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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2006-03-06

FAO

FAOの統計情報サイト

FAOSTAT

March 2006

http://faostat.fao.org/faostat/default.jsp?language=EN&version=int&hasbulk=0

食品供給及び作物バランスデータ2003とコーデックス 食品中残留農薬最大基準値データを追加。


EurekAlert(http://www.eurekalert.org)より

オハイオ州立大学プレスリリース

栄養学的敵か味方か?ビタミンEは混合したメッセージを送る

NUTRITIONAL FRIEND OR FOE? VITAMIN E SENDS MIXED MESSAGES

http://researchnews.osu.edu/archive/vite.htm

効果の高い抗酸化剤は諸刃の剣である。

過去20年間、ビタミンEやその他の抗酸化剤の利益を求めた研究は、実際には心疾患やガンの発生増加などの悪影響を見つけることしかできないでる。この現象の原因となる可能性について、Jiyan Ma助教授らがProNASのEarly Editionに発表している。

ガンマトコフェロールとアルファトコフェロールの代謝物であるキノンが細胞に与える影響が違う

Mechanism of arylating quinone toxicity involving Michael adduct formation and induction of endoplasmic reticulum stress

Xinhe Wang et al.

PNAS published February 27, 2006, 10.1073/pnas.0510962103

Mayoクリニックで同定されたトップ10接触皮膚炎アレルゲン

Top ten contact dermatitis allergens identified in Mayo Clinic study

3-Mar-2006

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2006-03/mc-ttc030106.php

米国皮膚科学学会で発表された研究。

2001年1月から2005年12月31日までの5年間に診察した3,854人の患者の皮膚テストによる。

・ニッケル −ジュエリーや服飾に使用される

・金 −ジュエリーに使われる貴金属

・ペルーバルサム(myroxylon pereirae) 樹脂由来香料

・チメロサール −水銀化合物 防腐剤

・硫酸ネオマイシン −抗生物質

・香料ミックス 8種の香料の混合物

ホルムアルデヒド

・塩化コバルト

・バシトラシン −抗生物質

・Quaternium 15 −シャンプーやネイルポリッシュなどの化粧品の保存料

SCIENCE March 3 2006, 311

日本の第三次科学技術基本計画についての記事がある

WOMEN IN SCIENCE: Getting Women Scientists Back on the Career Track in Japan (p. 1235)

JAPAN: A $214 Billion Plan of Action (p. 1236)

上は女性科学者のキャリアの問題(就労のM字カーブ、韓国と日本が際だっている)、下は最終報告には捏造・偽造問題対策が盛り込まれるだろうとの予測。


Nature News

マウスに驚くべき臓器が発見された

Surprise organ discovered in mice

2 March 2006

http://www.nature.com/news/2006/060227/full/060227-9.html

1世紀も実験用マウスを精査してきたのだから、科学者はマウスの体を知り尽くしていると思われるだろう。しかしドイツの科学者が新しい臓器を発見した。

胸腺は通常心臓の上にあるピンクがかった灰色の臓器であるが、小さな二番目の胸腺がクビの部分にみつかった。この発見はこれまでの免疫学研究のいくつか・・胸腺摘出マウスの実験・・に疑問をなげかけるものである。

Published Online March 2, 2006

10.1126/science.1123497 (Science Express Reports)

Evidence for a Functional Second Thymus in Mice

Grzegorz Terszowski et al


RAND National Defense Research Institute (RAND国防研究所) 米国

アグロテロリズム:何が脅威で、それに対して何ができるか?

Agroterrorism: What is the threat and what can be done about it?

