食品安全情報blog RSSフィード

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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2017-09-01

お知らせ

国立医薬品食品衛生研究所の移転準備のため、

8月26日、27日 メール送受信 含めシステム停止となります。

http://www.nihs.go.jp/index-j.html

2017-08-18

[]意見

  • 鶏肥育協及び離乳子豚用FRA® Octazyme C Dry (α-ガラクトシダーゼ, α-アミラーゼ, エンド-1,3(4)-β-グルカナーゼ, エンド-1,4-β-グルカナーゼ, マンナン-エンド-1,4-β-マンナノシダーゼ, ペクチナーゼ, プロテアーゼ, エンド-1,4-β-キシラナーゼ)の安全性と有効性

Safety and efficacy of FRA® Octazyme C Dry (α-galactosidase, α-amylase, endo-1,3(4)-β-glucanase, endo-1,4-β-glucanase, mannan-endo-1,4-β-mannosidase, pectinase, protease, endo-1,4-β-xylanase) for chickens for fattening and weaned piglets

EFSA Journal 2017;15(8):4943 [2 pp.]. 2 August 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4943

飼料中に分析された酵素活性に主要な限界が確認されたため、対象種への安全性と有効性は結論できなかった。この添加物を与えられた動物由来食品の消費者に懸念は生じない。この飼料添加物の使用は環境へのリスクを引き起こさない。

  • エトフェンプロックスの既存MRLsのレビュー

Review of the existing maximum residue levels for etofenprox according to Article 12 of Regulation (EC) No 396/2005

EFSA Journal 2017;15(8):4964 [57 pp.]. 2 August 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4964

さらなる検討が必要。

  • 遺伝子組換えトウモロコシMON 87427 × MON 89034 × 1507 × MON 88017 × 59122及び起源に関わらない全ての組み合わせの食品及び飼料としての使用、輸入、加工のための認可申請EFSA-GMO-BE-2013-118についての科学的意見

Scientific Opinion on application EFSA-GMO-BE-2013-118 for authorisation of genetically modified maize MON 87427 × MON 89034 × 1507 × MON 88017 × 59122 and subcombinations independently of their origin, for food and feed uses, import and processing...

EFSA Journal 2017;15(8):4921 [32 pp.]. 1 August 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4921

この5イベントスタックトウモロコシは調べられた非GM参照種と同じように安全で栄養がある。

  • 遺伝子組換えトウモロコシMON 87427 × MON 89034 × NK603及び起源に関わらない全ての組み合わせの食品及び飼料としての使用、輸入、加工のための認可申請EFSA-GMO-BE-2013-117についての科学的意見

Scientific Opinion on application EFSA-GMO-BE-2013-117 for authorisation of genetically modified maize MON 87427 × MON 89034 × NK603 and subcombinations independently of their origin, for food and feed uses, import and processing submitted under...

EFSA Journal 2017;15(8):4922 [26 pp.]. 1 August 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4922

この3イベントスタックトウモロコシは偶発的に放出されても環境の安全上の懸念は生じない。この3イベントスタックトウモロコシは調べられた非GM参照種と同じように安全で栄養がある。

  • ホップのフルトリアホルの輸入トレランス設定

Setting of import tolerance for flutriafol in hops

EFSA Journal 2017;15(7):4875 [22 pp.]. 31 July 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4875

報告された農業慣習によるとフルトリアホルの使用による残留物の短期及び長期摂取は消費者の健康リスクを示しそうにない。だが、フルトリアホルはトリアゾールの化学グループに属するため、EC規則の枠組みでトリアゾール化合物に求められる確証データが評価されたらすぐにトリアゾール派生代謝物質(TDMs)の別のリスク評価を行うべきだと助言した。

  • 飼料中のゼアラレノンとその遺伝子組換え型の存在に関する動物の健康リスク

Risks for animal health related to the presence of zearalenone and its modified forms in feed

EFSA Journal 2017;15(7):4851 [123 pp.]. 31 July 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4851

暴露推定に基づき、ゼアラレノンを含む飼料の健康有害影響リスクは家禽には極端に低く、羊、犬、豚、魚には低いと考えられる。同じ結論がゼアラレノンとその代謝物の合計にも当てはまる。

[]卵のフィプロニル更新

Update on Fipronil in eggs

17 August 2017

https://www.food.gov.uk/news-updates/news/2017/16442/update-on-fipronil-in-eggs

我々はフィプロニルを含む可能性のある卵製品の追跡のための緊急対応を継続している。ほとんどの場合、同定された製品は期限を過ぎているが、残っているものは直ちに回収されている。本日まだ消費期限内の14の追加製品を含む回収リストを更新した。これらの製品の多くは食品製造業者やケータリング販売店に出荷されている。

公衆衛生にリスクとなる可能性はありそうにないままである。

回収製品リスト

https://www.food.gov.uk/sites/default/files/productswithdrawn17082017.pdf

(殺菌卵液、卵白、卵黄といった製品)

  • 卵のフィプロニル事件についてのQ&A

Q&A on Fipronil in eggs incident

https://www.food.gov.uk/sites/default/files/qafipronilineggs.pdf

フィプロニルとは?

フィプロニルは広範囲に使用される殺虫剤でダニ駆除剤である(昆虫やダニを殺傷するための)。犬や猫などのペットのノミ、シラミ、大型ダニ、ゴキブリ、小型ダニのような昆虫を退治するための動物用医薬品の使用がEUで認可されている。食品生産動物(家畜)への使用は認められていない。

フィプロニルはゴキブリ、アリ、シロアリに対する殺虫剤として使用される殺生物剤としても認可されている。食品が調理される表面や食品生産動物への使用は認められていない。

フィプロニルは各種土壌昆虫を管理するための農薬の有効成分としても使用されている;その使用は温室に蒔く種の処理に制限されている。

どうして卵にフィプロニルが入った?

卵のフィプロニル残留物の存在についての最新状況は、オランダの農場で食品生産動物(鶏)の寄生虫を退治するために化学物質が違法に使用されたことによると考えられている。違法行為によりこれらの動物から生産された卵と鶏肉(産卵が終わった鶏の肉)にフィプロニルが検出された。加盟国当局はこの問題を調査し、多くの逮捕者が出た。

FSA とFSSは影響を受けた農場から英国に入って来た卵についてどう対応した?

