なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。
参考食品安全情報ナビbyましゅうさん
2012-02-09
■[CDC]米国成人の10人中9人は毎日ナトリウムを摂りすぎている
プレスリリース
Nine in 10 U.S. adults get too much sodium every day
February 7, 2012
http://www.cdc.gov/media/releases/2012/p0207_sodium_food.html
最新のバイタルサイン報告書によればほとんど全てのアメリカ人はナトリウムの摂りすぎで、摂取量の40%以上が10種類の食品に由来する。
- CDC特集
ナトリウムとは何?多くの良くある食品に多すぎる
Where's the sodium? There's too much in many common foods.
■[CDC]CDCの研究は米国白人成人の血中トランス脂肪酸濃度は減少したことを見いだした
CDC study finds levels of trans-fatty acids in blood of U.S. white adults has decreased
February 8, 2012
http://www.cdc.gov/media/releases/2012/p0208_trans-fatty_acids.html
JAMAに発表されたCDCの調査によれば2000年から2009年の間に米国の白人成人の血中トランス脂肪酸濃度は58%減った。
CDCは2003年にFDAが製造業者に栄養成分表示にトランス脂肪酸量の表示を求めた規制(2006年発効)の前である2000年と後である2009年のNHANESの参加者を選んで血中濃度を測定した。
- Levels of Plasma trans-Fatty Acids in Non-Hispanic White Adults in the United States in 2000 and 2009
http://jama.ama-assn.org/content/307/6/562.full
測定したのは2000年が229人、2009年が292人で、全てのサンプルでトランス脂肪酸が測定可能だった。バクセン酸が43.7 micromol/Lから19.4 micromol/Lに、エライジン酸、パルミトエライジン酸、リノエライジン酸についても同様の傾向で4種のトランス脂肪酸の合計の平均は2000年より2009年が58%低い。
- ついでにJAMAから
○スクリーニングの害:古い懸念に新たな注目
The Harms of Screening
New Attention to an Old Concern
JAMA Viewpoint
JAMA. 2012;307(6):565-566. doi: 10.1001/jama.2012.100
Steven H. Woolf, MD, MPH; Russell Harris, MD, MPH
http://jama.ama-assn.org/content/307/6/565.extract
アメリカ人は検査が大好きで、特にがん検診は。がんなどの命に関わる状態を初期に検出できるなら何が悪い?費用がかかるから?命を削ってお金を節約するのか?
しかし検査を制限するのは費用が理由ではない。問題はメリットとデメリットのバランスである。検診の有害影響は現実的なもので、大きさには議論があるが存在することは否定できない。検診には検査による病気(内視鏡で傷つけるといったような)や異常値が出た場合の不安、フォローアップのための検査や治療などを生み出す。過剰診断により健康にはあまり関係ない治療を増やす。
(PSAやパパニコロー検査、マンモグラフィなど)
患者に事実を提示して判断してもらうというアプローチは、(擬陽性の確率とか患者自身の背景とかで複雑な統計概念を扱うことになるので)医師にとってはコミュニケーションが、患者にとっては理解が困難である。
○ノセボ効果、患者と医師のコミュニケーション、治療の結果
Nocebo Effects, Patient-Clinician Communication, and Therapeutic Outcomes
Luana Colloca, MD, PhD; Damien Finniss, MSc Med
患者が負の期待をもつことによる有害事象(ノセボ効果)についての研究が進んできている。インフォームドコンセントにおけるノセボ効果を避けるための努力が必要。
http://jama.ama-assn.org/content/307/6/567.extract
(どちらも医療の話ながら、日本の放射性物質対応について、何のための検査なのかとか理解するのが難しい科学的話題をどう取り扱うのかという共通の課題。新しい問題じゃないのに。)
■[DH]責任協定に参加している小売業が消費者向けのアルコールユニットキャンペーンを開始
Responsibility Deal retail partners launch campaign on alcohol units for consumers
8 February, 2012
http://www.dh.gov.uk/health/2012/02/howmanyunits/
保健省の公衆衛生責任協定参画への一環として、小売業者らが消費者が自分たちの飲んでいるアルコールユニットについて理解するための全国啓発キャンペーンを始めた。
この「あなたは何ユニット飲んでいる?」メッセージは全国の販売店で流れている。
保健大臣Andrew Lansleyは「飲み過ぎは高血圧、がん、肝疾患のリスクを上げる。そのため主要販売店が責任協定に後押しされてアルコールのユニット数への啓発を始めたことは素晴らしい」と述べている。
関連サイトとして
オンライン計算機
http://www.nhs.uk/Change4Life/Pages/understanding-alcohol.aspx
アルコール情報
■[NTP]ファクトシート:イチョウ
Ginkgo
February 2012
http://www.niehs.nih.gov/health/assets/docs_f_o/ntp_gingko.pdf
イチョウとは?
