食品安全情報blog RSSフィード

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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2016-07-22

[]ビタミンDについての新しいガイドライン−あなたが知っておくべきこと

Behind the headlines

The new guidelines on vitamin D – what you need to know

Thursday July 21 2016

http://www.nhs.uk/news/2016/07July/Pages/The-new-guidelines-on-vitamin-D-what-you-need-to-know.aspx

Daily Mailが「専門家が全ての人に冬の間はビタミンDサプリメントを検討するよう薦める」と今日の見出しで言い、一方Guardianは「マグロ、サーモン、卵をたくさん食べるかビタミンD錠剤を摂るか−公式の健康助言」と強く薦める。

この見出しはPHEの新しいビタミンD助言によるもので、それは1才以上の子どもや大人は毎日10マイクログラムのビタミンDを摂るべきだという。これは一部の人はサプリメントを摂ることを検討したほうがいいかもしれないことを意味する。

新しい政府の助言は概ね正確に報道されている。しかしGuardianの見出しは誤解を招く。これらの食品はビタミンDの良い摂取源であるが助言では食品だけでは十分量摂るのは難しいのでサプリメントも検討するよう助言している。一方でExpressの「全ての人がビタミンDを摂るべき:何百万人もが欠乏リスク」という助言は過剰報道である。我々はサプリメントを摂ることを検討するようお願いしただけである。5人に1人がビタミンD濃度が低いものの、それはビタミンD欠乏を意味しない。何百万人もがビタミンD欠乏リスクがあるというのは正確ではない。

以下助言内容について説明

[]FDAは現在実施中のサンプリング計画から、完了した調査データを共有する

FDA Shares Completed Survey and Data from Ongoing Sampling Program

July 21, 2016

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm512225.htm

60日間寝かせた未殺菌ミルク、キュウリ、唐辛子についての検査結果を発表

(微生物)

[]ニュースレター

予防接種−より良い選択をしよう

Vaccination – make the better choice

by Xavier Prats Monné, Director-General of DG Health and Food Safety, European Commission

http://ec.europa.eu/health/newsletter/178/focus_newsletter_en.htm

科学の進歩はしばしば困難であるが、一旦達成すると簡単に当然のこととみなされる。20世紀だけで天然痘が最大5億人もの人を殺したことを今覚えている人はいるだろうか?1967年にWHOが天然痘の撲滅計画を発表したとき、天然痘は毎年1000-1500万人を病気にし200万人を殺し数百万人の容姿を損ない、10万人ほどを盲目にした。残念ながら一部の人たちはこのことをすっかり忘れてしまっているようだ。西洋ではポリオや天然痘で子どもたちが死亡したという話は聞かなくなった。この状態は魔法のように一夜で生じたわけではなく予防接種のおかげである。これほど成功していても予防接種に対する人々の疑いがなくなることはなかった。恐怖の扇動、メディアの誇大報道、センセーショナリズムと予防接種のリスクの膨大な誇張により、我々全ての人が健康でいるための予防接種の重要性が忘れられている。

予防接種は最も強力な公衆衛生ツールであるにもかかわらず、EUの予防接種カバー率は低く低下さえしている。これは予防接種のリスクの過剰推定と伝染性疾患リスクの過小推定による。

(以下略)

[] 論文

  • 何故アメリカ人はそんなにたくさんの食品を無駄にするのか

Why Americans waste so much food

21-Jul-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/osu-waw072016.php

ほとんどの人は食品を捨てることに罪悪感を感じているがやめるのが難しい、という

PLOS ONEに発表された大規模消費者調査

  • Everglades財団は有毒藻類の大発生をクリーンアップするために1000万ドルの賞を発表

Scienceニュース

Everglades Foundation launches $10 million prize to clean up toxic algae blooms

By Dianne LugoJul. 21, 2016

http://www.sciencemag.org/news/2016/07/everglades-foundation-launches-10-million-prize-clean-toxic-algae-blooms

費用対効果の高い問題解決法開発を目指す

  • 我々の腸内の微生物は数百万年我々と一緒にいる

Microbes in our guts have been with us for millions of years

By Ann GibbonsJul. 21, 2016

http://www.sciencemag.org/news/2016/07/microbes-our-guts-have-been-us-millions-years

カリフォルニア大学の博士課程だった進化生物学者のAndrew Moellerがタンザニアのチンパンジー47、コンゴ共和国のボノボ24、カメルーンのゴリラ24、コネチカットの人間16の糞から単離した腸内細菌を調べ、DNA配列を解析した。その結果我々の腸内細菌の多くは長い時間人類と一緒に進化してきたことがわかった。

  • 新しいレビューはアルコールががんを引き起こすという根拠は明確であると結論

New review concludes that evidence for alcohol causing cancer is strong

21-Jul-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/sfts-nrc071816.php

新しい疫学的根拠のレビューは、飲酒と7つの部位のがん:中咽頭、喉頭、食道、肝臓、結腸、直腸、女性の乳房、の因果関係を支持する。これまで認識されていた関連よりさらに強い。飲酒は2012年のがん死約50万人の原因で全世界のがんによる死亡の5.8%。最もリスクが高いのは大量飲酒であるが、中から低量飲酒でも相当な負荷となっている。