March 2, 2006

http://www.rand.org/pubs/research_briefs/RB7565/index1.html

食品の供給や農業を標的にしたテロ対策についてのRANDの提言の要約。


ACSH 米国

FactsAndFears のコーナーから

ベンゼンの帰還:今回はソーダ

Benzene Redux: This Time It's Soda

March 3, 2006

http://www.acsh.org/factsfears/newsID.704/news_detail.asp

リサイクルについて話そう。ビンや紙のリサイクルではなく「健康上の恐怖」のリサイクルについて。ベンゼンへの恐怖は何度も何度も繰り返す。

ベンゼンが無害だと言うわけではない。ベンゼンは高濃度に長期間暴露されると白血病や再生不良性貧血を誘発する。この時の濃度はppm単位である。ベンゼンは天然の火山や山火事の他産業由来でも人々の吸う空気中に存在する。産業起源のベンゼンは主に石油に由来する。

ベンゼンは利用価値の高い物質で多数の化学物質の原料となる。しかし1989年のEHPで「全体のベンゼン暴露量の半分以上は喫煙又は受動喫煙による」と記述されている。

1990年、ビン詰めペリエ(フランス産の発泡性天然ミネラルウォーター)を調査していた研究者は12-20ppbのベンゼンが検出されたことに驚いた。この発見は大騒動となり、ペリエは全米でリコールされ汚染源が見つかるまで世界中で生産が停止された。

皮肉なことに汚染源は外部ではなかった。ベンゼンは天然に水源の水に含まれていた。会社は処理工場にフィルターを設置し、FDAはペリエを毎日16オンス(約500ml)飲むことによる生涯発ガンリスクは100万人に1人と低リスクであることを強調した。

今回の騒ぎはソフトドリンクである。英国やフランスでのソフトドリンク検査では最高8ppbのベンゼンが検出されている。英国の基準値は1ppbであるためFSAは健康上直ちに害はないとしながらもさらなる調査を要求している。ソフトドリンクのベンゼンはどこから来るのか?ペリエの事例同様、外部からの汚染ではなく、細菌の増殖を抑制するための保存料安息香酸とビタミンCが反応してできたらしい。

この化学反応は随分前から知られており、1990年代初頭にFDAはこの可能性についてソフトドリンク業界に警告を発している。これに対応して企業はベンゼンが生じないよう製品の製造を行っている。1993年にFDAが再検査したところ問題は見つからなかった。その後多くの新しい企業が新しい飲料を製造販売しているため、ベンゼン生成の可能性に関する知識が行き渡っているかどうかは不明である。

米国ではEPAの飲料水中ベンゼン規制値は5ppbであり、8ppbはそれ以上である。予想通り人騒がせな扇動者は「ソフトドリンクに発ガン物質が!」と消費者を怖がらせている。いつものように標的は親である。しかし扇動者たちが言わないことはEPAの規制値を僅かに超えたからといって健康上に実際的な被害はおきそうもないということである。問題になっている量は非常に少ない。1990年にFDAは12-20ppbのペリエ中ベンゼンで大きな問題はないとしている。さらにこの規制値は大量の水を長期間飲んだという仮定に基づくもので、たまに少量飲んだ場合には当てはまらない。

Ruth Kava, Ph.D


TGA オーストラリア

補完医薬品の分析方法バリデーション

Analytical procedure validation for complementary medicines

3 March 2006

http://www.tga.health.gov.au/cm/analyticalval.htm

補完・代替医薬品の分析方法公認のために考慮すべき最低限の事項を提示したガイドライン。


Science NOW

米国の流水から農薬は普通に検出される

Pesticides Common in U.S. Streams

3 March 2006

USGS(U.S. Geological Survey)の全国調査の結果から、米国全土の流水から年間を通じて農薬が検出されることがわかった。

ヒトに対する懸念は少ないが水棲生物に対しては有害影響の可能性がある。

報告書本文

米国の流水や地下水中の農薬 1992-2001

"Pesticides in the Nation’s Streams and Ground Water, 1992-2001"

http://pubs.usgs.gov/circ/2005/1291/

全文(36,328kb)及び各章毎にダウンロードできる

この調査計画の詳細に関しては

National Water-Quality Assessment (NAWQA) Program

http://water.usgs.gov/nawqa/


EPA 英国

PFOAの排出

Company Response Letters

Thursday, March 2, 2006

http://www.epa.gov/opptintr/pfoa/commitments.htm

2006年1月25日に発表したPFOAの排出を2010年までに95%削減する管理計画に、全ての企業(Arkema、 Asahi、 Ciba、Clariant、 Daikin、 DuPont、 3M/Dyneon及び Solvay Solexis)が参画を表明する文書を提出した。

(3月1日付の旭硝子とダイキンアメリカは日本企業かな)