影響を受けた加盟国当局は関係した農場から他の加盟国への輸出を止めた。いくつかの卵はすでに関係した農場から英国に入っていた。私達はフィプロニルの存在が全ての卵のバッチに確認されていなかったので「関係した農場」という表現を使用しているが、加盟国の当局はそれらの農場で認可されていないフィプロニルが使用されていたのではないかと疑っている。

FSAとFSSは関係した農場からの卵を含む製品を確認するために企業や貿易会社と共に作業し、販売中の製品を回収して、生産履歴管理調査を行っている。

FSA と FSSは欧州委員会と共に作業し、他の加盟国の調査で明らかになった追加情報を更新している。

調査は続いており、FSA と FSSは更新情報を提供し続ける予定である。

これらの卵やこれらの卵を含む製品を食べた場合、健康へのリスクは?

FSAのリスク評価に基づき、公衆衛生リスクは極めて低い。

影響を受けた卵の数は毎年英国で消費される卵の数パーセントのほんの一部に相当する。これらの卵のサンドイッチやサラダなどの加工製品の成分としての使用方法を考えると、ヒトの健康リスクはありそうもない。

消費者が懸念する必要はない。卵や卵を含む製品を避けたり、卵や卵を含む製品を食べたり調理したりする方法を変えたりする必要はないと私達は助言する。

妊婦など傷つきやすい集団の健康に影響を与える食品中のフィプロニルのリスクは?

FSAのリスク評価は妊婦、子供、健康脆弱集団を考慮に入れていて、安全上の懸念は確認されていない。

欧州の調査中に見つかった卵で検出された最大量のフィプロニルを含むことを想定しても、ヒトのフィプロニル摂取は、妊婦を含むすべての人口集団を保護する国際的に同意した安全量内にとどまる。

妊娠している消費者が懸念する必要はない。卵や卵を含む製品を避けたり、卵や卵を含む製品を消費する方法を変えたりする必要はないと助言する。

卵を食べたり調理したりすることに関する助言は?

入手可能な証拠に基づき、卵や卵を含む製品を避けたり、卵を摂取したり調理したりする方法を変える必要はない。

鶏肉は影響を受けている?

ベルギーとオランダの卵と鶏肉の両方に関係した農場が制限されていることは承知している。今日までベルギーの鶏肉検査でフィプロニルは検出されていない。私達の調査は緊急課題として続き、この検査計画にしっかり従って関係した農場からのニワトリや鶏肉が英国に販売されたかどうかについて情報収集している。今日まで英国に入ってきた鶏肉に懸念は確認されていない。

[]フィプロニルで汚染された卵の摂取に関する健康リスク評価

Health risk assessment concerning the consumption of eggs contaminated with fipronil

17/08/2017

https://www.anses.fr/en/content/health-risk-assessment-concerning-consumption-eggs-contaminated-fipronil

ANSESは本日ベルギーとオランダの農場で不正に使用された殺虫剤及びダニ駆除剤の有効成分フィプロニルで汚染された卵の摂取に関する健康リスク評価の結果を発表した。フィプロニルの毒性に関する入手可能なデータと、ベルギーとオランダの農場で現在観察されたフィプロニルの濃度を踏まえ、またフランス人の摂取習慣を考慮して、健康影響の発生リスクはかなり低いと思われる。

7月20日にベルギー当局は欧州委員会に、ベルギーとオランダの農場由来の卵と産卵鳥の肉にフィプロニルが検出されたと伝えた。これらのフィプロニル残留物の存在は家禽の赤いシラミを処理するためにフィプロニルを不正に使用したことに関連している。フィプロニルはペットの動物用医薬品の駆虫薬として認可されているが、製品摂取を目的とした家畜動物の治療には認可されていない。

これに関してANSESは2017年8月7日に、フィプロニルで汚染された可能性のある消費目的の卵の摂取によるヒトの健康へのリスクを科学的及び技術的に支援するための 農業・健康・消費者問題省からの正式要請を受けた。

フィプロニルの毒性

フィプロニルは中程度の毒性がある。フィプロニルを含む製剤への急性暴露を受けたヒトで観察される影響は一般的に軽度である。

摂取した時に生じる恐れのある影響は、フィプロニルの作用機序と実験データを考慮すると、神経毒性影響と、特に痙攣である。だがこの種の影響は、トキシコビジランスミッションの枠組みでフランスの中毒対策センターが記録しているフィプロニルを基にした製品を直接誤飲したケースでは観察されていない。国際的な文献で確認された数少ない痙攣の観察結果は、この種の製品を多量に摂取したことに関連している。急性参照用量の約10倍の用量では、子供を含み主に消化器症状で、軽度で回復する症状だけである。

フィプロニルへの繰り返し暴露は憂慮すべき影響はなく、軽い局所兆候だけを示している。

汚染された卵の摂取に関する健康リスク評価

国家食品摂取研究の枠組みでANSESが集めたデータに基づいて、リスク評価では急性リスク無しに一回に摂取できる卵の最大量を確認した。この評価は様々な年齢で行い、欧州で最近報告された汚染された卵のフィプロニルの最大濃度に基づく (1.2 mg/kg卵)。これを基本として、消費できる卵の最大数は1日当たり1(1〜3歳の子供には)〜10個(成人には)とさまざまである。

平均体重(kg) 最大濃度(mg/kg 卵) 卵の数

成人 70 1,2 ≤ 10

11歳〜17歳の子供 54 1,2 ≤ 8

3歳〜10歳の子供 25 1,2 ≤ 3

3歳の子供 14.5 1,2 ≤ 2

1歳〜3歳の子供 12.4 1,2 ≤ 1

Nombre d’œufs pouvant être consommés pour que l’exposition reste inférieure à la valeur toxicologique de référence aiguë (ARfD de 0,009 mg/kg pc)

(表の説明はフランス語のまま)

慢性リスクの定量評価は行わなかったが、卵と家禽肉への最大残留基準(MRLs)は既に存在する。これらの値に従うことで懸念される物質への繰り返し摂取が引き起こすリスクを防ぐだろう。

フィプロニルによる鶏肉の汚染が今までのところ報告されていないため、この評価は汚染された卵の摂取にのみ関係している。だが、ANSESはこの可能性を調査している。処理された産卵鳥の筋肉について欧州レベルで分析が行われていて結果は以下のようである。分析されたサンプルに観察されたフィプロニルの最大濃度は0.175 mg/kg筋肉だった。これらの知見を考慮して、この肉が摂取された場合、急性毒性参照用量を超えるためには成人では一回で汚染された家禽肉数キロを食べなければならない(子供は1キロ食べなければならない)。