また適量飲酒が心血管系疾患の保護作用があるという根拠は強くはないことも発見した。

Addictionに発表。

  • 慢性腰痛と違法薬物の使用率の高さが関連

Chronic low back pain linked to higher rates of illicit drug use

21-Jul-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/wkh-clb072116.php

Spineに発表された研究によると、慢性腰痛(三ヶ月以上)のある人は大麻、コカイン、ヘロイン、メタンフェタミンを含む違法薬物の使用が腰痛がない人と比べて多い。さらに違法薬物使用歴のある慢性腰痛患者は現在オピオイドを処方されている可能性が高い。この関連の方向は明確ではない。米国。

2016-07-21

[]健康強調表示ガイダンス更新−改訂された科学的技術的要求に意見募集

Health claims guidance update – have your say on revised scientific and technical requirements

18 July 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/160718a

2016年9月12日まで意見募集

(これまでの経験をもとにさらにきちんとしたものにしようとしている。それにひきかえ日本は・・・)

[]IARCモノグラフVolume 110 (2016)

パーフルオロオクタン酸、テトラフルオロエチレン、ジクロロメタン、1,2-ジクロロプロパン、1,3-プロパンスルトン

Perfluorooctanoic Acid, Tetrafluoroethylene, Dichloromethane, 1,2-Dichloropropane, and 1,3-Propane Sultone

20/07/2016

http://monographs.iarc.fr/ENG/Monographs/vol110/index.php

そのうちのパーフルオロオクタン酸についてオンライン公表。残りは順次

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20140714#p4

[]健康的な飲料

Healthy Beverages

http://www1.nyc.gov/site/doh/health/health-topics/sugary-drinks.page

水道水の薦め。砂糖入りの飲料ではなく、安くて健康的な水道水を飲もう。

[]Whangaparaoaのバイオトキシン警告は解除、Plenty湾地域は継続

Removal of Whangaparaoa biotoxin warning and BOP reminder

21 Jul 2016

http://www.mpi.govt.nz/news-and-resources/media-releases/removal-of-whangaparaoa-biotoxin-warning-and-bop-reminder/

[]PHEはビタミンDについて新しい助言を発表

PHE publishes new advice on vitamin D

21 July 2016

https://www.gov.uk/government/news/phe-publishes-new-advice-on-vitamin-d

骨と筋肉の健康のため、全ての人が平均1日10マイクログラムのビタミンD相当量を必要とする、と本日PHEが政府に助言した。これはSACNの助言による。

ビタミンDは日光により皮膚で作られ、ほとんどの人にとってはこれが主な摂取源である。SACNは日光により皮膚でできるビタミンDの量を同定できなかったので、1日10マイクログラムの摂取を薦めている。

PHEは、春と夏は大部分の人は日光と健康的でバランスのとれた食生活で十分なビタミンDがとれると助言する。秋と冬は食事から摂る必要があるだろう。推奨量を食品から摂るのが難しいのでサプリメントの使用を検討すべき。

養護施設にいたり常に皮膚を覆っていて日光にあたらない人たちはビタミンD欠乏リスクがあるので年中サプリメントを摂る必要がある。アフリカ系やアフリカ−カリブ系、南アジア系の皮膚の色が濃い人たちは夏の日光で十分なビタミンDが得られない可能性があるので一年中サプリメントを摂ることを検討するべきである。

1才から4才の子どもは毎日10マイクログラムのビタミンDサプリメントを摂ること。PHEは6ヶ月までは母乳のみで育てることを薦めているが、予防的措置として1才未満の赤ちゃんは1日8.5から10マイクログラムのビタミンDサプリメントを摂るべきである。1日に500mL以上の乳児用ミルクを飲んでいる子どもは、既にミルクにビタミンが強化されているので追加のビタミンDは必要ない。

なお低所得の家庭には無料でビタミンDサプリメントが提供されている。

SACN vitamin D and health report

21 July 2016

https://www.gov.uk/government/publications/sacn-vitamin-d-and-health-report

(イギリスの冬はほんとうにお日様が少ないらしいので、日本にはあてはまらないと思うけど)

  • SMC UK

SACNの新しいビタミンD助言への専門家の反応

expert reaction to new SACN recommendations on vitamin D

July 21, 2016

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-new-sacn-recommendations-on-vitamin-d/

栄養に関する科学助言委員会が1才以上の全ての人に筋骨格の健康を守るために毎日10マイクログラムのビタミンDを摂取すべきだと薦めた

East Anglia大学ミネラル代謝教授Susan Fairweather-Tait教授

SACNは25ヒドロキシビタミンD血漿中濃度25 mmol/Lを標的にして必要量を決めた。それ以下の濃度だと骨の健康に有害影響があるリスクが増える。この摂取量は、摂取した量と紫外線暴露のない冬の間の血中濃度の関連についてのデータから導き出した。

SACNは50 mmol/Lを採用したEFSAより保守的なアプローチを採用し、将来他の健康上のエンドポイントについての用量に関連した影響の根拠ができれば参照摂取量は改訂される必要が生じるかもしれない。

