食品安全情報blog RSSフィード

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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2016-06-27

[]意見

  • ビタミンB6の食事摂取基準

Dietary Reference Values for vitamin B6

EFSA Journal 2016;14(6):4485 [79 pp.]. 24 June 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4485

平均必要量(ARs) と集団別参照摂取量(PRIs)

女性 ARs 1.3 mg/日、PRIs 1.6 mg/日

男性 ARs 1.5 mg/日、PRIs 1.7 mg/日

7–11か月の乳児の目安量 AI 0.3 mg/日

子供1–14歳男女 ARs 0.5〜 1.2 mg/日

子供15–17歳 ARs成人と同じ、

子供1–17歳 PRIs 0.6 〜1.7 mg/日

妊婦 PRIs 1.8 mg/日、

授乳中の女性 PRIs 1.7 mg/日

  • 全ての動物種用に香料として使用する際の化学グループ3に属するα,β-不飽和直鎖及び分岐鎖脂肪族一級アルコール、アルデヒド、酸、エステルの安全性と有効性

Safety and efficacy of α,β-unsaturated straight-chain and branched-chain aliphatic primary alcohols, aldehydes, acids and esters belonging to chemical group 3 when used as flavourings for all animal species

EFSA Journal 2016;14(6):4512 [21 pp.]. 23 June 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4512

化学グループ3に属する43物質について見解を求めた。この意見では17物質の使用量を設定した。飼料中に最大量で使用しても消費者の安全上の懸念は生じない。評価されたすべての成分は食品に香料として使用されているので有効性の論証は必要ない。

  • Bacillus amyloliquefaciens系統FZB24の農薬リスク評価ピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance Bacillus amyloliquefaciens strain FZB24

EFSA Journal 2016;14(6):4494 [18 pp.]. 24 June 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4494

情報不足と懸念が確認された。

Modification of the existing maximum residue levels for cyflufenamid in stone fruits and globe artichokes

EFSA Journal 2016;14(6):4519 [14 pp 24 June 2016.].

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4519

アプリコット、桃、プラムに0.06 mg/kg、サクランボに0.1 mg/kg、アーティチョークに0.03 mg/kgのMRL提案を導出するためのデータは十分である。提案された使用は消費者の健康リスクを引き起こしそうもない。

  • 各種穀物のフルオピラムの既存MRLs改訂

Modification of the existing maximum residue levels for fluopyram in various crops

EFSA Journal 2016;14(6):4520 [27 pp.]. 24 June 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4520

アプリコット、パプリカ、スイートコーン、ホウレンソウ、チコリ、ハーブ、エディブルフラワー、豆(鞘付き)、レンズ豆、他の豆類野菜、ゴマの種、ヒマワリの種、ブドウの種、カボチャの種、紅花の種、ルリジサの種、麻の実、トウゴマの種、大麦、ソバの実、オーツ、テンサイの根について対応し、スイートコーンとテンサイ以外の既存MRLを引き上げる提案をした。テンサイ以外はMRL提案を導出するためのデータは十分である。スイートコーンには0.01 mg/kgの定量限界にMRLを引き下げる提案をした。新しいMRL提案は消費者の健康リスクを引き起こしそうもない。

  • チアベンダゾールの既存MRLsレビューの改訂

Revision of the review of the existing maximum residue levels for thiabendazole

EFSA Journal 2016;14(6):4516 [45 pp.]. 23 June 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4516

さらなる検討が必要。消費者の暴露を減らす方法の検討も必要。

[]外を焦がさず中まで調理しよう:グリルのコツについてのBfRウェブ映像

Cooked on the inside, but not charred on the outside: BfR web film on the art of grilling

22.06.2016

http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2016/24/cooked_on_the_inside__but_not_charred_on_the_outside__bfr_web_film_on_the_art_of_grilling-197831.html

グリルに関する健康リスクについて「BfRの100秒」は情報を提供する。

夏の開始に間に合うように、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)はホームページ上で「グリル」についての新しい映像を発表する。「BfRの100秒」シリーズのこの映像で、消費者は肉、ソーセージ、魚を焼くときに健康リスクを避けるために気を付けるべきことを学ぶ。「焼くコツは低温でゆっくり調理することである」とBfR長官Dr. Andreas Hensel氏は述べた。「肉は外を焦がさずに中まで完全に調理するとよい。」食品の衛生的な取り扱いと正しい冷やし方も夏のグリルの重要な側面である。

暖かい季節には食品中の病原菌が急速に増殖するため食中毒リスクは特に高い。これはとりわけ肉、ソーセージ、魚のような動物由来の生の食品に当てはまる。全病原菌を確実に死滅させるには、肉を必ず完全に調理する必要がある。これは例えばネックステーキでは、肉の中心部の色がピンクや赤からグレーに変化することで示される。

一方、食品は過度の熱で焦がさないようにするべきである。発がん性の疑いのある複素環芳香族アミン(HAA)のような望ましくない物質が生じる恐れがある。肉の外面を焦がさずに中を完全に確実に調理するには、過剰に高温にすることなく低温でゆっくり調理するべきである。このためには、肉が炎で直接調理されないようにバーベキューグリルは高い位置に設定し、炭が分散していることを確認するとよい。

バーベキュー時には食品の衛生的な取り扱いが重要である。特に生の動物由来食品は、食べる前に再加熱しないすぐに食べられる食品と接触しないようにしなければならない。これは、消費者は生やマリネした肉と魚をよく冷やした状態を保ち、野菜やサラダとは離して調理しなければならないという意味である。生のバーベキュー用肉は、調理した肉に使用するトングとは別のトングで触らなければならない。さらに、肉とサラダ用ソースはよく冷やして食事の直前に出すべきである。サルモネラ菌は約7℃で急速に増殖するので、暖かい季節にはマヨネーズやデザートなど生の卵を避けるべきである。

グリル中に、燃えさしに脂肪や油が滴ると発がん性多環芳香族炭化水素(PAHs)が形成されることがある。これを避けるために、あらゆる液体を受け止めるグリル皿を使用するべきである。グリル皿から食品にアルミニウムイオンが移行する可能性がある。だが、リスク評価によると、BfRはアルミニウム皿の使用は理にかなった選択肢であるという意見である。アルミニウムは塩と酸に接触すると溶けだすので、食品へのアルミニウムの移行を最小化するために、可能であれば、バーベキューに使用する食品は焼く工程の最後に塩や調味料を使うべきである。

亜硝酸塩を含む塩漬けした肉やソーセージ食品は全てバーベキューすべきではない。包装された製品の場合は、成分表に、亜硝酸塩が含まれるかどうかを表示しなければならない。亜硝酸塩を含む食品を加熱すると発がん性のニトロソアミンが形成されやすい。

グリルについての映像「BfRの100秒」はBfRのホームページ上www.bfr.bund.deでアクセス可能。グリルについてのさらなる情報はBfRが発表したFAQで見ることができる。http://www.bfr.bund.de/en/frequently_asked_questions_about_barbecues-60851.html

[]FVO査察報告書

  • 南アフリカ―水産物

ZA South Africa - Fishery products

24/06/2016

http://ec.europa.eu/food/fvo/audit_reports/details.cfm?rep_id=3635

2016年2月22日〜3月4日まで、南アフリカで実施されたEU輸出用水産物の公衆衛生状態を評価するための査察。十分な保証を提供している。公的管理は正しく行われているが査察中にいくつか小さな欠点が見つかった。前回の勧告は十分に対処されている。

[]RASFF Week25-2016

警報通知(Alert Notifications)

ドイツ産クリスプブレッドのオクラトキシンA (8.4; 11.8 µg/kg)、中国産オランダ経由装飾グラスからのカドミウム(1.998 mg/item)及び鉛(40.8 mg/item)の溶出、ポルトガル産オリーブオイル入りサバフィレのヒスタミン(1121 mg/kg)、米国産英国経由食品サプリメントの未承認物質パパイン、米国産英国経由食品サプリメントの未承認成分(アセチル‐L-カルチニン、α-リポ酸、アシュワガンダ)、米国産英国経由食品サプリメントの未承認成分(アセチル‐L-カルチニン、α-リポ酸イチョウ葉抽出物、コガネバナ根抽出物)、フランス産活二枚貝(Donax trunculus)の下痢性貝毒(DSP) (ジノフィシス: 243 µg/kg)、中国産イタリア経由黒いナイロン製ヘラからの一級芳香族アミンの溶出(9.2277 mg/kg)、英国産ビタミンD3サプリメントのビタミンD高含有(125 µg/カプセル)、ベルギー産カブハボタン(スウェーデンカブ)のジメトエート(0.17 mg/kg)、パキスタン産米国経由スイートアプリコット穀粒のシアン化物高含有(195; 181 mg/kg)、スペイン産冷凍アオザメの水銀(2.9 mg/kg)、トルコ産乾燥アプリコットの亜硫酸塩非表示(1272; 1443 mg/kg)、リトアニア産牛屠畜体のオキシテトラサイクリン(1000 µg/l)、