結論として、ANSESに確認された汚染された卵や鶏肉の最大摂取量が超過する場合にはリスクを除外できない。だが、汚染された製品に現在観察されているフィプロニルの濃度に照らして、そしてこの物質のハザードの特性を考慮して、健康影響の発生リスクはかなり低いと思われる。

ANSESの助言

ANSESは最初に最大残留基準(MRL)を超えるフィプロニル濃度の製品を販売してはならず、市場から回収するべきだと繰り返している。

汚染された卵や卵製品を含む可能性のある調理食品のフィプロニルの汚染濃度に対策をする場合には、これらの食品の卵や卵製品の希釈要因を考慮して結果をMRLと比較する必要があるだろう。

汚染された、あるいは汚染されている可能性のある家禽、卵、卵製品を排除する必要がある場合には、実施される工程がフードチェーンの二次汚染をおこさないよう保証する必要がある。

[]妊娠中の抗菌が「有害である」という報道は根拠がない

Behind the headlines

Reports that antibacterials in pregnancy are 'harmful' unfounded

Monday August 14 2017

http://www.nhs.uk/news/2017/08August/Pages/Reports-that-antibacterials-in-pregnancy-are-harmful-unfounded.aspx

「妊娠している女性に警告、抗菌石鹸を使用しないこと!製品中の化学物質が子供を肥満にし発育を妨害する可能性がある」は不安を抱かせるが、全く根拠がないMail Onlineの見出しである。

米国の研究者は、以前その抗菌特性のために幅広く石鹸やローションに使われた化学物質のトリクロカルバン(TCC)を妊娠マウスに暴露すると、胎盤や母乳を通して子マウスに移行するかどうか確認しようとした。

研究者は毎日母親マウスの飲み水にTCCを加え、子マウスの発育を短期間及び長期間調べた。研究者は物質が胎盤に、さらに母乳にも入り込むことを発見した。暴露した子マウスは脳が小さく太っており、特に雌の子は脂肪が多かった。研究の著者はTCCは廃水の一般的な汚染物質であると述べているが、ヒトは廃水を習慣的に飲んだり、抗菌ローションを飲んだりしない。

たとえヒトが同量のTCCを飲んだとしても、ヒトの胎児や新生児にどんな影響があるかを述べるためにこの知見を利用することはできない。それゆえこの研究から妊娠中の抗菌石鹸の使用が子供を肥満にするという結論を出すことはできない。

それでもやはり、TCCと、類似化合物トリクロサンは今年初めに報告したように、既に米国において禁止されておりヨーロッパでも消費者の製品から段階的に廃止されつつある。

子供の肥満はたくさんの原因によって引き起こされるので、たった1つの化学物質が子供を「肥満」にするということはありそうにない。

[]「太っているが健康」の人はやはり心臓疾患のリスクがある可能性がある

'Fat but fit' people may still be at risk of heart disease

Tuesday August 15 2017

http://www.nhs.uk/news/2017/08August/Pages/Fat-but-fit-people-may-still-be-at-risk-of-heart-disease.aspx

「『健康だが太っている』の概念は神話である、と研究者は言う」欧州全体の研究で体重、代謝の健康及び心疾患の関連の調査終了後、ITV Newsは報道している。

「太っているが健康」という言葉は過体重や肥満体の人だがメタボリック症候群の症状が何もない人を表すのに使用される。

メタボリック症候群は肥満のよくある合併症で、症状は高コレステロール、高血圧及び血糖値のコントロールができないこと(インスリン耐性)を含む。

研究は17,640人を対象とした。体重はそれぞれの肥満度指数(BMI)を計算するために使用され、それぞれの代謝健康を判定するために様々な検査が行われた。その後心疾患の発症を調べるために12年間追跡された。

知見は代謝健康にかかわらず、BMIは心疾患の独立したリスク要因であることを示した。

代謝的に健康である肥満の人、「太っているが健康」は、代謝的に健康である通常体重の人に比べて28%心疾患のリスクが高かった。

しかし、代謝のリスク要因はやはり心疾患の最も高いリスクのようである。通常の体重だが代謝的に健康でない人は心疾患のリスクが2倍以上であった。というわけで通常体重であるにもかかわらず、彼らのリスクは実際「太っているが健康」な人より高い。

いいニュースはいくつかのライフスタイルの変更でメタボリック症候群を予防、または治療でき、かつ心疾患のリスクを減らすことができるということである。

これは喫煙者なら禁煙し、定期的な運動をし、健康的な食事をし、健康な体重になるよう努力し、アルコールを減らすことである。

[]マーマイトに含まれるビタミンB3は流産を予防するとは証明されていない

Vitamin B3 found in Marmite not proven to prevent miscarriage

Thursday August 10 2017

http://www.nhs.uk/news/2017/08August/Pages/Vitamin-B3-found-in-Marmite-not-proven-to-prevent-miscarriage.aspx

「好きであろうと大嫌いだろうと、マーマイトは世界中の何百もの流産、出生異常を予防するのに役立つことだろう」というのはDaily Telegraphの過度に楽観的過ぎる見出しである。

このニュースは出生異常のある子供を持つ4家族のみの研究に基づいている。そのうち3家族は流産も併せて経験していた。研究者は家族のDNA配列を決定し、そのすべての子供が体内のニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)と呼ばれる物質の合成と循環を阻害する類似の変異を持っていることがわかった。NADは身体によって細胞情報伝達のために使われる。ナイアシンとしても知られているが、ビタミンB3はNADの産生を刺激すると考えられている。

同様の変異を持つようつくられたマウスで、かつ流産や欠陥のある子マウスを持つマウスはビタミンB3のサプリメントを与えられた。すると健康な子マウスを産むようになった。

理論的にはビタミンB3サプリメントはB3欠乏の妊娠している女性や妊娠を予定している女性にとっては効果的かもしれない。

しかし、研究者はこれを調べず、4家族の珍しい遺伝的変異とマウスでの再現しか調べていない。女性の妊娠への影響は研究されていない。

すべての妊娠している女性にビタミンDと同じように、ビタミンB3サプリメントの摂取を開始するよう推奨するのは確実に時期尚早である。

ビタミンB3について心配があれば、摂取を安全に増やす1つの方法はマーマイト(またはべジマイト)、鶏肉及びグリーンピースのようなものを食べることである。

不幸なことではあるが、流産や出生異常の発生の理由はたくさんあり、その多くは現在避けられないものである。

[]フィプロニル汚染食品のより長期摂取による健康リスクの初期予備的評価

Initial preliminary assessment of the health risks posed by longer-term consumption

of foods contaminated with fipronil

BfR Communication No. 021/2017 of 11 August 2017

http://www.bfr.bund.de/cm/349/initial-preliminary-assessment-of-the-health-risk-posed-by-longer-term-consumption-of-foods-contaminated-with-fipronil.pdf

