食品安全情報blog RSSフィード

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2017-01-20

[]米が安全基準に合格する

Rice passes safety check

January 17, 2017

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2017/01/20170117_201548.shtml

香港レストランにて偽米の訴えがあったが、食品安全センターと香港税関が政府の研究所に依頼し分析した結果、本物の米と判明した。

  • 食品安全センターのプレスリリース

政府はニセモノと疑われたコメの検査結果を発表

Government announces test results of suspected 'fake' rice

Ends/Tuesday, January 17, 2017

http://www.cfs.gov.hk/english/press/20170117_0752.html

全てコメで化学分析にも合格した

コメの物理的性質は調理で変わる。品種が違うと吸水や調理による膨らみ方が違い、硬さや白さや濁り方が違う。人々はコメの基本的物理的性質を知って「にせ物」だという噂を簡単に信じないように。インターネットで出回っている情報が事実だとはみなさないように強く求める。

[]アスリート用食品サプリメント:健康リスクと不確かな利益

Food supplements for athletes: risks for health and uncertain benefits

20/12/2016

https://www.anses.fr/en/content/food-supplements-athletes-risks-health-and-uncertain-benefits

ANSESが管理する国家ニュートリビジランス計画は、アスリート用食品サプリメントの摂取に関連する可能性がある有害影響の報告を集めている。これらの報告と、筋肉の発達や体脂肪削減を目的としたこのタイプの製品の各運動分野での広範な摂取が、ANSESが健康リスクの可能性に注目した原因となっている。使用者に重大な影響がある可能性は、主に心臓血管(頻脈、不整脈、脳卒中)及び精神的なもの(不安神経症、気分障害)が観察されている。ANSESはそのため、心臓血管リスク要因のある人や心臓病の人、腎臓や肝臓の機能に障害のある人、精神神経疾患、あるいは子供、青年、妊婦、授乳中の女性によるこれらの食品サプリメントの使用はしないよう助言している。ANSESはまた、運動前や運動中のカフェインを含む食品サプリメントの摂取、いくつかの食品サプリメントの同時摂取、あるいは医薬品と一緒に摂取することを避けるよう助言している。さらに、ANSESは食品サプリメントを摂取する前に医療従事者からの助言を求める必要があると繰り返し述べる。

ANSES国家ニュートリビジランス計画は筋肉の発達や体脂肪の削減を目的としたアスリート用食品サプリメントの摂取に関連しうる有害影響49報告を集めた。報告された有害影響は主に心臓血管(頻脈、不整脈、脳卒中)及び精神的なもの(不安神経症、気分障害)である。

これらの有害影響の報告は、ANSESがこれらのサプリメントの摂取に関連したリスクを評価し、またこの慣習から起こる健康リスクに関してアスリートに注意を促す原因となった。

これらのリスクを減らすために、食品サプリメントがその栄養状態、健康状態、求められる目的に適合することを消費者が留意するよう助言している。そのため、トレーニング期間や量に関してトレーナーやフィットネスコーチと協力して適切な医療従事者からの個別の助言を得ることが不可欠である。効果的な総合的対話を確実にするために、医療従事者が栄養分野、特に運動栄養の、信頼できる最初のそして継続したトレーニングを受けることが重要である。

さらに体脂肪の削減及び/または筋肉量の増加を求める時に、より具体的には、運動を実践している人は初めに薬理学的活性がある物質の摂取に関連したリスク、次に医学的支援なく体重を減らすダイエットに関連した健康リスクの情報を得るべきである。

ANSESはこれらの食品サプリメントに主張されている効果は、どんなものでも健康リスクを無視できないという事実を強調する。一般に、有効性に関して科学的に立証されたデータがないため、食品サプリメントに期待される効果は極めて仮想的なもので、それらを含む製品のメリットは被るリスクの観点からかなり疑わしいことを意味する。さらに、実際にはインターネットでの購入が、アスリートの不正な摂取あるいは粗悪な食品サプリメントへの暴露を増やし、反ドーピング検査陽性や健康影響を引き起こしやすくなる。

ANSESの助言

専門的な調査結果に照らして、ANSESは筋肉の発達や体脂肪の削減を目的とした食品サプリメントを摂取しないよう強く助言する:

・心血管のリスク要因のある人、あるいは心臓病の人、腎臓や肝臓機能障害のある人、精神神経障害のある人;

・子供と青年;

・妊婦と授乳中の女性。

ANSESは以下の助言を出している:

消費者むけ

・カフェインの効果に影響されやすい人と同様に、カフェインを含む食品サプリメントの摂取は運動前と運動中には避けるべきである、

・いくつかの食品サプリメントの同時摂取や医薬品と一緒に摂取するのは避けるべきである。

・食品サプリメントの摂取目的は医療従事者と話し合うべきである。

・彼/彼女の食品サプリメント摂取情報は医師や薬剤師に伝えるべきである。

・アスリートは摂取する製品の成分に注意を払い、公共機関による最善の監視下にある供給元から(フランス法に従う、製造業者のトレーサビリティと識別)、AFNOR NF V 94-001基準(2012年7月)に適合した製品を選ぶべきである。

運動管理者用:

・食品サプリメントの使用は運動管理者と医療従事者の両方が関わる学術的なアプローチの一部としてのみ検討されるべきである;

・特に若いアスリートを対象としたトレーナーに効果的な情報が提供されなければならない。

さらに、これらの食品サプリメントの広範な摂取を考慮して、ANSESはスポーツが実践される場で、これらの製品を流通させる妥当性に関する討論を公共機関が行うことを推奨する。

最後にANSESは、医療従事者に、アスリート用食品サプリメントの摂取に関して起こった可能性のあるあらゆる気がついた有害影響を、ニュートリビジランス計画に報告する重要性を再確認する。

追加情報

・筋肉をつけ体脂肪を減らすためにアスリートが求める食品サプリメントの摂取リスクに関するANSESの意見参照

See ANSES OPINION on the risk of consumption of food supplements by athletes seeking to build muscle or reduce body fat

https://www.anses.fr/en/system/files/NUT2014SA0008EN.pdf

[]食品の栄養成分の参照ツール、CIQUAL一覧表の大幅な改定

Major update of the CIQUAL table reference tool for the nutritional composition of foods

13/12/2016

https://www.anses.fr/en/content/major-update-ciqual-table-reference-tool-nutritional-composition-foods

ANSESは本日、インターネットで無料入手できる食品の栄養成分のための参照ツール、2016 CIQUAL一覧表を発表した。多くの新しいデータが追加されている。CIQUAL一覧表は現在フランスで最も広く消費される2600食品の61の様々な構成成分をカバーする詳細栄養プロファイルを提供しており、そのため欧州ではこの種の表の最も包括的な一つとなっている。栄養を専門とする医師、栄養士、栄養と公衆衛生の研究者、食品分野の製造業者が利用できる資料でもある。

ANSESは食品観測所を通して管理者、販売業者、専門職種間団体から常にデータを収集し、年次サンプリングと分析計画を行っている。これらすべてのデータは食品の栄養成分に関するフランスの参照データバンクにまとめられている。今後、Oqali(食品観測所の栄養部門)が集めた加工食品の栄養表示の特定の栄養素に関するデータもこのデータバンクに含まれる。2013年以降、全体で500,000以上の新しいデータが加えられている。

主な改定

新2016 CIQUAL一覧表は、以前のバージョンの1440と比べて2600食品を含む、現在欧州で最も包括的な一覧表の一つである。食品リストは食品供給の最新の変化を反映していて、その役割の一つはOqaliと協力して変化を監視することである。

CIQUAL一覧表は基になるデータの改訂に加え、データ選別やフランスの消費を最も良く反映した最新データを最優先する。

栄養表示用参照ツール

栄養表示用参照ベースである2016 CIQUAL一覧表は、タンパク質、炭水化物、糖類、脂質、個々の脂肪酸、エネルギー、ビタミン及びミネラルを含む61の様々な成分をカバーする栄養成分を提供する。

塩は現在 2016 CIQUAL 一覧表の栄養成分のリストに加えられている(以前はナトリウムだけがリストに入っていた)。塩は食品についての消費者情報を改善するためのEU規則No 1169/2011 ( INCO規則)の枠組みに入っている栄養表示に含まれる成分の一つである。

フランス人の栄養摂取を概算するためのツール

INCA3食品摂取調査(2017年上半期に発表される予定)の結果と合わせて、2016 CIQUAL 一覧表のデータがフランス人の栄養摂取を更新するために使用される。栄養助言とこれらの結果の比較が栄養分野での公共政策を導く手助けとなる。

2016 CIQUAL一覧表は無料で検索でき、全部ダウンロード可能である。すべてのデータはCIQUALのホームページから入手可能で、オープンデータとして用意されている。データの再利用はオープンライセンスに規定された状況で認められている。

追加情報

・食品の栄養成分に関するCIQUAL 一覧表参照

https://pro.anses.fr/TableCIQUAL/

・ANSESオープンデータページ参照

https://www.data.gouv.fr/en/organizations/agence-nationale-de-securite-sanitaire-de-l-alimentation-de-l-environnement-et-du-travail-anses/#datasets