世界で最も古い生物の一種である。
イチョウ抽出物とは?
イチョウの葉から抽出したもので市販製品の実際の組成は製造業者により多様である。
何故一部の人はイチョウサプリメントを飲むのか?
米国ではハーブサプリメントとして販売されている。摂る理由は様々であるが多くは脳機能や記憶を改善する目的である。しかしながら効果を検証するための臨床試験ではメリットは見られなかった。
イチョウ抽出物についての規制はあるのか?
ダイエタリーサプリメントとしてFDAが管轄しているが医薬品とは違って安全性や有効性の確認を必要としない。
何故NTPはイチョウ抽出物の試験をしたのか?
NTPによる多数のハーブ製品の安全性評価計画の一環として、NIEHSは毒性データが少なく広く使われているものとして選んだ。
NTPのがん原性試験の結果は?
NTPはマウスとラットで長期影響を調べた。イチョウ抽出物を最大105週経口投与した。2年間の実験の終わりに、NTPは雌雄マウスで肝臓がんが、雌雄ラットと雄のマウスで甲状腺がんが増加していることを発見した。
NTPの試験が人に対して意味することは?
NTPの齧歯類での研究はヒトにもあてはまる可能性がある。しかしながらこの研究はダイエタリーサプリメントとしてイチョウ抽出物を摂ることがヒトがんリスクになるかどうかを決定するための第一段階に過ぎない。次に抽出物中のがんを誘発する物質の同定や人がどれだけ摂っているかの追加情報の収集などが必要である。
イチョウの健康へのメリットは見つかっているのか?
今日まで最大規模のイチョウの臨床試験では、2000年から2008年の間に75才以上の3000人のデータを調べた。半分はイチョウを摂り、半分は摂らなかった。全員に思考能力検査を行い、120 mgを1日2回摂ることによる認知症削減、認知機能低下、血圧低下、心血管系疾患イベント削減作用は見られなかった。
私はイチョウサプリメントを止めるべきか?
消費者はイチョウが脳の機能を改善させるという結果が一貫して出てないことを知るべきである。NTPの新しい試験では長期の使用によりラットとマウスの両方でがんができたこともまた考慮するべきである。さらにイチョウは他の薬物と相互作用して薬物の影響を強めたり弱めたりする。ダイエタリーサプリメントを摂るか摂らないかも含めて、あなたの医師には全ての健康対策を伝えることが常に重要である。
■[FSA]プロバイオティクスに意見募集
Views wanted on probiotic
Wednesday 8 February 2012
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2012/feb/probiotic
日本の企業がClostridium butyricum(酪酸菌)系統を食品サプリメント用の新規食品成分として申請した。この申請に対して意見を募集する。この企業はミヤリサン製薬で、酪酸菌系統CBM 588をプロバイオティクスサプリメントとして錠剤中の芽胞として販売される。この種の細菌は正常な腸内細菌叢の一部としてヒトや動物に存在する。
■[論文]EurekAlert(http://www.eurekalert.org)より
NIH study links high levels of cadmium, lead in blood to pregnancy delay
8-Feb-2012
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-02/nioc-nsl020812.php
女性の血中カドミウム濃度と男性の鉛濃度が高いと妊娠を望むカップルの妊娠が遅くなる。
Chemosphereに発表された論文。カドミウム濃度への寄与が大きいのは喫煙、鉛は塗料。
- 抗肥満薬とライフスタイルの変更が痩身に有効−新しい研究
Anti-obesity drugs with a modified lifestyle helps weight loss -- new study
8-Feb-2012
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-02/uol-adw020812.php
24000人を含む94の研究のレビュー。ライフスタイルへの助言だけでも6-12ヶ月での体重減少は見られるが薬物を併用したほうが効果が大きい。
2012-02-08
■[CDC]バイタルサイン:ナトリウム摂取に最も寄与する食品カテゴリー−米国2007-2008
Vital Signs: Food Categories Contributing the Most to Sodium Consumption — United States, 2007–2008
MMWR February 7, 2012
http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm61e0207a1.htm?s_cid=mm61e0207a1_x