注意喚起情報(information for attention)

香港産ステンレス製油薬味入れからのクロムの溶出(0.19 mg/kg)、ロシア産クランベリー味のメレンゲの亜硫酸塩高含有(58.7 mg/kg)、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン(B1 = 12.4 µg/kg)、タイ産冷凍ハガツオのヒスタミン(217 mg/kg)、エジプト産飼料用ヒマワリの種のアフラトキシン(B1 = 55 µg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

米国産カフェイン入り食品サプリメントの未承認新規食品成分アグマチン硫酸・新規食品成分クレアチン硝酸及び新規食品成分インド蛇木(Rauwolfia vomitoria)根抽出物・シトルリンアスパラギン酸塩未承認及び未承認物質フェネチルアミン誘導体(ホルデニン及びN-メチル-L-チロシン)、トルコ産チェコ共和国経由及び英国経由乾燥アプリコットのソルビン酸(E200) 高含有(1211 mg/kg)、

通関拒否通知(Border Rejections)

中国産殻付きピーナッツのアフラトキシン(B1 = 24.7; Tot. = 84.7 / B1 = 20.9; Tot. = 62.8 µg/kg)、イラン産ピスタチオ穀粒のアフラトキシン(B1 = 966.50; Tot. = 979.94 / B1 = 883.03; Tot. = 911.50 / B1 = 1037.1; Tot. = 1136.3 / B1 = 837.3; Tot. = 915.3 µg/kg)、中国産鉄製ミキサーからのニッケルの溶出(0.75 mg/kg)、チリ産レーズンの亜硫酸塩高含有(3015 mg/kg)、トルコ産生鮮パプリカのデルタメトリン(0.447 mg/kg)、その他アフラトキシン等多数

[]EUはいかにして食品革命に価値を加えられるか

How the EU can add value in the Food Revolution

By Vytenis Andriukaitis|20 May 2016|

http://ec.europa.eu/commission/2014-2019/andriukaitis/blog/how-eu-can-add-value-food-revolution_en

2008年には6才から9才の子どもの4人に1人が過体重または肥満で、2010年には3人に1人近くに増加したことから、食生活が悪化しているのは明確である。これらの子ども達の未来と社会全体に与える影響が心配である。肥満または過体重の子ども達は将来の健康リスクが高い。心血管系疾患、糖尿病、そして早期死亡が増える。毎年体重関連の疾患で280万人が命を失っている。また経済的影響もある。加盟国の医療費の7%が体重関連問題の治療に費やされていると推定されている。

そのため、私は個人や政府や事業者に子どもの肥満と栄養不良対策を薦める食品革命イニシアチブを完全に支持する。

このイニシアチブはEU諸国が2013年に共同開発した子どもの肥満対策行動計画の基本原則と密接に関連する。この行動計画では人生を健康にスタートすることを支援し、特に学校や就学前児童のより健康的な環境を促進し、子ども向けの宣伝を制限し、家族に情報を伝え力を与え、運動を推奨し、研究を促進する。そのようにして行動計画は既に実施されている加工食品中の塩・脂肪・添加された糖を減らしバランスのとれた食生活と活動的なライフスタイルの促進をさらに進める。

英国など一部の国では「砂糖税」を導入し、私はしばしばそのような対策について私の意見を求められた。課税は国により実施されるものであるが、欧州健康コミッショナーとして、私は当然健康的なライフスタイルにつながるどんな対策にも賛成である。

私は子どもの肥満対策には上述のことに加えて多面的アプローチが必要であると考える。自分や家族の健康を守り病気を退ける方法についての教育が必要である。また自分が食べる食品の成分や栄養についての明確な情報が必要である。塩と砂糖と脂肪の少ない食品が必要である。さらにそのような食品がどこでも誰にでも手ごろな価格で入手可能である必要がある。私は現在の加盟国や関係者による食品の組成見直しや革新がこれらの目標に寄与することを信じている。

[]期間限定レストランはリスクレベルが低いことが必要

Low risk level is a requirement for pop-up restaurants

Modified 23.6.2016

https://www.evira.fi/en/foodstuff/manufacture-and-sales/food-business-operation/low-risk-level-is-a-requirement-for-pop-up-restaurants/

基本的に食品の調理は食品部門の中では低リスクとは分類できない。食品の貯蔵と冷却には温度管理に失敗するとリスクがある。フィンランドの食中毒の1/3は速やかな冷却と適切な低温保管で避けられる。

食品法では個人が期間限定レストランを運営することは特定条件でリスクが低い場合に認めている。これまで主にレストランデーのイベントに、年に4日間臨時レストランを営むことが可能だった。レストランデーが年に1日のみになり、もはやこのイベントが臨時レストランの操業や期間を決める要因にはならなくなった。しかし臨時レストランは食品文化の一要素であるため、EVIRAは地元当局への通知無しで臨時レストランで取り扱えることを特定した。

リスクが低いとみなされるのは、焼く、ハムやチーズのサンドイッチを作る、すぐ食べるスープなどを作る。

低リスクとはみなせないものは、タルタルステーキ、メディウムレアハンバーガー、魚の干物、生ものや寿司。

衛生と質の高い原材料を使うこと、年に最大12日、など

[]CDC調査:血中鉛濃度はフリント川の水に変えた後高くなった

CDC investigation: Blood lead levels higher after switch to Flint River water

June 24, 2016

http://www.cdc.gov/media/releases/2016/p0624-water-lead.html

CDCはフリントの水の鉛汚染の健康影響の可能性についての調査結果を発表した。調査の結果、水源を、適切な腐食管理対策をしないでフリント川に変更してから、この水を飲んだ子ども達の血中鉛濃度が、水源がデトロイト水系だったときより有意に高くなった。デトロイト水系に戻した後、6才未満の子どもの血中鉛濃度の高い割合は変更前のレベルに戻った。

CDCの環境健康センター長のPatrick Breysse博士は「この危機は完全に予防可能だった。そして我々の子ども達の全ての鉛暴露源を排除することの必要性についての大きな警鐘になった。」という。「CDCはフリントの人々の支援を継続し、全国の地域にこの重大な公衆衛生問題についての啓発と対応を促進する」

健康影響について理解するため、6才以下の子ども達の血中鉛濃度のデータを解析した。CDCの参照レベルは≥5 µg/dLで、これは1-5才の子ども達の上位2.5%の血中鉛濃度である。

2014年4月25日から2015年10月15日まで(フリント川の水が飲料水に使われた時期)、フリントの水道水の鉛濃度が徐々に上がり子ども達の血中鉛濃度が≥5 µg/dLになった。≥5 µg/dLの血中鉛濃度になる確率は以前に比べて50%高くなった。CDCは子ども達の血中鉛検査を薦め、≥5 µg/dL以上の場合は自宅の鉛源や健康や発育評価を含む評価とフォローアップを受けるべきとした。

MMWR

Blood Lead Levels Among Children Aged <6 Years — Flint, Michigan, 2013–2016

http://www.cdc.gov/mmwr/volumes/65/wr/mm6525e1.htm?s_cid=mm6525e1_w

[]広告規制におけるEU離脱の影響の可能性

The potential impact of Brexit on advertising regulation

16 June 2016

https://www.cap.org.uk/News-reports/Media-Centre/2016/Insight-The-potential-impact-of-Brexit-on-advertising-regulation.aspx#.V3DMAtMkpaQ

最近問い合わせがあった。直ちに大きな影響はないだろうと考えている

EUの食品への栄養や健康強調表示については実際にEUを離脱するまでは維持される。少なくとも2年。

[]ブロッコリー化合物は慢性疾患対策に役立つかもしれない

Behind the headlines

Broccoli compounds may help combat chronic diseases

Friday June 24 2016

http://www.nhs.uk/news/2016/06June/Pages/Broccoli-compounds-may-help-combat-chronic-diseases.aspx

「新しい研究によると、ブロッコリーを食べることは冠動脈心疾患、2型糖尿病、いくつかのがんになるリスクを下げるかもしれない」Daily Mailが報道した。しかしこの主張の根拠はしっかりしたものだとは言えない−この研究はヒトではなく植物での研究だから。