[]意見等

  • 食用油脂の前荷として許容できる物質の評価についての科学的意見

Scientific opinion on the evaluation of substances as acceptable previous cargoes for edible fats and oils

EFSA Journal 2017;15(1):4656 18 January 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4656

酢酸メチルとエチルtert-ブチルエーテル (ETBE)は許容できる。主に低分子量画分の組成と毒性に関する不確実性のため前荷として船に積む全てのリグノスルホン酸カルシウムは受容性基準に合っていない。硫酸アンモニウムについては食用の硫酸アンモニウムだけが前荷としての受容性の基準を満たしている。

  • 殺鼠剤として農薬に使用するシャクナゲの蜜についての加盟国とEFSAの意見募集結果

Outcome of the consultation with Member States and EFSA on the basic substance application for honey from rhododendron for use in plant protection as rodenticide

EFSA-Q-2016-00571

17 January 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/1155e

EFSAが意見募集過程結果をまとめ、個別に受け取ったコメントについてのEFSAの科学的見解を提示している。

  • 全ての動物種用サイレージ添加物としてのLactobacillus rhamnosus DSM 29226の安全性と有効性

Safety and efficacy of Lactobacillus rhamnosus DSM 29226as a silage additive for all animal species

EFSA Journal 2017;15(1):4673 [10 pp.]. 17 January 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4673

家畜種、この処理されたサイレージを与えられた動物製品の消費者、環境に安全だと思われる。7の比較試験で、乾燥材料の損失を減らしタンパク質の保存を向上させることで、この添加物がサイレージ生産を改善する可能性があると示された。これは提案された使用量で示された。

[]Haff病−ブラジル:(セアラ)疑い、情報求む

Haff disease - Brazil: (CE) susp, RFI

2017-01-19

http://www.promedmail.org/post/4776341

Date: Mon 16 Jan 2017 Source: Outbreak News Today [edited]

ブラジル北東のセアラ州の保健長官が先週(2017年1月9-15日の週)「黒尿病」疑い3症例の報告を受け取った。これらの事例は州や地方の担当者が調査している。

3疑い事例は先月Bahia州で見られたのと類似の症状で、筋肉痛、尿の色の変化、腎機能変化である。Bahiaでは「黒尿病」がまだ原因が不明で数十人に見られている。

魚が原因ではないかと疑われて検体はサンパウロのAdolfo Lutz研究所と米国の検査室に送られた。

[]FDAはスプラウト生産が製品安全性規則に従うのを助けるためのガイダンス案を発表

FDA Announces Draft Guidance to Help Sprout Operations Comply with Produce Safety Rule

January 19, 2017

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm536958.htm

180日間意見募集

[]肉や家禽製品の栄養成分表示の改訂とある種の通常食べる参照量の更新

Revision of the Nutrition Facts Labels for Meat and Poultry Products and Updating Certain Reference Amounts Customarily Consumed

Docket No. FSIS-2014-0024

https://www.fsis.usda.gov/wps/wcm/connect/a8674ea1-0c26-4bf3-8413-43b6551c0680/2014-0024.pdf?MOD=AJPERES

FDAの改訂にあわせたもの。2017年3月20日まで意見募集

肉に天然に含まれるトランス脂肪も表示することを検討の上決定している

[]論文

進歩した調理用ストーブは環境上の利益があるが期待されたほどではない

Advanced cookstoves provide environmental benefits, but less than expected

19-Jan-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-01/ncsu-acp011917.php

進歩した木材燃焼ストーブは、実験室で測定した値より実際にフィールドで測定した場合の排出量が多く、環境上の利点が期待より少ない。Environmental Science and Technology。

燃やす木の大きさや種類が違うことなどが原因と考えられる。

その他

  • 記憶用サプリメントは忘れるに値する

Be Well

A Memory Supplement Worth Forgetting

by John Swartzberg, M.D. | January 18, 2017

http://www.berkeleywellness.com/healthy-mind/memory/article/memory-supplement-worth-forgetting

あなたはテレビやオンラインでPrevagenの広告を見たことがあるだろう−記憶力を改善し加齢による認知機能の低下予防に役立つことが「臨床的に示されている」と主張していた。私はあなたが月に24から68ドルを費やしていないことを期待するが、もし使っていたらいつか返金されるかもしれない。FTCとニューヨーク司法長官Eric SchneidermanがPrevagenの販売者に対して根拠のない宣伝を止めることと消費者への返金を求めて訴えた。

ここにPrevagenの問題のほんの一部を挙げる。

・宣伝で謳っている、あまり知られていない雑誌に発表された「臨床試験」は、実際のところプラセボと比べてメリットは見られていない。しかしPrevagenの製造業者に雇われた研究者は、一連のサブグループ解析をして、そのうちの一部で、基本的に認知機能に問題のないごく少数の参加者でほんの僅かの改善が見られた。そのような二次解析は信頼性が低く、少なくとも何かポジティブなものを探すために都合の良いデータだけを拾ったことを示す。他にもこの研究には方法論的問題がある。

・Prevagenの主要成分は合成アポエクオリンで、もともとある種のクラゲから発見されたものである。Prevagenの研究者らは細胞内カルシウム濃度を調節することで「アポエクオリンが加齢神経細胞の機能を改善し記憶や認知機能を向上させるのではないか」という仮説をたてた。これは科学的に可能性はあるが、たとえこの仮説がほんとうだとしても、FTCは企業が提出した安全性試験でアポエクオリンは胃で速やかに消化されアミノ酸や小分子ペプチドに分解されることを示していると指摘している。さらに経口摂取したタンパク質の幾分かが血流に入ったとしても、それが血液脳関門を突破して神経細胞に影響するという根拠はない。

・この会社はアポエクオリンを「発見した」科学者とその同僚がノーベル化学賞を受賞したと宣伝している。それは事実であるがしかしそれはクラゲが暗闇で光る仕組みについての基本研究に対してであって、ヒトの脳の健康とは関係がない。合成アポエクオリンがダイエタリーサプリメントの新規成分としての基準を満たすかどうかすら疑問である。

基本:Prevagenは根拠のない記憶用サプリメントの代表で、宣伝業者は欠陥のある科学あるいは疑似科学を用いて記憶を心配している人たちを標的にしている。たとえそれにビタミンやミネラルやハーブや無数の「魔法の」成分が入っていると記載されていても、記憶用サプリメントにはしっかりした臨床的根拠はない。お金を無駄にしないように。

  • 狂犬病を無くすための世界キャンペーンの内幕

Science特集

Inside the global campaign to get rid of rabies

By Erik StokstadJan. 19, 2017 ,

http://www.sciencemag.org/news/2017/01/inside-global-campaign-get-rid-rabies

犬の予防接種の話

アフリカでは犬なんか価値がない、犬の病気とヒトの命は関係がないと思われているという障害がある、など

  • Trumpのワクチン委員会の考えはバイアスがあり危険

Natureエディトリアル

Trump’s vaccine-commission idea is biased and dangerous

17 January 2017

http://www.nature.com/news/trump-s-vaccine-commission-idea-is-biased-and-dangerous-1.21310

科学者は既に嘘とわかっているワクチンと自閉症の関連について、事実で反撃しなければならない

批評家はTrumpは予測できないというが、彼の行動はしばしば予測通りである。その最も典型的な例が先週の、ワクチンが自閉症と関連すると主張している環境法律家のRobert F. Kennedy Jrにワクチンの安全性を調べさせるという発表である。Trumpが反ワクチン活動を信奉していることは秘密ではない。彼は何度もワクチンが自閉症の原因かもしれないとツイートしたり発言したりしてきた。そして反ワクチン活動家と会っている。

ワクチンが自閉症のリスクを上げないことについては既に多くの根拠がある。そして米国ではワクチンで予防可能な病気のアウトブレイクを経験している。

過去にワクチンについての間違った情報と戦ってきた科学者、医療関係者、コメンテーターは深呼吸して再び臨戦態勢に入らなければならない。最早猶予はない。

  • 遺伝子編集動物が米国の規制取り締まりに直面

Natureニュース

Gene-edited animals face US regulatory crackdown

19 January 2017

http://www.nature.com/news/gene-edited-animals-face-us-regulatory-crackdown-1.21331

オバマ政権の最後の提案はCRISPRやその他の最先端技術に対応

FDAが1月18日に発表した規則案に、動物を最新のゲノム編集ツールで改変している研究者らはがっかりしただろう。しかしDonald Trump政権下でこの提案がどう進められるのかについては明らかではない。

提案された規制ではゲノムを意図的に改変した動物は新規医薬品と同様のプロセスで安全性と有効性を評価すると明言している。

多くの研究者はより正確なツールを使うゲノム編集で作った動物に対してはFDAがそれほど厳格でないだろうことを期待していた。カリフォルニア大学の動物遺伝学者Alison van EenennaamはFDAの提案を「正気とは思えないinsane」という。Eenennaamらはこの提案が大学や事業者に遺伝子組換え動物の開発をあきらめさせることになるのではと恐れている。彼らはAquaBounty Technologies社による遺伝子組換えサーモンの事例を教訓とみなす。

