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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2007-02-28

EurekAlert (http://www.eurekalert.org)より

[][]ある種の抗酸化サプリメントの使用は死亡リスクを増加させるかもしれない

Use of some antioxidant supplements may increase mortality risk

27-Feb-2007

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2007-02/jaaj-uos022207.php

病気を予防するという宣伝とは裏腹に、これまでの研究の解析からは抗酸化サプリメント(ベータカロテン・ビタミンA・ビタミンE)は死亡リスクを増加させるかもしれない。

JAMAの2月28日号にメタ解析とレビューが発表された。

合計232,606人の68の無作為化試験のメタ解析を行った結果である。47のバイアスの低い試験についてベータカロテンは7%、ビタミンAは16%、ビタミンEは4%死亡リスクを増加させた。ビタミンCとセレンについてはリスク増加はみられなかった。

Mortality in Randomized Trials of Antioxidant Supplements for Primary and Secondary Prevention: Systematic Review and Meta-analysis

Goran Bjelakovic et al.

JAMA. 2007;297:842-857

[][]妊娠中のビタミンD欠乏が広範囲に及ぶ

Vitamin D deficiency widespread during pregnancy

27-Feb-2007

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2007-02/uops-vdd022707.php

Journal of Nutritionの最新号に発表された論文によれば、高緯度地域で特に妊娠中の女性のビタミンD欠乏が多い。アフリカ系アメリカ人女性の80%以上、 白人女性の約半分が出産時のビタミンD濃度が低く、新生児についてはアフリカ系アメリカ人の92.4%、白人の66.1%が出生時のビタミンDが不足である。

ビタミンDは日光により体内で作られるので特に高緯度地方の肌の色の濃い人は欠乏しやすい。さらに冬に量が減る。妊娠末期には90%の女性がビタミン剤を服用しているが、それでも不十分である。ビタミンDの食事からの摂取源は主に油分の多い魚である。

[]蜜は単なるソフトドリンクではない

Nectar is not a simple soft drink

27-Feb-2007

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2007-02/bpl-nin022707.php

植物が分泌して受粉媒介者が摂取する糖分を含む蜜は、アミノ酸やビタミンなど健康ドリンク同様の成分も含まれるが同時にニコチンなどの有害物質も含む。何故植物は自分の花粉を運ぶ鳥や昆虫を中毒にするリスクを与えるのか?

この疑問に答えようとしたドイツの研究者の報告がThe Plant Journalに発表された。

KesslerとBaldwinは野生のタバコの蜜を調べ、35の化合物が含まれることを見いだした。そのうち16について、自然の訪問者であるホークモスとハチドリ(受粉媒介者)とアリ(蜜泥棒)を使って三つに分類した。ある種の物質は訪問者を引き寄せ、ある物質はそうではなく、ある種の配合で泥棒を避けて受粉媒介者を引きつけることができる。最もよくある忌避剤であるニコチンは受粉媒介者にも泥棒にも同じように作用する。ニコチンが存在すると訪問者が吸う蜜の量が減る。研究者らは実際にニコチンのない植物を遺伝子組換えにより作成して現実にたくさん蜜を吸うことを確認した。

何故植物は受粉媒介者が嫌うニコチンを作るのか?研究者はニコチンがあると一回に吸う蜜の量が減りその結果訪問者が増え、植物の子孫の多様性増加に貢献するのではないかとの仮説を立て、次のシーズンに野外で検証する予定である。

[]世界中で多くの人が神経性疾患:WHO報告書

Neurological disorders affect millions globally: WHO report

27 FEBRUARY 2007

http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2007/pr04/en/index.html

WHOはてんかんアルツハイマー脳梗塞・頭痛・神経感染・多発性硬化症パーキンソン病など神経性疾患患者数が世界中で最大10億人に上るという報告書を発表した。そのうち5千万人はてんかん、2千4百万人はアルツハイマーや認知症である。

報告書本文

Neurological disorders: Public health challenges http://www.who.int/entity/mental_health/neurology/neurological_disorders_report_web.pdf