2007-2008のNHANESによる2才以上の7227人のナトリウム摂取について。
平均1日摂取量は、食卓で加えられるものを除いて3266 mgだった。その44%は10の食品群由来で、パンやロールパン、ハムなど保存肉、ピザ、鶏肉、スープ、サンドイッチ、チーズ、パスタ料理、肉料理、スナック、であった。これらのうちナトリウム含量の多くは店で購入した食品に由来する。
ナトリウムの平均摂取量は多すぎるので削減努力が必要。
■[FDA]警告文書
Posted on February 07, 2012
- Ken Gonnering Livestock, Inc. 2/3/12
http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm290268.htm
残留動物用医薬品、子牛のネオマイシン
- CAW Industries, Inc. 1/31/12
http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm290046.htm
「Dr. Willard's Water® CLEAR 濃縮液」などの製品の栄養成分表示が規定通りになされていない、FDAがお墨付きを与えたかのような宣伝文句
(製品はただの水のようだ、「複雑な特許のある化学工程を経て作った荷電したコロイド粒子」で「普通の水と違って栄養素の吸収を高めデトックス甲がある」と宣伝している。その栄養成分表示を問題にしているあたり、FDAの目的は多分インチキの方)
■[NZ]間違った見出しと科学ジャーナリズム
SMC
Bad headlines and science journalism
February 8th, 2012.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2012/02/08/bad-headlines-and-science-journalism/
英国SMCのディレクターFiona FoxがLeveson inquiry(盗聴事件をきっかけにメディアの文化や倫理について審理している)でのプレゼンを受けて大学とジャーナリストと編集者の相互作用について議論する。
抜粋
怪しい科学見出し:PRも非難されるべき
2週間前私(Fiona Fox)はLeveson inquiryに根拠を示すよう呼び出された。それは神経がすり減る試練であったが同時に我々の報道の科学の質を高めるためにどうすればいいのかを言う絶好の機会でもあった。Leveson裁判官は、私の言いたいことを理解してくれたようだ。−中略−最悪の新聞の見出しをたどってその原因がプレスリリースにあることを知ったときは戦慄する−ニュースの価値を貶めているのは編集者だけではなく誇大宣伝している(大学や研究所の)プレスリリースも、である。大げさに宣伝するのが仕事だというかもしれないが、記者達がトーンダウンしなければならないという事実を誇りに思うべきではない。
■[FSA]アレルギー神話撲滅ツール発表
Allergy myth-buster tool launched
Tuesday 7 February 2012
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2012/feb/allergymyth
食物アレルギーや不耐に関する誤解を解くためのオンラインツールをNHS Choiceのウェブサイトに掲載した。これはFSAのアレルギー専門家が協力して開発したもので、事実と虚構を識別するものである。
トピックスには以下のようなものが含まれる。
・アレルギーと不耐の違い
・アレルギーや不耐から脱却できるか
・家庭用検査キットの使用
・アレルギーや不耐は治癒できるか
たくさんの調査で20-30%の人が自分が食物アレルギーであると主張しているが、FSAの2008年の報告書では子どもの5-8%、成人の1-2%しか本当の食物アレルギーではない。
NHS Choice
Food allergy and intolerance myth buster
■[FSA]FSAはカニの身調査の入札者を募集
FSA tender for crabmeat survey
Tuesday 7 February 2012
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2012/feb/crabtender
FSAは英国で販売されているカニミソ及びカニミソ製品のカドミウム濃度調査の入札者を募集する。欧州委員会が、カニミソからのカドミウム曝露を制限するために消費者に助言することを薦めた。カニミソは汚染物質を蓄積するカニの消化器(肝膵臓)を含むためカドミウム濃度が白い身より高い。FSAはカニミソとその製品のカドミウム濃度についての情報を更新するために調査を行う。これにより現在英国で販売されている製品のカドミウム濃度にみあった消費者への助言ができる。
応募は2012年3月20日まで。
(英国のカニミソ製品ってどんなのがあるんだろう?)