遺伝子編集企業Recombineticsは12月21日にFDAに遺伝子編集により角を無くした牛を食用として販売する意向であると伝えていた。これはUSDAが2016年4月に遺伝子を改変して褐色にならないマッシュルームを規制しないと発表したことに後押しされたものである。このマッシュルームには外来遺伝子が含まれず、Recombinetics社の牛にも外来遺伝子はない。Recombinetics社の主任科学担当官Scott FahrenkrugはFDAの提案に驚き、FDAが「道を踏み外した」という。同社は次期期政権下でFDAの提案に反対する予定である。

  • Gwyneth Paltrowの新しい健康本は「クリーン」な生活の厳しい教訓を提供する

Gwyneth Paltrow's new wellness book offers tough lessons on 'clean' living

By Andreea Ciulac Chicago Tribune January 19, 2017, 5:23 PM

http://www.chicagotribune.com/lifestyles/sc-gwyneth-paltrow-goop--fashion-0123-20170119-story.html

セレブには我々の健康と幸福を導く使命があるようだ。Cameron Diazは長寿の秘訣を教えKate Hudsonは身体の受容のレッスンを提示する。女優のGwyneth Paltrowは"Goop Clean Beauty"という本で「究極の美のガイド」を提供する。

彼女はこれまで馬鹿げた美容法を行い、高価な美容用具を薦めてきた。今回はデトックス。

  • 脳ブースターはサプリメント業界の金鉱であるがその利益は論争中

Brain Boosters a Gold Mine for Supplements Industry But Benefits Are Hotly Disputed

By Rick Schmitt on January 12, 2017

http://www.fairwarning.org/2017/01/supplement/

数年前に、認知症の家族がいるBea Pena-Reamesは記憶や脳の健康を改善すると約束するサプリメントを使い始めた。安全で有効だと宣伝されていたが、彼女の経験ではそうではなかった。彼女は56才のもと高校の生物学の教師で、サプリメントは効かなかった。

この種のダイエタリーサプリメントは精神機能の低下を心配する中高年のアメリカ人にますます受容されている。しかしその売り上げの増加は人々の恐怖を煽るマーケティングによるものである。

米国会計検査院が記憶や脳用のサプリメントのマーケティングと誤解を招く宣伝への規制上の問題について調査している。この調査はClaire McCaskill上院議員の要請による。

月曜日、米国とニューヨーク州の当局はこの国最大の脳サプリメント販売業者Quincy BioscienceをPrevagenについての根拠の無い宣伝で訴えた。

9月にはFDAがPena-Reamesの使用していたサプリメント、ビンポセチンの禁止を提案した。この製品は合成品でダイエタリーサプリメントの定義にあわない。しかしそれはもう20年以上前からわかっていた。禁止の提案は既に何千億ドルも販売された後である。

法によりサプリメントは病気を治すということはできない。しかし販売業者はディスプレイや文脈からそのようなメッセージを送っている。

専門家は認知症を簡単に治療できる方法はないと言う。サプリメントは害はなくても膨大なお金の無駄であるともいう。

(以下長い記事)

  • 皮膚がんサバイバーが「基本となる日焼け」をしておくという考えは間違っているという

Skin cancer survivor says getting a 'base tan' is a bad idea

Jan 19, 2017

http://www.cbc.ca/news/canada/saskatchewan/skin-cancer-survivor-base-tan-1.3943562

反日焼け主張者Annette Cyrは16年皮膚がんと闘っている

サスカチュワンの女性が日焼けベッドの危険性について話し、将来の日焼けを防ぐために「ベースとなる日焼けをしておく」のが良いという考えが危険だという。カナダ悪性黒色腫ネットワークの共同創設者Annette Cyrが、最近のカナダの統計からいまだに多くの人々が日焼け装置を使っていることが示されたという。Cyrは悪性黒色腫に3回罹患した。彼女の経験を共有して日焼けベッドを使う人と減らしたいと望んでいる。カナダ統計局の報告によると、日焼け装置を使うNo1の理由が、ビーチに行く前に「ベースとなる日焼け」をするためである。しかしいくつかの研究でそれはその後の日焼け予防にはならないことが示されている

  • ILSI 2016年次報告書

2016 Annual Report

http://ilsi.org/wp-content/uploads/2017/01/ILSI_AnnualReport_2016.pdf

2017-01-19

[]米国の地方の5つの主要死因による過剰死亡を減らす

Reducing Potentially Excess Deaths from the Five Leading Causes of Death in the Rural United States

MMWR Surveillance Summaries / January 13, 2017 / 66(2);1–7

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/66/ss/ss6602a1.htm?s_cid=ss6602a1_w

2014年に米国の年齢調整死亡率は過去最低になったが、田舎の地域での死亡率低下は遅く、都市部との差は拡大した。1999-2014年の心疾患、がん、怪我、慢性下部呼吸器疾患、脳卒中の年齢調整死亡率は都市部より地方で高い。この差の原因となる要因としては、多くが社会人口学的差に関連があるが、田舎の住人のほうが都市部より高齢で貧しく病気がちである。田舎の住人のほうが運動しない

[]USDAはバイオテクノロジー規制改定に意見募集

APHIS

USDA Requests Public Input on Revision of Biotechnology Regulations

Published: Jan 18, 2017

https://www.aphis.usda.gov/aphis/newsroom/news/!ut/p/z1/vVJNU8IwEP0tHnosSVsK1BnHKYqog-CMfObS2bShDbZJTQPaf2-KXkBhxos5ZTf7dt97WUTQEhEBO56C5lJAbuIV6USjSfvG6b_g0fDueYDD2eSx_zDGLh77aHFYMJnfd3A4mM6m457Tfwg8RM7j54ggEgtd6gytoMx4FcVSaCZ0lHOqQNUWriAS7L1SUhb7oNLwyjKZJ0xFIITcipgVBlHtX2kdJaBZc7dd7HT3Sa-No9JU74DnQHnOdd0MLmOeoFXcgW7ix4nNgjbYbY_6NsVuYAd0TZ3AdXHg4GOhP5U0QvGJEzZ4cujFsVXud8GZHo-IpLmkX_8SCur1UkQUWzPFVGurTDrTury0sIWhlRkTBLQEa21KC28Fq6EAC1-nPLkS2_zXHpmsNFoeYtHKKO-eUj4cdtBix9k7mgmpCkPt5Y_G3u91nffWUOWbtzcSml1ptuOjYfmvy1IWs6Ln1fbr-kn71E-L6HYUhhcXnxSGKvk!/dz/d5/L2dBISEvZ0FBIS9nQSEh/?urile=wcm%3Apath%3A%2Faphis_content_library%2Fsa_newsroom%2Fsa_stakeholder_announcements%2Fsa_by_date%2Fsa-2017%2Fsa_340_pr_availability

USDAのAPHISはバイオテクノロジー規制改定案を2017年1月19日に官報で告知する。この提案は多くの分野での更新を含む。

この提案ではAPHISは最初にGE生物が植物への病害性や有害雑草となるリスクがあるかどうかを評価する。もしそれらのリスクがないと結論したら輸入や州を超えた移動、環境放出についての許可を要求しない。一方リスクがあり管理が必要だと決定したら適切な条件について検討する。

植物病害虫配列を含まない遺伝子組換え植物はたとえそれが有毒雑草リスクがあってもこの規制では取り扱わないため、このギャップについては有毒雑草当局が対処することを提案している。

120日間意見募集

Q & A

Questions and Answers: APHIS Requests Public Input on Next Steps Towards Revision of Its Biotechnology Regulations

https://www.aphis.usda.gov/biotechnology/downloads/340/q&a_biotech-reg-revisions.pdf

[]FDAと EPAは魚摂取についての助言を発表

FDA and EPA Issue Fish Consumption Advice

January 18, 2017

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm537225.htm

あとで

[]FDAのゲノム編集製品への科学に基づいたアプローチ

FDA’s Science-based Approach to Genome Edited Products

Posted on January 18, 2017 by FDA Voice

http://blogs.fda.gov/fdavoice/index.php/2017/01/fdas-science-based-approach-to-genome-edited-products/

最近の科学の進歩は植物、動物、微生物のゲノムをより効率よく正確に変えて望ましい性質を作ることを可能にした。これらのゲノム編集技術は比較的簡単に使用でき医療、食品、環境分野など広範な分野にわたって適用でき、ヒトや動物の健康に有用な影響を生む可能性がある。しかしながらこの技術の個々のゲノムへの影響から環境や生態系への影響までに渡るリスクも同時にある。さらにゲノム編集はヒトと動物の声明について基本的倫理的疑問も提示する。