香港政府ニュース

[][]6つの健康製品に警告

Caution issued on 6 health products

February 27, 2007

http://www.news.gov.hk/en/category/healthandcommunity/070227/txt/070227en05011.htm

4つの健康製品及び2つの漢方薬に副作用を起こす可能性のある成分が含まれているため消費者には使用しないよう警告する。

健康製品名はPower 58 Extra、Platinum Power 58 Extra、Enhanix New Extra Men's Formula 及びValentinoで、漢方薬名はKing Power Oral Solution 及びStretch Up Capsulesである。これらの製品には表示されていないシルデナフィル及びバルデナフィル類似体が含まれている。

[][][]輸入魚検体が安全性チェックを通過

Imported fish samples pass safety checks

February 27, 2007

http://www.news.gov.hk/en/category/healthandcommunity/070227/txt/070227en05010.htm

Cheung Sha Wan 及び Western食品卸売市場で販売されていた14の淡水魚検体からマラカイトグリーン・ニトロフラン類・クロラムフェニコールは検出されなかった。

[][]科学者グループが栄養情報の品質により雑誌をランク付けした

SCIENCE GROUP RANKS POPULAR MAGAZINES BY QUALITY OF NUTRITION INFO

February 28, 2007

http://www.acsh.org/news/newsID.1502/news_detail.asp

消費者優先の雑誌が栄養情報については最良である。

ACSHが雑誌の栄養情報を調査した報告を発表した。これはACSHによる10回目の調査で2004年と2005年に発行された雑誌をカバーしている。この中で1誌を「優良excellent」と評価し、15誌は「良good」、4誌は「可fair」1誌は「不可poor」とされた。

これまでの最高評価である「優良excellent」のランクをつけたのはConsumer Reportsである。

Nutrition Accuracy in Popular Magazines

http://www.acsh.org/docLib/20070227_Nutrition.pdf

PDF 23ページ

ちなみに最下位だったのは「メンズフィットネス」。女性向けより男性向けの雑誌がランクが低いようだ。

ACSHは雑誌に対して記事の内容を良くするために以下のような勧告を行っている。

1. 読者が情報源を確認できるように、全ての執筆者に情報源の明記を要求すること

2. ライターに対して、予備的科学的根拠を元に読者の食生活やサプリメント摂取を変えるように助言することを許さないこと。「予備的」というのは単発のヒト試験や動物実験・培養細胞での実験結果などである。

3. 小さい事の羅列からなる記事についてはより注意深く編集し、複雑な問題や安全上の重大な問題についてはそのような記事では扱わないこと。

4. 全ての記事は発行前に医療関係者などの専門家に事実関係を評価してもらうこと。


また雑誌の読者に対しては、雑誌の記事を読んで食習慣を変えようとする前に以下のことを検討するよう薦めている。

1. 情報源を確認する。その雑誌は信頼できるか、記事の情報源は信頼できるものか、など。

2. 記事の長さを考える。短い記事には十分な情報は含まれない。しばしば重大な安全上の警告が無視されている。

3. その情報が基本的な栄養の原則に適っているかどうか確認する。そのためには栄養の基本的知識が必要。例えば米国食事ガイドラインなどを参照する。

4. 食生活を変更する場合には医師や栄養士と相談する。

[][]妊娠中の体重についてのワークショップ要約

Workshop Summary on Pregnancy Weight

February 27

http://www.nationalacademies.org/morenews/20070227.html

NRCとIOMの新しい報告書では、最近の米国人女性の妊娠前・妊娠中・妊娠後の体重の傾向とその母子の健康への影響についてのワークショップで提示された見解をまとめている。以下のサイトから購入できる。

http://www.nap.edu/catalog/11817.html

[]NZFSA(MAF)認定試験法

NZFSA (MAF) Approved Test Methods

28 February 2007

http://www.nzfsa.govt.nz/dairy/registers-lists/approved.htm

NZFSAの公定試験法リストのエクセルファイル更新。

[][]残留農薬についてのQ & A

22. Februar 2007

http://www.bfr.bund.de/cd/8823

農薬は何故使われるのか、農薬の認可は、GAPとは何か、ADIやARfDとは何か、残留基準値はどのように決められるのか、基準値超過の場合はどうなるのか、など29項目からなる充実したFAQ。ドイツ語。