現在入手可能な情報に基づき、BfRはフィプロニルの違法使用が相当期間行われていたとみなしている。このためリスクを評価するにはより長期のフィプロニル汚染食品摂取について検討する必要がある。

初期予備的推定では平均一日摂取量を決めた。多数の非常に保守的な仮定に基づき消費者のリスクを推定したため、実際の消費者リスクはここで推定されたものより相当低いだろう。

ドイツと欧州の摂取量データ(NVS II ModelとEFSA PRIMo(Ver.2))に基づき、フィプロニルを含む鶏卵や鶏肉、それらを使って作った加工食品を含む、を摂取することによるADIの(0.0002 mg/kg 体重/日)を超えることはない。現在のフィプロニルの知見からはドイツ集団では子どもと成人でそれぞれADIの76%と24%、欧州グループでは最大74%である。

ADIは消費者が毎日一生涯に渡って何ら認識可能な健康リスクがなく摂取できる量である

[]EUからの輸入卵販売保留

Imported EU eggs withheld from sale

August 14, 2017

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2017/08/20170814_223042.shtml

食品安全センターは消費の安全が検査で確認されるまでヨーロッパから輸入した卵の販売を保留にする。オランダの卵に殺虫剤のフィプロニルが検出されたためである。

[] RIBENA® Concentrate の自主回収

Voluntary withdrawal of RIBENA® Concentrate

15 August 2017

http://www.ava.gov.sg/docs/default-source/default-document-library/food-alert_voluntary-withdrawal-of-ribena-concentrate.pdf

サントリービバレッジ&フード シンガポールは、品質点検にてボトル詰め機械に不具合が確認され空気が入って賞味期限内に変質するおそれがあるため、RIBENA® Concentrateの特定のバッジを予防措置として自主回収。製品写真あり。

[] リコール

  • Psychotic by Insane Labz (2017-08-11)

Psychotic by Insane Labz (2017-08-11)

August 16, 2017

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2017/64256r-eng.php

ヘルスカナダはInsane Labzの未承認のサプリメント「Psychotic」はカフェインそのほか刺激成分(ホルデニン、フペルジン、アレコリン)を含み、健康に深刻なリスクを与える可能性があるとしてリコール。

  • トロントの4店舗で押収された未承認の精力剤は健康に深刻なリスクを与える可能性がある。

Unauthorized sexual enhancement products seized at four Toronto retail locations may pose serious health risks

August 17, 2017

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2017/64178a-eng.php

ヘルスカナダはトロントの4店舗で押収された未承認の精力剤はシルデナフィルタダラフィル、アミノタダラフィル、ヨヒンビンを含み健康に深刻なリスクを与える可能性があるとして注意を呼び掛けている。製品写真あり。

  • Scarborough と Etobicokeのアダルトストアで押収された未承認の「ポッパーズ」及び精力剤は健康に深刻なリスクを与える可能性がある。

Multiple unauthorized "poppers" and sexual enhancement products seized from Scarborough and Etobicoke adult stores may pose serious health risks

August 17, 2017

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2017/63738a-eng.php

ヘルスカナダはScarborough と Etobicokeのアダルトストア2店舗で押収された様々な未承認の「ポッパーズ」及び精力剤は亜硝酸アルキル、ダポキセチン、DHEA、プレグネノロン、シルデナフィルタダラフィル、アミノタダラフィル、ホモシルデナフィル、チオシルデナフィル、ヨヒンビンを含み健康に深刻なリスクを与える可能性があるとして注意を呼び掛けている。製品写真あり。

  • 外国製品警告: Dragon Power (Yong Gang Tablets), Jinqiangbudor Red Dragon Tablets, Love Zen 3000, Macho Man 3000, Man of Steel, Man of Steel 2, Monster X 1350, Nutriline Bluvelle, Own the Knight 1750, Royal Master 1500, Slimming Capsule - Reduce Fat, Super Panther 7K, Triple Miracle Zen Plus 1200mg, Triple Premium Zen Gold 1300mg, Triple X 2000, XXX Zone Platinum, Xzone Gold

August 15, 2017

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2017/64250a-eng.php

他国の検査において、表示されない成分(ダポキセチン、フェノールフタレインシブトラミンシルデナフィルタダラフィル)が検出された。製品写真あり。濃度の記載なし。

[]トップページが卵

http://www.mfds.go.kr/index.jsp

(大騒ぎになっている

ピリダベン、フィプロニル、ビフェントリン、エトキサゾール、フルフェノクスロンが検出されている)

[]新しい肥満政策研究ユニットに500万ポンド投資

£5 million investment for new obesity policy research unit

18 August 2017

https://www.gov.uk/government/news/5-million-investment-for-new-obesity-policy-research-unit

新しいユニットは子どもの肥満の原因を探り子どもの肥満対策を支持する

保健省はUniversity College Londonの新しい肥満政策研究ユニットに500万ポンド投資すると発表した。

[]世界をリードする子ども肥満計画の次の段階発表

Next stage of world-leading childhood obesity plan announced

18 August 2017

https://www.gov.uk/government/news/next-stage-of-world-leading-childhood-obesity-plan-announced

PHEは根拠を検討しガイドラインを作りカロリー削減の進行状況を緊密に監視する計画を発表

調理済み食品、ピザ、バーガー、スナック、サンドイッチなどの食品のカロリー削減などを監視するだろう。過去数年、多くの食品で砂糖の量が減った。砂糖以外に由来するカロリーを減らすことも肥満対策にとって重要である。

[]論文

  • フィールドからの報告:戸外で堆肥ガスに暴露されたあとの農場労働者の死亡−ウィスコンシン、2016年8月

Notes from the Field: Death of a Farm Worker After Exposure to Manure Gas in an Open Air Environment — Wisconsin, August 2016

CDC MMWR / August 18, 2017 / 66(32);861–862

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/66/wr/mm6632a6.htm

2016年8月15日、午前6:30頃、ウィスコンシンの牛農業のそれまで健康だった29才男性従業員が1.4 エーカーの堆肥保存地域周辺の戸外(写真)で死亡しているのが発見された。他の従業員が発見して6:50に検視官により死亡が確認された。近くの小屋では牛が13頭死んでいた。他に3頭が苦しんでいて安楽死させた。農場主によると、犠牲者は午前3時にトラクターで堆肥をかき混ぜていた。それはその後農地に撒く予定だった。当時の気温は11.6-12.5℃、風はなく、その前の週は26.7-30.6℃と平均より高い気温だった。