ゲノム編集技術は生物のゲノムの特定の位置の特定のヌクレオチド(DNAコードの文字)を導入したり除去したり置換したりするのに使え、タンパク質とヌクレオチドの複合体を用いて行われる。いくつかのクラスの複合体が存在し、最も最近発見されたものはCRISPR/Cas9という。現在これらの技術を用いて以下のような研究が行われている。

・特定のタイプの細胞の遺伝子を変えることによるHIVやがんや稀少疾患の治療

・感染症を運ぶ生物のコントロールや改変(例えばデング熱やジカ、マラリアの原因となるウイルスや寄生虫を運ぶ蚊、ライム病原因細菌を伝達するマウス)

・食用動物の健康と福祉の工場(例えば角のない牛、病気に耐性の豚)

・植物食品や真菌の特定の性質(例えば褐色にならないマッシュルーム)

こうした期待できる技術への熱狂に伴って、FDAがこの技術を使った規制対象製品の安全性をどう確保するのかという疑問がある。新興技術の関与する製品の適切でバランスのとれた規制監視を提供することはFDAにとって新しくも特有の課題でもないが、応用範囲の広さとゲノムを変えるという基本的性質から、あらゆるリスクの可能性に対応するための最も有効な規制政策を検討する才には多くの関係者の参加が必要である。

製品ごとの、リスクに基づいた規制を維持する

ゲノム編集の応用はFDAの規制対象である3つの主要製品分類に関係する。それぞれ分野ごとに規制のアプローチは異なる。FDAは製品を中心にした、科学に基づいた規制政策を維持する。

医薬品については既存の生物製剤枠組みのもとで規制する

(略)

ゲノム編集植物や動物由来食品についてはCFSANとCVMが適切に対応する。これら二つの分野については我々の現在の考え方を明確化した文書を発表し、科学的情報を募集している。ゲノム編集技術を用いて作った植物由来の食品については、FDAは組換えDNA技術を用いたものを含む新規植物品種由来食品のための計画がある。我々はゲノム編集植物由来食品や飼料が伝統的交配により作られた植物と比べて追加のリスクとなるかどうかについて情報を求めている。新規植物品種由来食品の監視における何十年もの経験と科学的根拠やデータは我々の今後のリスクの検討に役立つだろう。

動物がゲノム編集で作られた場合、例外を除き、組換えDNAによるものであろうと遺伝子編集によるものであろうと意図的に変更された動物ゲノムの部分は、動物の構想や機能を変えることを意図しているため薬物とみなし、そのため新規動物用医薬品規制の対象になる。我々は既存の遺伝子組換え動物用ガイダンスをゲノム編集も含まれるように更新して案を発表し、パブリックコメントを募集する。またある種の動物でのゲノム編集がリスクが低いあるいは意味のあるリスクとはならないかどうかについても意見を募集し、その意見に基づいて規制のアプローチを変えるかもしれない。

以下略

意見募集対象文書は以下

ガイダンス:食品に使われる新植物品種のゲノム編集

Guidance: Genome Editing in New Plant Varieties Used For Foods

https://www.federalregister.gov/documents/2017/01/19/2017-00840/guidance-genome-editing-in-new-plant-varieties-used-for-foods

ガイダンス:意図的にゲノムDNAを変えた動物の規制

Guidance: Regulation of Intentionally Altered Genomic DNA in Animals

https://www.federalregister.gov/documents/2017/01/19/2017-00839/guidance-regulation-of-intentionally-altered-genomic-dna-in-animals

これらの活動は最近発表された協調的バイオテクノロジー規制枠組み更新と併せて、バイオテクノロジー製品の規制システムの近代化の努力の一環である

2017 Update to the Coordinated Framework for the Regulation of Biotechnology

https://www.whitehouse.gov/sites/default/files/microsites/ostp/2017_coordinated_framework_update.pdf

[]論文

  • ドリアンフルーツの悪名高い悪臭の背景にあるのは

What's behind the durian fruit's notorious stench

18-Jan-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-01/acs-wbt011817.php

Journal of Agricultural and Food Chemistryに発表された研究で、ドリアンに含まれる化合物を分析し、20の成分のうちたった2つでドリアンの香りを再現できることを報告

フルーティーな香りの(2S)-2-ブタン酸メチルとタマネギのような香りの1-(エチルスルファニル)エタンチオール。

  • がん再現性プロジェクトが最初の結果を発表

Cancer reproducibility project releases first results

Monya Baker & Elie Dolgin

18 January 2017

http://www.nature.com/news/cancer-reproducibility-project-releases-first-results-1.21304

2010年にSanford Burnham Prebys Medical Discovery Institute のErkki Ruoslahtiらが発表した腫瘍に侵入して化学療法の効果を増強するペプチドの効果を、米国、欧州、中国、韓国、日本の少なくとも10の研究室が評価したところ再現できないと判断された。これは再現性プロジェクトの一環で7つの再現試験が完了しeLifeに発表された。

Scienceニュース

厳密な再現努力で5つのがん論文のうちたった2つしか成功しなかった

Rigorous replication effort succeeds for just two of five cancer papers

By Jocelyn KaiserJan. 18, 2017

http://www.sciencemag.org/news/2017/01/rigorous-replication-effort-succeeds-just-two-five-cancer-papers

一つは再現できず、二つは問題が残る

その他

  • 天然香料と合成香料:何が違う?

ACSH

Natural and Artificial Flavors: What's the Difference?

By Ana-Marija Dolaskie — January 18, 2017

http://www.acsh.org/news/2017/01/18/natural-and-artificial-flavors-whats-difference-10744

ACSHの小冊子

紙でも購入できるがこのサイトで見ることもできる(ちょっと読みにくい)

例としてバニラ、ブドウ、バナナ

  • インド初のGM食品作物が裁判により立ち往生

Natureニュース

India’s first GM food crop held up by lawsuit

Sanjay Kumar 18 January 2017

http://www.nature.com/news/india-s-first-gm-food-crop-held-up-by-lawsuit-1.21303

科学者がトランスジェニックマスタードのベネフィットについて人々を騙したと非難される

インドのGM食品認可への長期支援は環境活動家が科学者を裁判に訴えたことで遅れている。この、人々を騙したという主張は事実ではないがインドの科学に悪名を着せるためだけに計算された攻撃である、とデリー大学の植物遺伝学者Deepak Pentalは言う。次回の審議は2月に予定されているが裁判がいつ終わるのか誰も確実にはわからない。

インドの農業バイオテクノロジー業界にとって最初の遺伝子組換え食用作物の認可は重大な瞬間で、その後数十のGM植物の道を拓くことになる。インドでは現在綿しか認可されていない。

他の多くの国同様、インドのGM作物は議論の多いもので、研究者らは増加する人口を養うのに役にたつと言うが活動家は安全性と多国籍企業が食糧供給を牛耳ることが心配だと言う。2010年には全国規模の抗議でかつてインド初のGM作物になるはずだったGMナスの商用栽培を諦めることになった。2014年にNarendra Modi首相になってから一部のGM作物の野外試験が再開し2016年9月にGMマスタードが認可されそうになった。しkさい10月7日、インド高裁が反GM活動家による裁判を開始し認可が中断された。


  • 中年女性の摂食障害についての専門家の反応

SMC UK

expert reaction to eating disorders in middle-aged women

January 17, 2017

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-eating-disorders-in-middle-aged-women/

BMC Medicineに発表された集団ベースの研究で、中年女性の摂食障害を調べ、相当な割合の女性が経験していると報告している

王立精神科医学会摂食障害副部長Agnes Ayton

これは重要な研究で、信頼できる評価法を用いた集団ベースの研究で、リスク要因も同定できている。中年女性の摂食障害は我々が思うより多く、相当数が治療を受けていない。ほとんどの研究は若い人に焦点をあわせているため、びっくりするような数になっている。

この研究の欠点はより高齢の女性をカバーしていないことで、我々の経験からは高齢者にも摂食障害患者はいる。

オックスフォード大学精神科教授Christopher Fairburn教授

これは大規模で質の高い新しい研究であるが、人々の過去の診断をインタビューでするのは非常に難しい。著者らは約15%の中年女性が人生のどこかの時点で摂食障害になったことがあり、過去12ヶ月以内にそうだった人は3.6%としている。これは大きな数字である。そして治療を受けた人が極めて少ない。このことは十代でもそうだった。女性達は患者の多くに医療が役にたつこと、患者は自分だけではないことを知るべきである。

  • セラノスは監視に失格だったと報告された後最後に残った血液検査ラボを閉鎖

Theranos closed its last remaining blood-testing lab after it reportedly failed an inspection

https://techcrunch.com/2017/01/17/theranos-last-lab-inspection-test-fail/

Wall Street Journalが報道している

Second Theranos Lab Failed U.S. Inspection

http://www.wsj.com/articles/second-theranos-lab-failed-u-s-inspection-1484708428

  • FDAは犬5頭を殺した皮膚がんクリームに警告

FDA warns of skin cancer cream that killed 5 dogs

Published January 18, 2017

http://www.foxnews.com/health/2017/01/18/fda-warns-skin-cancer-cream-that-killed-5-dogs.html