[]食品のヒト健康リスク-ベネフィット評価に関する科学委員会の委任

Mandate for the Scientific Committee on human health risk-benefit assessment of foods

27 February 2007

http://www.efsa.europa.eu/en/science/sc_commitee/sc_documents/sc_mandate_humanhealth_riskbenefit.html

[]より健康的な食生活に参加しよう

Sign up to healthier eating

Tuesday 27 February 2007

http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2007/feb/fsanews0207

FSAニュース2007年2月号(64号)が発行された。信号表示についての記事などを収載している。

http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/fsanews64.pdf

[][]マイコトキシン行動基準発行

Mycotoxin codes of practice published

Tuesday 27 February 2007

http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2007/feb/mycocop

FSAは、農家が収穫や貯蔵の改善により穀物のマイコトキシンレベルを削減する一助とするための行動基準を作成した。

マイコトキシンはある種の真菌が産生する有害物質で、低濃度であってもヒトや動物の健康に悪影響がある可能性がある。マイコトキシンは食用作物に、耕作地や貯蔵場所で特定の真菌が繁殖することにより我々の食事中に含まれる。

新しいEU勧告に基づいて二つの行動基準が作成された。食品安全を司る機関としてFSAはEU法の実施に責任がある。行動基準の最初のものは耕作地に置けるフザリウム属のマイコトキシン削減についてのもので、二つめは貯蔵穀物のオクラトキシンA生成を最小化するためのものである。

本文

The UK Code of Good Agricultural Practice to Reduce Fusarium

Mycotoxins in Cereals

http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/fusariumcop.pdf

The UK Code of Good Storage Practice to Reduce Ochratoxin A in Cereals

http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/ochratoxinacop.pdf

[][]DEFRAは新しいGMジャガイモ試験の提案場所について意見を募集

Defra invites views on proposed new site for GM potato trials

27 February 2007

http://www.defra.gov.uk/news/2007/070227b.htm

Defraは12月にBASF社に対してイングランドの二カ所でのGMジャガイモの試験栽培を認可した。BASF社が先の提案のダービシャー州の代わりにヨークシャー州で試験を行いたいと通知してきた。Defraはこれを新たな申請と考え、2007年4月20日までパブリックコメントを募集する。

[][]重金属を含むアーユルベーダ治療薬

Ayurvedic medicines containing heavy metals

16 Feb 2007

http://www.mhra.gov.uk/home/idcplg?IdcService=SS_GET_PAGE&useSecondary=true&ssDocName=CON2030310&ssTargetNodeId=663

MHRAには最近の3-4年の間にアーユルベーダ治療薬の使用と関連した重金属中毒の症例を少なくとも6件通知されている。ほとんどの場合アーユルベーダ治療薬に鉛が含まれていた。また砒素中毒も1件ある。

問題のアーユルベーダ治療薬はインド亜大陸で入手して英国に自家用に持ち込まれたものである。患者は糖尿病や慢性疲労症候群、高血圧を治療していた。

MHRAは使用前に医師に相談することを強く薦める。2005年8月17日のプレスリリースでもアーユルベーダ治療薬の重金属について注意を呼びかけている。

[][]微生物含量の高い伝統的漢方薬(TCM)の香港衛生署によるリコール

Recall of a Traditional Chinese Medicine (TCM) with a high microbial content by the Hong Kong Department of Health

06 Feb 2007

http://www.mhra.gov.uk/home/idcplg?IdcService=SS_GET_PAGE&useSecondary=true&ssDocName=CON2030222&ssTargetNodeId=663

香港衛生署はKui Hua Chut Lee San Bird’s Nest and PearlのロットWA00030を微生物基準超過のため使用しないよう消費者に警告した。この製品が英国に入っているかどうかは不明であるが、消費者には注意を呼びかける。製品の写真有り。商品名は漢字で七厘散。真珠とツバメの巣が入っているというパッケージ。