ブロッコリーや他のアブラナ科の野菜にはフェノール類が含まれ、それらは心疾患やある種のがんや2型糖尿病や喘息との関連が言われてきた。それらは細胞を分子レベルで傷つける酸化的ストレスや炎症に関与すると考えられている−そのメカニズムは不明だが。そのような健康上のメリットがある可能性があるため、植物学者達はフェノールの多い野菜や果物を作りたがる。この研究はフェノール含量の多いブロッコリーを調べてフェノール産生に関わる遺伝子や遺伝子配列を決めようとしたものである。しかしながらこの研究ではフェノール含量は年や生産条件で大きく異なることも示した。このことはフェノール含量を変えるのは遺伝子をかえるだけというような単純なものではないことを示唆する。そしてMailの見出しとは違って、「遺伝子を操作した」ブロッコリーがヒトや動物で調べられたわけではない。

ブロッコリーやその他の野菜は健康的な食生活の一部として薦められている。しかしこの研究は根拠とはならない。

[]論文

Neonicotinoid pesticides cause harm to honeybees

24-Jun-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-06/jgum-npc062416.php

PloS ONEに発表されたMainz大学医学センターとフランクフルトのGoethe大学の研究者らの研究によるとネオニコチノイドローヤルゼリーのアセチルコリン濃度を減らす。ミツバチにクロチアニジン: 1, 10 100 μg/kg 、チアクロプリド 200 、8800 μg/kg)入り砂糖水を与えた研究。

ローヤルゼリーってアセチルコリン入ってるんだ

A novel method developed for acetylcholine detection in royal jelly by using capillary electrophoresis coupled with electrogenerated chemiluminescence based on a simple reaction

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19517434

によると912+/-58 microg/g)

  • ヒ素は植物細胞の核に蓄積する

Arsenic accumulates in the nuclei of plants' cells

24-Jun-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-06/ded-aai062416.php

Journal of Experimental Botanyに発表された、マツモCeratophyllum demersumのX線による解析の結果。

その他

  • 最近の欧州委員会のグリホサートについての行き詰まりについての専門家の反応

SMC

expert reaction to latest European Commission impasse on glyphosate

June 24, 2016

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-latest-european-commission-impasse-on-glyphosate/

ケンブリッジ大学NERC研究フェローLynn Dicks博士

グリホサートの将来についての決定は農業業界の大きな懸念であり、この規制を巡る不確実性は、確実に英国のEU離脱投票における農家の投票に影響を与えた。

この事例は最新の科学的根拠をもとに規制を行うことについての課題を明らかにする。科学はいつも必ず不確実で、その性質上新しい根拠に過敏である。政策と規制には確実さと長期的安定が必要である。政策がめまぐるしく変われば仕事や生活がリスクに晒される。

時に急速な政策変更が必要な場合もある。社会として、我々は政策がしっかりした信頼できるバイアスのない科学的根拠に基づくことを確保するために、事例毎に注意深く選択する必要がある。

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20160520#p6の追加

残留農薬の基準がEUと英国で違うものになるのだろうか??やっとEU統一基準になったのだが。グリホサートとネオニコチノイドは農家にとっては大きかったかもしれない)

  • 欧州のエビデンスと理由を守ろう

Sense about science

Standing up for evidence and reason in Europe

24 June 2016

http://www.senseaboutscience.org/news.php/481/standing-up-for-evidence-and-reason-in-europe

最近のEU離脱を巡る議論の中で、真実ではない言い分をおおっぴらに皮肉を込めて受け容れ、専門性を無視するようになったと心配し、そのことで人々が望むこととは反対のことを成し遂げようと努力していると嘆くたくさんの人々から我々に連絡があった。

我々の部長Tracey BrownがTimesに専門家と根拠を無視することについて文書を書いた。

我々は知識と根拠と理由のある主張を尊重する活動をしてきて、この目標に向かって多くの団体が参加してきた。

(略)

来月Sense about Science EUを作りEuroScience Open Forumでイベントを行う。我々の人生に影響する決まりや規制がしっかりした根拠に基づき、意志決定者は人々に対して自分の言葉を説明でき、研究者や市民はそれぞれの役割を完遂できるようにすることを目指す。

Timesの記事はログインが必要

‘Sourness’ marks 2016 referendum campaign

http://www.thetimes.co.uk/edition/comment/how-this-referendum-compared-with-1975-g7rk9j2k8

(熱狂的短期集中型政治キャンペーンの中では冷静に根拠を見極めてというような声はかき消されるのだろうなぁ。こんなこと(お祭り騒ぎの国民投票)をしてはいけないとしか思えない)

  • 研究者らはEUを抜けるという英国の決定を嘆き悲しむ

Science

Researchers deplore U.K. decision to leave the European Union

By Daniel CleryJun. 24, 2016

http://www.sciencemag.org/news/2016/06/researchers-deplore-uk-decision-leave-european-union

  • ショック、悲しい、怒り:科学者の#Brexitについてのツイート

Shock, sadness, anger: Here's what scientists are tweeting about #Brexit

By Martin EnserinkJun. 24, 2016

http://www.sciencemag.org/news/2016/06/shock-sadness-anger-heres-what-scientists-are-tweeting-about-brexit

英国の科学者はほぼ全員一致で残留支持だった、そして結果にフラストレーションを投稿している

  • Brexit:科学にとって何を意味する?専門家の反応

SMC NZ

Brexit: what does it mean for science? Expert reaction

June 27th, 2016.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2016/06/27/brexit-what-does-it-mean-for-science-expert-reaction/

豪州と英国の科学者の意見

困ったことではあるが科学の世界での国際協力は推進していかなければならない、といったところが多いか

  • 反知性主義が現代社会の最大の脅威

Anti-Intellectualism Is Biggest Threat to Modern Society

June 26, 2016

http://acsh.org/news/2016/06/26/anti-intellectualism-is-biggest-threat-to-modern-society/

ポーランドで生まれ育った私の妻は、ポーランドでの学校生活について話したことがある。ポーランドではクラスで最も人気のある生徒は頭の良い生徒だった。生徒達は知性と勤勉さを尊敬した。彼女が交換留学生として米国に来たとき、そこでは反対だった。賢い生徒はのけ者にされスポーツ選手やチアリーダーが人気者だった。彼女の逸話はアメリカではよくあることで、アメリカのより大きな真実を反映している。賢くないことがかっこよく、科学者や経済学者やジャーナリストの集合智を否定することが称賛される。「権威」を否定することが国民的娯楽になった。

この傾向は致死的である。インフルエンザの予防接種を薦める専門家の助言を無視し、進化論を否定し科学の代わりに訴訟が規制を決める。何が原因だろう?3つ考えられる。

最初はインターネットによる「情報の民主化」。誰もがあらゆる情報を得られ、自分にとって最も都合の良い情報を信じる。二つ目は全てのことが政治化した。気候変動もGMOも支持政党によって意見が分かれる。三つ目は批判する方が防衛するより簡単であること。

解決法は、まず頭を冷やして政治的レトリックから距離を置く。それから事実は強固でも政策としては合意できない部分はたくさんある。議論はそこに焦点をあてるべきである。

The MEND™ protocol for Alzheimer’s disease: Functional medicine on steroids? (revisited)

Posted by Orac on June 24, 2016

http://scienceblogs.com/insolence/2016/06/24/the-mend-protocol-for-alzheimers-disease-functional-medicine-on-steroids-revisited/

先週私は医学への疑似科学とファンタジーの侵入について書き、それをquackademic medicine(インチキ大学医学)と呼んだ。問題の機関はジョージワシントン大学で、疑わしい治療方法はMEND™プロトコールというものでMuses研究室がアルツハイマーの治療法として販売している。このプロトコールはある種の適切なコンピューターアルゴリズムを使っているように見える。Muses研究室によるとこの計算が「個別化」アルツハイマー治療計画を作り出す。コンピューターの計算式というのがあなたにとって十分な警戒信号にならないのなら、その計算結果が生み出す「統合医療」のリストは、異論のないものから根拠のないもの、極めて疑わしいもの(運動、夜8時間寝る、グルテンフリー食、低グリセミック指数食、無数のサプリメント)の混合物であることを指摘しよう。Muses研究室はMEND™プロトコールの根拠として、全く研究とは思えないDale E. Bresdenの研究を宣伝する。プレスリリースで誇大広告されている研究とその成果は、研究論文に必要な情報が大きく欠けている(内容略)。協力研究者はFDAから警告文書を送付されたことがある。MEND™プロトコールが完全に理解できる4日間の有料セミナーという金儲けも行われている。これが科学のカテゴリーではなくマーケティングのカテゴリーであることは明白である。