FDAは獣医とペットのオーナーに対して局所用がんクリームを飲み込んだ犬が5頭死亡したことを警告

ヒト用のフルオロウラシルクリーム USP 5% (5-FU)、商品名 Carac, Effudex および Fluoroplexはペットには危険である。医薬品はペットの届かないところに置くこと。

  • Reddit画像がNutellaの瓶に本当は何が入っているのかを明らかにすると主張

Reddit image claims to identify exactly what ingredients goes into a jar of Nutella

January 19, 2017

http://www.news.com.au/lifestyle/food/eat/reddit-image-claims-to-identify-exactly-what-ingredients-goes-into-a-jar-of-nutella/news-story/3bf3f47750cd1c72c5f43fad4e4d377f

Redditでシェアされている画像がNutellaの正体を明かすという。ヘーゼルナッツが入っているから健康に良いと思っていたら再考するように、と。

(画像有り)

一番多いのは砂糖でパーム油には他の油より発がん物質が多い、などと主張

(これをヘルシーと思うほうがどうかしてるけど発がん性だのはただの難癖。イタリアから豪州に飛び火)

  • フェンタニル危機:2016年ブリティッシュコロンビアで前代未聞の914人が過剰使用で死亡

Fentanyl crisis: Drug overdoses claim unprecedented 914 lives in B.C. in 2016

Jan 18, 2017

http://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/overdose-death-statistics-2016-1.3941224

保健大臣はオタワに連邦公衆衛生緊急事態宣言を要請

水曜日にBC検視庁は2016年の違法薬物による死亡は914人と発表し前年から約80%増加した。11月の記録である128を12月が抜いて142となり、フェンタニルが「ゲームチェンジャー」である。(グラフ有り)

  • B.C.臓器提供者の薬物検査陽性が増加

Positive drug tests for B.C. organ donors on the rise

January 16, 2017

http://www.theprovince.com/news/local+news/positive+drug+tests+organ+donors+rise/12730038/story.html

2013年が7.5%、2015年は12.6%、2016年は23%

  • 第18回 健康と疾患における腸内微生物叢の役割 レポート

Natureカフェ (日本)

http://www.natureasia.com/ja-jp/nature-cafe/reports/18-microbiota

(いろいろ言ってるけど

「健全な微生物叢の概念の定義など、新たな課題も提起された」って何が健全な状態なのかもまだわからないのに、「プロバイオティクスで良くなります」って宣伝してモノを売っていることに良心はいたまないんですか?)

2017-01-18

[]RASFF Week02-2017

警報通知(Alert Notifications)

インド産デンマーク経由冷凍タコのカドミウム(1.5 mg/kg)、中国産ナイロン製スパゲッティサーバーの一級芳香族アミンの溶出(7.47 mg/kg)、トルコ産生鮮パプリカのテブコナゾール(1.62 mg/kg)、イタリア産チルドポークソーセージのスルファジメトキシン(173.6 µg/kg)、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン(B1 = 30.1; Tot. = 37.7 µg/kg)及びオクラトキシンA(588 µg/kg)、米国産オランダ経由食品サプリメントの未承認物質シネフリン(31.4 mg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

カナダ産冷凍ロブスターのカドミウム(1.053 mg/kg)、ポーランド産赤リンゴのジメトエート(0.061 mg/kg)、ナイジェリア産殻をとったピーナッツのアフラトキシン(B1 = 4.9; Tot. = 5.7 µg/kg)、ロシア産飼料用酵母の粗悪品の疑い(尿素非表示:12,0 %)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

フィリピン産オランダ及び英国経由バナナソースの着色料サンセットイエローFCF(E110)の未承認使用(252.8; 265.2 mg/kg)、ベトナム産冷凍生及び調理済エビの塩化ベンザルコニウム(BAC) (2.49 mg/kg)、タイ産英国経由ローストダック用シーズニングミックスの着色料サンセットイエローFCF(E110)の未承認使用(282.4 mg/kg)、デンマーク産乾燥梨の亜硫酸塩高含有(915 mg/kg)、リトアニア産完全ドッグフードのエトキシキン(E 324)高含有及びブチルヒドロキシアニソール(BHA)(E320)とブチルヒドロキシトルエン(BHT)(E321)高含有(合計: 177 mg/kg)、

通関拒否通知(Border Rejections)

中国産くっつかないフライパンからのマンガンの溶出(0.4 mg/kg)及び高濃度の総溶出量(199 mg/dm²)、トルコ産チルドザクロのプロクロラズ(3.254 mg/kg)及びイマザリル(1.187 mg/kg)、インド産オクラの未承認物質アセフェート(0.2 mg/kg)、トルコ産パプリカの未承認物質トリアゾホス(0.036 mg/kg)、ベトナム産冷凍ヨシキリザメ切り身の水銀(1.4 mg/kg)、バングラデシュ産冷凍生の頭を落とした殻付き淡水エビの禁止物質ニトロフラン(代謝物質)ニトロフラゾン(SEM) (7.3 µg/kg)、トルコ産煎ったピスタチオのアフラトキシン(B1 = 49.68; Tot. = 56.4 µg/kg)、トルコ産ザクロのプロクロラズ(2.056 mg/kg)、インド産生鮮オクラの未承認物質モノクロトホス(0.07 mg/kg)及びアセフェート(0.13 mg/kg)、その他アフラトキシン等多数

[]意見等

  • 全ての鳥種用技術的添加物としての微生物DSM 11798の安全性と有効性

Safety and efficacy of microorganism DSM 11798 as a technological additive for all avian species

EFSA Journal 2017;15(1):4676 [12 pp.]. 16 January 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4676

動物用飼料に使用する添加物及び製剤又は物質に関するEFSAのパネル(FEEDAP)は、この添加物自体は安全上の懸念を生じないと判断し、豚に使用した時のこの添加物の安全性と有効性に関する意見を提示した。この添加物はトリコテセン、デオキシニバレノール(DON)を毒性の低い非エポキシ代謝物にすることで減らせることが確認された。現在の認可はDONだけをカバーしているので、すべてのトリコテセンマイコトキシンを含むように、全ての鳥種用飼料添加物として使用認可を申請している。鶏と七面鳥肥育用及び産卵鳥用はこの添加物を推奨量の1000倍で食事に添加しても有害影響がないことが示された。その結果、完全飼料に1.7 × 108 コロニー形成ユニット (CFU)/kgの推奨量で使用してもこれらの種/カテゴリーに安全だとみなされている。この結論は全ての鳥種に拡大される。すべての鳥種用飼料にこの添加物を使用しても、消費者、使用者あるいは以前は検討されていなかった環境に懸念をもたらすことは予期されていない。In vitro と in vivo試験では、鳥種に与えられる時に、1.7 × 108 CFU/kgの推奨量でこの添加物を含有すると、毒性の低い非エポキシ代謝物生産とともに飼料のDON汚染を減らす効果があることが示された。この添加物はトリコセン代表化合物の12,13-エポキシ基を減らすことが示された。汚染された飼料を与えられる動物種やカテゴリーに関わらず、同じ構造のほかのマイコトキシンで同じような反応を想定するのは妥当である。この添加物は抗コクシジウム剤モネンシンナトリウム、サリノマイシンナトリウム、ナラシン、ナラシン/ナイカルバジン、ナイカルバジン、ロベニジン塩酸塩、ジクラズリルと適合性がある。

  • 非化学手段を含むほかの入手可能な手段では封じ込めできない植物の健康への重大な危機を管理するための除草剤としてのフルミオキサジンの必要性に関するデータ評価

Evaluation of data concerning the necessity of flumioxazin as a herbicide to control a serious danger to plant health which cannot be contained by other available means, including non-chemical methods

EFSA Journal 2017;15(1):4688 [32 pp.]. 16 January 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4688

一般に広範な除草剤が利用できるが、フルミオキサジンの代替化学物質はない。評価は様々な化学物質によらない手段の評価を含む。広範な非化学手段が利用できるが、これらの手段には大抵化学除草剤と同じ有効性はなく、経済的な制約がある。化学と非化学手段の組み合わせは時に可能であるようだ。フルミオキサジンの評価中に得られた最初の実地経験が提示されている。

  • 食品と接触する材料に使用される「酸化タングステン」の安全性評価

Safety assessment of the substance ‘Tungsten Oxide’ for use in food contact materials

EFSA Journal 2017;15(1):4661 [6 pp.]. 13 January 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4661

酸化タングステンをPETの再加熱剤として使用するなら、消費者の安全上の懸念はない。他の技術的機能あるいは他のポリマーに使用するには、溶出は50 μg/kg(タングステンとして表示される)を超えてはいけない。

  • Pioneer Overseas Corporation and Dow AgroSciences LLCが提出したトウモロコシ1507の市販継続とその派生食品と飼料の認可改訂申請に関する科学的意見

Scientific opinion on an application for renewal of authorisation for continued marketing of maize 1507 and derived food and feed submitted under Articles 11 and 23 of Regulation (EC) No 1829/2003 by Pioneer Overseas Corporation and Dow AgroSciences LLC