■AAASのバンクーバーでの年次会合に参加してのセッション
Sense about science
AAAS Annual Meeting 2012 in Vancouver
http://www.senseaboutscience.org/pages/events.html
・科学論文ピアレビューの世界的課題
2月18日
・科学のために立ち上がろう:メディアワークショップ
2月18日
・福島の誤報:世界に影響した科学ジャーナリズムの失敗
2月20日
何故歴史上最大の地震の報道が核のリスクの話に変わっていったのか?何故地震や集団避難や主要インフラの破壊などのような明白な悲劇ではなく目に見えない核の脅威がメディアの関心を得たのか?主要インフラ損害のリスクを伝えて大きな災害の時にコミュニケーションのメルトダウンを避けるにはどうすればいいのか?
(まともな科学者は被害やリスクの程度と報道が全く関係ないことを問題にしている。)
■[論文]EurekAlert(http://www.eurekalert.org)より
- サッカーは少女の怪我と生理不順の増加に関連する
Competitive soccer linked to increased injuries and menstrual dysfunction in girls
7-Feb-2012
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-02/aaoo-csl020712.php
学会発表
サッカーにおける女性アスリートの三徴(生理不順、摂食障害、骨粗鬆症)について。
- 大量のソフトドリンクを飲むことは喘息とCOPDと関連する
Drinking large amounts of soft drinks associated with asthma and COPD
7-Feb-2012
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-02/w-dla020712.php
アデレード大学のZumin Shi博士らが16才以上の南オーストラリア人16907人に2008年3月から2010年6月までの間にコンピュータアシストの電話インタビューを行った。成人の10人に1人は毎日半リットルのソフトドリンクを飲んでいた。全く飲まない人と比べると、ソフトドリンクを毎日半リットル以上飲むヒトは喘息のオッズ比が1.26、COPDが1.79だった。タバコが加わるとさらに悪く、タバコを吸わずソフトドリンクを飲まない人に比べて喫煙して毎日半リットル以上ソフトドリンクを飲むヒトのCOPDリスクは6.6倍だった。
SHI, Z. et al., (2012), Association between soft drink consumption and asthma and chronic obstructive pulmonary disease among adults in Australia. Respirology, 17: 363.
(ソフトドリンクがどうであれタバコ吸ったら意味ないということだよね)
- フロリダ大学の報告:2011年のサメに攻撃された事故は一定で死亡は1993以降最高
UF report: 2011 shark attacks remain steady, deaths highest since 1993
7-Feb-2012
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-02/uof-ur2020712.php
サメ攻撃75、死亡12
サメによる攻撃の統計
http://www.flmnh.ufl.edu/fish/sharks/isaf/isaf.htm
他のリスクとの比較
http://www.flmnh.ufl.edu/fish/sharks/attacks/relarisk.htm
ワニやイヌの攻撃による死亡の方が桁違いに多い。自転車とか他の死因との比較もある
(気仙沼にシャークミュージアムがあってサメに食われる話も展示してあったんだけど)
- 新しい深部静脈血栓症(DVT)ガイドライン:「エコノミークラス症候群」を支持する根拠はない
New DVT Guidelines: No Evidence to Support "Economy Class Syndrome"
02.07.12
http://www.chestnet.org/accp/article/new-dvt-guidelines-no-evidence-support-economy-class-syndrome
遠距離旅行者のDVTリスクを増加させるのは、経口避妊薬、窓側の席、高齢、妊娠
米国胸部専門医学会(ACCP)による新しいガイドライン
エコノミークラスで旅行することはリスクを増加させないが、長時間動かないことはリスクを増やすだろう。
DVTリスクを増やす要因としては:DVTの既往症、がん、最近手術をした、動かない、高齢、エストロゲンの使用、妊娠、窓側の席、肥満。一方明確な根拠がないとしたのは脱水、飲酒、エコノミークラス。
(水根拠ないのか)
- 赤ちゃんが一番よく知っている?症例−対照サンプルでの幼児期の食品の好き嫌いとBMIへの離乳スタイルの影響
Baby knows best? The impact of weaning style on food preferences and body mass index in early childhood in a case–controlled sample