  • 英国のEU離脱投票に研究者は動揺

Natureニュース

Researchers reeling as UK votes to leave EU

24 June 2016

http://www.nature.com/news/researchers-reeling-as-uk-votes-to-leave-eu-1.20153

ほとんどの科学者が望まなかった結果になった

  • 科学者はBrexit(英国のEU離脱)にどう反応したか

How scientists reacted to the Brexit

24 June 2016

http://www.nature.com/news/how-scientists-reacted-to-the-brexit-1.20158

何人かの意見。がっかりした、心配している、といった意見が多い

  • 息子の髄膜炎の死亡についてDavid Stephan懲役、Collet Stephanは自宅監禁

David Stephan gets jail time, Collet Stephan gets house arrest in son's meningitis death

Jun 24, 2016

http://www.cbc.ca/news/canada/calgary/lethbridge-meningitis-trial-sentence-parents-toddler-died-1.3650653

細菌性髄膜炎で死亡した19ヶ月の息子に必要な医療を受けさせなかったとして有罪とされた父親が4ヶ月の懲役刑、母親が3ヶ月の自宅監禁と判断された。判事は両親には子どもの命を危険に晒す意図はなかったとしたが、父親が医師に診せないという意図的判断をしたとした。

  • ホメオパシー雑誌は科学に属するか?

Does a journal of homeopathy belong in science?

By Ivan Oransky  June 17, 2016

https://www.statnews.com/2016/06/17/homeopathy-journal-thomson-reuters/

Thomson Reutersの有名でよく使われているが誤用も多い雑誌ランキングリストからホメオパシー雑誌が外された。理由は引用されているのがほぼ同一雑誌であるため。この雑誌を発行していたのは世界最大の出版社のひとつElsevierで、このことはElsevierのような合法的な世界企業ですらお金になるなら非科学的な何かを受け容れることを示す。

2016-06-24

[]BfRは内分泌撹乱物質の同定のための欧州委員会の科学的基準を歓迎

BfR welcomes the scientific criteria of the European Commission for identifying endocrine disruptors

17 June 2016

http://www.bfr.bund.de/cm/349/bfr-welcomes-the-scientific-criteria-of-the-european-commission-for-identifying-endocrine-disruptors.pdf

欧州委員会が農薬とバイオサイドの有効成分に含まれる内分泌撹乱物質を、調和のとれた科学的基準を用いてどう同定するかについての案を提示した。この定義は消費者を高いレベルで保護するための内分泌撹乱物質の規制の基礎となる。

案ではBfRが4月にベルリンで開催した一連の科学会議の提案を考慮している。これらによると内分泌撹乱物質の同定にはWHOの定義に沿って包括的科学的解析が行われるべきで根拠の重み付けも行うべきである。

BfRは長い間内分泌撹乱物質に対しては「1物質1評価」の原則を採用すべきだと薦めてきた。農薬とバイオサイドに適用される欧州委員会の内分泌撹乱物質の評価基準は全ての天然および合成のホルモン系に負の影響を与える物質に適用されるべきである。

BfRは化学物質の透明で安全な同定を可能にするために調和のとれた技術的ガイドラインを開発することを薦める。

[]鉛、水 米国(第11報): (オレゴン)学校

Lead, water - USA (11): (OR) schools

http://www.promedmail.org/post/4305010

Date: Tue 21 Jun 2016 9:42 AM PDT Source: KXL FM News 101 [edited]

オレゴン州ポートランドの教師二人が鉛検査で陽性だった。オレゴン公共放送は、一人は北ポートランドのPeninsula 学校の教師で、もう一人は他の学校から最近移ってきた人であるという。ポートランド教職員組合のGwen Sullivan会長は汚染源がPeninsulaだと確認されたわけではなく、鉛が検出された教師は自宅の検査もするよう求めている。彼女は「解けないパズルのようだ」という。先月2つの学校で鉛濃度が高いことが発見されて以来、鉛にスポットライトがあたっている。

[]Whangaparaoa地域に貝警告拡大

Shellfish warning extended for Whangaparaoa region

24 Jun 2016

http://www.mpi.govt.nz/news-and-resources/media-releases/shellfish-warning-extended-for-whangaparaoa-region-2/

MPIはWhangaparaoa地域の貝を集めたり摂取したりしないようにという現在の健康警告を再び拡大する。定期検査で麻痺性貝毒の量が安全基準を上回ったため。

[]我々は「王のように朝食を食べ貧民のように夕食を食べる」べきか?

Behind the headlines

Should we 'eat breakfast like a king and dinner like a pauper'?

Thursday June 23 2016

http://www.nhs.uk/news/2016/06June/Pages/Should-we-eat-breakfast-like-a-king-and-dinner-like-a-pauper.aspx

Daily Mirrorが「我々は「王のように朝食を食べ貧民のように夕食を食べる」べきだと科学者が主張する」と報道した。この見出しはいつ食べるのかが何を食べるのかと同じくらい重要だとする「時間栄養学」の新しいレビューによる。このレビューでは1日の総エネルギーの多くを夜に食べること−英国では普通のこと−が肥満に関連する可能性があると示唆する。しかしこの根拠は決定的ではなく、レビュー対象の研究の結果は様々である。またこの研究では国により食パターンは多様であることも示した。この研究の著者は健康のために最適の食パターンを理解するのはまだ遠い道のりだと言っている。

このレビューでは使われた方法があまり説明されていないので注意が必要である。このことは著者が妥当な文献全てを考慮していない可能性を意味する。

現在の食事助言は朝食を抜かず、健康的でバランスのとれた朝食をとること、である。

[]FDA:科学とレギュラトリーサイエンスの新しいフロンティアにいる科学者にとって素晴らしいところ

FDA: A Great Place for Science…and for Scientists on the New Frontier of Regulatory Science

Posted on June 23, 2016 by FDA Voice

By: Robert M. Califf, M.D.

http://blogs.fda.gov/fdavoice/index.php/2016/06/fda-a-great-place-for-scienceand-for-scientists-on-the-new-frontier-of-regulatory-science/

FDA長官として、私はFDAがアメリカ人の健康を守り増進するための我々の任務のために入手できる最良の科学を使うことに深く献身していることを誇りに思う。それは科学や技術の進歩が早く、人間の生物学や病気のメカニズム、食品中汚染物質の分子の性質に関する我々の理解が拡大している今日においては特に重要である。こうした革新は我々にとって新しい治療法の開発やグローバリゼーションの課題に見合うしっかりしたシステムで食品供給網を保護することなどについての前例のない機会を提供する。しかし直面する課題を解決するために最新の科学を適用することのもう一つのメリットがあり、それは私がFDAの1万人以上の科学者のうちの何人かとの会話でますます明らかになった。それは全てのアメリカ人の人生を現実に変える最前線の問題についてFDAの最新の実験室で働くことにより得られる個人としてプロとしての深い満足感である。FDAの科学者の一人が言ったように、「FDAでは、あなたの仕事は、最新技術と患者のケアが、科学的疑問とレギュラトリーサイエンスにより、真に出会うところである」。

活き活きした協力的科学環境の一部になる

あなたが生物学者であろうと化学者、疫学者、薬剤師、統計学者、獣医、看護師、医師、あるいはエンジニアであろうと、あるいは新卒や熟練科学者であろうと、FDAは活き活きした協力的レギュラトリーサイエンス文化の一部になるまたとない機会を提供する。

FDAの科学者は医薬品や食品企業に対する鳥の目を獲得し、これらの企業を導く規制の構造を理解し詳しくなる。

(以下略。科学者向けのリクルートなのだが、ポジティブでいいなぁ。アメリカは大学や企業や国の機関を自由に行ったり来たりできるのでキャリアを積む、という考え方ができる。日本だと動けないし知識を利用することすらままならない)

[]EFSA科学会議N°22「エピジェネティクスとリスク評価:我々はどこに立っているのか?」

EFSA Scientific Colloquium N°22 ‘Epigenetics and Risk Assessment: Where do we stand?’

14 June 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/events/event/160614

エピジェネティクスとリスク評価:EFSAの科学会議は今後の道筋を描く

EFSA科学会議の結論としてカロリンスカ研究所のSandra Ceccatelli教授は「我々は知っていることと知らないことを同定した。これは素晴らしい成果である」と述べた。6月14-15日に20ヶ国約100人が参加した科学会議。

エピジェネティクスとは何?