EFSA Journal 2017;15(1):4659 [11 pp.]. 12 January 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4659

トウモロコシ1507の最初のリスク評価結果を変えるような新しいハザードや改訂暴露、新しい科学的不確か性は確認されなかった。

Modification of the existing maximum residue levels for deltamethrin in celery, Florence fennel and rhubarb

EFSA Journal 2017;15(1):4683 [19 pp.]. 12 January 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4683

提案された0.3 mg/kgは消費者の健康リスクを引き起こしそうもない。

  • 鶏及びマイナー家禽種肥育用飼料添加物としてのLevucell® SB (Saccharomyces cerevisiae CNCM I-1079)の安全性と有効性

Safety and efficacy of Levucell® SB (Saccharomyces cerevisiae CNCM I-1079) as a feed additive for chickens for fattening and minor poultry species

EFSA Journal 2017;15(1):4674 [2 pp.]. 11 January 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4674

5つの全研究結果を考慮し、2 × 1010 CFU/kg飼料の用量で食事にLevucell SB®を添加すると屠体のサルモネラ菌種汚染を減らす助けとなる。この結論は同じ用量で使用するとマイナー鳥種肥育用に外挿できるが、産卵用マイナー家禽種にはできない。

  • 全ての動物種用サイレージ添加物としてのLactobacillus plantarum DSM 29024の安全性と有効性

Safety and efficacy of Lactobacillus plantarum DSM 29024 as a silage additive for all animal species

EFSA Journal 2017;15(1):4675 [10 pp.]. 11 January 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4675

この添加物はpHを下げ乳酸濃度とタンパク質の保存を増加することでサイレージ生産を改良する可能性がある。これは5 × 107 CFU/kg飼料の提案された使用量で示された。

  • 香料グループ評価407の科学的意見(FGE.407):4-アミノ-5-(3-(イソプロピルアミノ)-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)-2-メチルキノリン-3-カルボン酸

Scientific Opinion of Flavouring Group Evaluation 407 (FGE.407): 4-amino-5-(3-(isopropylamino)-2,2-dimethyl-3-oxopropoxy)-2-methylquinoline-3-carboxylic acid

EFSA Journal 2017;15(1):4660 [41 pp.]. 11 January 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4660

この物質は天然物としては報告されていない。特定カテゴリーの食品の性質を変える香料として、親化合物およびヘミ硫酸一水和物塩の両方の使用を意図している。APET法(added portions exposure technique)を用いて推定された慢性食事暴露量は60kgの成人で882 μg/人/日、15kgの3歳の子供で547 μg/人/日と計算された。遺伝毒性に関する懸念はない。ラットでの90日間食餌投与試験では最大100 mg/kg体重(bw)/日の用量で有害影響は見られず、安全性の適切なマージンがある。ラットの試験では最大1,000 mg/kg bw/日の用量で発達毒性は観察されなかった。この香料とヘミ硫酸一水和物塩はAPETアプローチを用いて計算された食事暴露推定量で安全上の懸念は予期されない。この結論は申請された使用方法で使用される場合にのみ適用される。

  • 提出された無視できる暴露データを考慮したピメトロジンの農薬リスク評価

Pesticide risk assessment for the active substance pymetrozine in light of negligible exposure data submitted

EFSA Journal 2017;15(1):4678 [12 pp.]. 11 January 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4678

申請者が提案したジャガイモや菜種の殺虫剤としての代表的なピメトロジンの使用評価に基づき、無視できる暴露(negligible exposure)と考えられるという結論に達した。

  • ジャガイモのペンシクロンの既存MRL改訂

Modification of the existing maximum residue level for pencycuron in potatoes

EFSA Journal 2017;15(1):4692 [20 pp.]. 11 January 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4692

処理されたジャガイモに信頼できる食事リスク評価を実行できなかったので、既存MRLの改訂は提案されなかった。

  • Pseudomonas chlororaphis MA 342株の農薬リスク評価ピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance Pseudomonas chlororaphis strain MA 342

EFSA Journal 2017;15(1):4668 [21 pp.]. 11 January 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4668

情報不足と懸念が確認された。

  • ザクロと各種野菜のスピロテトラマトのMRL設定

Setting of maximum residue levels for spirotetramat in pomegranates and various vegetables

EFSA Journal 2017;15(1):4684 [19 pp.]. 11 January 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4684

検討した穀物への使用提案は消費者の健康リスクを引き起こしそうもない。

[]コーデックスのためにアフリカの声をひとつに

A united African voice for Codex

17/01/2017

http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/roster/detail/en/c/463338/

ケニアのナイロビでアフリカ地域協調委員会が始まった

[]清涼飲料水が安全確認で不合格

Soft drink fails safety check

January 13, 2017

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2017/01/20170113_201948.shtml

食品安全センターにより缶ジュース(アメリカ輸入の7UPチェリー味)に基準超過の安息香酸が検出された。

Canned soft drink sample detected with preservative exceeding legal limit

January 13, 2017

http://www.cfs.gov.hk/english/press/20170113_0747.html

によると規制値160 ppmに対して検出されたのが220 ppm。健康への悪影響は予想されない

[FSA]消費者に対しMDA Products Ltdの冷凍肉、冷凍魚製品の警告

Consumers warned about frozen meat and fish products supplied by MDA Products Ltd

13 January 2017

https://www.food.gov.uk/news-updates/news/2017/15879/consumers-warned-about-frozen-meat-and-fish-products-mda-products-ltd

FSAは消費者に対しMDA Products Ltdの食品、主に冷凍魚、冷凍鶏肉を食べないよう警告。未認可の建物内で、再包装され、安全でない可能性がある。併せて表示違反や生産履歴管理違反もある。

[]外国製品警告

Foreign Product Alert: ABX Weight Loss, Accelerator Boost, Ready Man!, Results, Skinny Bee Diet, Side Head Regulator TT Tablet, Supreme Slim 5.7, Ultimate Body Tox, Zi Su Body Fat Health II

January 13, 2017

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2017/61792a-eng.php

他国の検査において、表示されない成分(ジメチルアミルアミン、フェノールフタレインシブトラミン、シデナルフィル)、重金属の鉛が検出された。製品写真あり。

[]未認可健康食品”Blow”には重大な健康リスクを引き起こす可能性がある。

Unauthorized health product "Blow" may pose serious health risks

January 16, 2017

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2017/61816a-eng.php

ヘルスカナダは、Atomik Nutrition社のBlow(プレワークアウトサプリメント)を押収した。未承認医薬品1,3-ジメチルアミルアミンを含む。製品写真あり。

[]論文

  • 高血圧の高齢での発症が認知症から守る可能性

Study finds high blood pressure onset in late life may protect against dementia

17-Jan-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-01/aa-sfh011117.php

Alzheimer's & Dementia: The Journal of the Alzheimer's Associationに発表された新しい研究では、人生の遅い時期に高血圧になることは90才以降に認知症になるリスクの低さと関連する、特に高血圧の発症が80才以上の場合には。

The 90+ Studyとして知られる90才以上の人を長期追跡する研究の一部の、559人を平均2.8年追跡した研究。

  • カロリー制限でサルが元気で長生き

Calorie restriction lets monkeys live long and prosper

17-Jan-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-01/uow-crl011317.php

科学的議論が続く中で待望のアカゲザルでのカロリー制限研究が報告され、カロリー制限が健康で長生きに役立つことが示された。Wisconsin-Madison大学のチームと国立加齢研究所(NIA)のチームの二つの競合するチームが初めて協力した。Nature Communicationsに1月17日発表。

2009年にWisconsin-Madison大学のチームがサルの制限食は生存や疾患に利益があると報告し2012年にNIAのチームが寿命に有意差はなく健康状態は良くなる傾向があると発表していた。今回は協力して何年にも渡って集めた約200のサルのデータを解析し、研究結果の違いの理由もわかった。ひとつは二つの試験の食事制限の開始年齢が違うこと。食事制限は成熟した、高齢サルでは利益があるが若いサルには利益がない。これは齧歯類での研究と大きく違うところである。次に対照群のサルの食べる量が違う。三つ目に食べものの内容が違う。そして最後に性差がある。雌の方が肥満(脂肪が多い)ことによる有害影響に感受性が低いようだ。

  • ミツバチ警告、しかし警戒していない

Bee alert but not alarmed

17-Jan-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-01/uom-bab011617.php

オーストラリアで最も致死的なもののひとつがマルハナバチ

有毒生物に咬まれたり刺されたりすることについての13年分のオーストラリアの全国データ解析で、よく出会うのが町や都市であることが明らかになった。またヘビや蜘蛛やクラゲなどの有毒生物の中で最も大きな公衆衛生上の脅威はハナバチであることも明らかにした。

