供できなかったからである。Lönnstedtはデータはラップトップコンピュータに入っていて、それが論文の発表の10日後に彼女の夫の車から盗まれた、バックアップはないという。

しかし論文の行方はまだ極めて不明瞭である。8月31日にUppsala大学の3人の専門家委員会が予備的調査を完了し完全調査を助言した。委員会はSundinと Jutfeltの警告も批判していて、彼らの指摘の多くが「通常の学術上の議論の範囲内で、直接著者とやりとりできた」と書いている。しかしスウェーデンの中央倫理審査委員会による二つ目の調査が進行中である。Scienceの編集者Andrew Sugdenは最初この委員会の判定を待つつもりだった。しかし予想より時間がかかるので懸念を表明することにした。

問題の論文は広く報道された。

(以下長い。)

  • 皮膚がん発症率を減らすためサンベッドを禁止−ニュースから

SMC NZ

Ban sunbeds to reduce skin cancer rates – In the News

December 2nd, 2016.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2016/12/02/ban-sunbeds-to-reduce-skin-cancer-rates-in-the-news/

オタゴ大学の研究者らによる新しい研究が、ニュージーランドで日焼けベッドサービスを禁止することが皮膚がんを減らすのに役立ち事業や雇用には最小限の影響しかないと示唆する

New Zealand Medical Journalに本日発表された研究は全国の日焼けマシンサービスを提供している事業者の会計報告を含む。著者らはニュージーランドもオーストラリアに続いて商用のサンベッドを禁止し、その損害を補償し安全な廃棄を指示するべきだと主張する。

この研究がいくつかのメディアで報道された。以下リンク。

  • 水を飲みすぎた女性の症例研究への専門家の反応

SMC UK

expert reaction to case study of a woman who drank too much water

December 1, 2016

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-case-study-of-a-woman-who-drank-too-much-water/

BMJ Case Studiesが水を飲みすぎて低ナトリウム血症になった女性の症例を報告した。

King’s College London栄養と食事名誉教授Tom Sanders教授

これは膀胱炎の女性が極めて早く水を飲みすぎて低ナトリウム血症になった女性の症例報告である。このような状態は大量の水を短時間に飲んだときにのみおこる。1時間に750mL以下ではおこらない。NHSは膀胱炎の人には特別なアルカリ水やクランベリージュースではなく水をたっぷり飲むように薦めている。このことのメリット示すRCTの根拠はないものの、そのことだけでこの助言が間違っていることを意味しない。この報告を水をたくさん飲むようにという医師の助言が間違っていると解釈するのは間違いである。

Queen’s University Belfastの生理学Dunville教授Graham McGeown教授

感染症患者には通常脱水を防ぐために水分をとるよう助言される。特に熱があって汗が出るような場合には。この事例のように、やりすぎる場合もある。この女性は医師の助言を真剣に受け止め、短時間に数リットルの水を飲み危険なほど体液が薄まったようだ。

しかし24時間以内に1Lまでに飲む量を制限、あるいは全く飲まなければなおる。教訓は、医師はもっと具体的な助言をする必要がある、ということだろう。