Ellen Townsend, Nicola J Pitchford
BMJ Open 2012;2:e000298 doi:10.1136/bmjopen-2011-000298
http://bmjopen.bmj.com/content/2/1/e000298
英国で155人の保護者に赤ちゃんの離乳スタイルや好きな食べ物、食べる回数などを質問した。スプーンで離乳食を与えた群(63)と赤ちゃん主導(柔らかいもの(finger foodとよんでいる)を与えて赤ちゃんが自分の手で口に運ぶ)群(92)を比べると、自分で食べた群の子どもが炭水化物が好きでBMIが低い傾向にあった。
(大した差はないのでどっちでも。育児にはいろいろ流行がある。)
2012-02-07
■[FSAI]アイルランドにおけるメニューへのカロリー表示
Calories on Menus in Ireland
Thursday, 2 February 2012
http://www.fsai.ie/news_centre/press_releases/02022012/calories_on_menus_in_Ireland.html
FSAIはアイルランドにおけるメニューへのカロリー表示をどのようにするのが最良かについて意見を募集する。アイルランドは現在ヨーロッパでは2番目に肥満の多い国で、メニューへのカロリー表示が消費者の選択に役立つ可能性がある。意見募集は2012年2月29日まで(消費者向けと企業向けの2通りの質問がある)。
アメリカやオーストラリアの食品法では大規模食品店では消費者が食品を選ぶときにカロリーを見ることができるように定めている。アメリカでの研究ではメニューへのカロリー情報が消費者の選ぶ食品のカロリーを下げた。
人々は大きい食品を価値があるとみなし、無料のサイドメニューやトッピングを歓迎しカロリーを気にしない。アイルランドではバケツ一杯のポップコーンとリットルサイズのドリンクに慣れ親しんでいて分厚いパンや巨大なロールを気にしない。
■[EFSA]魚油の農薬リスク評価ピアレビューに関する結論
Conclusion on the peer review of the pesticide risk assessment of the active substance fish oil
EFSA Journal 2012;10(2):2546 [39 pp.].
16 December 2011
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2546.htm
物理化学的性状、仕様についてのデータが不足
■[FDA]Healthy People 社が表示されていない医薬品成分を含むダイエタリーサプリメントをリコール
Healthy People Co. Issues a Voluntary Recall of Specific Lots of the Dietary Supplements Found to Contain Undeclared Drug Ingredients
February 3, 2012
http://www.fda.gov/Safety/Recalls/ucm290416.htm
FDAの検査によりシブトラミンとタダラフィルが検出された7製品。
製品の写真は
■[DH]ビタミンD欠乏の危険性強調
Dangers of vitamin D deficiency highlighted
6 February, 2012
http://www.dh.gov.uk/health/2012/02/vitamin-d/
ビタミンD欠乏への新たな懸念が生じていることから、英国の医務部長は医療従事者にこの問題についての文書を発行した。
1/4が血中ビタミンD濃度が低く妊婦の多くがビタミンDサプリメントを摂っていない。
医療従事者にはリスクの高い集団に対して啓発することとビタミンD欠乏の徴候に注意するように呼びかけた。ビタミンD欠乏は重症になると骨の問題を引き起こす。
所得の低い階層には無料のビタミンサプリメントが提供されている。
■[HSA]HSAは違法性機能増強用健康製品に関連する重大な有害事象について警告する
HSA Alerts on Serious Adverse Events Related to Consumption of Illegal Sexual Enhancement Health Products
6 FEBRUARY 2012
先週4人の患者が違法性機能増強用健康製品の摂取に関連して危険な低血糖で入院した。そのうち2人は病院に到着したときに意識が無く、2人は錯乱して衰弱していた。今は回復しているものの、当初意識不明だった2人は症状が重い。1人は意思疎通が不可能でもう1人は簡単な会話しかできない。
これらの症例は性機能増強目的で使用された違法健康製品の摂取による可能性が高い。有害事象の深刻さから、HSAは違法健康製品の危険性について改めて警告する。
事例について
4人の患者は2012年1月30日から2月2日の間に報告され、年齢は30-78才である。患者の尿からグリベンクラミドが検出され、低血糖の原因であると考えられた。3人は糖尿病ではなく、もう一人は糖尿病であるがグリベンクラミドは処方されていない。患者が使用した製品は同定されていないが、HSAは違法健康製品が関連すると評価した。グリベンクラミドはしばしば違法性機能増強用健康製品から検出されている。