エピジェネティクスは比較的新しい科学分野で実際何を引き起こすのかについてはまだ議論が続いている。我々が知っているのはエピジェネティクスは細胞のDNA周辺の変化によりDNAの配列を変えることなく遺伝子がどう読まれるのかを変える。バーミンガム大学のKevin Chipman教授は「エピジェネティクスは正常な生理機能の重要な側面で、環境に適応し反応する方法である。」という。個人のライフスタイルや食事や環境ストレッサーなどの外部要因がエピジェネティックプロセスに影響するという根拠が増えている。その結果身体の見た目、寿命、健康、病気になりやすさなどが良い方にも悪い方にも変わる可能性がある。

リスク評価におけるエピジェネティクス

この議論の目的は食品安全リスク分析におけるエピジェネティクスの役割について同定することである。USDAのDiane Wray-Cahen博士は「エピジェネティクスは食品中の特定のハザードについての現在の我々のリスク分析の方法に何かを加えるか?我々はまだ答えを知らない」という。

ディスカッショングループ

専門ディスカッショングループでは各種課題について議論した:リスク評価の際にエピジェネティクスを考慮すべきか否か;分子メカニズムを考慮する必要性やエピジェネティクス影響を調査する方法とバイオマーカーの使用;既存データの不足している部分の同定と今後の研究課題、など。

可逆性や世代を超えた影響、適応的変化と有害影響の区別の必要性など、繰り返されるテーマもあった。またエピジェネティック変化が有害影響を引き起こしたり化学物質暴露による有害影響の結果としてエピジェネティクス変化があった場合、原因なのか結果なのかという問題についても議論した。

宿題

主な宿題は、エピジェネティクスへの理解を進めるための質問に答えを探すことである。エピジェネティクス修飾は何を意味するのか?我々はそれをどうやって研究するか?そのような修飾についてどのくらい心配すればいいのか?フランス国立科学研究センターのRobert Feil博士は「我々は良い議論をし、これが正確な質問をするのと今後の方向性を形成するのに役立った」という。

我々はどこに立っているのか?

会議の科学的結果を参照してCeccatelli教授は言う:「我々は将来やるべきことを知っている。我々は進む方向を同定した」という。閉会に際して彼女は、科学的リスク評価を向上させるためには各科学専門分野と疫学の臨床分野との協力が必要であることを強調した。

プレゼン資料掲載

・オランダの人はヒ素アフラトキシンとシクロスポリンAのトキシコゲノミクス

・NTPの人が食品中フランの話をしている

フランのバイオアッセイでの発がん性は明確で遺伝毒性もあるが肝発がんは再生性の過形成の二次的なものであると考えられる。フランのラットやマウスでのがんがDNAメチル化などのエピジェネティクス変化を介するのではないか?

・Chipmanのスライドにはラマルクとダーウィンとキリンの首の話が

[]食品中のマイクロプラスチックとナノプラスチック−新興問題

Microplastics and nanoplastics in food – an emerging issue

23 June 2016

https://www.efsa.europa.eu/en/press/news/160623

海や水域のプラスチック廃棄物の生息環境や野生生物への影響について世界的関心が高まっている。EFSAは食品中、特にシーフード中のマイクロプラスチックとナノプラスチック消費者へのリスク評価に向けた最初の一歩を踏み出した。

Presence of microplastics and nanoplastics in food, with particular focus on seafood

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4501

あとで

[]全国食品犯罪ユニットは「食品犯罪匿名通報」を開始

National Food Crime Unit launches ‘Food Crime Confidential’

23 June 2016

http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2016/15226/food-crime-confidential-launch

全国食品犯罪ユニットは食品犯罪を電話やメールで安全に匿名で報告できる「食品犯罪コンフィデンシャル」を開始した。食品犯罪の疑いについて誰でも報告できる。特に食品産業内あるいは周辺で働いている人を対象にする。

その他

注目のがんレビューが議論の引き金を引く

High-profile cancer reviews trigger controversy

Kai Kupferschmidt

Science 24 Jun 2016:Vol. 352, Issue 6293, pp. 1504-1505

6月15日に公式発表されたあと世界中を駆けめぐり数百のウェブサイトで拡散されたこのニュースに、読者コメントから判断すると多くの人は安心したが一部の人は驚いた。問題のメッセージは、IARCによると、コーヒーは結局がんの原因ではないが、非常に熱い飲み物はがんの原因かもしれない。

しかし科学者は熱い飲料への判決は一般の人をより賢くすることはないと不満を言う、なぜならそのリスクがどのくらい大きいのかは言えないからだ。そして次の日BfRはコーヒーについてのような、一律的評価は消費者にとってあまり役にたたない、という。他の多くの食品同様、コーヒーは多くの化合物の複雑な混合物で、中には発がん性のあるものもあり有用な化合物も含まれる。

このパターンは何度も繰り返される:IARCが何かを発表する、混乱と批判と議論が続く。2015年10月にはIARCは加工肉がプルトニウムや喫煙と同じ分類の発がん性だと発表してニュースの見出しとなった。しかし統計学者やリスクコミュニケーションの専門家はリスクは非常に小さいとフォローした。数ヶ月前にはIARCは世界で最も広く使われている除草剤グリホサートが「おそらく発がん性」と判決してEUでのこの物質の禁止を後押ししたが、BfRやEPAを含む多くの機関は対立している。

ニューヨーク市のアルバートアインシュタイン医科大学のがん疫学者Geoffrey Kabatは「こうした判決に一般の人々はどうしたらいい?」と問いかける。「IARCについてどんなに観察しても、当惑するばかりである」

IARCは1965年にフランスのリヨンに作られ、世界中のがん登録を作るのを援助しデータ収集の調和を目指した。「これらのデータベースの一部は非常に有用である」と英国ケンブリッジ大学のがん疫学者Paul Pharoahは言う。IARCは疫学の訓練をし素晴らしい研究を行っている。しかしIARCの最も目立つ製造物は1971年に始まった「ヒト発がん性リスク評価モノグラフ」である。それは物質や環境暴露を(これまで約1000)5つのカテゴリーに分類している。

コーヒーの場合IARCは最近の研究のレビューで1991年からの「発がん性の可能性がある」という分類から「発がん性について分類できない」に変更することになったという。また65℃以上の飲料を飲むことはおそらく食道がんの原因になると言った−ただしリスクの大きさは示さない。「これは科学にとって興味があるかもしれないが、意志決定のための情報を提供しない」とケンブリッジの統計学者David Spiegelhalterは言う。

観察筋はIARCが議論のもとになる要因はいくつかある、という。一つはIARCがしばしば携帯電話やコーヒーのような広く使われている製品を評価するので関心を集めること。もう一つはIARCが極めて積極的にメディアに報道してもらおうとすることである。ニューヨーク市の独立したリスクコミュニケーション専門家Peter Sandmanは、IARCが「それが広く誤解されるだろうことを知っていて、多分誤解により人々が行動を帰ることになるだろうという信念をもって」比較的曖昧な声明を発表することを批判する。

IARCの広報官Veronique TerrasseはIARCの強固な評判は「そんなふうにメディアに報道してもらう方法を探る必要はない」、広報活動は透明性のためだ、という。IARCモノグラフ計画の部長Kurt Straifは「私は一般の人たちには利益相反のない科学者がどう結論したのか知る権利があると考える」という。彼は批判の多くがIARCの評価が嬉しくない関係者と直接間接関係のある人からのものだ、という。しかしStraifはIARCの発表が最初は短い要約で何ヶ月も後に完全なモノグラフを発表するのは理想的とはいえないことは認める。

さらにコミュニケーションを面倒にしているのはしばしば人々が認識していないハザードとリスクの区別である。ハザードはそれが何らかの条件で病気をおこすかどうか、リスクは暴露されたときのがんいなる可能性はどのくらいなのか、である。IARCはモノグラフのタイトルに「リスク」という単語を使っているが、全文ではハザードを同定していると注意している。

しかしハザードだけをみることにはマイナス面がある。例えば、何かが絶対がんをおこさないと証明するのは極めて困難である。実際IARCが「おそらく発がん性ではない」と分類しているのはたった一つ、ナイロンの前駆体であるカプロラクタムのみである。そして「発がん性はない」という分類は存在しない。StraifはIARCのレビューは発がん性が疑われたものを優先するためだと言う。