最初死因はメタンガスとされたがウィスコンシン大学の農場安全性専門家が血中の硫化水素暴露の根拠を調べるように助言した。その結果血中チオ硫酸濃度が9.2 μg/mLと、致死的濃度の硫化水素に暴露されたことを示した。牛の死亡も硫化水素が原因と推定される。

2016年9月26日に大学職員が硫黄の発生源を確認しに農場を訪問した。牛に餌として与えられていたトウモロコシからエタノールを作る時の副産物であるdistiller’s シロップに乾燥重量あたり1.53%の硫黄が含まれていた。牛の栄養士からの助言で、硫黄摂取量が多いことによる神経疾患を予防するためにチアミンサプリメントを与えていた。牛の栄養参照摂取量では餌中硫黄は上限で固形物の0.3%で十分な量は0.15%、この農場では0.44%だった。

堆肥の貯蔵でよくおこるメタンによる窒息は通常閉鎖環境に長くいる場合である。この事故は戸外でおこっていることが珍しい。気候や環境条件が地上の硫化水素濃度の蓄積につながった可能性がある。堆肥貯蔵場所の近くでは有毒ガスの監視と適切な酸素濃度が重要である。

  • 研究者らは大きな肉付きの良いトマトを作る遺伝子を記述

Researchers describe gene that makes large, plump tomatoes

17-Aug-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-08/p-rdg081017.php

PLOS Geneticsに発表された論文で、Georgia大学のEsther van der Knaapらがトマトの栽培化の過程でおこった細胞サイズ調節因子遺伝子の突然変異について記述した。

最初にヒトが野生のトマトを栽培し始めたときから数千年、現在販売されているトマトは古代のものに比べて1000倍も重い果実をつける。重さを増やす原因となったのはCell Size Regulator(CSR)遺伝子の変異を同定した。

(古代人が見たら今のトマトは「不自然だ」って言うのかな)

その他フィプロニル関連ニュース

  • EUの規制機関でも食品スキャンダルを根絶できない

Even EU Regulators Can't Stamp Out Food Scandals

by Therese Raphael  2017‎年‎8月‎17‎日‎

https://www.bloomberg.com/view/articles/2017-08-17/even-eu-regulators-can-t-stamp-out-food-scandals

メラミン入り中国産ペットフード、ダイオキシン汚染のあるベルギー産豚肉や牛肉、そしてウマ肉入りビーフバーガーを覚えている?今回はオランダの卵。

繰り返す食品スキャンダルは、公衆衛生上の脅威とはならなくても気味が悪い。今回の卵の件は世界中で最も細かく規制を行っているEUですら食品供給を守るのに苦闘するという不安な教訓を示す。

詐欺師は殺虫剤が入っていることを鶏農家に隠していて先週二人の男性が逮捕されオランダとベルギーの会社が捜査中である。

フィプロニルは中程度の有害性で、成人が病気になるには大量の卵を食べなければならないだろう。しかし欧州は農場から食卓までの保護にプライドを持っているので、これがビッグニュースである。

(中略)

否定、批判、そして対応の遅れはいつものことである。

ある意味米国は今回はラッキーだった。問題の赤いダニは「放し飼い」の養鶏で大きな問題になる。米国では放し飼いの卵は13%程度しかない。さらに多くの欧州の養鶏場は独立系で清掃や殺菌を外部に委託しているが米国では大規模総合生産者が全てを自前で行っている。

米国の生産者はこれまでずっと米国産家禽製品は欧州の食卓にふさわしくないと言われてきたので欧州での卵のリコールにまんざらでもない気持ちを抱くアメリカ人もいるだろう。米国は世界第二位の家禽製品輸出国である。

米国の大規模生産システムではフィプロニルタイプの詐欺は起こる可能性が低い。しかし小規模養鶏業者はフィプロニル製品を使っているという話が多い(米国でも違法)。多くは趣味で鶏を飼っている人たちであるが一部は誰かのオムレツになるだろう。どのくらいの量かはわからない。

欧州では欧州委員会が調査を約束している。コミュニケーションの改善が図られるだろう。しかし食品偽装や詐欺は昔からある。今日の国際供給網を考えると、どんなに規制を厳しくしてもリスクはゼロにはならないだろう。

(そもそもオーガニックだの地元小規模生産者だの、食品安全を毀損するものを無理矢理くみいれてるから規制が面倒になってるだけなので。ナチュラルがいいならカビ毒も虫も病気も受け容れないとおかしい。自然状態で病気がないのが当たり前なわけないので。

なおアメリカでは個人が趣味で裏庭で鶏を飼うのが流行していてトリインフルエンザとの関連で問題視されていた。)

  • 汚染卵スキャンダルがドイツで政治紛争に

Tainted egg scandal sparks political row in Germany

‎2017‎年‎8‎月‎17‎日

https://www.euractiv.com/section/agriculture-food/news/tainted-egg-scandal-sparks-political-row-in-germany/

ベルリンが合計1070万個の卵と言う一方でLower Saxony州の農業大臣は3500万個の汚染卵がこの州だけでオランダから入ったという。緑の党の州知事Christian Meyerはベルリンを問題を過小評価していると非難する。国レベルでは保守CSU党のChristian Schmidt農業大臣がMeyerの主張を否定し、9月の国の選挙と10月の州の選挙を控えて政治問題にしていると批判した。「消費者の恐怖を選挙キャンペーンに使うべきではない」

  • 女王の供給者が有毒卵スキャンダルに:食品監視機関から液状製品の回収を命じられた5社のうちの一つ

Supplier to the Queen is caught in toxic egg scandal: Firm is one of five forced to withdraw liquid products by food watchdog

http://www.dailymail.co.uk/news/article-4801070/Supplier-Queen-caught-toxic-egg-scandal.html

Foodspeed社が液状卵製品をFSAにより回収を求められた。この会社がバッキンガム宮殿に製品を提供している御用達だった。

(ワイドショー大歓迎の王室ネタと政治ネタ。メディアは大喜びだろう−事態の解決には全く役にたたない、邪魔なだけだろうけれど)