天然にビタミンDが多い食品をあまり食べない人にとっては、英国では食品に強化する政策はないので、冬の間はサプリメントが必要になるかもしれない。

天然にビタミンDが多い食品は油の多い魚(まぐろ、サバ、サーモン、イワシ、ニシン、サーディン)、卵の黄身、タラ肝油でレバーや肉やミルクにも少し含まれる。朝食シリアルなど任意で強化されている食品もある。

[]PARNUTSの新しい規制

New Regulations for PARNUTS

Wednesday, 20 July 2016

https://www.fsai.ie/news_centre/PARNUTS_200716.html

2016年7月20日から、特定栄養補助食品(PARNUTS)に関する指令Directive 2009/39/ECが廃止されRegulation (EU) No 609/2013(特定集団向け食品規制あるいはFSGs)に置き換えられる。

FSGs規制は栄養補助食品dietetic foodsという概念を廃止し、以下の少数の、特定脆弱集団にとって必須と考えられるよく確立され定義された食品カテゴリーのための一般的規制を定める新しい枠組みを提供する:

・乳児用ミルクおよびフォローアップミルク

・加工シリアルベースの食品とベビーフード

・特定の医療目的の食品

・体重管理のための食事全体と交換するもの

[]オンラインコメントシステムの状況

Codex OCS: current status, access and resources

20/07/2016

http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/roster/detail/en/c/426283/

現在コメントできる基準案等について

[]子育ての問題:0-8才の子どもの親をサポートする

Parenting Matters: Supporting Parents of Children Ages 0-8 (2016)

http://www.nap.edu/catalog/21868/parenting-matters-supporting-parents-of-children-ages-0-8

根拠に基づいた子育て情報を伝え、実践のために不足している研究を行い、特別に支援が必要な保護者のための戦略の根拠を強化する

(インチキ「親学」とは全然違うから)

[]オーガニック小売価格の現時点調査

A Moment in Time Look at Organic Retail Prices

July 20, 2016

http://blogs.usda.gov/2016/07/20/a-moment-in-time-look-at-organic-retail-prices/

最近USDAのERSが2004-2010小売りオーガニック価格プレミアムの変化と題する報告書を発表した。また全国小売り報告書では現時点でのプレミアム価格を報告している。

USDAはこうした情報を提供し続けている。

(各種報告書リンク、農業はビジネスだから、最も利益のあがる市場を探る)

オーガニックのプレミアムは特に一定の傾向がなく変動する。プレミアムの大きいものは卵と乳製品でヨーグルトは52%卵は82%オーガニックでないものより高い。野菜や果物は多様で7%から60%まである。加工食品はグラノーラの22%から缶詰豆の54%まで。オーガニックのシェアは拡大しているが2010年の販売はプレミアムの小さいもののほうが多く、ベビーフードのような子どもに多く与える食品が多い。

[]情報募集−発光ダイオード(LEDs)のヒト健康リスクの可能性について

Call for Information - The potential risks to human health of Light Emitting Diodes (LEDs)

http://ec.europa.eu/health/scientific_committees/consultations/calls/scheer_call_info_04_en.htm

特にどのような製品がどのくらい市場にあるのか、一般人へのハザード、用量反応相関、ディスプレイやランプへの使用に関連する健康リスクの可能性などの情報を求めている

2016年9月30日まで

[]

  • Soil Associationがグリホサートについて恐怖を煽っていると非難される

Soil Association accused of glyphosate scaremongering

Wednesday 20 July 2016

Johann Tasker

http://www.fwi.co.uk/arable/soil-association-accused-of-glyphosate-scaremongering.htm

Soil Associationが英国の製粉業社やスーパーマーケットに対して、収穫までの間にグリホサートを使った小麦から小麦粉を作らないように求めた手紙を出した。製粉業団体や製パン団体は、安全性基準は守っていてヒトの健康にリスクとはならないと言う。

モンサントの広報担当Mark BuckinghamはSoil Associationの言い分は根拠のない恐怖扇動であると言う。

(オーガニック団体は他人の選択肢まで奪おうとする。)

  • 14才の少年がSunderlandで薬物を使用して重体

14 year-old boy in critical condition after taking drugs in Sunderland

21 July 2016

http://www.itv.com/news/tyne-tees/update/2016-07-21/14-year-old-boy-in-critical-condition-after-taking-drugs-in-sunderland/

7月20日水曜日の午後8:55分の救急から連絡を受け取った。薬物はLSDとNSP (New psychoactive substances?)と考えられる。

  • 子どもへのエネルギードリンクの販売を禁止する要請

Call to ban sale of energy drinks to kids

July 21, 2016

http://www.news.com.au/world/breaking-news/call-to-ban-sale-of-energy-drinks-to-kids/news-story/7c5da13b7cbdbb0b7cabd58205456d29

Action on SugarのKawther HashemとDurham大学のShelina Visram博士による報告で多様な健康上の苦情とリスクの高い行動との関連が見られたため、16才未満の子どもへのエネルギードリンクの販売は禁止すべきだと主張。

(英国)

  • ポケモン Goが乳がん患者に「ソファから立ち上がる」理由を与えた

Pokemon Go gives this breast cancer patient a reason to 'get off the couch'