この分類は消費者にとっては混乱するものである。カテゴリーが違うことがその物質の危険性とは何の関係もない。IARCは喫煙と加工肉を同じカテゴリーにしているが喫煙のほうがはるかにリスクは大きい。「人々は間違ったものを心配し、全てのものに発がん性があると結論して禁煙する気が失せるだろう」Kabatは言う。

科学的にはハザードのみに注目するのは時代遅れである、とBfR長官は言う。一部は世界は低濃度では害のない発がん物質に満ちているからである。IARCのStraifはリスクを定量化するのに十分な根拠がないからだという。しかし根拠があればその方向に動く試みをしている、と。

それまで、科学者は影響力の大きいIARCの発表に備えている。IARCは調理の際に生じるアクリルアミドやビスフェノールAのような議論の多い物質のモノグラフを計画している。BfR長官はIARCの白黒二分法の判決が規制の議論をさらに政治的なものにするだろうことを恐れている。

少なくとも非常に熱い飲料については−特に役立つというわけではないが−政治的問題にはならない。「熱いお茶はさましてから飲むように言うことに大きな有害影響があるとは考えにくい」Pharoahは言う。

2016-06-23

[]あなたの朝の元気づけの一杯についての多くのこと:コーヒーのもたらすリスク評価の課題

Quite a few things in your morning pick-me-up: coffee poses a challenge to risk assessment

16.06.2016

http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2016/22/quite_a_few_things_in_your_morning_pick_me_up__coffee_poses_a_challenge_to_risk_assessment-197783.html

6月15日に世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)が行ったコーヒーのリスク分類を受けて、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は食品のような複雑な混合物のリスク評価は消費者には限られた情報価値しかないことを指摘する。「各食品は通常、一般的にほんの僅かではあるが、発がん性の可能性のある物質を含む可能性がある。だが同時に、健康を促進する物質も影響を与える」とBfR長官Dr. Andreas Hensel氏は述べた。「コーヒーや肉のような食品は、通常複雑な混合物すぎて発がん性について消費者に実用性のある一般的な言明はできない。」本日発表された研究の中で、IARCはコーヒーを「ヒトに対する発がん性について分類できない」(グループ3)と分類した。

様々な健康を促進する物質のほかに、コーヒーは単独ではヒトに発がん性物質として作用する可能性のある、ある種の活性成分も含んでいる。例えば、フラン、アクリルアミド、多環芳香族炭化水素(PAHs)である。さらに、カフェインは健康に悪影響がある恐れがある。だが、入手可能な研究全体では、コーヒーの発がん性の可能性は証明されていない。他の食品と同様に、個々の活性成分と全体としてのその食品の影響が異なることには2つの理由がある。一つには、食品には他の物質の潜在的な有害影響を軽減する、あるいは中和する物質が含まれている可能性がある。他方、望まれない物質の含有量が低すぎて典型的な摂取量での入手可能な研究では有害影響が見られない可能性がある。

設立以降、IARCは発がん性の可能性のある989の化学物質、物質、食品、活動を調査してきた(IARCによる、2016年2月時点)。その中で、「おそらくヒトに発がん性がない」というグループ4に分類されたのはたった一つの物質である。IARCの分類は許認可手続きとは独立して行われている。健康リスクの可能性を評価するBfRとは違って、IARCは物質のハザードの可能性を評価するだけである。リスク評価はハザードの可能性に加えて、実際の摂取量(暴露)も考慮する。

IARCは、熱い飲み物、マテ茶、コーヒーに関するモノグラフの概要を発表した。その中で、IARCはコーヒーを「ヒトの発がん性に関して分類できない」(グループ3)と分類し、「ヒトに発がん性の可能性がある」(グループ2B)とランク付けしていた1991年のコーヒーの分類を格下げしている。

コーヒーの発がん性の可能性の分類とは無関係に、BfRは消費者に対してカフェインの健康リスクに繰り返し注意している。成人では、カフェインは、神経質、不眠症、心不整脈、高血圧、胃腸の問題を引き起こす可能性がある。

成人では、短期間で最大200mgのカフェイン摂取は安全だと考えられている。これはおよそフィルターコーヒー2カップに相当する。一日の間では、成人はその約2倍の量を飲むことができる。妊婦と授乳中の女性はコーヒーを飲むのは2カップ未満にするべきで、子供は完全にコーヒーを避けるべきである。コーヒーへの感受性は人により大きく異なる。例え1杯のコーヒーでもある種の人には不眠症になる恐れがある。過敏症の人は、特に大量のコーヒー摂取を控えるべきである。

[]意見

Safety and efficacy of inositol as nutritional additive for dogs and cats

EFSA Journal 2016;14(6):4511 [9 pp.]. 22 June 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4511

乾燥補完飼料(88%乾物)1kgに最大で総含有量3,000 mg の遊離イノシトールは犬と猫に安全だと考えられる。犬と猫用食品のイノシトール補助のメリットは証拠がない。

  • 全ての動物種用サイレージ添加物としてのLactobacillus plantarum NCIMB 42150の安全性と有効性

Safety and efficacy of Lactobacillus plantarum NCIMB 42150 as a silage additive for all animal species

EFSA Journal 2016;14(6):4506 [9 pp.]. 22 June 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4506

この系統のL. plantarumは、1 × 108 CFU/kgの申請割合で使用することで、乳酸の生産を増やし、pHを下げ、サイレージ生産を改善する可能性がある。

  • 鶏肥育用飼料添加物としてのBacillus subtilis DSM 28343の安全性と有効性

Safety and efficacy of Bacillus subtilis DSM 28343 as a feed additive for chickens for fattening

EFSA Journal 2016;14(6):4507 [11 pp.]. 21 June 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4507

Bacillus subtilis DSM 28343は、対象種、この添加物を与えられた動物由来製品の消費者、環境に安全だと思われる。提案量で鶏肥育の成長向上に有効な可能性がある。

  • 2016–2018年のEFSAの科学委員会によるリスク評価ガイダンスの開発のための優先課題

Priority topics for the development of risk assessment guidance by EFSA’s Scientific Committee in 2016–2018

EFSA Journal 2016;14(6):4502 [9 pp.]. 20 June 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4502

EFSAは、新規の、あるいは既存のガイダンス改訂の必要があるギャップを同定するために、分野を横断する科学的評価ガイダンスをレビューするよう科学委員会に求めた。議論を通して2016-2018作業計画にいれるべきトピックスを同定し(個人の感受性と不確実性因子;疫学研究の解釈;使用歴)対応可能になったときにさらなる議論を行う。3分野ではすでに作業が進行中である:化学物質混合物;毒性学的懸念の閾値アプローチのフォローアップ;ナノテクノロジー

  • ピコキシストロビンの農薬リスク評価ピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance picoxystrobin

EFSA Journal 2016;14(6):4515 [26 pp.]. 22 June 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4515

情報不足と懸念が確認された。

[]CDCは初めて有害藻類の大発生とそれに関連する病気の全国報告システムを開始する

CDC launches first national reporting system for harmful algal blooms and associated illnesses

Wednesday, June 22, 2016

http://www.cdc.gov/media/releases/2016/a0622-algal-blooms.html

新しいウェブサイトも作った

近年の気候変動や農業、排水その他環境問題の影響で有害藻類の大発生の頻度と大きさが増加している。藻類の急速な増殖により空気や水や食品に入る可能性のある毒素が作り出され、水の酸素が枯渇する。このような大発生は動物や人々や地域の生態系に害を与える可能性がある。OHHABS(One Health Harmful Algal Bloom System)は理解を助けるだろう

http://www.cdc.gov/habs/ohhabs.html

[]安全性助言

MAGNA-RX capsules

23 June 2016

http://www.tga.gov.au/alert/magna-rx-capsules

TGAの検査で表示されていないシルデナフィルが検出された

製品の写真有り (漢字で「増粗増大丸」と書いてある。しかし1粒で180時間持続するって、ほんとにそんなものだったら大変なのでは・・・嘘だけど)

[]医薬品、ジンジャー、鍼が「つわりにベスト」

Behind the headlines

Drugs, ginger and acupuncture 'best for morning sickness'

Wednesday June 22 2016

http://www.nhs.uk/news/2016/06June/Pages/Drugs-ginger-and-acupuncture-best-for-morning-sickness.aspx

Daily Mirrorが「何万人ものつわりのある妊娠女性には症状を緩和するために薬を与えられるべきである」と報道した。この助言は、同時にショウガや鍼が妊娠中の吐き気や嘔吐に役にたつとも言っている一連の新しいガイドラインによる。つわりは「朝の不調morning sickness」と呼ばれるがいつでもおこるので医療の専門家は吐き気や嘔吐と呼ぶことを好む。新しいガイドラインは王立産科婦人科学会の作ったものである。