  • ヨーロッパにフィプロニル汚染卵スキャンダルへの専門家の反応

SMC UK

expert reaction to fipronil-contaminated egg scandal in Europe

August 17, 2017

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-fipronil-contaminated-egg-scandal-in-europe-3/

Queen’s University Belfast食品安全部長Chris Elliott教授

フィプロニルスキャンダルは欧州だけでなく世界の多くの部分へ拡大しつづけている。英国の新しい回収製品リストは、FSAがオランダ当局から受け取った新しい情報に基づくものだろう。これらの製品は食品安全上のリスクがではなく、回収はEUの法に違反しているためである。このスキャンダルは、今日の食品サプライチェーンの複雑さにより、汚染成分の含まれる食品の追跡がいかに難しいかというもう一つの事例だろう。

Imperial College London生化学薬理学教授Alan Boobis教授

英国の加工食品の一部からフィプロニルが検出された。しかしみつかった最大のものでも、卵を含む製品をたくさん食べている人でもEFSAの許容濃度を超えない。たとえ何千倍量を食べても長期影響はない。EFSAとFSAは事態を慎重に監視している。英国市場に到達した卵製品に見つかった汚染の程度から、消費者が心配する理由はない。

Lancaster大学環境化学准教授Crispin Halsall博士

大局的にみると、市販ののみ取り製品を使っている犬の飼い主のほうが卵含有製品消費者よりフィプロニルに暴露されているだろう−特に予防的対策に従わず製品使用後に手を洗わない場合には。

その他

  • 科学が言う:DNA検査結果は健康習慣を変えないだろう

Science Says: DNA test results may not change health habits

By Malcolm Ritter、 Aug 17, 2017

http://www.cbc.ca/news/health/dna-testing-1.4251280

健康に役立てようとDNA検査結果に賭けないように

最近疾患リスクについてのDNA検査が米国で拡大している。通常病気のDNA検査は病気になりやすい遺伝的要因を評価する。それは病気になるかどうかを正確に予想するわけではない。遺伝的リスクは病気の全体リスクのほんの一部に過ぎない。一部の病気はたったひとつの遺伝子の異常が原因だが、よくある病気は複数の遺伝子に影響されそれらは個人のリスクをほんの少ししか変えない。DNA検査を受けた人の行動変化についての研究結果は一貫していない。人が健康習慣を良く変えるのは非常に難しい

  • 骨の健康のための食事とサプリメント

Diet and Supplements for Bone Health

by Berkeley Wellness | August 16, 2017

http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/nutrition/article/diet-and-supplements-bone-health

何百万人ものひとが骨を強く維持し骨折リスクを減らすためにカルシウムサプリメントを摂っている。近年、カルシウムサプリメントは効果が無く心臓に悪いかもしれないという研究のため、止めようと思っている人もいるだろう。我々は何度もカルシウムと心疾患の関連についての研究を検討してきたが確実な根拠はみつからなかった。そして最新の研究では骨にとってのメリットを確認した。ここにまとめる。

(略)

カルシウムについてすべきこと

・50才以上の女性あるいは70才以上の男性は1日1200mg、もっと若い人は1000mgカルシウムを目指そう。健康で適切なビタミンDを摂っていて健康的な食生活の人では800mgでもいいかもしれない

・できる限り食品からカルシウムを摂ろう。主な摂取源は乳製品だが、缶詰魚のような骨ごとたべる魚、濃い緑の葉物野菜、多くの豆腐なども良い。

・食事から十分摂れない人は強化食品やサプリメントが不足を補えるだろう

・サプリメントから摂る量は1000mgを超えないように

・甲状腺ホルモンや副腎皮質ステロイド、テトラサイクリン、鉄錠剤などを使用している人は医師に相談すること。H2ブロッカーやプロトンポンプ阻害剤などはカルシウムの吸収を妨げるのでより多く摂る必要がある。

(以下略)

(豆腐のカルシウムって食品添加物由来だよねぇ・・何故か添加物目の敵にしている人たちからも持て囃されるけれど)

  • Trumpの最初の科学優先課題リストは気候を無視−そして自身の予算要求とも違う

Science

Trump’s first list of science priorities ignores climate—and departs from his own budget request

By Jeffrey MervisAug. 17, 2017 ,

http://www.sciencemag.org/news/2017/08/trump-offers-his-first-list-science-priorities-and-it-s-america-first

Donald Trump大統領は「アメリカを再び偉大にする」というキャンペーンの約束を最初の連邦科学技術予算青写真に翻訳した。ホワイトハウスが発表した4ページのメモは、国の機関は国防と国境の安全保障、経済、「エネルギー優位性」、公衆衛生向上強化のための研究を強化するように言っているが追加の予算は使わずに目標を達成するよう言う。さらに基礎科学に投資しその結果を速やかに企業に譲るべきと言う。

このメモはホワイトハウスの行政予算管理局OMBと科学技術政策局OSTPが共同で毎年出すもので通常はあまり変わらない。しかし今回はTrump政権による初のもので、ホワイトハウスに科学アドバイザーとOSTP部長がいない状況で出された。

(以下説明や反応。)

2017-08-17

[]ASA裁定

ASA Ruling on Bio-tiful Dairy Ltd t/a Bio-tiful Dairy

16 August 2017

https://www.asa.org.uk/rulings/bio-tiful-dairy-ltd-a17-387883.html

ケフィアKefirドリンクの「その昔、コーカサス山の人々は天然に消化と免疫を強化する魔法の飲み物を発見しました。彼らはそれを「長生き」を意味するケフィアと名付けました。彼らはそれを大切にし2000年秘密にしておきました。それを我々が提供します、さあどうぞ」という宣伝に対して、栄養健康強調表示違反ではないかという疑義が提示された。健康強調表示は認可されたものしかできない。「消化と免疫強化」は未承認健康強調表示なので違反。「長生き」もKefirの意味が長生きであることが事実であろうとなかろうと、文脈上この製品が健康に良いというふうに理解されるので認可が必要。

(仄めかしもダメという厳しい判断)

[]年次報告書

COT/COM/COC Annual Report 2016

Last updated: 10 August 2017

https://cot.food.gov.uk/cotreports/cot/com/coc-annual-report-2016

COT/COM/COCの年次合同報告書26号

https://cot.food.gov.uk/sites/default/files/cotannualreport2016.pdf

COTの評価

乳幼児用食品中のアクリルアミド、アルミニウム、ヒ素、ヘキサブロモシクロドデカン類、鉛、PBDEs、ヒスタミン、アトピーや自己免疫疾患と加水分解牛乳ミルク、刺激性スプレー、アレルギー誘発性食品の離乳食導入時期、