CBC News Posted: Jul 20, 2016

http://www.cbc.ca/news/canada/toronto/cancer-patient-pokemon-go-1.3688045

60才のLisa Freedmanは乳がんの治療からの回復促進のために少なくとも20分歩かなければならない。しかし治療で疲れ、エネルギーが残っていない。そして目的もなく歩くのは退屈でその間がんのことばかり考えてしまう。そこで22才の息子がポケモン Goを使うよう語った。このゲームのおかげで近所を歩く目的ができ、楽しくなったとFreedmanは言う。彼女はポケモンファンではないが息子がプレイするのを見てきた。

  • ミシガン子ども病院がポケモン Goを使って笑顔を輝かせた方法

How one Michigan children's hospital is using Pokemon Go to brighten smiles

http://www.today.com/health/how-one-michigan-children-s-hospital-using-pokemon-go-brighten-t100963

ミシガン大学のC.S.Mott子ども病院がポケモン Goを使って病院の廊下やキャンパスでの患者のソーシャライゼーションをはぐくみ周囲に笑顔を溢れさせた。病院のスタッフは喜んで協力している。病院ではこれを"治療的遊びtherapeutic gaming"と呼んでいる。

(写真いくつか)

  • Nature書評

遺伝子編集:はさみを持って走る

Gene editing: Running with scissors

John Harris Nature 535, 352–353 (21 July 2016)

John Parrington著「生命をデザインしなおす:ゲノム編集がいかにして世界を変えるか」の書評

分子薬理学者のJohn Parringtonが科学者がどういうことをしているかの概要を示し、我々に化学実験室で製造された遺伝子レシピによって作られた生命体を想像するよう促す。

これまで開発された生命操作方法(予防接種や交配を含む)や今後の方向性などを包括的に紹介し、「デザインしなおされた地球」という概念を紹介する。

(倫理に関する考察が浅いと評している)

  • Natureエディトリアル

全てに名前をつけよう:いかにしてポケモンが分類学を変える可能性があるか

Gotta name them all: how Pokémon can transform taxonomy

19 July 2016

http://www.nature.com/news/gotta-name-them-all-how-pok%C3%A9mon-can-transform-taxonomy-1.20275

(とうとうポケモンGOがNatureのエディトリアルにまで。Natureのオフィスにはオニスズメがいるようだ)

2016-07-20

[]国家授乳委員会の母乳助言がアラビア語で利用可能

Breastfeeding recommendations of the National Breastfeeding Committee now available in Arabic

19.07.2016

http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2016/27/breastfeeding_recommendations_of_the_national_breastfeeding_committee_now_available_in_arabic-198035.html

難民の妊娠および授乳中の女性の需要に応えた

[]ASA裁定

  • ASA Ruling on Kellogg Marketing and Sales Company (UK) Ltd

20 July 2016

https://www.asa.org.uk/Rulings/Adjudications/2016/7/Kellogg-Marketing-and-Sales-Company-(UK)-Ltd/SHP_ADJ_315817.aspx#.V48G2NMkpaQ

ケロッグのスペシャルKの宣伝について

テレビCMの「full of goodnessいいこといっぱい」とウェブサイトでの「nutritious栄養豊富」が問題になっている。これらの文言の根拠は個別の栄養素について認められている健康強調表示であるが、それがきちんと提示されていないと判断されている

  • ASA Ruling on Oppo Brothers Ltd

20 July 2016

https://www.asa.org.uk/Rulings/Adjudications/2016/7/Oppo-Brothers-Ltd/SHP_ADJ_334298.aspx#.V48I0tMkpaQ

ウェブでのアイスクリームの宣伝「スーパーフード」「スーパーフルーツ」。健康強調表示として認められたものが伴わない一般強調表示は認められない

[]警告文書

Warning Letters

  • Mc-Cor, LLC 6/30/16

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2016/ucm511558.htm

血糖値を健康的なレベルにする、糖尿病治療用といったウェブやFacebookでの“GlucoCoR”の宣伝が未承認新規医薬品

  • TerraVare, Inc. 7/12/16

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2016/ucm511583.htm

FDAの査察の結果の各種ダイエタリーサプリメントCGMP違反、製品の表示が規則に従っていない、など

[]論文

  • 放射線科医の放射線関連死亡率はあがっていない

Radiologists do not face elevated risk of radiation-related mortality

19-Jul-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/rson-rdn071216.php

1940年以降に医学部を卒業した放射線科医の、がんなどのような放射線関連疾患による死亡リスクは増えてはいない。Radiologyに発表。1916年から2006年の間に医学部を卒業した放射線科医43763人と精神科医64990人を比較した研究。1940年以降に医学部を卒業した男性放射線科医はがんによる死亡では精神科医と同程度、全ての原因による死亡では精神科医よりリスクが低い。

  • 炭水化物や飽和脂肪の代わりに健康的脂肪を食べることは糖尿病のリスク要因を改善する

Eating healthy fats in place of carbs or saturated fats improves risk factors for diabetes

19-Jul-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/tuhs-ehf071416.php

PLOS Medicineに発表された大規模メタ解析

  • 米国がん学会はCDCのHPVワクチン推奨を支持

American Cancer Society endorses HPV vaccine recommendations from CDC

19-Jul-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/acs-acs071416.php

ACSはHPVワクチンを11-12才の女の子だけでなく男の子にも接種するようガイドラインを更新

さらにこれまで予防接種をしていない青少年は可能な限り早く予防接種を完了するよう強調。22-26才の予防接種を受けていない人には年齢が上がってからの予防接種はがんリスクを下げる効果が少ないという情報を提供すべき、等。