つわりは妊娠食によく見られ、多くの場合最初の三ヶ月期におこる。不快ではあるが妊娠のリスクにはならず通常16-20週で軽快する。このガイドラインでは重症の吐き気と嘔吐を経験する妊娠悪阻についても扱っている。

[]FTCはインフォマーシャル業者Kevin Trudeauの減量本を購入した消費者に600万ドル以上を返金する

FTC Returns More Than $6 Million to Consumers Who Bought Infomercial Marketer Kevin Trudeau’s Weight-Loss Book

June 22, 2016

https://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2016/06/ftc-returns-more-6-million-consumers-who-bought-infomercial

FTCはKevin Trudeauの本“The Weight Loss Cure ‘They’ Don’t Want You to Know About”を購入した消費者に合計約630万ドルの小切手を郵送している。2009年に連邦判事が、2004年にFTCが規定した命令に違反して本の内容を虚偽宣伝したことでTrudeauに支払いを命令している。

Trudeauは何年もの間FTCが消費者に返すためのお金を集めようとすることを妨害してきた。協力しないため留置所に入ったこともある。最終的にお金が入手できたのでFTCは消費者に返金できる。

  • Kevin Trudeauの犠牲者に返金

Refunds for Kevin Trudeau’s victims

June 22, 2016 by Andrew Johnson

https://www.consumer.ftc.gov/blog/refunds-kevin-trudeaus-victims

Kevin Trudeauの詐欺的インフォマーシャルを見て彼の本を買った何万人もの人が、FTCの努力でお金が戻る。Kevin TrudeauとFTCの戦いは彼の詐欺的インフォマーシャルの研でFTCと和解した90年代後半から始まっている。しかし彼は詐欺行為をやめず和解内容を実行せずさらなるインフォマーシャルでがんを治すなどと珊瑚カルシウムを売り始めた。2004年にFTCはインフォマーシャルを禁止したが今度は減量本を宣伝した。2009年に連邦判事から2004年の裁判所の命令に従わなかったとして消費者に返金を命令したが贅沢な生活をしながらお金がない等と主張して払わなかった。何度も裁判が行われ、FTCは彼が隠したお金をみつけた。

(この人の本、日本語でも出てる。典型的な詐欺師の本で中身空っぽなのにアマゾンで星たくさんつけてる人が結構いる。「消費者保護の立場で闘う活動家」とか紹介してあるけど、こういうことを言う人に詐欺師が多いのは何故だろう)

[]FDAは米国医師会と協力して栄養成分表示についての医学生涯教育ビデオを発表

FDA, in Collaboration with AMA, Releases Continuing Medical Education Video about the Nutrition Facts Label

June 22, 2016

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm498868.htm

患者が健康的な食生活の選択をするのに役立てるための医師向けの栄養成分表示の使い方に関する動画を発表した。医師は健康における栄養の役割については知っているかもしれないが栄養成分表示の役割については詳しくないかもしれず、しばしば患者にこのツールを使うことを説明する時間がない。この動画は医師に栄養成分表示について教育史患者と話をする才の実践的戦略を提供する。

動画と関連教材はFDAのサイトおよび医師会のサイトから入手できる。

[]FDAは医療機器改正の40周年を祝う

FDA Celebrates the 40th Anniversary of the Medical Device Amendments

Posted on June 22, 2016 by FDA Voice

By: Jeffrey Shuren, M.D., J.D.

http://blogs.fda.gov/fdavoice/index.php/2016/06/fda-celebrates-the-40th-anniversary-of-the-medical-device-amendments/

Steve Jobs と Steve WozniakがApple社を作りガソリン1ガロンが0.59ドルだった1976年、フォード大統領は医療機器改正法に署名した。大規模化学企業から生まれた医薬品とは違って、医療機器業界は個人の患者の必要に応じて作られた家族経営のところが多い。議会は1938年に詐欺的製品を取り締まろるためFDAに監視する能力を与えたが、権限の拡大は1962年と1970年に失敗している。そして1975年に避妊のための子宮内機器Dalkon Shieldで何千人もの女性が骨盤の炎症により傷つき、死者も出たため、議会が翌年対応した。医療機器改正法によりFDAは医療機器をリスクに応じて3つに分類し、クラスIII機器については市販前の認可を要求することになった。

(医療機器業界は医薬品より雑多で規制が遅れている。例えばアルカリイオン整水器の医療機器としての承認は昭和40年(1965年)、電位治療器は昭和38年(1963年)だそうだから、現在の科学のレベルで評価されていることを期待してはいけない。そして対策がとられるのはしばしば被害者がたくさん出てからだということも。水素生成装置とか買うような人に届くかなぁ)

[]ファクトシート

  • ラドンと健康

Radon and health

Updated June 2016

http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs291/en/

・ラドンは天然の放射性ガスで家や学校や職場などの屋内にもある

・ラドンは喫煙に次ぐ肺がんの重要な原因である

・ラドンは全ての肺がんの3-14%の原因であると推定されている

  • 減塩

Salt reduction

Reviewed June 2016

http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs393/en/

・1日5g以上の市の摂取と3.5g以下の不十分なカリウム摂取は高血圧に寄与し心疾患と脳卒中のリスクを上げる

・食事からのナトリウムの主な摂取源は塩であるがグルタミン酸ナトリウムにも由来する。

・ほとんどの人は塩の摂りすぎで、平均1日9-12g、推奨される量の約2倍摂取している

・成人の塩の摂取量を1日5g以下にすると血圧と心血管系疾患、脳卒中、冠動脈発作のリスクを下げるのに役立つ。

・WHO加盟国は世界の人々の塩の摂取量を2025年までに30%減らすことに合意している。

・減塩は最も費用対効果の高い健康対策である。

・推奨レベルまで減塩すると毎年250万人の死亡が予防できる。

[]論文

  • あなたは自分が吸っているものを知っている?研究は知らないことを示唆する

Do you know what you're smoking? Research suggests that you don't

22-Jun-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-06/bc-dyk062016.php

BMC Public Healthに発表された研究によると米国成人は、情報を見たことがあると報告するもののタバコの煙に何が入っているかほとんど知らない。ニコチンだけはよく知っている。

  • アメリカ人は補完医療に302億ドル自費を使っている

Americans spent $30.2 billion out-of-pocket on complementary health approaches

22-Jun-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-06/ncfc-as062116.php

全国調査によるとアメリカ人は成人用に283億ドル、子ども用に19億ドルの合計302億ドルを補完医療に自己負担している。ハーブサプリメントや瞑想、カイロプラクティック、ヨガなどを含む。この学はアメリカ人の医療費の自己負担の9.2%、総医療費の1.1%に相当する。

この中で最も多くお金を使うのは補完医療プラクティショナーで147億ドル、平均年433ドル。サプリメントには128億ドル。本やCDの購入などは27億ドル。

National Health Statistics Reports

Expenditures on Complementary Health Approaches:United States, 2012

http://www.cdc.gov/nchs/data/nhsr/nhsr095.pdf

(この金額がまともな医学研究に使えれば進歩するのに)

  • 伝染性のがんがいくつかの貝の種にひろがっていることがわかった

Study finds contagious cancers are spreading among several species of shellfish

22-Jun-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-06/cumc-sfc062116.php

新しい研究は、海の動物ではがんの直接伝染が考えられているより普通におこっている可能性を示唆する。Natureに発表

宿主とは遺伝的に違うがん細胞がクローンを作ってがんになる。違う種のがん細胞ががんを作ることも観察されている。

Nature

感染性の貝のがんは種を超える

Infectious shellfish cancers may jump across species

Ewen Callaway 22 June 2016

http://www.nature.com/news/infectious-shellfish-cancers-may-jump-across-species-1.20138

ほ乳類ではタスマニアデビルと犬のがんが知られている

Science

アサリやイガイで伝染性のがんが発見される

Contagious cancer found in clams and mussels

By David ShultzJun. 22, 2016

http://www.sciencemag.org/news/2016/06/contagious-cancer-found-clams-and-mussels

SMC

イガイ、ザルガイ、ゴールデンカーペットシェルクラムの間でのがんの伝染を調べた研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at cancer transmissible between individual mussels, cockles and golden carpet shell clams

June 22, 2016

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-looking-at-cancer-transmissible-between-individual-mussels-cockles-and-golden-carpet-shell-clams/