COM

ヒト生殖能力調査における生殖細胞DNAの完全性評価に使われる試験法、生殖細胞有害亜アウトカム経路、パラクロロアニリンの遺伝毒性、エピジェネティクス、遺伝毒性データ評価のための定量的アプローチ

COC

アルコールとがんリスク、作用機序とヒトへの妥当性枠組み開発、フレイルティとがん

など

[]Latelineに反応−医療用大麻へのアクセス

Responding to Lateline - accessing medicinal cannabis products

17 August 2017

http://www.tga.gov.au/behind-news/responding-lateline-accessing-medicinal-cannabis-products

2017年8月16日のLateline(テレビ番組)で、カテゴリーB特別アクセス計画で認可をもらうための手続きが煩わしすぎるために患者が医療用大麻の闇市場に手をだしていると主張された。この計画は何年も運用されていてTGAは年に2万以上の認可を出している。明確に、これは患者のニーズを満たし効果的に機能している。

大麻の処方が少ないのは何故か?答えはLateline自身が語っている。「ヒトでの根拠がほとんどないから」

オーストラリアは根拠に基づいた医療システムを運用している。それが最良の医療を提供し、そして重要なことは患者を保護する。安全性を含む根拠の無さは、それを適切な監視無しに提供するのは不適切であるということを意味する。医療用大麻は安全性も有効性も品質も十分評価されていないので第一選択肢ではない。

TGAは闇市場に手を出す患者については非常に心配している。過去の検査の結果はそれらは必ずしも宣伝されているようなものではなく、危険な量の汚染物質やその他薬物が含まれる。患者は最良の、合法的治療法を選ぶため常に医師に相談すべきである。

(マスコミは大麻の宣伝に余念がない。メディアこそ「暴走する強大な権力」で多くの人々を苦しめているのだが)

[]新しい報告書はマイクロバイオーム、室内環境、ヒト健康の関係をより良く理解するための研究課題の概要を示す

New Report Outlines Research Agenda to Better Understand the Relationship Among Microbiomes, Indoor Environments, and Human Health

Aug.16, 2017

http://www8.nationalacademies.org/onpinews/newsitem.aspx?RecordID=23647&_ga=2.108464900.748299035.1502938951-147430040.1465349714

屋内環境でのヒトと微生物についての研究が増加しているが、その相互作用の多くはわかっていない、とNASEMの新しい研究が言う。この報告書はヒト健康と福祉の増進と現在および将来の建物の改良につながるような、屋内環境マイクロバイオームの形成、動態、機能をより包括的に理解するための研究課題を提案する。

この報告で説明されている屋内環境は自宅や職場や学校などの、人々が多くの時間を過ごす場所である。これらの環境にあるマイクロバイオームは、水系やペット、植物、齧歯類、屋内に持ち込まれた汚れなどから建物に入るウイルス、細菌、真菌などからなる。またヒトの皮膚や消化管に住む微生物が屋内環境に入る。

理解を深めるには学際研究が必要である。

[]米国の15-19才の青年の薬物過剰使用死亡: 1999–2015

Drug Overdose Deaths Among Adolescents Aged 15–19 in the United States: 1999–2015

NCHS Data Brief No. 282, August 2017

https://www.cdc.gov/nchs/products/databriefs/db282.htm

1999-2007年に増加し2014年まで低下していたのが2015年増加

2015年の死亡の多くは非意図的。主にオピオイド、特にヘロイン

[]論文

  • エネルギー密度の高い食品は肥満の状態に関わりなくがんリスクを増やすかもしれない

Energy dense foods may increase cancer risk regardless of obesity status

17-Aug-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-08/e-edf081417.php

Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics.に発表されたWomen's Health Initiativeの9万人のデータを用いた研究。よりエネルギー密度の高い食品が多い女性はBMIに関係なく肥満関連がんリスクが10%高い

  • 美の環境正義

The environmental injustice of beauty

16-Aug-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-08/gwu-tei081017.php

American Journal of Obstetrics and Gynecology.に発表されたコメントによると、有色人種の女性は白人女性に比べて体内の美容製品関連化合物濃度が高い。「西洋的美の基準に合うようにというプレッシャーから有色女性はより多くの美用製品を使い健康に有害な化合物への暴露量が多い」とジョージワシントン大学Milken 公衆衛生研究所のAmi Zota准教授は言う。例えば有色人女性は美白フェイスクリームを買うがそれにはしばしば表示されていないステロイドや水銀が含まれる。黒人女性は髪の毛をまっすぐにするための製品を使う。

Toxic formaldehyde is produced inside our own cells, scientists discover

16-Aug-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-08/mrc-tfi081517.php

natureに発表されたMRC分子生物学研究室の科学者らによる研究で、ホルムアルデヒドの一部は環境由来ではなく人体で作られることが明らかになった。「一炭素サイクル」という重要な経路の副産物である。著者のKetan Patel博士は、「人体がホルムアルデヒドを作っているに違いないことはわかっていたが、その由来を同定した」という。

ホルムアルデヒドはDNA傷害性のある毒素であるが、細胞には二つの防御機構がある。一つは蟻酸に変換する酵素、もう一つは傷害されたDNAを修復する酵素。

科学者らはまたこの有毒ホルムアルデヒドが細胞にとってポジティブな機能もあることに驚いた。ホルムアルデヒドの分解産物である蟻酸が、生命にとって必要な分子を作る一炭素サイクルで使われる。

  • 養殖鮭の難聴は生長が早いことと関連

Deafness in farmed salmon linked to accelerated growth

16-Aug-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-08/uom-dif081617.php

Journal of Experimental Biologyに発表されたメルボルン大学の研究。

養殖鮭の内耳の奇形による難聴が、生長の早さと関連することを報告。これは養殖魚の福祉にとって問題で、鮭の保存のために幼魚を放出する場合にはコントロールが必要。

(養殖魚の福祉にとって必要な5つの自由は、飢えや乾きからの自由、不快からの自由、痛みや怪我や病気からの自由、(ほとんどの)正常な行動をとることができる自由、恐怖や苦悩からの自由、とのこと。魚の気持ちはわからない、としか思えないのだけれど欧州人はわかるらしい)

  • オタマボヤ綱が深海の食物網にマイクロプラスチックを輸送する経路を提供する

Larvaceans provide a pathway for transporting microplastics into deep-sea food webs

16-Aug-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-08/mbar-lpa081617.php

