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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2006-01-06

症例報告

NEJM Volume 354:97-98

低炭水化物ダイエットによるケトアシドーシス

Ketoacidosis during a Low-Carbohydrate Diet

http://content.nejm.org/cgi/content/full/354/1/97

炭水化物を制限するダイエットを行ってケトアシドーシスになった51才白人女性の症例。

体重72.7kgだったのが4年間炭水化物制限で59.1kgになり、数ヶ月の間に4回嘔吐で病院を訪れ、インスリン投与を受けた。血糖値は正常の3-4倍に上昇していた。糖尿病ではない。普通の食事にしてからはケトアシドーシスは発症していない。

あまり長く炭水化物制限高脂肪食を実施すると有害な代謝障害を誘発する。


Science NOW

初期アフリカ人はバナナを栽培していた

Early Africans Went Bananas

5 January 2006

http://sciencenow.sciencemag.org/cgi/content/full/2006/105/3?etoc

バナナはニューギニア産で、最近まで研究者はアフリカでの栽培は2000年前以前には遡らないと考えていた。しかしウガンダの研究者らは土壌の検体を調査し、放射性炭素の解析から最大4500年前まで遡ることを示した。ニューギニアでのバナナの栽培は6500年前からである。


AVA シンガポール

旅行者がシンガポールに持ち込んで良い食品

FOOD ITEMS THAT INDIVIDUAL TRAVELLERS MAY BRING IN TO SINGAPORE

05 JAN 2006

http://www.ava.gov.sg/javascript/module7/press/05jan06-Travellers_Food_items.pdf

新年の祝祭日(旧正月)の間、海外からの多くの旅行者がシンガポールに食品を持ち込む。その際に持ち込めるもの・持ち込めないものの説明をしている文書。特に食肉・卵・シーフードについては産地国が指定されているので注意する。


BfR ドイツ

後悔しないために 狩猟動物の肉を取り扱うためのTIPS

05.01.2006

http://www.bfr.bund.de/cms5w/sixcms/detail.php/7131

新しいヨーロッパの食品衛生基準では、ハンターに対しても義務の強化が求められる。

ドイツにおける野生動物の肉の摂取量は増加している。狩りを楽しみ後悔しないためにも、基本的衛生規則に従う必要がある。他の全ての食肉と同様に、ハンティングで得た肉にもヒトの健康を害する可能性のある微生物や寄生虫が含まれる。最近も11月に野生動物の肉を食べてハンターが病気になっている。BfRはハンターが守るべきことを提示した。


狩猟動物の肉を取り扱うためのTIPS

02.01.2006

http://www.bfr.bund.de/cm/208/tipps_fuer_jaeger_zum_umgang_mit_wildfleisch.pdf

新鮮であることを理由に狩りで得た肉を食べることを好む消費者が多い。ドイツでは年間1人あたり消費量はまだ1kg以下であるが、確実に増加している。2003/2004年にはドイツだけでイノシシ476,042頭、ウサギ552,812頭が捕まえられた。これらの肉の化学物質による汚染はチェルノブイリ事故によるセシウム137を除くと過去に健康リスクが予想されたことはない。しかし細菌や寄生虫による健康リスクは存在する。このリスクを避けるため、注意深く衛生基準を守ることが要求される。

BfRはサルモネラやCampylobacter、Yersiniaの他に野兎病、旋毛虫症trichinosisなどにも注意を喚起している。


EurekAlert(http://www.eurekalert.org)より

英国における肝硬変死亡率の増加は西ヨーロッパで最悪

Increase in death rates from liver cirrhosis in Britain largest in western Europe

5-Jan-2006

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2006-01/l-iid010406.php

今週号のLancetによれば、英国では1950年代に比べて肝硬変による死亡率が急増している。

肝硬変による死亡率はアルコールの毒性の指標である。英国では1960年と2002年ではアルコール消費量が2倍に増え、さらに大量に飲むことや肥満、C型肝炎が関与している可能性がある。他の西ヨーロッパ諸国ではアルコール消費量は減少しており肝硬変死亡も減少している。