BfR ドイツ

BfRは乳児用食品調整用の水のウランについて新しい規制値を提案

03.03.2006

http://www.bfr.bund.de/cm/208/bfr_korrigiert_hoechstmengenempfehlung_fuer_uran_in_waessern_zur_zubereitung_von_saeuglingsnahrung.pdf

ウランは弱い放射能を持つ重金属で、天然に岩石・土壌・空気・水中に存在する。そのため多くの食品に微量含まれる。ウランは化学毒性が高く、最も感受性が高いのは腎と考えられている。ウランの放射性同位元素は高エネルギー放射線を放出する。しかしながらウランの放射能による毒性は比較的小さい。

ウランがどこにでもあるため、ミネラルウォーターにも含まれる。飲料水代わりにミネラルウォーターを飲んだり乳児用食品を調整したりすることが増えているため、BfRは昨年ウランの評価を行った。その結果成人については微量のウランは許容できるが、乳児用食品調整用の水については規制が必要であると考えた。

再評価の結果、乳児用食品調整用の水についてはウラン濃度最大規制値2 microg/Lを提案する。


Committee on Mutagenicity 英国

変異原性委員会

COM Meeting 13 October 2005

3 March 2006

http://www.advisorybodies.doh.gov.uk/com/mut053.htm

2005年10月13日の会合の議事録

・農薬散布者の遺伝毒性バイオモニタリング研究について

・フランの変異原性について

・ナノ物質の毒性について

・今後の課題の優先順位付け 一般人の「全ての農薬は遺伝毒性がある」といったような誤解を乗り越える助言の仕方についてCOCと協力することなどが挙げられている



フィンランド食品局

ソフトドリンクのベンゼン

Benzene in soft drinks

02.03.2006

http://www.palvelu.fi/evi/show_inform.php?inform_id=354&lang=3&back=inform_frontpage.php%3Flang%3D3%23a354

メディアによればソフトドリンク中にベンゼンが検出された。ニュースでは食品添加物安息香酸ナトリウムとアスコルビン酸の反応でベンゼンが生じるとしている。

ベンゼンは化学工業で使用されている溶媒で、吸入や経皮暴露による疫学研究で発がん性が示されている。

ベンゼンの飲料水中最大規制値は1 microg/Lで、その10倍程度が地表水から検出されている。ベンゼンの暴露源として最も重要なのはタバコで、タバコ1本で50-150 microgのベンゼンを吸う。

新聞によれば米国・ドイツ・英国でソフトドリンク中のベンゼンの起源と量についての調査が開始されている。ECはこの問題についてヨーロッパの食品及び飲料企業と接触している。ヨーロッパ食品飲料産業の声明によれば検出されたレベルは低く、消費者に対して急性の毒性はない。問題がある可能性については担当機関と協力して調査を行う。

フィンランド食品局はECの声明に従い、必要であれば対応する。必要であればベンゼンの分析も直ちに行う。


FSA 英国

照射食品回収更新

Irradiated food supplement withdrawal update

Friday 03 March 2006

http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2006/mar/whitetea

2006年1月19日のFerrosan Ltd's社のImedeen Prime Renewalサプリメント回収について更新。回収対象を特定のロットから全ロットに拡大する。

白茶抽出物の照射の非表示及び未承認照射施設での照射による。食品安全上の問題はない。

ソフトドリンク中のベンゼン更新

Update on benzene in soft drinks

Thursday 02 March 2006

http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2006/mar/benzeneupdate

FSAは英国で販売されているソフトドリンク中のベンゼンについて独自の検査を行う。

これは米国におけるある種のソフトドリンク中にベンゼンが検出されたという報告を受けて英国で販売されている230飲料についての企業から提出されたデータを精査した結果である。

企業から提出されたデータで最も高いベンゼンの値は8 microg/Lで、ほとんどはこれより低い値だった。ベンゼンは大気中に存在し、平均的に人々は毎日220 microgのベンゼンを吸入している。

もしFSA試験で高濃度のベンゼンが検出されれば消費者保護のための対策が執られるであろう。検査は4週間以内に完了し結果は公表される予定である。

(ベンゼン暴露推定量は随分幅がありそう。タバコを吸われると全く桁違いになるので困る)