CA: A Cancer Journal for Cliniciansに報告

  • 三重の災害に高齢の日本人が最も耐性があった、研究が発見

Elderly Japanese most resilient in wake of triple disaster, study finds

19-Jul-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/uoe-ejm071916.php

福島での地震と津波とその後の核事故の後を研究した結果、最も高齢の人たちが既往の慢性疾患の悪化を経験することが最も少なかったことを発見した。また田舎に住む人の方が年住人より快復力があった。

この知見は都市部の若い住人が大きな災害後の影響が少ないというこれまでの研究とは違う。エジンバラ大学の専門家が東京大学のMasaharu Tsubokura医師と協力して南相馬公立病院で治療した400人の糖尿病患者を追跡した。2010年の血糖の管理状況と地震後の病気とのつきあいかたを比べた。2/3は糖尿病の管理が悪化していた。安定性を決める要因は年齢で、年齢が高ければ高いほど良い。教育は健康悪化から保護しない。患者の1/3は災害後にこの地域を去り、この集団は地域に残った人たちに比べて血糖コントロール能力が低下した。

エジンバラ大学のグローバル公衆衛生ユニット長のSarah Hillはいう:「我々はこれらの結果にほんとうに驚いた。災害の健康影響についてのこれまでの知識と違っていたので」

「若い、都市部の糖尿病患者のほうが災害によりより大きな生活の変化を経験し大きなストレスを感じたのかもしれない。高齢患者のほうが動かなかったため混乱やストレスが少なかったのかもしれない。日本人の年金受給者の長寿はよく知られていて、彼らの健康的な食事やライフスタイルも一要因かもしれない。この結果は災害時に最もリスクの高い患者を同定し適切な援助を与えるのに役立つだろう」BMJ Openに発表。

(田舎の年寄りを動かすのは危険。放射能のリスクを過剰に宣伝して生活を破壊することが放射能による最大の有害影響だったし今も続いている)

  • 抗酸化物質に注意、科学的レビューが警告

Beware of antioxidants, warns scientific review

19-Jul-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/w-boa071916.php

一般紙や無数の栄養製品が酸素ラジカルや酸化的ストレスが悪いものだと警告し、いわゆる抗酸化物質で病気を治したり予防したりできると示唆している。Brighton and Sussex医科大学のPietro Ghezzi教授とMaastricht大学のHarald Schmidt教授がこの主張の背景にある根拠を解析した。結果は明確な警告である:医療の専門家によって明確な欠乏症と診断されていない限りこの種のサプリメントを摂らないこと。

人はエネルギーを作るのに酸素を必要とするが酸素は同時にいわゆる酸素ラジカルとよばれる酸化的ストレスや病気の原因となる可能性のあるものを作る可能性がある。酸化的ストレスマーカーは心血管系疾患、がん、糖尿病その他の病気と関連がある。このような関連があることから抗酸化サプリメントを摂る人たちが何百万人もいる。しかしRCTで調べたところ何らかの利益が見つかった抗酸化物質は一つもない。逆にいくつかは有害影響の可能性がある。これは酸素ラジカルは病気の引き金を引くだけではなく同時に免疫防御やホルモン合成などの人体にとって多くの重要な機能を担っているからである。従って抗酸化物質は健康的な酸素分子と病気に関連する酸素分子の両方に干渉する。

「一部の病気にとって酸化的ストレスは重要である可能性があるが患者の極一部である」とGhezzi教授は言う。「病気の原因となる酸素分子だけを標的にして健康的な酸素分子には影響しない薬物で、全く違う方法で標的を定めるべきだろう」とSchmidt教授が加える。このレビューはBritish Journal of Pharmacologyに発表。

  • 大豆タンパク質が飢餓ホルモンを増加させ食欲を刺激する

Soy-based protein boosts hunger hormone and stimulates appetite

19-Jul-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/w-spb071916.php

研究者らが食欲刺激ホルモングレリンの分泌を促すタンパク質を発見した。この大豆グレトロピンはマウスに与えると血中グレリン濃度を増やして食欲を増やした。FEBS Lettersに発表。

(大豆で痩せようとか言ってる人には都合の悪い情報なのできっと無視される)

  • 運動時の脂肪燃焼を増やす方法

How to increase the fat burned during exercise

19-Jul-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/f-sf-hti071916.php

運動するときの脂肪や炭水化物の酸化は活動の強度と持続時間に依存する。P-シネフリンの影響を解析した研究がBritish Journal of Clinical Pharmacologyに発表された。18人にp-シネフリン3mg/kgまたはプラセボを投与して実験した。p-シネフリンを摂っただけではエネルギー支出や心拍や血圧に影響はないが自転車型トレーニング機器で運動をすると脂肪の酸化を促進し炭水化物の酸化を低下させた。運動1時間あたり7gの脂肪酸化を増やす。