磁石の治療効果に疑問

Questions over 'healing effect' of magnets

5-Jan-2006

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2006-01/bmj-qo010406.php

BMJの今週号によれば、磁石療法には効果はなく、何らかのヒーリング効果があったとしても小さい。

磁石は磁気ブレスレットや靴の中敷き、腕輪、背中や首につける、枕やマットレスなどに治療目的で使われ、年間売り上げは世界中で10億ドルを超えると推定される。しかし磁気治療の臨床試験は盲検が困難であり、そうしたものにお金を使うより根拠のある医療を受けた方がいい。さらに病気がある人の場合、磁気治療を自分で行うことで病気に治療を受けずにいるという問題もある。

Editorial: Magnet therapy BMJ volume 332, p 4


CDC 米国

出生時欠損頻度推定の進歩:18の欠損に関する新しい国家推計

Progress Made in Estimating Frequency of Birth Defects: New Numbers Provide Improved National Estimates for 18 Birth Defects

January 5, 2006

http://www.cdc.gov/od/oc/media/pressrel/r060105.htm

CDCがMMWRに発表した推計によれば、18の主要な出生時欠損のうち、米国において最も多いのは口唇口蓋裂で、毎年6800人がそうである。次いでダウン症候群が毎年5500人である。米国で産まれる子どもの約3%が何らかの形の主要出生時欠損を持つ。

この数字は全国出生時欠損予防ネットワーク(NBDPN)のデータによるもので、こうした推定は例えば二分脊椎症などの神経管欠損の出生を、穀物への葉酸添加により26%削減したことなどに役立っている。

関連

MMWR

全国出生時欠損予防月間及び全国葉酸啓発週間

National Birth Defects Prevention Month and National Folic Acid Awareness Week http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5451a1.htm?s_cid=mm5451a1_x

1月は全国出生時欠損予防月間で、1月9-15日は全国葉酸啓発週間である。

米国では出生時欠損のある新生児は毎年12万人であり、乳児死亡の最大原因であり長期障害の原因でもある。

今年の出生時欠損予防月間の焦点は出産年齢にある女性の妊娠前の健康−葉酸摂取・定期的検診・アルコールやタバコや不法薬物を避ける−である。

子ども及び成人予防接種計画

Recommended Childhood and Adolescent Immunization Schedule --- United States,

2005 January 5, 2006

http://www.cdc.gov/od/oc/media/pressrel/r060105a.htm

2006年推奨予防接種計画が発表された。

新しくなったのは成人の髄膜炎と百日咳、全ての子どもにA型肝炎の予防接種を推奨していることである。

詳細はMMWRに発表されている。

http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5351-Immunizationa1.htm


FSA 英国

ノニジュースの申請

Noni juice application

Thursday 05 January 2006

http://www.foodstandards.gov.uk/news/newsarchive/2006/jan/nonileapfaith

Leap of Faith Farms社がパナマ産ノニジュースの申請を行った。この申請についての意見は2006年1月26日まで受け付ける。



KFDA 韓国

ビタミン製剤などの正しい使用ガイドライン

(2006.01.05)

http://www.kfda.go.kr/cgi-bin/t4.cgi/data/trans_office.taf?f=user_detail&num=135

2005年度ビタミン剤及び滋養強壮剤再評価結果公示に伴い、国民が多く使用しているビタミン及びミネラルなどに対する総合情報を提供するため「ビタミン剤などの正しい使用ガイドライン」を作成して提示したので積極的に活用して下さい。

(アレアハングルファイル添付)

2005年再評価結果はKFDAホームページの「医薬品・化粧品」→「医薬品情報」→「許可事項製品情報」欄に掲示してある。

(ZIPファイル)

食品衛生法一部改定法律公布

(2005.12.30)

http://www.kfda.go.kr/cgi-bin/t4.cgi/data/rule.taf?f=user_detail&num=1214&keyword=

&page=&kind=&word=&s_type=

2005年12月23日付で食品衛生法一部改訂法(法律第7735号)が公布されたことをお知らせする。

改訂理由及び主要内容

・ 食肉の原産地表示制導入

・ 虚偽表示などの禁止。食肉の原産地などで虚偽又は誇大表示を禁止し、これに違反した場合は3年以下の懲役又は3千万ウォン以下の罰金と営業許可取り消しなどの行政処分が可能