死亡も含めて、有毒生物に刺されたり咬まれたりすることによる入院は全部で約42000で、蜂類が33%、次が蜘蛛の30%、ヘビが15%だった。死亡は64人で、半分以上の34人がアナフィラキシーショックである。ヘビによる死亡は27で、他のどの生物より死亡率が高い。蜂は27人の死亡で養蜂家は1人のみ、ダニが3人死亡、クラゲが3人。他に未知の昆虫が2人を殺している。蜘蛛による死亡は報告されていない。Internal Medicine Journal。

  • ダイエタリーサプリメントにはスタチンに関連する利益とリスクの両方があるかもしれない

Dietary supplement may carry both benefits and risks associated with statins

17-Jan-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-01/w-dsm011717.php

紅麹を含むダイエタリーサプリメントが、しばしばスタチン代用品として宣伝されてコレステロールの高い患者に使われている。新しい研究でこれはスタチンに耐えられない患者にとって良い代用品ではないことを発見した。紅麹はスタチンでおこることがある筋肉と肝臓の障害と関連する。紅麹の有効成分はモナコリンで、スタチンの関連化合物である。スタチンは医師の監視下で処方され定期的に血液検査を行い、異常があれば中止される。一方紅麹は自己処方で医師の助言や監視はないため患者は有害影響に気がつかないリスクがある。

  • ゴキブリ団子がゴキブリと喘息症状をやっつける

Bait knocks out cockroaches -- and asthma symptom days

17-Jan-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-01/tu-bko011717.php

The Journal of Allergy and Clinical Immunologyに発表されたTulane大学の新しい研究によると、ゴキブリ団子を使ってゴキブリを駆除することで子どもの喘息症状が出る日数を年に約50日減らせる。

喘息患者はゴキブリの唾液や皮や糞に非常に感受性が高いが、多くの専門家はゴキブリ対策として殺虫剤やゴキブリ団子やその他の対策を組みあわせた方法を薦める。これらの対策が低所得家庭にとっては難しいため、もっと簡単な方法を探った。この研究では主に低所得家庭102を対象に、半分の家にゴキブリ団子をおいて2-3ヶ月毎にチェックした。3ヶ月では差はなかったが12ヶ月ではゴキブリ団子をおいた家のゴキブリが22%減って子どもの喘息症状のある日は47日減った。救急または予定しない病院への通院も介入郡で17%少なかった。

SMC NZ

  • 捕食者のいないNZ:我々の「月探査ロケットの打ち上げ」を達成するために何が必要か−専門家のQ&A

Predator Free NZ: what will it take to achieve our own ‘moonshot’ – Expert Q&A

January 18th, 2017.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2017/01/18/predator-free-nz-what-will-it-take-to-achieve-our-own-moonshot-expert-qa/

政府が約6ヶ月前に発表した2050年までにニュージーランドを捕食者フリーにするという目標について専門家に尋ねた

(ほ乳類を殺すための薬物だけではなく遺伝子組換えラットなどの新技術の利用も想定されている。技術的ハードルはもちろん社会的ハードルも高く、要注目)

  • 化粧品のマイクロビーズ禁止提案−専門家の反応

Proposal to ban microbeads in cosmetics – Expert Reaction

January 16th, 2017.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2017/01/16/proposal-to-ban-microbeads-in-cosmetics-expert-reaction/

環境大臣の発表した提案でマイクロビーズを含む化粧品は禁止される

海洋科学者がマイクロプラスチックの禁止を主張していた。英国などの他国では既に禁止にむけて動いている。SMCは専門家の反応を集めた

カンタベリー大学化学部上級講師Sally Gaw博士

マイクロプラスチックは直径5mm以下の小さなプラスチックのかけらのことで、二種類ある;マイクロビーズのように人工的に作ったものと大きなプラスチックが壊れて小さくなったものである。マイクロプラスチックの分解は極めて遅い。マイクロプラスチックは海に広範に存在し海洋動物から検出されることが増加している。魚や貝がマイクロプラスチックを食べ物と間違えて取り込んでしまう。その結果満腹になって飢餓に陥ったり消化管に障害を起こしたりして動物の健康に影響する可能性がある。またマイクロプラスチックが水中の汚染物質を濃縮してそれを食べた動物に汚染物質が移行する可能性がある。

マイクロビーズはボディスクラブのようなパーソナルケア用品に使われて下水に流されている。下水処理場ではマイクロビーズは排除されず環境に放出される。パーソナルケア用品のマイクロビーズ禁止は大きな前進だが、毎年海に入る膨大な量のプラスチックを減らすためにはさらなる対策が必要である。

オークランド大学生物科学部Mary Sewell准教授

マイクロプラスチックは5mm以下のもので、洗顔料に使われるマイクロビーズはさらに小さく1mm以下、一部は0.01mmである。この大きさのプラスチックは通常植物プランクトンを食べる一部のプランクトンに食べられる可能性がある。多くの水処理施設では回収されないプラスチック浮遊物は海に出る。多くの国が既にこれらの製品を禁止していて、我が国は遅れをとっている。

  • 研究者がスポーツにおけるアルコール宣伝の禁止をもとめる

Researchers call for ban on alcohol marketing in sport – In the News

January 13th, 2017.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2017/01/13/researchers-call-for-ban-on-alcohol-marketing-in-sport-in-the-news/

オタゴ大学の研究者がNew Zealand Medical Journalに発表した論文で、スポーツでのアルコールの宣伝や財政支援を禁止するよう求めた

2014-15年の夏のテレビスポーツイベントを調査し、聴衆が1分当たり1.6から3.8のアルコールブランド、1時間当たり最大200の広告に暴露されていることを発見した。主著者のLouis Signal准教授は、子ども達はこのようなアルコールのマーケティングから守られなければならないと言う

以下ニュースへのリンク

  • ロサンゼルスの寿司レストランで魚偽装

Fish fraud in Los Angeles sushi restaurants

Jan. 13, 2017

http://www.sciencemag.org/news/sifter/fish-fraud-los-angeles-sushi-restaurants

新しい研究がロサンゼルス中の寿司レストランで提供されている魚の約半分が誤表示であるとYahoo! Newsが報道している。この研究はConservation Biologyに発表されたもので4年にわたって26のレストランで提供された魚10種の364検体のDNAを調べたものである。その結果47%がニセであった。例えば、オヒョウ、レッドスナッパー、キハダマグロがヒラメのような乱用されている代用品と交換されている。騙されたくなければサーモンを注文するといい

Using DNA barcoding to track seafood mislabeling in Los Angeles restaurants

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/cobi.12888/full

SMC UK

コリック(夜泣き、黄昏泣き)の治療のための鍼についての専門家の反応

expert reaction to acupuncture to treat colic

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-acupuncture-to-treat-colic/

Acupuncture in Medicineに発表された論文で、鍼が夜泣きを安全に減らせるようだと主張

University College London薬理学教授David Colquhoun FRS教授

21世紀にBMJがまだこのような、3000以上の試験が行われたにも関わらず有効であるという信頼できる根拠が生み出せないでいる科学的医療が始まる前の医療のための雑誌を発行していることは真に驚愕すべきことである。他のほとんどの代替医療同様、鍼は広範な問題に有効だと宣伝されてきたがそのどれについても効果があるという根拠は乏しい。夜泣きはそれらのうち目立ったものではない。どうして親が赤ちゃんに針を刺すと泣きやむと思うだろう?この考えは奇妙に聞こえるが実際奇妙である。この論文では効果があることを示していない。この論文の統計解析は不適切であり、レフェリーが見つけるべきだったがそうはならなかった。

(以下統計について)

結論として、試験デザインは対照群以外は妥当であるが統計解析は最悪である。鍼の効果は全くない可能性が極めて高い。この論文は有用な情報を提供するものではなく水に泥を加えるもので再現性の危機に繋がる典型的な間違いである。BMJはこの種のものを発表すべきではなくレフェリーは統計を理解していないようだ。

Southampton大学健康研究教授George Lewith教授

これ自体は決定的というには小さすぎるが乳児の夜泣きには根拠のある便利な治療法がないので鍼のほうが根拠があると主張できるだろう

Exeter大学補完医療名誉教授Edzard Ernst教授

この論文は著者の結論とほぼ反対のことを示している。この研究には適切な対照群が無く、特定の治療効果を言うことはできない。夜泣きする赤ちゃんは最小限の注目にも反応することがわかっている。そしてこの研究ではほんの少しの追加のTLCが効果があることを確認し、その結果は必ずしも鍼とは関係ない

論文内容については以下

Acupuncture and colic

http://www.sciencemediacentre.org/acupuncture-and-colic/

その他

  • マサチューセッツ州がナチュロパスがあなたを傷つけることができる20番目の州になる

Massachusetts Becomes the 20th State Where Naturopaths Can Hurt You

By Julianna LeMieux — January 14, 2017

http://www.acsh.org/news/2017/01/14/massachusetts-becomes-20th-state-where-naturopaths-can-hurt-you-10724

マサチューセッツ州がナチュロパスを専門家として合法化する法案を通した。

この法は何年にも渡るナチュロパスの政治運動の成果で、マサチューセッツ州が20番目になる。

  • クロアチアの科学大臣は剽窃スキャンダルの中辞職要請を拒否

Natureニュース

Croatia’s science minister rejects calls to resign amid plagiarism scandal

Mićo Tatalović & Nenad Jarić Dauenhauer 17 January 2017

http://www.nature.com/news/croatia-s-science-minister-rejects-calls-to-resign-amid-plagiarism-scandal-1.21301