実際の体重としては運動時の脂肪燃焼で1ヶ月に約1kgの体重減になる。ただし運動と組み合わせなければならない。

  • 家で調理した離乳食は必ずしも店舗で購入したものより良くはない

Home-cooked meals for infants not always better than shop-bought ones

19-Jul-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/b-hcm071916.php

通常安上がりだがエネルギー密度や総脂肪含量が多すぎる

Archives of Disease in Childhoodに発表された研究。英国。278の出来合離乳食(そのうち174がオーガニック)と55のベストセラー乳幼児用料理本のレシピを使って作った408の自宅で作った離乳食の栄養、値段、食品の多様性を検討した。

一食あたりの食品の多様性では市販のもののほうが上回る、値段は自宅で作ると燃料費を入れないで約半分。

  • 筋肉を作るにはどのくらいのタンパク質が必要?(動画)

How much protein do you need to build muscle? (video)

19-Jul-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/acs-hmp071916.php

ACSの動画シリーズ

普通の人とアスリートでは必要量が違うので正確にどのくらいかは個別に栄養士に相談

  • Cancer Research UKは最も恐ろしいがんの率が増加しているため打ち克つ努力を強化

Cancer Research UK boosts efforts to overcome deadliest cancer as rates climb

19-Jul-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/cru-cru071916.php

Cancer Research UKは膵臓がん研究への投資を三倍にする。

イングランドとウェールズの膵臓がん患者は100人中1人しか10年以上生存せず、この率は1970年代からあまり変わっていない。さらに膵臓がんの率が過去10年で9%増加した。

英国では2014年に4800人の女性が膵臓がんと診断され4400人が膵臓がんで死亡したが2004年は3900例と3700の死亡だった。

  • カナダの北部の先住民コミュニティーの水銀暴露

Mercury exposure in Canada's northern indigenous communities

19-Jul-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/cmaj-mei071916.php

水銀含量の多い魚やその他の野生生物を食べるカナダの北部先住民の水銀暴露は多いが、臨床ガイドラインがこの集団にとっては適切ではない。CMAJに発表されたレビューでは医療従事者に対して水銀暴露の影響や魚や海洋動物を多く食べる患者の管理法についての指針を提供する。著者は水銀の多い食品の摂取についてはバランスが大切で、もし完全に避けるように薦めてしまうと十分な栄養がとれなくなる可能性があることに注意している。

SMC UK

  • 専用レシピに従って自宅調理した食事と市販の離乳食を比べた研究への専門家の反応

expert reaction to study comparing home-cooked meals from specialist recipes and pre-prepared commercial meals for infants

July 19, 2016

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-comparing-home-cooked-meals-from-specialist-recipes-and-pre-prepared-commercial-meals-for-infants/

Archives of Disease in Childhoodに発表された報告について

Bristol大学糖尿病と代謝内分泌学教授Julian Hamilton-Shield教授

著者が調べたのがどのような食事なのかを正確に特定することが重要である。プレスリリースでは自宅で料理することそれ自体がいつでも離乳食にとってより良いことだとは限らないと示唆していて誤解される可能性がある。この研究でしらべたのは市販の調理済みの食品と市販の料理本の食事である。それは必ずしも自宅の食事とは同じではない(著者は指摘している)。自宅で離乳食を作る人のうち市販の離乳食レシピ本を使うのはごく僅かであろう。著者は保護者がそのような料理本をどれだけ利用するかは調べていない。どちらかといえばこの研究はそのような離乳食「専用」レシピ本の価値に疑問を提示している。

  • 異なる種類の多価不飽和脂肪酸と2型糖尿病リスクについての研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at different types of polyunsaturated fatty acid and type 2 diabetes risk

July 19, 2016

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-looking-at-different-types-of-polyunsaturated-fatty-acid-and-type-2-diabetes-risk/

PLOS Medicineに発表された論文で多価不飽和脂肪酸と2型糖尿病リスクの関連について探り、特定の脂肪酸ごとにリスクに違いがあると報告している

食品研究所名誉フェローの栄養研究者Ian Johnson博士

この研究はサイズと血中脂肪酸の客観的測定の使用により興味深い重要な研究である。結果は循環している脂肪酸と2型糖尿病リスクの複雑な関連を明らかにした。リノール酸の濃度の高さは糖尿病リスクの低さと関連し、動物由来の飽和脂肪より植物油で調理することを薦める食事ガイドラインに一致している。しかしこの研究は将来的に食事助言に関連するかもしれないが、直近では脂質代謝と糖尿病についてのさらなる研究の道を拓いたことに価値がある。

  • 砂糖と子どもの肥満と心疾患リスク要因を調べた研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at sugar, childhood obesity and heart disease risk factors

July 19, 2016

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-looking-at-sugar-childhood-obesity-and-heart-disease-risk-factors/