・ 原産地を表示しない場合の行政処分新設。原産地などを表示しない場合には1千万ウォン以下の罰金と営業許可取り消し・営業停止などの行政処分が可能

食品の基準及び規格の改定(案) 立案予告

(2005.12.29)

http://www.kfda.go.kr/cgi-bin/t4.cgi/trans/heng.taf?f=user_detail&num=310&s_type=&word=

食品医薬品安全庁公告第2005-210号

食品の基準及び規格を改正するにあたりパブリックコメントを募集する。

改訂理由及び内容

醤油類の微生物規格、キムチ類の重金属及び寄生虫(卵)規格を新設してより衛生的な製品の製造・流通に努める。

主な内容としてはみそ・コチュジャンなどにセレウス菌(Bacillus cereus)規格を新設、キムチ類に鉛・カドミウム・寄生虫(卵)規格を新設し、一般試験法にキムチ類などの寄生虫卵試験法を新設する。

意見は2006年1月17日まで募集する。

向精神性医薬品(食欲抑制剤) 管理点検結果

(2006.01.05)

http://www.kfda.go.kr/cgi-bin/t4.cgi/intro/bodo.taf?fuser_detail&num=882

食品医薬品安全庁は2005年11-12月に市・道と合同で向精神薬取り扱い業者のうち取引量が多い157事業所に対して麻薬類管理に関する法律による管理義務事項を点検した結果、59業者を摘発して行政処置を行ったことを発表した。主要内容は管理対象不備・処方箋によらない投薬・保管状況不良などである。

食品医薬品安全庁はこれまでにも医師会・薬剤師会などの関連団体に食欲抑制薬による心血管系副作用と長期投与による依存性などの問題点を指摘し、肥満治療に食欲抑制薬を使用する際には慎重に行うよう文書で要請したことがある。今後も濫用防止のため麻薬類取り扱い者の義務事項について持続的に指導・取り締まりを行う計画であることを発表した。


EU

RASFF Week 53

http://europa.eu.int/comm/food/food/rapidalert/reports/week53-2005_en.pdf

警報通知

ノルウェイ産スモークサーモン等の未承認亜硝酸塩、コスタリカ産真空パック冷凍マグロ切り身のヒスタミンと一酸化炭素処理、中国産赤い豆腐の未承認ベニコウジ色素、香港産ナイロン台所用品からの4,4-ジアミノジフェニルメタンの溶出など

情報通知

ベトナム産ナマズpangasius切り身のマラカイトグリーン、ハンガリー産芥子の実の高濃度モルヒネ、イタリア産フルーツジュース及びミルクの容器からのイソプロピルチオキサントンの溶出など

アフラトキシンは多数

ノルウェー・ロシア サーモン紛争

ノルウェー食品安全局

養殖サケは安全で健康的な食品

Farmed salmon is safe and healthy food

05.01.2006

http://www.mattilsynet.no/english/food_safety/farmed_salmon_is_safe_and_healthy_food_30553


Mosnews.com

Russia to Restrict Norwegian Fish Imports From Jan. 1

http://mosnews.com/money/2005/12/21/norwayfish.shtml

Russia Bans Salmon Imports from Norway, Cites Pollution

http://www.mosnews.com/money/2005/12/02/norwayfishban.shtml


ノルウェー産サーモンから鉛とカドミウムが許容量の2倍検出されたとしている

(ロシアの許容量というのがいくらなのか不明)

ノルウェーとロシアの間でバレンツ海周辺で漁業権をめぐる紛争がある

2005年10月、バレンツ海のノルウェー側経済水域でノルウェーの沿岸警備巡視船がロシアの漁船を停船させた。ところがロシア船はノルウェーの捜査官を乗せたまま逃走。

12月に鉛とカドミウムを理由に4つの養殖場由来のサーモンについて限定的禁輸措置、1月からはノルウェー産(生)サーモンの全面禁輸となっている。

2006年1月、ノルウェーではサーモン加工工場の従業員の解雇などが行われている。

(ここで検出されたとされたのは鉛とカドミウムであるが、メディアはサケのPCB類についての米国の報告を持ち出して騒いでいる模様。

実質的な食品安全上の問題は多分ほとんどない。政治・経済問題であろう。)