ロンドンがん研究所進化とがん部長Mel Greaves教授

この研究は貝類のがん細胞をしらべた。明らかにヒトと貝は大きく異なり、この結果を直接ヒトのがんにあてはめることはできず、心配する必要はない。

これまでの研究で犬(性交による)とタスマニアデビル(咬むことによる)にがんの伝達が示されている。ヒトで伝達される可能性は非常に低い。ヒトでがんがうつるのは極めて希な状況で、数年前に一卵性双生児で胎内で片方に白血病がはじまりそれが循環を共有している胎盤を介してもう一方に伝わった子どもの急性白血病の事例があった。この場合遺伝的に同一だったので拒否されなかった。この時はメディアで報道されたが新しい知見ではない。

文献では過去数十年間に母親から胎児へのがんの伝達が約30症例報告されている。多くは白血病か悪性黒色腫である。また過去40年の間に臓器を移植された人がドナーの臓器に由来するがんになったという事例がいくつか報告されている。いずれもがん細胞が血液を介して入り免疫機能が抑制されている状況である。そのようなリスクは極めて小さい。

貝の新しい結果については、全く心配する必要はないが生物学的にはとても面白い。

Rates of nonmedical prescription opioid use and opioid use disorder double in 10 years

22-Jun-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-06/nioa-ron062216.php

2012-2013年には約1000万人のアメリカ人、あるいは成人のうち4.1%が処方無しにあるいは指示されたのとは違う使い方でオピオイドを使った。2001-2002年には1.8%だった。

生涯のうちどこかで医療目的ではない処方オピオイドを使用したことがあるアメリカ人は11%以上で10年前の4.7%より相当増加している。オピオイド依存の定義にあう人も増加。

Journal of Clinical Psychiatryに発表。

  • 女性にとって、健康的な食事は年をとってからの可動性に役立つかもしれない

For women, healthy diets may help with mobility when aging

22-Jun-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-06/bawh-fwh062216.php

Journal of Nutritionに発表されたBrigham and Women's 病院による大規模研究。ナース健康研究に参加した54762人の女性の身体機能の障害と健康的食生活指標を検討した。食事については1980年から約4年ごとに食品頻度質問票で測定し、身体機能については1992年から2008年の間に4年ごとに測定した。身体機能障害率の少なさと、より健康的な食生活、野菜や果物の摂取量の多いこと、砂糖入り飲料・トランス脂肪・ナトリウムの少なさ、ほどほどの飲酒が関連した。

その他

  • 禁じられた作物:こうなるはずではなかったベネズエラのバイオテクノロジー

Silenced crops: The Venezuelan Biotechnology That Could Never Be

By Guido Núñez-Mujica

http://www.siquierotransgenicos.cl/2016/06/15/silenced-crops-the-venezuelan-biotechnology-that-could-never-be/

今あなたが「ベネズエラ」という単語を聞いたら、食料を買おうとして長い列を作っている、惨めで飢えた人々を想像するだろう。しかし2000年にはベネズエラは問題はたくさんあったが中所得国で、希望に溢れた楽観的な国だった。我々の大学の資金は豊富で、教師の給料は良く、我々はバイオテクノロジーのパイオニアだった。

やがてその反知性主義が何百万人もの命を破壊した、暗黒時代の兆候はあった。熱狂的な反GM活動家が遺伝子組換えパパイヤの実験農場を焼き払い、実験をしていた科学者は嫌がらせを受け牢屋に入れられた。私は大学1年生で、これらの活動家がメリダにまき散らした嘘と恐怖と間違った情報キャンペーンに直面した。ナチュロパスや活動家によりあらゆる種類の噂が語られた。パパイヤにはラットの遺伝子が入れられているとか大きくて形の良い野菜はGMだから買ってはならないとか。私の愛するメリダの町はGMOが恐ろしいというポスターで溢れた。私は人々が恐れ、神経質になり、科学者は収監すべきだと考えていたのを覚えている。こうした嘘の主張に誰も反論しなかった。でも私は教授達を責めることができない。私自身新聞に記事を書いたりラジオで話したり努力した。私は若く経験不足であまり大きなことはできなかった。私に賛成の側の人はそれを口にすることで失うものが大きすぎ、口を閉ざした。私には失うものがなかったから世界に反抗できた。そして世界が勝ち、私は他のことに関心を移したがこの問題はいつも心にひっかかっていた。

この物語の科学者の側のバージョンは語られることがない。仕事を迫害され禁止された彼らは沈黙を保っている。我々は彼らの経験を聞くべきだと思う。私自身も知りたい。パパイヤはどうなった?私達はハワイのパパイヤが健康で存続しているのを知っている。

だから私は農家や科学者のドキュメンタリーを作るために資金集めをしている。完全に失われてしまう前に彼らの経験を聞きたい。

以下募金サイトへの案内

(ベネズエラはそれなりに豊かだった国が反知性とポピュリズムと政治の混乱で貧困に陥るという珍しい事例。日本がそうならないとは限らないけど)

  • ウサギ啓発週間(英国)

Rabbit Awareness Week

18th - 26th June 2016

http://www.rabbitawarenessweek.co.uk/

ウサギの餌

http://www.rabbitawarenessweek.co.uk/diet/

ウサギは繊維の多い食事に適した消化器系をもっているので主に草や干し草からなる食事が望ましい

http://www.rabbitawarenessweek.co.uk/diet/the-excel-feeding-plan/fresh-greens/

残念ながらニンジンはウサギに良いというのは間違い。ニンジンや果物はデンプンや糖が多く、ウサギには適さないのでほんの少しだけおやつとしてたまに与えるに留めるべき。

与えてはいけない毒草も書いてある

ウサギとレタス(Lactuca virosa)の注意もあって、レタスの茎のところからでる苦いものをレタスオピウムlettuce opiumあるいはラクツカリウムlactucariumと呼ぶ。ウサギはダメらしい。

http://www.foocom.net/fs/takou_old/975/

ラクツカリウムの有効成分がlactucin とその誘導体lactucopicrin および 11β13-dihydrolactucinではないかと言われているらしい

  • 学校へのファストフードの配達を禁止せよ

Ban fast food deliveries to schools

23 June 2016

https://www.rsph.org.uk/en/about-us/latest-news/press-releases/press-release1.cfm/pid/5574DD50-0BFF-4AB9-9961CC717A1A60CA

RSPHの新しい報告書では学校へのファストフードの配達を禁止するよう求めている。

この報告書では若い人に調査を行って、25%が学校にファストフードの配達を注文したことがあり、半分はスマートホンで注文したことがある。5人中2人は学校から歩いて2分以内のところに不健康な食品を販売している店がある。

そして肥満対策としてファストフードを学校に配達するのを禁止することに50%が賛成する。保護者の3/4(74%)も学校の授業時間内にファストフード店が配達するのは制限すべきであるという意見を支持する。

(生徒の昼食に宅配OKな学校って日本にあるのだろうか?)

  • 日焼け止めの誤表示のせいで子どもが日焼けした

My kid got sunburned because of mislabeled sunscreen

June 22, 2016

http://nypost.com/2016/06/22/my-kid-got-sunburned-because-of-mislabeled-sunscreen/

SPF50と表示されている日焼けどめが実際にはSPFだったとされる製品を購入した親たちがメーカーに対して集団訴訟をおこした。訴状によるとConsumer Reportsが日焼け止め製品の多くが過剰宣伝だという報告を発表した後、Paul Lambrakisは子ども用バナナボートSPF50を購入し、Winston Salemの検査室に送った。検査の結果SPFは12.69であった。彼は企業が疑いをもたない消費者を騙して毎年2500万ドルも販売していると批判している。

  • 高名な神経科学者に他人が遺産を贈る

Natureニュース

Stranger bequeaths fortune to prominent neuroscientist

Alison Abbott 22 June 2016

http://www.nature.com/news/stranger-bequeaths-fortune-to-prominent-neuroscientist-1.20142

Elena Cattaneoは科学の誤用についてたゆみなく反対してきた

イタリアの高名な科学者で議員のElena Cattaneoに、全くの他人が研究のためにと合計150万ユーロに上る遺産を託した。ボローニャの近くの小さな町Molinella の会計士Franco Fioriniが手書きの短い文書を書き、それが6月21日に公になった。Cattaneoは研究費の少なさで悪名高いイタリアの若い科学者のために使う意向。

  • 中国の科学

Nature特集

Science in China

22 June 2016

http://www.nature.com/news/science-in-china-1.20120

(すごい勢いであることは確かなんだが研究の質を見極める必要があって結構めんどくさい。中国だけのせいではないがジャンク論文が多くて。)