Atherosclerosisに発表された研究が、肥満の子どものカロリーではなく砂糖を減らすことが心血管系疾患リスクのマーカーを減らせると報告した

Essex大学臨床生理学(心臓学)准教授で研究部長Gavin Sandercock博士

この研究は極めて特定の小規模グループの子ども−肥満の、代謝上の既往症のある、砂糖摂取量が多いヒスパニックまたはアフリカ系アメリカ人の−でのもので、ほとんどの集団に一般化できない。たった9日で対照群が無く質が高いとは言えない。この論文の根拠からはプレスリリースの砂糖を減らせば血圧が下がる、は支持されない。プレスリリースの言葉遣いは誤解を招くものである−彼らが減らしたのは実際には砂糖ではなく果糖である。また「砂糖は肝臓で脂肪に代謝される」も誤解を招くもので、砂糖(ショ糖)やデンプン質の食品は筋肉や肝臓にグリコーゲンとして蓄えられエネルギーとして利用される。サブタイトルの「犯人はカロリーではなくお菓子だ」というのも誤解を招く。お菓子には果糖はほとんど含まれない。

King’s College London栄養と食事名誉教授Tom Sanders教授

これは小規模で短期の対照群のない肥満の子ども達での試験である。果糖が肝臓以外では代謝されないので肝臓の脂肪合成を促進するのは既に知られている。この研究で測定しているのは血中脂肪で心疾患ではない。変化はごく僅かである。子ども達の心疾患リスクは低く、心臓発作は主に50才以上の人でみられる。対照群がないことが最大の問題で、そのことがプレスリリースを無意味にしている。

Glasgow大学代謝医学教授Naveed Sattar教授

精製した糖を過剰に食べるのは避けるべきであるのは疑いないがこの研究は過剰宣伝である。精製した糖の削減だけに集中すべきではない。この論文は現在の食事助言について何も変えない

  • 地中海食、脂肪摂取、健康アウトカムのレビューへの専門家の反応

expert reaction to review paper looking at Mediterranean diet, fat intake and health outcomes

July 18, 2016

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-review-paper-looking-at-mediterranean-diet-fat-intake-and-health-outcomes/

Annals of Internal Medicineに発表された論文が各種の食事法を比較し、脂肪摂取を制限しない地中海食が乳がんを含む疾患頻度を減らすかもしれないが全原因による死亡には影響しないと報告した。

Reading大学栄養と健康准教授Gunter Kuhnle博士

最近食事助言の脂肪の役割についての議論が盛んである。食事助言については広範な合意があるものの、議論があることが重大な矛盾があるという間違った印象を与えている。

この最新の研究は地中海食が西洋風食事より健康的かどうかについての現在入手できる根拠をレビューしたものである。地中海食にメリットがあるという一般的認識にも関わらず根拠は限定的でほとんどは観察研究である。このレビューに含まれる二つの臨床試験で心血管系疾患や糖尿病やがんに幾分かのメリットが示されているが全死亡率は減っていない。観察研究で見られるメリットも小さいものである。

「高脂肪」を強調するのは誤解をまねくもので、PREDIMED研究では実際の脂肪摂取量情報を提供しているが地中海食と対照の「低脂肪」群で脂肪摂取量に差はない

もと食品研究所研究リーダーで栄養と消化管の健康についての独立コンサルタントElizabeth Lund博士

この研究は地中海タイプの食事による慢性疾患リスク削減の可能性について幾分かの興味深い知見を提供する。これまでの研究をまとめようとしたが、それは著者は困難であると認識している。何が地中海食なのかについて多様性が大きいからだ。

議論されている結果はほとんどが観察研究である。論文のタイトルの解釈には注意が必要である。

SMC NZ

  • 魚油が大腸がんに良いかもしれない−専門家の反応

Potential bowel cancer benefit of fish oils – Expert reaction

July 20th, 2016.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2016/07/20/potential-bowel-cancer-benefit-of-fish-oils-expert-reaction/

油の多い魚由来の脂肪酸の多い食事は大腸がんで死亡するリスクを減らすかもしれない、しかし専門家はこの知見は予備的なものだと注意する

新しい米国での研究が食事からの魚由来オメガ3脂肪酸の多いことと大腸がん患者の死亡リスクの低さに関連があるかもしれないことを示す。この知見はBMJの雑誌Gutに発表されたもので、二つの縦断研究の参加者について検討したものである。彼らは2年ごとに食品頻度質問票に回答している。二つの研究で1600人以上が大腸がんになり、1日に少なくとも0.3gのオメガ3脂肪酸を食べていた人は1日0.1g以下の人より大腸がんで死亡するリスクが41%低かった。研究者らはこの知見は観察研究によるものなので因果関係についてしっかりした結論はできないと注記している。油の多い魚からオメガ3脂肪酸を多く食べている人たちは活動的でマルチビタミンを摂っていて飲酒していてビタミンDと食物繊維を多く摂る率が高い。

SMCは以下の専門家のコメントを集めた

カンタベリー大学健康科学部がん疫学教授Ann Richardson教授

Nurses’ Health StudyとHealth Professionals Follow-up Studyは高く評価されているコホート研究である。これらは観察研究であるためコントロールされていない交絡要因による影響をうけやすい。プレスリリースではそのことを明確に指摘している。飲酒がリスクの低さと関連する要因としてプレスリリースに含まれるのは誤解を招く。アルコールは直腸結腸がんリスクを増やす。

オークランド大学Liggins研究所小児内分泌学教授Wayne Cutfield教授

米国の2つの大規模コホートではオメガ3多価不飽和脂肪酸(PUFA)摂取は大腸がんによる死亡の減少と関連した。魚由来と魚油サプリメント由来を区別せず、全原因による死亡には差がない。いくつかのバイアスの可能性がある。またメカニズムも明確でない。