現在調査は継続中であるが、行商人やインターネットからの疑わしい製品の購入は避けるよう警告する。
PDFバージョンにこれまで警告してきた製品の写真がある
■[EU]ガイダンス文書(残留農薬)残留農薬データの妥当性評価と品質管理
Guidance Documents (Pesticides Residues)
Method Validation and Quality Control procedures for Pesticide Residues
http://ec.europa.eu/food/plant/protection/pesticides/publications_en.htm
■[EU]緊急対策
Emergency Measures
http://ec.europa.eu/food/plant/organisms/emergency/index_en.htm
パンフレット「昆虫が我々の椰子の木を殺している−ヤシオオオサゾウムシを止めるためのEUの努力
Brochure "The insect killing our palm trees - EU efforts to stop the Red Palm Weevil
http://ec.europa.eu/food/plant/organisms/emergency/docs/111024_red_palm_weevil_en.pdf
EUでは1996年にスペインから報告がありその後現在では全ての地中海沿岸諸国とポルトガルに発生している。
■[EU]遺伝子組換え食品及び飼料と環境リスクについての常設委員会の2011年12月12日の議事概要
SCFCAH - Genetically Modified Food and Feed and Environmental Risk
Summary record of 12 December 2011
http://ec.europa.eu/food/committees/regulatory/scfcah/modif_genet/sum_12122011_en.pdf
・ハチミツのGM花粉について
JRCから、ハチミツから花粉を抽出することは可能だが再現性に問題があること、さらに総花粉中のGM花粉を定量することが困難であるなどの説明があった。測定方法が確立されることが重要だという意見、貿易への影響を最小限にすべきという意見、ただちに欧州裁判所の判断に従うべきという意見などがあった。
・フランスのMON810トウモロコシに対するセーフガード条項についてのECJの判断の説明
など
■その他ニュース
- 米国環境庁がダイオキシンの締め切りを守らない
Natureニュース
US environment agency misses dioxin deadline
06 February 2012
http://www.nature.com/news/us-environment-agency-misses-dioxin-deadline-1.9975
EPAが自分で設定したダイオキシン規制への助言発表締め切りを守らなかった。1月31日が過去20年にも渡る再評価プロセスの一部だったが、今はEPAは日時には言及せずに「できる限り迅速に」ガイドラインを最終化すると約束している。
ダイオキシンの規制については環境科学者と企業のロビイストは対立しているが、どちらもEPAがあまりにも時間をかけていることには怒っている。評価は法的な拘束力をもつものではなく、その助言は政策決定者の参考にされる。
ダイオキシン類は約30の化合物を含み、ホルモン経路をかく乱したり生殖や発生に影響したりがんを誘発したりする。米国人のダイオキシン曝露の多くはゴミ焼却や銅の精錬、パルプ製造の排気由来である。規制により1980年代から排出量は90%減ったが、環境中に長く留まるため肉や乳製品から検出され続けている。
EPAは1985年に最初の評価を発表し、1991年に新しいデータを取り入れて再評価することにした。しかし1994年にEPAの科学助言委員会が報告書案に「危険の可能性について過剰に見積もる傾向」があり科学的不確実性を記述していないと警告した。その後「規制の有効性センター」を設立したJames Tozziが、しっかりした科学に基づいていないとEPAの再評価を停止させる裁判をおこした。裁判の一環として米国科学アカデミーがEPAの報告書をレビューし、科学助言委員会と同様の懸念を表明した。
EPAは2010年に再評価案を発表し、1日に体重1kgあたり0.7 ピコグラム以下を助言した。これはWHOの約2.3 pg/kg/日より低く、米国の現在の平均摂取量は0.5-3 pg/kg/日と推定されている。EPAの厳格な助言はがん啓発団体や環境保護団体から歓迎されたが化学や農業団体は消費者に不必要な警鐘をあたえるものだと抗議している。
NASのレビューを作成した科学者はEPAはまだあまりにも慎重すぎると言っている。EPAは安全側に最大限の誤差をとっている。我々は利益と費用のバランスをとらなければならない。高用量のダイオキシンはリスクがあるということについては他の科学者もEPAに同意している。しかし不正確な外挿には賛成しない。
Tomoto
2012/02/08 11:01
EUのSCFCAHでは、飼料のみに設定した未承認GMの0.1%のトレランス(適用条件が色々ありますが。)を食品にも設定したいという声がでているようですね。実現するのは大変でしょうけど、実現に向けて動き出したら面白いですね。