議会倫理委員会の予備的調査で他の学者の仕事をコピーしたことがわかった後、Pavo Barišićは辞任しないという

クロアチアの最高レベルの研究倫理委員会が科学大臣と衝突している。委員会が他の人の仕事をコピーしたことを発見した後も辞任しないと言っている。この事例は、既に検給付制で分裂している研究システムの頂上での学術的誠実さに疑問を提示するものである、と科学者は言う。Pavo BarišićはSplit大学の哲学者。

  • 一般の人に科学を信頼するための道具を与えよ

Give the public the tools to trust scientists

17 January 2017

http://www.nature.com/news/give-the-public-the-tools-to-trust-scientists-1.21307

一般メディアで報道されている形の科学は、人々に間違った確信を与えやすくしている、とAnita Makriは主張する

真実とは何?真実はどうやって見つけて公共の議論においてどう重きをおく?最近の政治的イベントにおいてこれらは重要で緊急の質問だが、私が関わった科学とジャーナリズムの世界で、科学者は答えを探すのに関与していない。

科学が真実の源としての妥当性を失いつつあることに科学者がきがついていない。

多くの人が科学はセンスオブワンダーや世界についての面白いこととして尊敬している。これは確かに役割があるが、人々に科学や科学者に対する時代遅れの見解を与える。人々は科学に決定的で権威のある結論を期待する。そのため不完全な情報や助言が変わることが、科学の一部であるにも関わらず、科学の権威の失墜とみなされる。たとえば食品と健康の分野では最初は脂肪が悪者だったのに今や砂糖が悪者である。人々はこれを専門家がものを知らないとみなす。

決定的ではない、相反する、徐々に変化する、政治的であすらある科学について語るのはずっと難しい。

科学者は社会的に影響のある科学を人々に提示する方法を変えなければならない。

  • 議論の多い搾取的出版社のリストが消えた謎

Scienceニュース

Mystery as controversial list of predatory publishers disappears

By Dalmeet Singh ChawlaJan. 17, 2017

http://www.sciencemag.org/news/2017/01/mystery-controversial-list-predatory-publishers-disappears

Jeffrey Beallによる、搾取的出版社である可能性のあるリストが無くなったが理由は明確ではない。Beallはコメントを拒否している。

  • 「ココナツアミノ」って何?

What is 'Coconut Aminos'?

by Jeanine Barone | January 17, 2017

http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/food/article/what-coconut-aminos

GMOおよびグルテンフリーの醤油代用品として宣伝されている調味料の名前である。大豆を巡る議論以外のあらゆる種類の健康上のメリットがあると宣伝されている。問題はその約束がほとんど嘘だということで、宣伝業者はココナツの健康上のメリットと大豆の健康懸念の情報の都合の良いところだけを取り上げて混ぜて製品を良さそうに見せている。

ココナツアミノCoconut Aminosはフィリピンで作られてCoconut Secretという会社により米国に持ち込まれた。その名の示すように、ココナツ由来で一連のアミノ酸を含む。花の咲いていないココナツの木の樹液を採取して自然に発酵させて塩を加えて作られる。東南アジアではココナツの樹液はシロップや砂糖や酢やソースなどいろいろなものを作るのに使われる。ココナツアミノは醤油に似た稠度や色をもち、醤油と同じようにグルタミン酸ナトリウムを含むためうまみがある。醤油と違って少し甘いがココナツのような味はしない。心疾患や糖尿病やがん、減量、免疫強化、精神衛生などいろいろな健康効果が宣伝されている。そしてMSGフリー、GMOフリー、大豆に含まれる「悪い」化合物である植物エストロゲン、フィチン酸、抗甲状腺ホルモン化合物フリーと喧伝している。

しかし事実をみてみよう。

・ココナツアミノの健康効果については研究がない。もし何らかの効果を示唆する研究があったとしてもそれはココナツまたはココナツオイルの研究でココナツアミノではない。

・表示によるとティースプーン1杯のココナツアミノには90mgのナトリウムが含まれる。これは普通の醤油の290mg、減塩醤油の140mgより少ないがそれでも多く、醤油の標準使用量が1杯なのにココナツアミノが1-2杯以上簡単にとれることを考えると特に。

アミノ酸が多いと宣伝しているがタンパク質は一回分当たり0グラムである。またビタミンCや鉄、カルシウムの摂取源にはならない

・他の大豆関連化合物同様、加工により醤油には植物エストロゲン、フィチン酸、抗甲状腺ホルモン化合物はほとんど存在しない

・ココナツの樹液にビタミンやミネラルが含まれるという報告はあるがそれは新鮮な樹液についてのものでココナツアミノではない。

・グリセミック指数が低いと宣伝されているがこの製品の糖含量がティースプーン1杯あたり1gであることを考えると意味がない。

基本

あなたが好きならココナツアミノを使っても良いだろう。しかし8オンス当たり醤油が2.5ドルなのに比べて5-7ドルである。またココナツアミノにはグルタミン酸が含まれ、多くの人がアレルギーまたは過敏症であると考えているMSGと同じであるが、ほとんどの研究で反応を示すのに失敗している。つまり、ナトリウムの問題は別にして、調味料に含まれるMSGは大抵の人は安全に摂取できることを意味する。

  • ローフードダイエットの流行

The Raw Food Diet Craze

by Berkeley Wellness | January 16, 2017

http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/nutrition/article/raw-food-diet-craze

生の食品−時にリビングフード(生きた食品)と呼ばれる−にメリットがあるという信仰は新しいものではない。クラッカーの名前で有名なSylvester Grahamが150年前に、現在のシェフやセレブやウェブサイトと同様に、ローフードを宣伝した。宣伝者は調理で栄養や酵素や「生命力」が壊れるという。

基本

ローフードダイエットは未調理未加工の植物製品(しばしばオーガニック)のみを食べる。多くは厳格な菜食主義で、一部は未殺菌乳製品や、中には生卵や生肉、生魚を食べる。ブレンダーやプロセッサーで調理して冷たいまま、あるいは調理には不十分な程度温めて食べる。熱心な実践者は精製した砂糖や酢、コーヒー、お茶、大豆製品、植物油、感想ハーブ、アルコールも禁忌である

ベネフィット

生鮮食品が多く飽和脂肪やコレステロール、ナトリウムが少ない。研究は少ないが観察研究ではアブラナ科の野菜を生で食べる人たちは膀胱がんリスクが低いことが報告されている。

欠点

一部の栄養は生では人体に利用しにくい。ニンジンは調理した方がより多くのβカロテンを放出する。さらに問題になるのは食中毒リスクである。またどのくらい厳密に実施するかによって栄養素の不足を補うサプリメントを使用する必要がある

酵素についての主張は?

ローフーディストはエンザイムが消化を助け、毒素を予防するなどという。しかし植物の酵素は植物のためにそこにあるのであり我々のためにあるのではない。さらに多くは胃で不活性化されそれ以上働くことはない。小腸で酵素が再活性化されるという根拠はない。たとえいくぶんかの酵素活性が残ったとしても、食品の消化吸収に必要な全ての酵素は通常人体が作る。一部のローフーディストが主張する生涯に供給できる酵素の量には限りがあるというのはナンセンスで単純に事実ではない。

調理、発明の母

調理の発明は人類の進化に必須の要因であった。人類とその他の種を分けるのが調理で、タンパク質の多い食品をより消化しやすくし他の活動を可能にした。

高温調理で発がん物質ができるのは事実だが、人生におけるほとんどのことにはリスクがあり、もしあなたが多様な食品を食べて炭化した食品を食べ過ぎなければ問題にはならない。

バランスの問題

生の野菜や果物はあなたにとって確かにいいだろう。しかし生だけに制限すべきではなくする必要もない。生の食品が病気を治したり予防したりするという根拠はない。さらに長期間続けるのは非常に難しく、一部の栄養が不足する。

  • 何故ワクチン懐疑派がワクチン安全性委員会の座長を努めるべきではないのか

Why A Vaccine Skeptic Shouldn't Head a Vaccine Safety Panel

by Amanda Z. Naprawa | January 15, 2017

http://www.berkeleywellness.com/healthy-community/health-care-policy/article/why-vaccine-skeptic-shouldnt-head-vaccine-safety-panel

Donald Trump 次期大統領がワクチン懐疑派として有名なRobert F. Kennedy, Jrを「ワクチン安全性」委員会の座長に要請したことは公衆衛生にとって重大な帰結となる可能性がある。

以下長い危惧表明

下條弥八下條弥八 2017/01/20 22:53 「マルハナバチ」は「ミツバチ」の方がよいのでは。ミツバチには刺されたことがありますが、ハナバチに刺されたことはありません。子どものときには大人からハナバチは刺さないと教えていただいていました。