Science Advancesに発表されたMBARIの研究

食べたものを粘液で固めて捨てる(fecal pellets)、それが非常に早く深海に沈む

その他

7才の少女が一時的ヘナタトゥーで化学火傷

Seven-year-old girl suffers chemical burns from temporary henna tattoo

August 17, 2017

http://www.news.com.au/lifestyle/beauty/face-body/sevenyearold-girl-suffers-chemical-burns-from-temporary-henna-tattoo/news-story/8385fe251cc229a1226204fcf598bc2d

休暇でエジプトに行った英国人少女が、手にブラックヘナでデザインをしてもらった。しかし帰宅後痒くなり水膨れができて治療を受けた。跡が残るだろう。タトゥーはホテルのサロンで行われた。パラフェニレンジアミンが含まれていた可能性がある。旅行代理店から注意喚起はなかった。

(写真、痛そう)

  • 栄養士:一ヶ月砂糖なしですごしたら

Dietitian: What happened when I went a month without sugar

August 16 2017  NATALIE RIZZO

https://www.stuff.co.nz/life-style/well-good/inspire-me/95833863

栄養士として私はたくさんのクレージーな食事法を聞いたことがある。乳製品無し、砂糖なし、トマトなし、グルテンフリー、等々。このような制限食は長続きしないのが問題で、しばしば逆に諦めたものがたまらなく食べたくなる。しかしどんなにクライアントにこのことを話しても、抵抗される。そこで自分でやってみることにした。30日間砂糖なしを決めた。ネタバレ注意−もう最悪だった。どんな30日だったか記す。

チャレンジ前

私はどちらかというと甘いものよりしょっぱいものが好きで、正直添加された砂糖を30日排除するのは難しくないと考えていた。甘いもの好きではなかったけれどオートミールには少し黒糖を加えていたしグラノーラバーやピーナッツバターとチョコチップも食べていた。

1日目:超健康的なサラダとクラッカーを食べて満足していたが、クラッカーの表示を見たらサトウキビ糖と書いてあった。失敗。

2日目:オートミールに黒糖を入れない代わりにデーツやバナナを入れた。問題解決。しかしランチにチリソースを使ってからチリソースに砂糖が入っていることに驚いた。全ての表示を確認しなければ。

5日目:ハーフマラソンを走ったら途中で補給するものが砂糖入りだったことに気がついた。

7日目:思ったより大変

12日目:外食できない

15日目:だんだん慣れてきた

16日目:ワインに砂糖が入っているかどうか検索したがよくわからなかった

17-22日目:現状維持。でも明日は休暇の旅行。ボーイフレンドが続けるつもり?という。私の苦情を聞きたくないのだと思った。

23日目:疲れたときには管理どころではない。午後のクッキーが必要で、それは効果があった。

26日目:もう十分だ、もうやめた!休暇なのにそんなことをするのは楽しくない。チョコレートアイスを注文した。

教訓

何かを完全に排除する食事法は長続きしないの私の正しい役割を確認できた。

難しい、不可能な変更をするのではなく、ちょっとだけ変えることが長期には大きな差になる。

(デーツって砂糖の塊だよねぇとは思うけど)

  • Impossible Foods社長が動物実験議論で話す:「苦しい決断だった」

Impossible Foods CEO Speaks Out Over Animal Testing Row: 'It Was An Agonizing Decision'

August 16, 2017

https://www.plantbasednews.org/post/impossible-foods-ceo-blasts-animal-testing-i-abhor-the-exploitation-of-animals?source=acsh.org

Impossible Foodsの社長Pat Brownが彼の会社の動物実験についての議論に対応した。

問題となっているのはImpossible Foodsの開発した大豆マメヘモグロビンの安全性試験である。

(GRAS通知に対してFDAがこれはGRASではなく食品添加物であり、厳密な安全性試験が必要だと判断した)

Impossible Foodsの社長の発表

動物実験の苦しいジレンマ

The Agonizing Dilemma of Animal Testing

https://impossiblefoods.app.box.com/s/27skctwxb3jbyu7dxqfnxa3srji2jevv

Impossible Foodsは食品システムにおける動物の搾取をなくそうとしている。そのために動物を使わない肉代用品を作ろうとしている。肉の肉らしさの要因の一つは鉄を含むヘムで、遺伝子組換え酵母で大量に作る方法を開発した。そしてそのヘムを食品に使えるようにするため、2014年にFDAにGRAS通知を行った。ヘムは動物の肉に含まれる分子と同じであるというデータや食品安全専門家の意見を添えて。FDAはそれに対していくつか疑問を提示し、それに答えるために我々は追加の試験をした。通常安全性を確認するのに動物実験を行う。ほとんどのGRAS通知には動物実験の結果が含まれる。私は試験研究にも動物を使いたくない。そしてもう40年以上ベジタリアンである。だから動物実験はできるだけしたくない。試験は厳密に計画し最小限の動物で行った。有害影響は見られなかった。

Impossible Foodsほど動物の搾取を減らそうと一生懸命やっているところはない。再び苦しい選択をしないですむことを望む。

  • 中国の胚選別が厄介な質問を持ち出す

Natureニュース

China’s embrace of embryo selection raises thorny questions

David Cyranoski 16 August 2017

http://www.nature.com/news/china-s-embrace-of-embryo-selection-raises-thorny-questions-1.22468

生殖センターがある種の疾患を根絶しようと遺伝子診断を強力に推進している

Iceland Eliminates People with Down Syndrome

by Alexandra DeSanctis August 16, 2017

http://www.nationalreview.com/article/450509/down-syndrome-iceland-cbs-news-disturbing-report

CBSニュースが今週初め、アイスランドがダウン症候群の出産を根絶するのに世界の最先端であることを報道した。出生前診断と中絶で。出生前診断はアイスランドではオプションであるが政府は医師にその選択肢があることを告げることを義務にしている。約85%の妊婦が検査をし、ダウン症と診断された場合ほぼ100%が中絶している。毎年生まれるダウン症の赤ちゃんはたった二人で、しばしば検査の間違いの結果である。ここまで高率の中絶率の国はない。アイスランドではダウン症候群が根絶されるだろう。

以下それはどんな社会か、など続く

sekizukasekizuka 2017/08/17 21:30 >帰宅後痒くなり水膨れができて治療を受けた。跡が残るだろう。トゥーはホテルのサロンで行われた。

タトゥーは、、、かな?

uneyamauneyama 2017/08/18 08:36 ありがとうございます