歴史的にはオメガ3PUFAは心疾患イベントの削減との関連で報告され始めた。その後介入試験では概ねこれらの関連が否定されている。この研究の著者が言うように因果関係かどうかを調べるには介入試験が必要である。オメガ3サプリメントを大腸がんの治療に使うのは時期尚早である。

以下UK SMCが集めたコメント

もと食品研究所研究リーダーで栄養と消化管の健康についての独立コンサルタントElizabeth Lund博士

この研究は興味深い。一般的に魚の保護作用は脂肪酸組成のせいだと信じられているがそれは確実ではなくサプリメントを摂るより魚を食べた方がいいだろう。この研究は一般的に魚をあまり食べない米国人でのもので、欧州で同様かどうかを調べるのはおもしろいだろう。この研究で最も多くオメガ3脂肪酸を摂る群とされている1日0.3gは大体週に1回小さい油の多い魚を食べることに相当し、英国食事ガイドラインと同じである。

Reading大学薬理学講師(n-3 PUFAの心血管系疾患影響の研究者)Alister McNeish博士

この研究は興味深い根拠を提供する。n-3脂肪酸摂取量の多い群は運動や禁煙など他の直腸結腸がんリスクに有用な行動も多いことに注意する価値があるだろう。また因果関係を証明するものではない。

オメガ3魚油は一般的に血流を改善すると考えられていて、腫瘍の血流が減るという考えは矛盾しているように見える。これは血流ではなく腫瘍の血管新生減少の可能性がある。従って心血管系の利益のためにオメガ3を摂取している人はこの報告で心配する必要はない。

King’s College London栄養と食事名誉教授Tom Sanders教授

これは観察研究であり大腸がんリスクの低さがオメガ3脂肪酸のためだとすることはできない。ビタミンDもまた大腸がんに保護作用がある。魚を食べる人は赤肉や加工肉を食べる量が少ない可能性もある。この研究はオメガ3脂肪酸サプリメントを摂ることを支持しないが、週に1-2度魚を食べることは良いことだという主張を支持する。

その他

  • トルコはクーデター失敗後大学を粛正

Natureニュース

Turkey purges universities after failed coup

Alison Abbott 19 July 2016

http://www.nature.com/news/turkey-purges-universities-after-failed-coup-1.20283

政治の混乱は教育部門に拡大

トルコの大学の職員1000人以上が組織の長の職を辞任するよう命令され他の人たちも解雇されると予想されている。

Recep Tayyip Erdoğan大統領の政敵弾圧継続の中でトルコの高等教育省がこの国の大学の全ての学部長と各種研究施設の長1577人に職を離れるよう命令した。多くは最終的には再度任命される可能性があるがこの動きは大統領の教育部門への厳しい政治的コントロールを維持することを確保するためだろうと研究者は言う

  • 英国のEU離脱と科学の特集ページができている

Brexit and science

http://www.nature.com/news/brexit-1.20225

  • アメリカ人はGMO表示を支持するがGM食品の安全性についてはよく知らない

Americans Support GMO Food Labels But Don’t Know Much About Safety of GM Foods

July 18, 2016

http://www.annenbergpublicpolicycenter.org/americans-support-gmo-food-labels-but-dont-know-much-about-safety-of-genetically-modified-foods/

アメリカ人は7月14日に議会で承認されて大統領の署名を待つためにホワイトハウスに送られた法案で要求されているGM食品の義務表示を支持する。しかし多くのアメリカ人はGM食品が安全ではないというしっかりした根拠はないという科学的コンセンサスを知らない。そして58%の人はGMOについてあまりよくわかっていないと認めている。

GMO表示法案の議会承認前にWisconsin-Madison大学のライフサイエンスコミュニケーション学部とペンシルベニア大学Annenberg公共政策センターの研究者らが行った調査の結果。

88%が表示義務を支持、91%が知る権利があるということに合意。

しかし5月17日のNASのGE作物報告書については18%しか知らず、科学者がGM食品を食べることのリスクを見つけていないことを22%しかしらない。

  • パースの旅行客が「安いアルコール」で中毒になってバリのICUに閉じこめられる

Perth tourist stuck in Bali ICU after suffering poisoning from 'cheap alcohol'

July 20 2016

http://www.watoday.com.au/wa-news/perth-tourist-stuck-in-bali-icu-after-suffering-poisoning-from-cheap-alcohol-20160720-gq9td1.html

バリで休暇を楽しんでいた若いパースの女性が安いアルコールを飲んでメタノール中毒の疑いで入院し、医療費5万ドル以上を払うまでこの島を離れられない。

Jen Neilsonは先週緊急手術で膵臓を切除して水曜日にはまだ病院のICUにいる。

彼女が中毒になったことでオーストラリア医師会はインドネシアでメタノール中毒になる人が多いことについての懸念を新たにする。

Neilson氏の友人によると旅行保険は彼女が入院した日に期限切れになっている。そのため支払いが拒否された。現在募金を募っている。

インドネシアでは輸入アルコールに高額な課税がされているため、しばしば地元のarakが代用に使われる。インドネシアのスピリッツの50%はにせ物である。